JPH0650703U - スローアウェイチップ - Google Patents

スローアウェイチップ

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Publication number
JPH0650703U
JPH0650703U JP8648392U JP8648392U JPH0650703U JP H0650703 U JPH0650703 U JP H0650703U JP 8648392 U JP8648392 U JP 8648392U JP 8648392 U JP8648392 U JP 8648392U JP H0650703 U JPH0650703 U JP H0650703U
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JP
Japan
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rear end
width
holder
tip
lower clamp
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Pending
Application number
JP8648392U
Other languages
English (en)
Inventor
幸一 池永
保三 船木
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP8648392U priority Critical patent/JPH0650703U/ja
Publication of JPH0650703U publication Critical patent/JPH0650703U/ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップへの切屑の引っかかりを防止して、切
削加工の安全性と作業性を向上させることのできるチッ
プを提供する。 【構成】 先端部に所定幅の切刃部22が形成されると
ともに、この切刃部22から後端部24に至る部分が当
該切刃部22よりも幅狭に形成されてなり、後端側の上
下クランプ面を、切刃部22より小さい所定幅を有する
ホルダの上下クランプ部14,16に当接させて支持さ
れるスローアウェイチップ20において、後端部24を
先端側から後端側に向かうにつれて漸次幅が減少するテ
ーパ状に形成するとともに、その後端の幅W3を上下ク
ランプ部14,16の幅W2と同一若しくはそれより小
さく形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、溝入れ加工や厚肉切断加工等の際に、切刃として用いて好適なス ローアウェイチップ(以下「チップ」という。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
図5及び図6は溝入れバイトの一例を示すものであり、ホルダ2のチップ取付 座4に、チップ6がはめ込まれて構成されている。この種のチップ6は、図4及 び図7に示すように、その先端側に所定幅W1の切刃部8が形成されるとともに 、この切刃部8から後端部に至る部分が切刃部8より幅狭に形成されている。ま た、その後端側の上下には、上クランプ面10及び下クランプ面12が形成され 、これら上下クランプ面10,12を、チップ取付座4を構成するホルダ2の上 下クランプ部14,16に当接させることにより、チップ6がホルダ2に支持さ れている。ホルダ2の上下クランプ部14,16の幅W2は、チップ6の後端側 部分の幅より小さく形成されている。なお、図7においてはチップ6の平面形状 を簡略化している。
【0003】 ところで、上記のようなチップ6を用いて深溝加工等を行う場合、切刃部8で 生成される切屑は、その大部分が連続して切削中の溝の外に排出されるが、その 一部はホルダ2の上面に滞留する。そして、この滞留した切屑は、ホルダ2とワ ークの間を抜けて排出されるか、又はホルダ2の上面を伝って溝の外へ排出され てゆく。
【0004】 ホルダ2の上面に滞留した切屑がホルダ2とワークの間を抜けて排出されてゆ く場合、従来のチップ6においては、チップ後端部のエッジ部分(図4及び図7 のA部)に切屑が引っかかり易く、その際、ワークとチップ6の間に切屑がかみ 込んでワークを傷つけたり、チップ取付座4に装着されたチップ6を動かして作 業精度を低下させるという課題があった。
【0005】 また、ホルダ2の上面に滞留した切屑がホルダ2の上面を伝って溝の外へ排出 される場合は、通常切削幅が小さい場合が多く、ホルダ剛性の面からホルダ幅W 2ができる限り大きく設定されるため、切削時におけるワークとホルダ2との隙 間は狭くなる。このため、切削終了後、切屑をホルダ2の上面に滞留した状態の ままバイトが後退する際、チップ6の後端部に切屑が引っかかり、ワークを傷つ けたり、あるいはチップが動いたり、脱落してしまう恐れがあった。
【0006】 本考案は上記の如き事情に鑑みてなされたものであり、チップへの切屑の引っ かかりを防止して、切削加工の安全性と作業性を向上させることのできるチップ を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、先端部に所定幅の切刃部が形成されるとともに、この切刃部から後 端部に至る部分が当該切刃部よりも幅狭に形成されてなり、後端側の上下クラン プ面を、前記切刃部より小さい所定幅を有するホルダの上下クランプ部に当接さ せて支持されるチップにおいて、前記後端部が、先端側から後端側に向かうにつ れて漸次幅が減少するテーパ状に形成されるとともに、その後端の幅が前記上下 クランプ部の幅と同一若しくはそれより小さく形成されたことを特徴とするもの である。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は、本考案の一実 施例に係るチップ20を、前述の図5及び図6に示したホルダと同様のホルダに 取り付けた状態を示す平面図であり、図7と同様のものである。
【0009】 本実施例に示すチップ20は、その先端側に所定幅W1の切刃部22が形成さ れるとともに、この切刃部22から後端部24に至る部分が切刃部22より幅狭 に形成されている点では、前述の従来のチップと同様である。また、図1では図 示を簡略化しているが、その後端側の上下に、クランプ面が形成されている点も 従来のチップと同様である。
【0010】 しかし、チップ20の後端部24の形状は従来のチップのものと異なっており 、該後端部24の形状は、平面視において、先端側から後端側に向かうにつれて 漸次幅が減少するテーパ状に形成されるとともに、その後端の幅W3は、上下ク ランプ部14,16の幅W2と同一若しくはそれより小さく形成されている。図 1に示すテーパ角θ1は、本実施例の場合、60゜〜80゜の範囲に設定されて いる。なお、本実施例に係るホルダの上下クランプ部14,16の幅W2は、従 来のホルダのものと同一か、それより小さい値に設定されている。
【0011】 また、本実施例に示すチップ20の側面形状は、種々の形状のものでよく、図 6に示す如き形状に限定されるものではない。
【0012】 上記構成に係るチップ20を用いて深溝加工等を行う場合には、チップ20の 後端部24に切屑が引っかからないため、ワークとチップ20との間に切屑がか み込んでワークを傷つけたり、チップ20が動いたり、あるいはホルダから脱落 してしまうことがない。従って、従来のチップ6に比べて、切削加工の安全性と 作業性を向上させることができる。しかも、チップ6及びホルダの製造上、従来 のものよりコストや手間がかかるということもない。
【0013】 なお、本考案に係るチップは、上記のような、ホルダの弾性変形を用いてクラ ンプするシングルクランプ式のものに適用できるのみならず、例えば、図2及び 図3に示すような、支持部30上に設けられた可動部32をクランプボルト34 を用いて締め付けるクランプオン式のものにも適用できることは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係るチップは、後端部が、先端側から後端側 に向かうにつれて漸次幅が減少するテーパ状に形成されるとともに、その後端の 幅がホルダの上下クランプ部の幅と同一若しくはそれより小さく形成されている ので、チップ後端部に切屑が引っかかることを確実に防止でき、切削加工の安全 性と作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るチップのホルダへの取
り付け状態を示す平面図である。
【図2】クランプオン式の溝入れバイトの一例を示す平
面図である。
【図3】図2の溝入れバイトの側面図である。
【図4】従来のチップを示す斜視図である。
【図5】シングルクランプ式の溝入れバイトの一例を示
す平面図である。
【図6】図5の溝入れバイトの側面図である。
【図7】従来のチップのホルダへの取り付け状態を示す
平面図である。
【符号の説明】
14,16 ホルダの上下クランプ部 20 チップ 22 切刃部 24 チップ後端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に所定幅の切刃部が形成されるとと
    もに、この切刃部から後端部に至る部分が当該切刃部よ
    りも幅狭に形成されてなり、後端側の上下クランプ面
    を、前記切刃部より小さい所定幅を有するホルダの上下
    クランプ部に当接させて支持されるスローアウェイチッ
    プにおいて、前記後端部が、先端側から後端側に向かう
    につれて漸次幅が減少するテーパ状に形成されるととも
    に、その後端の幅が前記上下クランプ部の幅と同一若し
    くはそれより小さく形成されたことを特徴とするスロー
    アウェイチップ。
JP8648392U 1992-12-16 1992-12-16 スローアウェイチップ Pending JPH0650703U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8648392U JPH0650703U (ja) 1992-12-16 1992-12-16 スローアウェイチップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8648392U JPH0650703U (ja) 1992-12-16 1992-12-16 スローアウェイチップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650703U true JPH0650703U (ja) 1994-07-12

Family

ID=13888231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8648392U Pending JPH0650703U (ja) 1992-12-16 1992-12-16 スローアウェイチップ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0650703U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50108690A (ja) * 1974-01-30 1975-08-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50108690A (ja) * 1974-01-30 1975-08-27

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971125