JPH11197915A - Ｎｃ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台 - Google Patents
Ｎｃ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台Info
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- JPH11197915A JPH11197915A JP207498A JP207498A JPH11197915A JP H11197915 A JPH11197915 A JP H11197915A JP 207498 A JP207498 A JP 207498A JP 207498 A JP207498 A JP 207498A JP H11197915 A JPH11197915 A JP H11197915A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はＮＣ旋盤の刃物台の回転中心部に内径
加工ホルダを設け、大径深穴の高能率加工をすることに
ある。 【解決手段】刃物台回転中心に内径加工ホルダを設け、
ホルダ先端部に複数の工具を取り付ける。内径加工工具
の選定は刃物台の回転割り出しにより実施し、送り動
作、切り込みも刃物台のの動作により行う。又、ＮＣ装
置により、内径加工ホルダの伸縮量を設定し、必要な長
さで内径加工を実施する。
加工ホルダを設け、大径深穴の高能率加工をすることに
ある。 【解決手段】刃物台回転中心に内径加工ホルダを設け、
ホルダ先端部に複数の工具を取り付ける。内径加工工具
の選定は刃物台の回転割り出しにより実施し、送り動
作、切り込みも刃物台のの動作により行う。又、ＮＣ装
置により、内径加工ホルダの伸縮量を設定し、必要な長
さで内径加工を実施する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＮＣ旋盤における
大径深穴の内径加工用刃物台に関するものである。
大径深穴の内径加工用刃物台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】市販のＮＣ旋盤では、内径加工用ホルダ
は小径のものしか付けられない為、大径深穴の加工能力
が著しく低い。一部大径の内径加工腰ホルダが取付くＮ
Ｃ旋盤もあるが、特種な工具交換装置が必要でコスト的
に問題がある。又、工具が長くなるため、ＮＣ旋盤内の
障壁、工作物及び主軸のチャック部分と干渉するという
欠点がある。又、内径加工用ホルダが長いことから、ホ
ルダに歪みが生じバイトの刃先が逃げる、加工ビビリが
発生するという欠点がある。
は小径のものしか付けられない為、大径深穴の加工能力
が著しく低い。一部大径の内径加工腰ホルダが取付くＮ
Ｃ旋盤もあるが、特種な工具交換装置が必要でコスト的
に問題がある。又、工具が長くなるため、ＮＣ旋盤内の
障壁、工作物及び主軸のチャック部分と干渉するという
欠点がある。又、内径加工用ホルダが長いことから、ホ
ルダに歪みが生じバイトの刃先が逃げる、加工ビビリが
発生するという欠点がある。
【０００３】その他の深穴加工方法としては、工作物片
側半分の内径加工後、段取替えを実施し、もう一方の内
径加工を行う方法があるが、再度、段取替え、及び芯出
しに時間を要するという欠点がある。
側半分の内径加工後、段取替えを実施し、もう一方の内
径加工を行う方法があるが、再度、段取替え、及び芯出
しに時間を要するという欠点がある。
【０００４】また、ＮＣ旋盤の刃物台に取付く工具本数
はドラムタレット式刃物台でも一般に１０〜１２本であ
り、溝入れ、ねじ切り、外内径荒、仕上げ加工等の工具
が一つの刃物台では工具取付本数が不足する場合があ
る。そのため、２つの刃物台を備えたＮＣ旋盤、及び自
動工具交換装置を有するＮＣ旋盤があるが、それらのＮ
Ｃ旋盤は製作費用が高いという欠点がある。
はドラムタレット式刃物台でも一般に１０〜１２本であ
り、溝入れ、ねじ切り、外内径荒、仕上げ加工等の工具
が一つの刃物台では工具取付本数が不足する場合があ
る。そのため、２つの刃物台を備えたＮＣ旋盤、及び自
動工具交換装置を有するＮＣ旋盤があるが、それらのＮ
Ｃ旋盤は製作費用が高いという欠点がある。
【０００５】また、ドラムタレット式刃物台は刃物台中
心より、工具取付け位置が離れているため、刃物台回転
中心に作用する偏心力が大きくなり、特に長穴大径加工
の際は加工ビビリが発生しやすく、切削諸元を低くし、
切削抵抗を軽減させ加工ビビリの発生を防止している。
心より、工具取付け位置が離れているため、刃物台回転
中心に作用する偏心力が大きくなり、特に長穴大径加工
の際は加工ビビリが発生しやすく、切削諸元を低くし、
切削抵抗を軽減させ加工ビビリの発生を防止している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ＮＣ旋盤では、大径深穴の加工能率が著しく低く、 大
径ホルダ付きのＮＣ旋盤はコスト的に非常に高い。
ＮＣ旋盤では、大径深穴の加工能率が著しく低く、 大
径ホルダ付きのＮＣ旋盤はコスト的に非常に高い。
【０００７】又、刃物台も上述のように、多くの工具を
取付けるために、２つの刃物台を備えるもの、工具収納
装置より自動工具交換するものがあるが、いずれもコス
ト的に高くなる。
取付けるために、２つの刃物台を備えるもの、工具収納
装置より自動工具交換するものがあるが、いずれもコス
ト的に高くなる。
【０００８】本発明の目的は大径深穴加工を安価な設備
で、効率良く加工するために、複数の工具が取付くＮＣ
旋盤用内径加工ホルダを提供することにある。
で、効率良く加工するために、複数の工具が取付くＮＣ
旋盤用内径加工ホルダを提供することにある。
【０００９】本発明の他の目的は、大径深穴加工で使用
する内径加工用ホルダがチャックやＮＣ旋盤の障壁及び
工作物と干渉しないよう、又、大径深穴加工の効率を高
めるようにＮＣ旋盤用内径加工ホルダをドラムタレット
式刃物台より伸縮する設備を提供することにある。
する内径加工用ホルダがチャックやＮＣ旋盤の障壁及び
工作物と干渉しないよう、又、大径深穴加工の効率を高
めるようにＮＣ旋盤用内径加工ホルダをドラムタレット
式刃物台より伸縮する設備を提供することにある。
【００１０】本発明のさらに他の目的は、ＮＣ旋盤用内
径加工ホルダの伸縮量をＮＣ装置より設定する機能を提
供することにある。
径加工ホルダの伸縮量をＮＣ装置より設定する機能を提
供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スラン
ト型ＮＣ旋盤のドラムタレット式刃物台の回転中心に内
径加工用ホルダを設け、そのホルダに複数の工具を取り
付ることができるＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台が
提供される。
ト型ＮＣ旋盤のドラムタレット式刃物台の回転中心に内
径加工用ホルダを設け、そのホルダに複数の工具を取り
付ることができるＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台が
提供される。
【００１２】また、本発明によれば、内径加工ホルダの
伸縮機能を備えたＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台が
提供される。
伸縮機能を備えたＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台が
提供される。
【００１３】更に本発明によれば、ＮＣ装置による内径
加工ホルダを任意位置に固定できるＮＣ旋盤用内径加工
ホルダ付刃物台が提供される。
加工ホルダを任意位置に固定できるＮＣ旋盤用内径加工
ホルダ付刃物台が提供される。
【００１４】本発明によれば、複数の工具が取付く内径
加工ホルダをドラムタレット式刃物台の回転中心に設け
ることで、工具取付け本数が多くなり、ホルダ径も大径
にすることができるため大径深穴加工における加工ビビ
リや、内径加工ホルダのたわみが少なくなり加工効率を
向上することができる。
加工ホルダをドラムタレット式刃物台の回転中心に設け
ることで、工具取付け本数が多くなり、ホルダ径も大径
にすることができるため大径深穴加工における加工ビビ
リや、内径加工ホルダのたわみが少なくなり加工効率を
向上することができる。
【００１５】また、本発明によればＮＣ装置より内径加
工ホルダの伸縮量が決定されるため、大径深穴加工時に
使用する工具がチャックや、旋盤内部の障壁及び工作物
と干渉することなく、効率良く加工することができる。
工ホルダの伸縮量が決定されるため、大径深穴加工時に
使用する工具がチャックや、旋盤内部の障壁及び工作物
と干渉することなく、効率良く加工することができる。
【００１６】さらに本発明によれば、複数の刃物台を備
えたＮＣ旋盤及び、大径ロングボーリングバーを備えた
ＮＣ旋盤に比べ、安価に製作することができる。
えたＮＣ旋盤及び、大径ロングボーリングバーを備えた
ＮＣ旋盤に比べ、安価に製作することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を第１図
から第１９図により説明する。旋盤は一定の位置で工作
物を回転させ、刃物台に取付けたバイトに切込み、送り
を与えて切削する工作機械である。ＮＣ旋盤の主要構造
を図１に示す。ＮＣ旋盤の主要構造はＮＣ装置１、工作
物２を取付け回転させるチャック３、主軸４、及び、バ
イト５を取付ける刃物台６、又、バイト５に切込み、送
り運動させるために刃物台を動作させる、送り台７より
構成されている。図２に切削の状況を示す。切削の原理
としては工作物２を取付けるチャック３は高速回転し、
工作物２に回転運動を与える。次に刃物台６に取付けた
バイト５を工作物２に近ずけ、切込み、及び、送り動作
を与えることにより切削していく。ＮＣ旋盤はこれらの
切削動作をＮＣ装置１より自動運転するようになってい
る。図３はＮＣ旋盤の外観と刃物台６を示す。図４はド
ラムタレット式刃物台８を示す。ドラムタレット式刃物
台８はその外周部に複数のバイト５が取付くよう、複数
の刃物取付け溝９を備えており、一般に１０から１２本
のバイト５が取付けられる構造となっている。図５及
び、図６にバイト５の選定方法を示す。バイト５の選定
はドラムタレット式刃物台８そのものが回転割り出し運
動をすることにより実施される。バイトＡ１０からバイ
トＢ１１に刃物を交換する場合はドラムタレット式刃物
台８を回転させ、バイトＢ１１により工作物２を加工さ
せる。
から第１９図により説明する。旋盤は一定の位置で工作
物を回転させ、刃物台に取付けたバイトに切込み、送り
を与えて切削する工作機械である。ＮＣ旋盤の主要構造
を図１に示す。ＮＣ旋盤の主要構造はＮＣ装置１、工作
物２を取付け回転させるチャック３、主軸４、及び、バ
イト５を取付ける刃物台６、又、バイト５に切込み、送
り運動させるために刃物台を動作させる、送り台７より
構成されている。図２に切削の状況を示す。切削の原理
としては工作物２を取付けるチャック３は高速回転し、
工作物２に回転運動を与える。次に刃物台６に取付けた
バイト５を工作物２に近ずけ、切込み、及び、送り動作
を与えることにより切削していく。ＮＣ旋盤はこれらの
切削動作をＮＣ装置１より自動運転するようになってい
る。図３はＮＣ旋盤の外観と刃物台６を示す。図４はド
ラムタレット式刃物台８を示す。ドラムタレット式刃物
台８はその外周部に複数のバイト５が取付くよう、複数
の刃物取付け溝９を備えており、一般に１０から１２本
のバイト５が取付けられる構造となっている。図５及
び、図６にバイト５の選定方法を示す。バイト５の選定
はドラムタレット式刃物台８そのものが回転割り出し運
動をすることにより実施される。バイトＡ１０からバイ
トＢ１１に刃物を交換する場合はドラムタレット式刃物
台８を回転させ、バイトＢ１１により工作物２を加工さ
せる。
【００１８】図７に現在の旋盤における深穴内径中繰り
加工を示す。内径加工用中繰りバー１２をドラムタレッ
ト式刃物台８の外周部に取付け、工作物２の内径部に切
込み、送り運動を与え、内径中繰り加工を実施する。し
かし、深穴加工に用いる内径加工用中繰りバー１２は外
径がドラムタレット式刃物台外周取付け部のホルダ１３
の径に大きさが制限されるため、大径にできず長物形状
である為、内径加工用中繰りバー１２に歪みが生じ易く
加工ビビリが発生するため、加工荷重をあまり大きくか
けられず切込み深さを浅くし、切削諸元を低くする必要
があり、低能率な加工を余儀なくされる状態となってい
る。又、刃物台外周部に刃物が取付くため、刃物台回転
中心より、刃物の取付け位置が離れてい、刃物台回転中
心に大きな偏芯力が作用する。その為、機械本体に対し
ても悪影響を与えることとなる。それらの問題を解決す
る手段とし、以下にＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台
の実施例を説明する。
加工を示す。内径加工用中繰りバー１２をドラムタレッ
ト式刃物台８の外周部に取付け、工作物２の内径部に切
込み、送り運動を与え、内径中繰り加工を実施する。し
かし、深穴加工に用いる内径加工用中繰りバー１２は外
径がドラムタレット式刃物台外周取付け部のホルダ１３
の径に大きさが制限されるため、大径にできず長物形状
である為、内径加工用中繰りバー１２に歪みが生じ易く
加工ビビリが発生するため、加工荷重をあまり大きくか
けられず切込み深さを浅くし、切削諸元を低くする必要
があり、低能率な加工を余儀なくされる状態となってい
る。又、刃物台外周部に刃物が取付くため、刃物台回転
中心より、刃物の取付け位置が離れてい、刃物台回転中
心に大きな偏芯力が作用する。その為、機械本体に対し
ても悪影響を与えることとなる。それらの問題を解決す
る手段とし、以下にＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台
の実施例を説明する。
【００１９】図８はNC旋盤用内径加工ホルダ付刃物台の
外観を示す。又、図９は内径加工バイトホルダ１４とド
ラムタレット式刃物台８の組込み方法を示す。ドラムタ
レット式刃物台８のインロー部内径１５と内径加工バイ
トホルダ１４のインロー部外径１６に締代を設け、圧入
により取付けた一体構造型となっている。図１０はバイ
ト５の取付け方法を示す。バイト５の取付けは内径加工
バイトホルダ１４の先端に設けたバイト取付け溝１７に
セットするようにしており、又、バイト５の固定は２本
のセットボルト１８をレンチ１９にて回転させ締付け固
定する構造としている。又、複数種類のバイト５が取付
けできるようバイト取付け溝１７を４箇所備えており、
内径加工、中繰り加工、溝加工、ネジ加工等、多種類の
内径加工に対応した構造となっている。又、内径加工バ
イトホルダ１４の設置位置はドラムタレット式刃物台８
の回転中心部分としており、バイト５の選定はドラムタ
レット式刃物台８の回転割り出し動作により行う。
外観を示す。又、図９は内径加工バイトホルダ１４とド
ラムタレット式刃物台８の組込み方法を示す。ドラムタ
レット式刃物台８のインロー部内径１５と内径加工バイ
トホルダ１４のインロー部外径１６に締代を設け、圧入
により取付けた一体構造型となっている。図１０はバイ
ト５の取付け方法を示す。バイト５の取付けは内径加工
バイトホルダ１４の先端に設けたバイト取付け溝１７に
セットするようにしており、又、バイト５の固定は２本
のセットボルト１８をレンチ１９にて回転させ締付け固
定する構造としている。又、複数種類のバイト５が取付
けできるようバイト取付け溝１７を４箇所備えており、
内径加工、中繰り加工、溝加工、ネジ加工等、多種類の
内径加工に対応した構造となっている。又、内径加工バ
イトホルダ１４の設置位置はドラムタレット式刃物台８
の回転中心部分としており、バイト５の選定はドラムタ
レット式刃物台８の回転割り出し動作により行う。
【００２０】図１１、図１２、及び、図１３に工具交換
方法及び切込み動作を示す。図１１で示したバイトＡ１
０から別のバイトＢ１１に交換する場合は、内径加工バ
イトホルダ１４がドラムタレット式刃物台８の回転割り
出し動作と同一に動作し、バイトＡ１０から別のバイト
Ｂ１１に交換する。又、切り込み動作はドラムタレット
式刃物台８の主軸直径方向（Ｘ軸）の移動動作により実
施する。図１２は図１１で実施したバイトＡ１０から別
のバイトＢ１１に交換し、切り込み移動動作が終了した
状況を示す。図１３は内径加工バイトホルダ１４を使用
し、工作物の内径加工を実施する状況を示す。バイト５
の切り込み動作は先の図１１、図１２で述べたようにド
ラムタレット式刃物台１４の主軸直径方向（Ｘ軸）の動
作により行い、送り動作はドラムタレット式刃物台１４
の主軸長手方向（Ｚ軸）の動作により実施する。
方法及び切込み動作を示す。図１１で示したバイトＡ１
０から別のバイトＢ１１に交換する場合は、内径加工バ
イトホルダ１４がドラムタレット式刃物台８の回転割り
出し動作と同一に動作し、バイトＡ１０から別のバイト
Ｂ１１に交換する。又、切り込み動作はドラムタレット
式刃物台８の主軸直径方向（Ｘ軸）の移動動作により実
施する。図１２は図１１で実施したバイトＡ１０から別
のバイトＢ１１に交換し、切り込み移動動作が終了した
状況を示す。図１３は内径加工バイトホルダ１４を使用
し、工作物の内径加工を実施する状況を示す。バイト５
の切り込み動作は先の図１１、図１２で述べたようにド
ラムタレット式刃物台１４の主軸直径方向（Ｘ軸）の動
作により行い、送り動作はドラムタレット式刃物台１４
の主軸長手方向（Ｚ軸）の動作により実施する。
【００２１】このように、刃物台の回転中心部に内径加
工バイトホルダ１４を備えることは、大径深穴加工にお
ける高能率加工を実現することができる。又、バイト５
の取付け本数も従来のドラムタレット式刃物台８に比べ
多くの工具が取付けることができる。又、構造も単純で
あるため安価に製作することができる。
工バイトホルダ１４を備えることは、大径深穴加工にお
ける高能率加工を実現することができる。又、バイト５
の取付け本数も従来のドラムタレット式刃物台８に比べ
多くの工具が取付けることができる。又、構造も単純で
あるため安価に製作することができる。
【００２２】図１４は本発明の他の実施例の外観図を示
したものであり、図１５はその側面を現したものであ
る。
したものであり、図１５はその側面を現したものであ
る。
【００２３】図１４、図１５に示した内径加工バイトホ
ルダ１４はボルト締結用フランジ２を設け、そのフラン
ジ２０の６箇所のボルト挿入穴にボルト２１を通し刃物
台に固定する。又、取付け部にはボス２２を設け内径加
工バイトホルダ１４の位置決め及び傾き防止の構造とな
っている。ドラムタレット式刃物台８は、内径加工バイ
トホルダ１４が取付くよう、回転中心部にボス２２がは
まり込むボス挿入穴２３を備え、６本のボルト２１が取
り付くタップ２４が６箇所設けている。図１はその取付
け方法を示したものであり、内径加工バイトホルダ１４
のボス２２をドラムタレット式刃物台８のボス挿入穴２
３に挿入し、６本のボルト２１により締結する。
ルダ１４はボルト締結用フランジ２を設け、そのフラン
ジ２０の６箇所のボルト挿入穴にボルト２１を通し刃物
台に固定する。又、取付け部にはボス２２を設け内径加
工バイトホルダ１４の位置決め及び傾き防止の構造とな
っている。ドラムタレット式刃物台８は、内径加工バイ
トホルダ１４が取付くよう、回転中心部にボス２２がは
まり込むボス挿入穴２３を備え、６本のボルト２１が取
り付くタップ２４が６箇所設けている。図１はその取付
け方法を示したものであり、内径加工バイトホルダ１４
のボス２２をドラムタレット式刃物台８のボス挿入穴２
３に挿入し、６本のボルト２１により締結する。
【００２４】このように、ボルト締結型にすることによ
り、必要な時に取付け取り外しができ、加工時に内径加
工バイトホルダ１４がチャック３や、旋盤内部の障壁及
び工作物２への干渉を防ぐことができる。又、構造も単
純であることから安価に製作することができる。図１６
から図２０は本発明の更に他の実施例を示したものであ
る。本実施例は内径加工バイトホルダ１４をドラムタレ
ット式刃物台８の内部に収納するようにしたものであ
る。図１６は内径加工バイトホルダ１４を出した状態を
現し、図１７は収納した状態を示したものである。図１
８に内径加工バイトホルダ１４の収納及び押し出す構造
を示す。
り、必要な時に取付け取り外しができ、加工時に内径加
工バイトホルダ１４がチャック３や、旋盤内部の障壁及
び工作物２への干渉を防ぐことができる。又、構造も単
純であることから安価に製作することができる。図１６
から図２０は本発明の更に他の実施例を示したものであ
る。本実施例は内径加工バイトホルダ１４をドラムタレ
ット式刃物台８の内部に収納するようにしたものであ
る。図１６は内径加工バイトホルダ１４を出した状態を
現し、図１７は収納した状態を示したものである。図１
８に内径加工バイトホルダ１４の収納及び押し出す構造
を示す。
【００２５】内径加工バイトホルダ１４の刃物台側端部
に接続部２５を設け、油圧シリンダ２６の先端にもコ型
の接続部２７を備えている。その接続部の連結としてブ
ッシュ２８を打ち込んでいる。
に接続部２５を設け、油圧シリンダ２６の先端にもコ型
の接続部２７を備えている。その接続部の連結としてブ
ッシュ２８を打ち込んでいる。
【００２６】油圧シリンダ２６は電動ポンプ２９により
押し出し、引き込み動作を行うもので、内径加工バイト
ホルダ１４は油圧シリンダ２６により動作する。
押し出し、引き込み動作を行うもので、内径加工バイト
ホルダ１４は油圧シリンダ２６により動作する。
【００２７】又、内径加工バイトホルダ１４の伸縮方向
の固定として、図１９の内径加工バイトホルダ１４の正
面を現し、図２０に断面を現す。上下方向に動くクラン
プ３０を内径加工バイトホルダ１４の外周に設けたクラ
ンプ溝３１にセットすることにより固定する構造として
いる。固定解除は、そのクランプ３０を上に動かしクラ
ンプ溝３１から外し解除する。
の固定として、図１９の内径加工バイトホルダ１４の正
面を現し、図２０に断面を現す。上下方向に動くクラン
プ３０を内径加工バイトホルダ１４の外周に設けたクラ
ンプ溝３１にセットすることにより固定する構造として
いる。固定解除は、そのクランプ３０を上に動かしクラ
ンプ溝３１から外し解除する。
【００２８】内径加工バイトホルダ１４の回転方向の固
定として、図２１に内径加工バイトホルダ１４の正面を
現した図を示す。内径加工バイトホルダ１４の外径部に
キー溝３２を設けており、刃物台内径部にはキー３３が
固定されている。このキー３３により、内径加工バイト
ホルダ１４の回転方向の固定を実施している。
定として、図２１に内径加工バイトホルダ１４の正面を
現した図を示す。内径加工バイトホルダ１４の外径部に
キー溝３２を設けており、刃物台内径部にはキー３３が
固定されている。このキー３３により、内径加工バイト
ホルダ１４の回転方向の固定を実施している。
【００２９】又、他の内径加工バイトホルダ１４の回転
方向の固定方法として図２２に内径加工バイトホルダ１
４の正面を現した図を示す。図２２に示したように、内
径加工バイトホルダ１４を角型形状とし、ドラムタレッ
ト式刃物台８の内径加工バイトホルダ１４挿入部も、角
型形状としている。この方法ではキー溝３２を設ける必
要が無く回転方向の固定が可能となる。
方向の固定方法として図２２に内径加工バイトホルダ１
４の正面を現した図を示す。図２２に示したように、内
径加工バイトホルダ１４を角型形状とし、ドラムタレッ
ト式刃物台８の内径加工バイトホルダ１４挿入部も、角
型形状としている。この方法ではキー溝３２を設ける必
要が無く回転方向の固定が可能となる。
【００３０】このように、内径加工バイトホルダ１４を
ドラムタレット式刃物台８の内部に収納することによ
り、必要な時に押し出し、必要無い時は刃物台に収納す
ることができ、加工時の内径加工バイトホルダ１４がチ
ャック３や、旋盤内部の障壁及び工作物２への干渉を防
ぐことができる。図２３から図２５は本発明の更に他の
実施例を示したものである。図２３は内径加工バイトホ
ルダ１４を最も出した状態を示す。図２４は内径加工バ
イトホルダ１４を任意の位置で止めた状態を示す。又、
図２５は内径加工バイトホルダ１４を最も引き込んだ状
態を示す。これら、図２３から図２５に示したように、
内径加工バイトホルダ１４は伸縮動作をすると共に、任
意の位置に止めることができる。
ドラムタレット式刃物台８の内部に収納することによ
り、必要な時に押し出し、必要無い時は刃物台に収納す
ることができ、加工時の内径加工バイトホルダ１４がチ
ャック３や、旋盤内部の障壁及び工作物２への干渉を防
ぐことができる。図２３から図２５は本発明の更に他の
実施例を示したものである。図２３は内径加工バイトホ
ルダ１４を最も出した状態を示す。図２４は内径加工バ
イトホルダ１４を任意の位置で止めた状態を示す。又、
図２５は内径加工バイトホルダ１４を最も引き込んだ状
態を示す。これら、図２３から図２５に示したように、
内径加工バイトホルダ１４は伸縮動作をすると共に、任
意の位置に止めることができる。
【００３１】図２６は内径加工バイトホルダ１４の任意
の位置に固定する構造を示す。ドラムタレット式刃物台
８にクランプ装置３４を設け、内径加工バイトホルダ１
４が押し出される毎にバネ３５の作用によりクランプ３
６が押し出される。内径加工バイトホルダ１４にはクラ
ンプ３６がはまるクランプ溝３７を複数設けている。こ
れらのクランプ機構により、油圧シリンダ２６に押し出
された内径加工バイトホルダ１４は任意の位置に固定さ
れる。図２７はＮＣ装置１による内径加工バイトホルダ
１４の伸縮動作及び固定方法の構造を示す。内径加工バ
イトホルダ１４の刃物台側端部にボールネジナット３８
を設けたフランジ３９を取付けている。従って、内径加
工バイトホルダ１４の伸縮動作はネジ軸４０をサーボモ
ータ４１により回転させることにより行う。サーボモー
タ４１はＮＣ装置１につながれており、任意の位置をＮ
Ｃ装置１にインプットすることにより、ＮＣ装置１はサ
ーボモータ４１に必要回転数、回転角度を指示する。
ＮＣ装置１、サーボモータ４１、ボールネジナット３
８、及びネジ軸４０により、内径加工バイトホルダ１４
は微量の送り動作ができる。従って、内径加工における
送り動作は先の図１３に示したドラムタレット式刃物台
８の動作以外に内径加工バイトホルダ１４の伸縮による
送り動作を実施することができる。
の位置に固定する構造を示す。ドラムタレット式刃物台
８にクランプ装置３４を設け、内径加工バイトホルダ１
４が押し出される毎にバネ３５の作用によりクランプ３
６が押し出される。内径加工バイトホルダ１４にはクラ
ンプ３６がはまるクランプ溝３７を複数設けている。こ
れらのクランプ機構により、油圧シリンダ２６に押し出
された内径加工バイトホルダ１４は任意の位置に固定さ
れる。図２７はＮＣ装置１による内径加工バイトホルダ
１４の伸縮動作及び固定方法の構造を示す。内径加工バ
イトホルダ１４の刃物台側端部にボールネジナット３８
を設けたフランジ３９を取付けている。従って、内径加
工バイトホルダ１４の伸縮動作はネジ軸４０をサーボモ
ータ４１により回転させることにより行う。サーボモー
タ４１はＮＣ装置１につながれており、任意の位置をＮ
Ｃ装置１にインプットすることにより、ＮＣ装置１はサ
ーボモータ４１に必要回転数、回転角度を指示する。
ＮＣ装置１、サーボモータ４１、ボールネジナット３
８、及びネジ軸４０により、内径加工バイトホルダ１４
は微量の送り動作ができる。従って、内径加工における
送り動作は先の図１３に示したドラムタレット式刃物台
８の動作以外に内径加工バイトホルダ１４の伸縮による
送り動作を実施することができる。
【００３２】この事により、内径加工時における内径加
工バイトホルダ１４の長さを任意の位置に設定すること
ができ、内径加工の高能率化が実現できる。
工バイトホルダ１４の長さを任意の位置に設定すること
ができ、内径加工の高能率化が実現できる。
【００３３】
【発明の効果】本発明によれば、ＮＣ旋盤における大径
深穴加工の高能率化を実現することができ、従来の内径
加工ホルダのチャックや、ＮＣ旋盤内部の障壁及び、工
作物への干渉も無くすことができる。
深穴加工の高能率化を実現することができ、従来の内径
加工ホルダのチャックや、ＮＣ旋盤内部の障壁及び、工
作物への干渉も無くすことができる。
【図１】ＮＣ旋盤の主要構造を現したものである。
【図２】切削状況を現したものである。
【図３】ＮＣ旋盤の外観図である。
【図４】ドラムタレット式刃物台の外観を現したもので
ある。
ある。
【図５】ドラムタレット式刃物台のバイト交換前の状態
を現わしたものである。
を現わしたものである。
【図６】ドラムタレット式刃物台のバイト交換後の状態
を現したものである。
を現したものである。
【図７】内径加工用中繰りバーによる加工を現したもの
である。
である。
【図８】本発明のＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台で
ある。
ある。
【図９】内径加工バイトホルダーとドラムタレット式刃
物台の組立方法を現したものである。
物台の組立方法を現したものである。
【図１０】内径加工バイトホルダー先端部のバイト取付
け方法を現したものである。
け方法を現したものである。
【図１１】刃物台の回転割り出し、及び、主軸直径方向
（X軸）動作による内径加工ホルダに取り付けられた工
具の選定、及び切り込み動作を現したものである。
（X軸）動作による内径加工ホルダに取り付けられた工
具の選定、及び切り込み動作を現したものである。
【図１２】刃物台の回転割り出し、及び、主軸直径方向
（X軸）動作による内径加工ホルダに取り付けられた工
具の選定、及び切り込み動作の終了状態を現したもので
ある。
（X軸）動作による内径加工ホルダに取り付けられた工
具の選定、及び切り込み動作の終了状態を現したもので
ある。
【図１３】内径加工ホルダによる内径加工を示す図であ
る。
る。
【図１４】本発明のＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台
の分割型を現したものである。
の分割型を現したものである。
【図１５】内径加工ホルダと刃物台の接続方法を現した
ものである。
ものである。
【図１６】内径加工ホルダを刃物台より押し出した状態
を現したものである。
を現したものである。
【図１７】内径加工ホルダを刃物台に収納した状態を現
したものである。
したものである。
【図１８】内径加工ホルダの刃物台への収納構造を示し
たものである。
たものである。
【図１９】内径加工ホルダクランプ方法の正面図であ
る。
る。
【図２０】内径加工バイトホルダクランプ方法の断面図
である。
である。
【図２１】キーによる内径加工ホルダ回転方向の固定方
法を現したものである。
法を現したものである。
【図２２】角型の内径加工ホルダによる回転方向の固定
を現したものである。
を現したものである。
【図２３】内径加工ホルダを最っも出した状態を現した
ものである。
ものである。
【図２４】内径加工ホルダを任意の位置で止めた状態を
現したものである。
現したものである。
【図２５】内径加工ホルダを最っも引き込んだ状態を現
したものである。
したものである。
【図２６】内径加工ホルダの任意の位置での固定方法の
構造を現わしたものである。
構造を現わしたものである。
【図２７】ＮＣ装置による、内径加工ホルダの任意の位
置での固定及び送り動作の構造を現したものである。
置での固定及び送り動作の構造を現したものである。
１：ＮＣ装置、２：工作物、３：チャック、４：主軸、
５：バイト、６：刃物台、７：送り台、８：ドラムタレ
ット式刃物台、９：刃物取付溝、１０、１１：バイト、
１２：内径加工用中繰りバー、１３：ホルダ、１４：内
径加工バイトホルダ、１５：インロー部内径、１６：イ
ンロー部外径、１７：バイト取付け溝、１８：セットボ
ルト、１９：レンチ、２０：ボルト締結用フランジ、２
１：ボルト、２２：ボス、２３：ボス挿入部、２４：タ
ップ、２５：接続部、２６：油圧シリンダ、２７：コ型
接続部、２８：ブッシュ、２９：電動ポンプ、３０：ク
ランプ、３１：クランプ溝、３２：キー溝、３３：キ
ー、３４：クランプ装置、３５：バネ、３６：クラン
プ、３７：クランプ溝、３８：ボールネジナット、３
９：フランジ、４０：ネジ軸、４１：サーボモータ。
５：バイト、６：刃物台、７：送り台、８：ドラムタレ
ット式刃物台、９：刃物取付溝、１０、１１：バイト、
１２：内径加工用中繰りバー、１３：ホルダ、１４：内
径加工バイトホルダ、１５：インロー部内径、１６：イ
ンロー部外径、１７：バイト取付け溝、１８：セットボ
ルト、１９：レンチ、２０：ボルト締結用フランジ、２
１：ボルト、２２：ボス、２３：ボス挿入部、２４：タ
ップ、２５：接続部、２６：油圧シリンダ、２７：コ型
接続部、２８：ブッシュ、２９：電動ポンプ、３０：ク
ランプ、３１：クランプ溝、３２：キー溝、３３：キ
ー、３４：クランプ装置、３５：バネ、３６：クラン
プ、３７：クランプ溝、３８：ボールネジナット、３
９：フランジ、４０：ネジ軸、４１：サーボモータ。
Claims (5)
- 【請求項１】ＮＣ旋盤において、内径加工用バイトが複
数取付くホルダをドラムタッレト式刃物台の回転中心に
設け、その回転割出しにより、使用する内径加工用バイ
トを割出すことを特徴とした、ＮＣ旋盤用内径加工ホル
ダ付刃物台。 - 【請求項２】請求項１において、内径加工用バイトホル
ダをドラムタレット式刃物台と一体構造としたことを特
徴としたＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付式刃物台。 - 【請求項３】請求項１において、内径加工用バイトホル
ダをドラムタレット式刃物台と着脱できるようにしたこ
とを特徴とした、ＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台。 - 【請求項４】請求項１において、内径加工用バイトホル
ダをドラムタレット刃物台内部に引き込んで収納するこ
とを特徴としたＮＣ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台。 - 【請求項５】請求項１または請求項４において、内径加
工用バイトホルダを伸縮するようにし、ＮＣ装置より伸
縮長さを指定するようにしたことを特徴としたＮＣ旋盤
用内径加工ホルダ付刃物台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP207498A JPH11197915A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | Ｎｃ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP207498A JPH11197915A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | Ｎｃ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11197915A true JPH11197915A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11519205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP207498A Pending JPH11197915A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | Ｎｃ旋盤用内径加工ホルダ付刃物台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11197915A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7506423B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-03-24 | Mori Seiki Co., Ltd. | Multi-axis turning center and turning method |
| DE102005027785B4 (de) * | 2005-06-15 | 2009-12-31 | Mori Seiki Co., Ltd., Yamatokoriyama-shi | Mehrachsige Drehbearbeitungsvorrichtung und Verfahren zum Drehen eines Werkstücks damit |
| CN101982263A (zh) * | 2010-10-22 | 2011-03-02 | 大连机床(数控)股份有限公司 | 具有托链防护结构的平床身数控车床 |
| JP2016083762A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 富鼎電子科技（嘉善）有限公司 | 複合加工装置 |
| CN116141005A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-05-23 | 合肥其羽技术开发有限公司 | 一种皮带轮数控加工中心 |
-
1998
- 1998-01-08 JP JP207498A patent/JPH11197915A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7506423B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-03-24 | Mori Seiki Co., Ltd. | Multi-axis turning center and turning method |
| DE102005027785B4 (de) * | 2005-06-15 | 2009-12-31 | Mori Seiki Co., Ltd., Yamatokoriyama-shi | Mehrachsige Drehbearbeitungsvorrichtung und Verfahren zum Drehen eines Werkstücks damit |
| CN101982263A (zh) * | 2010-10-22 | 2011-03-02 | 大连机床(数控)股份有限公司 | 具有托链防护结构的平床身数控车床 |
| JP2016083762A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 富鼎電子科技（嘉善）有限公司 | 複合加工装置 |
| CN116141005A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-05-23 | 合肥其羽技术开发有限公司 | 一种皮带轮数控加工中心 |
| CN116141005B (zh) * | 2023-04-17 | 2023-08-18 | 池州中科裕华汽车科技有限公司 | 一种皮带轮数控加工中心 |
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