JPH065032Y2 - 機械プレス - Google Patents
機械プレスInfo
- Publication number
- JPH065032Y2 JPH065032Y2 JP1987152154U JP15215487U JPH065032Y2 JP H065032 Y2 JPH065032 Y2 JP H065032Y2 JP 1987152154 U JP1987152154 U JP 1987152154U JP 15215487 U JP15215487 U JP 15215487U JP H065032 Y2 JPH065032 Y2 JP H065032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main
- crankshaft
- gear
- slide
- constant speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はウイットウオース機構によりスライドを駆動
するようにした機械プレスの改良に関する。
するようにした機械プレスの改良に関する。
従来ウイットウオース機構により等速回転を不等速回転
に変換してスライドを上下駆動するようにした機械プレ
スは例えば特公昭17-629号や特公昭50-38233号公報など
で公知である。
に変換してスライドを上下駆動するようにした機械プレ
スは例えば特公昭17-629号や特公昭50-38233号公報など
で公知である。
しかし従来のプレス機械ではメインモータの等速回転を
1組のウイットウオース機構により不等速回転に変換し
てクランク軸へと伝達し、クランク軸に設けられた偏心
部によりスライドを上下動させているため、回転時アン
バランスが発生して振動や騒音の原因となったり、金型
にスラスト力が発生して金型の寿命が早期に低下するな
どの不具合があった。
1組のウイットウオース機構により不等速回転に変換し
てクランク軸へと伝達し、クランク軸に設けられた偏心
部によりスライドを上下動させているため、回転時アン
バランスが発生して振動や騒音の原因となったり、金型
にスラスト力が発生して金型の寿命が早期に低下するな
どの不具合があった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、メインギヤの等速回転をウイットウオース機構より
なるスライド駆動機構により不等速回転に変換してクラ
ンク軸へ伝達する機械プレスにおいて、上記ウイットウ
オース機構をプレス本体に対して左右対向するにように
配置してスライド駆動機構を構成したことにより回転時
発生するリンクの不平衡力を互に相殺するようにした機
械プレスを提供とするものある。
で、メインギヤの等速回転をウイットウオース機構より
なるスライド駆動機構により不等速回転に変換してクラ
ンク軸へ伝達する機械プレスにおいて、上記ウイットウ
オース機構をプレス本体に対して左右対向するにように
配置してスライド駆動機構を構成したことにより回転時
発生するリンクの不平衡力を互に相殺するようにした機
械プレスを提供とするものある。
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はプレス本体で、ベッド1a上に設置され
たボルスタ2の上方に上下動自在にスライド3が設けら
れており、このスライド3はプレス本体1の上部に設置
された左右一対のウイットウオース機構よりなるスライ
ド駆動機構4により上下駆動されるようになっている。
たボルスタ2の上方に上下動自在にスライド3が設けら
れており、このスライド3はプレス本体1の上部に設置
された左右一対のウイットウオース機構よりなるスライ
ド駆動機構4により上下駆動されるようになっている。
上記スライド駆動機構4は図示しないメインモータによ
り駆動される駆動ギヤ5を有していて、この駆動ギヤ5
の回転はギヤ列6を介して互に噛合する一対のメインギ
ヤ7の一方へ伝達され、各メインギヤ7が同時に反対方
向へ回転されるようになっている。
り駆動される駆動ギヤ5を有していて、この駆動ギヤ5
の回転はギヤ列6を介して互に噛合する一対のメインギ
ヤ7の一方へ伝達され、各メインギヤ7が同時に反対方
向へ回転されるようになっている。
また各メインギヤ7の内側には、一端がピン8によりメ
インギヤ7の内周部に枢着された一対のリンク9が互に
対称となるように設けられていると共に、これらリンク
9の他端側はクランク軸10の前端に固着されたレバー
11の先端にピン12により枢着されていて、メインギ
ヤ7の等速回転をリンク9及びレバー11により不等速
回転に変換してクランク軸10へ伝達するようになって
いる。
インギヤ7の内周部に枢着された一対のリンク9が互に
対称となるように設けられていると共に、これらリンク
9の他端側はクランク軸10の前端に固着されたレバー
11の先端にピン12により枢着されていて、メインギ
ヤ7の等速回転をリンク9及びレバー11により不等速
回転に変換してクランク軸10へ伝達するようになって
いる。
一方上記クランク軸10はプレス本体1の左右対称位置
に軸線を前後方向に向けて水平に支承されていると共
に、後端側に偏心部10aを有していて、この偏心部1
0aにコンロッド13の上端が回転自在に支承されてい
る。
に軸線を前後方向に向けて水平に支承されていると共
に、後端側に偏心部10aを有していて、この偏心部1
0aにコンロッド13の上端が回転自在に支承されてい
る。
またコンロッド13の下端側は上記スライド3の上部に
設けられた一対のポイント14に接続されていて、クラ
ンク軸10の回転に伴いコンロッド13を介してスライ
ドが上下駆動されるようになっている。
設けられた一対のポイント14に接続されていて、クラ
ンク軸10の回転に伴いコンロッド13を介してスライ
ドが上下駆動されるようになっている。
次に作用を説明すると、メインモータにより駆動ギヤ5
が回されると、この回転はギヤ列6を介してメインギヤ
7へ伝達され、互に噛合するメインギヤ7が逆方向へ等
速回転する。
が回されると、この回転はギヤ列6を介してメインギヤ
7へ伝達され、互に噛合するメインギヤ7が逆方向へ等
速回転する。
各メインギヤ7の回転はメインギヤ7の円周部に枢着さ
れたリンク9よりクランク軸10に固着されたレバー1
1を介してクランク軸10に伝達される際不等速回転に
変換され、これによりクランク軸10が不等速回転され
る。
れたリンク9よりクランク軸10に固着されたレバー1
1を介してクランク軸10に伝達される際不等速回転に
変換され、これによりクランク軸10が不等速回転され
る。
そしてクランク軸10の回転に伴いコンロッド13を介
してスライド3が上下駆動されるが、クランク軸10は
不等速回転となっているため、スライド3も非コサイン
曲線を描きながら上下動され、スライド3の下面とボル
スタ2上に設けられた金型(図示せず)の間でプレス加
工が行なえるようになる。
してスライド3が上下駆動されるが、クランク軸10は
不等速回転となっているため、スライド3も非コサイン
曲線を描きながら上下動され、スライド3の下面とボル
スタ2上に設けられた金型(図示せず)の間でプレス加
工が行なえるようになる。
この考案は以上詳述したように等速回転を不等速回転に
変換するウイットウオース機構を左右に対向するよう配
置したスライド駆動機構によりスライドを駆動するよう
にしたことから、回転時リンクに発生する不平衡力が互
に相殺されるようになり、これによって回転アンバラン
スによる振動や騒音の発生が防止できるようになる。
変換するウイットウオース機構を左右に対向するよう配
置したスライド駆動機構によりスライドを駆動するよう
にしたことから、回転時リンクに発生する不平衡力が互
に相殺されるようになり、これによって回転アンバラン
スによる振動や騒音の発生が防止できるようになる。
また金型へのスラスト力も発生しないため、プランジャ
ガイドを設ける必要がないと共に、金型の寿命も大幅に
向上することができる。
ガイドを設ける必要がないと共に、金型の寿命も大幅に
向上することができる。
さらにメインモータにより回転される駆動ギヤの回転
を、互に噛合する一対のメインギヤの一方へギヤ列を介
して伝達することにより、各メインギヤを同時に反対方
向へ回転するようにしたことから、従来の介メインギヤ
を別のギヤ列により駆動していたものに比べてギヤ列に
使用するギヤの数が少なくなり、これによって駆動系の
構造が簡単となるため、製作及び組立てが容易になると
共に、駆動系の小型化によって省スペース化や原価低減
などが図れる。
を、互に噛合する一対のメインギヤの一方へギヤ列を介
して伝達することにより、各メインギヤを同時に反対方
向へ回転するようにしたことから、従来の介メインギヤ
を別のギヤ列により駆動していたものに比べてギヤ列に
使用するギヤの数が少なくなり、これによって駆動系の
構造が簡単となるため、製作及び組立てが容易になると
共に、駆動系の小型化によって省スペース化や原価低減
などが図れる。
しかもメインギヤ軸を挿通するプレス本体側の装入孔が
数を少なくできるため、本体フレームの剛性が向上し、
これによって精度の高いプレス加工が可能になる。
数を少なくできるため、本体フレームの剛性が向上し、
これによって精度の高いプレス加工が可能になる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は平面図、第
2図は第1図II−II線に沿う断面図、第3図は第2図II
I−III線に沿う断面図である。 1はプレス本体、4はスライド駆動機構、10はクラン
ク軸。
2図は第1図II−II線に沿う断面図、第3図は第2図II
I−III線に沿う断面図である。 1はプレス本体、4はスライド駆動機構、10はクラン
ク軸。
Claims (1)
- 【請求項1】メインギヤ7の等速回転をウイットウオー
ス機構よりなるスライド駆動機構4により不等速回転に
変換してクランク軸10へ伝達する機械プレスにおい
て、メインモータにより回転される駆動ギヤ5の回転
を、互に噛合する一対のメインギヤ7の一方へギヤ列6
を介して伝達することにより、各メインギヤ7を同時に
反対方向へ回転すると共に、上記各メインギヤ7の等速
回転を、プレス本体1に対して左右対称に設けたスライ
ド駆動機構4により不等速回転に変換するように構成し
てなる機械プレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987152154U JPH065032Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 機械プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987152154U JPH065032Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 機械プレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0160796U JPH0160796U (ja) | 1989-04-18 |
JPH065032Y2 true JPH065032Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31426823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987152154U Expired - Lifetime JPH065032Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 機械プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065032Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3856102A (en) * | 1973-07-11 | 1974-12-24 | Harnischfeger Corp | Electro-hydraulic steering system for vehicle having steerable front and rear ground wheels |
JPS5136502A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-03-27 | Hitachi Ltd | Makisennozetsuenshoriho |
JPS5413038A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-31 | Hitachi Heating Appliance Co Ltd | High frequency wave heating device |
JPS6142708U (ja) * | 1984-08-23 | 1986-03-19 | 松下電工株式会社 | 非常用照明器具 |
JPS61255798A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-13 | Aida Eng Ltd | プレスの駆動装置 |
JPH0320064Y2 (ja) * | 1985-10-26 | 1991-04-30 |
-
1987
- 1987-10-06 JP JP1987152154U patent/JPH065032Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0160796U (ja) | 1989-04-18 |
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