JPH0650444U - 掘取機 - Google Patents

掘取機

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JPH0650444U
JPH0650444U JP9190492U JP9190492U JPH0650444U JP H0650444 U JPH0650444 U JP H0650444U JP 9190492 U JP9190492 U JP 9190492U JP 9190492 U JP9190492 U JP 9190492U JP H0650444 U JPH0650444 U JP H0650444U
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JP
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excavation
digging
traveling
blade
section
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Application number
JP9190492U
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English (en)
Inventor
種明 井上
三吉 田中
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹木を堀取る掘取機の構造を簡単にした。 【構成】 回転方向の振動が付与される半円弧状の掘取
ブレード(26),(29)を互いに対向させて装設して掘取作
業部(10)を構成し、同掘取作業部(10)を、パワーショベ
ル本体(1) の走行部(4) に設けるブレード取付部(7) に
装着した掘取機であって、走行部(4) を駆動する油圧経
路(44)中に、油圧切換弁(46)を設けて走行部(4) 、又は
掘取作業部(10)を選択的に駆動自在とすると共に、走行
部(4)用の左右操作レバー(6-1)(6-2)により左右掘取ブ
レード(26),(29) の作動操作を可能に構成し、しかも、
ブレード取付部(7) の近傍には走行用分岐油路(47)と掘
取作業部用分岐油路(49)を接続自在に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樹木を根鉢付きに掘り上げる掘取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーショベルに、樹木を根鉢付きに掘り取る掘取機構を装着したもの は、機体の一側に掘削装置を連結し、同掘削装置の反対側に掘取機構を一体的に 連結しているものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来例のものは、樹木の回りを掘削装置で掘削した後で、機体 を180°旋回させて掘取機構により樹木を根鉢付きに掘り取るものであったか ら、掘削装置と掘取機構を同時に作動させることができず、したがって、掘り起 こした樹木を同時に吊り下げて能率的に作業を行うことができないものであった 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、回転方向の振動が付与される半円弧状の掘取ブレードを互 いに対向させて装設して掘取作業部を構成し、同掘取作業部を、パワーショベル 本体の走行部に設けるブレード取付部に装着した掘取機であって、走行部を駆動 する油圧経路中に、切換弁を設けて走行部、又は掘取作業部を選択的に駆動自在 とすると共に、走行部用の左右操作レバーにより掘取ブレードの作動操作を可能 に構成し、しかも、ブレード取付部の近傍には走行用分岐油路と掘取作業部用分 岐油路を接続自在に設けていることを特徴とする掘取機を提供せんとするもので ある。
【0005】 また、本考案ではパワーショベル本体のブレード取付部に、左右対称で前後軸 の軸心回りに回動自在な掘取ブレードを装着した掘取機であって、同掘取ブレー ド用の加振装置を、掘起し作動用加振アームに各々設け、かつ、片方の掘取ブレ ードを有する掘取アームを、本機側寄りに設けた上下軸の軸心回りで外方に開閉 自在とし、しかも、同左右掘取アームの先端には樹木の傷付きを防止する案内ガ イドを設けたことにも特徴を有する。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明すると、1は機体2の前部に掘削 装置3を具備するパワーショベル本体で、下部にクローラ型の走行部4を設けて いる。そして、同クローラ型の走行部4の上部に機体2を載置して旋回自在とし ている。5は機体2の上部に設ける運転部であって、同運転部には走行部用の左 右操作レバー6-1,6-2 を設けている。
【0007】 7はパワーショベル本体1の走行部4に設けるブレード取付部であって、掘削 作業のみを行う場合には排土用ブレード8を上下作動自在に装着している。
【0008】 10は、同ブレード取付部7に装着した掘取作業部であって、取付ピン11により 取付座12に上下動自在に装着されている。13は掘取作業部10の後部ブラケット、 14は防振ゴムである。15は前部ブラケットで、前部に左掘取アーム16を一体的に 固着している。17はブレード昇降兼用の俯仰用シリンダ、18は上部ブラケット、 19は下部ブラケットである。
【0009】 20は、前部ブラケット15に設ける支持ブラケットで、縦軸状の回動ピン21を介 して右掘取アーム22を開閉自在に装着している。23は同右掘取アーム22と後部ブ ラケット13との間に介装する開口用シリンダで、同開口用シリンダ23を収縮させ ることにより右掘取アーム22が開口するものである。
【0010】 24は、左掘取アーム16側の横枠で、中央部側に前後軸25を介して半円弧状の掘 取ブレード26を枢着している。27は右掘取アーム22側の横枠で、中央部側に前後 軸28を介して半円弧状の右掘取ブレード29を枢着している。30は先端部に左右の 加振装置31を取付ける掘起し作業用加振アームで、基部を横枠24,27 に枢着され ていると共に、ブレード掘取用アーム32及び曲りの作動アーム33を介して左右の 掘取ブレード26,29 と連結している。34は左右の加振アーム30,30 と横枠24,27 との間に介装する掘取シリンダで、同掘取シリンダ34,34 を伸縮させることによ り、左右の掘取ブレード26,29 を前後軸25,28 を中心に回動させることができる 。
【0011】 35は加振装置31を構成する油圧モータ、35-1は切換弁、36は左右の掘取アーム 16,22 の先端に設ける傷付防止用の案内ガイド、37は同左右の掘取アーム16,22 の先端を一体的に連結する連結ピンである。そして、上記パワーショベル本体1 や掘取作業部10により掘取機38を構成している。
【0012】 また、図7は油圧回路の概略を示すものであって、40は油圧ポンプ、41はエン ジン、42は作動油タンク、43は走行部4を駆動する油圧モータで、油圧経路44、 44-1はスイベルジョイント、及び左右操作レバー6-1,6-2 に連動する。油圧切換 弁45を介して油圧ポンプ40と連結されている。
【0013】 46は加圧作動油を走行部4、又は掘取作業部10に選択的に供給できる油圧切換 弁であって、ブレード取付部7の近傍には、走行用分岐油路47の接続用カプラ48 及び掘取作業部用分岐油路49の接続用カプラ50が配設されて接続自在となってい る。
【0014】 本考案の実施例は上記のように構成されており、パワーショベル本体1に掘削 装置3と排土用ブレード8を連結した場合は、通常のパワーショベルとして掘削 作業と排土作業が可能である。
【0015】 そして、同パワーショベル本体1の排土用ブレード8を取り外して、ブレード 取付部7に掘取作業部10を連動連結して掘取機38を構成する。
【0016】 次に、同掘取機38により樹木を掘取る場合は、油圧経路44中の油圧切換弁46を 走行部4側へ切換えて、同走行部4を駆動する。この場合に、左右操作レバー6- 1,6-2 を操作して機体を樹木に接近した位置まで移動させる。
【0017】 そして、油圧経路44中の油圧切換弁46を掘取作業部10側へ切換えて、同掘取作 業部10を作動させる。この場合に、俯仰用シリンダ17を適宜作動させ、掘取作業 部10全体を水平状態に位置させる。
【0018】 次に、開口用シリンダ23を適宜作動させて右掘取アーム22を開口させ、同時に 機体を前進させて左掘取ブレード26の中心部に樹木が位置するようにセットする 。そして、右掘取アーム22を閉状態とし、同時に操作レバー6-1,6-2 を操作して 左右の掘取ブレード26,29 を前後軸25,28 を中心に下向きに回動させて樹木の根 部下側を切断する。この場合は、左右の加振装置31,31 を作動させると共に、掘 取シリンダ34,34 を伸長させながら加振アーム30,30 及びブレード掘取用アーム 32,32 、並びに曲り状の作動アーム33,33 を作動させる。
【0019】 したがって、地面に植立する樹木は、回転方向の振動が付与される半円弧状の 左右の掘取ブレード26,29 により根鉢付き状に掘り取ることができるものである 。さらに、俯仰用シリンダ17を収縮させて掘取作業部全体を上方に持ち揚げる。 また、これと同時に掘削装置3により樹木を吊り上げて機体側方へ移動させるこ とができるものである。
【0020】 以上の如く、本考案によれば、回転方向の振動が付与される半円弧状の左右の 掘取ブレード26,29 を互いに対向させて装設して掘取作業部10を構成し、同掘取 作業部10を、パワーショベル本体1の走行部4に設けるブレード取付部7に装着 した掘取機であって、走行部4を駆動する油圧経路44中に、油圧切換弁46を設け て走行部4、又は掘取作業部10を選択的に駆動自在とすると共に、走行部4用の 左右操作レバー6-1,6-2 により左右の掘取ブレード26,29 の作動操作を可能に構 成し、しかも、ブレード取付部7の近傍には走行用分岐油路47と掘取作業部用分 岐油路49を接続自在に設けたものであるから、パワーショベル本体1の掘取作業 部10の装着がブレード取付部7を介して簡単に行い得るものである。また、掘取 作業部10への加圧作動油の供給は、走行部4への油圧回路を油圧切換弁46により 切換えて利用したため、本機側に特別な操作レバーを新設する必要がなく構造が 簡単である。
【0021】 そして、走行停止状態で掘取り作業を行うと共に、掘取作業終了時の機体の移 動は、油圧切換弁46を元に戻して操作レバーにより機体の運転操作が可能であり 、作業を迅速に行うことができるものである。
【0022】 また、本考案は、右掘取ブレード29を有する一方の掘取アーム22を、回動ピン 21の上下軸心回りで外方に開閉自在としているために、左右の掘取アーム16,22 による樹木の抱込み操作が簡単である。
【0023】 そして、左右掘取ブレード26,29 用の加振装置31,31 を掘起し作動用の加振ア ーム30,30 に各々設けているから、左右対称の掘取ブレード26,29 の掘進方向に 加振を加えることができ、掘取時の振動が相殺されて根土部の崩れが発生しにく いものである。
【0024】 また、左右の掘取アーム16,22 の先端に樹木の傷付きを防止する案内ガイド36 ,36 を設けているので、同樹木の傷みがなく、樹木の商品価値を減ずることがな いものである。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、回転方向の振動が付与される半円弧状の掘取ブレードを互い に対向させて装設して掘取作業部を構成し、同掘取作業部を、パワーショベル本 体の走行部に設けるブレード取付部に装着した掘取機であって、走行部を駆動す る油圧経路中に、油圧切換弁を設けて走行部、又は掘取作業部を選択的に駆動自 在とすると共に、走行部用の操作レバーにより掘取ブレードの作動操作を可能に 構成し、しかも、ブレード取付部の近傍には走行用分岐油路と掘取作業部用分岐 油路を接続自在に設けたものであるから、パワーショベル本体への掘取作業部へ の装着が簡単に行い得るものである。
【0026】 また、掘取作業部への加圧作動油の供給は、走行部への油圧回路を切換えて利 用したため、本機側に特別な操作レバーを新設する必要がなく構造が簡単である 。
【0027】 そして、走行停止状態で掘取り作業を行うと共に、掘取作業終了時の機体の移 動は油路を切換えて簡単に行うことができ、したがって、作業を迅速に行うこと ができるものである。
【0028】 また、本考案は掘取ブレードを有する掘取アームの一方を、上下軸心回りで外 方に開閉自在としているために左右の掘取アームによる樹木の抱込み操作が簡単 である。
【0029】 そして、掘取ブレード用の加振装置を加振アームに各々設けているから、左右 対称の掘取ブレードの掘進方向に加振を加えることができ、したがって、掘取時 の振動が相殺されて根土部の崩れを防止するものである。
【0030】 しかも、左右の掘取アームの先端には案内ガイドを設けて樹木の傷付きを防止 しているので、同樹木の傷みがなく、樹木の商品価値を減ずることがないもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘取機の全体側面図。
【図2】掘取作業部を示す概略平面図。
【図3】同要部の背面図。
【図4】加振装置の断面側面図。
【図5】掘取ブレードの取付部を示す断面側面図。
【図6】掘取作業部の取付部を示す断面正面図。
【図7】油圧回路図。
【符号の説明】
1 パワーショベル本体 4 走行部 6-1 左操作レバー 6-2 右操作レバー 7 ブレード取付部 10 掘取作業部 16 左掘取アーム 21 上下軸 22 右掘取アーム 25 前後軸 26 左掘取ブレード 28 前後軸 29 右掘取ブレード 30 加振アーム 31 加振装置 36 案内ガイド 44 油圧経路 46 油圧切換弁 47 分岐油路 49 分岐油路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方向の振動が付与される半円弧状の
    掘取ブレード(26),(29) を互いに対向させて装設して掘
    取作業部(10)を構成し、同掘取作業部(10)を、パワーシ
    ョベル本体(1) の走行部(4) に設けるブレード取付部
    (7) に装着した掘取機であって、走行部(4) を駆動する
    油圧経路(44)中に、油圧切換弁(46)を設けて走行部(4)
    、又は掘取作業部(10)を選択的に駆動自在とすると共
    に、走行部(4) 用の左右操作レバー(6-1)(6-2)により左
    右掘取ブレード(26),(29) の作動操作を可能に構成し、
    しかも、ブレード取付部(7) の近傍には走行用分岐油路
    (47)と掘取作業部用分岐油路(49)を接続自在に設けてい
    ることを特徴とする掘取機。
  2. 【請求項2】 パワーショベル本体(1) のブレード取付
    部(7) に、左右対称で前後軸(25),(28) の軸心回りに回
    動自在な左右掘取ブレード(26),(29) を装着した掘取機
    であって、同左右掘取ブレード(26),(29) 用の加振装置
    (31),(31) を、掘起し作動用加振アーム(30),(30) に各
    々設け、かつ、片方の掘取ブレード(29)を有する掘取ア
    ーム(22)を、本機側寄りに設けた上下軸(21)の軸心回り
    で外方に開閉自在とし、しかも、同左右掘取アーム(1
    6),(22) の先端には樹木の傷付きを防止する案内ガイド
    (36),(36) を設けたことを特徴とする掘取機。
JP9190492U 1992-12-18 1992-12-18 掘取機 Pending JPH0650444U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107736223A (zh) * 2017-09-11 2018-02-27 珠海巧力林业机械科技有限公司 一种回转式挖树机及其挖树方法
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