JPH084233Y2 - 圧縮成形機におけるラムの昇降機構 - Google Patents

圧縮成形機におけるラムの昇降機構

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JPH084233Y2
JPH084233Y2 JP12211589U JP12211589U JPH084233Y2 JP H084233 Y2 JPH084233 Y2 JP H084233Y2 JP 12211589 U JP12211589 U JP 12211589U JP 12211589 U JP12211589 U JP 12211589U JP H084233 Y2 JPH084233 Y2 JP H084233Y2
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JP
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ram
oil
oil sump
sump
check valve
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毅 丸山
定美 菅沼
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フガク工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はゴム、プラスチック等の圧縮成形機における
ラムの昇降機構に関するものである。
〔従来の技術〕
圧縮成形機におけるラムの昇降機構としては第4図に
示すものが一般的である。同図において符号15はシリン
ダー、16はラム、17はラム降下用油溜め、18はラム上昇
用油溜めである。一方、油圧ポンプの低容量化を可能な
らしめるという理由からラムを二重シリンダー構造にし
たものがあり、これはラム径の大きい大型成形機には従
来より採用されてきた。かかる従来の二重シリンダー構
造は、第3図に示すように、大シリンダー1内には下部
に大径部2を備えたラム(小シリンダー)3を摺嵌し、
該ラム3の中央には中空部4を形成し、該中空部4には
大シリンダー1の底部5を貫くロッド6を摺嵌し、該ロ
ッド6内には油流路7を形成している。更にラム3にお
ける大径部2の底面と大シリンダー1の内面とロッド6
の表面とにより形成される空間を下部油溜め8とし、ラ
ム3中央の中空部4におけるロッド上方の空間をラム上
昇用油溜め9とし、ラム3の側面と大シリンダー1の内
面とにより形成される空間をラム降下用油溜め10として
いる。11はチェック弁、12は油タンクである。
この事例においては、ロッド6内を油流路7を通して
ラム上昇用油溜め9に油圧をかけることによりラム3が
上昇し、同時下部油溜め8に外部の油タンク12より油が
流入する。また、ラム3が上昇した位置にあるときにラ
ム降下用油溜め10に油圧をかければラム3は降下する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の圧縮成形機におけるラムの昇降機構におい
ては、ラムの昇降には専ら油圧を使用し、しかもラムの
昇降に要する油はすべて外部から供給されるため、外部
の油圧タンクを含む油圧装置の小型化、低コスト化が達
成されているとはいい難い。
また、上記従来の二重シリンダー構造はラムの中央に
形成する中空部4の内面及び該中空部4に摺嵌されるロ
ッド6の表面をそれぞれ高い精度で仕上げなければなら
ないという点からもコストアツプを免れないものであ
る。
本考案は以上の問題を解決しようとしてなされたもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、ラムの昇降時に
用いられる一定量の油をシリンダー及びラムに内蔵させ
るようにすると共にラムを上昇させるために伸縮自在の
空気袋をラム内に配設したラムの昇降機構を提供するも
のである。すなわち、本考案による圧縮成形におけるラ
ムの昇降機構は、シリンダー内には下部に大径部を備え
たラムを摺嵌し、該ラム内にはラム内油溜めを形成し、
ラムにおける大径部の底面とシリンダーの内面とにより
形成される空間を下部油溜めとし、ラムの側面とシリン
ダーの内面とにより形成される空間をラム降下用油溜め
とし、前記ラム内油溜め内には外部の空気圧装置に接続
された伸縮自在の空気袋を配設し、前記ラム降下用油溜
めには外部の油圧装置に至る油流路を連設し、更に、前
記ラム内油溜めと下部油溜めとをパイロットチェック弁
を介して連通させ、該パイロットチェック弁は常時油を
ラム内油溜めより下部油溜めの方向にのみ流すようにな
し、前記ラム降下用油溜めと該パイロットチェック弁と
をパイロット圧流路を介して連通させ、該パイロットチ
ェック弁はラム降下用油溜めの圧力によりパイロット圧
流路を介して開き油の逆流を許すようにしたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
本考案による圧縮成形機におけるラムの昇降機構にお
いては、ラム内油溜めと下部油溜めには合計一定量の油
が常時内蔵されている。ラムが降下端にあるときに外部
の空気圧装置によりラム内油溜め内の伸縮自在の空気袋
に空気を注入すると該空気袋が膨張する。従って、ラム
内油溜め内の油は膨張した空気袋により押し出され、パ
イロットチェック弁を通って下部油溜め内に移り、ラム
を押し上げる。このようにしてラムは上昇する。
上昇端にあるラムを降下させる際には、ラム内油溜め
内における膨張した空気袋の空気圧を大気中に開放する
と共に外部の油圧装置により油流路を介してラム降下用
油溜めに油圧をかければよい。しかるときは、ラム降下
用油溜め内の圧力はラムを降下させる方向に力を及ぼす
のであるが、この圧力によりパイロット圧流路を介して
パイロットチェック弁が開き、下部油溜め内の油がパイ
ロットチェック弁を通ってラム内油溜めに逆流する。従
って、ラムが降下する。なお、このとき空気袋が収縮す
ることはいうまでもない。
以上のように、ラムの昇降に伴ない、内蔵油はラム内
油溜めと下部油溜めとの間を往復する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
符号21は圧縮成形機に側板、22はヘッド、23は上熱
盤、24は成形金型、25は下熱盤、26は断熱盤、27は可動
盤である。
側板21の下部にはシリンダー31を固定する。シリンダ
ー31内には下部に大径部32を備え上部を可動盤27に固定
したラム33を摺嵌し、該ラム33の中央にはラム内油溜め
34を形成する。
ラム内油溜め34内にはゴム等により形成した伸縮自在
の空気袋35を配設し、該空気袋35を空気流路36を介して
外部のエアコンプレッサー37に接続する。38は流量制御
弁、39は方向制御弁である。なお、40はラム33の上昇時
に増量した油を排出するための排油路、41は該排油路40
に設けられたパイロットチェック弁である。パイロット
チェック弁41はラム33の降下時にラム降下用油溜め(後
述)に加えられる油圧をパイロット圧として開き、ラム
内油溜め34内の油の増量分を外部に排出させる。ラム33
における大径部32の底面とシリンダー31の内面とにより
形成される空間を下部油溜め42とする。ラム33の側面と
シリンダー31の内面(シリンダー構成部材31′の下面を
含む)とにより形成されるリング状の空間をラム降下用
油溜め43とする。ラム降下用油溜め43には外部の油圧ポ
ンプ44に至る油流路45を連設する。46は方向制御弁、47
はリリーフ弁、48は油タンクである。
前記ラム内油溜め34と下部油溜め42とをパイロットチ
ェック弁49を介して連通させる。該パイロットチェック
弁49は常時油をラム内油溜め34より下部油溜め42の方向
にのみ流すようになす。また、前記ラム降下用油溜め43
とパイロットチェック弁49とをパイロット圧流路50を介
して連通させ、該パイロットチェック弁49はラム降下用
油溜め43の圧力によりパイロット圧流路50を介して開き
下部油溜め42よりラム内油溜め34への油の後述を許すよ
うにする。
次に、成形金型24が上熱盤23に当接する直前にラム33
の上昇を減速させるための手段について説明する。可動
盤27にはドグ51を突設し、側板21にはリミットスイッチ
52を設け、成形金型24が上昇して上熱盤23に当接する直
前にドグ51がリミットスイッチ52に当接して該リミット
スイッチ52を作動させるようになす。リミットスイッチ
52が作動すると、方向制御弁39が中立に戻り、ラム内油
溜め34内の空気袋35への圧縮空気の供給が停止されると
共に、油圧系統の方向制御弁46が作動して油はパイロッ
トチェック弁54を経て油流路55より下部油溜め42内に送
られる。このとき、下部油溜め42内に送り込まれる油の
流量が所定の値よりも小さければラム33の上昇は減速す
る。
このように、ラム33の減速上昇時には外部より油が下
部油溜め42に補給されるのであるが、この増量した油は
ラム33の降下時にラム内油溜め34に流入し、前述の如く
排油路40により外部に排出される。従って、ラム内油溜
め34と下部油溜め42とに内蔵される油の合計量は常に一
定となる。
〔考案の効果〕
本考案による圧縮成形機におけるラムの昇降機構は、
ラムの上昇に空気圧を利用すると共にラムの昇降時に用
いられる一定量の油をラム内油溜めと下部油溜めとに内
蔵し、ラムの昇降時にはこれらの油溜め間を油が往復す
るようにしているため、外部から供給すべき油の量は極
めて少ない。従って、外部の油圧装置を著しく小型かつ
低コストのものにすることができる。
また、本考案においては、ラム内油溜め内に伸縮自在
の空気袋を配設し、該空気袋内に空気を注入してこれを
膨張させることによりラム内油溜め内の油を下部油溜め
に押し出してラムを上昇させるようにしているため、ラ
ム内油溜めの内面を高い精度で仕上げる必要はない。従
って、本考案によるラムの昇降機構はこの点からも製造
コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案の実施例を示すものであって、第1
図はラムが降下した状態を示す断面図、第2図はラムが
上昇した状態を示す断面図、第3図は従来技術を示す断
面図、第4図は別の従来技術を示す断面図である。 1……大シリンダー、2……大径部 3……ラム、4……中空部 5……底部、6……ロッド 7……油流路、8……下部油溜め 9……ラム上昇用油溜め 10……ラム降下用油溜め 11……チェック弁、12……油タンク 15……シリンダー、16……ラム 17……ラム降下用油溜め 18……ラム上昇用油溜め 21……側板、22……ヘッド 23……上熱盤、24……成形金型 25……下熱盤、26……下断熱盤 27……可動盤、31……シリンダー 32……大径部、33……ラム 34……ラム内油溜め、35……空気袋 36……空気流路 37……エアコンプレッサー 38……流量制御弁、39……方向制御弁 40……排油路 41……パイロットチェック弁 42……下部油溜め 43……ラム降下用油溜め 44……油圧ポンプ、45……油流路 46……方向制御弁、47……リリーフ弁 48……油タンク 49……パイロットチェック弁 50……パイロット圧流路 51……ドグ、52……リミットスイッチ 54……パイロットチェック弁 55……油流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー(31)内には下部に大径部(3
    2)を備えたラム(33)を摺嵌し、該ラム内にはラム内
    油溜め(34)を形成し、ラムにおける大径部の底面とシ
    リンダーの内面とにより形成される空間を下部油溜め
    (42)とし、ラムの側面とシリンダーの内面とにより形
    成される空間をラム降下用油溜め(43)とし、前記ラム
    内油溜め内には外部の空気圧装置に接続された伸縮自在
    の空気袋(35)を配設し、前記ラム降下用油溜めには外
    部の油圧装置に至る油流路(45)を連設し、更に、前記
    ラム内油溜めと下部油溜めとをパイロットチェック弁
    (49)を介して連通させ、該パイロットチェック弁は常
    時油をラム内油溜めより下部油溜めの方向にのみ流すよ
    うになし、前記ラム降下用油溜めと該パイロットチェッ
    ク弁とをパイロット圧流路(50)を介して連通させ、該
    パイロットチェック弁はラム降下用油溜めの圧力により
    パイロット圧流路を介して開き油の逆流を許すようにし
    たことを特徴とする、圧縮成形機におけるラムの昇降機
    構。
JP12211589U 1989-10-17 1989-10-17 圧縮成形機におけるラムの昇降機構 Expired - Lifetime JPH084233Y2 (ja)

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