JPH06503559A - サブユニット・パピローマウイルス・ワクチンおよびそれに使用するペプチド - Google Patents

サブユニット・パピローマウイルス・ワクチンおよびそれに使用するペプチド

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JPH06503559A JP4501607A JP50160792A JPH06503559A JP H06503559 A JPH06503559 A JP H06503559A JP 4501607 A JP4501607 A JP 4501607A JP 50160792 A JP50160792 A JP 50160792A JP H06503559 A JPH06503559 A JP H06503559A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サブユニット・パピローマウィルス・ワクチンおよびそれに使用するペプチド本 発明は、肛門性器ヒト・パピローマウィルス(HPV)感染から保護するサブユ ニット・パピローマウィルス・ワクチンに関する。また、本発明は、その範囲内 に、該ワクチンの抗原性成分を構成するペプチドを含む。
パピローマウィルスはそれが感染する宿主に基づいていくつかの区別される群に 分類できることはよく知られている(例えば、「パピローマウィルスおよびヒト 癌(Papilloma Viruses and Hua+an Cance r)J 、エイチ・ツイスタ−(III。
Pfister)&i、 CRCプレス・インコーホレイテッド(CRCPre ss Inc、 )発行、1990年)。サラに、ヒト・パピローマウィルス( HPV)はDNA配列の相同性に応じてタイプ1−56に区別される。タイプ1 6.18および42は肛門性器管、特に頚部で生じ得る上皮内癌および侵食癌の 大部分と関連する。この点、多数の頚部上皮細胞間新生物および頚部の癌がHP V16およびHPV18と関連付けられてきた。(ランカスター(Lancas ter)ら、1987:キヤンサー・メタスタン7、−レビューズ(Cance r Metast、 Rev、 )、旦、653およびツイスタ−(Pfist er) 、1987、アドバーンシズ・イン・キャンサー・リサーチズ(^dv 。
Vancer Res、 )、48.113)。これらの同一の2つの文献もま た、パピローマウィルスは8つまでの初期および2つの後期遺伝子をコードする 小DNAウィルスであることを指摘している。
初期遺伝子E7の発現からの蛋白は93ないしコ27のアミノ酸残基の間で変化 する。該E7蛋白はHPV16を含有するCa5kiおよび5iHa偏平上皮癌 細胞系およびHPV18を含有するHeLaおよびC4−1系で最も豊富なウィ ルス蛋白である。(シードルフ(Seedorf)ら、1987、エンボ・ジャ ーナル(EMBOJ、 )、6.139)。DNAトランスフェクンヨンコンは 、マウス線維芽細胞(ヤスモト(Yasumoto)ら、1986、ジャーナル ・オブ・パイロロン−(J。
ら、1987、エムポ・ジャーナル(EMBOJ、 )、旦、1741)および 初代ヒト・ケラチノサイト(ンユレーゲル(Schlegel)ら、1988、 エムポ・ジャーナルり十分な形質転換が導かれ(マトラシエブスキイー(Mat lashevski)ら、1987、エムボ・ジャーナル(EMBOJ、 )、 旦、1741)、形質転換した表現型を維持するためにはE7遺伝子の継続的発 現が必要である(クルツク(Crook)ら、1989、エムポ・ジャーナル( EMBOJ、)、旦、513)。該E7蛋白は免疫系によって認識され得る。と いうのは、抗E7抗体はHPV16関連頚部病変を持つ患者の約20%の血清で 検出できるからである(ジェニソン(Jenison)ら、1988、ジャーナ ル・オブ・パイロロジ−(J、 Virol、)、62.2115 :ジョクマ スークディールカ(Jochmus−Kudielka)ら、1989、ジャー ナル・オブ・ナショナル−キャンサー・インスティテユート(J、 Natl、  Cancer In5titute)、足1.1698ニスミル(Smill ie)ら、1990、イミュノル・インフエクト・ディス(Imwunol、  Infect、 Dis、)、1.13)。
タイプ16.18および42の外、さらにタイプ16.18および42として同 一の下位群内にある遺伝子型6.11.31.33.35および39が肛門性器 上皮に対して感染する(ギスマン・キャンサー・サーベイズ(Gissman  CancerSurveys)3 162−181(1984)ツル+ハオゼン ・ラント・シュナイダ−(Zur Hausen & 5chneider)ザ ・パピローマウィルスズ(The Papillomaviruses)p24 5−263 ホウレイおよびサルラマン(Bowley and Salzma n)編、ニューヨーク、プレナムプレス(Prenum Press) (19 87) ) 、 HPVタイプ16および18のDNAはしばしば生殖器腫瘍で 見い出され(ドウルスト(Durst)ら、ジャーナル・オブ・ンエネラル・バ イオロジー(J、 Gen、 Virol、 )、66.1515−1522  (1985) 、ギスマン(Gissman)ら、PNAS、80.560−5 63(1983)、この下位群のメンバーは生殖器癌の病因において本質的役割 を果しているという考えを支持する(シルジャネン(Syrjanen)ら、ブ リティッシュ・ジャーナル・オブ・オブステトリックス・アンド・ギネコロジー (BritishJournal of 0bstetrics and Gy naecology) 92 1086−1092 (1985))。HPV1 6DNAの宿主ゲノムへの組込は、E2ウィルスORFの妨害により類題でしば しば観察され、その領域の蛋白産物はp97プロモーターからの初期のORF転 写および無傷のE6およびEl 0RFの保持をトランス調節する。
豊富な状況証拠は、肛門性器上皮のHPV関連腫瘍の制御における宿主免疫機構 を示す(シンガー(Singet)ら、ブリティッンユ・メディカル・ジャーナ ル(British Medical Journal) 288.735−7 36.1984)。ヒト免疫不全ウィルス感染により免疫抑制された同性愛ヒト でプレ新生物関連(フラツエール(Frazer)ら、ランセット(Lance t) if 657−660.1986)および新生物関連病変の発生率が高ま っており、免疫抑制した同種移植受容者において乳房および直腸のごとき制御器 官ではなく頚部および外陰部の偏平上皮細胞癌(SCC)の危険が顕著に増大し ている(シエイルおよびフラベル(Sheil andFlavel)オースト ラリアおよび二二−ジランド合同透析および移植登録の第9回報告(Ninth  Report of Au5tralian and New Zealan d Combined Dialysis@and Transplant Registry) 104−112頁、エイ・ビイ・ ニス・ディズニイー(APS Disney)編1986)。
前記を踏まえると、α〜γグロブリン血症を持つほとんどの患者におけるHPV 感染の通常の自然履歴は、体液性応答よりも細胞性応答がHPV感染の表現型の 制御に重要なことを示唆する(キルシュナー(Kirschner)、プログレ ス・イン・メディカル・パイロロジー(Progress in Medica l Virology)、1986)。
肛門性器HPV感染の研究に対する標準的な免疫学的アプローチは、適当な動物 モデルおよびHPV許容的in vitro上皮細胞培養がないことによって妨 げられてきた。
また、HPVに関してワクチンが提案されたが、はとんど成功していない。
自原性腫瘍ホモノネートを含有するワクチンを使用することが提案されている[ アブカリアン(^bcarian)ら、ツヤ−ナル・オブ・サージカル・リサー チ(JSurg、Res、)22 : 231−236 (1977) 、ディ ス・コロン・レフタム(Dis Co1on Rectum) 25 : 64 854.1982、ディス・コロン・レフタム(DisColonRectum ) 19 : 237−244 (1976)コ。しかしながら、最近、ウィル スDNAの癌原効果の可能性のため、もはや自原性ワクチンで患者を治療すべき でないと主張されている(ブンニイ(Bunney)、1986、プリティノノ ユ・メディカル・ジャーナル(Br、 Med、 J、)293.1045−1 047)。
遺伝子工学ワクチンの生産に関しては、この事項は前記ツイスタ−(Pfist er)(1990)で議論されており、異なるパピローマウィルス型の体液過剰 のため、効果的なワクチンを得るのが困難であったらしい。しかしながら、ツイ スタ−(Pfister)は、いわゆる初期蛋白(すなわち、El、E2、E3 、E4、E5、El、ElまたはE8)に注意を払うべきことを指摘している。
なぜならば、これらの蛋白は、上部表皮層で発現される構造蛋白とは対照的にイ ボ感染の増殖する基底細胞でもっとも合成されるようだからである。従って、ツ イスタ−(Pfister) (1990)によると、ウィルス・カプシド蛋白 はワクチンでの使用に関しては制限されるようである。真核細胞中のパピローマ ウィルス初期蛋白についてのin vitroテスト系で組換えワクシニアウィ ルスを使用することもツイスタ−(Pfister)で議論されている。これは 、パピローマウィルス蛋白を発現するか、あるいはワクンニア組換え体でin  vitro感染したまたは他の発現ベクターでトランスフェクトしたパラホルム アルデヒド固定自家細胞の表面にある遺伝子的に修飾したワクシニアウィルスよ りなる生ワクチンの形態を採るであろう。ツイスタ−(Pfister)で議論 されているワクチン開発についてのもう1つの戦略は、グリコシドQuil^の 免疫刺激複合体を用いることである。
成功した予防的ワクチン接種のデータは、ラン線維乳頭腫のウシ・線維乳頭腫ホ モジナイズ化ホネジネートについてしか存在せず、限定的な免疫性しか呈しない ことを示している[オルラン(Olson)ら、ジャーナル・オブ・アメリカン ・ベテリナリ・メディカル・アソーンエーシa :/(J、 A11l、 Ve t、 Med、 As5oc、 ) 135.499 (1959) 、キャン サー・リサーチ(Cancer Res、 )、λ2,463 (1962)] 。遺遺伝子型によるL1融合蛋白を含むワクチン(ピラジンスキイー(Pila cinski)ら、UCLAシンポジウム、モレキュラー・アンド・セリュラー ・バイオロジー・二ニー・ンリージズ(Molecular and Ce1l ular Biology NewSeries) 32巻、パピローマウィル ス分子および臨床的展望(Papilloma VirusesMolecul ar and C11nical Aspects)アラン・アール・リス(A lan RLi5s)、ニューヨーク、1985.257)も子ウシで用いられ てきたが、ヒトではうま(ゆかないことが判明している。ツイスタ−(1990 )においては、キャプシド蛋白ワクチンの使用によるHPV感染防止の可能性に ついての証拠は現在ないが、抗腫瘍細胞免疫の誘導は可能であろう述べられてい る。
LlおよびL2遺伝子はパピローマウィルス感染の防止および治療用ワクチンお よびパピローマウィルスの診断および検出で使用する免疫原の基礎とされてきた (国際特許出願明細書Wo8605816およびEo8303623)。しかし ながら、これらのワクチンの商業的使用は行われていない。
ワクチンで有用であり得るHPV16 E7蛋白の新しい免疫原性領域を記載す る特許明細書EP386734、HPV16蛋白の検出に免疫アッセイ薬剤とし て有用であって、HPV16についての抗原決定基を含有するHPV16ペプチ ドを記載するEP375555、抗腫瘍活性を与えるのに使用されることを意図 したHPVのE5、E6またはEl 0RFを発現する組換え体を含むワクチン を記載Tる’)クチン[(VACCrNEX1990)8 3.199−204 1中の文献、HPV16 LlまたはE7蛋白のエピトープである抗原に対する 特異性についての抗体スクリーニングを記載するオーストラリア明細書5286 0/90、少なくとも1つの逆ターンおよび予測される親水性を有するアミノ酸 配列領域に対応するHPVの合成ペプチドを記載するオーストラリア明細書75 535/87.15−75ヌクレオチドを含有するワクチンで有用なタイプ特異 的IくピローマウイルスDNA配列およびペプチドを記載する特許明細書EP2 17919、パピローマウィルスの少なくとも1つの抗原決定基および免疫原な らびに該抗原決定基を含有するワクチンを記載するUP明細書4551270. 頚部および生殖器イボの治療用ワクチンで使用され得る、網膜芽細胞腫遺伝子へ のHPVE7蛋白の結合を阻害する配列Leu−Tyr−Cys−Tyr−Gl u−Gln−Leu−Asn−Asp−3er−3erを有するポリペプチドを 記載する特許明細書EP412762を参照されたい。非構造パピローマウィル スの領域をコードする異種DNAを有する組換えポックスウィルスを含有するパ ピローマウィルスによって誘導される腫瘍の治療用ワクチンを記載するフランス 明細書2643817、抗原ポリペプチドがE6蛋白の一部であるTyr−GJ n−Asp−Pro−GJn−Glu−Arg−Pro−Arg−Lys−Le u−Pro−Gln−Leu−CysまたはE7蛋白の一部であるCys−Ty r−Gln−Leu−Asn−Asp−3er−5er−Glu−Glu−As p−Glu−I Ie−AspであるHPV16 B6またはB7の抗原ポリペ プチドに対して形成された抗体を記載する日本国明細書JO1061665、抗 体の産生で使用され得るHPV16またはHPV18の発現産物を記載するオー ストラリア明細書76018/87、B6、B7またはL2遺伝子の発現産物で あるHPV16およびHPV18を含めたパピローマウィルスのい(っかの群に より発現されるポリペプチドを含有するキットを記載するEP235187.1 つが治療剤として使用され得る蛋白E6の残基45−58または蛋白E7の40 −50残基を含む、HPV用診断合成ペプチドを含む米国特許第4777239 号。
前記先行技術で特に興味深いものは、HPV16抗体の診断用の免疫アッセイ試 薬として使用され得るペプチドAEPDRAHYNIVTFCを記載する明細1 EP375555である。しかしながら、この書類のレビューからは、DRAH YNI配列がHPV16のE7蛋白のORFのTヘルパー細胞エピトープに対応 していたとは理解されず、また、本明細書で議論するごとく、HPVに関する結 果はみられないことは明らかである。
また、特に関連するのは、そのうちの1つ(すなわち、N o、 (V))が配 列Asp−Glu−11e−Asp−Gly−Pro−Ala−Gly−Gin −Ala−Glu−Pro−Aspm−Arg−Ala−His−Tyrよりな る多数のペプチドを開示する明細書EP38634である。この配列は配列DR AHYを含むことに気がつくであろう。この特別のペプチドはHPV16 E7 蛋白の有用な免疫原性領域に対応し、かくして、ワクチンで有用であると記載さ れているが、後記する考察より、配列DRAHYNIはより有用な抗原原性特性 を有し、かくして、さらに大きな免疫応答を刺激することが理解されるであろう 。
本明細書では、アミノ酸は単一文字コードで以下のごとく表す。
Phe:F Leu:L Ile:I Met:MVal:V Ser:S P ro:P Thr:TAla:A Tyr:Y His:HGln:QAsn: N Lys:K Asp:D Glu:ECys:CTrp:W Arg:RG ly:G従って、本発明の目的は、HPV感染を治療するのに使用でき、また、 HPV感染に対して免疫を生じさせるのにも使用できるサブユニットワクチンを 提供することにある。
さらに、本発明の目的は、該サブユニットワクチンの抗原原性成分を構成し得る ペプチドを提供することにある。
本発明のペプチドは構造DRAHNIまたはその構造同族体を有し、その同族体 は単一のアミノ酸置換を有し、そのペプチドはHPV16またはHPV18のB エピトープに対応する1またはそれを超えるアミノ酸配列に直接または間接に連 結している。
適当なりエピトープはHPV B7の16のエピトープから選択され、それはQ AEPD、IDGP、EYMLDおよびYMLDを包含する。HPV B7の1 8のエピトープから選択し得る適当なりエピトープはDEIDGVNHQLおよ び5EENEDを包含する。
本発明の範囲内にある代表的なペプチドは以下のものを包含する:Bl−Al− DRAHYNI−A2 ・・・・・・(1)B2−DRAHYNI−B3 ・・ ・・・・(2)Bl−AI−DRAHYNI−A2−B4 ・・・・・・(3) B2−DRAHYNI−A2 ・・・・・・(4)AI−DRAHYNI−B3  ・・・・・・(5)A 1 −DRAHYN I −、へ 2−B 4 ・・ ・・・・ (6)Bl−Al−B4−、A1−DRAHYNI−A2 ・・・・ ・・(7)Bl−Al−84−DRAHYNI−B3−A2−B5 ・・・・・ ・(8)B1−AI−84−A2−82−DRAHYNI−A2 ・・・・・・ (9)前記式(1)ないしく9)において、B1、B4およびB5は、A1およ びA2のごときBエピトープ配列ではないアミノ酸の介在配列を通じて間接的に Tエピトープ配列に連結し得るBエピトープ配列を表す。
いくつかの場合において、Bエピトープ配列はTヘルパーエピトープ配列に直接 連結し得、かかる場合、第1の局面において、Bヘルパーエピトープ配列の末端 アミノ酸とTエピトープ配列の最初のアミノ酸とは連結し得る。他の場合では、 第2の局面において、Tヘルパーエピトープ配列の最後のアミノ酸とBエピトー プ配列の最初のアミノ酸は連結し得る。従って、この具体例においては、B1は 、最初の配置をいうBエピトープ配列を表し、B3は第2の配置を表すBエピト ープ配列を表す。第1および第2の局面の具体例はQAEPDRAHYNI−A 2 ・・・・・・(10)およびA 1−DRAHYN I DG P ・・・ ・・(11)。
式(19)および(11)においては、アスパルチンに対応するアミノ酸りは第 1の局面を表し、式(11)においては、イソロイシンに対応するアミノ酸Iは 第2の局面を表す。
本発明で使用し得る特に好ましいペプチドはペプチドQAEPDRAHYNr− A2である。
本発明における配列DRAHYNlはHPV16およびHPV18のE7オープ ンリーデイングフレーム(ORF)中の主要Tヘルパー細胞エピトープに対応す るものと確認された。DRAHYNIはB7 0RFのアミノ酸48−54に対 応する。
合成により形成し得る本発明の前記ペプチドは、HPV16またはHPV18E 7攻撃に対する強力な抗体応答を誘導できる免疫原を形成し得る。Tエピトープ は、同時に、いくつかのBエピトープに対する抗体の産生を容易とできる。
また、本発明は、その範囲内に、適当なアジュバントと組み合わせて1またはそ れを超える前記ペプチドを包含するワクチンを含む。HPVで感染した動物では 、一般に、適当なアジュバントは、フロイントの完全アジュバント、フロイント の不完全アジュバント、QuilAおよびサポニンから選択し得る。ヒトに関し ては、ヒトに適合するアジュバントを使用するのが好ましく、この点で適当なア ジュバントはISCOM(すなわち、免疫刺激複合体)である。
本発明は、エイズのようにヒト生活を荒廃させる頭痛に関するその治療価値とい う理由で重要である。これらの病気に対するワクチンが開発できれば、人類に最 大に益するところである。弱毒化ウィルスまたは死菌ウィルスでの免疫化はそれ に関連した特有の危険を有する可能性がある。危険を減少させるには、ワクチン として必要なりおよびTエピトープを含有する小ペプチドを使用することができ る。ペプチドワクチンの主要な利点は、(i)自動化化学合成により大量の比較 的純粋なペプチドを得易ことができること、(il)有害なりエピトープは除去 できる一方、有用なりエピトープをワクチン構築体に取り込むように該ペプチド を仕立てることができること、(伍)要すれば、多くの人工的なT−ヘルパーエ ピトープを混合ワクチンに取り込んで、非近交集団におけるMHC制限の克服を 助けることができることである。
動物でフロイントのアジュバントを用いてペプチドに対する抗体を誘導すること は容易である。ただし、当該ペプチドはその配列に取り入れたT−ヘルパーを有 することを条件とする。しかしながら、ヒトに使用する場合には、同等の効率を 持って、フロイントのアジュバントよりも害のないアジュバントを用いることが できる。また、理想的には、該アジュバントは、ペプチドを免疫原として用いる 場合に、CD 8 +MHCクラスIで制限される細胞障害性1928球を誘導 できるものとすべきである。免疫刺激複合体(ISCOM)は前記条件を共に満 足する可能性を有する。lSC0Mは安定な分子構造で、平均直径35nmであ り、そこでは蛋白抗原はコレステロールおよびアジュバントのグリコシドQui lAのマトリックスに取り込まれる。
蛋白をlSC0Mに取り込むためには、該蛋白は脂質結合領域を有するものでな ければならない。最近、pHを変化させることにより隠れた脂質結合領域を暴露 することによって、あるいは脂質に結合することが知られている蛋白とカップリ ングさせることによっては、脂質結合蛋白はlSC0Mに結合されていない。
これらの実験において、研究者は、ヒトへの使用で安全でないかも知れないおよ び/またはヒトでの使用に必要な純度に調節するのが困難な全長蛋白を使用して きた。本明細書では、マウスにて、合成脂質結合ペプチドにカップリングさせた 構造の明確化なりおよびT細胞エピトープの小合成ペプチドを用いてワクチンを 調製する方法を後記する。多くのペプチドはそれ自身では脂質に結合しないので 、脂質の存在下で両親媒性αヘリックス立体配置を採る脂質結合ペプチドLAP 20にカップリングさせることによって脂質結合性とすることができる。
ペプチドは、ベンズヒドリル樹脂上の誘導体化t−Bocアミノ酸を使用するか 、あるいはアプライド・バイオシステムズ(Applied Biosyste ms) 431 Aペプチド合成器を用いることにより、ホフテン(Eough ten) (P N A S U S A82 5131−5135 1985 )によって初めて記載された同時多重ペプチド技術を用いて合成した。ペプチド は、HPLCによって均一性につきルーチン的に分析した。90%未鵬の純度の ペプチドは精製した。すべてのペプチドのアミノ酸組成をチェックし、ペプチド 8Qをアミノ酸配列決定した。2または3の別合成のペプチドおよび2つの異な る化学(Fmocおよびt−Boc)を用いてデータを確認して、バッチごとの 特異的要因を排除した。すべてのペプチドを、非初回免疫リンパ節細胞について の非特異的分裂促進性につきテストし、ツベルクリンPPD−初回免疫T−細胞 に対する傷害性をテストした。5mg/m1にて組織培養基にペプチドを溶解す ることによってストック溶液を作成した。
いくつかの場合において、5%までの酢酸を添加して溶液を得た。
HPV16 E7蛋白 HPV16 E7蛋白は、イー・コリにおいて、(エル・ギスマン(L、 Gi ssmann)から提供を受けた)pPLc発現ベクター中の熱誘導性ファージ ・プロモーターからMS2融合蛋白(F P)として生産し、トリトン−X10 0によってリリチウム−破壊細菌から6001537.FPを部分的に精製し、 続いての尿素抽出は記載されているごとくに行った(シードルフ(Seedor f)ら、1987、EMBOJ、旦、139−144)。精製はファーゼ(PI IASE) (ファルマシア(Pharmacia)) S D S −P A  G Eでモニターした。ゲル上で適当なサイズの主要バンドによって判断して 60−90%純度FPを含有する調製物を8−10M尿素抽出物として得た。
リンパ節細胞(LNC)増殖アッセイ フロイントの完全アジュバント(H37Ra、CFA ディフコ・ラボラトーズ (Difco Labs、 )、デトロイト)に乳化したペプチド220−50 uで尾の基部にてマウスを皮下免疫化した。8〜10日後、マウスを殺し、イン グリナル(ingurinal)節および大動脈周囲節を取り出し、リンパ節細 胞の懸濁液を調製した。グルタミン、ピルビン酸、2%熱不活化マウス血清およ び5XIO−’M2−メルカプトエタノール、ならびに種々の濃度の抗原を含有 するHepes緩衝化RPMI 1640培地中、平坦な底の96穴マイクロタ イタープレートにて細胞を4X10’10.2mlにて二連で平板培養した。4 日後、(3H)−チミジン(5C1/lll1101)、アメルスハム(Ame rsham) U、 K、 )の1μC1でパルスラベルし、さらに18時間後 、取り込まれた3HをB−発光分光分析によって定量した。
二二二 クイーンズランド(Queensland)大字動物学部から、あるいは動物の リソーシズ・インコーポレイテッド(Resources Inc、 ) [ペ ルス(Perth)、ウェスタン・オーストラリア]から遅発マウス株を入手し た。マウスは8−24週令にて使用した。
サイトカイン産生についてのアッセイ 10%胎児ウノ血清およびIL−2産生細胞系MLA 144からの10%上澄 みを補足したPRMI培地にて、リンホカイン(インターロイキン−2(IL− 2)およびインターロイキン−4)依存性HT−2細胞系をin vitroに て維持した。MLA上澄みを省略した結果、(3H)−チミジン取込による測定 によると、18時間内に細胞分裂が停止した。LNC増殖アッセイからの上澄み を第3日月に収穫し、MLA上澄みを一昼夜枯渇させ、無血清培地中で十分洗浄 したHT−2細胞の増殖の誘導についてテストした(エルテル(Ertl)ら、 (1989)、ジャーナル・オブ・パイロロジー(J、 Virol、)旦且、 2885−2892)。10%FC3を補足した100μIRPMI培地中の2 X10’HT−2細胞を、遠心して残存リンパ節細胞を除去したLNG増殖アッ セイ上澄みの50μlと共に、二連で培養した。6時間の(3H)−チミジンパ ルスラベル(ウェル当たり05μCi)によって増殖を40〜48時間後に測定 した。
ペプチド・エライザ・アッセイ 記載されているごとくに(アブラメウス(^vrameus) 1969−イミ ノ°ケミストリー(Immumo Chemistry)、旦、43−47)、 単一工程のグルタルアルデヒド法を用い、ペプチド3Q、6Q、7Qおよび8Q をウシ血清アルブミン(BSA)に複合させた。炭酸水素塩結合緩衝液pH9, 6中における50ug/mlでのインキュベーションによってペプチド−BSA 複合体をマイクロタイタープレートに結合させた。5%脱脂粉乳、0.1%BS A、0.1%ツイーン20を含有するPBS中における一連の希釈にて、種々の ペプチド構築体で免疫したマウスからの血清でのインキュベーションに先立ち、 5%BSAを含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)で、マイクロタイタープ レート上に残存する部位をブロックした。適当に洗浄した後、ホースラディッシ ュベルオキシダーセ結合抗マウスIg(シレナス・ラボラトリーズ(Silen us Laboratories)、オーストラリア)および2,2°−アジノ ビス(3−エチルーペンズトリアゾリンスルホナー1−)(ABTS)基質を添 加した。タイターチック(Titertek)マルチスキャン・マイクロタイタ ー・プレート・リーダー(フロラ・ラボラトリーズ(FIOWt、aborat ories)、スコツトランド)にて光学密度(○D、)を414nmで定量し た。HPV16 E7/MS FPエライザ・アッセイを、記載されている方法 を修飾して行った(ティンドル(Tindle)ら、1990、ジャーナル・オ ブ・ジェネラル・バイooジー(J、 Gen、 Virol、)、ヱ1.13 47−1354)。
すべてのエライザ・アッセイ・プレートは、陽性および陰性対照として、各々、 HPV16 E7線状エピトープEYMLD、IDGPおよびQAEPDに特異 的なモノクローナル抗体8F、4Fおよび6Dのパネルで同時にインキュベート したウェルを含有するものであった(ティンドル(Tindle)ら、(199 0)、ペプチド・リサーチ(Peptide Res、 )、旦、162−16 6)。
抗体産生についてのペプチド免疫 フロイントの完全アジュバント中に乳化したペプチド20−50ugで、14日 間隔にて、マウスを3回腹腔内(ip、)免疫化した。最後の注射8日後、後方 眼高科叢からマウスの血液を採取し、血清を調製し、エライヤ法を行った。
担体初回免疫アッセイ CFA中で乳化したペプチド20−50ugのペプチド8QまたはPBSでマウ ス(群当たり3〜5匹)を腹腔的免疫化した。3〜5週間後、完全なHPV16 E7遺伝子(VAC−E7)(ドルス・エイ・ミンランおよびジエイ・スターリ ング(Drs、A、 Minson and J、 Sterling)、pe rs、concs、)を含有する組換えワクシニアウィルスの107ブラーク形 成単位(pfu)または野生型ワクシニアウィルス(WR−VAC)のlQ’p fuにて、尾基部傷付は処理によってマウスを感染させた。7−8日後、各マウ スから血清を調製し、マイクロタイターブレートに結合したペプチド8Qまたは RPMI6 B7 FPに対するエライザアッセイによって抗−E7抗体を測定 した。陰性対照は無関係ペプチド(6Q)で免疫したマウス、および無関係ペプ チドを結合させたマイクロタイタープレートで完全な予測されるRPMI6 E 7蛋白をカバーする重複した15−2Q量体ペプチドのセット(図IA)を用い てT−増殖性エピトープの位置を決定した。
CFA中のペプチド2Q−5Q、6Q〜9Qまたはl0Q−12Qの混合物、あ るいはCFA中のRPMIで、4群のC57B1/6(H−2b)マウスを免疫 した。各群からのプールしたLNGを、個々のペプチドの2または20μg/m lでin vitroにて攻撃し、放射能標識チミジンの取込として増殖を測定 した。図IBに示したデータは6つのアッセイの代表的なものである。ペプチド 8Qは、6Q−9Q免疫化群からのLCNにおいて強い増殖を首尾一貫して誘導 した(図IB、b)。ペプチド7Qはこの群では弱い応答を誘導した。ペプチド 8Qおよび7Qは44−55位にて12個のアミノ酸重複を有する。ペプチド4 Qおよび5Qで攻撃した場合、弱く首尾一貫しない応答が2O−5Q免疫化マウ スで観察された(6実験のうち3、図IB、a)。適当に免疫化したB10.A (4R)(H−3h2) 、またはBa l b/c (h−2’) マウスか らのLNGを用いるアッセイにて、2Q−12Qシリーズからのさらなるペプチ ドはいずれも増殖を誘導しなかった(データ示さず)。
8Qに対する増殖応答のMHC制限を調べるため、MHCクラス2座のみが異な る一連の同種マウス、およびMHCクラス2のハブロタイブが明確なマウスの他 の近文系をペプチド8Qおよび6Qの混合物で免疫し、そのLNGを引き続いて 8Qまたは6Qでin vitroにて攻撃した(6Qは内部陰性対照として含 ませた)。
BIOバックグラウンド上のすべての同種株からの免疫マウスは、0.04−2 7μg/ml範囲にわたり、ペプチド8Qに対する強い増殖応答を示したが、対 照ペプチド6Qに対しては示さなかった(図2a)。さらなる実験において、他 の免疫株s7R(I−AS’−E’) 、S94 (I−AJ−E”S)、C8 H(1−AM−E’) 、CBA(1−AkI−E’)、DBA(1−A’I− E’)、Ba1b/c (I−A’I−E’) 、C57B1 (1−A”1− Eb)およびBLIO(I−AbI−E1′)は、すべて、8Qに対する増殖性 応答を示した。これらのデータは、先に初回免疫したマウスにおけるペプチド8 Qに対する増殖性応答は、テストした5のI−Aまたは8のI−E対立遺伝子の いずれを通じても制限されないことを示す。
増殖を誘導するであろう最小ペプチドを明確化するために、8Q免疫化マウスか らのLNGを、8Qの一連のC゛−末端およびNo−末端切形でin vitr oにて攻撃した(表1)。ペプチドB3、B4.8QおよびB7−10で刺激し たLNCは有意な増殖を示し、これは、コンセンサス配列”DRAHYNI54 は最小の増殖性エピトープであることを示した。続いての実験において、刺激指 標はかなり低かったにも拘わらず(各々、6.1および5.1)、8Q初回免疫 B10.A(2R)および29RマウスからのLNGは、7量体ペプチドDRA HYNIに応答して増殖した。
RPMI6 E7蛋白でのin vitro攻撃に対するLNGの応答につき初 回免疫するペプチド8Qの能力をテストした。RPMI6 B7 FPおよび8 Qを用いるペプチド8Q免疫化マウスからのLNCの攻撃によって誘導された増 殖は、攻撃が8Qについてのものとほぼ等モルに調整すると、同じ桁の大きさで あった(図2)。
RPMI6 E7m白がペプチド8Qにつき初回免疫するが否かをテストする実 験において、RPMI6 B7で免疫化したマウスからのLNGは、「偽」免疫 化マウスを除き、8Qでin vitro攻撃した場合に、増殖した(図2C) 。
in vitroで刺激した場合、初回免疫マウスからのLNCはインターロイ キンを産生ずる。
6Qまたは9Q攻撃ではなく、8Qおよび7Q攻撃した、6Q−9Qペプチドの 混合物で先に免疫化したマウスからのLNCからの上澄み流動体は、IL−2/ IL−4依存性細胞系HT−2の増殖を誘導した(図2D)。他のQシリーズペ プチドで免疫化し、次いでそれでin vitro攻撃したマウスからのLNC の上澄みはHT −2細胞の増殖を誘導しなかった(示さず)。
ペプチド8Qが、初回免疫LNCがそれに対して応答するT−エピトープを含有 することを、増殖およびサイトカイン産生によって決定した後、次いで、本発明 者らは、初回免疫LNGが、RPMI6 B7のB細胞エピトープに対する特異 的抗体の産生につき、B細胞を「助力」するか否かを決定するために、一連の実 験を行った。本発明者らの研究所の以前の実績では、マウス・モノクローナル抗 体(Mabs)によって認識される、RPMI6 E7蛋白中の3つの免疫優性 B−細胞線状エピトーブの位置が確認されている(ティンドル(Tindle) ら、ンヤーナル・イブ・シエネティノク・パイロロジー(J、 Gen、 Vi rol、)、71.1347−1354)。初期の実験において、本発明者らは 、前記にて定義したT−エピトープ”DRAH’rNI”に加え、ペプチド8Q もまた免疫優性B−二ピトープ44Q、AEPD4gを含有するという事実を見 い出した。
8Qて免疫し、野生型ウィルス(WR−〜’AC)ではなく組換ワクシニア−E 7ウイルス(VAC−B7)に3・1/2週間後に感染させたマウスの血清は、 共1:QAEPD B−Lビトープを含有する8Q(図3B)お、、l:ぴRP MI6 B7(図3A)と反応する抗体を含有していた。
従って、全真核生物E7蛋白ての引き続いての攻撃につき含QAEPDペプチド を認識する8Qペプチド初回免疫DRAHYNI−反応性T−ヘルパー(Th) 細胞およびB−細胞での単一の免疫は、初回免疫DRAHYNI−反応性Th− 細胞を刺激して含Q A E P Dペプチドに対するB−細胞産生抗体を助力 するように行うのは明らかである。
T−エピトープDRAHYNIおよびRPMI6 B7またはRPMI8 B7 のB−エピトープを含有するペプチドで免疫したマウスはE7蛋白を特異的に認 識する抗体を産生ずる。
ペプチド8Qで免疫したマウスからの血清は、エライザ・アッセイにて、8Qお よび7Q(図4A、B)ならびにRPMI6 B7 FP(図4D)と反応した が、対照ペプチド6Q(図46)、または2Q、4Qおよび10Q(データ示さ ず)とは反応しなかった。これらのデータは、血清抗体は、8Q、7QおよびR PMI6 B7内に含有されたB−エピトープQAEPDを認識したかもしれな いことを示唆した。さらなる一連の実験において、ペプチドB7またはB8で免 疫したいくつかのマウスからの血清は8Qおよび7Qと反応したが、B16、B ]、7、B19またはB3で免疫したマウスからの血清は反応しなかった(表2 )。
該データは、B−エピトープQAEPDを含有するペプチドおよびHPV16E 7 FPに対する抗体を誘導させるためには、免疫原は、配列QAEPDの他に T−エピトープDRAHYN1を含有する必要があることを示した。
さらに実験を行って、免疫に用いる合成ペプチドにT−エピトープDRAHYN lを含ませると、QAEPD以外のB−エピトープを含有する配列まで助力が拡 大されるか否かを決定した。ペプチドBllで免疫した3匹のマウスの血清はす べてB−エピトープEYMLDおよびQAEPDに対する抗体を含有しており、 RPMI6 B7と反応シタ(表2)。HPV16E7とノ反応性1;!(QA EPDを含有する)ペプチド8Qおよび(EYMLD)を含有する2Qでのンア (sear)をブレインキュベートすることによって奪うことができるであろう 。また、これらのマウスのうちの1のものの血清もB−エピトープIDGPに対 する抗体を含有していた。7Qで免疫したマウスの血清はQAEPDに対する抗 体を含有していたが、IDGPに対する抗体は含有していなかった(表2)。
HPV16以外のHPV遺伝子型の推定E7蛋白からのB−エピトープを含有す る合成ペプチドにDRAHYNIを含ませると、異種抗体の産生を駆動し得るか 否かを決定するために、](P’v’18 B7の免疫優性線状B−エピトープ DEIDGVNHQHLを含有するペプチドGFII、CF12およびCF15 でマウスを免疫した(セルベイ(Selvey)ら、1990、ジャーナル・イ ブ・イミュノロジー(J、 Ia+muno1.)、上45.3105−311 0)。該B−エピトープを含有するペプチド(CF13)、全HPV18 E7 を認識した血清抗体は、無傷DRAHYNIを含有するCF15で免疫したすべ ての3匹のマウスで産生されたが、T−エピトープが切形されたかあるいは存在 しないCF12またはGFIIで免疫したマウスで産生きれなかった。GF15 免疫マウスは同時に、HPV16E7B−xビトーブQAEPDおよび全HPV 16 E7をD識した抗体t−産生じた(表2)。
T−およびB−エピトープを共に含有する合成ペプチドで免疫し、抗体を産生じ たマウスでは、恐らくは、リンパ球の両セット、すなわち、該細胞および抗体産 生B−細胞が初回免疫された。
T−エピトープ単独での免疫は抗体応答につき初回免疫し得る。
(T−エピトープDRAHYNIを含有するがBエピトープを含有しない)ペプ チドB3で免疫し、(B−エピトープAQEPDおよびT−エピトープDRAH YNIを含有する)ペプチドB7で攻撃したマウスは、5日後に、8Qおよび全 HPV16 E7 FPを認識した検出可能な抗体を産生じた(表2)。
B3で攻撃したマウスは抗体を産生じなかった。すでに1回免疫していたマウス もまた同じ。
0日の増殖アッセイ フイコールヒバク(Hypaque)で血液60m1からPBMCを分離し、R PM11640中で3回洗浄した。該細胞を集め、希釈して166細胞/mLす なわち、10%ヒト・プールABを含む完全なRPMl 1640中(1,5X 105細胞)/(150μmウェル容量)とした。この実験では、106細胞/ mlの細胞150μlを、表4に記載したごと(に、96ウエルU底プレートの 該ウェルに添加した。表3に示すペプチド101−109で、二連にて、該細胞 を攻撃した。(ペプチド160はペプチド8Qに対応することに注意されたい。
)表4より、PHAと共にあるいはそれなしにて、106単独で、および3群中 の他のペプチドで、2つの濃度で細胞が攻撃されたことに気かっ(であろう。破 傷風トキソイドおよび培地単独のウェルを、各々、陽性および陰性対照として含 ませた。
次いで、細胞を5%Cow、37℃にて7日間インキュベートし、1μc/m1 3Hチミジンで一昼夜標識した。次いで、細胞を収穫し、乾燥し、計数し、結果 を計数7分として記録した。また、該手法を修飾して、4連にて、5および15 μg/m1のペプチド濃度で細胞を攻撃した。結果を表5に掲げる。
ペプチドのlSC0Mへの結合 Fmoc化学を用い、アプライド・バイオシステムズ(Applied Bio systems)431Aペプチド合成器でペプチドを合成した。ペプチドの純 度はHPLCおよびアミノ酸分析でチェックし、90%を超えることが判明した 。
合成したペプチドは:BT5(BエピトープQAEPDおよびT−ヘルパーエピ トープDRAHYNIVTFCCKCDを含有するRPMl6 E7がらのべ− fチド)、QAEPDRAHYNIVTFCCKCD、LAP20 (合成脂質 結合ぺ#)’) 、VSSLLSSLKEYWSSLKESFS、7Q (Bz ビトープQAEPDを含有するRPMl6 E7からのベブチI’) 、EID GPAGQAEPDRAHYNI、 GFIIO(RPMl6 E7 T−ヘル パーエピトープDRAHYNIVTFCCKCDにカップリングしたHIVウィ ルスかラノヘプf)’) 、TRKS IRIQRGPDRAHYNIVTFC CKCD0グルタルアルデヒドを用い、アブラメス(^vrameas) (7 )の方法によって、脂質結合ペプチドLAP20へのペプチドのカップリングを 行った(ポウナル(Pownall)ら、PNASSヱヱ、3154−328− 1980)を行った。略言すれば、注目するペプチド2mgを5mlのPBSに 溶解し、25%グルタルアルデヒド溶液30μmを添加し、室温で2時間撹拌し 、−昼夜4℃に保った。次いで、1ml 1Mグリシンを添加し、室温で2時間 撹拌し、6000の分子量カットオフを持つ透析膜を用い、4℃で一昼夜透析し た。グルタルアルデヒド処理段階の間および透析の間に、重い沈澱の形成が、C F23を除(すべてのペプチドで観察された。
Br3、LAP20、およびBT/LAP20複合体につきアミノ酸分析を行っ て、!f複合体中LAP20に対するBr3の比をめた。
lSC0Mの調製 簡単に述べれば、2mgホスファチジルコリンおよび1mgコレステロールをク ロロホルム数滴に溶解させ、窒素気流下で溶媒を除去する透析法によってlSC 0Mを調製した。乾燥した脂質混合物を3mlトリス緩衝液(20mMトリス/ HCI pH=7.8.150mM NaC+ 1%オクチルゲルコンド含有) に溶解した。2mlのPBSおよび水中の4mlの10%quil−A溶液を脂 質混合物に添加し、室温にて1時間混合した。混合物を4℃にて一昼夜PBSi :対して透析した。透析の間に形成される沈澱を低速遠心によって除去した。上 澄みを収集し、該上澄みをPBSクッション中の10%スクロースに重層し、ベ ックマンTLA100.30−ターを用い、6℃、4000rpmにて、16時 間遠心してlSC0Mをベレットとすることによって、lSC0Mを遊離ペプチ ドおよびQuil−^から分離した。該lSC0MベレットをPBSに溶解した 。
6〜10週令のCBAマウスを免疫で用いた。lSC0Mにカップリングさせた 20μgペプチドで、およびフロイントの完全アジュバント中の陽性対照100 μgペプチドとして、尾の基部にて、マウスに皮下注射した。陰性対照として、 PBS中のBT5/LAP20あるいはQuil−^および/または脂質を含む Br3の20μgを用いた。21日後、マウスの血液を抜き、もう1つのブース ター注射し、さらに14日後、再度血液を抜いた。ペプチド自体あるいはイー・ コリもしくは組換えバクロウィルス感染スボドブテラ細胞からのMS2融合蛋白 から誘導された組換え蛋白で調製したエライザ・プレートによって抗体を検出し た。
lSC0Mに結合するペプチドのモニタリングlSC0Mの調製の各段階におい て、BCA蛋白アッセイキット(ビエス・ケミカル・カンパニー(Pierce  Chemical Co、 ))を用いて蛋白アッセイを行い、つ/血清アル ブミンを蛋白標準として用いた。
考察 本実験において、本発明者らは、テストした明確なハブロタイブのマウスのすべ ての株のT−細胞を刺激するRPMl6 E7中の主要増殖性T−二ピトープ” DRAHYNI54を明確化する。DRAHYNIは応答T細胞においてサイト カイン産生を刺激し、同種B−エピトープにカップリングさせ、マウスに注射し た場合、天然E7蛋白を認識する特異的抗体の産生についての同種助力を誘導で きる。
2の重複ペプチド7Qおよび8Qが初回免疫T細胞で増殖を刺激したので(図1 )、両者に共通の配列が原因のようである。ペプチド8QのC−およびN−末端 切形での増殖実験は、配列DRAHYNIは最小の反応性エピトープであること を示した。本発明者のデータは、1を超える区別できるT細胞部位が7Qおよび 8Qによって媒介される増殖の原因であろうという可能性を完全には排除しなか ったが、本発明者らはそれはありそうもないと考える。というのは、7Qの7個 のN−末端アミノ酸は増殖性エピトープを含有しないペプチド6Q内にすべて含 有されるからである。多(の反復実験において、8Qに対する増殖性応答は、適 当に初回免疫したマウスからのLNGにおける7Qに対するそれよりも常に大き いオーダーであり、これは、最小エピトープDRAHYNIの外部のフランキン グ配列は応答に影響し得ることを示唆する(ロスバード(Rothbard)ら 、1988、EMB○ジャーナル7.93−100)。この推測のさらなる証明 は、7量体DRAHYNIでの8Q初回免疫マウスからのLNGの攻撃は増殖を 誘導したが、応答の大きさはDRAHYNIがC−またはN−末端伸長で提示さ れた場合にはより高いという観察である(表1、および本文)。い(つかの実験 において、特異的に初回免疫していないマウスからのLNGは、8Qペプチドで の共培養に応答する低レベルの増殖を示した(図2への説明)。これは、in  vitroの最初の応答であり得、これは、そのTcRがDRAHYNIを認識 するT−前駆体の頻度が高いことを示唆するであろう。
1の主要TエピトープのみがペプチドのQ−シリーズ範囲を用いて全HPV16  E7分子で同定され、5のMHCハブロタイブが用いられたことは恐らく驚く べきことである。サイトカイン産生は検出されなかったにも拘わらず、双方がア ルゴリズム予測T一部位を共に含有する4Qおよび5Qによって誘導された少な い増殖が初回免疫BIOA (2R)およびC57B1/6マウスで観察された 。4Qの推定T−配列は、両方を含有するペプチド3Qを用いてマウスを免疫し た場合、隣接EYMLD B−エピトープに対する抗体産生についての助力を生 じ得なかった。VAC−E7での引き続いてのin vivo攻撃に際し、4Q 初回免疫マウスも抗体産生につき助力を生じ得なかった。重複ペプチドの本発明 者らのパネルは、包括的にE7分子を網羅するように設計したにも拘わらず、本 発明者らは、特に、推定エピトープ部位からの残基距離がT−エピトープ認識に 影響できる場合に、他のT−細胞部位は失われていなかったということを完全に は確信できなかった。DRAHYNIはデリシ・アンド・ベルシフスキイー(D eLisi &Berzofsky) (1985、PNAS USA82,7 048−7072)またはロスバード(Rothbard) (前記)のT−エ ピトープ・アルゴリズムによっては予測されなかった。DRAHYNIの予測さ れた二次構造はそのN−末端がターンまたはコイルである一方、チロシンおよび アスパラギンはC′末端方向に伸びるベーター鎖の部分を形成するようである。
本発明者らは、B−エピトープに連結したDRAHYNIでのマウスの免疫化は 、該エピトープを含有するペプチド、および全E7分子と特異的に反応する抗体 を誘導するであろうことを明確に鉦明した。
さらに、DRAHYNIを含有するがB−エピトープを含有しないペプチドでの マウス免疫化は、マウスを引き続いてDRAH’r’NI+B−エピトープで攻 撃した場合に、第2の抗体応答を誘導し、これは、B細胞応答の不存在下におけ るT−活性化は初回免疫に十分であることを示唆する。
ペプチドワクチンを開発するには、候補物は、ペプチドが由来する全天然分子に 対するin vivOT細胞応答を誘導する能力を有するべきである。本発明者 らは、DRAHYNIおよびQAEPD B−エピトープを含有するペプチドの 単一の初回免疫投与は、全長E7遺伝子を含有する生ワクシニアーE7組換えウ ィルスでの引き続いてのin vivo感染によって呼び戻すことができる免疫 記憶を誘導するであろうことを示した。この後者の観察は、真核生物全E7は、 その機能の成長がDRAHYNIによって刺激されたTh細胞より提供された同 種助力に依存するように、加工され、免疫系に提示され得ることを示す。全真核 生物E7蛋白の認識に対する抗−ペプチド応答の関係は、さらに、マウス抗−Q AEPDモノクローナル抗体が免疫沈降においてCa5ki細胞中の天然HPV 16 E7を認識するという観察によって示される(ティンドル(Tindle )ら、1990、ペプチド・リサーチ(Peptide Res、 )、旦、1 62−166)、他のウィルス感染において、in vivo抗ウィルス保護に ついての明確なThおよびTcエピトープの関係は、E7と同様に細胞表面で発 現されないウィルス蛋白、例えば、インフルエンザAウィルス核蛋白(タウンゼ ント(Townsend)ら、1986、セル(Cell)、−3972,19 88)、ならびに中和抗体を誘導することによって恐らく保護する細胞表面上の 蛋白について記載されている。
種々のコンフォメーションで連結したDRAHYNIおよびB−エピトープでマ ウスを免疫する実験は、DRAHYNIは抗体分泌B細胞の1を超えるクローン に同種助力を与えて、異なる特異性の多重抗体を産生させることを示した。すべ ての変更をテストするのがこれらの実験の目的ではなかったが、抗体の産生はT −エピトープに関するB−エピトープの位置および配位のいくつかの組合せにお いて起こることが明らかであった。エピトープの配位についての同様の知見が他 の者によって報告されている(レベルリイ(Leverly)ら、セル・イミュ ノル(Ce11. Immunol、 ) 125.65−78 1990)  (グツド(Good)ら、1987.1059−1062)。本発明者らは、そ こではB−およびT−エピトープが密接に連結している本明細書で報告した実験 におけると同様にB−およびT−エピトープがその天然の立体配置にある状況下 で、DRAHYNTが、全E7/MS2 FPで免疫したマウスにおいて抗−Q AEPD、抗−EYMLDおよび抗−IGPD抗体を産生ずるB細胞を助ける原 因のT−エピトープであるか否かを示すデータを有していない(ティンドル(T indle)ら、1990、ペプチド・リサーチ(Peptide Res、  )、冬、162−166)。この意味において、免疫優性Th部位はB細胞部位 にしばしば近いと報告されている(マン力(Manca)ら、1985、ニーロ ビーアン・/ヤーナル・イブ・イミュノロジー(Eur、 J、Immunol 、 )、〕5.345−350)。
DRAHYNIは、通交外集団で用いる効果的なT−エピトープワクチンの基準 を満足し、多くの異なるMHCハブロタイブに関連して認識される。それは、多 重MHCハブロタイブに関連して認識される、最近記載されている少数の刺激ペ プチドを結合させる(ンニガグリア(Sinigaglia)ら、1988)( ミリヒ(Milich)ら、1988、プロシーデイングズ・イブ・ナショナル ・アカデミ−・イブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、Acad、 Sc i、)USAS85、1610−1614)、にコラス(Nicholas)ら 、1988、ンヤーナル・イブ・ノ1イロロシ−0,Virol、)、62.4 465−4473)、(7X−/ <−一カツ(Herber−Katz)ら、 1988、ジャーナル・イブ・エクスベリメンタル・メデインン(J、 Ex′ pめの要件はTCTに結合するためのそれほど厳格ではないが(セソテ(Set te)、1987)、それにもかかわらず、テストしたすべてのIaノ\プロタ イプにおいて、DRAHN+が増殖を引き起こし、従って、恐ら(はそれに結合 したてあろうことは驚(べきことである。広範囲反応性ペプチドは、多くのクラ スのIa対立遺伝子と協同できる「理想的な」T−エピトープに近い構造を成形 できることが示唆されている(ンユリエール(Shrier)ら、1989、ジ ャーナル・イブ・イミュノoン−(J、 Immunol、)、団、1166− 1176)。強力な異種エピトープをワクチンに導入することが主張されている が(例えば、B型肝炎ウイルス−:)7抗原)(ンユタールおよびムライ(St ahl and Murray)、1989、プロシーディングズ・イブ・ナシ ョナル・アカデミ−・イブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、^cad、 sci、)USA、 8旦、6283−6287) 、理想的に合成されたHP Vワクチンは、潜在的および/または引き続いての感染がリンパ球の両集団から の応答を誘導するように、同一生物体由来のTおよびB細胞部位からなるであろ う。かかる天然ブースター注射は、一定の高レベルの抗体が保護で必要であれば 、重要である。HPVコードT−エピトープに対する応答もまた抗体非依存性T −細胞免疫が保護に必要であれば非常に重要である。
細菌中にてMS2レプリカーセで組換え融合蛋白として産生された全HP V2 CE7でのマウスの免疫は、8Qでの引き続いてのin vitro攻撃につき 初回免疫した。しカルながら、応答の大きさはペプチドでの初回免疫よりも終始 低く、また再現性もなかった。8Qが8Qにつき初回免疫化するよりも全E7蛋 白が8Qペプチドにつき初回免疫化が不十分であるのは何故かということは本実 験では触れられていないが、恐らくは、免疫系に対する初回投与抗原の断片の加 工および提示に関係する。
HPV感染を根絶するための予防用および治療用ワクチンが望ましい。というの は、すべてのウィルス感染の破壊的排出は技術的に可能でないようであり、特異 的抗−ウイルス薬剤が利用できないからである。「弱毒化J HPVは、単独で は、その極度に制限された宿主細胞範囲およびその感染性の構成的欠如のため、 優れたワクチンとして成功するものではないようである。さらに、ワクチン接種 者に対する生HPVの使用は、推定HPVオンコンーンが宿生細胞DNAに組み 込まれるという本質的危険性のため問題外である。いずれの場合においても、こ のアプローチは除外される。というのは、大量の全HPVを生産する組織培養ま たは動物系がないからである。ペプチドワクチンの開発には、宿主の免疫系によ って認識されるORFペプチド内のB−およびT−エピトープの構造概略が必要 であり、エピトープ応答性細胞間の相互反応の結果特異的抗体および細胞傷害性 エフェクターが生じる。本発明者らのグループは、最近、HPV 16 E7お よびHPV18 E7ペプチドにおいて免疫優性B−エピトープを明確化した( テインドル(Tindle)ら、1990.ジャーナル・イブ・ジェネラル・パ イロロジーイ(Selvey)ら、1990、ツヤ−ナル・イブ・イミュノロジ ー(J、 Immunol、)、145.3105−3110)。
T−エピトープDRAHYNIは、まず、DNAから翻訳された全推定HPV1 6 E7蛋白にわたる重複11〜20量体ペプチドの混合物でマウスをin v iv。
にて初回免疫しくンードルフ(Seedorf)ら、1985)、個々のペプチ ドで排出するリンパ節からの細胞をin vitro攻撃することによって同定 された。他のウィルスについての研究は、天然ウィルスでの感染に関連するT− エピトープが同様の戦略を用いて合成ペプチドによって明確化できることを確認 的に示している(ガオ(Gao)ら、1989、ジャーナル・イブ・イミュノロ ジー(J、 Immunol、)、(ヴアン・デ・ジー(Van de Zee )ら、1989)。
本発明者らの知る限り、不明細書で報告する研究は、肛門性器HPVの○RF蛋 白内の第1の機能的T−ヘルパーエピトープを記載する。本明細書中で報告する 実験および本発明者らの従前の実験(ティンドル(Tndle)ら、ペプチド・ リサーチ(Peptide Re5earch)、3.162−166.199 0)のごとき基本的な免疫実験は、公表されたワクチン戦術が基礎を置くのに必 要である。DRAHYN ■は、全E7蛋白に対する抗体の産生のためにT−お よびB−リンパ球の間の同種相互作用を誘導するのに用いることができるTh細 胞刺激エピトープである。これらの基準を用い、DRAHNIは、肛門性器HP  V用合成サブユニットワクチンに含ませるのに適する。
前記にて考察した実験はすべてマウスに適用したものであった。今回、行われた 他の実験(すなわち、0日増殖性アッセイ)から、DRAHNI T−エピトー プを含有するペプチドはハブロタイブDR3、DRW8およびDR2、DRW1 2のヒト叡者において増殖を誘導することが示される。正確な制限要素はいまだ マツプされていないが、DR2が白色人種集団の26%をカバーし、DR3がそ の21%をカバーするのは重要である。従って、ヒトにおいては、該エピトープ は、マウスにおけるよりも大きな制限を示すが、なお広範囲に適用可能であろう 。
前記したことより、本発明のペプチドは、熟練した化学者によく知られた標準的 な技術を用いて合成により製造できることが理解されよう。しかしながら、本発 明のペプチドは、当業者に公知のように組換えDNA法によっても生産できるこ とを強調しておこう。
表1 36 44−5o □熱 1.3 816 44−51 Ql”EFDR1’に ’J−−OBコア 44−52  0AEFDRAト[Y 1−1E154−62 −= 1・7 ”” ”1−62瑯□゛rπヒD2−6B14 5o−62fi、h□T□□  0.93ゴ5 49−52 R)(トr?)1111丁−二て〕:コく【ゴ〕  O,フ表2 表3 ペプチドGFIFI−GFI09の構造GF101 二聾吸斐L MHGDTPTLHEYMLDLQPE 18AA 2−F105 EIDGPAGQAEPDRA)4YN工 1B人人 2−F106 GQAEPDRAHYNIVTFCCKCD 20AA OF107 エVTFCCKCDSTLRLCVQST 19AA 1 +F108 DSTLRLCVQSTHVDIRTLE 19AA OF109 THVDIRTLEDLLMGTLGIVCP工C3QK 26AA 0表4 1度 表5 種々のペプチド組合せで反復刺激された細胞によって表6 ペプチドBT5に対する体液性免疫応答に対する抗原送達系の影響下記に対する 測定可能抗体 を有するマウス数 送達系零 抗原 ペプチドμg 7 Q 16E7/MS2 18E7/MS2 CFA BT5 100 2/2 2/2 0/2ISCOM BT5/LAP 20 20 2/3 2/3 0/3ISCOM BT5 20 0/2 0/ 2 0/2生理食塩水 BT5/LAP20 20 0/ 4 ND ND*O 日および21日に免疫し、35日に血液採取したマウス#方法参照 21日に行った第1の血液採取では抗体は検出されなかった。
表7 グルタルアルデヒドで処理した使用ペプチド各段階における合計蛋白 BT5/ LAP20 HT5 GF23/LA20 GF231)グルタルアルデヒド処 理 600μg 600μg 125μg 125μgおよび透析の後 2) ISCOMJ製および透析、334μg 145μg 56μg 36μ gならびに沈殿除去の後 (164μg)(153μg)3)超遠心して未結合 へ1チF 1.5.6μg 9.9μg 15μg 16μgを除去した後 説明 図1 A、 T−増殖性エピトープの位置決定に用いた推定HPV16 E7蛋白にわ たる重複ペプチドのセット(2Q−120)(本文参照)。モノクローナル抗体 8F、4FおよびIOFによって明確化される線状B−エピトープ(ティンドル (Tindle)ら、1990)はボックスに入れた。下線は、各々、ロズハー ド(Rothbard) (r )およびプリ/およびベルシフスキイー(De Lisi & BerzofskyX b )のアルゴリズムによって予測され た推定T−エピトープの位置を示す。
B、リンパ節細胞(LNC)増殖アッセイ。ペプチド2Q−50(パネルa)、 ペプチド6Q−9Q(パネルb)、ペプチドl0Q−12Q (パネルc) の CFAにおける等モル混合物で免疫したC57B1/6マウスからのLNGは( 群当たり3匹のマウス、細胞はプール)個々のペプチド2Q−12Qの20μg /mlまたは2μg/mlでin vitro攻撃した。バックグラウンド(A  g、無添加)は23Q−50免疫マウスにっき845±90cpm、6Q−9 Qvウスにっき1227±330cpm、l0Q−12Q?ウスにっき190± 312であって、ペプチドでの結果から差し引いた。結果を二連ウェルの相加平 均として示す。
PPD攻撃LNCの陽性対照は168849±8346cpmを示した。
説明 図2 予めHPV16E7またはETペプチドで8日前に免疫し、RPMI6 E7ま たは種々のE7ペプチドで攻撃したマウスからのLNGのinν1tro増殖性 応答(パネルA−C)およびリンホカイン産生(パネルD)。
7・\ ペプチド8Qおよび6Qの等モル混合物で免疫した同種マウスからのL NG (群当たり3匹のマウス、細胞はプール)を種々の濃度の80(開いた記 号)または6Q(閉じた記号)で攻撃した。
B]、0.D2 (1−A”−’d): B10.A (I−AJ−ES):  B10.BR(1−A’l−E’)。
B 1 0.A(2RX I 1八’T−E’) :B10.A (4R) ( 1−A″ I−Eb)バックグララウンドcpm(抗原無添加)およびPPD応 答は、B10.D2番二つき2636および88103 : B10.Aにっき 7854および75061:B 10. BRI::ツき2600およJ935 03 : B10.A (2R)tニーっき1091および88721 :B1 0.A (4R)につき2600および93376であった。各々9および27 μg/mlの80ペプチド濃度で15437および18972cpmならびに5 623および8747cpmを記録したBIO,、八およびB]、OA9 (2 R)を除き、1偽」免疫マウス(RPMI+アンユバント)でペプチド8Qに対 する応答は観察されなかった。
8Qまたは口偽」免疫BIOA(2R)マウスからのLNG (群当たり5匹) をRPMI6 E7 FPの16もしくは64 μg/m + 、または8Qの 2もしくは8μg/m]で攻撃した。RPMI6 E7および8Q攻撃量は8Q 配列につきほぼ等モルであった。バックグラウンド対照(抗原無添加)およびP PD対照は、各々、1269cpmおよび9877;5cpmであった。
C,100μgのRPMI6 E7 FPまたはRPMI(r偽」)でB10. A(2R)マウスを免疫しく群当たり5匹のマウス) 、LNCを8Qの01. 10および10μg/mlで攻撃した。バックグラウンド対照(Ag無添加)お よびPPD対照は、各々、RPMI6 E7 FP免疫マウスにつき361cp mおよび68875cpmであった。
D 3匹のB10.A(4R)7ウスの4群をペプチド2Q−5Qinc、、6 Q−9Qinc、、 IOQ 12Qinc、、またはCFA中のPBS(r偽 」)ノ等モル混合物50μgで免疫した。各群からのLNCをプールし、別々の ウェル中、67および67μg/mlにて各ペプチドで個々に攻撃した(ペプチ ド当たりの濃度当たり3ウニル)。培養上澄みを3日後に収穫し、HT−2細胞 に12希釈にて添加した。HT−2細胞を4144時間後に6時間3H−チミジ ンでパルスラベルし、収穫し、計数した。明確にするため、ペプチド混合物6Q −9Qで初回免疫し、6Q、7Q、8Qおよび9Qで攻撃したマウスからのLN Gについてのデータのみを示す。(今回データは、2Q−50、IOC>−12 QまたはPBSて初回攻撃し、各ペプチドで個々に攻撃したマウスからのLNC の上澄みはHT−2細胞の分裂を刺激しなかったことを示す)。上澄みの代わり にHT−2細胞に添加したRPMIに関しては、バックグラウンドは1870ニ ア20cpmであった。
説明 図3 組換えワクシニアウィルスから産生されたHPV16 E7でのin vivo 攻撃についてのペプチド8Q初回免疫マウスの免疫6匹のマウスの5群を、ペプ チド2Q−5Qinc、、6Q−9Qinc、、10Q−12inc、の等モル 混合物、または8Q単独、あるいはCFA中のPBS(r偽」)の50−100 μgで免疫した。3・1/2週間後、各群を分割した;3匹のマウスをVAC− E7で攻撃し、他の3匹をWR−VACで攻撃した。さらに8お(パネルA)、 またはペプチド8Q(パネルB)につき、VAC−E7 (0,)、またはWR −VAC(0,)での攻撃した8Q初回免疫マウス(0,・)および「偽」初回 免疫マウス()からのプールした8日血清についてのエライヤ法の結果のみを示 す。(データ示さず:VACE7またはWR−VACて攻撃した一VACで攻撃 したマウスからの血清はペプチド2Q、6Q、8Qまたt;!12QあるいはH PV16 E7 FPと反応しなかった。6Q−9Qで免疫し、VAC−E7ま たはWR−VACで感染させたマウスからの血清は8Q単独で免疫したマウスと 同一の反応性パターンを示した。13日血清についての結果:ま8日血清につい ての示されたのと同様であった)。
説明 図4 ペプチド8Q(0)またはCFA中の対照ペプチド3Q()で免疫したB10. A (2R)マウスからの血清を、ペプチド8Q(パネルA)、ペプチド7Q( パネルB)、ペプチド6Q(パネルC)、HPV E7 FP(パネルD)に対 する抗体につきエライヤ法によって検定した。データの点は、3匹のマウスから 個々に収集した血清の相加平均(土標準偏差)である。(データ示さず・パネル A−Cについては、さらに陰性対照は1)8Qおよび7Qでコートしたプレート 上の2Q、4Q、IOQおよびPBSで免疫したマウスからの血清の反応性が欠 如していた。2)ペプチド2Q、4QおよびIOQでコートしたプレート上の8 Qで免疫したマウスからの血清の反応性が欠如していた。パネルDについては、 さらなる陰性対照はHPV16 E6 FPでコートしたプレート上の8Qで免 疫したマウスからの血清の反応性が欠如していた)。
説明 表1/ 平均cmpに対する、抗原添加のテストウェルの平均cpmの比と定義した。ノ く・ツクグラウンドcpm(Ag無添加)は範囲3807−5423内にあった 。
説明 表2゜ 1、エライヤ法において、種々のペプチド構築体で免疫した個々のマウスからの 血清(少なくとも群当たり3匹)を、1 : 64−1 : 40976の二倍 希釈の範囲にわたり、ペプチド8Q、7Q、6Q、2Q、3Q、12QまたはG F13、ならびにHPV16 E7またはHPV18 E7が結合したマイクロ タイタープレートと反応させた。「−」は、ペプチドについての1:512の血 清希釈にて各々〉1およびくO61の”414の読みによって、およびE7 F Pについての1:256の血清希釈にて各々〉0.5および〈0.1の読みによ って検出される抗体が無いことを示す。
2、配列QAEPF、IDGPおよびEYMLDはHPV16 E7蛋白におけ る免疫優性線状B−エピトープである(ティンドル(Tindle)ら、199 0)。
配列DEIDGVNHQHLはHPV18 E7における免疫優性B−エピトー プ領域である(セルベイ(Selvey)ら、1990、ジャーナル・イブ・イ ミュノ3、括弧中の配列はペプチドが含有するB−エピトープを示す。
4、HPV16 E7 Fpと反応するいずiの血nもHpvxs E6FP( 陰性対照)と反応しなかった。
5゜2週間間隔でCFA中の50μgペプチドB3で2−3xipにてマウスを 免疫し、続いて、ペプチドB16で最終注射した。3および5日後に血清を調製 した。
6、GF13の全長配列はRAHYNIDEIDGVNHQHLである。
Log+血清稀釈 1−0g+血清稀釈 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号C07K 15/12  8517−4HC12N 15/33 C12P 21102 K 8214−4BZNA C8214−4B (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE。
DK、 ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、 LU 、 MG、 MN、 MW、 NL、 NO,PL、RO、SD、 SE、 S U、 US I (72)発明者 フェルナンド、ジャーメインオーストラリア国りィーンズラン ド4074、ジャンポリ−・ハイツ、アンダマン・ロード64# (72)発明者 フレーザー、イアン オーストラリア国クィーンズランド4067、セント・ルチア、ハイランド・テ ラス110番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.HPV16またはHPV18のBエピトープに対応する1個またはそれを超 えるアミノ酸配列に直接または間接に連結した配列DRAHNIまたは単一のア ミノ酸置換を有するその構造同族体を含むペプチド。 2.該構造同族体がDまたはIを含む末端アミノ酸置換である請求の範囲第1項 記載のペプチド。 3.HPV16またはHPV18のBエピトープに対応する1個またはそれを超 えるアミノ酸配列に直接または間接に連結した配列DRAHYNIを包含するペ プチド。 4.HPV15E7ORFからのBエピトープがQAEPD、IDGP、EYM LDまたはYMLDから選択される請求の範囲第1項記載のペプチド。 5.HPV18E7ORFからのBエピトープがDEIDGVNHQLおよびS EENEDから選択される請求の範囲第1項記載のペプチド。 6.以下の 【配列があります】 から選択される請求の範囲第1項記載のペプチド。 [式中、B1、B4およびB5は、A1およびA2によって表されるBエビトー プでないアミノ酸の介在配列を通して間接的にDRAHYNIに連結し得るBエ ピトープ配列を表し、B2およびB3は、Bエピトープ配列の末端アミノ酸およ びDRAHYNI配列の最初のアミノ酸が連結する第1の局面ならびにDRAH YNI配列の最後のアミノ酸およびBエピトープ配列の最初のアミノ酸も連結す る第2の局面を包含するDRAHYNIに直接連結したBエピトープ配列を表す ]7.配列【配列があります】を有する請求の範囲第6項記載のペプチド。 8.配列【配列があります】を有する請求の範囲第6項記載のペプチド。 9.配列【配列があります】を有するペプチド。 10.配列【配列があります】を有するペプチド。 11.配列【配列があります】を有するペプチド。 12.配列【配列があります】を有するペプチド。 13.配列【配列があります】を有するペプチド。 14.HPV16またはHPV18のBエピトープに対応する1個またはそれを 超えるアミノ酸に直接または間接に連結した配列DRAHNIまたは単一のアミ ノ酸置換を有するその構造同族体を含むペプチドを主要抗原性成分として含むサ ブユニットHPVワクチン。 15.該構造同族体がDまたはIを含む末端アミノ酸置換である請求の範囲第1 4項記載のサブユニットHPVワクチン。 16.HPV16またはHPV18のBエピトープに対応する1個またはそれを 超えるアミノ酸に直接または間接に連結した配列DRAHNIまたは単一のアミ ノ酸置換を有するその構造同族体を含むペプチドを主要抗原性成分として含むサ ブユニットHPVワクチン。 17.HPV16E7ORFからのBエピトープがQAEPD、IDGP、EY MLDまたはYMLDから選択される請求の範囲第14項記載のサブユニットH PVワクチン。 18.HPV18E7ORFからのBエピトープがDEIDGVNHQLおよび SEENEDから選択される請求の範囲第14項記載のサブユニットHPVワク チン。 19.該ペプチドが請求の範囲第4項で定義される請求の範囲第14項記載のサ ブユニットHPVワクチン。 20.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 21.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 22.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 23.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 24.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 25.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 26.該ペプチドが配列【配列があります】を有する請求の範囲第14項記載の サブユニットHPVワクチン。 27.さらにアジュバントとして、該ペプチドに化学的に結合したアジュバント のイスコム(ISCOM)を含む請求の範囲第14項記載のサブユニットHPV ワクチン。 28.配列DRAHYNIを有するペプチドを主要抗原性成分として含むサブユ ニットHPVワクチン。
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