JPH10225798A - プレス機械の駆動装置 - Google Patents

プレス機械の駆動装置

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JPH10225798A
JPH10225798A JP3076897A JP3076897A JPH10225798A JP H10225798 A JPH10225798 A JP H10225798A JP 3076897 A JP3076897 A JP 3076897A JP 3076897 A JP3076897 A JP 3076897A JP H10225798 A JPH10225798 A JP H10225798A
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    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/266Drive systems for the cam, eccentric or crank axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス機械をコンパクト化すると共にコスト
の低減を図り、クランク軸の位相合わせを簡単にする。 【解決手段】 クラッチ・ブレーキ装置45を作動し
て、フライホイール27により回転する駆動軸と従動軸
を係合して従動軸が回転する。従動軸に設けられたギヤ
はメインギヤに噛合する。メインギヤはフレームに回転
自在に支承されおり等速回転する。リンク機構59を介
して駆動される第1クランク軸15はメインギヤに伴っ
て変速回転し、第1クランク軸15に設けられている駆
動側伝達ギヤ75も変速回転する。第1クランク軸15
にほぼ平行をなす第2クランク軸17がフレーム3に軸
承されており、第2クランク軸17に設けられている従
動側伝達ギヤ81は駆動側伝達ギヤ75に噛合して互い
に同じ速度で変速回転するので、第1クランク軸15と
第2クランク軸17も同じ速度で回転しコネクティング
ロッド9を介してスライドが上下動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械の駆動
装置に関し、特に2つのコネクティングロッドを介して
上下動されるスライドを備えたダブルクランクプレスに
リンク機構を搭載してなるプレス機械の駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス機械の全体構成はすでに公
知であるため、概要を簡単に説明すると、サイドフレー
ムの前側下部にはワークを載置せしめる下型を上部に備
えたボルスタが設けられていると共に、前記サイドフレ
ームの前側上部には上型を下部に備えた上下動自在なス
ライドが設けられている。
【0003】上記構成により、スライドを上下動せしめ
ると上型と下型の協働によりワークにプレス加工が行わ
れることになる。
【0004】前記スライドを上下動せしめるプレス機械
の駆動装置(第1従来例)としては、例えば図7に示さ
れているように、プレス機械のフレーム101に水平に
延伸された従動軸103が設けられており、この従動軸
103の右端は前記フレーム101内にあってギヤ10
5が設けられている。このギヤ105にはメインギヤ1
07が噛合されている。このメインギヤ107の一端
(図7において上端)内にはリンクピン109でリンク
111の一端が結合されている。このリンク111の他
端にはリンクピン113でレバー115の一端が結合さ
れている。このレバー115の他端には水平に延伸され
たクランク軸117の右端が装着されている。以上の構
成でリンク機構119をなしている。
【0005】このクランク軸117の左端側には2つの
クランク部121にコネクティングロッド123が上下
動自在に設けられており、この2つのコネクティングロ
ッド123にはスライド125が設けられている。
【0006】上記構成により、従動軸103を回転せし
めるとギヤ105を介してメインギヤ107が回転され
る。このメインギヤ107の回転によりリンク111、
レバー115を介してクランク軸117が回転される。
このクランク軸117の回転により2つのコネクティン
グロッド123を介してスライド125が上下動される
ことになる。
【0007】前記スライドを上下動せしめるプレス機械
の駆動装置の他の例(第2従来例)としては、図8に示
されているように、前述した図7のリンク機構119と
同様のリンク機構119aのレバー(図示省略)に装着
されるクランク軸117aの主軸部の両端がリンク機構
119aの両側に突出して設けられている。このクラン
ク軸117aの主軸部の両端にはそれぞれクランク部1
21を備えているクランク軸117bが連結部127を
ボルト等で連結され、これらの各クランク軸117bは
軸受129を介して軸承されている。各クランク軸11
7bのクランク部121に設けられた合計2つのコネク
ティングロッド123の下端にスライド125が設けら
れている。
【0008】前記スライドを上下動せしめるプレス機械
の駆動装置の他の例(第3従来例)としては、図9に示
されているように、前述した図7のリンク機構119と
同様のリンク機構119bをスライド125の上部の両
側に設け、各リンク機構119bのレバー(図示省略)
に一端を装着されたクランク軸117cを同一軸線上に
位置して設け、これらの各クランク軸117cの他端の
クランク部121にコネクティングロッド123を設
け、これらの2つのコネクティングロッド123の下端
にスライド125が設けられている。
【0009】前記スライドを上下動せしめるプレス機械
の駆動装置の他の例(第4従来例)としては、図10に
示されているように、前述した図7のリンク機構119
と同様の2つのリンク機構119cが各メインギヤ10
7を互いに噛合するよう並列に設けられ、前記2つのリ
ンク機構119cのうちの一方のリンク機構119cの
メインギヤ107に従動軸103のギヤ105が噛合さ
れている。各リンク機構119cのレバー(図示省略)
に一端を装着したクランク軸117dが互いにほぼ平行
をなすように設けられる。前記2つのクランク軸117
dのクランク部121に設けられた2つのコネクティン
グロッド123の下端にスライド125が設けられてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプレス機械の駆動装置において、第1従来例では、
クランク軸117が長いので、クランク軸117の製造
加工のコストが高くなり、これに伴って、クランク軸1
17を軸支する箇所を多く設ける必要があるのでフレー
ム101の加工費が高くなり、プレス機械の本体フレー
ム101が大きくなる。また、クランク軸117は片側
駆動であるので、回転駆動時の負荷によるクランク軸1
17の変形が大きいという問題点があった。
【0011】第2従来例では、駆動装置を組み立てると
きにリンク機構119aの両側のクランク軸117bは
互いのクランク部121の位相を合わせて連結しなけれ
ばならず、これらの2つのクランク軸117bの位相合
わせが難しいので時間がかかる。また、プレス機械の本
体フレーム101は大きくなるという問題点があった。
【0012】第3従来例および第4従来例では、2つの
リンク機構119b(又は119c)を搭載しているの
で左右のクランク軸117c(又は117d)の位相合
わせが難しいために時間がかかる。また、2つのリンク
機構119b(又は119c)を搭載しているのでコス
ト高となるという問題点があった。
【0013】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、プレス機械本体をコンパクト
化すると共にコストの低減を図り、クランク軸の位相合
わせを簡単にするプレス機械の駆動装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプレス機械の駆動装置は、
フライホイールを備えた駆動軸にクラッチ・ブレーキ装
置を介して従動軸を係合・離脱自在に設け、この従動軸
に設けられたギヤに噛合するメインギヤをプレス機械の
フレームに回転自在に支承し、前記メインギヤにリンク
を介してレバーを設け、このレバーに第1クランク軸を
設けると共にこの第1クランク軸の軸心を前記メインギ
ヤの回転中心位置に対して偏心した位置で前記フレーム
に軸承し、この第1クランク軸に駆動側伝達ギヤを設
け、前記第1クランク軸の軸心にほぼ平行をなす第2ク
ランク軸を前記フレームに軸承すると共にこの第2クラ
ンク軸に前記駆動側伝達ギヤと互いに同じ速度で変速回
転すべく噛合する従動側伝達ギヤを設け、前記第1クラ
ンク軸と第2クランク軸にコネクティングロッドを介し
て上下動自在なスライドを連結してなることを特徴とす
るものである。
【0015】したがって、クラッチ・ブレーキ装置を作
動して、フライホイールにより回転する駆動軸と従動軸
を係合して従動軸を回転せしめ、この従動軸に嵌合する
ギヤを介してメインギヤが等速回転する。このメインギ
ヤの等速回転に伴ってリンク、レバーを介して偏心位置
の第1クランク軸が変速回転するので、駆動側伝達ギヤ
も変速回転する。この駆動側伝達ギヤに噛合する従動側
伝達ギヤは前記駆動側伝達ギヤと同一速度で反対方向に
変速回転する。この従動側伝達ギヤの変速回転に伴って
第2クランク軸は前記第1クランク軸の回転方向に対し
て反対方向に変速回転する。第1クランク軸と第2クラ
ンク軸にコネクティングロッドを介してスライドが上下
動される。
【0016】以上のようにダブルクランクプレスを作動
するのに1セットのリンク機構でよいので低コストにな
る。
【0017】従動側伝達ギヤは第2クランク軸から簡単
に外して第1クランク軸と第2クランク軸のクランク部
の位相を容易に合わせるので、ダブルクランクプレスを
作動するのにリンク機構を搭載しても第1クランク軸と
第2クランク軸の位相合わせの調整が容易になる。
【0018】また、第1クランク軸と第2クランク軸は
短く、しかも互いに水平面でほぼ平行であるので、プレ
ス機械のコンパクト化が図れる。この理由で、第1クラ
ンク軸と第2クランク軸は水平面で前後方向へ互いにほ
ぼ平行に設けることにより、左右一本式のクランク軸と
比較した場合、プレス機械の左右の寸法が小さくなるの
でプレス機械のコンパクト化が図れる。したがって、フ
レームおよび第1クランク軸及び第2クランク軸の加工
が容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレス機械の駆動
装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0020】図5および図6を参照するに、本実施の形
態に係わるプレス機械1のフレーム3の上部には、スラ
イドガイド5a,5bに沿って上下動するスライド7が
設けられている。このスライド7は2つのコネクティン
グロッド9を介して駆動装置11に設けられている2つ
のクランク軸13、換言すれば第1クランク軸15と第
2クランク軸17に連結されている。
【0021】前記スライド7の下面には上型(図示省
略)を備えた上部サブプレート19が着脱自在に装着さ
れ、また、前記フレーム3の下部にはベッド21が一体
的に取り付けられており、このベッド21上には、下型
(図示省略)を着脱可能に装着するボルスタ23が設け
られている。
【0022】上記の構成により、下型の上に加工すべき
ワークを載置し、駆動装置11を駆動して第1クランク
軸15および第2クランク軸17を回転させる。第1ク
ランク軸15および第2クランク軸17が回転される
と、コネクティングロッド9を介してスライド7が上下
動される。スライド7が上下動されることによって、下
型と上型との協働でワークに所望のプレス加工が行われ
ることとなる。
【0023】以下、本発明の実施の形態に係わる主要な
駆動装置11について説明する。
【0024】図1を参照するに、フレーム3には図示省
略の駆動モータが備えられており、この駆動モータには
駆動プーリ(図示省略)が連結されていると共に駆動プ
ーリにはベルト25を介してフライホイール27に回転
が伝達されるようになっている。このフライホイール2
7は図2に示されているように水平に延伸された駆動軸
29の右端にキー31で嵌合されている。しかもこの駆
動軸29は複数のベアリング33を介してベアリングケ
ース35に回転自在に支承されている。このベアリング
ケース35には複数のボルト37で別のベアリングケー
ス39が取付けられている。
【0025】このベアリングケース39内には複数のベ
アリング41を介して従動軸43が回転自在に支承され
ている。この従動軸43と前記駆動軸29との間にはク
ラッチ・ブレーキ装置45が設けられている。このクラ
ッチ・ブレーキ装置45の作動で駆動軸29と従動軸4
3とを係合せしめたり、あるいは駆動軸29と従動軸4
3とを離脱せしめたりしてクラッチ作用とブレーキ作用
が行われるものである。しかも前記ベアリングケース3
5は前記フレーム3に取付けられている。
【0026】前記従動軸43の図2において左端にはギ
ヤ47が嵌合されていると共にこのギヤ47にはメイン
ギヤ49が噛合されている。このメインギヤ49は外周
に形成されたすべり摺動面51を介してメインギヤメタ
ル53に回転自在に支承されていると共に、メインギヤ
メタル53は前記フレーム3に複数のボルト55で取付
けられている。前記メインギヤ49の内周には凹部状の
潤滑油室57が形成されている。
【0027】また、前記メインギヤ49の内部にはリン
ク機構59が設けられている。すなわち、前記メインギ
ヤ49の図2において上部の内側にはリンクピン61で
リンク63の一端が結合されていると共に、リンク63
の他端にはリンクピン65でレバー67の一端が結合さ
れている。このレバー67の他端には図2において水平
に延伸された第1クランク軸15の右端が図3に示され
ているようにスプライン嵌合されている。この第1クラ
ンク軸15の外周は前記メインギヤメタル53の内周に
形成されたすべり摺動面69で回転自在に支承されてい
る。
【0028】前記第1クランク軸15の左端にはコネク
ティングロッド9の上端を連結するクランク部71が備
えられており、このクランク部71と前記リンク機構5
9との間の主軸部73には駆動側伝達ギヤ75が嵌合さ
れている。
【0029】さらに、図1および図4を参照するに、前
記フレーム3には前記第1クランク軸15の軸心に対し
て水平面においてほぼ平行な第2クランク軸17が軸受
77を介して軸承されている。この第2クランク軸17
の図1において下方端にはコネクティングロッド9の上
端を連結するクランク部79が備えられており、第2ク
ランク軸17の図1において上方端には前記第1クラン
ク軸15の駆動側伝達ギヤ75に1:1のギヤ比で噛合
する従動側伝達ギヤ81が嵌合されている。
【0030】なお、第1クランク軸15と第2クランク
軸17の各クランク部71、79の位相は従動側伝達ギ
ヤ81を第2クランク軸17から外すことにより、容易
に第2クランク軸17のクランク部71を第1クランク
軸15のクランク部79の位相に合わせて調整される。
【0031】前記第1クランク軸15と第2クランク軸
17の各クランク部71、79にはコネクティングロッ
ド9の上端が連結されている。しかも、これらの2つの
コネクティングロッド9の下端には図5に示されている
ようにスライド7が設けられている。
【0032】上記構成により、図示省略の駆動モータを
駆動せしめると、プーリ、ベルト25を介してフライホ
イール27が回転される。このフライホイール27の回
転により、駆動軸29、クラッチ・ブレーキ装置45を
介して従動軸43に回転が伝達される。この従動軸43
に伝達された等速回転はギヤ47、メインギヤ49、リ
ンク63およびレバー67を介して第1クランク軸15
が変速回転される。この第1クランク軸15の回転に伴
って前記駆動側伝達ギヤ75が変速回転するので第2ク
ランク軸17の従動側伝達ギヤ81が駆動側伝達ギヤ7
5の回転方向と反対方向に同じ速度で変速回転される。
【0033】したがって、前記第1クランク軸15と第
2クランク軸17は互いに反対方向に同じ速度で変速回
転されるので各コネクティングロッド9を介してスライ
ド7が上下動されることになる。
【0034】以上のようにダブルクランクプレスを作動
するのに1セットのリンク機構59でよいので低コスト
になる。
【0035】従動側伝達ギヤ81は第2クランク軸17
から簡単に外して第1クランク軸15と第2クランク軸
17のクランク部79の位相を容易に合わせられるの
で、ダブルクランクプレスを作動するのにリンク機構5
9を搭載しても第1クランク軸15と第2クランク軸1
7の位相合わせの調整を容易にできる。
【0036】また、第1クランク軸15と第2クランク
軸17は短く、しかも互いに水平面でほぼ平行であるの
で、プレス機械のコンパクト化を図ることができる。こ
の理由で、第1クランク軸15と第2クランク軸17は
水平面で前後方向へ互いにほぼ平行に設けることによ
り、左右一本式のクランク軸と比較した場合、プレス機
械の左右の寸法が小さくなるのでプレス機械のコンパク
ト化を図ることができる。したがって、フレーム3およ
び第1クランク軸15及び第2クランク軸17の加工が
容易になり、プレス機械の製造コストの低減を図ること
ができる。
【0037】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0038】例えばリンク機構59およびこのリンク機
構59を介して駆動される第1クランク軸15は、図1
において右側でなく、左側に設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、クラッチ・ブレ
ーキ装置を作動して、フライホイールにより回転する駆
動軸と従動軸を係合して従動軸を回転せしめ、この従動
軸に嵌合するギヤを介してメインギヤが等速回転する。
このメインギヤの等速回転に伴ってリンク、レバーを介
して偏心位置の第1クランク軸が変速回転するので、駆
動側伝達ギヤも変速回転する。第2クランク軸に設けら
れた従動側伝達ギヤは前記駆動側伝達ギヤに噛合してい
るので、前記駆動側伝達ギヤと同一速度で反対方向に変
速回転し、この従動側伝達ギヤの変速回転に伴って第2
クランク軸を前記第1クランク軸の回転方向に対して反
対方向に変速回転できる。したがって、第1クランク軸
と第2クランク軸にコネクティングロッドを介してスラ
イドを上下動できる。
【0040】以上のようにダブルクランクプレスを作動
するのに1セットのリンク機構でよいので低コストであ
る。
【0041】従動側伝達ギヤは第2クランク軸から簡単
に外して第1クランク軸と第2クランク軸のクランク部
の位相を容易に合わせられるので、ダブルクランクプレ
スを作動するのにリンク機構を搭載しても第1クランク
軸と第2クランク軸の位相合わせの調整を容易にでき
る。
【0042】また、第1クランク軸と第2クランク軸は
短く、しかも互いに水平面でほぼ平行であるので、プレ
ス機械のコンパクト化を図ることができる。この理由
で、第1クランク軸と第2クランク軸は水平面で前後方
向へ互いにほぼ平行に設けることにより、左右一本式の
クランク軸と比較した場合、プレス機械の左右の寸法が
小さくなるのでプレス機械のコンパクト化を図ることが
できる。したがって、フレームおよび第1クランク軸及
び第2クランク軸の加工が容易になり、プレス機械の製
造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、プレス機械
の駆動装置の平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図であ
る。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った断面図
である。
【図4】図1における斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わるプレス機械の正面
図である。
【図6】図5における側面図である。
【図7】従来例を示すもので、第1従来例に係わる駆動
装置の要部断面を含む概略図である。
【図8】従来例を示すもので、第2従来例に係わる駆動
装置の概略図である。
【図9】従来例を示すもので、第3従来例に係わる駆動
装置の概略図である。
【図10】従来例を示すもので、第4従来例に係わる駆
動装置の平面を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 3 フレーム 7 スライド 9 コネクティングロッド 11 駆動装置 13 クランク軸 15 第1クランク軸 17 第2クランク軸 27 フライホイール 29 駆動軸 43 従動軸 45 クラッチ・ブレーキ装置 47 ギヤ 49 メインギヤ 53 メインギヤメタル 59 リンク機構 63 リンク 67 レバー 71 クランク部 75 駆動側伝達ギヤ 79 クランク部 81 従動側伝達ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイールを備えた駆動軸にクラッ
    チ・ブレーキ装置を介して従動軸を係合・離脱自在に設
    け、この従動軸に設けられたギヤに噛合するメインギヤ
    をプレス機械のフレームに回転自在に支承し、前記メイ
    ンギヤにリンクを介してレバーを設け、このレバーに第
    1クランク軸を設けると共にこの第1クランク軸の軸心
    を前記メインギヤの回転中心位置に対して偏心した位置
    で前記フレームに軸承し、この第1クランク軸に駆動側
    伝達ギヤを設け、前記第1クランク軸の軸心にほぼ平行
    をなす第2クランク軸を前記フレームに軸承すると共に
    この第2クランク軸に前記駆動側伝達ギヤと互いに同じ
    速度で変速回転すべく噛合する従動側伝達ギヤを設け、
    前記第1クランク軸と第2クランク軸にコネクティング
    ロッドを介して上下動自在なスライドを連結してなるこ
    とを特徴とするプレス機械の駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101823345A (zh) * 2009-03-06 2010-09-08 安德里茨技术和资产管理有限公司 机械成形压制机
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