JPH065040Y2 - プレス機械の空打ち防止装置 - Google Patents

プレス機械の空打ち防止装置

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JPH065040Y2
JPH065040Y2 JP1986142759U JP14275986U JPH065040Y2 JP H065040 Y2 JPH065040 Y2 JP H065040Y2 JP 1986142759 U JP1986142759 U JP 1986142759U JP 14275986 U JP14275986 U JP 14275986U JP H065040 Y2 JPH065040 Y2 JP H065040Y2
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JP
Japan
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cylinder
slide
press machine
chamber
oil
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Application number
JP1986142759U
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JPS6353400U (ja
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博文 須田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はプレス機械の空打ち防止装置に関するもので
ある。
従来の技術 複動式プレス機械はインナスライドとアウタスライドと
を備え、アウタスライドに設けたアウタ上金型と下金型
とでシート材を押え、その後にインナスライドに設けた
インナ上金型と下金型とでシート材を加圧成形するよう
になっている。
考案が解決しようとする問題点 アウタ上金型は下金型にソフトタッチで接触するが、イ
ンナ上金型は下金型に急激に接触するので、何らかの事
情でシート材がない状態で稼動すると空打ちとなってイ
ンナ上金型に圧痕を生じてしまう。
この様に圧痕を生じた金型でシート材を加圧成形すると
製品に傷がつき外観品質を悪くする。
このことは単動式プレス機械でも起る。
上記不具合を防止するためシート材がない場合には、プ
レス機械を停止させれば良いが、このようにすると複数
のプレス機械を並設し、連続してプレス作業を行う場合
や、トランスフアプレスなどにおいては連続するプレス
作業が中断してしまうので、生産上好ましくない。
問題点を解決するための手段及び作用 この考案はかかる不具合を改善するためになされたもの
で、プレス機械本体に上下動自在に設けられ、かつバラ
ンスシリンダにより上方へ付勢されたスライドと、上記
スライドに設けられ、かつ上記スライドを上下動するコ
ンロッドに連結されたピストンにより内部が上室と下室
に区割されたシリンダと、上記シリンダの下室に小径シ
リンダ側が接続され、かつ大径シリンダ側へエアを給排
気することにより、下室内に油を供給、排出する空打ち
防止シリンダと、空打ち防止時シリンダの上室に背圧を
加えるアシスト手段とを具備したプレス機械の空打ち防
止装置を提供することにより、ミスフィードなどによる
空打ちを確実に防止することができる。
実施例 この考案の一実施例を図面を参照して詳述すると、プレ
ス機械本体1のアプライト2に沿ってスライド3が上下
動自在に設けられ、クラウン4に設けた回転体5に枢着
したコンロッド6がスライド3に設けた杆体7に枢着連
結されていると共に、クラウン4とスライド3とに亘っ
てバランスシリンダ8が連結されて、そのエア圧によっ
てスライド3を上方に付勢している。
前記杆体7にはシリンダ9のピストン10が連結され、
このピストン10により区割されたシリンダ9の下室1
1にはオーバーロードプロテクタ油(以下単に油とす
る)が封入され、この油の圧力でピストン10は押し上
げられて、シリンダ9の底壁9aとピストン10との間
に隙間Hが生じ、コンロッド6によってスライド3が所
定の下限位置まで移動するようになっている。
前記油室11は逆止弁12と第1電磁弁13を備えた第
1路14で油圧ポンプ15の吐出側に接続され、かつ第
1、第2パイロット逆止弁16,17を備えた第2路1
8にも接続されている。
第1、第2パイロット逆止弁16,17には第1、第2
パイロット電磁弁19,20によって前記油圧ポンプ1
5の吐出圧油が供給されると共に、第2路18は空打防
止シリンダ21の小径シリンダ21aと、オーバーロー
ドプロテクタシリンダ22の油室22aに接続され、大
径シリンダ21bにはエア源23のエアがレギュレータ
24、第2電磁弁25を介して供給され、空室22bに
はエア源23のエアがレギュレータ26を介して供給さ
れている。
一方上記シリンダ9の上室30には、ダンピング開始時
ピストン10を強制的に下方へ押圧するアシスト回路3
1が設けられている。
上記アシスト回路31は油圧ポンプ15の吐出圧の一部
を電磁弁32、チェック弁33及びパイロットチェック
弁34を介してシリンダ9の上室30へ供給するように
したもので、ダンピング開始を検出する図示しないダン
ピング検出器からの信号により電磁弁32が開放され
て、油圧ポンプ15の吐出圧が背圧としてシリンダ9の
上室30へ供給されるようになっている。
次に作用を説明すると、通常プレス作業時には第1、第
2パイロット電磁弁19,20はドレーン位置(OF
F)Iとなって第1、第2パイロット逆止弁16,17
は通常の逆止弁と同様となり、第2電磁弁25は連通位
置(ON)IIとなって空圧源23の空圧が大径シリンダ
21bに供給されて小径シリンダ21a内の油が加圧さ
れ第2リミットスイッチLSがONとなっている。
このためシリンダ9の下室11内の油は、オーバーロー
ドプロテクタシリンダ22の油室22a内の油圧と同一
圧力まで上昇し、ピストン10が下室11内の油の圧力
で図示位置に保持されスライド3を所定の下限位置まで
下降してプレス加圧できるようになる。
またスライド3にオーバーロードが作用して下室11内
の油の圧力が前記圧力以上となると、オーバーロードプ
ロテクタシリンダ22のピストン22cが下降して下室
11内の油の一部が油室22aに流出するから、ピスト
ン10が下降してコンロッド6がスライド3に対して相
対的に下方に移動してオーバーロードを防止する。
一方シート材が供給されないことが何らかの手段で検出
された時には、第2パイロット電磁弁20が連通位置
(ON)となって第2パイロット逆止弁17が連通状態
となり、第2電磁弁25がドレーン位置(OFF)Iと
なる。またこの状態でスライド3が下降を開始すると同
時に、図示しないダンピング検出手段がダンピングを検
出すると、アシスト回路31の電磁弁32が連通位置と
なって、油圧ポンプ15の吐出圧がパイロットチェック
弁34よりシリンダ9の上室30へ供給される。これに
よりピストン10に背圧が加わってピストン10が下方
へ押圧されるため、ダンピング初期発生される油圧が5
kg/cm2と非常に小さくとも、下室11が負圧になるのを
防止することができるようになると共に、ダンピング開
始とともにアシスト回路31の電磁弁32はドレン位置
へ切換えられてシリンダ9の上室30の油圧がドレンさ
れるため、スライド3はバランスシリンダ8のエア圧で
持ち上げられるようになる。
そしてスライド3の下降とともに下室11内の油は小径
シリンダ21aに流入して、第2図に示すようにピスト
ン10がシリンダ9の底壁9a側にSだけ移動するた
め、スライド3の下限位置がSだけ上方位置となって空
打ちが防止できるようになる。
次に上記の状態よりシート材有りの信号を受けると、第
1パイロット電磁弁19が連通位置(ON)IIに、第1
パイロット逆止弁16が連通状態となり、第2電磁弁2
5が連通位置(ON)IIとなって大径シリンダ21bに
空圧が供給されてピストン21cを押動し、小径シリン
ダ21a内の油が第2路18より油室11へ供給されて
ピストン10は第1図の状態に復帰するようになる。
なお上記実施例では、シリンダ9の上室30に背圧を供
給するアシスト回路31を設けたが、第3図に示すよう
にシリンダ9の上室30内に圧縮ばね35を設けてピス
トン10に背圧を加えるようにしても同様な効果が得ら
れるものである。
考案の効果 この考案は以上詳述したようにシート材無しの状態を検
出手段が検出すると、シリンダ内のピストンが背圧によ
り下方へ押圧されてダンピング初期にシリンダ下室の油
をダンピングシリンダ側へ強制排出するようにしたこと
から、ダンピング初期に発生するシリンダ下室の負圧が
防止できるようになる。
またダンピング時ピストンの下動によりコンロッドによ
るスライドの下限位置が上方となり、下室内へ油を供給
してピストンを上方に移動すれば、コンロッドによるス
ライドの下限位置が前述よりも下方となる。
したがって、下室内へ油を供給したり排出すればスライ
ド3でプレス加工したり、空打ちを防止できるから、プ
レス機械を停止させることなく空打ちを防止できるよう
になる。また空打ち防止シリンダの小径シリンダへ逃し
た油を、大径シリンダへエアを供給することによりシリ
ンダの下室へ押し戻すようにしたことから、短時間で復
帰動作が完了し、これによって空打ち防止状態からすぐ
に運転状態に復帰できるため、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は全体図、第
2図は空打防止時のシリンダ部分の説明図、第3図は他
の実施例を示す説明図である。 1はプレス機械本体、3はスライド、6はコンロッド、
9はシリンダ、10はピストン、11は油室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機械本体1に上下動自在に設けら
    れ、かつバランスシリンダ8により上方へ付勢されたス
    ライド3と、上記スライド3に設けられ、かつ上記スラ
    イド3を上下動するコンロッド6に連結されたピストン
    10により内部が上室30と下室11に区割されたシリ
    ンダ9と、上記シリンダ9の下室11に小径シリンダ2
    1a側が接続され、かつ大径シリンダ21b側へエアを
    給排気することにより、下室11内に油を供給、排出す
    る空打ち防止シリンダ21と、空打ち防止時シリンダ9
    の上室30に背圧を加えるアシスト手段とを具備してな
    るプレス機械の空打ち防止装置。
JP1986142759U 1986-09-19 1986-09-19 プレス機械の空打ち防止装置 Expired - Lifetime JPH065040Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986142759U JPH065040Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19 プレス機械の空打ち防止装置

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JP1986142759U JPH065040Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19 プレス機械の空打ち防止装置

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JPS6353400U JPS6353400U (ja) 1988-04-09
JPH065040Y2 true JPH065040Y2 (ja) 1994-02-09

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JPS5238504A (en) * 1975-09-22 1977-03-25 Nippon Steel Corp Apparatus for controlling the transfer of coal and coke

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JPS6353400U (ja) 1988-04-09

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