JP2504184Y2 - 機械プレス - Google Patents

機械プレス

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JP2504184Y2
JP2504184Y2 JP1991085260U JP8526091U JP2504184Y2 JP 2504184 Y2 JP2504184 Y2 JP 2504184Y2 JP 1991085260 U JP1991085260 U JP 1991085260U JP 8526091 U JP8526091 U JP 8526091U JP 2504184 Y2 JP2504184 Y2 JP 2504184Y2
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lever
ram
shaft
machine frame
center
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JP1991085260U
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JPH06586U (ja
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博康 塩川
正造 塩川
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博康 塩川
正造 塩川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プレスの上型が取り
付けられるラムを昇降するレバーと、該レバーを揺動さ
せるクランクとを備えたレバー型機械プレスに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレバー型機械プレスに
は、例えば実公昭42−11916号公報及び特開昭5
4−81574号公報のように、縦長の箱形に形成した
機枠内に隔壁を立設して、隔壁の下部にクランク軸を軸
受けし、隔壁の一方の側面に沿って回動するクランクピ
ンを、別に軸受けされたレバーの基端に嵌装したスライ
ダー軸受に連結して、隔壁の一側面に沿ってレバーを揺
動させるように構成し、隔壁の他側面に沿って装備した
歯車列によってクランク軸を駆動するように構成すると
共に、隔壁の上部に装備した上記歯車列の原動歯車の回
転軸の両端を機枠外に突出させて、その一端にクラッチ
を取り付けて、他端に該クラッチと逆作動するブレーキ
を取り付けていた。
【0003】また、レバー型ではない機械プレスとして
は、例えば特公昭54−18782号公報のように、モ
ーターに駆動される出力軸上に、クラッチ、ブレーキを
装備して、該出力軸の外端に設けたピニオン歯車を介し
て大歯車を回転し、大歯車の回転軸上に設けたクランク
により、工具支持プラテンを昇降するようにしたクラン
ク直結型のものもある。
【0004】さらに、例えば特開昭50−148986
号公報のように、箱形の機枠の中央部に、一端にクラッ
チ、ブレーキを装備した出力軸を横架して、該出力軸の
他端に連結したピニオンと大歯車とを介してレバーを揺
動せしめ、プレス上型を昇降させるようにしたものもあ
る。
【0005】なお、クラッチ・ブレーキ装置としては、
例えば実公昭60−2348号公報のように、クランク
軸の一端にクラッチを取り付け、他端にブレーキを取り
付けるようにしたものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のレバー型の
機械プレスは、何れもレバーの揺動を出力軸に連らなる
歯車列の連動により行うようにしていたり、出力軸上の
一方にクラッチ・ブレーキを装備していたので、ラムを
昇降させるレバーの揺動範囲が小さく制約されると共
に、レバー自体の強度を大きくすることができないとい
う欠点があった。
【0007】また、モーターからの入力をラムの昇降に
変換する各機材の配置が左右方向にアンバランスを形成
し、機体の重心も上部に偏っているので、レバーの大き
さと揺動範囲の割りに、機枠自体を大きくしなければな
らないという欠点もあった。
【0008】このような従来のレバー型機械プレスの欠
点は、前記クランク直結型の機械プレスにおいても解決
されていない。また、前記従来のクラッチ・ブレーキ装
置を単にレバー型機械プレスに採用したとしても上記の
諸欠点を解決することはできず、そのために、レバー型
機械プレスにおいて、その構造を簡単にして、上下と左
右のアンバランスを解消し、さらに、機体を大型化する
ことなく、揺動範囲が大きくて強力なレバーを備えた機
械プレスを開発することが望まれていた。
【0009】
【問題点を解決するための手段】そこで本考案は、箱形
の機枠の正面上部に、プレス上型を取り付けるラムを昇
降自在に備え、機枠の上部に横架した支点軸の中央にレ
バーを揺動自在に枢支して、このレバ−の先端の円筒形
頭部を上記ラムに設けた支承金具に嵌装し、レバーの揺
動と共にラムを昇降するように構成し、機枠の中央部に
垂下する上記レバーの下部を二股形の摺動案内部に形成
してスライダー軸受を嵌装し、前記支点軸と平行に、こ
のスライダー軸受を貫通するクランクピンの両端に、上
記レバーの下部を中心にして対称形をなすように左右一
対のホイールと軸とを配置して、クランク軸を構成する
と共に、このクランク軸の両端の軸を機枠の下部で対向
する側壁にそれぞれ回転自在に軸受けし、一方の軸の外
端にデイスク型のクラッチを取り付け、他方の軸の外端
にデイスク型のブレーキを取り付けたことを特徴とする
機械プレスを提供するものである。
【0010】
【作用】上記のように構成した本考案によれば、レバー
を揺動させるクランク軸の位置を可及的に機枠の下部に
設けることができるので、レバーを長大化して、その揺
動範囲を大にし得ると共に、厚さを大にした強力なもの
が採用できる。また、モーターからの入力をラムの昇降
に変換する各機材の配置が、機枠の上部に支点軸を有し
て機枠の中央に垂下する長大な上記レバーの左右にバラ
ンス良く配置され、且つ、重心も低くなり、前記従来の
諸欠点を除去することができる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面について説明す
る。図において、Fは箱形に形成した機枠。1は機枠F
の一側(正面側)に設けた受台。2は受台1の上方に対
向して昇降自在に設けたラムで、受台1の上面とラム2
の下面には図示を省略した従来公知のプレス用下型と上
型とが取り付けられる。3はラム2の内部に設けた上下
一対の支承金具である。
【0012】4は支承金具3、3に先端の円筒形頭部5
を嵌装し、機枠Fの上部に横架した支点軸6の中央に枢
支されて揺動自在に設けられ、機枠Fの中央に縦に垂下
するレバー。7は、このレバー4の下部に形成した二股
形の摺動案内部。8は、この摺動案内部7に嵌合するス
ライダー軸受。9はスライダー軸受8に、上記支点軸6
と平行にクランクピン10を貫通させて、その回転によ
り上記レバー4を揺動し、前記ラム2を受台1に向けて
昇降駆動するクランク軸である。
【0013】クランク軸9は、図2に示すように、クラ
ンクピン10の両端をそれぞれ固定して同一軸上で互い
に向い合う左右一対のホイール11、12と、各ホイー
ル11、12の中心に一体形成されて互いに同軸上に連
らなる左右一対の軸13、14とによって構成されてお
り、前記レバ−4の下部を中心にした左右対称形を有す
る。
【0014】上記クランク軸9の両端の軸13、14
は、機枠Fの下部で対向する側壁に設けた支承部31、
32を貫通して回転自在に軸受けされ、一方の軸13の
外端に、圧縮空気によって作動するデイスク型のクラッ
チ15を備え、他方の軸14の外端に、同じく圧縮空気
によって上記クラッチ15と逆作動するデイスク型のブ
レーキ18を備えている。
【0015】上記クラッチ15は、図1、2に示すよう
に、機枠Fの上面に設置したモーターMにべルト17で
駆動される原動ホイール16を有し、原動ホイール16
の外側面を覆って一体回転するクラッチカバー19の中
心の導入口20に付設したロータリージョイント30か
ら圧力空気が供給されると、クラッチカバー19の内側
で軸方向に移動可能に設けられたクラッチピストン21
が内側へ圧迫され、図2の右側の軸13にキー22を介
して取り付けた摩擦板23を原動ホイール16との間で
挟圧し、該軸13を従動回転する。
【0016】図示省略の作動制御回路の作動によって、
上記クラッチ15と逆作動するブレーキ18は、同じく
図2に示すように、機枠Fの外側面に固定したブレーキ
カバー24の中心の導入口25から圧力空気が供給され
ると、ブレーキカバー24の内側のブレーキピストン2
6が内側へ移動して軸受部材27との間で摩擦板28を
挾圧し、摩擦板28をキー29で固定している左側の軸
14を制動し、クランク軸9を制動する。
【0017】前記クラッチ15の作動に基づくクランク
軸9の回転は、左右一対のホイール11、12とクラン
クピン10と、スライダー軸受8とを介してレバー4の
揺動に変換され、ラム2を昇降させる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、箱形の機枠の正面上部に、プ
レス上型を取り付けるラムを昇降自在に備え、機枠の上
部に横架した支点軸の中央にレバーを揺動自在に枢支し
て、このレバーの先端の円筒形頭部を上記ラムに設けた
支承金具に嵌装し、レバーの揺動と共にラムを昇降する
ように構成して、機枠の中央部に垂下する上記レバーの
下端に形成した二股形の摺動案内部にスライダー軸受を
嵌装し、このスライダー軸受にクランクピンを軸受けす
るようにしているので、従来機における機枠中央部の軸
受用隔壁の立設と、出力軸とレバーとの間の歯車列によ
る伝動とを省いて、構造を簡単にし、レバーと出力軸と
の干渉を解消して、長さと幅を増大したより強力で揺動
範囲の大きいレバーを採用することが、機体の軽量化と
共にできる。
【0019】また本考案は、上記スライダー軸受を貫通
するクランクピンの両端に、上記レバーの下部を中心と
して対称形をなすように連らなる左右一対のホイールと
軸とからなるクランク軸を構成すると共に、このクラン
ク軸の両端の軸を、機枠の下部で対向する側壁にそれぞ
れ回転自在に軸受けし、一方の軸の外端にデイスク型の
クラッチを取り付け、他方の軸の外端にデイスク型のブ
レーキを取り付けているので、従来のクランク直結形の
プレス機には不可能であった低い重心を機体に形成し
て、且つ、上下と左右のバランスを、より向上させると
いう効果がある。また、本考案に係る上記クランク軸に
は、上記ホイールのフライホイール効果と、両端のクラ
ッチ、ブレーキの従動輪による慣性効果とが相乗して、
小型であってもレバーの圧力増大が得られるという効果
もある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠縦断立面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】図1のB−B線に沿った断面図。
【0021】
【符号の説明】
F 機枠 1 受台 2 ラム 3 支承金具 4 レバー 5 円筒形頭部 6 支点軸 7 二股形の摺動案内部 8 スライダー軸受 9 クランク軸 10 クランクピン 11 ホイール 12 ホイール 13 軸 14 軸 15 デイスク型のクラッチ 16 原動ホイール 17 ベルト 18 デイスク型のブレーキ 19 クラッチカバー 20 導入口 21 クラッチピストン 22 キー 23 摩擦板 24 ブレーキカバー 25 導入口 26 ブレーキピストン 27 軸受部材 28 摩擦板 29 キー 30 ロータリージョイント 31 支承部 32 支承部 M モーター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の機枠Fの正面上部に、プレス上型
    を取り付けるラム2を昇降自在に備え、機枠Fの上部に
    横架した支点軸6の中央にレバー4を揺動自在に枢支し
    て、このレバー4の先端の円筒形頭部5を上記ラム2に
    設けた支承金具3に嵌装し、レバー4の揺動と共にラム
    2を昇降するように構成し、機枠Fの中央部に垂下する
    上記レバー4の下部を二股形の摺動案内部7に形成して
    スライダー軸受8を嵌装し、前記支点軸6と平行にこの
    スライダー軸受8を貫通するクランクピン10の両端
    に、上記レバー4の下部を中心にして対称形をなすよう
    に左右一対のホイール11、12と軸13、14とを配
    置して、クランク軸9を構成すると共に、このクランク
    軸9の両端の軸13、14を、機枠Fの下部で対向する
    側壁にそれぞれ回転自在に軸受けし、一方の軸13の外
    端にデイスク型のクラッチ15を取り付け、他方の軸1
    4の外端にデイスク型のブレーキ18を取り付けたこと
    を特徴とする機械プレス。
JP1991085260U 1991-07-19 1991-07-19 機械プレス Expired - Lifetime JP2504184Y2 (ja)

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JPH06586U JPH06586U (ja) 1994-01-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5481574A (en) * 1977-12-10 1979-06-29 Hiroyasu Shiokawa Machine press
JPS602348U (ja) * 1983-06-18 1985-01-09 三菱電機株式会社 開閉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5481574A (en) * 1977-12-10 1979-06-29 Hiroyasu Shiokawa Machine press
JPS602348U (ja) * 1983-06-18 1985-01-09 三菱電機株式会社 開閉装置

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JPH06586U (ja) 1994-01-11

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