JPH06503372A - 重合物質 - Google Patents

重合物質

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JPH06503372A
JPH06503372A JP4500200A JP50020092A JPH06503372A JP H06503372 A JPH06503372 A JP H06503372A JP 4500200 A JP4500200 A JP 4500200A JP 50020092 A JP50020092 A JP 50020092A JP H06503372 A JPH06503372 A JP H06503372A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 重合物質 この出願は、重合物質の製造方法とその物質の使用に関する。具体的には金属化 合物と多水酸基化合物の反応によって生成される重合物質の製造方法に関する。
−個の亜鉛を有する化合物とプロパントリオールなどの多水酸基化合物との相互 作用は従来技術分野において詳細に報告されており、特に、そのような相互作用 によって生成される物質、薬学的製剤として、また種々のゴム、有機的重合物、 樹脂に特別な有用な性質を与える添加物としての性質および応用が報告されてい る。
Blevettらは米国特許第3.859.236号において、ハロゲン化ビニ ル樹脂組成物が二価金屑プロパントリオレートによって、特に、塩化ビニルが亜 鉛化合物によって安定化されることを述べている。亜鉛プロパントリオレートは 、酢酸亜鉛と多量の過剰量のグリセロールを窒素存在下、160℃で6時間加熱 することによって、亜鉛を基準にしてわずか34%の収率で得られた。220℃ で反応させると定量的収率であった。炭酸亜鉛を用い200℃で同様の反応を行 ったところ、79%の収率で産物が得られた。
Taylorは英国特許第2.101.132BM(米国特許第4.544.7 61号)において、亜鉛化合物とプロパントリオールを結合させ、重合したプラ スチックプレート状の亜鉛プロパントリオレートを得る方法を述べている。この 重合物の調製方法は、酸化亜鉛または酸化亜鉛を生成する物質とプロパントリオ ールを含亜鉛化合物を約50重量部とプロパントリオールを約500重量部の割 合で混合し、約260℃まで温度を上げ、加えた酸化亜鉛が水の発生を伴って主 にプロパントリオレートに変換されるまで継続的に撹拌しながら、その温度を維 持する過程から成る。この反応はもっと低い温度ではもっとゆっくりと進行する と主張された。この亜鉛プロパントリオレートポリマーは、冷却した混合物を水 に注ぎ、濾過、洗浄、乾燥を行って、大過剰量のグリセロールから分離しなけれ ばならなかった。この物質は層状の構造を有することが、T、 J、 Hamb lyとM、 R,SnowによってAu5t、 J、 Che!136.124 9(1983)に示されている。
Taylorは米国特許第4.876、278号(PCT国際出願to 871 01281; AU 86100251;英国2.191.941)において、 亜鉛プロパントリオレートの薬学的応用について述べている。彼は、経皮吸収を 利用してこの物質を使用する方法について記述している。亜鉛プロパントリオレ ートは、殺真菌性、抗関節炎性、抗微生物性(antimicrobial)  、モして静菌性の活性を有することが主張されている。
Taylorはオーストラリア特許第584.238号(PCT国際出願WO8 7101379,AU86、00249)において、英国特許第2.101.1 32B号について上述したのとほぼ同様の方法で調製した亜鉛プロパントリオレ ート物質を、ゴムやプラスチックの製造または加工中に加えて改質する方法と、 添加や操作を調節して有機ポリマー中の添加粒子を選択的に配置することによっ て、複合材料の引張強度または紫外線劣化に対する抵抗性を増強する方法を述べ ている。
米国特許第4.544.761号においてTaylorは、過剰量のプロパント リオールと亜鉛化合物との反応は約260℃で起こると主張している。例えば、 プロパントリオール(5,4モル)と酸化亜鉛(0,614モル)を260℃で 一時間反応させると90%の収率で重合物が得られた。さらに、210℃より低 い温度だと反応は遅いことが示された。
米国特許第4.943.326号においてTaylorは、プロパントリオール 中の酸化亜鉛の懸濁液をマイクロ波照射することによって結晶性亜鉛プロパント リオレート生成することができると主張している。この技術は時間の節約にはな るが、効率的に転化が起こるためには190℃以上の温度が必要であることが後 にわかった。
この場合にも、過剰量のグリセロールが必要であった。
上記に引用した従来技術で述べられているように、酸化亜鉛のような亜鉛化合物 を完全に反応させるには、大過剰量の多水酸基化合物を用いると共に190℃か ら220℃という比較的高い温度で行わなければならない。
よって、従来技術に伴うこれらの困難のうちの一つあるいは複数を克服するか、 少なくとも緩和することがこの発明の目的である。
従って、この発明の第一の観点として:亜鉛を含む二価金属化合物: 多水酸基化合物;そして 触媒: を準備し; これらの二価金属化合物と多水酸基化合物を実質的に化学量論的な量で触媒存在 下、互いに反応するのに十分な温度の下で混合し:そして形成された重合物質を 分離する: 工程から成る含亜鉛重合勧賞の製造方法が提供される。
本発明者らは、適切な条件が与えられると、より低い温度でも実質的に化学量論 的な反応が亜鉛化合物と多水基化合物の間で起こることを見いだした。この発明 は、亜鉛化合物と多水酸基化合物を触媒存在下で反応させて生成された重合化合 物の製造方法である。この方法は、多水酸基化合物の沸点よりも低い温度で行う のが望ましい。約120℃から250℃、望ましくは約120℃から180℃、 最も望ましくは約120℃から150℃の間で行う。
ここで用いる”多水酸基化合物”という用語は、重合反応を受けることができる 有効な水酸基グループを有する全ての有機化合物を意味する。このような化合物 は直鎖状のもの若しくは枝分かれしているもの、また、置換されている若しくは いないものでありうるが、鎖の長さがC!−C,で末端に水酸基を有しているも のが望ましい。一般に、酸化亜鉛との重合は脱水素反応である。
この発明の方法に用いる多水酸基化合物はトリオール、中でも、プロパントリオ ールが望ましく、または、エチレングリコールのようなジオールでもよい。
この過程は、多水酸基化合物と反応できる、いかなる含亜鉛物質を用いても行え ると思われる。このような物質は、金属亜鉛、酸化亜鉛、炭酸塩、水酸化物、酢 酸塩、安息香酸塩そして硫化物、または、空気中で加熱することによって酸化物 に分解されるあらゆる亜鉛塩のうちから、1つあるいは複数選択される。金属化 合物と多水酸化物化合物の反応のモル化学量論比は、1:1が望ましいが、1: 10から10:1までの範囲は可能である。
亜鉛の代わりに部分的に別の適当な二価の物質を用いることも可能で、その結果 、様々な機能を有する重合化合物が得られる。そのような二価の物質としては、 カルシウム、コバルト、ポコン、マンガン、鉄または銅、あるいは多水酸基化合 物と重合複合体を形成できるあらゆる化合物などが含まれる。
よって、二価金属化合物は酸化亜鉛、亜鉛炭酸塩、水酸化物、亜鉛酢酸塩、亜鉛 安息香酸塩および亜鉛硫化物から1つあるいは複数選択され、所望により、酸化 カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酢酸カルシウム、安息香酸カ ルシウムから選んだ1つあるいは複数選択されるカルシウム化合物を共に用いる ことができる。
亜鉛と他の二価金属化合物の原子比は、およそ1 : 1000から1000  : 1まで可能であるが、およそ100 : 1から1=1の間が望ましく、お よそ5:1から11の間が最も望ましい。
促進剤または触媒を加えると、従来要求されていた温度よりも十分に低い温度で 反応速度が増加することが判明した。理論に縛られることは望まないが、触媒の 働きは亜鉛化合物の表層を常に回復させることによって化学活性体を保持するこ とであると考えられている。
触媒は、酸または酸性塩が望ましく、弱酸または弱酸塩が最も望ましい。よって 、触媒としてカルボン酸を用いることができる。ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪 酸、ナフテン酸、ネオデカン酸、安息香酸、カプロン酸、クエン酸、乳酸、蓚酸 、サリチル酸、ステアリン酸、酒石酸、吉草酸、ホウ酸、トリフルオロ酢酸およ び、トルエン4−スルホン酸などから触媒が選択される。
また、これらのカルボン酸の代わりにその塩、例えば、酢酸亜鉛、酢酸カルシウ ム、ナフテン酸亜鉛、酢酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ホウ酸亜鉛またはステア リン酸カドミウムなどから触媒を選択することもできる。触媒の、亜鉛または他 の金属化合物に対する割合は1:10.000から1=5まで可能であるが、1 :50から1:10の間が最も望ましい。
多水酸基化合物と金属化合物を等モルの割合で用いる反応は、かきまぜたり(s ttrring) 、強く撹拌したり(agitation)することによって 反応成分をよく混合することができるかぎり、様々な反応容器中で行うことがで きる。
反応は、Zアーム型のミキサー中で行うことができる。シグマのミキサー(Si gtaa m1xer)を用いることができる。
さらに、この発明の反応はスラリー媒質中で行うことも望ましい。
すなわち、この方法の望ましい観点において、スラリー媒質を用意し:そして 二価金属化合物、多水酸基化合物および触媒をスラリー媒質と共に混合して、反 応前にスラリーを形成させる。
適当なスラリー媒質中でこの方法を行えば、実質的に化学量論的な量の反応物を 用いて比較的高い収率を達成することができることが判明した。
適当なスラリー媒質を用いることによって、反応物が非常によ(混合され、よっ て反応が進み、また反応系の熱の出入りも促進される。このスラリー媒質は、反 応終了時に無変化のままたやすく回収できる溶媒または溶媒の混合物がら構成さ れる。スラリー媒質は、次に挙げる種類の溶媒のうちの1つあるいはその組み合 わせから選択されるニー価アルコール、エーテル、フタル酸エステル若しくは他 のエステル、グリコール、ポリオキソのエーテル若しくはエステル、スルホキシ ド、アミド、炭化水素、そして、部分的にまたは完全に塩素化またはフッ素化さ れた炭化水素。具体的にはホワイトスピリット、シェルゾル2046本またはB P99しなどのように引火点が61℃以上である市販の炭化水素蒸留画分を用い ることができる。(*商標) 所望により、複数のタイプのスラリー媒質を用いることもできる。特に、少なく とも1つの構成成分が多水酸基化合物と混和することができ、反応温度において 亜鉛化合物との反応のために単一液層の反応溶液を得ることができることが望ま しい。プロパントリオールと混和可能な第二の溶媒の例として、ジエチレングリ コールモノブチルエーテルやトリエチレングリコールモノアセテートのようなポ リエチレングリコールのモノアルキルエーテル若しくはモノアルキルエステルが ある。所望により選択される第二構成成分が存在する場合、混和可能な成分と混 和不可能な成分の割合は、1 : 100から1:1の間が望ましく、1:20 から1:5の間が最も望ましい。
この発明の方法に用いる多水酸基化合物としては、プロパントリオールを選択す るのが望ましい。この多水酸基化合物を含む過程に適した反応条件を実施例によ って示すのが有用であろう。しかし、これはこの発明の範囲を限定しようとする ものではない。
スラリー溶質とプロパントリオールの割合は反応条件下でスラリーが適度の流動 性を持つように調節され、1.10から101まで可能であるが、1:2から2 :1の間が望ましい。反応の終了後、スラリー媒質は濾過や蒸留などによって取 り除かれ、亜鉛プロパントリオレートの残渣が残る。
さらに、所望によりこの物質を水あるいは他の溶媒で処理して微量に残存する溶 解性の物質を除去する、また/あるいは、高温での乾燥、または減圧下で揮発性 成分の除去などの処理を施すことによって、微量の夾雑物質を取り除くこともで きる。
好ましい観点において、含亜鉛重合物質にサイズ縮小工程を施して、粒度をおよ そ25ミクロン未満、望ましくはおよそ20ミクロン未満、さらに望ましくは1 7.5ミクロン未満にまで小さくする。
好ましくは少な(とも80%の粒子をおよそ12.5ミクロン以下、さらに好ま しくは9ミクロン以下にまでする。
含亜鉛重合物質の粒子サイズは、クラツシング、グラインディング、またはボー ルミル、摩滅ミル、ジェットミルなどのミリングなどの様々な技術を用いて小さ くされる。
例えば、亜鉛プロパントリオレートは既知の通常用いられるあらゆる有機溶媒に 不溶性を示す。しかし、水、希薄無機酸およびアルカリ条件下で加水分解される 。
この発明の上記観点における好ましい形態によれば、スチール製のベルトプレー トまたはローラーを用いて反応を行うことができる。例えば、酸化亜鉛とグリセ リンを約11の化学量論的割合で含んだスラリーを、過熱したドラムに薄膜状に 適用することができる。プレートまたはローラーを120℃から180℃までの 温度に加熱し、亜鉛化合物と多水酸基化合物との反応がほぼ完了するまでその温 度に保つ。上述した触媒を加えると、反応を完了させるために必要な温度を下げ ることに役立つ。最終生産物はスクレーバーブレイダーで取り除き、適当な最終 生産物を得るために適した方法で細粒化される。
この発明のさらに別の形態として、この発明の方法によって製造された重合物質 をプラスチック物質中の添加剤として用いたり、または、抗菌性剤(an ai tibacterial agent) 、抗微生物剤(an antimic robial agent) 、静菌剤、抗真菌性剤、抗線虫性剤または防汚剤 として含ませることができる。
従って、この発明は、 少なくとも1つのポリマー;および およそ25ミクロン未満、望ましくは20ミクロン未満、さらに望ましくは17 .5ミクロン未満の粒子を有する亜鉛含有重合物質 −を有効量含むポリマー組 成物を提供する。
含亜鉛重合物質は、亜鉛プロパントリオレートまたは亜鉛グリセロレートなどか ら選択から選ぶことができる。含亜鉛重合物質は、適当な規則的な粒子の大きさ をしていることが望ましい。できれば、少なくとも80%の粒子が約12.5ミ クロン以下、さらにできれば、9ミクロン以下であることが望ましい。
ポリマーとして有機ポリマーを用いることもできる。有機ポリマーは合成ポリマ ー、または天然のポリマーでもよい。
有機ポリマーは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ ン、ポリアクリルアミド、ポリエステル、ポリアミドまたはポリ(アクリロニト リル−ブタジェン−スチレン)などのタイプから選んだ有機ポリマーまたはその 混合物のうちから選択される。ポリプロピレンのようなポリオレフィンが望まし い。これらのポリマーは繊維、フィルム、織物またはコーティングなどのポリマ ー物品中に加工することができる。
含亜鉛重合物質は、ポリマーブレンドの全重量を基準におよそ0.01から20 重量パーセントの割合で存在する。有機ポリマーは、ポリマーブレンドの全重量 を基準におよそ80から99.99重量パーセントの割合で存在する。
従って、好ましい観点において、 ポリマー組成物の全重量中、およそ80から99.99重量パーセントの割合の 有機ポリマー:および 全重量中、0.01から20重量パーセントの割合の、少なくとも80%の粒子 が12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛プロパントリオレ ート を含むポリマー組成物が提供される。
亜鉛プロパントリオレートはポリマーに取り込まれる過程においては変化しない が(オーストラリア特許第584.238号の特徴的なXRD粉末パターンを参 照)、ポリマー生産物に取り込まれ続いて加水分解されることによって、水性環 境中でポリマーマトリックスを崩壊させる。
ポリマー組成物はさらに少量の通常用いられる配合成分を含むことができる。
色素、充填剤、増量剤、流動遅延剤、酸化防止剤、型解離剤、酸除去剤などの配 合成分をポリマー組成物に混入させることができる。
従って、さらに別の好い観点において、少なくとも1つのポリマー;および 約25ミクロン未満の粒子サイズを有する含亜鉛重合物質を有効量含むポリマー 組成物から生成されるポリマー物品が提供される。
ポリマー物品としてはフィルム、繊維が例示される。これらのフィルムや繊維は 抗菌性が増加し、亜鉛プロパントリオレートが加水分解するため水性環境で分解 性である。 ポリマー組成物はまた、おむつ、特に使い捨ておむつの製造に利用 することができる。例えば、おむつの製造に用いるためにポリプロピレン繊維の 製造中に亜鉛プロパントリオレートを取り込ませることができる。ポリマー組成 物は、これらの繊維の分解を促進するとともに、抗菌性・抗微生物性(anti bacterial and antimierobial)機能を有するため 使い捨ておむつの製造に用いるのに特に適している。
さらなる好ましい観点において、 ポリマー組成物の全重量中、およそ80から99.99重量パーセントの割合の 有機ポリマー、および 全重量中、およそ0.01から20重量パーセントの割合の、少なくとも80% の粒子が12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛プロパント リオレート を含む重合組成物 から形成されるポリマー物品が提供される。
本発明者らは、充分に粉砕された、例えば亜鉛プロパントリオレートなどの亜鉛 コート重合物質は、ポリオレフィンのホモポリマー若しくはコポリマーなどのポ リマーの成核剤またはゴムなどの硬化剤として物品の製造中番二機能することを 見いだした。
例えば、亜鉛プロパントリオレートをポリオレフィンのようなポ1ツマ−1こ混 入させると、ポリマーの融解温度またはTx値(結晶化温度)力(上昇する場合 力(あることが判明した。好ましい態様では、元の有機ポリマーと比較して物品 の剛性は約10%以上、結晶化温度も約10%以上上昇する。
物品の剛性は約10%から20%あるいは30%も上昇する可能性力(ある。ま た、ホモポリマーおよびランダムコポリマーでは透明度が約10%力)ら20% 上昇する場合がある。
硬化剤として、充分に粉砕された亜鉛グリセロレートを含むゴム組成物を酸イヒ 亜鉛を含む化合物と比較し、次に示すような利点を持つこと力(分かった:(1 )硬化速度が速く、 (2)圧縮永久歪を約20%から30%上昇させ、(3)発熱性(ヒートピルド ア・ツブ)を約3%から7%低下させ、(4)酸化亜鉛の約40重量パーセント の亜鉛グリセロレートを用0ると同程度の硬化の効果が得られる。また、補助的 な硬化剤であるステアリン酸を必要としない。
ポリマー物品の生成に用いられる有機ポリマー基剤は、芳香族若しく1創脂肪族 のポリオレフィンのホモポリマーまたはコポリマー、ビニルポIJマー、アク9 )レポリマー、ポリエステル、ポリアミドまたはゴムから選択するの力(よ(1 ゜ポリエチレンおよびポリプロピレンのホモポリマーまたはコポリマーを含むボ 1ノオレフインが望ましい。ポリプロピレンポリマーとしては、シェルケミカル る商品番号[IMA 6100、KMA 6100、fLET 6100、PH  6100、KMT 6100のもの力(適当である。ゴムは、天然ゴムまたは アクリルニトリル−ブタジェン−スチレンゴムが好ましい。
従って、この発明はさらに、 有効量の 少な(とも1つの有機ポリマー:および約25ミクロン未満の粒子サイズを有す る含亜鉛重合物質を準備し、 有機ポリマーと含亜鉛重合物質を混合し、そして含亜鉛重合物質が成核剤または 硬化剤として機能するように上昇させた温度下でポリマー混合物を所望の形に形 成し、剛性が増加したポリマー物品を製造する方法を提供する。
この方法では、 ポリマー組成物の全重量中、およそ80から99.99重量パーセントの割合の 有機ポリマー;および 全重量中、およそ0.01から20重量パーセントの割合の、少な(とも80% の粒子の大きさが約12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛 プロパントリオレート を準備して用いることが望ましい。
さらに、ポリマー物品は押し出し成形、注入式成形法またはカレンダー加工によ って形成するのが望ましい。
形成工程は、例えば約120℃から250℃に高めた温度で行われる。
この発明を次に挙げる実施例によりて説明する。これらの実施例は、当該発明の 望ましい具体例の単なる例示であって、発明の範囲をそれに限定するものではな い。
実施例1 酸化亜鉛(81kg) 、グリセロール(93kg)および触媒の酢酸亜鉛二水 和物(2kg)を、加熱、激しい撹拌および真空に耐え得る200Lの反応容器 中のパラフィン溶媒BPI(50L)とジエチレングリコールモノブチルエーテ ル(2,5L)の混合物に加えた。高速でスラリーを撹拌し、125℃まで加熱 し、反応が終了するまで30分間その温度を保った。真空下(20−25in) 、125℃から130℃の間で一時間処理して揮発性物質を除去することによっ て、亜鉛グリセロール複合体の自由流動性の白い粉末を定量的に得ることができ た。複合体のX線解析を行うと亜鉛プロパントリオレートに固有の粉末パターン (JCPDSファイル #23−1975)を示した。物質中の亜鉛含有量を分 析すると44重量パーセントになり、亜鉛プロパントリオレートについて期待さ れる理論値は42.06重量パーセントであった。この実験は、亜鉛グリセロー ル複合体を定量的に製造するためには大過剰量のグリセロールは必要でないこと を示している。
実施例1を1/1000スケールで、かつ酢酸亜鉛触媒を加えずに行った。反応 生産物を水、続いてエタノールで洗浄し、真空乾燥することによって未反応のグ リセロールを除去した。最終的に得られた白い粉末は、酸化亜鉛に固有のX線回 折粉末パターンを示した(JCPDS ファイル #2l−1486)。この実 験は、触媒の非存在下では125℃の温度では酸化亜鉛とグリセロールの反応が 充分に進行しないことを示している。
実施例3 実施例2をジエチレングリコールモノブチルエーテルを除いて行った。グリセロ ールはパラフィンスラリー溶媒に混合できないので、反応前ははっきりと二層に 分離していた。反応が終了し、生産物を分離すると得られた粉末は酸化亜鉛と亜 鉛グリセロール複合体の混合物に特徴的なX線回折粉末パターンを示した。この 実験は、125℃、酢酸亜鉛触媒の存在下では、グリセロールが分離した液層を 形成してしまうと酸化亜鉛とグリセロールの反応が充分に起こらないことを示実 施例2を酢酸亜鉛の変わりに氷酢酸(1kg) t−用いて行った。実験の終了 後のX線回折では未反応の酸化亜鉛は観察されなかった。この実施例は、酸化亜 鉛と酢酸の反応によって、酢酸亜鉛触媒が反応の場で自然に生じていることを示 し実施例2を酢酸亜鉛の変わりにナトリウムベンゾエート(1kg)を用いて行 った。実験の終了後のX線回折では未反応の酸化亜鉛は観察されながった。この 実施例は、他の酸の塩を触媒として用いることもできることを示している。
実施例6 酸化亜鉛(64,8kg)、酸化カルシウム(11,2kg)、グリセロール( 93kg)および触媒の酢酸亜鉛二水和物(2kg)を、加熱、激しい撹拌およ び真空に耐え得る20OLの反応容器中のパラフィン溶媒BP99L(50L) とジエチレングリコールモノブチルエーテル(2,5L)の混合物に加えた。ス ラリーを高速で撹拌し、125℃まで加熱し、反応が終了するまで30分間その 温度を保った。真空下(20−25in)、125℃から130’Cの間で一時 間処理して揮発性物質を除去することによって、亜鉛グリセロール複合体の自由 流動性の白い粉末を定量的に得ることができた。複合体の分析の結果、亜鉛を3 5.2重量パーセント、カルシウムを5.4重量パーセント含んでいた。この実 験は、全溝プロパントリオレートの複合体の混合物を得るのに、亜鉛の一部をカ ルシウムで代用することができることを示している。
実施例7 グリセロール(98kg)を、熱したZアームミキサー(シグマ)のステンレス 鋼中に装填する。特級、0.2ミクロンの酸化亜鉛(75kg)をミキサーに加 え、混合を開始する。酢酸亜鉛二水和物(0,5kg)触媒をミキサーに加え、 混合物を125℃で約30分間熱する。自由流動性の白い粉末が定量的に得られ る。この実施例では揮発性物質の除去は行わない。
以上のようにして得られた亜鉛グリセロレートをアルペンビンミルを用いてビン ミルによってサイズを縮小した。100ないし500ミクロンの粒子から88% の粒子が12.5ミクロン未満である生産物が得られた。
実施例8 実施例1に記載された方法によって得られた亜鉛プロパントリオレート(50k g)をジェットミルによってサイズを縮小した。例えば、ステンレス製のジェッ トミル、アルペン−202を用いて以下に示すような条件で粉砕を行い、100 ないし500ミ7oンの粒子から90%を越える粒子が10ミクロン未満である 生産物が得られたニゲラインディングジェット圧力−100psi、送り量速度 =20−40 kg/h、空気温度= 40−100’C1相対湿度= 20− 50%。
実施例9 実施例7に記載されたようにサイジングされた亜鉛プロパントリオレートの混合 物(20kg)および線状低密度ポリエチレン(80kg)をツインスクリュー 押し出し成形機中で混合し、220℃で成形してポリマー添加剤のマスターバッ チを形成した。
ポリプロピレンの小片に対して、粒子サイズが企5ミクロン未満の亜鉛グリセロ レートを添加剤として乾燥混合した後、押し出し成形によって完全に混合しベレ ット状にするか、または、注入式成形マシーンに直接加えて望みの試験試料に加 工することによって上記添加剤を含む生産物を調製した。
試験試料の寸法と調製法は適当な物理テスト法によった。
物理テスト (a)ASTM D790によって曲げ弾性率を測定した。
(b)ASTM D1238.230”C12,16kg+:=よッテ溶融流量 (MFR)を測定した。
(c)BS2782 :306Bによって落錘衝撃強さを測定した。
(d)ASTM D256によってノツチアイゾツト衝撃強さを測定した。
(e)パーキン エルマー ディファレンシャル スキャニングカロリーメータ ー モデル DSC−7を用い、20℃/分の冷却速度で結晶化温度を測定した 。
(f)ASTM D638によって降伏点引張強さを測定した。
(g)長時間の加熱による劣化は空気循環オーブン装置を用い140’Cで調べ た。
(h)ガードナー へイズ メーター システム モデル HG−1200を用 い、デカリンを対照溶媒として透明度を測定した。
耐衝撃性複相ポリマー ポリプロピレンの耐衝撃性複相コポリマーは4%がら25%、m/用の範囲のエ チレン重量含有量(Et)を有する。このエチレンは、反応後の混合工程ではな くリアクター中の反応場で(in−situ)の反応過程で充分に分散させた不 連続の第二の相としてポリマー構造の中に取り込まれている。
充分に粉砕された亜鉛グリセロレートを添加剤として0.25%、m/用まで加 えた効果を、下に示すンエル コポリマー グレードを含むコポリマーにっいて 調べた。
5IIA6LOO(MFR−11dg/win、 Et レンツ 5から12% 、 a+/i)[11A6100 (MFRII 4 dg/win、 Et  レンジ 5から12%、 m/m)SMD6100K (MFR= 11 dg /l1in、 Et レンツ 15から25%、 i/m)充分に粉砕された亜 鉛グリセロレートを加えた生産物は曲げ弾性度(すなわち剛性)が増加する。剛 性度は添加物を加えない元のポリマーと比較して通常25%から30%の範囲で 上昇する。
落錘によって測定した衝撃強度は実験した範囲では明らかな影響は受けなかった 。ノツチ衝撃強さもミクロスタット42を添加してもほとんど影響を受けなかっ た。
結晶化温度は元のポリマー(108°C)と比較して10から15%上昇した。
ホモポリマー ポリプロピレンホモポリマーはプロピレンモノマーのみから成るポリマーで構成 される。
同様の添加剤の効果について、下に示すシェル ホモポリマーグレードで調べた 。
SM^6100 (輩FR= 11 dg/l1in)、VM5100K (M FR−23dg/win)、XY5900■ (IIFR= 40 dg/ll 1in)、 JE6100 (2,5dg/win)元のポリマーと比較して物 性は次のように変化した。
曲げ弾性率は30から45%上昇、落錘衝撃強さは最大75%減少、結晶化温度 は20から25%上昇(元のポリマーは108℃)、そして透明度は10から2 0%上昇した。
オーブンテストの結果から、長時間加熱に対する耐性(試料の100%がひびわ れを示すまでの時間)は元のポリマーと比較して明らかな変化は観察されなかっ た。
ランダムコポリマー ランダムコポリマーは、重合工程においてプロピレンポリマー鎖中にエチレンの モノマーをランダムに取り込ませることによって製造される。この方法によると 、インパクトコポリマーと異なり本質的に均一な生産物が得られる。エチレンの 含有重量(Et)は0. 5%から10%、m/mである。
0.25%、m/mの充分に粉砕された亜鉛グリセロレートをシェル ランダム  コポリマー グレード、HER6100(MFR−1,5dg/lin、 E tレンツ1から6%II/11)に加えた結果、つぎに示すようなことが観察さ れた。
曲げ弾性率は25%上昇、落錘衝撃強さは実験上明らかには影響を受けず、結晶 化温度は15%上昇、そして透明度は25%上昇した。
実施例11 実施例10に示したように生成されたポリプロピレンポリマーを用い、結晶化温 度の上昇の実験を行った。結果を、成核剤としてナトリウムベンゾエートを取り 込ませた同様のポリマーと比較した。結果を表1に示す。
ナトリウムベンゾエート 0.25% 109℃亜鉛グリセロレート 0.15 % 121℃酸化亜鉛(81g、 t、o a+ol)およびグリセロール(1 01g、 1.1 mol)をトリフルオロ酢酸(1g)触媒の存在下、ビーカ ー中で130−140℃、一時間加熱した。ビーカーの中味が冷却してから、エ タノール(300cmっで洗浄し、濾過しくシンター No、3)、オーブン中 80℃で乾燥させると108gの亜鉛グリセロレートが得られた。赤外線スペク トラムは次の吸収帯(crりを示した: 3400゜7930、28g0.27 45.2715.25g0.2500.1930.1460.1438.138 0.1365.1350.127T.1235.11 20、1080.1060.990.908.875.650゜7580 cc m−”の吸収帯はこれらのグリセロレート化合物中で酸素に結合している水素に 相当する(Radoslovich E、W、、 et al、 Aus実施例 13 酸化亜鉛(40,5g、 0.5111ol)およびグリセロール(51g、  0.55 mat)をトルエン−4−スルホン酸(0,5g)触媒の存在下、ビ ーカー中で130−140℃、一時間加熱した。反応混合物が冷却してから、エ タノール/水(1: 1)溶媒に分散させ、濾過しくシンター No3)、最後 に純粋なエタノールで洗浄した。白い粉末を80℃で乾燥させると36gの亜鉛 グリセロレートが得られた。赤外線スペクトラムは亜鉛グリセロレートの典型を 示し、実施例12に記載されたものと同じであった。
実施例14 ASTM 03184−88通りに次の調合表に従ってゴム組成物を調製した: コントロール調合 (重量割合 ) ブラックミックス 1 2 3 天然ゴム 100.00 100.00 100.00酸化亜鉛 5.0 2. 5 1.0 硫黄 3.5 3.5 3.5 ステアリン酸 0.5 0.5 0.5オイルフアーネスブラツク 35.0  35.0 35.0TBBS* 0.7 0.7 17 酸化亜鉛の代わりに充分に粉砕した亜鉛グリセロレートを用いた。
調合 (重量割合 ) ブラックミックス 1 2 3 天然ゴム 100.00 100.00 100.00亜鉛グリセロレ−1−2 ,51,251,0硫黄 3.5 3.5 3.5 オイルフアーネスブラツク 35.0 35.0 35.0TBBS*(n−1 三ブチト2− 各々3セツトずつ コントロール調合 (重量割合 ) IAガムミックス 1 2 3 天然ゴム 100.00 100.00 100.00酸化亜鉛 6.0 4. 0 2.0 硫黄 3.5 3.5 3.5 ステアリン酸 0.5 0.5 0゜5メルカプトベンゾチアゾール 0.5  領 50.5酸化亜鉛の代わりに充分に粉砕した亜鉛グリセロレートを用いた。
調合 (重量割合 ) IAガムミックス 1 2 3 天然ゴム 100.00 100.00 100.00亜鉛グリセロレート3. 0 1.5 1.0硫黄 3.5 3.5 3.5 物質は、ASTM D31g2−87に示された混合方法の通り、標準的な20 −ルゴムミルおよび標準的なミニオティニツク(+*1niotinic)内部 ミキサー上で混合される。
第一段階マスターバッチ 一ゴム 一ステアリン酸、酸化亜鉛または亜鉛グリセロレート−硬化剤 −ダンプ ASTM D3185−87に示されたテスト方法の結果硬化剤として、充分に 粉砕された亜鉛グリセロレートを含む化合物を酸化亜鉛(1)硬化速度が速く、 (2)圧縮永久歪を約20%から30%上昇させ、(3)発熱性(ヒートビルド アップ)を約3%から7%低下させ、(4)酸化亜鉛の約40重量パーセントの 亜鉛グリセロレートを用L)ると同程度の硬化の効果が得られる。また、補足的 な硬化剤であるステアリン酸を必要としない。
最後に、ここに概要を示した当該発明の思想を離れることなしに、この発明に様 々な修正、および/または、変更を施すことができるものと理解されたL)。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、 A U、 BR,CA、JP、 KR,US(72)発明者 ポズ、マイケル・アリ ーオーストラリア連邦ヴイクトリア州 3912 、ピアースゾール、ロビンソンズ・ロード、ロット 262

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.亜鉛を含む二価金属化合物; 多水酸基化合物;および 触媒; を準備し; 実質的に化学量論的な量で上記二価金属化合物と多水酸基化合物を触媒の存在下 、反応が生じるのに充分な温度で混合し;生成された重合物質を単離する; 工程から成る含亜鉛重合物質の製造方法。
  2. 2.反応温度が約120℃から180℃である請求項1に記載の方法。
  3. 3.二価金属化合が酸化亜鉛、炭酸亜鉛、水酸化亜鉛、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛 および硫化亜鉛から1つまたは複数選択され、所望により、酸化カルシウム、炭 酸カルシウム、水酸化カルシウム、酢酸カルシウム、安息香酸カルシウムから1 つまたは複数選択されるカルシウム化合物を共に用いる請求項2に記載の方法。
  4. 4.多水酸基化合物が有機ジオールまたは有機トリオールから選択される請求項 3に記載の方法。
  5. 5.多水酸基化合物がグリセロールまたはプロパントリオールである請求項4に 記載の方法。
  6. 6.触媒が酸また酸性塩から選択される請求項5に記載の方法。
  7. 7.触媒がギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ナフテン酸、ネオデカン酸、安息 香酸、カプロン酸、くえん酸、乳酸、蓚酸、サリチル酸、ステアリン酸、酒石酸 、吉草酸、ホウ酸、トリフルオロ酢酸およびトルエン4−スルホン酸などから選 択される請求項6に記載の方法。
  8. 8.一価アルコール、エーテル、エステル、グリコール、ポリオキソエーテル若 しくはエステル、スルフォキシド、アミド、炭化水素、および部分的若しくは完 全に塩素化若しくはフッ素化された炭化水素から選択される一種またはそれ以上 のスラリー媒質を準備し;そして 二価金属化合物、多水酸基化合物および触媒をスラリー媒質と共に混合して反応 前にスラリーを生成する; 工程を含む請求項1に記載の方法。
  9. 9.含亜鉛重合物質の粒度を約25ミクロンより小さくするサイズ縮小工程を含 む請求項1に記載の方法。
  10. 10.重合物質にミルによる粉砕を施す請求項9に記載の方法。
  11. 11.少なくとも1つのポリマー;および約25ミクロン未満の粒度を有する含 亜鉛重合物質を有効量含むポリマー組成物。
  12. 12.含亜鉛重合物質の80%以上の粒子が約12.5ミクロン以下である請求 項11に記載のポリマー組成物。
  13. 13.ポリマー組成物の全重量に対しておよそ80から99.99重量パーセン トの割合の有機ポリマー;および 全重量中、およそ0.01から20重量パーセントの割合の、少なくとも80% の粒子が約12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛プロパン トリオレート; を含むポリマー組成物。
  14. 14.有機ポリマーが、芳香族若しくは脂肪族ポリオレフィンのホモポリマー若 しくはコポリマー、ビニルポリマー、アクリルポリマー、ポリエステル、ポリア ミドまたはゴムから選択される請求項13に記載のポリマー組成物。
  15. 15.有機ポリマーがポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリス チレン、ポリアクリルアミド、ポリエステル、ポリアミドまたはポリ(アクリロ ニトリループタジエン−スチレン)から1つまた複数選択される請求項14に記 載のポリマー組成物。
  16. 16.少なくとも1つのポリマー;および約25ミクロン未満の粒度を有する含 亜鉛重合物質を有効量含むポリマー組成物から生成されるポリマー物品。
  17. 17.抗菌性が増加し、かつ水性環境において可溶な、フィルムおよび繊維の形 態を持った請求項16に記載のポリマー物品。
  18. 18.ポリマー組成物の全重量に対しておよそ80から99.99重量パーセン トの割合の有機ポリマー;および 全重量中、およそ0.01から20重量パーセントの割合の、少なくとも80% の粒子が約12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛プロパン トリオレート; を含むポリマー組成物から生成されるポリマー物品。
  19. 19.元の有機ポリマーと比較して剛性および結晶化温度が少なくとも約10% 上昇している請求項18に記載のポリマー物品。
  20. 20.少なくとも1つの有機ポリマー;および約25ミクロン未満の粒度を有す る含亜鉛重合物質を有効量準備し、 上記有機ポリマーと含亜鉛重合物質を混合し;そして含亜鉛重合物質が成核剤ま たは硬化剤として機能するように上昇させた温度でポリマー混合物を任意の形に 形成する;工程から成るポリマー物品の製造方法。
  21. 21.ポリマー組成物の全重量に対しておよそ80から99.99重量パーセン トの割合の有機ポリマー;および 全重量中、およそ0.01から20重量パーセントの割合の、少なくとも80% の粒子が約12.5ミクロン以下である亜鉛グリセロレートまたは亜鉛プロパン トリオレート を準備する過程を含む請求項20に記載の方法。
  22. 22.ポリマー物品を押し出し成形、注入式成形法またはカレンダー加工によっ て生成する請求項21に記載の方法。
  23. 23.実施例として具体的に記載されている請求項1に記載の方法。
  24. 24.実施例として具体的に記載されている請求項16に記載のポリマー物品。
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