JPH06509693A - 多重通過帯域誘電体フィルタ構造 - Google Patents

多重通過帯域誘電体フィルタ構造

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JPH06509693A JP6500526A JP50052694A JPH06509693A JP H06509693 A JPH06509693 A JP H06509693A JP 6500526 A JP6500526 A JP 6500526A JP 50052694 A JP50052694 A JP 50052694A JP H06509693 A JPH06509693 A JP H06509693A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多重通過帯域誘電体フィルタ構造 発明の分野 本発明は、一般的に誘電体フィルタに間1−1特に物理的寸法を最小に抑える設 計の、デュプレクサ・フィルタ(duplexer filter)のような多 重通過帯域誘電体フィルタに関するものである。
発明の背景 蛾練電子eatsの分野の発展により、ますます増大しつつある無線通信装置ア レイの導入および商業化が可能となった。電子回路設計の発達もまた、そのよう な無線通信装置を含む電子回路をま°tます微小化する。:とを可能にした。
結果どして これまでより小さな電子回路から成る。これまでより冬い憲線通イ ■1アレイのため、より多くの用途において 蛾練達偽装置がより便利に利用で きるようにな−】た、 セルラ通信システムにおいて利用される無線電話機のよ・)な無線受信機は、微 小化されてより多くの用途において1ヂ利に用いられるようになった無線通信′ #置の一例である。
このような無線受信機ならびにその他の無線通信装置の電子回路を更に微小化す る努力も、これまで以上に続けられている。このように無線受信機を更に微小化 すれば、このような装置を利用する便利さが増加すると共に、このような装置が 更に多くの用途で利用できるようになるであろう。
無線トランシーバおよびその池の無線通信装置を含む電子回路を更に微小化する ための上述の努力によれば、このようなものを含む電子回路のサイズの最小化が 1回路設計において1重大な設計目標となる。
セラミック材料で構成される誘電体ブロック・フィルタは、上述のような無線ト ランシーバの回路の一部を含む。
このような誘電体ブロック・フィルタを用いた際に有利なのは、価格、製造の簡 素さ、電子回路基板上への実装の容易性、ならびにこのようなトランシーバが通 常動作する周波数範囲(典型的に900メガヘルツと1.7ギガヘルツとの間) での良好なフィルタ特性をもたらすという理由のためである。
誘電体物質のブロックでフィルタを形成するためには、誘電体物質ブロックを貫 通する孔(hole)を穿設あるいは形成し、これら孔を規定するfllI11 壁に、#Iを含む材料のような導電性物質を塗布する。このようにして形成され た孔は共振器を形成し、孔の長さによって決められる周波数で共振する。
典型的に、誘電体ブロックの外面の大部分にも、同様に導電性物質を塗布する。
外面のこの部分は、典型的に電気的接地と結合される。
誘電体プロソウ表面の離間された部分も、典型的に導電性物質を塗布され、誘電 体ブロックの他の外面上に塗布された導電性物質から、電気的に絶縁される。上 表面上に塗布された導電性物質の隣接部分は、容量的に互いに結合されることに なる。加えで、このような部分は、共振!#群の夫々に容量性負荷を与える、 隣接する共振器間の電磁相互結合、容量性結合によるブロック上面の前記部分、 および共振器の容量性負荷によって、そこに印加される信号を濾波するフィルタ 特性を有するフィルタが規定される。
このようなフィルタの正確なフィルタ特性は、前述の容量性相互結合(したがっ て、それによって形成される容量性素子の容量値)および隣接する共振器間の間 隔(したがって、それによって形成される誘導性素子の誘導値(inducti ve vslue) )を制御することによって、制御可能である、 歴史的に、このようなフィルタを含む素子の成分値(component va tue)、およびそれらによって形成されるフィル々のフィルタ特性は、2つの 方法によってIMIIされてきた。@1に、誘電体プロツタの上面上に形成され る容量性米子の容II情を変化させ、そして第2に、隣接する共tin間の間隔 を変化させていた6 誘電体ブロックの上面上に形成される容量性素子の容量値を変化させることは、 このようなフィルタの物理的寸法を縮小するにしたがって、誘電体フィルタのフ ィルタ特性を変化させる手段としては、可能性が低くなっている。このような容 量性素子の容量値は、当該素子を形成する塗布vR域の物理的寸法と、容量性素 子を形成する塗布W4域間の間隔に依存するのである。
フィルタの物理的寸法を縮小するにしたがって、容量性素子を形成する塗布領域 の物理的寸法も、対応して縮小しなければならない。このような容量性素子が同 一容量を保持するためには(容量は表面積に直接比例し、距離に反比例するので )、塗布領域間の間隔を挟めなければならない。
しかしながら、製造上の理由により、塗布領域間には最少間隔が必要とされる。
したがって、このように構成されたこのようなフィルタのフィルタ特性を変更す ることは、ますます制限されている。
デュプレクサ・フィルタは、無線トランシーバ回路を部分的に形成するのに一般 的に用いられている。上述のタイプの誘電体フィルタの一種である。典型的に、 デュプレクサ・フィルタは、無線トランシーバのアンテナと5その送信機回路お よび受信機回路との間に接繞される。デュプレクサ・フィルタは、第1中心周波 数を中心としたwi1通過帯域の受信部分と、第2中心周波数を中心とした第2 通過帯域を有する伝送フィルタ部分とから成る。デュプレクサ・フィルタの受信 フィルタ部分の第1通過帯域、および伝送フィルタ部分の第2通過帯域は、周波 数が重複しない帯域に属する。受信フィルタ部分および伝送フィルタ部分の双方 は、共通アンテナに接続される。受信フィルタ部分は無線トランシーバの受信機 回路に結合され、一方伝送フィルタ部分は無線トランシーバの送信機回路部分に 接続される。
無線トランシーバの微小化の進展に応答した、デュプレクサ・フィルタの物理的 寸法の縮小は、先に記した制約によって制限される。
したがって、物理的寸法を縮小した、多重通過帯域フィルタ構造、およびその製 造手段が必要とされている。
発明の概要 したがって1本発明は、既存の技術の制限を克服し、縮小した物理的寸法でデュ プレクサ・フィルタを構成可能とするものである。
更に、本発明は、最少の物理的寸法のデュプレクサ・フィルタを提供する点にお いて有利である。
本発明はその他にも利点や特徴を含んでおり、その詳細は、以下の好適実権例の 詳細な説明を読むことによってより明白となろう。
したがって 本発明によれば、上面、底面ならびに少なくとも第1および第2y R面を規定する誘電体ブロックで形成された、多重通過帯域フィルタ構造が開示 される。このフィルタ構造は、li1入力信号の印加に応答して、第1フイルタ 信号を発生する第1フィルタ回路を含む、このIII!フィルタ回路部分は、誘 電体ブロックの上面および底面間の長手方向軸に沿って実質的に長手方向に延在 するよつに形成された、少なくとも2つの共振器を有する。前記′Mlフィルタ 回路部分の少なくとも2つの共振器の内IIIのものは、iit形状の断面領域 を有し、前記少なくとも2つの共振器の第2のものは、第2形状の断面領域を有 する。前記第2形状の断面領域は、前記第1形状の断面領域とは異なる外形(g eoaleLry)を有する。第2フィルタ回路部分が、そこに印加される第2 人力信号に応答して、第2フイルタ信号を発生する。前記第2フィルタ回路部分 は、前記誘電体ブロックの上面および底面間の長手方向軸に沿って実質的に長手 方向に延在するように形成された、少なくとも1つの共振器を有する。
図面の簡単な説明 第1図は1本発明の好適実権例のデュプレクサ・フィルタの周波数応答を表わす グラフである。
第2図は1本発明の好適実施例のデュプレクサ・フィルタの電気回路図である。
N3図は、第3図の回路図に示されているフィルタのような1本発明の好適実権 例のデュプレクサ・フィルタの斜視図である。
N4図は、第3図のフィルタの側面の下から見た底面図である。
第5図は1本発明の別の好適実施例のデュプレクサ・フィルタの平面図である。
第6図は、本発明の他の好適実施例の平面図である。
第7図は1本発明の更に他の代替好適実権例の平面図である。
第8図は、本発明の更に他の好適実施例の平面図である。
第9図は1本発明の更に他の好適実施例の平面図である。
第1O図は、本発明の他の好適実権例の平面図である。
[11図は、前出の図の1つのデュプレクサ・フィルタの樟な1本発明の一好適 実施例のデュプレクサ・フィルタが一部を形成する1本発明の好適実施例の無線 トランシーバのブロック図である。
第12図は1本発明の好適実施例による方法の方法ステップをまとめた論理フロ ー図である。
好適実施例の詳細な説明 まず第1図のグラブを参照すると、デュプレクサ・フィルタの周波数応答が、線 図で表わされている。縦軸には、出力に関連した債、ここではデシベルが日豪ら れており、横軸14は周波数に関して日豪られている0曲線18は、当該デュプ レクサ・フィルタの第1フィルタ部分(デュプレクサ・フィルタの共通ボートと 第1人力ボートとの間)の周波数応答のプロットである0曲$120は、当該デ ュプレクサ・フィルタの第2フィルタ部分(デュプレクサ・フィルタの共通ボー トと第2人力ボートとの間)の周波数応答のプロットである。第1フィルタ部分 の周波数応答は通過帯域22を規定し、第2フィルタ部分の周波数応答は通過帯 域26を規定する1通過帯域22.26は、帯域周波数が重複しないように1周 波数が分離されている。
先に記したように、デュプレクサ・フィルタは、トランシーバの受信機および送 信機回路に夫々結合される別個の受信および伝送フィルタの代わりに、双方向無 線トランシーバの一部を形成するために利用して好適なものである。
デュプレクサ・フィルタは、誘電体物質のモノリシック・ブロックから成り、別 個のフィルタよりも高い効率を示すと共に(即ち低損失素子である)、安価に製 造することができる。
デュプレクサが通常一部を形成する電子素子の物理的寸法が徐々に縮小されるに つれて、当該デュプレクサの物理的寸法も、対応して縮小されている。デュプレ クサ・フィルタの物理的寸法の縮小は、いくつかの異なる方法で達成することが できる0例えば、デュプレクサが構成される誘電体物質を変えればよい、しかし ながら、異なる誘電体物質に交換することによって、そのような物質の相対的誘 電係数を増加させることは、良好な電気的および機械的特性ノ双方を兼ね備えた 物質組成(material coItlpositions)の入千叶能性お よび価格によって制限されるので、多くの場合フィルタの物理的寸法を縮小する 手段としては、実用的ではない。
デュプレクサ・フィルタの表面に塗られた(painted )容量性プレー1 ・から成る容量性素子によって形成される容量性負荷を増加させることによって 、共振器の縮小化を可能にすることもできる。しかしながら、製造上の理由で、 容量性素子のプレート間の間隔を、最短距離を越えて挟めることはできない。こ のような最短間隔が必要なために、デュプレクサ・フィルタの物理的寸法の縮小 が制限されている。
したがって、゛フィルタ」二に形成された容量性素子の容量情を変えることによ る、またはデュプレクサ・フィルタを形成−するために代用誘電体物質を用いる ことによる、上2ノリシック・デュプレクサ・フィルタの物理的寸法の縮小には 限度がある。
次に@2図の電気回路図に移ると、デュプレクサ・フィルタの回路図が描かれて おり、ここでは全体的に参照番号80で示されている、フィルタ80は、セルラ 蕉線システム内で動作−rる蝋lll−ランシーバが変調信号を送受信する場合 の周波数を通過帯域とする周波数応答を有するように構成された、多極(muH i pole)デュプレクサ・フィルタを例示するものである。
フィルタ80は、本発明の例示的実権例を代表するものであり、他の回路構成の 多くの他のデュプレクサ・フィルタや6池の単極および多極フィルタ回路も1本 発明の好適実施例の教示にしたがって構成できることに留意すべきであろう。
第2図のフィルタ80は複数の共振器を含んでおり、ここでは伝送線104,1 08,112,116,120゜124.128,132,136によって示さ れている。
伝送線104−136によって表わされている共振器群は、各々コンデンサ14 0,144,148,152,156゜160.164,168,172によっ て、電気的接地面に容量的に負荷されている。
共wtW群(伝送線+04−136によって表わされている)の内隣接するもの は、双方とも隣接する共振器に、誘導的に結合されると共に容量的に結合される 。フィルタ80のwi!フィルタ部分は、フィルタ80の左側に表わされている 共振器群を含み、フィルタ80の第2フィルタ部分は1図の右側に形成された共 WR藩群から成る。第1フィルタ部分の入力端子は、図では線176によって示 されている。同様に、第2フィルタ部分の入力端子は2図では線184で示され ている。第1フィルタ部分および第2フィルタ部分は、線192で示されている 端子において、単一アンテナに共通接続されている。
1ム送練104はフィルタ伝達間数のゼロを形成するように構成されており、伝 送線+913−116は第1フィルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形成するよ うに構成されている7同様に、伝送線136はフィルタ伝達関数のゼロを形成す るように構成され、伝送線+20−132は第2フィルタ部分のフィルタ伝達間 数の極を形成するように構成されている。
個々の共振器(伝送線!04−136で表わされる)は、それに隣接する共振器 に誘導的に結合されている0図では。
伝送線104.108に」;つで表わされる共振器間の誘導性結合が、図では1 ム送線202によって示され、同様に、伝送線108.112によって表わされ る共IJ[間の誘導性結合が、伝送線206によって示され、伝送線112゜1 16によって表わされる共振器間の誘導性結合が、伝送線210によって示され 、伝送線116,120によって表わされる共振器間の誘導性結合が、伝送線2 14によって示され、伝送線120,124によって表わされる共振器間の誘導 性結合が、伝送[218によって示され、伝送11124.128によって表わ される共振器間の誘導性結合が、伝送l5222によって示され、伝送線128 ,132によって表わされる共振器間の誘導性結合が、伝送線226によ−)で 示され、そして伝送線132,136によって表オ)される共振器間の誘導性結 合が、伝送線230によって示される。
フィルタ80の共振器群の内部導体を規定する内面上に塗布される導電性物質( または、誘電体ブロックの表面上に形成され、そのような内面に電気的に接続さ れる)は。
隣接する共振器の対応する部分に容量的に結合される9図では、このような容量 性結合は、234,238,242゜246.250によって示されている。加 えて、コンデンサ254,258が入力容量を表わしている。コンデンサ262 .266も同様に入力容量を表わし、コンデンサ270.274は、アンテナ・ ボートの結合容量を表わしている。
先に注記したように、共振器の誘導性負荷を増加させて誘電体ブロック・デュプ レクサ・フィルタの物理的寸法の縮小を更に可能にすることは、先のコンデンサ 群の容量性素子間に最少間隔が必要なために制限される。このような容量性負荷 は、図ではコンデンサ140−172によって表わされている。
従来1図において伝送線104−136で表わされるフィルタの共振器群は、同 様なサイズである。また、極共振器(pole resoaators)が同様 なサイズ時は、個々の共振器の特性アドミタンスも同一値である。したがって、 節点解析(nodal gnat)’5is)によって、節点アドミタンス式を 得ることができる。例えば、コンデンサ164,264,250および伝送線1 28,222,226が全て共通な節点を別層させることによって1次のような 節点アドミタンス式を得ることができる。
jω。(C,、、+C,,1,十G:、、) −j (Y、、+Y、?、+Y、 、、)cotθ。=0ここで、 cl、14はコンデンサ164の容量。
0.48はコンデンサ246の容量、 C、、、はコンデンサ250の容量、 Y9,8は伝送線128のイーブン・モード・アドミタンス(even−mod e admitt+cace)、Y 、?つは伝送線222の特性アドミタンス 、Y77.は伝送線226の特性アドミタンス、ω。はフィルタの通過帯域中央 における角周波数、θ6はω。における伝送線の電気的長さくelectric +illength )である。
更に一般化すると、フィルタ80の隣接する3つの極共振lI#i、J、kにつ いて、以下の節点アドミタンス式が得られる。
jω。(C,+C,,+C,,)− 3(Y l+Y + 、+Y l、) c o tθ。=0ここで。
Y、は共振iljのイーブン・モード・アドミタンス、C0は共振IIと接地面 との間の容量値。
Yl、は共振#i、1間の相互特性アドミタンス、CI +は共振Wi、j間の 容量性結合、Yl、は共振器j、に間の相互特性アドミタンス、C1kは共振器 j、に間の容量性結合、ω。はフィルタの通過帯域中央における角周波数、θ。
はω。における伝送線の電気的長さである。
この−膜化された式は、次のように変形することができる。
C、+C、、+C、に= (Y、+Y、、+Y、k) cot o。/ω。
先に述べたように、フィルタ80のようなデュプレクサ・フィルタの第1フィル タ部分およびwi2フィルタ部分の共wIM群は、従来同一サイズであった。同 一サイズであれば、そのような極の共振器のアドミタンスは同一のものになる。
上述に関して、−膜化した弐Y 、、 Y、、、 Y 、、、およびそれらの和 は、lff1フィルタ部分および第2フィルタ部分の双方に対して同−債である 。
第2フィルタ部分の容量(即ち、第2フィルタ部分の01+C、、+C、、)の 第1フィルタ部分の結合容量(即ち、第1フィルタ部分のC,+C,,+C,, )に対1”る比率は1次のように与えられる。
c ウ/c + =(t + t a n (θ。f、/f、)l /f、、f つは2つのフィルタ部分の通過帯域の中心FW1gl@11゜foは2つの中心 周波数の平均。
θ0はfoにおける伝送線の電気的長さである。
この比$(2つのフィルタ部分のアドミタンスが等しく。
互いに相殺する)を調べると、デュプレクサ・フィルタの所望の周波数応答を得 るための2つのフィルタ部分の節点容量端間の比率は、デュプレクサ・フィルタ の2つのフィルタ部分の結合節点容量値が非常に異なる値となることを。
必要とすることが、示される。このような比率を形成する容量値を有する容量性 素子の実現は、誘電体ブロック・フィルタの物理的寸法の縮小につれて、非実用 的になる。
上述の比率C2/C,は、デュプレクサ・フィルタのフィルタ部分の共振器群を 同様に構成し、それによって同様なアドミタンス(および関連するインピーダン ス)債を有すると仮定することによって得られる。しかしながら、デュプレクサ ・フィルタの第1および第2フィルタ部分夫々の共i器群の構成を変えることに より、夫々の共振器の電気的特性が、異なる電気的特性(すなわち、異なるアド ミタンス)となる可能性がある。したがって、第1フィルタ部分のアドミタンス の12フィルタ部分のアドミタンスに対する比率は、次のように書くことができ る。
Y、/Y、= (C2/C,) (f2/fl)(tan(θof2/fo)/ l an (θof、/fo)ここで、 C2は第2フィルタ部分の結合節点容量価、C1は第1フィルタ部分の結合節点 容量値、f2は第2フィルタ部分の通過帯域の中心周波数、f、は第1フィルタ 部分の通過帯域の中心周波数f0はf2とf、との平均。
θ。はf。における伝送線の電気的長さである。
したがって、デュプレクサ・フィルタの所望の周波数応答を得るには、INlフ ィルタ部分と第2フィルタ部分の伝送線の相対電気的特性を代わりに変えればよ い(共振器の節点容量、即ち全節点の容量の和を変えることなり)、デュプレク サ・フィルタのフィルタ特性をこのように変化させることは、異なるフィルタ部 分の共振器群の幾何学的形状を変えることによって、得ることができる。
次に第3図の斜視図に移ると1本発明の第1好適実施例のデュプレクサ・フィル タが描かれており、ここでは全体的に参照番号280で示されている。フィルタ 280は、第2図のフィルタ80の回路図で概略的に表わすこともできる。フィ ルタ280は全体的にブロック状の外形をしており、誘電体物質で構成されてい る。フィルタ280は、上面284、底面286、第10!1面288、第2側 面290、前面292、および後開面294を規定する。典型的に銀を含んだ物 質である、導電性物質の被覆物が、底面286、および側面288,290.2 92の大部分に塗布される0面286−292のこのよつな部分は、電気的p地 面に結合される。 (fliに第4図に間して注記するように。
第2f11面290に塗布される導電性物質の被覆物は、その上に第1および第 2フィルタ部分結合用ならびにアンテナ結合用電極を形成するように行なわれる 。)成形プロセスなどによって、誘電体ブロックを貫通して長手方向軸に沿って 長手方向に延在するように形成されるのは、ここでは参照番号304,308, 312,316゜320.324,328,336で示されている。一連の伝送 線である。伝送線304−336は、第2図のフィルタ80の回路図の伝送線1 04−136に対応する。伝送線304−336は、フィルタ80の上面284 上に開口を規定する。伝送線304−336を規定する(1!!lにも、誘電体 ブロックの外表面に塗布したのと同じ導電性物質が塗布されている。ある発振周 波数の信号が印加される時伝送線304−336は共振伝送線、またはより簡単 に言えば[共振器」を形成するので、伝送線と共振器という言葉は、以降相互交 換可能に用いられることを注記しておく。
上面284の一部にも、誘電体ブロックの側面および伝送線304−336を規 定するON壁に塗布したのと同じ導電性物質が塗布されている。この部分は、図 では塗布領域(painted arell)338 、 338°、342, 346,350.352,358,362.366.370,370’ 。
374によって示されている。塗布m域338−374は、互いに離間されてい るので、互いに容量性結合されていることになる。塗布領域338と338’  、338’ と342.350と352,352と358,370と370”、 ならびに370′ と374も、互いに容量的に結合されている。容量性結合の 量は、塗布領域のサイズと隣接する塗布w4域間の離間距離とによって決定され る。塗布領域の夫々338,342,346.350,358,362,366 .370,374は、共振W群を接地に対して容量的に負荷を与える。
上面284上の塗布領域の形状は、単に例示のためのものであることも注記して おく。通常、実際のフィルタの上面上には、より複雑な他の形状に塗布されるこ とが多い。
フィルタ280の寸法は、典型的に、線分380で示される高さ寸法(heig hthwise) 、線分382で示される長さ寸法(lengthwise)  、および線分384で示される接地面離間距離によって規定される。
フィルタの高さ寸法は、誘電体ブロックを貫通して長手方向に延びる伝送線30 4−336の長さを決定する。伝送線304−336の長さは、フィルタのフィ ルタ部分に印加されてそこを通過する発振信号の波長(誘電体ブロック物質内の )に比例する長さでなければならないので、このフィルタの高さ寸法は典型的に ほぼ固定される。(波長は周波数に反比例するので、伝送線304−336の長 さも、フィルタの当該フィルタ部分に印加される信号の周波数とは、反比例の関 係にある。)伝送線304−336が共振伝送線を形成するのは、これら伝送線 の長さがそれに印加される信号の波長に比例する時のみである。したがって、フ ィルタ280の高さ寸法は、いずれの特定なデュプレクサ・フィルタ構造に対し てもほぼ固定されている。
誘電体フィルタ280を電気回路基板上に実装するには、典型的にその第2側面 290を回路基板の表面上に位置付ける。一旦実装されると、フィルタは、線分 384によって表わされる接地面層間長に対応する距離だけ、当該回路基板の表 面にに延在する。電子素子は、通常互いに積層された数枚の電気回路基板を含む ので、接地面離間距離は2そのような積層状電電回路基板間の最少高さ方向間隔 を規定する6接地面離間距離の寸法が大きくなると、結果的に、そのようなもの を内蔵する素子の物理的寸法を増大させることになるので、接地面離間距離も、 典型的に最短長未満に固定される。
伝送線304,308,312,316は、デュプレクサ・フィルタ280の第 1フィルタ部分の共振器群を含む。
伝送11304.336は、フィルタ280の各フィルタ部分のフィルタ伝達間 数のゼロを形成するように構成され、1ム送線308−316および320−3 32は、夫々のフィルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形成するように構成され る。伝送1s320,324,328,332,336は、デュプレクサ・フィ ルタ280の第2フィルタ部分の共振器群を含む、すべての伝送線304−33 6の中央導体の断面W4域は、環状(circular)であるが、第1フィル タ部分の伝送線304−316の断面領域の直径は、伝送線320.324,3 28,332.336の直径の対応する長さよりも長い。フィルタ280の個々 のフィルタ部分の伝送線形状が異なるたd)、かかる共振器の電気的特性。
即ち夫々の伝送線のアドミタンスは異なる。伝送線のアドミタンスの比率を適切 に選択することによって、そしてフィルタ部分の伝送線の幾何学的形状を適切に 選択することによって、個々ののフィルタ部分のフィルタ特性も所望通りに選択 することができる。
第4図は、第3図の誘電体フィルタ280の第2fl11面290の下から見た 図である。先に簡単に記したように、面290上に塗布された導電性物質は、各 フィルタの入力結合電極、および画部分のアンテナへの共通接続用結合電極を形 成するように、塗布されている6第4図の底面図は、フィルタ280とアンテナ ・カブラ392夫々のIIlおよび[2フィルタ部分の入力カプラ376.38 4を示す。
第5図は1本発明の好適実施例を、フィルタの上面584から見た平面図であり 、ここでは全体的に参照番号580で示されている。第5図のフィルタ580の 面584は。
wi3図のフィルタ280の上表面284に対応する。伝送線604,608, 612,616,620.624.628.632,636は、第3図のフィル タ280の伝送線304−316に対応する形成に類似した方法で、夫々の長手 方向軸(longitudinal awes)に沿って、デュブレフサ・フィ ルタ580を貫通して延在する。塗布部分638.638’ 、642.646 ,650,652.658゜662.666.670,670’、674が、r ユブレクサ・フィルタ580の上面584上に塗布される。隣接する塗布部分は 、互いに容量的に結合されている。加えて、塗布部分638と638’ 、63 8’ と642.650とFT52.652と658,670と670’ 、お よび670° と674も、互いに容量的に結合されている0部分638.64 2,646.650.658.662,666゜670.674も、共振器群の 夫々に容量的負荷を与える。
伝送線604,608.612.616は、デュプレクサ・フィルタ580の第 1フィルタ部分の共振器群を含み。
伝送線620.624,628.632,636は、デュプレクサ フィルタ5 80の第2フィルタ部分の共振器群を含む、伝送線60.1.636は、フィル タ580の夫々のフィルタ部分のフィル+伝達間数のゼロを形成するように構成 されており、一方伝送11i608〜616および620−632は夫々のフィ ルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形成するように構成されている。伝送線60 4−632の断面領域は、フィルタ580の@2フィルタ部分の伝送線6 (1 4−63Fiの断面領域とは、幾何学的形状で異なる。
、ユニで、伝送線604−616はその断面が本来円形である。しかしながら、 伝送線620−636の断面は、伝送線の長f8同軸を横切る方向に長い。例え ば、点678は伝送線620の長手方向軸を表わす、線682は、伝送線の長手 方向軸678方向を横切る方向への伸長量(amountof elongat ion)を表わす。
他の伝送線の長手方向軸の同様な伸長も、同じように示すことができる。デュプ レクサ580の第1フィルタ部分の伝送線は、デュプレクサ・フィルタの第2フ ィルタ部分の伝送線と幾何学的形状が異なるので、夫々のフィルタ部分の伝送線 の電気的特性、即ちアドミタンスが異なる。上記側々のフィルタ部分の伝送線の 相対的寸法を適切に選択することによって、デュプレクサ・フィルタの所望周波 数特性を得ることができる。
次に第6図の平面図に移ると、本発明の別の好適実施例のデュプレクサを、フィ ルタ780の上表面784の上から見た図が描かれており、ここでは全体的に参 照番号780で示されている。
伝送線804.808,812,816,820.82.1.82g、832. 836が、夫々の長手方向軸に沿ってフィルタ780を貫通して延在する。導電 性物質の塗布領域838,838’ 。842,846,850,852゜85 8.862,866.870,870“、874.が、J二面784上に塗布さ れている。隣接する塗布領域838−874は、互いに容量的に結合されている 。
伝送線804,808,812,816は、デュプレクサ・フィルタ780の第 1フィルタ部分の共振器群を形成する。伝送線820,824,828,832 ,836は、デュプレクサ・フィルタ780の@2フィルタ部分の共振器群を形 成する。伝送[804,836は、フィルタ780の夫々のフィルタ部分のフィ ルタ伝達間数のゼロを形成するように構成され、伝送線808−816および8 20−832は 夫々のフィルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形成するように 構成されている。伝送線814−816の断面領域は、夫々の伝送線の長手方向 軸を横切る方向に長い、例えば、点875は、伝送線816の長手方向軸を表わ す。線877は、長手方向軸875を横切る方向への伝送線の伸長を表わす、同 様に、伝送線820−836の断面領域も、夫々の伝送線の長手方向軸を横切る 方向に長い7例えば11色878は伝送線820の長手方向軸を表わす、線88 2は、長手方向軸878を横切る方向への伝送線の伸長を表わす。
伝送線804−816の長手方向を横切る方向への伸長量は、伝送線820−8 36の長手方向を横切る方向への伸長量よりも少ない、したがって、デュプレク サ・フィルタ780の夫々のフィルタ部分の共振器群の幾何学的形状は異なり、 更にそのような伝送線の電気的特性も異なる。
フィルタ部分の伝送線の正確な寸法を適切に選択することによって、デュプレク サ・フィルタ780の各フィルタ部分の所望の周波数応答を得ることができる。
碑7図は、本発明の池の好適実施例のデュプレクサ・フィルタを、その上表面9 84から見た平面図であり、ここでは全体的に参照番号980で示されている。
デュプレクサ・フィルタ980は、伝送線1004.1008.1012.10 +6.1020,1024.028.1032.1036を含み、これらは各々 の長手方向軸に沿ってデュプレクサ・フィルタを貫通して延在している。導電性 物質の塗布部分1038.1038’ 、1042.1046,1050,10 52,1058,1062゜1066.1070’、1074が、デュプレクサ ・フィルタの上面984」二に塗られている。隣接する塗布部分は、互いに容量 的に結合されている。また、塗布領域+038゜1038°、および塗布領域1 070゜1070’ も、互いに容量的に結合されている。部分1038,10 42゜1046.1050.+058.+062.1066.1070.107 4も、共振器群の夫々に負荷を与える。
1云送線1004,1008.10+2. 夏016は、デュプレクサ・フィル タの第1フィルタ部分の共振器群を含む、伝送線+020.1024.+028 ,1032.1036は、デュプレクサ・フィルタの第2部分の共振器群を含む 、伝送線1004.1036は、フィルタ980の夫々のフィルタ部分のフィル タ伝達間数のゼロを形成するように構成され、伝送線1004−1016および +020−1032は、夫々のフィルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形成する ように構成される。
第1フィルタ部分の伝送線1004−1016の断面は、第2フィルタ部分の伝 送線120−1036の断面領域と。
幾何学的形状が異なる。ここで、伝送線1004−1016の断面は、その長手 方向軸を横切る方向に長い0例えば、伝送線1016の長手方向軸は5点l07 5で示されている。線1077は、長手方向軸1075を横切る方向への伸長を 表わす、伝送線+020−1036の断面は円形である。
第1フィルタ部分の伝送線1004−1016の幾何学的形状は、第2フィルタ 部分の伝送線+020−1036の外形形状とは異なるので、異なるフィルタ部 分の伝送線の電気的特性、即ちそれらのアドミタンスも異なる。2つのフィルタ 部分の伝送線の寸法を適切に選択することにより、デュプレクサ・フィルタのそ れらフィルタ部分の所望電気的特性を得ることができる。
wi8図は、本発明の更に別の実施例のデュプレクサ・フィルタを、その上面+ 184の上から見た平面図で、全体的に参照番号1180で示されている。
デュプレクサ・フィルタ1180は、伝送線+ 204゜1208.1212. 1216.1220.1224.1228.1232.1236を含む、 塗布 部分1238゜1238’、1242,1246,1250,1252、!26 2.1266.1270.1270°、+274が、上面1184上に塗布され ており、これら塗布部分の隣接するものは、互いに容量的に結合される9部分1 238゜1242.1246.1250.1256.1262.1266、+2 70.I274も、共振器の夫々に負荷を与える。
伝送線!204−1216は、第1フィルタ部分の共振器群を含み、伝送線12 20−1236はデュプレクサ・フィルタ1180の第2フィルタ部分の共振器 群を含む。
デュプレクサ・フィルタ1180の伝送線は、17図のデュプレクサ・フィルタ 980の対応する伝送線と寸法が類似しており、その詳細について再度論じない ことにする。
デュプレクサ・フィルタ1180の伝送線+204−1216および1220− 1236は、等距離離間されているのではない、その代わりに、夫々のフィルタ 部分の伝送線間は不規則な間隔が設けられている。線分1278.1282.1 284.1288,1292.1298のいくつかは長さが異なり、伝送線12 04−1216および122C1−1236の隣接するものの間で不規則な間隔 を表している。隣接する伝送線間の間隔におけるこのようなばらつきは、フィル タ部分の電気的特性、即ちデュプレクサ・フィルタ1180のフィルタ部分の周 波数応答を更に変化させるように選択することもできる。
第9図は、本発明の別の好適実施例のデュプレクサ・フィルタを、その上面13 84の上から見た平面図であり、全体的に参照番号1380で示されている。
デュプレクサ・フィルタ1380は、その長手方向軸に沿って当該デュプレクサ ・フィルタを貫通する伝送線1404.1408.14+2.1416.+42 0.1424、.1428.1436を含む。導電性物質の塗布部分1438. 1438’ 、1442.1446.1450,1452、+456.1462 .1466.1470,1470°、+474が、デュプレクサ・フィルタの上 面1384−Eに塗布されている。これら塗布部分の隣接するものは、互いに容 量的に結合されている。また、塗布部分1438と1438’ 、+438’と 1442.1450と1452、+452と1456.1470と1470°、 1470° と1474も、互いに容量的に結合されている。
更に、部分1438.+442.1446.1450.1458、+462.1 466.1470.1474は、共wR器の夫々に負荷を与える。
伝送線1404.+408.1412.1416は、デュプレクサ・フィルタの 第1フィルタ部分の共振器群を含み、伝送線+420.1424.1428.1 432.1436は、デュプレクサ・フィルタの第2フィルタ部分の共振器群を 含む、伝送線1404.1436は、フィルタ1380の各フィルタ部分のフィ ルタ伝達関数のゼロを形成するように構成され、一方法送線1408−1416 および1420−1432は、夫々のフィルタ部分のフィルタ伝達間数の極を形 成するように構成される。
第1フィルタ部分の伝送線1408.1416の断面は。
第1フィルタ部分の伝送線1412の断面と幾何学的形状が異なる。ここで、3 本の伝送線1408.1412.1416は全て円形であるが、伝送線1412 の断面の直径は、伝送線1408.1416の直径よりも大きい。
第2フィルタ部分の伝送線1420.1428の断面は、1ii12フィルタ部 分の伝送線1424.1432の断面と幾何学的形状が異なる。ここで、伝送線 1424.1432の断面は、その長手方向軸を横切る方向に長くなっており、 一方法送線1420.1428の断面は円形である。
第10図は、本発明の別の好適実施例のデュプレクサ・フィルタを、その上面1 584の上から見た平面図であり。
全体的に参照番号1580で示されている。
デュプレクサ・フィルタ1580は、その長手方向に沿ってデュプレクサ・フィ ルタを貫通する伝送線+604゜1608.1612.+616.1620,1 624.1628.1632.1636を含む、導電性物質の塗布部分1638 .1638°、1642,1646.1650゜1652.1656,1662 ,1666.1670,1670’ 、1674が、デュプレクサ・フィルタの 上面1584上に塗布されている。これら塗布部分の隣接するものは、互いに容 量的に結合されている。また、塗布領域l638とl638°、1638’ と 1642.1650と1652.1652と1656.1670と1670°。
1670°と1674も、互いに容量的に結合されている。
更に、部分+638.1642.1646.1650.+656.1662,1 666.1670.1674は、共ia*の夫々に負荷を与える。
伝送線+604.1608.1612.1616は、デュプレクサ・フィルタの 第1フィルタ部分の共振器群を含み、伝送線1620,1624.1628.1 632.1636は、デュプレクサ・フィルタの第2フィルタ部分の共振器群を 含む。
伝送線1604.1636は、フィルタ158oの各フィルタ部分のフィルタ伝 達関数のぜ口を形成するように構成され、一方法送!1608−1616および +620−1632は、夫々の゛フィルタ部分のフィルタ伝達関数の極を形成す るように構成される6 第1フィルタ部分の伝送線1608.1616の断面は、伝送線+612の断面 と外形形状が異なる。ここで、伝送線+608.1612.[6+6は全て、そ の長手方向軸を横切る方向に長いが、伝送線1608.1616の横断方向軸へ の伸長量は、伝送線1612の横断方向軸への伸長i、iり少ない。
隣接する共振器の幾何学的形状を変えると、それら隣接−する共振益間の結合な らびに夫々の共振器の負荷容量に影響を及ぼt、したがって、共振器の幾何学的 形状の選択は、デュプレクサ・フィルタのフィルタ特性を決定するものである。
第2フィルタ部分の伝送線1620.1628の断面は、′@2フィルタ部分の 伝送線1624.1632の断面と、幾何学的形状が異なる。ここでは、伝送線 1620.1628の断面は、夫々の共振器1620.1628の長手方向軸を 横切る方向に、第1量だけ長くなっており、一方法送線1624.1632の断 面は、夫々の共振器1624゜1632の長手方向軸を横切る方向に、第2量だ け長い。
フィルタl580は更に、フィルタの対向する側面に沿って延びるように形成さ れたV字型切り込み(V−shapednotch) 1678 、 1680 を伝送線1608および1612の間に含む8同様に、V字型切り込み1682 .1684が、伝送線16+2および1616の間のフィルタの対向面に沿って 延在するように形成されている。V字型切り込み1686.1688が、伝送線 1620および1624の間のフィルタの対向面に沿って形成されており、V字 状切り込み1690.1692が伝送線1624および1628の間のフィルタ の対向面に沿って形成されており、更にV字状切り込みl694゜1696が伝 送線1628および1632の間のフィルタの対向面に沿って形成されている。
切り込み1678−1696は、隣接する伝送線間の電磁結合量を変化させる。
誘電体ブロックの誘電体物質の体積を除去することによって(成形プロセスなど により)、そのような隣接する伝送線間の電磁結合量は減少する。このような切 り込みの深さが、隣接する伝送線間の電磁結合の減少量を規定する、 2つのフィルタ部分の伝送線の夫々の寸法を適切に選択−4゛る、二とによって 、デュプレクザパフィルりの74119部分の所望の電気的特性を得ることがで きる。
第11図は、セルラ通信システムにおいて動作する無線電話機のような、無線ト ランシーバのブロック図であり。
こ4:では全体的に参照番号1750で示されでいる。トランシーバ1756は 、その一部として、前出の図の1つに示すデュプレクサのようなデュプレクサを 含む61−ランシーバ1750に送信される信号は、アンテナ1756で受信さ れ、それを表わす信号が1762上に発生され、フィルタ1768に印加される 。フィルタ1768は、前出の図の1つのフィルタ・デュプレクサの第1フィル タ部分に相当する。フィルタ1768は、線1774上にフィル913号を発生 し、それを受信機回路1778に印ガ■する。受信機回路1778は、従来のよ うな受信信号のダウン変換および変調のような機能を行なう、送信機回路178 6は、送信機1750によって送信される信号の周波数の変調およびアップ変換 を行なうと共に、信号を線1790に発生し、これをフィルタ回路1794に印 加する。
フィルタ回路1794は、前出の図のフィルタ・デュプレクサの@2フィルタ部 分に相当し、フィルタ信号を発生するように動作する。この信号は、線1762 を通じてアンテナ1756に印加され、そこから送信される。
R1麦に第12図の論理流れ図に進むと2本発明の好適実施例の方法が描かれて おり、全体的に参照番号1850で示されている。まず、ブロック1856によ って示されているように、誘電体ブロックの上面および底面間に、長手方向軸に 沿って実質的に長手方向に延在する少なくとも2つの共振器を有する、第1フィ ルタ回路部分が形成される。
前記少なくとも2つの内の第1共振器は、第1形状の断面領域を有し、前記少な くとも2つの内の第2共振器は、第1形状の外形とは異なる第2形状を有する9 次に、ブロック1862に示されるように、誘電体ブロックの上面および底面間 に、長手方向軸に沿って実質的に長手方向に延在する少なくとも1つの共振器を 有する、第2フィルタ部分が形成される。
種々の図に示された好適実施例について本発明を説明したが、その他の類似した 実施例も用いることができ、しかも、本発明の同一機能を果たすために、そこか ら逸脱することなく変更や追加も前述の実施例に対して可能である。
したがって、本発明はいずれの実施例にも限定されるのではなく、添付の特許請 求の範囲の記載にしたがった幅(breadth)および範囲で解釈されるべき である。
第1図 第2図 第3図 第6図 層 第8図 W 第9図 第11図 第12図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.上面、底面、および少なくとも第1および第2側面を規定する誘電体ブロッ クで形成された多重通過帯域フィルタであって: 第1入力信号の印加に応答して第1フィルタ信号を発生する、前記誘電体ブロッ クの第1部分で形成された第1フィルタ回路部分であって、前記誘電体ブロック の上面および底面間で、長手方向軸に沿って実質的に長手方向に延在するように 形成された少なくとも1つの空乏(cavity)の側壁によって規定される少 なくとも1つの共振器で形成され、前記少なくとも1つの共振器は少なくとも第 1形状の二次閉曲線(quadratic closed curve)を形成 する断面を有する、前記第1フィルタ回路部分: 前記第1フィルタ回路部分が形成された誘電体ブロックの第1部分に隣接して配 置された、前記誘電体ブロックの第2部分で形成され、第2入力信号の印加に応 答して第2フィルタ信号を発生する、第2フィルタ回路部分であって、前記誘電 体ブロックの上面および底面間で、長手方向軸に沿って実質的に長手方向に延在 するように形成された少なくとも1つの空乏の側壁によって規定され、かつ長手 方向軸を横断する方向に延びる横断方向軸によって規定される第2形状の二次閉 曲線を形成する断面を有する少なくとも1つの共振器で形成され、前記第2形状 の断面は、前記第1形状の断面とは異なる形状である、前記第2フィルタ回路部 分;および 前記誘電体ブロックの第1および第2側面上、および前記第1および第2フィル タ回路部分の少なくとも1つの共振器の側壁上に塗布された導電性物質;から成 ることを特徴とする前記フィルタ構造。
  2. 2.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は第1直径の環 状断面から成り、前記第2形状の断面は第2半径の環状断面から成ることを特徴 とする前記フィルタ構造。
  3. 3.請求項2記載のフィルタ構造において、前記第1形状の環状断面の第1直径 は、前記第2形状の環状断面の第2直径の長さより短い長さのものであることを 特徴とする前記フィルタ構造。
  4. 4.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は第1直径の環 状断面から成り、前記第2形状の断面は、前記第2フィルタ回路部分を貫通する ように形成された、前記共振器の長手方向軸を横断する方向に長い断面から成る ことを特徴とする前記フィルタ構造。
  5. 5.請求項4記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は、前記第2形 状の断面より小さなサイズの領域を規定することを特徴とする前記フィルタ構造 。
  6. 6.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は、前記第1フ ィルタ回路部分を貫通するように形成された、前記共振器の長手方向軸を横切る 方向に第1長さだけ長くなっており、前記第2形状の断面は、前記第2フィルタ 回路部分を貫通するように形成された、前記共振器の長手方向軸を横切る方向に 第2長さだけ長いことを特徴とする前記フィルタ構造。
  7. 7.請求項6記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は、前記第2形 状の断面より小さなサイズの領域を規定することを特徴とする前記フィルタ構造 。
  8. 8.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1フィルタ部分の前記少なく とも1つの共振器は、第1共振器と、これから第1理間距離だけ隔てられた第2 共振器とを含むことを特徴とする前記フィルタ構造。
  9. 9.請求項8記載のフィルタ構造において、前記第2フィルタ回路部分の前記少 なくとも1つの共振器は、第1共振器と、これより第2離間距離だけ隔てられた 第2共振器とを含むことを特徴とする前記フィルタ構造。
  10. 10.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1フィルタ回路部分の前記 少なくとも1つの共振器は、第1特性アドミタンスを有し、前記第2フィルタ回 路部分の前記少なくとも1つの共振器は、第2特性アドミタンスを有することを 特徴とする前記フィルタ構造。
  11. 11.請求項1記載のフィルタ構造において、前記第1形状の断面は、第1共振 器と第2共振器とを含み、前記第1フィルタ回路部分の第1共振器の二次閉曲線 を形成する断面は、前記第1フィルタ回路部分の前記第2共振器の二次閉曲線と は、異なる形状を有することを特徴とする前記フィルタ構造。
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