JPH06506737A - 構造物組立システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 構造物組立システム 技術分野 本発明は、重量構造物の取付システム、特に分解可能な主要ユニットの組立シス テムおよびそのシステム用ユニットに関するものである。

背景技術 建設業において、コンクリートの基礎は、一般に、コンクリートが注入される型 枠を使用することにより形成される。この型枠は、通常、その上にコンクリート が注入される実際の下地部材のための枠組ないしは組み格子を支持する再使用可 能な木およびアルミニウムから成るコンポジット式の筋違および梁から構成され る。下地は、しばしば平坦で表面が紙の合板部材で構成される。したがって、例 えば３７４インチの厚さを有し、コンクリートの完成面と一致する置き換え可能 な紙製ライナーを持つ実質的に合板から成る下地シートは１通常、釘打ち用当て 木を有する下層の支持梁に対し釘打ちされる。コンクリートが凝固すると、下層 の型枠格子および合板は取りはずされる。しばしば合板は、コンクリートと釘打 ちされるアタッチメントのエントレインメント（ｅｎｔｒａｉｎｍｅｎｔ）によ り損傷する。

同様に、合板の表面にはコンクリートが浸透し、損傷する。支持用組み格子に設 けられた木製の釘打ち用当て木は、繰り返し使用されるとともに置き換えられる ことにより、経時的に劣化する。したがって、物質および労力のはかりしれない 支出が強いられるとともに、価値ある資源が消費される。

コンクリートの基礎を形成する現行の方法にも問題がある。それは、継ぎ口外形 が４×８フイートの下地シートが不整列によってギャップおよびセメント浸透の 原因となり、完成後のコンクリート表面が平滑でなければならない場合には、セ メントのフラッシング（ｆｌａｓｈｉｎｇ）をけずり取らねばならないことであ る。

可撓性エレメントを接合させるためにフック・アンド・ループ型（ｈｏｏｋ　ａ ｎｄ　１ｏｏｐ　ｔｙｐｅ）のエレメントを使用することは新規なことではない 。衣服および靴の分野では、永年の間、その隣接面をしっかりと固定するために 、一般に商標ＶＥＬＣＲＯで参照される特別なフック・アンド・ループ型の固定 部材が用いられている。

しかしながら、この固定部材は、４インチを越えないという現行の有効幅、およ びプラスチック製のフック・エレメントによって増大する最大固定力（ｍａｘｉ ｍｕｍ　ａｎｃｈｏｒｉｎｇ　ｆｏｒｃｅ）によって制限される。さらに、これ までの使用法は、１９８８年５月１７日に成立したウィルソンの米国特許第４． ７４４，４８９号に示される衣服の開口部や靴のフラップや装飾用で非建造物用 のパネル、あるいは１９７８年５月２３日に成立したクラトロの米国特許第４． ０９０．３３５号に示される仕切壁（ｒｏｏｍｄｉｖｉｄｅｒ）のように、引き はがしたり張り合せたりする相対運動により一対の対向するフック・アンド・ル ープ面を着脱するのに使用可能なこの種のファスナーの応用に集中しているよう に見える。

発明の開示 本発明は、はぼ平坦な面を対向させて組立てられる剛性を有した垂直支柱コンポ ーネントを複数有する建築用構造物を提供するものである。第１の垂直支柱コン ポーネントは、その面に沿ってフック・アンド・ループ型の固定システムが形成 された第１の部分を有し、標準長に形成される。また、第２の垂直支柱コンポー ネントは、その少なくとも１つの面に沿って前記第１の部分と相互に組立可能な フック・アンド・ループ型の固定システムが形成された第２の部分を有している 。その結果、前記両コンポーネントを建築用構造物において必要に応じて調整（ ｃｕｔ　ａｎｄ　ｆｉｔ）することができるとともに、フック・アンド・ループ 型の固定システムの第１および第２の部分間で面とおしを相互着脱可能に連結せ しめることができる。

第１の実施例においては、構築用のコンポーネント位置せしめてもよい。

別の実施例においては、構築用のコンポーネント部分は、仕切壁のコンポーネン ト部分のように、相互に傾斜できるように（ｉｎ　１ｎｃｌｉｎｅｄ　ｏｒｉｅ ｎｔｅｄ　ｒｅｌａｔｉｏｎ）位置せしめてもよい。

選択可能な実施例においては、構造物は、複数の層を有するとともに、この構造 物の層の対向面の一対以上の間において組立コンポーネントが着脱可能な結合と なった仮の構造としてもよい。

本発明は、一実施例において、コンクリート構造を形成するためのシステムを開 示するものである。このシステムにおいては、再使用可能なフック・アンド・ル ープ域のファスナーがコンポーネント部分を確実に固定するとともに、対向する 型枠コンポーネントの面が相互に着脱できる関係を有して組立てられるのに使用 される。

この実施例においては、組立てられた型枠上の層の１つがコンクリートの中に埋 め込まれるとともにそのまま残され、その後、これは、表面装飾、敷物ないしは 壁紙のような完成後の細工が付加されて使用される。

本発明は、さらに、コンクリートを固着させるための取りはずし可能な固定エレ メントを有する組立システムを提供する。このシステムは、コンクリート構造物 に対し固定エレメントを組立てることにより、取りはずしおよび置き換え可能な 完成後の表面部材を用意することが可能となる。かかる表面は、壁、床および／ または天井であってもよい。

本発明は、さらに、その必要不可欠な部分を形成するための構造物の第１の接触 面と永久的に固定された関係となる第１の固定エレメントの層を有する構造用の システムを提供する。この第１の固定エレメントの層は、これと係合するために 対向して位置する第２の固定エレメントの層を有し、第１の固定エレメントの層 と相互に係合する構造物の第２の裏面を確実に固定するために使用される。

したがって、裏面に適切な固定エレメントが形成されたカーペットその他の床カ バーや、上面に適切な固定エレメントが形成された床パネルやタイルは、容易か つ着脱可能に構造物に対し適宜固定される。同様に、仕切用等の壁面は、スタッ ド・システムに取り付けることができる。また、スタッド・システムのエレメン トは、これと相互に係合する層の固定エレメントと接合させてもよい。

一実施例において、支持部材の組み格子は、少なくとも第２の部材の第２の面と 圧接関係を有する第１の部材の第１の面を含んでいる。両部材は、２つのコンポ ーネントの固定手段の１つのコンポーネントの部分で固定され、両部材間で対向 固定部を形成する。このような固定方法は、コンクリートの型枠や、壁構造のみ ならず永久床の梁や下張り床構造に用いてもよい。

別の実施例において、裏シートに設けられるとともに接着される表面固定手段の 第１のコンポーネント部分の形成された層のある第１の表面を有する構造部材に は、その部材を覆うことにより保護される取りはずし可能な保護カバーが具えら れる。この保護カバーは、その脱着と固定手段の第１のコンポーネントの形成さ れた表面層を露出させるために、その一方の面上に、固定手段の第１のコンポー ネントと相互に係合する表面固定手段の第２のコンポーネントの形成された層を 含んでいる。上記実施例は、床ないしは下張り床の構造を具えてもよいし、この 場合には、保護カバーはその下に位置する表面固定手段を保護するため、構造物 が完成するまで、その場所に置かれたままとなる。その後、カーペットその他の カバーがそれに置き換えられ、保護用の下層固定コンポーネントは、下張り床の カバーを取りはずし可能に固定するために利用される。

一般に、相互に係合するフック・アンド・ループ型の区間固定エレメントは合成 物質から成り、必要とされる組立力を増進させるために、固定手段により、所定 の区間だけを容易に覆える裏張りシートと結合する層として形成される。

図面の簡単な説明 本発明に係る実施例は添付図面を参照して説明されるが、これにより本発明が限 定されるものではない。

添付図面のうち、 第１図は、部分的に破断されている本発明に係るコンクリート型枠システムの概 略図、 第２図は、本発明に係る構造物フロアシステムの概略図、 第３図および第４図は、本発明に係るコンポーネント固定手段を組立てる構造物 エレメントの概略図、第５図は、据え付は位置において連結された固定部材が１ つのエレメントに組立てられコンクリートの注入された床ないしは屋根を構成し た横断面図、第６図は、第５図と類似するもので、固定手段が結合した相互に係 合するエレメントが組み込まれた天井の横断面図、 第７図は、本発明の一実施例に係る仕切壁の一部分のエレメントを示した破断さ れた概略図である。

発明を実施するための最良の形態 本発明を実施した場合に、ＶＥＬＣＲＯ（商標）製品における４インチという現 行の幅制限や全体が密着したときの接合力に関する現行の上限のような現在用い られているフック・アンド・ループ型ファスナーに固有の問題点および制限が、 各々のフック・アンド・ループ型エレメントを幅広シートとすること、性能の向 上したエレメントに改良すること、およびファスナーのために改良された製造方 法を採用することにより克服できることが認識されるであろう。提案されたコン ポーネントの方向性は、製品の表面にフック・アンド・ループ型の固定システム を適応させることにある。本明細書において説明されているものは、構築システ ムを構成するエレメントに対し、直接、本発明に係るシステムを適用することで ある。この方向性は、製品を標準コンポーネントとして現場に運搬しなければな らないときや構造物中にアッセンブリをその場で調整（ｃｕｔ　ａｎｄ　ｆｉｔ ）するときに、要求されるアタッチメントの自由度をもたせるために必要となる 。

加えて、欧州特許出願第８９１０１２６７号（名称；アンカー・ボード・システ ム）のみならず本出願において開示される発明は、固定するためのものそれ自体 ではなく、むしろ新規にデザインされた伝統的構造物である。

第１図に示されるように、コンクリートの型枠用アッセブリｌＯは、ビーム１４ を支持する複数の支持支柱１２を有する。ビーム１４には梁１６が交差して載置 され、梁１６には下地シート１８が固定される。

カバー４１は、隣接する下地シート１８間に生ずるギャップないしは接続部３９ を覆うように載置される。

各剛性コンポーネント１４．１６．１８間の対向部１１，２２．２４に、ループ ２７およびフック２９がら成る区域固定エレメントが配設され、各コンポーネン トを確実に固定するようになっている。

カバー４１もループ２７およびフック２９から成る区域固定エレメントを利用す るものであり、これによりカバー４１は下地シート１８と確実に固定される。

第２図には、床構造の一部分３ｏが示される。組立後の梁３２が図示されており 、各々の梁３２は、一対の対向するフランジ３４．３６とフランジ３４．３６間 を結合するウェブ３８とで構成される。ががる梁３２は、アルミニウムのような 軽合金による成型または金属の加工によって製造することができるし、木および 合板を図示した形状に加工することによって製造することもできる。

梁３２の端部は、通常、周辺部に位置する基台（図示省略）によって支持される 。

パネル４０から成る下張り床は、梁３２によって支持される。対向接触域４６お よび４７にはループ２７およびフック２９から成り各コンポーネントを固定する ための区域固定エレメントが位置し、各コンポーネントは相互に確実に保持され る。可撓性を有する保護カバーシート５０は床パネル４ｏの上面を覆って載置さ れ、床パネル４０間のギャップないしは接続部３９を覆うように調整される。

構造物が組立てられる間、シート５ｏは、保護用のオーバー・フローリング・エ レメント（ｏｖｅｒ−ｆｌｏｏｒｉｎｇ　ｅｌｅｍｅｎｔ）となり、シート５ｏ の下側に位置するパネル４０の上方に突出するフック部２９を損傷から保護する 。構造物が組立てられ、仕上作業が終了すると、保護シート５ｏは取り除くこと ができ、その下面にフック２９と係合し合うループ層を有するフローリング・シ ステム用の面積４×８の合板シート、ないしはループの形成された下面を有する カバー用カーペットを設置することができる。この点は、我々の審査中の出願（ 出願番号第１３６，９５３号）において開示されている。

第３図は、その一方の面にループ・エレメント２７の層を有する本質的にはたわ まないパネル５２を示したものである。このパネル５２には仕上げ面を構成する エレメントを設けてもよいし、構造物に形成されたフック・エレメント２９に対 し取付けることもできる。

第５図および第６図に図示されるように、コンクリートの中実部材から成る床面 の場合には、床面に形成された区域固定エレメント５４．５６はコンクリートを 注入して床を形成するとき、ないしは注入後に、現場において固定することがで きる。第１図に図示されている型枠の部分のように表面の区域固定エレメント５ ４ないしは５６を形成することによって達成される本発明の実用性は、その適切 な適応性を考慮することによって、容易に高めることができる。したがって、第 １図の変形例として示される床材の実施例の場合には、カバー４１は、その上に セメントが注入される床材の下面と結合させるために、コンクリートとは付着し ない離脱可能（ｒｅｌｅａｓａｂｌｅ）な構成としてもよいし、上方に突出する ループないしはフックを具えた構造としてもよい。カバー４１の下面は、フック ないしはループを具えてもよいし、ループにするかフックにするかの選択は、そ こから吊される床の仕上げ面と結合する固定エレメントによって決定されること が理解されるであろう。さらに、カバー４１の下面において選択されたエレメン トと相互に係合する固定エレメントは、下地シート１８の上面と確実に固定され ることになろうが、これによって、カバー４１をシート［１に対し着脱自在に組 立てることが可能になり、型枠を最初に組立て、次いでこれを解体することが促 進される。

第４図は、その上にループ・エレメント２７をおよびフック・エレメント２９が 形成された層を有し、中間構造物として使用されるパネル６０が示されている。

本発明を実施する場合には、まず第１図に示されるように、支持用のエレメント １２．１４．１６が格子状に組立てられる。フック／ループの形成された部分を それぞれ接合するだけで、釘を打ったり、その他の補助的な固定工程をとること なく、組立てることができる。同様に、下地シート１８は、その上に加わる下向 きの力とともにシートの自重により、所定の場所へ位置せしめられるとともに固 定され、各々のループおよびフックのエレメント２７．２９が係合される。

バリア・シート４１は下地シート１ｇの上面を保護するから、液状のコンクリー トは、隣接するシート１８間の継ぎ目に侵入することはできない。これにより、 コンクリート打ちに続く梁の継ぎ目に生じた時の研削加工（ｊｏｆｇｔ−ｆｌａ ｓｈ　ｇｒｆｎｄｉｎｇ）を最小限にすることができる。

下地シート部材１８の場合には、十分な構造上の強度と堅牢性を確保しつつ重量 を減少させるために、合板以外のフオーム・コア（ｆｏａｍ　ｃｏｒｅ）を有す るアルミニウムのような部材で組立てられてもよいことが予想される。

バリア・シート４１には、注入されるコンクリートとの結合を促進する表面処理 が施された面と、かがる結合を妨げる表面のバリア層とを有するようにしてもよ い。また、シート４１の上面は、注入されたコンクリートと本来の位置における 結合を増進させるために凹凸を設けてもよい。

予め組立てられた梁として図示されている第２図において、適切な床面の梁が所 定の間隔を有して配設される。また、梁３２は、本発明に係る区間固定エレメン トと、その設置を促進するために、端部下面において結合してもよい、そして、 下張り床パネル４０は一時的に下方に加わる力が対向する固定エレメント、すな わちループ２７およびフック２９と係合する場所に配設される。

そして、可撓性を有する保護カバー５０は、梁３９の接触部を覆うために、下張 り床上に載置される。シート５０が配設されるのは、下張り床パネル４０に形成 されたフック・エレメント２９を保護するためである。上記工事とともに、電気 工事、配管工事、大工工事のような工事が終了すると、我々の審査中の出願（出 願番号筒１３６、９５３号）に係る下面にループが形成されたカーペットをシー ト５０に代わって配設することができる。

上記システムを解体する場合には、対向するアタッチメントであるフックおよび ループ手段の間に潜在的に生じ得る大きな固定力により、ブライ・バー（ｐｒｙ 　ｂａｒ）ないしは機械的引きはがしのような補助手段を使用しなければならな いかも知れないことは理解できるであろう。

第７図には、仕切壁用のアッセンブリ７０が示される。Ｕ型をした固定エレメン ト７３がその中に形成されたスチル・ピース（ｓｔｉｌｌ　ｐｉｅｃｅ）には、 スタッド・メンバー７４が収容される。スタッド・メンバー７４の端部下面の部 分７５には、その上に固定エレメント７７が形成され、スチル・ピース７２の固 定エレメント７３と係合される。スタッド・メンバー７４の側部７８には固定エ レメント７７を覆う、または少なくとも一部を覆うアウタ・フェイスが設けられ 、シート７９のエレメント７３が固定される。仕切壁を使用する場合には、十分 な強度を有する仕切壁を容易かつ迅速に組立てることができるとともに、容易に 解体することができる。スチル・ピース７２も、その下面上に固定エレメント７ ３あるいは７７を設けてもよい。仕切壁のエレメント７２および７４は一般的に 、釘打ち構造物において現在使用されている金属製のスタッドやスチルと同様に 、ロール状の薄板金属から構成される。

上記に開示された実施例は本発明の一例にすぎず、ここに添付した請求の範囲内 において変形を加えることは可能である。

補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年４月３０ＥＥｔ！！７１

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも第１の面を有し組立可能な部材から構成される構造を具えるとと もに、フック・アンド・ループ型固定システムの形成された部分をほぼ覆う表面 とこの表面と対向する裏面とを含む上張り用のカバーを具え、この上張り用カバ ーの裏面は構築中においては前記第１の面に埋め込まれることを特徴とする壁、 天井ないしは床を形成するための建築用構造物。
2. ２．前記第１の面がほぼ平面であることを特徴とする請求の範囲第１項記載の建 築用構造物。
3. ３．前記裏面が部材に埋め込まれるための構造上の手段を有することを特徴とす る請求の範囲第２項記載の建築用構造物。
4. ４．前記構造上の手段がフック・アンド・ループ型固定システムの部分から構成 されることを特徴とする請求の範囲第３項記載の建築用構造物。
5. ５．前記上張り用カバーの裏面が部材との結合を促進するための処理が施されて いることを特徴とする請求の範囲第２項記載の建築用構造物。
6. ６．前記上張り用カバーの裏面が部材との結合を促進するための処理が施されて いることを特徴とする請求の範囲第３項記載の建築用構造物。
7. ７．前記上張り用カバーが前記組立可能な部材の組立中は型枠によって支持され るとともに、前記部材の組立が完了すると前記上張り用カバーから取りはずし可 能で相互に係合し得るフック・アンド・ループ型固定システムの部分を有するこ とを特徴とする請求の範囲第４項記載の建築用構造物。
8. ８．前記第１の面と対向しほぼ平坦な第２の面と、フック・アンド・ループ型固 定システムの一部およびこれと対向する裏面をほぼ覆う表面を含む上張り用カバ ーとを具え、この上張り用カバーの裏面が構造物を組立中は前記第２の面に埋め 込まれることを特徴とする請求の範囲第４項記載の建築用構造物。
9. ９．ほぼ平坦な対向面から成る層状で組立用の堅固なコンポーネントを複数具え 、 第１のコンポーネントは、ほぼ均一にカバーを固定するとともに少なくともその 第１の面を横切って支持するフック・アンド・ループ型固定システムの第１の部 分を有して設けられたシート部材を具え、 第２のコンポーネントは、前記第１の部分と相互に係合可能でほぼ均一にカバー を固定し少なくともその第２の面を横切って支持するフック・アンド・ループ型 固定システムの第２の部分を有して設けられた支持部材を具え、前記第１および 第２のコンポーネントは現場サイズに形成されるとともに建築用構造物の中にお いて取りはずし可能に接合されることを特徴とする建築用構造物。
10. １０．複数の構造物層から成り、その対向面の一対以上の間においてフック・ア ンド・ループ型システムの部分を有することを特徴とする請求の範囲第９項記載 の建築用構造物。
11. １１．第３の面に沿ってシート部材と取りはずし可能にほぼ密封して固定される 取りはずし可能なカバー層を具えたことを特徴とする建築用構造物。
12. １２．前記第１のコンポーネントは天井から成ることを特徴とする請求の範囲第 １１項記載の建築用構造物。
13. １３．前記第１のコンポーネントは床から成ることを特徴とする請求の範囲第１ １項記載の建築用構造物。
14. １４．前記第１の面はほぼ平坦であり、前記第２の面はほぼ平坦であり、前記第 １および第２の面はほぼ垂直であることを特徴とする請求の範囲第９項記載の建 築用構造物。
15. １５．前記第１の面はほぼ平坦であり、前記第２の面はほぼ平坦であり、前記第 １および第２の面は同様に傾斜していることを特徴とする請求の範囲第９項記載 の建築用構造物。
16. １６．前記各コンポーネントは、調整されねばならない場所において一般的に均 一な断面を有することを特徴とする請求の範囲第９項記載の建築用構造物。
17. １７．前記シート部材は壁用下地部材であることを特徴とする請求の範囲第１４ 項記載の建築用構造物。
18. １８．前記シート部材は下地部材であり、前記支持部材は梁部材であり、この梁 部材はほぼ均一にカバーを固定し前記第２の面と対向する第３の面を横切って支 持するフック・アンド・ループ型固定システムの第２の部分を具え、前記第３の コンポーネントはほぼ均一にカバーを固定し少なくとも第４の面を横切って支持 する前記第３の面の第２の部分に対し相互に係合可能なフック・アンド・ループ 型固定システムの第１の部分を具えたことを特徴とする請求の範囲第１４項記載 の建築用構造物。
19. １９．前記第１のコンポーネントは相互に接触する端部を具えるとともに上面を 横切ってほぼ均一に支持するフック・アンド・ループ型固定システムの第１の部 分を具え、前記第２のコンポーネントは複数の梁部材を具え、さらに前記上面の 第１の部分とほぼ取付可能なフック・アンド・ループ型固定システムの第２の部 分をほぼ覆う下面を有した上張り用カバーを具え、下地部材の上面を固定すると ともに接触端部の区域から液状のコンクリートが侵入するのを防止するために前 記接触端部を覆って位置することを特徴とする請求の範囲第１８項記載の建築用 構造物。
20. ２０．前記上張り用カバーの上面は、その上にコンクリートが注入されるとコン クリートと前記上張り用カバーの結合を可能にする取付手段を具えたことを特徴 とする請求の範囲第１９項記載の建築用構造物。
21. ２１．前記上張り用カバーの上面は、その上にコンクリートが注入されるとコン クリートと前記上張り用カバーとの結合を阻止し、コンクリートが凝固するとコ ンクリートから前記上張り用カバーの取りはずしを促進する解放手段を具えたこ とを特徴とする請求の範囲第２０項記載の建築用構造物。
22. ２２．前記シート部材は床パネルであり、ほぼ均一にカバーを固定し前記上面を 横切って支持するカーペットを取付けるためのフック・アンド・ループ型固定シ ステムの第１の部分を具えることを特徴とする請求の範囲第１４項記載の建築用 構造物。
23. ２３．前記シート部材は下地部材であり、前記第２のコンポーネントはスタッド 部材であり、前記第１および第２のコンポーネントは予め組立てられた壁構造で あることを特徴とする請求の範囲第１５項記載の建築用構造物。
24. ２４．前記予め組立てられた壁構造は仕切壁であることを特徴とする請求の範囲 第２３項記載の建築用構造物。
25. ２５．型枠を組立てる工程と、 この型枠は、前面と、この前面にフック・アンド・ループ型の固定システムを有 する下地部材とを具え、 上張り用カバーは前記下地部材の第１の面と相互に係合し合って組立可能なフッ ク・アンド・ループ型固定システムの部分により前記前面をほぼ覆い、 前記上張り用カバーの前面は前記下地部材と前記固定システムを介して固定され 、 前記上張り用カバーの裏面に対し凝固し得る物質を注入する工程と、 前記物質を凝固させる工程と、 前記下地部材の取りはずしを含む構造物から前記型枠を撤去する工程と を含むことを特徴とする壁、天井ないしは床の構築方法。
26. ２６．前記上張り用カバーの裏面は、凝固可能な物質に対し結合を排除する表面 バリア層を具えたことを特徴とする請求の範囲第２５項記載の構築方法。
27. ２７．前記裏面に隣接する凝固し得る物質の第１の面に前記上張り用カバーの裏 面の部分を埋め込む工程をさらに具えたことを特徴とする請求の範囲第２５項記 載の構築方法。
28. ２８．凝固し得る物質中に埋め込まれる前記上張り用カバーの部分が凝固する時 に凝固し得る物質との結合を形成する前記上張り用カバーの裏面上に構造上の手 段を有することを特徴とする請求の範囲第２７項記載の構築方法。
29. ２９．前記構造上の手段が前記上張り用カバーの裏面をほぼ覆うフック・アンド ・ループ型固定システムの部分であることを特徴とする請求の範囲第２８項記載 の構築方法。
30. ３０．物質に対する結合を増進するために、注入する前に前記上張り用カバーの 裏面を処理する工程をさらに具えたことを特徴とする請求の範囲第２９項記載の 構築方法。
31. ３１．前記下地部材はその前面と対向する第１の面を具えるとともにこの第１の 面上にフック・アンド・ループ型固定システムの部分を具え、前記型枠は第２の 面上の前記下地部材の第１の面に形成されたフック・アンド・ループ型固定シス テムの部分に対し相互に係合可能なフック・アンド・ループ型固定システムの部 分を有する支持部材をさらに含み、前記下地部材と支持部材は対応するフック・ アンド・ループ型固定システムの部分によって固定されることを特徴とする請求 の範囲第３０項記載の構築方法。