JPH06504536A - カラーカップラーとしての活性化プロペン及びその製造方法 - Google Patents
カラーカップラーとしての活性化プロペン及びその製造方法Info
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- JPH06504536A JPH06504536A JP4502486A JP50248692A JPH06504536A JP H06504536 A JPH06504536 A JP H06504536A JP 4502486 A JP4502486 A JP 4502486A JP 50248692 A JP50248692 A JP 50248692A JP H06504536 A JPH06504536 A JP H06504536A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
カラーカップラーとしての活性化プロペン及びその製造方法本発明は、カラー力
、プラーとしての活性プロペン、そしてそれらの製造方法に関する。さらに詳し
く述べると、本発明は、写真層内における酸化カンプリングによって色素を形成
させるハロゲン化銀画像形成系において使用するためのマゼンタカラーカップラ
ーに関する。従来、例えば米国特許第260,788号明細書に記載のようなピ
ラゾロンカップラーが用いられていた。しかし、このようなピラゾロンは非常に
反応性が大であり、写真処理中の副反応に原因して色素形成効率の低下が存在し
た。さらに、かかるピラゾロンには圏&u¥F>合成法が必要であり、可視スペ
クトル内の実質的な二次吸収ピークが色の再現に悪影響を及ぼすという別の問題
をかかえている。
この問題は、米国特許第4,871.652号明細書のなかで、複合シアノ−置
換カップラーの製造によって扱われており、上記した欠点のいくつかが解消され
るに至っている。
本発明は、第一の面において、次式により表されるプロペン異性体をバラスト化
カップラーとして含む写真組成物:(上式において、
A、B及びEは、それぞれ独立して、水素を表すがもしくは電子吸引基を表し、
Dは、孤立電子対を組み込んだ置換基を表し、そしてXは、水素を表すかもしく
は写真カップリング反応中に放出され得る基を表す)に関する。
電子吸引基は、水素、 CN、No! 、5OiR,5OJH−、Go!R。
−COR,−CONHR,−CONHAr、 −CF、 ハロゲン、アミノ ア
リール、アラルキル、アルキル、シクロアルキル、アルキル(カルボニル)オキ
シ、アリール(カルボニル)オキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリ
ールオキシカルボニル、カルバモイル、アシル、アルキルアミノカルボニル、ア
リールアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アシルアミノ、ウレイ
ド、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、スルファモイルア
ミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルファモイル、イミド、ア
ルキルチオ、アリールチオ又は複素環式基から選ぶことができる。
孤立電子対を組み込んだ置換基りの例は、 NHg、NHR,NR’R’−。
−OR,−5R,アルキル(カルボニル)オキシ、アリール(カルボニル)オキ
シ、カルバモイル、アルコキシカルボニルアミノ、アシルアミノ、ウレイド、ア
ルキルスルホニルアミノ又はアリールスルホニルアミノ基である。
本発明の別の面において、次式により表されるプロペン異性体=(上式において
、置換基A、B、E及びXは上記定義に同じであり、但し上式中のDは式Ar−
し−の基を表し、式中の計は1個もしくはそれ以上の置換基で任意に置換された
フェニル基であり、そして−L−は孤立電子対を組み込んだ結合基を表す)が提
供される。
Ar上の置換基の例は、次のようなものである:ハロゲン、−CN。
NOt、SR,5(hR,5OJIIR,OR,0COR,C0tR,C0RI
CONHR,C0tH,NIIR,NR’R”、Nll5OtR,NHCOtR
,NHCONHR。
−CPl、アリール、アラルキル、アルキル及びシクロアルキル。
〜L−の例は次のようなものであるニーNH−,−NR−、−N(Go)l?。
−Nllfl:0NII、 −5−、−50−、−50□−、so、o−、−o
−及び−(CO)O−一。
先に記載した基R,R’及びR2は、それぞれ、アルキル又はアリールとして定
義され、そしてかかる基のいずれもW、換されていてもよい。
置換基Xは、水素であるかもしくは任意のカップリング・オフ基、例えばハロゲ
ン、−OR,−0八r、 −5R,−5Arであることができ、ここで基SR中
の置換基Rは第一、第二又は第二アルキル基であるかもしくは複素環式基である
。
また、Xは、現像抑制剤、漂白促進剤、アリールオキシ又はチオアリールスイッ
チ基を表すかもしくは有してい°ζもよい。
前記一般式(1)の化合物と酸化された発色現像剤とのカップリングによって前
記化合物から放出される複素環式基の例には、ピロール、ピラゾール、イミダゾ
ール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、トリアゾール、ベンゾトリアゾ
ール、そしてテトラゾールが含まれる。
本発明の別の面において、次式(1)により表される活性化プロペンの製造方法
が提供される。
上式において、A、B、D及びEは前記した意味を有し、そしてこの製造方法は
、次式(Ill)の置換イミデート:(上!(において、FはCI−Cbアルコ
ールを表し、そしてE及びArは前記定義に同じである)を塩基及び活性化メチ
レン化合物の存在において縮合反応に供することを含んでなる。
下記のサンプル化合物(■):
を製造するための好ましい縮合反応の形態は、したがって、次のように表すこと
ができるニ
ア1コニトリルは、CN基に結合セる基に同等な任意の電子吸引性の基、例えば
エステル基によって置換されていてもよい。このような置換されたマロニIリル
は、例えば、エチルシアノアセテート置換イミダゾールのOMe基は、必要に応
して、炭素原子1〜6個、好ましくは1〜71個の低級アルコキシ基によって交
換されていてもよい。
この方法によって製造される活性化プロペンは、例えば、^4<’にバラスト鎖
を結合せしめることによってバラスト化されていてもよい。
のサンプルヒム
BALLAST (バラスト
1− −0SO2C1r、H33′″n2、−050.、Cl2H25−n
3、−NHCOC11H23−n
4 、 −co2c12H25−n
この方法の出発点を構成するイミデートは、例えば、マロニトリル又は化学的に
類慎の化合物から次のようにして製造することができる:
かり攪拌混合物にHCI イミデートa峻p玉をバブリングする
(υ
一ルに溶解し、 オルソエステル に添加し、加熱室温で撹拌 溶融
このタイプのその他の方法については、以下に記載する実施例のところで詳細に
説明する。
新規な活性化プロペンは写真材料中で利用することができ、またこの目的のため
、種々の公知の写真添加剤とともに利用することができる。
現像抑制剤は、カラー写真において用いられる標準的な処理条件Fで両式(1)
の化合物と酸化された発色現像剤とのカップリング中に像状に放出されるところ
の化学成分である。かかる成分は、その放出後、ハロゲン化銀粒子と相互に反応
し゛ζ現像プロセスの速度を低下せしめる。このことには、画像の感覚的な鮮鋭
度を向上さセるという効果がある。現像抑制剤は、例えば、硫黄含有化合物、例
えばメルカプトテトラゾール又はメルカプトベンゾチアゾール、あるいは複素環
式化合物、例えばベンゾトリアゾール又はベンゾチアゾールである。
漂白促進剤は、両式(1)の化合物と酸化された発色現像剤とを標準的な条件で
カップリングさせる間に像状に放出されるところの化学成分である。かがる成分
は、その放出により、現像された銀が乳剤層から漂白される速度を加速するよう
に作用する。このことをもって、現像プロセスの漂白段階の効率が改良せしめら
れ、またしたがって画像の品質が改良せしめられる。漂白促進剤は、例えば、硫
黄含有化合物、例えば可溶性アルキルチオール(例えばメルカプトプロピオン酸
及びジメチルアミノエタンチオール)又は可溶性複素環式チオールである。
アリールオキシ及びチオアリールスイッチ基は、例えば旧式(1)の化合物のよ
うなカップラーに発色現像抑制剤のフラグメントを結合させる作用を有している
。このようなスイッチ基は、分子内転位を被って抑制剤フラグメントを放出する
ことが可能である。スイッチ基の目的は、抑制剤の放出を遅延させ、よって、詰
合せるスイッチ−抑制剤部分を初期のカップリングの部位から拡散できるように
することである。これによって、初期のカップリングの部位に隣接する写真層に
おいて現像抑制剤を放出させることができる。現像抑制剤をこの手法で放出させ
ると、改良された品質と鮮鋭度が得られる。
と記した活性化プロペンは、例えばpH1o−12のようなアルカリ性条件下に
おいて、酸化された発色現像剤と反応してマゼンタ色素を捷供する。この方法で
得られる色素は、可視スペクトルの青色領域において顕著な吸収を示すことがな
く、また常用のカップラーに比較して良好なカップリング活性を提示する。
よ発明による新規なカップラーは、写真要素の中に公知の手法にしたがって、例
えばカップラー溶剤の液滴中に混入することによって、加えることができる。
写真要素は、単色の要素あるいは多色要素であることができる。
多色要素の場合に、本発明のマゼンタ色素形成性カシプラーは、通常、緑傅性の
乳剤と組み合わせられ、但し、かかるカンプラーを異なるスペクトル領域に対し
て感度を有する乳剤と、あるいはパンクロ増感、オルソ増感又は未増感の乳剤と
組み合わせることができる。
多色要素は、スペクトルの三原色のそれぞれに対して感度を有する色素像形成単
位を含有する。それぞれの単位は、単一の乳剤層からなるか、さもなければ所定
のスペクトル領域に対して感度を有する複数の乳剤層からなることができる。要
素を構成する層は、この技術分野において公知のようにしているいろな順序で配
置することができる。
一般的な多色写真要素は、イエロー、マゼンタ及びシアン色素像形成単位を支承
した支持体を有し、該色素像形成単位は、それぞれ、それと組合わさった少なく
とも1種類のイエロー、マゼンタ又はシアン色素形成性カップラーを有する最低
1つの青感性、緑感性又は赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んでいる。この要素は
、追加の層、例えばフィルター層やバリヤ一層を含有することができる。
本発明の乳剤及び要素中で使用するだめの適当な材料について以下で説明するが
、そこではリサーチ ディスクロージャー(ResearchDtsclosu
re)、 1989年12月、Item 308119 、英国)1ants
Po1o 7DD。
E+++sworth、 North 5treet 8+ The Old
Harbourmaster’s在のIndustrial 0pportun
ities Ltd、刊、を参照するであろう。この刊行物は、以下、“リサー
チ ディスクロージャー”と記載するであろう。
本発明の要素において用いられるハロゲン化銀乳剤は、ネガ型あるいはポジ型の
いずれかであることができる。適当な乳剤とそれらの調製は、リサーチ ディス
クロージャー、セクション1及びHlそしてそこに引用の刊行物に記載されてい
る。本発明の要素の乳剤層及びその他の層に適当なビヒクルは、リサーチ ディ
スクロージャー、セクション■、そしてそこに引用の刊行物に記載されている。
本発明の要素は、本発明のプロペンカップラー結合体に加えて、リサーチ ディ
スクロージャー、セクション■、バラグラフD、E。
F及びG、そしてそこに引用の刊行物に記載されているような追加のカップラー
を包含することができる。本発明のカップラー結合体及び任意の追加のカップラ
ーは、リサーチ ディスクロージャーのセクタぢン■、バラグラフC2そしてそ
こに引用の刊行物に記載されているように要素や乳剤中に混入することができる
。
本発明の写真要素又はその個々の層は、増白剤(リサーチ ディスクロージャー
、セクションVを参照)、カブリ防止剤及び安定剤(リサーチ ディスクロージ
ャー、セクション■を参照)、汚染防止剤及び画像色素安定剤(リサーチ ディ
スクロージャー、セクション■、バラグラフI及びJを参照)、光吸収及び散乱
物質(リサーチ ディスクロージャー、セクション■を参照)、硬膜剤(リサー
チ ディスクロージャー、セクションXを参照)、可塑剤及び滑剤(リサーチ
ディスクロージャー、セクションX■を参照)、IF電防止剤(リサーチ ディ
スクロージャー、セクションχmを参照)、艶消し剤(リサーチ ディスクロー
ジャー、セクションXVIを参照)、そして現像調整剤(リサーチ ディスクロ
ージャー、セクションXX1を参照)を含有することができる。
写真要素は、リサーチ ディスクロージャー、セクションX■、そしてそこに引
用の刊行物に記載されているようにいろいろな支持体上に塗布することができる
。
写真要素は、リサーチ ディスクロージャー、セクションX■に記載されている
ように、通常はスペクトルの可視領域に含まれる活性輻射線に露光して潜像を形
成し、そして次にこれをリサーチ ディスクロージャー、セクションXIXに記
載されてし喝ように処理して可視色素像を形成することができる。可視色素像を
形成するための処理には、要素を発色現像剤と接触させて現像可能の7)ロゲン
イヒ銀を還元し、そして発色現像剤を酸化する工程が含まれる。酸化された発色
現像剤はさらにカップラーと反応し、色素が生成せしめられる。
好ましい発色現像剤はp−フェニレンジアミンである。とりわ番す好ましいもの
は、4−アミノ−3−メチルN、N−ジエチルアニIノン塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−N−エチJレーN−β−(メチレンスルホンアミド)エチルアニリ
ン硫酸塩水和物、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロエチル
アニ+Jンi!H1W、、4−アミノ−3−β−(メタンスフレホンアミド)エ
チル−N、N−ジエチルアニリン塩酸塩、そして4−アミノ−N−エチル−N=
(2−メトキシエチル)m−1ルイジン ジーP−トJレニンスルホネートであ
る。
ネガ型のハロゲン化銀乳剤を用いた場合口よ、この処理工程でもってネガ像が導
かれる。ポジ(ある(1は反転)像を得るために番よ、この工程を非発色性の現
像剤を用いた現像によって実施して色素の形成ではなくて露光法のハロゲン化銀
を現像し、そして次に要素を均一にカブらせて未露光のハロゲン化銀を現像可能
に変えること力(できる、さもなければ、直接ポジ乳剤を使用してポジ像を得る
こと定着又は漂白定着、洗浄、そして乾燥の常用の工程を実施する。
本発明は、以下、−例を挙げて説明するためだけのものであるけれども、下記の
本発明の特定例を参照して説明する。
倒−土
4−クロロ−3−(1,1,3−)ジシアノ−プロプ−1−エン−2−イルアミ
ノ)フェニル ヘキサデシルスルホネートの調製式6の化合物を下記のように4
段階合成によって調製する。
メチル シアノアセトイミデート
マロニトリル(66g、1モル)のジエチルエーテル(500Id)及ヒメタノ
ール(44g、 1.38モル)中の溶液を氷−塩浴によって0°Cまで冷却し
た。この溶液を十分に攪拌し、そしてそれに塩化水素を1時間にわたってバブリ
ングした。0°Cで一晩放置したところ、白色の固体として生成物が晶出した。
この生成物をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、そして乾燥させてイミデート
塩酸塩を白色結晶(100,6g、収率75%)として得た。この生成物を特性
決定せずに使用した。
トリメチル オルソシアノアセテート
メチル イミデート エステル 塩酸塩をメタノール(11)に添加し、そして
室温で18時間攪拌した。沈殿したアンモニウム塩化物をろ過によって除去し、
そしてろ液を蒸発乾個した。残渣をエーテル(900+d)と飽和炭酸ナトリウ
ム溶液(300d)との間に分配した。
有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そしてろ過した。
エーテルを真空中で除去したところ、オルソエステルが淡黄色の油状物(75グ
ラム、69%)として得られた。この生成物は、NMR分光分析によって、純粋
であることが示された。(2,866(2H,s。
NC−CF+り及び3636δ(9H,s、 OMe))この生成物をさらに特
性決定せずに使用した。
4−クロロ−3−(2−シアノ−1−メトキシエチリジンイミノ)フェニル ヘ
キサ−゛シルスルホネートオルソエステル(75グラム、0.7モル)、3−ア
ミノ−4−クロロフェニルヘキサデシルスルホネート(21,6グラム、0.5
モル)及び触媒量のP−)ルエンスルホン酸を油浴を使って140℃まで加熱し
た。40分後、水ポンプを使用して部分真空を反応容器に約5分間適用した0次
いで、反応を大気に開放し、そして混合物を冷却した。
得られたワックス状の固体をメタノールから再結晶したところ、生成物であるイ
ミデートが黄褐色の固体(23グラム、89%)として得られた。
C口H4+ClNz0aS CHCI N S理論値: 60.9 B、1 6
.9 5.5 6.3実測値: 61.0 ?、3 6.9 5.4 6.14
−クロロ−3−(1,1,3−)リシアノーブロプーl−エンー2−イルアミノ
フェニル ヘキサデシルスルホネートナトリウム水素化物(60%分散液、0
.8 g 、 ’0.02モル)を窒素雰囲気下で、ジメチルスルホキシド(D
MSO) (Loom)中のマロニトリル(1,32g、 0.02モル)の溶
液に添加した。この混合物を室温で約40分間にわたって撹拌したところ、淡黄
色の溶液となった。この溶液を口MsO(50sffi)中のイミデー) (1
0,25g 、 0.02モル)の溶液に一滴ずつ添加し、そして次に暗色の混
合物を蒸気浴上で約80℃で18時間にわたって加温した。この溶液をブライン
(41)上に江刺して褐色の固体を沈殿させ、この固体を酢酸エチル中に抽出し
、硫酸マグネシウムで乾燥し、そしてろ過した。真空下で溶剤を除去したところ
褐色の油状物が得られ、そしてこれを60−80石油で磨砕したところ生成物が
黄褐色の粉末(5,52g、 50%)として得られた。この生成物は満足すべ
き質量及びNMRスペクトルを呈示した。
CzJswCINnOiS CHCI N S理論値: 61.5 7.2 6
.5 10.2 5.9実測値: 60.9 7.1 6.6 9.7 5.8
ジエチル(1−(2−クロロ−5−ヘキサデシルスルホニルオキシアニリノ)−
2−シアノエチリデン〕マロネートの調製ナトリウム水素化物(60%分散液、
0.4g、 0.01モル)を窒素雰囲気下で、DMSO(50d)中のジエチ
ルマロネート(1,6g、 O,Ofモル)の溶液に添加した。この混合物を室
温で40分間にわたって撹拌したところ、無色の溶液となった。この溶液をDM
SO(50d)中のイミデート(5,13g、 0.01モル)の溶液に一滴ず
つ添加し、そして得られた暗色の溶液を室温で18時間にわたって攪拌した0次
いで、この溶液を希塩酸(1,5tり上に江刺してガム状の褐色の固体を沈殿さ
せた。
これを酢酸エチル中に抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そしてろ過した。真
空下で溶剤を除去したところ褐色の油状物(6,58g )が得られた。冷却し
たところ、この油状物から生成物が黄色の固体(0,25g 、4%)として晶
出した。この生成物は満足すべきNMR及び買置スペクトルを呈示した。
鼾
式(6)のカップラーを緑感性臭沃化銀写真乳剤中に混入し、次のような構成で
塗布したニ
ゲル上塗り ゼラチン 1.5グラム−2乳剤層 臭沃化銀 1.61グラムI
カツプラー 1.04ミリモルー2
ゼラチン 2.42グラム)
ビス(ビニルスルホニル) 0.06グラムー1メタン(硬膜剤)
支持体 酢酸セルロース
使用のカップラー分散液には、6%W / Wのゼラチン、8.8%のカップラ
ー、そしてカップラー溶剤が比率二カップラーニトリクレシルホスフェート:
1(2−ブトキシエトキシ)エチルアセテート 1 : 0.5: 1.5で含
まれた。
この方法で調製した実験用の写真被膜を細長く引き裂き、355mの試験片に細
断した。これらの試験片を0−4.0中性濃度階段光学くさび(階段増分0.2
NO)及びプーラ・イト■、クツテン9フイルターを介して露光に供し、次いで
次のような標準C,−41プロセスでもって処理した。
現像液 2.5分
漂白 4分
洗浄 2分
定着 4分
洗浄 2分
それぞれの試験片に関して、階段光学くさびの濃度をマクベスTO/ 504/
ヒユ一レツトパツカード85自動透過濃度計を使用して測定した。最小濃度(D
mjn)、最大濃度(D wax)及びコントラスト(ガンマ(1)をDIog
E曲線から算出した。
これらの試験で得られた写真測定値の比較を第1表に示す。
化合物 Dsin Dsax ガンマ値 Lmax6 0.29 2.24 3
.06 553.5nm1 0.13 2.32 2.29 555.5n−U
0.15 2.77 4.01 546.5rvIII 0.14 2.62
2.08 553nsこれらの結果は、化合物6は化合物■と同様に望ましい
空間吸収を有する色素を生成すること、但しそれよりもかなり高いガンマ値(関
係)を存することを示す。化合物6から形成される色素は、化合物I及びHの色
素に比べてかなり低い青色吸収を有している。
止豆宜土
化盃1」−
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成5年り月″?O日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.次式により表されるプロペン異性体をバラスト化カップリング剤として含む 写真組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数 式、化学式、表等があります▼(I)(上式において、 A,B及びEは、それぞれ独立して、水素を表すかもしくは電子吸引基を表し、 Dは、孤立電子対を組み込んだ置換基を表し、そしてXは、水素を表すかもしく はカップリング反応中に放出され得る基を表す)。 2.前記電子吸引基が、−CN,−NO2,−SO2R,−SO2NH−,−C O2R,−COR,−CONHR,−CONHAr,−CF3ハロゲン、アミノ 、アリール、アラルキル、アルキル、シクロアルキル、アルキル(カルボニル) オキシ、アリール(カルボニル)オキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、カルバモイル、アシル、アルキルアミノカルボニル 、アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アシルアミノ、ウ レイド、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、スルファモイ ルアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルファモイル、イミド 、アルキルチオ、アリールチオ又は複素環式基から選ばれる、請求の範囲第1項 に記載の写真組成物。 3.式中のDが、−NH2,−NHR,−NR1R2,−OR,−OAr,−S R,−SAr、アルキル(カルボニル)オキシ、アリール(カルボニル)オキシ 、カルバモイル、アルコキシカルボニルアミノ、アシルアミノ、ウレイド、アル キルスルホニルアミノ又はアリールスルホニルアミノ基から選ばれる、前記請求 の範囲のいずれかに記載の写真組成物。 4.式中のXがH、ハロゲン、−OR,−OAr,−SR又は−SArであり、 そして基SR中の置換基Rが第一、第二又は第三アルキル基である、前記請求の 範囲のいずれかに記載の写真組成物。 5.次式により表されるプロペン: ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数 式、化学式、表等があります▼(I)(上式において、 Dは式Ar−L−の基を表し、式中のArは1個もしくはそれ以上の置換基で任 意に置換されたフェニル基であり、そして−L−は孤立電子対を組み込んだ結合 基を表し、また、A,B,EおよびXは前記請求の範囲第1項に記載の定義に同 じである)。 6.式中のXがH、ハロゲン、−OR,−OAr,−SH又は−SArであり、 そして基SR中の置換基Rが第一、第二又は第三アルキル基である、請求の範囲 第5項に記載のプロペン。 7.請求の範囲第1項〜第4項又は第5項及び第6項のいずれかに記載の写真カ ップラーを含む写真要素。 8.請求の範囲第7項に記載の写真要素に像露光を施し、そして該写真要素を標 準的な手法にしたがって現像することを含んでなる、写真像を形成する方法。 9.次式(I)により表される活性化プロペン:▲数式、化学式、表等がありま す▼(I)(上式において、A,B,D及びEは請求の範囲第1項又は請求の範 囲第5項に記載の定義に同じである)を製造するに当たって、次式(III)の 置換イミデート: ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(上式において、FはC1〜C6 アルコールを表し、Arは請求の範囲第5項に記載の定義に同じであり、そして Eは請求の範囲第1項又は第5項に記載の定義に同じである)を塩基及び活性化 メチレン化合物の存在において縮合反応に供することを含んでなる、活性化プロ ペンを製造する方法。 10.置換イミデート中の置換基がC1〜C6アルコキシ基である、請求の範囲 第9項に記載の方法。 11.活性化メチレン化合物の置換基が前記置換基A,B及びEから選ばれる、 請求の範囲第9項又は第10項に記載の方法。 12.活性化メチレン化合物が最低1個の−CN又はエステル置換を支承する、 請求の範囲第9項〜第11項のいずれかに記載の方法。 13.活性化メチレン化合物がマロニトリル、エチルシアノアセテート又はジエ チルマロネートであり、塩基がアルカリ金属水素化物であり、そして反応が化学 的に相容性のある溶剤中で高められた温度で実施される、請求の範囲第12項に 記載の方法。 14.該方法の生成物をバラスト化させる、請求の範囲第9項〜第13項のいず れかに記載の方法。 15.バラスト基が前記Ar基に結合しており、そして1.−OSO2C16H 33−n 2.−OSO2C12H25−n 3.−NHCOC11H23−n 4.−CO2C12H25−n 5.▲数式、化学式、表等があります▼6.▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれる、請求の範囲第14項に記載の方法。
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