JPH065046Y2 - 切削装置 - Google Patents
切削装置Info
- Publication number
- JPH065046Y2 JPH065046Y2 JP1987045294U JP4529487U JPH065046Y2 JP H065046 Y2 JPH065046 Y2 JP H065046Y2 JP 1987045294 U JP1987045294 U JP 1987045294U JP 4529487 U JP4529487 U JP 4529487U JP H065046 Y2 JPH065046 Y2 JP H065046Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- rotary tool
- drill
- oil supply
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は多気筒エンジンのクランクシャフトに穿設され
た給油孔の入口開口を面取りするのに好適な切削装置に
関する。
た給油孔の入口開口を面取りするのに好適な切削装置に
関する。
(従来の技術) 第3図及び第4図に示すように、エンジンのクランクシ
ャフト01にはこれを軸承する軸受に給油するための給油
孔02及びコネクティングロッドの大端部を軸承するクラ
ンクピンに給油するための給油孔03がそれぞれ複数個穿
設される。
ャフト01にはこれを軸承する軸受に給油するための給油
孔02及びコネクティングロッドの大端部を軸承するクラ
ンクピンに給油するための給油孔03がそれぞれ複数個穿
設される。
これら軸受用給油孔02及びクランクピン用給油孔03の入
口開口を面取りするには、第5図に示すようなドリル等
の回転工具04がその回転軸に沿って移動しうるギャング
ヘッド05に支持されている切削装置を用いていた。
口開口を面取りするには、第5図に示すようなドリル等
の回転工具04がその回転軸に沿って移動しうるギャング
ヘッド05に支持されている切削装置を用いていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、軸受用給油孔02及びクランクピン用給油孔03
はそれぞれクランクシャフト01の軸芯に向かって互いに
異なる方向から穿孔されているので、これらの入口開口
を面取りするためには、各給油孔02、03毎にクランクシ
ャフト01をその軸芯まわりに回動して切削装置の加工台
上に固縛する必要があり、従って、これら給油孔02、03
の入口開口の面取りに多大の手数及び時間を要するとい
う問題があった。
はそれぞれクランクシャフト01の軸芯に向かって互いに
異なる方向から穿孔されているので、これらの入口開口
を面取りするためには、各給油孔02、03毎にクランクシ
ャフト01をその軸芯まわりに回動して切削装置の加工台
上に固縛する必要があり、従って、これら給油孔02、03
の入口開口の面取りに多大の手数及び時間を要するとい
う問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、被加工物に第1の孔
を穿設するための第1の回転工具をその回転軸に沿って
上記被加工物に向かって移動しうるギャングヘッドに相
対移動不能に支持するとともに、上記第1の孔に対して
所定角度傾斜して上記被加工物に穿設された第2の孔の
入口開口を面取り加工するための第2の回転工具を上記
第1の回転工具の回転軸に対して上記所定角度傾斜させ
て上記キャングヘッドに相対移動不能に支持したことを
特徴とする切削装置にある。
あって、その要旨とするところは、被加工物に第1の孔
を穿設するための第1の回転工具をその回転軸に沿って
上記被加工物に向かって移動しうるギャングヘッドに相
対移動不能に支持するとともに、上記第1の孔に対して
所定角度傾斜して上記被加工物に穿設された第2の孔の
入口開口を面取り加工するための第2の回転工具を上記
第1の回転工具の回転軸に対して上記所定角度傾斜させ
て上記キャングヘッドに相対移動不能に支持したことを
特徴とする切削装置にある。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、ギャン
グヘッドを第1の回転工具の回転軸に沿って被加工物に
向かって移動させることによって被加工物に第1の回転
工具により第1の孔を穿設すると同時に第2の回転工具
により第2の孔の入口開口を面取り加工する。
グヘッドを第1の回転工具の回転軸に沿って被加工物に
向かって移動させることによって被加工物に第1の回転
工具により第1の孔を穿設すると同時に第2の回転工具
により第2の孔の入口開口を面取り加工する。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図及び第2図に示されている。
第1図において、1はギャングヘッド、2はクランクシ
ャフト01の軸受用給油孔02を穿孔し、かつ、その入口開
口を面取りするためのドリル、3はクランクシャフト01
のクランクピン用給油孔03の入口開口を面取りするため
のドリルである。
ャフト01の軸受用給油孔02を穿孔し、かつ、その入口開
口を面取りするためのドリル、3はクランクシャフト01
のクランクピン用給油孔03の入口開口を面取りするため
のドリルである。
ギャングヘッド1はベッド4上にスライド可能に支持さ
れ、図示しない加工台上に固縛されたクランクシャフト
01に向かってドリル2の回転軸に沿って移動しうるよう
になっている。ドリル2及びドリル3はそれぞれギャン
グヘッド1に回転可能に支持され、モータ5によって回
転駆動される。ドリル2の回転軸はクランクシャフト01
の軸受用給油孔02を指向せしめられ、ドリル3の回転軸
はクランクシャフト01のクランクピン用給油孔03を指向
せしめられ、かくして、ドリル3の回転軸はドリル2の
回転軸に対して角度θだけ傾斜している。
れ、図示しない加工台上に固縛されたクランクシャフト
01に向かってドリル2の回転軸に沿って移動しうるよう
になっている。ドリル2及びドリル3はそれぞれギャン
グヘッド1に回転可能に支持され、モータ5によって回
転駆動される。ドリル2の回転軸はクランクシャフト01
の軸受用給油孔02を指向せしめられ、ドリル3の回転軸
はクランクシャフト01のクランクピン用給油孔03を指向
せしめられ、かくして、ドリル3の回転軸はドリル2の
回転軸に対して角度θだけ傾斜している。
しかして、ドリル2及び3を回転させながらギャングヘ
ッド1を所定の送り速度でクランクシャフト01に向かっ
て移動させると、第2図に示されるように、ドリル2及
び3が白抜矢印に示すように移動して、先ず、ドリル2
の先端小径部2aによってクランクシャフト01の軸受用給
油孔02が穿孔される。そして、この給油孔02が穿孔され
た時点でドリル2の基部大径部2bによって軸受用給油孔
02の入口開口の面取りが行われると同時にドリル3によ
ってクランクピン用給油孔03の入口開口の面取りが行わ
れる。なお、ドリル3はクランクピン用給油孔03の方向
に送られないが、その入口開口の面取りには何らの支障
はない。
ッド1を所定の送り速度でクランクシャフト01に向かっ
て移動させると、第2図に示されるように、ドリル2及
び3が白抜矢印に示すように移動して、先ず、ドリル2
の先端小径部2aによってクランクシャフト01の軸受用給
油孔02が穿孔される。そして、この給油孔02が穿孔され
た時点でドリル2の基部大径部2bによって軸受用給油孔
02の入口開口の面取りが行われると同時にドリル3によ
ってクランクピン用給油孔03の入口開口の面取りが行わ
れる。なお、ドリル3はクランクピン用給油孔03の方向
に送られないが、その入口開口の面取りには何らの支障
はない。
かくして、クランクシャフト01の軸受用給油孔02の穿孔
及びその入口開口の面取りとクランクピン用給油孔03の
入口開口の面取りが一挙に行われるので、従来に比しク
ランクシャフト01を加工台上に固縛する回数が減るとと
もにクランクシャフト01を容易、かつ、迅速に製作する
ことができるので、その製作コスト及びメンテナンスコ
ストを低減できる。また、ドリル3はそのガイドブッシ
ュを用いる必要がないので、ドリルの径に制約されるこ
とがなく、従って、クランクピン用給油孔03の径より大
径であれば廃品となったドリルを切断して用いることが
できる。
及びその入口開口の面取りとクランクピン用給油孔03の
入口開口の面取りが一挙に行われるので、従来に比しク
ランクシャフト01を加工台上に固縛する回数が減るとと
もにクランクシャフト01を容易、かつ、迅速に製作する
ことができるので、その製作コスト及びメンテナンスコ
ストを低減できる。また、ドリル3はそのガイドブッシ
ュを用いる必要がないので、ドリルの径に制約されるこ
とがなく、従って、クランクピン用給油孔03の径より大
径であれば廃品となったドリルを切断して用いることが
できる。
なお、以上実施例においては本考案をクランクシャフト
の軸受用給油孔及びクランクピン用給油孔の面取りに適
用した場合について説明したが、これに限らず同様の被
加工物の切削加工に本考案の装置を用いることができ、
また、回転工具としてドリル以外のフライスカッターや
砥石等の回転工具を用いることもできる。
の軸受用給油孔及びクランクピン用給油孔の面取りに適
用した場合について説明したが、これに限らず同様の被
加工物の切削加工に本考案の装置を用いることができ、
また、回転工具としてドリル以外のフライスカッターや
砥石等の回転工具を用いることもできる。
(考案の効果) 本考案においては、ギャングヘッドを第1の回転工具の
回転軸に沿って被加工物に向かって移動させることによ
って被加工物に第1の回転工具により第1の孔を穿設す
ると同時に第2の回転工具により第2の孔の入口開口を
面取り加工することができる。
回転軸に沿って被加工物に向かって移動させることによ
って被加工物に第1の回転工具により第1の孔を穿設す
ると同時に第2の回転工具により第2の孔の入口開口を
面取り加工することができる。
この結果、第1の孔とこれに対して所定角度傾斜する第
2の孔の入口開口をギャングヘッドの一回の移動で一挙
に加工することができるので、切削加工及びその段取り
に要する時間や工数を大巾に低減することができる。そ
して、第1及び第2の回転工具はいずれもギャングヘッ
ドにその回転軸まわりには回転しうるが、相対移動不能
に支持されているため加工精度を容易に確保できるとと
もに構造が簡単で安価に製造しうるという利点もある。
2の孔の入口開口をギャングヘッドの一回の移動で一挙
に加工することができるので、切削加工及びその段取り
に要する時間や工数を大巾に低減することができる。そ
して、第1及び第2の回転工具はいずれもギャングヘッ
ドにその回転軸まわりには回転しうるが、相対移動不能
に支持されているため加工精度を容易に確保できるとと
もに構造が簡単で安価に製造しうるという利点もある。
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、第1図は
正面図、第2図は被加工物と回転工具及び第2の回転工
具の相対位置を示す説明図である。第3図はクランクシ
ャフトの正面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面
図である。第5図はクランクシャフトの切削に用いられ
る従来の切削装置の1例を示す正面図である。 ギャングヘッド……1、回転工具……2、第2の回転工
具……3
正面図、第2図は被加工物と回転工具及び第2の回転工
具の相対位置を示す説明図である。第3図はクランクシ
ャフトの正面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面
図である。第5図はクランクシャフトの切削に用いられ
る従来の切削装置の1例を示す正面図である。 ギャングヘッド……1、回転工具……2、第2の回転工
具……3
Claims (1)
- 【請求項1】被加工物に第1の孔を穿設するための第1
の回転工具をその回転軸に沿って上記被加工物に向かっ
て移動しうるギャングヘッドに相対移動不能に支持する
とともに、上記第1の孔に対して所定角度傾斜して上記
被加工物に穿設された第2の孔の入口開口を面取り加工
するための第2の回転工具を上記第1の回転工具の回転
軸に対して上記所定角度傾斜させて上記キャングヘッド
に相対移動不能に支持したことを特徴とする切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987045294U JPH065046Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987045294U JPH065046Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154107U JPS63154107U (ja) | 1988-10-11 |
JPH065046Y2 true JPH065046Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30863903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987045294U Expired - Lifetime JPH065046Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065046Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117773618B (zh) * | 2024-01-24 | 2024-05-28 | 山东鲁联机械制造有限公司 | 一种发动机连杆机械加工设备 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426951U (ja) * | 1977-07-26 | 1979-02-22 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP1987045294U patent/JPH065046Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154107U (ja) | 1988-10-11 |
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