JPH06508308A - タイヤ用エラストマーバリヤーフィルム - Google Patents

タイヤ用エラストマーバリヤーフィルム

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JPH06508308A
JPH06508308A JP5500015A JP50001592A JPH06508308A JP H06508308 A JPH06508308 A JP H06508308A JP 5500015 A JP5500015 A JP 5500015A JP 50001592 A JP50001592 A JP 50001592A JP H06508308 A JPH06508308 A JP H06508308A
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ドリンジャー,スーザン・イー
デーヴィス,ウィリアム・エイチ,ジュニアー
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ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タイヤ用エラストマーバリヤーフィルム本発明は、概して、インナーライナーと してのエラストマーバリヤーフィルムならびにインナーライナーとして該エラス トマーバリヤーフィルムを有する空気入りゴム基質およびゴムタイヤに関する。
より詳細には、本発明は、インナーライナーとしての配合塩素化ポリエチレンフ ィルム、ならびにインナーライナーとして前記フィルムを含む空気入りゴム基質 およびゴムタイヤに関する。
塩素化ポリエチレン、とくに3oないし50重量%の塩素を含有する塩素化ポリ エチレンは有用なエラストマー物質であって、十分に硬化すると、すぐれた耐熱 性のような物理的性質、すぐれた機械的性質等を有するゴム状物質になる。
硬化したか、または未硬化の、および硬化可能な塩素化ポリエチレン(CP E )は、すぐれた耐熱性および耐油性があるので、電線の被覆やホースにおいてす ぐれた性質を示すために、ゴム物質として有用である。しかし、すぐれた空気不 透過率、耐熱性および他のすぐれた機械的性質を付与するようなタイヤ用インナ ーライナーとしての塩素化ポリエチレンの有用性はこれまで見出されていなかっ た。
典型的には、CPEはそのような適用に対して適切な空気不透過率や耐熱性をも たないであろうと考えられていた。
空気入りタイヤは、一般にタイヤの内面を形成するゴム状エラストマーインナー ライナーを有している。このインナーライナーは、タイヤを膨張させるのに用い られる空気の透過を抑制またはできるだけ少なくし、さらにタイヤの空気圧の保 持に寄与するように設計されている。典型的には、インナーライナーは空気を比 較的透さないゴムより成る。このようなゴムにはブチルゴムおよびへロブチルゴ ムがある。
ゴム組成物を基材とするインナーライナーはタイヤ構成物中もっとも高価な成分 に相当する。インナーライナーは、また、所望の程度の空気不透過率を得るため に比較的厚いインナーライナー被覆が必要であるので、タイヤの重量を増大させ る。典型的には、ブチルゴムライナーは、必要な空気のバリヤー性を付与するた めに、1.5m(60ミル)の厚さでなければならない。
ブチルゴムと天然ゴムもしくは再生ブチルゴムまたはその両者との配合物を基材 とするインナーライナーは、ライナー内のガス類、とくに空気の拡散による難点 に遭遇する。
米国特許第4,616.687号は、ブチルゴム、およびハロゲン化ブチルゴム から選んだ80ないし99%のゴム物質;および塩素が30ないし70重量%の 塩素含量を有する20ないし1重量%の塩素化炭化水素ポリマーを含有する加硫 組成物を開示している。この組成物中の塩素化炭化水素は、塩素含量が63ない し66重量%の塩素化ポリイソプレン、および塩素が30ないし約70重量%の 塩素含量を有する塩素化ポリオレフィンより成る群から選ばれる。しかし、この 組成物は、主として、好ましくはハロブチルゴムであるゴム物質より成り、かつ 教示は、主にハロブチル系ゴムライナーの使用に関連するコスト、重量等のよう な不利な点を示していない。
よって、本発明の目的は、空気不透過率、耐熱性、機械的性質等のような望まし い性質を失わずに、ゴムタイヤ用インナーライナーとして使用可能であり、かつ 、ブチルゴムもしくはハロブチルゴムまたは主にハロブチルゴムを含有する組成 物よりも経済的であり、カリはるかに軽量のエラストマーフィルムを提供するこ とにある。
さらに、本発明の他の目的は、本発明のエラストマー系塩素化ポリエチレンフィ ルムを含み、軽量でかつ低温たわみ性、空気圧を保持する能力および耐熱性のよ うな望ましい性質を有する空気入りゴム基質またはタイヤを得ることにある。
硬化l、たかまたは硬化可能な配合塩素化ポリエチレン組成物から加工したある 厚さのフィルムは、すぐれた空気不透過率、耐熱性および良好な低温たわみ性が あるため、ゴムタイヤ用インナーライナーとして有用であることが見出されてい る。該フィルムは、実際に、同じ厚さのハロブチルゴムよりも酸素不透過率がは るかにすぐれている。
一つの態様においては、本発明は、ゴムタイヤの内面に接して、接着剤を含有す る内層、ならびに35ないし50重量%の塩素を含有する実質的に100部の塩 素化ポリエチレン;2.5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘導体 硬化剤、促進剤、および酸受容体より成る外層を含むゴムタイヤ用インナーライ ナーとして使用する二層の塩素化ポリエチレンフィルムである。該外層は、硬化 後、厚さが0.130(5ミル)ないし0.76問(30ミル)で、酸素透過率 が6X10″12ないし35x 10−12cc−cn/a/−ant(g−s ee (10ないし60ヱ−nul/ 10 Qsq、 in、 −vrn − day) テある。
さらに別の態様では、本発明は、少なくとも二層、すなわちゴムタイヤの内面に 接し、熱可塑性エラストマーを含む内層:ならびに35ないし50重量%の塩素 を含有する実質的に100部のCPE;2.5−′)メルカプト−1,3,4− チアジアゾール誘導体硬化剤;促進剤:および酸受容体より成る硬化可能な塩素 化ポリエチレンの外層を含むゴムタイヤ用インナーライナーとして使用するカー ボンブランク含有硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルムである。該外層は、硬 化後、厚さが0.20m(8ミル)ないし0.51間(20ミル)で、酸素透過 率が6X10−12ないし24 X 10−12cc −an/a+l −an Hg−see (10ないし40−−nul/ 100 sq、 in、 −p an −day)である。
さらに他の態様では、本発明は、ゴム基質および上記組成物の硬化可能な塩素化 ポリエチレンフィルムのインナーライナーを含む空気入りゴム製品である。
本発明は下記図面を参照すれば一層容易に理解されよう。
図1は本発明によるインナーライナーを有するタイヤの断面図である。
図2は本発明のインナーライナーの一つの態様の断面図である。
本発明のエラストマーフィルムの加工に用いられる組成物は、たとえば、塩素ま たは塩素発生剤とポリエチレンとの反応のような公知の方法によるポリエチレン の後塩素化によって得ることができる塩素化ポリエチレンを含有する。ポリエチ レンは低密度ポリエチレンか、線状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレ ンであることができる。典型的には、該樹脂は、メルトインデックスが約6.0 g/10分の高密度ポリエチレン原料樹脂から調製される。20ないし50重量 %の塩素を含有する塩素化ポリエチレンを有する組成物を使用するのが好ましい 。40ないし50重量%の塩素を含有する塩素化ポリエチレンを使用するのがさ らに好ましい。もっとも好ましい組成物は42ないし47重量%の塩素を含有す る塩素化ポリエチレンより成る組成物である。
該組成物を硬化させるのに用いられる橋かけシステムは、本明細書に参考資料と して収録しである米国特許第4.128,510号または同特許第4.288. 576号に開示されているような、たとえば2.5−ジメルカプト−1,3,4 −チアジアゾール、トリチオシアヌール酸、ジメルカプトヒダントイン類または ジメルカプトトリゾールのようなジメルカプト化合物を用いて塩素官能性によっ て硬化するように配合された非硫黄系橋かけシステムである。
使用する硬化剤は、塩素化ポリエチレン100部当り0.75ないし5部の量の ECHO* (He+eul+、1neo+por&tedの商標)として市販 されている2、5−ジメルカプト−1,3,4−チアンアゾール誘導体が好まし い。使用する2゜5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールの量は塩素化 ポリエチレン100部当り約2部がもっとも好ましい。
典型的には、本発明に用いられる橋かけ促進剤は、ブチルアルデヒド−アニリン 、アセトアルデヒド−アニリン等のようなアニリンと非環式・脂肪族モノアルデ ヒドとの縮合物である。
使用する促進剤の好ましい量は塩素化ポリエチレン100部当り0.25ないし 2,0部である。BEUTENE* ’(llni+oBI Chemical  Comptn7. Incの商標)という商品名で市販されているブチルアル デヒド−アニリンを塩素化ポリエチレン100部当り0.8部の量で使用するの がもっとも好ましい。
本発明に用いる酸受容体は、元素周期表第■族金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩 、ホウ酸塩より成る群から選ばれる。好ましくは、マグネシウム、カルシウムお よびバリウムのような金属の化合物を使用することができる。もっとも好ましく は、酸受容体のみならず処理安定性および効果的長期高熱曝露の安定剤として水 酸化マグネシウムを使用する。使用する水酸化マグネシウムの好ましい量は塩素 化ポリエチレン100部当り2ないし10部である。本発明の組成物の配合中に 、塩素化ポリエチレン100部当り5部の水酸化マグネシウムを用いるのがもっ とも好ましい。
本発明の組成物は、酸化防止剤、顔料、難燃剤、接着剤および加工助剤、たとえ ばDYNAMAR* PPA790 (3M Coapgn+の商標)のような 業界で公知の種々の添加剤をさらに含むことができる。
カーボンブラックは、場合により添加剤として、塩素化ポリエチレン100部当 り20ないし50部の量で使用することができる。カーボンブラックの使用はフ ィルムに耐摩耗性を与え、かつフィルムの空気不透過率を高める。しかし、カー ボンブラックの使用は、インナーライナーフィルムの適正な機能に欠くことがで きないフィルムの低温柔軟性に悪影響を及ぼす。これは、本発明のカーボンブラ ック食前塩素化ポリエチレンフィルムとエラストマ一層とを積層するかまたは同 時押出することによって避けることができる。
カーボンブラック含有フィルムは、本発明のエラストマー塩素化ポリエチレンの コアバリア一層、ゴム基質の内面に接する一番内側の接着剤層、およびコア層と 接着剤層との間に介在する中間のエラストマ一層を有する多層フィルムであるの が好ましい。
一番内側の接着剤層は、硬化可能でありかつタイヤ中にインナーライナーが包含 されるときに行われる硬化プロセスに好適な接着性樹脂を含むのが都合がよい。
接着性樹脂はスチレンブロックコポリマー、たとえばスチレン−ブタジェンコポ リマーおよびスチレンーイソブ1ノンコポリマー:ならびにエチレン−酢酸ビニ ルコポリマー(EVA)、または、EVAとスチレンブロックコポリマーとの混 合物より成る群から選ぶのが好ましい。タイヤの通常の使用条件下でタイヤから ライナーが離層し、ないようにするのに必要な能力を有する任意の適当な硬化可 能な接着剤を使用することもできる。
中間層は前記のスチレンブロックコポリマー中から選んだ熱可塑性エラストマー を含んている。熱可塑性エラストマーを含有する層は、フィルムが硬化するとす ぐ接着剤層として働き、それによって一番内側の接着剤層を不要にすることがで きる。フィルムは場合によりバリヤ一層に接して、なるべくならば中間層の熱可 塑性エラストマーが好ましいが、実質的にそ41と同一ではない一番列側の層を 有する。
本発明の塩素化ポリエチレンフィルムは、バンバリー密閉式ミキサー、二本ロー ル機、押出混合装置もしくは産業界で公知の他の普通の連続式または半連続式混 合法を用いて、まず前記の成分を混合することによって作ることができる。
予混合したコンパウンドは、次に、ロールミルにかけて分出させ、さらに組成物 を均質化する場合もある(またそうでない場合もある)。このような作業の間、 早期硬化または焼けを防ぐために、温度は93ないし121℃(22oないし2 50”F)に保たなければならない。次に、ゴムカレンダーを用いて、均質化コ ンパウンドを所望の厚さの薄いシートに加工する。このようにして、未硬化のカ レンダー仕上した塩素化ポリエチレンソートが得られる。
あるいはまた、本発明の未硬化または硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルムを 、−軸スクリユーゴム押出機、二軸スクリュー押出機または他の連続式混合装置 で、早期硬化または焼けを生じないで良好な混合を可能にする温度において、配 合物の諸成分を混合し、均質化することによって加工することができる。均質化 した混合物は、さらに、通常のシート押出ダイを通して、未硬化または硬化可能 なCPEフィルムに加工することができる。
使用条件下のCPEフィルムとタイヤとの接着は、たとえば1)き裂生成のよう な好ましくない低温特性、2)タイヤにフラットスポットの発生、および3)タ イヤの膨張を生しるおそれがあるタイヤの異なる領域にむらのある熱発生をもた らすタイヤの不均一加熱のような好ましくない性状に導くと思われる離層を防ぐ 上で欠くことができない。通常の使用条件は著しいたわみおよび広範囲の温度変 化を伴う。
未硬化CPEフィルムとタイヤとの接着の改善をもたらすために、本発明のフィ ルムはゴム基質内面に接する内部接着剤層を有している。接着剤層は、硬化可能 であり、かつタイヤにインナーライナーを包含させる場合に生じる硬化プロセス に好適な接着性樹脂を含むのが適切である。接着性樹脂は、スチレンブロックコ ポリマー、たとえばスチレン−ブタジェンコポリマーおよびスチレン−イソプレ ンコポリマー、ならびにエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、またはE VAとスチレンブロックコポリマーとの混合物より成る群から選ぶのが好ましい 。
接着剤層を、フィードブロックもしくはマルチマニホールドダイ法を用いる同時 押出法、または二次積層もしくはコーティング法によって前記のように得られた 未硬化塩素化ポリエチレンシートに適用する。
図面について説明すると、図1は本発明のインナーライナーを有するタイヤの断 面図を示すものであって、前記のタイヤは全体的に1で示され、タイヤの内部空 間はCで示され、トレッド部分は2で示され、補強ベルトは13で示され(バイ アスベルテッドタイヤまたはラジアルタイヤで用いられると思われる)、サイド ウオールは3で示され、アニユラ−ビードは4で示され、かつインナーライナー は全体的に6で示さね、強化ボディープライ(図示せず)は一方のアニユラ−ビ ードから他方のアニユラ−ヒートまで延びる。インナーライナー6は本発明の外 面CPE層8および内面接着剤層7より成り、一方のアニユラ−ビード4から他 方のアニユラ−ビード4まで延び、好ましくはビード領域5で終る。
図2は、カーボンブランク含有CPEフィルムから作られ、CPEのコアバリヤ 一層8、タイヤカーカス内面に接する一番内側の接着剤層7、および前記接着剤 層7と前記CPE層8との間に介在する中間エラストマ一層9を有するインナー ライナーの一つの態様を示す。カーボンブラック含有CPEフィルムから作られ るインナーライナーの別の態様は、場合によりバリヤ一層8に接する一番外側の エラストマ一層(図示せず)を、タイヤの内部空間Cに向けて配設させることが できる。
カーボンブラック含有未硬化多層塩素化ポリエチレンフィルムは、フィードブロ ックもしくはマルチマニホールドダイ法を用いる同時押出法または二次積層もし くはコーティング法によって調製される。
本発明のインナーライナーすなわち未硬化および硬化可能な積層塩素化ポリエチ レンフィルムは周知のタイヤアセンブリ法によってタイヤに組込まれる。インナ ーライナーはタイヤの加硫が行われるときに硬化する。硬化プロセス中に、塩素 化ポリエチレンを含む外層は引き伸ばされて、0.12+m(5ミル)ないし0 .76nn(30ミル)の厚さになる。必要に応じてインナーライナーを別個に 硬化させることができる。
フィルムまたはライナーは硬化すると橋かけして、弾性、レジリエンス、圧縮永 久ひずみ、寸法安定性、耐溶剤性およびバリヤー性のような諸性質の改善をもた らすが、これらの性質はすべてタイヤの適正な機能にとってきわめて重要である 。
本発明を次の実施例によって説明するが、その中の部は塩素化ポリエチレン10 0部当りの重量単位で示すものである。
実施例1 42重量%の塩素を含有するTYRI N* (The Dot Cl+ffi micgl CoIIptn7の商標)として市販されている塩素化ポリエチレ ン100部を、E CHO* (He+eale+Incorpo+出dの商標 )として市販されている2、5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘 導体2部、5TAN MAG) (Huvich Clusicgl Co+p o+5lionの商標)として市販されている水酸化マグネシウム5部、BEU TENE*(Uni+oy+l Ch+m1ezl Comp昌B、Incの商 標)という名称で市販されている促進剤、プチルアルテヒトーアニリン0.8部 、およびDYNAMAR* PAA790(3M Compto7の商標)とし て市販されている加工助剤0. 5部と容器中で合わせて、機械的に混合した。
加工助剤は型からのフィルムの脱離を容易にする。混合物はBRバンバリー密閉 式ミキサーで十分に均質化させた。混合は104℃(220’F)の温度に達す るまで継続した。
均質化した混合物は、次に、冷却15.2cnX33am (6’ X13’  )二本ロール機にかけて分出させた。通常「厚手ブランケット」と呼ぶ厚い不均 一のシートをまず生成させ、それをロール機に三回通して、さらに均質化させて 、引き伸ばした。
該シートの硬化は90メートルトン(100トン)の水圧機を用いる圧縮成形法 により、160℃(320″F)において、25.5ないし27.3メートルト ン(28ないし30トン)の圧力で2o分間行った。フィルムは硬化プロセス中 に所望の厚さに引き伸ばした。
試料の酸素透過率は、A37M3985により0xTran1050透過率試験 機にかけて一5℃(236F)で測定した。
低温たわみ性は10.1anX10.1cm (4’ x4″)の正方形のフィ ルムを用いて、環境1ns t ronにより一40℃で測定した。In5tr onのジョーの間隔は試料を装着しゃすいように7. 6aa (3” )に設 定した。これによって試料の1,3国(1/2’)を上部ジョー中に入れ、同じ <1.3C!+1(1/2”)を下部ジョー中に入れることができた。試料をサ イクル処理にかける前に、−40℃で数分間平衡させた。各サイクルは、ジョー の間隔を1. 9CIIl(3/4’ )まで閉じ、再び7.6cm (3’  )まで開くことより成った。試験の頻度は毎分4.25サイクルであった。各試 料は4時間(1000サイクル)試験を行うかまたは破壊が生じるまで試験を続 けた。試験結果を下記表1に示す。
実施例2 46.5重量%の塩素含有塩素化ポリエチレンを使用した以外は実施例1を繰返 した。使用した塩素化ポリエチレンは公知の方法により調製したもので、その試 験結果も表工に示す。
実施例3および4 Sid Riehi+dton Cubon sad G*+olins Co IIpsn!が販売している粒径が49ないし60正範囲内にあるカーボンブラ ックN650を塩素化ポリエチレン100部当り40部を用いた以外は概ね同様 に実施例1および2を繰返して、バンバリー密閉型ミキサー内で組成物を混合し て十分に均質化させた後に混合物を分出させた。表Iに試験結果を要約する。
実施例5および6 ゴム状スキン層との積層による塩素化ポリエチレンの低温たわみ性の改善を示す ために、実施例3および4の硬化フィルムを2枚の0.26w(IOミル)厚の ELVAX3190(E、1. DuPonl de Nemous & Co 、、Incの商標)フィルムの間で、圧縮成形プレスにより121℃(250’ F)の温度および2.7メードルトン(3トン)の圧力を3分間かけて積層した 。EVA/CPE/EVA積層品は、次に、前記の条件を用いて低温たわみ性の 試験を行った。表1に試験結果を要約する。
とくに、実施例1〜6の厚さ約0.31ou*(12ミル)の6種類のフィルム の酸素透過率値および低温たわみ性試験結果を、厚さ1.5mm(60ミル)の ブチルゴムの場合の値とともに表Iに示す。
表 ■ 試 料 厚 さ 酸素透過度 標準酸素透過率 低温たわみ性力−ボンブラック なし 11.4 tl、29 3.28 7.66 37 22.2 合 格! 樵珂λ 11、I O,284,7011,15231,2合 格カーボンブラ ックなし 11.8 0.3G 4.20 10.0 50 3.O,O合 格 カーボンブラックあり 9.8 0.25 2,62 6.24 26 15. 6 不合格EVA/実施例4cv 16.6 0,42 1.51 3.57  25 15.0 合 格フィルム/EVA ★ +e/loo平方インチー気圧−日籠閃−ミル/100平方インチ−気圧− 日m 1O−IOcc/ci−aoHg−秒社籠l0−r2cc−an/al− cmHg−秒実施例7 本発明の未硬化塩素化ポリエチレンフィルムを種々の接着剤組成物と積層したと きの該フィルムとタイヤカーカスコンパウンドとの接着性の改善を示す実験を行 った。
未硬化タイヤカーカスコンパウンドの0.5mm(20ミル)ブラックを圧縮成 形プレスで成形した。実施例2の未硬化塩素化ポリエチレン配合物および種々の 接着剤組成物の0.5w(20ミル)ブラックも、使用する特定接着剤組成物に より条件を変えて圧縮成形プレスで成形した。タイヤカーカスコンパウンドおよ び積層塩素化ポリエチレンフィルム(積層品)の両者の外面に細目布バッキング を適用した。これは接着剤の付着試験中に組成物を伸長させないために必要であ る。タイヤカーカス化合物および積層品は、タイヤカーカスコンパウンドに面す る接着剤層をその間にはさみ、圧縮成形プレス内で135℃(275″F)にお いて、0トンの圧力で10分間成形した。
成形ブランクを幅1.3w (1/2’ )のストリップに切断することによっ て該積層品の接着力を試験した。ストリップは、次にIns t ran引張試 験機にかけ、180°引きはがし試験法により200nn/分の速度で引っ張っ た。タイヤコンパウンドのkg/am (A’b+/in)幅単位で示した接着 力を表Hに示す。
表 ■ タイヤカーカスコンパ 実施例2のフィルム試 料 ランドに対する付着性 に 対する付着性S −B/ 5TEREONI 実施例2 84+Aスチレンーブタジ 13.8 2.47 8.8 1.57 のフィルム エノコポリマー(S −B)EVA/ ELVAX23+90 離例2のエチレン酢酸ビニル 7.0 1.25 11.8 2.11フイルム  コポリマー(EVA) I Ttu Fin+1one 57nlhelic Rubbu & Lat ex Coの商標2 E、 1. DuPonl de Heraouth &  Co、、Incの商標F I G、 1 国際調査報告 フロントページの続き (51) Ink C1,S 識別記号 庁内整理番号C08L101100  LSY 7242−4JI

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ゴムタイヤ用のインナーライナーとして用いる硬化可能な塩素化ポリエチレ ンフィルムにおいて、 i)ゴムタイヤの内面に接して配設され、通常の運転条件下で、付着性を維持す ることができる接着性樹脂を含む内層;ならびにii)実質的は、 a)35ないし50重量%の塩素を含有する100部の塩素化ポリエチレン;b )塩素化ポリエチレン100部当り、硬化剤として0.75ないし5.0部の2 ,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘導体;c)塩素化ポリエチ レン100部当り、0.25ないし2.0部の促進剤;および d)塩素化ポリエチレン100部当り、2.0ないし10.0部の酸受容体より 成る外層を含み、さらに前記フィルムを加熱すると硬化する前記外層が0.13 ないし0.76mmの厚さがあり、かつ6×10−12ないし36×10−12 cc−cm/cm2−cmHg−secの酸素透過率を有することを特徴とする 硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルム。 2.接着性樹脂がスチレンブロックコポリマーおよびエチレン−酢酸ビニルコポ リマーまたはそれらの混合物より成る群から選ばれることを特徴とする請求項1 記載の硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルム。 3.ゴムタイヤ用インナーライナーとして用いる塩素化ポリエチレンフィルムに おいて、該フィルムが少なくとも二層(内層および外層)、すなわちa)前記ゴ ムタイヤの内面に接して配役され、熱可塑性エラストマーを含む前記内層; b)実質的に、 1)35ないし50重量%の塩素を含有する100部の塩素化ポリエチレン;2 )塩素化ポリエチレン100部当り0.75ないし5.0部の2.5−ジメルカ プト−1,3,4−メルカプト−チアジアゾール誘導体硬化剤;3)塩素化ポリ エチレン100部当り0.25ないし2.0部の促進剤;4)塩素化ポリエチレ ン100部当り2.0ないし10.0部の酸受容体;および 5)塩素化ポリエチレン100部当り20ないし50部のカーボンブラックより 成る前記外層を有し、さらに前記フィルムを加熱すると硬化する前記外層が0. 20mmないし0.64mmの厚さで、かつ6×10−12ないし24×10− 12cc−cm/cm2−cmHg−secの酸素透過率を有することを特徴と する塩素化ポリエチレンフィルム。 4.熱可塑性エラストマーがスチレンブロックコポリマーを含むことを特徴とす る請求項3記載の硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルム。 5.前記促進剤がブチルアルデヒド−アニリンであることを特徴とする請求項2 または請求項4記載の硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルム。 6.前記酸受容体が水酸化マグネシウムであることを特徴とする請求項5記載の 硬化可能な塩素化ポリエチレンフィルム。 7.空気入りゴム製品において、 a)ゴム基質および b)前記基質の内面に付着するインナーライナーとして、i)ゴム基質の内面に 付着し、通常の運転条件下で付着性を維持できる接着性樹脂を含む内層;ならび に ii)実質的に、 (1)35ないし50重量%の塩素を含有する100部の塩素化ポリエチレン; (2)塩素化ポリエチレン100部当り0.75ないし5.0部の2,5−ジメ ルカプト−1,3,4−メルカプト−チアジアゾール誘導体硬化剤;(3)塩素 化ポリエチレン100部当り0.25ないし2.0部の促進剤;および (4)塩素化ポリエチレン100部当り2.0ないし10.0部の酸受容体より 成る外層を含む塩素化ポリエチレンフィルムを含み、さらに前記フィルムを加熱 すると硬化する前記外層が0.13mmないし0.76mmの厚さで、かつ6× 10−12ないし36×10−12cc−cm/cm2−cmHg−secの酸 素透過率を有することを特徴とする空気入りゴム製品。 8.接着性樹脂がスチレンブロックコポリマーおよびエチレン−酢酸ビニルコポ リマーまたはこれらの混合物より成る群から選ばれることを特徴とする請求項7 記載の空気入りゴム製品。 9.フィルムが40ないし50重量%の塩素を含有し、かつ加熱による硬化後の フィルムの前記外層が0.13ないし0.76mmの厚さで、かつ6×10−1 2ないし36×10−12cc−cm/cm2−cmHg−secの酸素透過率 を有することを特徴とする請求項8記載の空気入りゴム製品。 10.前記促進剤がブチルアルデヒドーアニリンであることを特徴とする請求項 8記載の空気入りゴム製品。 11.前記酸受容体が水酸化マグネシウムであることを特徴とする請求項8記載 の空気入りゴム製品。 12.ゴム基質がゴムタイヤであることを特徴とする請求項7ないし11のいず れか一つの項に記載の空気入りゴム製品。 13.空気入りゴム製品において、 a)ゴム基質ならびに b)少なくとも二つの層; i)前記ゴム基質の内面に付着し、熱可塑性エラストマーを含む内層;ii)実 質的に、 (1)35ないし50重量%の塩素を含有する100部の塩素化ポリエチレン; (2)塩素化ポリエチレン100部当り0.75ないし5.0部の2,5−ジメ ルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘導体硬化剤;(3)塩素化ポリエチレ ン100部当り0.25ないし2.0部の促進剤;(4)塩素化ポリエチレン1 00部当り2.0ないし10.0部の酸受容体;および (5)塩素化ポリエチレン100部当り40ないし50部のカーボンブラックよ り成る外層を含むインナーライナーとしての塩素化ポリエチレンを含み、さらに 前記フィルムを加熱すると硬化する前記外層が0.20mmないし0.64mm の厚さでかつ6×10−12ないし24×10−12cc−cm/cm2−cm Hg−secの酸素透過率を有することを特徴とする空気入りゴム製品。 14.前記熱可塑性エラストマーがスチレンブロックコポリマーを含むことを特 徴とする請求項13記載の空気入りゴム製品。 15.前記促進剤がブチルアルデヒド−アニリンであることを特徴とする請求項 14記載の空気入りゴム製品。 16.前記酸受容体が水酸化マグネシウムであることを特徴とする請求項15記 載の空気入りゴム製品。 17.ゴム基質がゴムタイヤであることを特徴とする請求項13ないし16のい ずれか一つの項に記載の空気入りゴム製品。
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