JPH06507658A - 変性カチオン性層状化合物 - Google Patents
変性カチオン性層状化合物Info
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- JPH06507658A JPH06507658A JP4510398A JP51039892A JPH06507658A JP H06507658 A JPH06507658 A JP H06507658A JP 4510398 A JP4510398 A JP 4510398A JP 51039892 A JP51039892 A JP 51039892A JP H06507658 A JPH06507658 A JP H06507658A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
変性カチオン性層状化合物
本発明は、BET比表面積が少なくとも50■”/gであり、ポリオール、エポ
キシ化エステル、ポリオールの完全ならびに部分エステルおよび/または亜リン
酸により変性された特別なカチオン性層状化合物、その製法ならびに該層状化合
物をカルシウムおよび/または亜鉛塩により安定化されたハロゲン含有合成樹脂
用の補助安定剤として使用することに関する。
ハロゲン含有合成樹脂またはその樹脂から製造される成形用配合物が、熱や紫外
光線に曝されると崩壊または分解しやすいことは知られている。これを防止する
ために、通常、鉛、スズ、バリウムおよび/またはカドミウム系の重金属化合物
が使用される。しかしながら、工場における衛生上の理由から、これらの非常に
有効な安定剤を、健康上、害の少ない物質に置き換える必要がある。重金属化合
物に代わりつる安定剤は、例えば、カルシウムおよび亜鉛石鹸であるが、残念な
がらこれらは重金属化合物と同様の性能を示さず、従ってこの石鹸の安定化効果
を増すために補助安定剤を使用しなければならない。
ドイツ国特許第30 19632号は、ハロゲン含有熱可塑性樹脂の熱または紫
外光線による崩壊を防止するためにヒドロタルサイトを使用することを記載して
いる。この特許明細書は、例えば塩化ビニル樹脂中に、入手が容易な市販のヒド
ロタルサイトを混和すると、加熱による樹脂からの脱塩素が促進されるばかりか
、樹脂の分解、黒変または発泡さえも生じさせることを示す試験結果を開示して
いる。更に、これらのヒドロタルサイトは樹脂中における分散性が劣り、成形時
における樹脂のレオロジー特性および得られた成形品の外観に悪影響を及ぼすこ
とが解った。これらの試験結果は、通常のヒドロタルサイトの結晶寸法が小さい
ことおよび、BET比表面積が少なくとも約50m”/gと太き(、ヒドロタル
サイト粒子が水により被覆されていることによる。従ってドイツ国特許第301
9632号に、大きな結晶寸法を有し、BET比表面積が30+m”/gを越え
ないヒドロタルサイトを使用することが提案されており、このヒドロタルサイト
は所望によりステアリン酸ナトリウムなどのアニオン系界面活性剤により被覆さ
れていてよい。欧州特許出願公開第189899号も、30m”/g未満のBE
T比表面積を有するヒドロタルサイトを含む樹脂組成物を記載している。この欧
州特許出願により、ヒドロタルサイトと樹脂の相溶性を向上させるため、ヒドロ
タルサイトを高級脂肪酸エステル、アニオン系界面活性剤およびシランもしくは
チタン系のカップリング剤により変性できることが知られている。欧州特許出願
公開第189 899号によれば、ヒドロタルサイトの変性は、ヒドロタルサイ
トと改質剤をそのまままたは溶解した状態で機械的に混合することにより行われ
るとされている。
しかし、そのように比表面積の小さなカチオン性層状化合物は、水相からの固体
の結晶化を、加圧容器内で、水の通常の沸点よりもはるかに高い温度で行わなけ
ればならないので、かなりの高コストでなければ得られない。これには、装置に
関するかなりの支出が含まれ、長い結晶化時間のために不満足な容量/時間収率
をもたらす。更に、表面積の小さなヒドロタルサイトを使用することは、塩化ビ
ニル樹脂の熱分解の際に放出される塩化水素が非常に小さな表面でしか捕捉でき
ないという不利を伴う。
欧州特許出願公開第207811号は、ポリエチレングリコールまたはグリセロ
ールにより変性された単分散カチオン性層状化合物を記載しており、これを水系
掘削流体用の増粘剤として使用することが提案されている。この出願の明細書で
は、水中におけるカチオン性層状化合物の分散性を向上させるため、乾燥工程に
先だって、既に形成されたカチオン性層状化合物に変性用添加剤を添加すること
が提案されている。しかし、この方法により製造された変性カチオン性層状化合
物は、実質的に、ハロゲン含有合成樹脂中における補助安定剤として使用するこ
とができないことがわかっている。
本発明が解決しようとする課題は、
−カルシウムおよび/または亜鉛化合物との相溶性があり、−レオロジー特性に
悪影響を及ぼさずにハロゲン含有合成樹脂に分散可能であ−ハロゲン含有合成樹
脂の分解生成物を効果的に捕捉することができるハロゲン含有合成樹脂用の補助
安定剤を提供することである。
本発明は、式。
M””、M””’ (OH)、(A″−)−・mH2O(I)[式中、1<)c
<5.0≦z<y、(y十nz)=2x+3およびQ<m<10であることを条
件として、M +lllは少なくとも一種の二価金属イオン、M+ll11は少
なくとも一種の三価金属イオン、A″□はn価(nは1.2または3)の酸のア
ニオンである。〕
で示され、少なくとも50m2/gのBET比表面積を有し、以下の群
A)炭素数が3〜30で少なくとも2個の水酸基を含むポリオール、B)炭素数
が6〜22で、部分的または完全にエポキシ化された不飽和カルボン酸のエステ
ル、
C)炭素数が3〜30で2〜12個の水酸基を含むポリオールと、炭素数が6〜
22のカルボン酸との完全および部分エステル、ならびにD)亜リン酸アルキル
およびアリール
から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤により変性され、1)A)〜D)の群
から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤の存在下において、M+lll、M+
llHおよびA′−を含む水溶液または懸濁液から、式Iにより示される層状化
合物を沈殿させ、乾燥し、所望により再乾燥し、要すればIIa)得られた生成
物と、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の液体または低融点
の分散剤とを強力に混合して、またはIIb)極性有機溶媒または水の存在下に
おいて、生成物と、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の添加
剤とを粉砕し、乾燥し、所望により再乾燥して得られるカチオン性層状化合物に
関する。
一般式Iで示される未変性のカチオン性層状化合物はそれ自体既知の化合物であ
り、その構造および調製法が、例えばダブリュ・ティー・ライクル(f、 T、
Re1chle)によりケムテック(Chemtec)、1986年1月、第
58〜63頁に記載されている。本発明の目的のためには、一般式■において、
M山)がマグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウムおよびストロンチウムの群
から選ばれる少なくとも一種の二価金属イオンであるカチオン性層状化合物が好
ましい。好ましい態様において、MLll′は、上記の群の中の一種のみの二価
金属イオン、特にマグネシウムである。一般式■において M(llllが、ア
ルミニウム、ビスマス、アンチモン、ホウ素、ガリウムおよびインジウムの群か
ら選ばれる少なくとも一種の三価金属イオンであることが最適であり、好ましく
はこの群の中の一種のみの三価金属イオン、更に好ましくはアルミニウムである
。一般式Iにおいて、A′−が、炭酸基、炭酸水素基、過塩素酸基、酢酸基、硝
酸基、酒石酸基、シュウ酸基、水酸基およびヨウ化物イオンの群から選ばれるn
価の酸アニオン、好ましくは炭酸基であるカチオン性層状化合物が最も好ましい
。上記の式Iの説明において、少なくとも一種の二価または少なくとも一種の三
価金属イオンという場合、カチオン性層状化合物内に互いに異なる二価金属イオ
ンまたは三価金属イオンが共存してよいことを意味する。指数X1yおよび2な
らびにmは、上記の範囲内の整数または分数であってよく、2は0であってもよ
い。一般式■において、M+ll+がマグネシウム、7,4 Nll+がアルミ
ニウムおよびA″−が炭酸基であるカチオン性層状化合物が特に有利である。適
当なカチオン性層状化合物の例は合成ヒドロタルサイトであり、これは塩基性炭
酸アルミニウム/マグネシウムとも称され、ドイツ国特許出願公告第1592
126号およびドイツ国特許出願公開第2061114号またはドイツ国特許出
願公開第2905256号に記載された方法により得られる。
式:
%式%
[式中、mは既に定義したとおりである。]で示され、ドイツ国特許第3306
822号に従って製造することもできるヒドロタルサイトが最も好ましい。ドイ
ツ国特許第33 06 822号によれば、水酸化アルミニウムと水酸化マグネ
シウムまたは酸化マグネシウムとを、炭酸イオンドナーとしての塩基性炭酸マグ
ネシウムの存在下、50〜100℃の温度で反応させ、続いて懸濁液を噴霧乾燥
することにより、式:%式%
で示されるヒドロタルサイトが得られる。しかし、本発明においては、特に好ま
しいヒドロタルサイトの製造はこの特別な方法に限定されない。即ち、反応を他
の炭酸塩の存在下で行うこともできるが、その場合は他種のイオンも導入される
ので好ましさの種度が低下する。更に、ヒドロタルサイトの響濁液からの回収を
他の標準的な分離および乾燥プロセスによって行うこともできるが、噴霧乾燥に
よるのが好ましい。マグネシウム、アルミニウムおよび/または炭酸イオンの使
用する割合を変えることもできる。
これらのいずれかの方法により製造されたカチオン性層状化合物は、少なくとも
50m2/g、好ましくは70〜180m2/gのBET比表面積を有する。本
発明において、rBETBET比表面積う表現は、レームブス・ヒエミイ・レフ
シコン(ROmpp’ s Chemie Lexikon)J 、第1巻、第
8版、1979年、第423頁に記載されている定義に相当する。
本発明において、カチオン性層状化合物の変性は、それらの製造中に、A)〜D
)の群の一種またはそれ以上添加剤によりその場で行う。このことを、ドイツ国
特許第33 06 822号に従った特に好ましいヒドロタルサイトの例を引用
して以下に説明する。添加剤A)〜D)の添加は、水酸化マグネシウムおよび/
もしくは酸化マグネシウムを水酸化アルミニウムの水溶液または懸濁液に添加す
る前もしくは同時に、または水酸化アルミニウムを水酸化マグネシウムおよび/
もしくは酸化マグネシウムの水溶液または懸濁液に添加する前もしくは同時に行
うことができる。
添加剤を水酸化アルミニウムの水性懸濁液に室温(15〜25℃)において撹拌
しながら添加した後、該懸濁液を水酸化マグネシウムおよび/または酸化マグネ
シウム、好ましくは酸化マグネシウムと反応させるのが最適である。次の反応を
促進するため、50〜100℃の反応温度が推奨される。炭酸イオンは塩の形態
、好ましくは塩基性炭酸マグネシウムの形態で導入するが、その導入は遅くとも
水酸化マグネシウムおよび/または酸化マグネシウムの添加と同時に行う。マグ
ネシウム、アルミニウムおよび炭酸イオンの計算量は、所望するヒドロタルサイ
トによって決まり、一般式Iに従って算出することができる。
続いて反応中に生成したスラリーを、既知のいずれかの方法、好ましくは噴霧乾
燥によって乾燥する。乾燥は、添加剤A)〜D)の沸点を10℃以上越えない温
度、特に全く越えない温度で行うのが最適である。場合により再度乾燥を行って
更に水分を除去することがあるが、この操作は、例えば乾燥器などの中で110
〜280℃の温度で行うのが有利であり、その結果、本発明の改良されたカチオ
ン性層状化合物が得られる。■)の方法に従って製造すると、以下に記載する添
加剤により非常に均質に変性されたカチオン性層状化合物が得られる。
続いて、所望により、■)に記載した方法により製造されたカチオン性層状化合
物と、A)〜D)の群から選ばれる少な(とも一種の他の液状または低粘度の分
散剤とを、室温(15〜25℃)またはカチオン性層状化合物ならびに/もしく
は添加剤の分解温度未満、好ましくは300℃未満の温度で強力に混合すること
により変性することができる(II a )。本発明において、低融点の添加剤
とは、常圧下、上記分解温度未満の温度で液状に転化されうる添加剤であると理
解される。
IIa)に従い強力に混合するのに代えて、■)に記載した方法により製造した
カチオン性層状化合物を、所望により、続いて同じ<A)〜D)群から選ばれる
一種またはそれ以上の添加剤と共に、極性有機溶媒または水の存在下、好ましく
は細砕機内で、更に好ましくはボールミル内で粉砕し、乾燥し、所望により再乾
燥することができる(II b )。乾燥または再乾燥工程は、■)において記
載したのと同様に行うのが最適である。本発明における極性有機溶媒は室温(1
5〜25℃)において液状であり、炭素より電気陰性度が大きい置換基を少なく
とも一つ有する炭化水素であると理解され、塩素化炭化水素、アルコール、ケト
ン、エステル、エーテルおよび/またはグリコールエーテルが含まれる。適当な
極性有機溶媒は、メタノール、エタノール、n−ブタノール、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノール、イソホロン、酢
酸エチル、乳酸エチル、酢酸2−メトキシエチル、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ンエチレングリコールモノエチルエーテルで
ある。
A)群の添加剤は、少なくとも2個の水酸基を含み、炭素数の合計が3〜30の
ポリオールである。そのようなポリオールの例は、ブタンジオール、ヘキサンノ
オール、ドデカンジオールなどの炭素数3〜30のジオールならびにトリメチロ
ールプロパン、ペンタエリトリトール、グリセロールおよび平均縮合度2〜10
のこれらの工業用オリゴマー混合物である。グリセロールおよび/または平均縮
合度2〜10の工業用オリゴグリセロール混合物などの、少なくとも1個の水酸
基または炭素原子3個毎にエーテル酸素を有する炭素数3〜30のポリオールが
最も好ましい。
B)群の添加剤は、炭素数6〜22の部分的または完全にエポキシ化された不飽
和カルボン酸のエステルである。適当なエステルは、炭素数6〜22のエポキシ
化不飽和カルボン酸により完全にエステル化された一価、二価および/または三
価アルコールのエステルであって、例えば、エポキシ化されたラウロレイン酸、
パルミトオレイン酸、オレイン酸、リンノール酸、リノール酸および/またはリ
ルン酸の、メチル、2−エチルヘキシル、エチレングリコール、ブタンジオール
、ネオペンチルグリコール、グリセロールおよび/またはトリメチロールプロパ
ンニスデルなどである。三価アルコールと炭素数12〜22の完全エポキシ化不
飽和カルボン酸とのエステルが好ましく、グリセロールと炭素数12〜22の完
全エポキシ化不飽和カルボン酸とのエステルが特に好ましい。カルボン酸成分は
、例えばパルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リ
ンノール酸、リルン酸、ガドレイン酸またはエルカ酸から誘導することができる
。不飽和カルボン酸のエポキシ化は既知の方法により行われる。油脂化学におい
て通常のように、エポキシ化カルボン酸グリセリドは、天然不飽和脂肪および油
をエポキシ化して得られる工業用混合物であってもよい。収穫したばかりの作物
から得られるエポキシ化菜種油、エポキシ化不飽和大豆油および/またはエポキ
シ化ヒマワリ油を使用することが好ましい。
C)群の添加剤は、例えばポリオールとカルボン酸との酸触媒反応などの適当な
有機化学的合成方法により得られる完全または部分エステルである。適当なポリ
オール成分は、A)群に関して既に述べたポリオールのいずれかである。酸成分
は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミ
チン酸、パルミトオレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノ
ール酸、リルン酸、ベヘン酸またはエルカ酸などの炭素数6〜22の脂肪族飽和
および/または不飽和カルボン酸から選ばれることが好ましい。油脂化学におい
て通常のように、カルボン酸成分が天然脂肪および油を加圧水素化して得られる
種類の工業用混合物であってもよい。グリセロールおよび、特に平均縮合度2〜
10の工業用オリゴグリセロール混合物と、炭素数6〜22の飽和および/また
は不飽和脂肪族カルボン酸との部分エステルが好ましい。
最後に、好ましくは一般式I工:
R3
R1−0−P−OR1(II)
[式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立してCl−l1+アルキル基また
はフェニル基を表す。]
で示される亜リン酸アルキルおよびアリールを、D)群の添加剤として使用する
こともできる。D)群の添加剤の典型例は、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリ
フェニル、亜リン酸ジメチルフェニルおよび/または亜リン酸ジメチルステアリ
ルである。亜リン酸ジフェニルデシルが好ましい。
本発明では、方法■)によるカチオン性層状化合物の製造において、A)〜D)
の群から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤を、カチオン性層状化合物基準で
合計0.5〜15重量%使用する。カチオン性層状化合物の製造に方法I)とI
Ib)とを組合わせる場合、添加剤の総量がカチオン性層状化合物に対して1.
0〜15重量%の範囲となるように選択する。カチオン性層状化合物の製造に方
法■)とIIa)とを組合わせる場合、方法IIa)において、方法I)により
製造された変性カチオン性層状化合物に更に、カチオン性層状化合物基準で3〜
100重量%の上記添加剤を混合することができる。
本発明は、一般式I。
[M””、M(1”’ (OH)、] (A″−)=・mHxO(1)[式中、
1<X<5.0≦z<y、(y+nz)=2x+3およびQ<m<10であるこ
とを条件として、Mfll+は少なくとも一種の二価金属イオン、Mfllll
は少なくとも一種の三価金属イオン、A″−は9価(nは1.2または3)の酸
アニオンである。]
で示され、少なくとも50■”/gのBET比表面積を有し、以下の群:
A)炭素数が3〜30で少なくとも2個の水酸基を含むポリオール、B)炭素数
が6〜22で、部分的または完全にエポキシ化されたカルボン酸のエステル、
C)炭素数が3〜30で2〜12個の水酸基を含むポリオールと、炭素数が6〜
22のカルボン酸との完全および部分エステル、およびD)亜リン酸アルキルお
よびアリール
から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤により変性されるカチオン性層状化合
物において、
I)式Iにより示される層状化合物を、A)〜D)の群から選ばれる一種または
それ以上の添加剤の存在下において、M f+ 11 、 M +l + 11
およびA1−を含む水溶液または懸濁液から沈殿させ、乾燥し、所望により再乾
燥し、要すれば得られた生成物を
IIa)A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の液体または低融
点の分散剤と共に強力に混合すること、またはIIb)極性有機溶媒または水の
存在下において、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の添加剤
と共に粉砕し、乾燥し、所望により再乾燥することを特徴とするカチオン性層状
化合物の製法に関する。
本発明は、上述の種類のカチオン性層状化合物を、炭素数6〜22のカルボン酸
のカルシウムおよび/または亜鉛塩により安定化されたハロゲン含有合成樹脂用
の補助安定剤として使用することにも関する。本発明のカチオン性層状化合物は
、ハロゲン含有合成樹脂、特にポリ塩化ビニル(PVC)における補助安定剤と
して使用することが好ましい。そのため、変性カチオン性層状化合物の添加量は
、樹脂100重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量
部である。本発明のカチオン性層状化合物の添加は一般に、例えばカレンダリン
グや押出しなどの処理に付する前に、粒状の形態の樹脂に機械的に混合して行う
。
一般に、市販されている炭素数6〜22のカルボン酸の亜鉛および/またはカル
シウム塩を、通常の安定剤として、変性カチオン性層状化合物と同時に混合する
。
欧州特許出願公開筒189899号に記載された熱安定剤などの他の通常の添加
剤も当然ながら使用することができる。安定剤と補助安定剤との使用量は、安定
剤の全添加量が樹脂100重量部あたり0.5〜5重量部となることを条件に、
必要に応じて変化させることができる。従って、変性カチオン性層状化合物の最
小添加量は少なくとも0.01重量%である。
ハロゲン含有合成樹脂用安定剤としての亜鉛および/またはカルシウム石鹸の効
果は、本発明の表面変性カチオン性層状化合物を使用することにより向上する。
更に、補助安定剤としての変性カチオン性層状化合物は、レオロジー特性に悪影
響を与えることな(、ハロゲン含有合成樹脂中に容易に混和させることができる
。
実施例
A)変性カチオン性層状化合物の調製
実施例1
アルミニウム含量056モルの水酸化アルミニウム300gおよび完全脱イオン
化水(FD水)800gを室温で撹拌した。続いて、表1に示す添加剤または添
加剤混合物を記載した量で添加し、この混合物を80℃に加熱した。粉末状の塩
基性炭酸マグネシウム61.6g(マグネシウム0.64モルに相当)および酸
化マグネシウム17.6g(マグネシウム0.44モルに相当)を80℃で添加
した。続いて、この混合物を還流させながら2時間撹拌し、冷却後、ビュチ(B
ilehi)社製の実験室用噴霧乾燥器(空気の入口温度130〜160℃、出
口温度100〜105℃)を使用して直接噴霧乾燥した。場合により、粉末状噴
霧乾燥生成物の再乾燥を実験室の乾燥器内で2時間行った。
添加剤および添加剤混合物を表1に記載する。記載した添加剤の量は、式:%式
%
で示されるカチオン性層状化合物の理論収量を基準とする重量%である。記載し
た温度は、再乾燥温度(℃)である。
表1 以下の成分によりカチオン性層状化合物を変性。
n、d、=測定せず
工業用のジグリセロールC+t−+Sココナツ油脂肪酸モノエステルを、ミキサ
ー内で実施例IAのカチオン性層状化合物20gに添加し、これを1分間ホモジ
ナイズした。
比較物質
I
「アルカマイザ−(Alcamizer) (登録商標)4」、協和化学工業(
Kyowa ChemicalInd、)より市販のPvC安定剤、ヒドロタル
サイト系、BET比表面積8鳳2/g(「イントロダクション・オブ・アルカマ
イザー(Introduction of Alcamizer)J、協和化学
工業株式会社、第2〜36頁、大阪市東区釣鐘町を参照のこと)。
添加剤を添加せず、再乾燥を行わないこと以外は実施例1と同様にして調製した
噴霧乾燥ヒドロタルサイト。
添加剤を添加しないこと以外は実施例1と同様にして調製した噴霧乾燥ヒドロタ
ルサイト。噴霧乾燥後、このヒドロタルサイトを実験室の乾燥器内で、200℃
で2時間再乾燥した。
グリセロール処理ヒドロタルサイト、ウェストブリッジ・オイルフィールド・プ
ロダクツ社(Westbridge 0ilfield Products I
nc、 )より市販のビーーエイチ・シー(BHCX登録商標)、更に詳細な事
項は、当該製造業者のリーフレット「テクニカル・インフォーメーション・BH
C(登録商標)、ザ・ドリリング・フルード・システム・フォー・ボア・ホール
・コントロール(Technical Infolation BHC,The
Drilling Fluid System for Bore Ho1e
Control)Jを参照のこと。
B)適用例
ポリ塩化ビニル(K値65)懸濁液100重量部に対してステアリン酸亜鉛 0
.5重量部
ステアリン酸カルシウム 0.5重量部ステアロイルベンゾイルメタン
(ロシアスタブ(Rhodiastab) (登録商標)50) 0.2重量部
本発明の実施例1および2
ならびに比較物質1〜4の物質 1.0重量部の安定剤混合物を含むシート状配
合物の「静的安定性」について試験した。
そのため、安定剤混合物を含むポリ塩化ビニル成形用配合物を、ロール温度17
0℃、ロール速度12.5r、p、m、の450X220■■の寸法の共回転実
験室混合ロール(ベルンユトルフ(Berstorff))上で試験用ストリッ
プに加工した。約0.5璽I厚さのストリップを正方形試験片(1辺の長さ10
■■)に切り出し、これを6個の回転トレーを備えた乾燥器(ヘロイス(Her
aeus) F T 420 R)の中で180℃の温度に曝した。試料を15
分毎に取り出し、色の変化を調べた。変色は1(無色)〜10(黒色、安定性不
良)のスケールで評価した。
結果を表2に示す。
ANHANG A NINEX へNNEXEフロントページの続き
(72)発明者 ヴエートル、ベータードイツ連邦共和国 デー−2850ブレ
ーマーバーベン、レーニングシュトラアセ 13番
(72)発明者 ヴオルシェッヒ、タルトドイツ連邦共和国 デー−2854ロ
ックスシュテット、アルテ・シュトラアセ 4番(72)発明者 ハンゼン、ア
ンゲラ
ドイツ連邦共和国 デー−4000デュッセルドルフ 13、ゲンゼシュトラア
セ 1番(72)発明者 ガイスマール、ギュンタードイツ連邦共和国 デー−
4150クレーフェルト 1、ラーテルシュトラアセ 30番
Claims (11)
- 1.式: M(II)xM(III)(OH)y(An−)z・mH2O(I)[式中、1 <x<5、0≦z<y、(y+nz)=2x+3および0<m<10であること を条件として、M(II)は少なくとも一種の二価金属イオン、M(III)は 少なくとも一種の三価金属イオン、An−はn価(nは1、2または3)の酸の アニオンである。] で示され、少なくとも50m2/gのBET比表面積を有し、以下の群: A)炭素数が3〜30で少なくとも2個の水酸基を含むポリオール、B)炭素数 が6〜22で、部分的または完全にエポキシ化された不飽和カルボン酸のエステ ル、 C)炭素数が3〜30で2〜12個の水酸基を含むポリオールと、炭素数が6〜 22のカルボン酸との完全および部分エステル、ならびにD)亜リン酸アルキル およびアリール から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤により変性され、I)A)〜D)の群 から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤の存在下において、M(II)、M( III)およびAn−を含む水溶液または懸濁液から、式Iにより示される層状 化合物を沈殿させ、乾燥し、所望により再乾燥し、要すればIIa)得られた生 成物と、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の液体または低融 点の分散剤とを強力に混合して、またはIIb)極性有機溶媒または水の存在下 において、生成物と、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の添 加剤とを粉砕し、乾燥し、所望により再乾燥して得られるカチオン性層状化合物 。
- 2.一般式Iにおいて、M(II)が二価のマグネシウムイオンであるか、また はM(III)が三価のアルミニウムイオンであるか、またはAn−が炭酸イオ ンである請求の範囲1記載のカチオン性層状化合物。
- 3.一般式Iで示される層状化合物がヒドロタルサイトである請求の範囲1また は2記載のカチオン性層状化合物。
- 4.カチオン性層状化合物の調製を、少なくとも1個の水酸基または炭素数3〜 30で炭素原子3個毎にエーテル酸素を有するポリオール、好ましくはグリセロ ールおよび/または平均縮合度2〜10の工業用オリゴグリセロール混合物の群 から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤の存在下において、方法I)により、 要すれば更に混合IIa)または粉砕IIb)によって行う請求の範囲1〜3の いずれかに記載のカチオン性層状化合物。
- 5.カチオン性層状化合物の調製を、三価アルコールと炭素数12〜22の完全 エポキシ化不飽和カルボン酸とのエステル、好ましくはグリセロールと、特にエ ポキシ化不飽和大豆油、エポキシ化菜種油およびエポキシ化ヒマワリ油とのエス テルの群から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤の存在下において、方法I) により、要すれば更に混合IIa)または粉砕IIb)によって行う請求の範囲 1〜4のいずれかに記載のカチオン性層状化合物。
- 6.カチオン性層状化合物の調製を、グリセロール、平均縮合度2〜10の工業 用オリゴグリセロール混合物と炭素数6〜22の飽和および/または不飽和脂肪 族カルボン酸との部分エステルの群から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤の 存在下において、方法I)により、要すれば更に混合IIa)または粉砕IIb )によって行う請求の範囲1〜5のいずれかに記載のカチオン性層状化合物。
- 7.カチオン性層状化合物の調製を、一般式II:▲数式、化学式、表等があり ます▼(II)[式中、R1、R2およびR3はそれぞれ個別にC1−18アル キル基またはフェニル基を表す。] で示される亜リン酸アルキルおよび/またはアリールの群から選ばれる一種また はそれ以上の添加剤の存在下において、方法I)により、要すれば更に混合II a)または粉砕IIb)によって行う請求の範囲1〜5のいずれかに記載のカチ オン性層状化合物。
- 8.カチオン性層状化合物の調製を、A)〜D)の群から選ばれる一種またはそ れ以上の添加剤がカチオン性層状化合物基準で合計0.5〜15重量%存在する 条件下で、方法I)により行う請求の範囲1〜7のいずれかに記載のカチオン性 層状化合物。
- 9.一般式I: [M(II)xT(III)(OH)y](An−)z・mH2O(I)[式中 、1<x<5、0≦z<y、(y+nz)=2x+3および0<m<10である ことを条件として、M(II)は少なくとも一種の二価金属イオン、M(III )は少なくとも一種の三価金属イオン、An−はn価(nは1、2または3)の 酸アニオンである。] で示され、少なくとも50m2/gのBET比表面積を有し、以下の群: A)炭素数が3〜30で少なくとも2個の水酸基を含むポリオール、B)炭素数 が6〜22で、部分的または完全にエポキシ化されたカルボン酸のエステル、 C)炭素数が3〜30で2〜12個の水酸基を含むポリオールと、炭素数が6〜 22のカルボン酸との完全および部分エステル、およびD)亜リン酸アルキルお よびアリール から選ばれる一種またはそれ以上の添加剤により変性されるカチオン性層状化合 物において、 I)式Iにより示される層状化合物を、A)〜D)の群から選ばれる一種または それ以上の添加剤の存在下において、M(II)、M(III)およびAn−を 含む水溶液または懸濁液から沈殿させ、乾燥し、所望により再乾燥し、要すれば 得られた生成物を IIa)A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の液体または低融 点の分散剤と共に強力に混合すること、またはIIb)極性有機溶媒または水の 存在下において、A)〜D)の群から選ばれる他の一種またはそれ以上の添加剤 と共に粉砕し、乾燥し、所望により再乾燥することを特徴とするカチオン性層状 化合物の製法。
- 10.炭素数6〜22のカルボン酸のカルシウムおよび/または亜鉛塩により安 定化されたハロゲン含有合成樹脂用の補助安定剤としての請求の範囲1〜8のい ずれかに記載のカチオン性層状化合物の使用。
- 11.炭素数6〜22のカルボン酸のカルシウムおよび/または亜鉛塩により安 定化されたハロゲン含有合成樹脂用の補助安定剤としての請求の範囲9記載の方 法により製造されるカチオン性層状化合物の使用。
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