JP2568644Y2 - 折曲加工用機械式プレスの駆動機構 - Google Patents
折曲加工用機械式プレスの駆動機構Info
- Publication number
- JP2568644Y2 JP2568644Y2 JP7019993U JP7019993U JP2568644Y2 JP 2568644 Y2 JP2568644 Y2 JP 2568644Y2 JP 7019993 U JP7019993 U JP 7019993U JP 7019993 U JP7019993 U JP 7019993U JP 2568644 Y2 JP2568644 Y2 JP 2568644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- mechanical press
- eccentric
- bending
- drive mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、対をなす工具(金型)
間に鉄板などの被加工材を置き、工具に互いに接近する
関係運動を行わせて折曲加工を行う機械式プレス、特に
その駆動機構に関するものである。
間に鉄板などの被加工材を置き、工具に互いに接近する
関係運動を行わせて折曲加工を行う機械式プレス、特に
その駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2を使って従来の折曲加工用機械式プ
レスの概要を説明する。モーター軸1と主軸2との間に
減速歯車列3が配設され、この減速歯車列3で一定回転
数に減速された主軸2には偏心円盤4が取付けられる。
この偏心円盤4の外側に連接棒5を回動自在に設け、そ
の連接棒5にスライド6を装着する。可動側に当たる工
具(図示せず)はこのスライド6の下端に、また、固定
側に当たる工具(図示せず)は機枠に夫々取付けられ
る。
レスの概要を説明する。モーター軸1と主軸2との間に
減速歯車列3が配設され、この減速歯車列3で一定回転
数に減速された主軸2には偏心円盤4が取付けられる。
この偏心円盤4の外側に連接棒5を回動自在に設け、そ
の連接棒5にスライド6を装着する。可動側に当たる工
具(図示せず)はこのスライド6の下端に、また、固定
側に当たる工具(図示せず)は機枠に夫々取付けられ
る。
【0003】いまモーター(図示せず)を作動させて主
軸2を一定回転数で回転させるとき、主軸2の回転運動
は偏心円盤4を介し連接棒5換言すればスライド6を上
下の方向の直線往復運動に変換されられる。スライド6
のストローク長さおよび下死点位置は一定であるから、
対をなす工具(金型)間に置いた被加工材に折曲加工を
施すことができる。
軸2を一定回転数で回転させるとき、主軸2の回転運動
は偏心円盤4を介し連接棒5換言すればスライド6を上
下の方向の直線往復運動に変換されられる。スライド6
のストローク長さおよび下死点位置は一定であるから、
対をなす工具(金型)間に置いた被加工材に折曲加工を
施すことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した構成からなる
折曲加工用機械式プレスでは、構造が簡単であるという
利点がある反面、使用するモーターの容量が比較的大き
なものを必要とする点で未だ改善の余地が残されている
ように思われた。そこで、本考案では、モーター容量を
可及的小ならしめることを目的としてなされたものであ
る。
折曲加工用機械式プレスでは、構造が簡単であるという
利点がある反面、使用するモーターの容量が比較的大き
なものを必要とする点で未だ改善の余地が残されている
ように思われた。そこで、本考案では、モーター容量を
可及的小ならしめることを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、モーター軸か
ら減速歯車列を介して減速される主軸に偏心円盤を取付
け、偏心円盤の外側に連接棒を回動自在に設け、その連
接棒にスライドを装着した折曲加工用機械式プレスにお
いて、減速歯車列の最終段には対をなす同一歯数、同一
ピッチの偏心歯車を設け、両偏心歯車はスライドの下死
点において最大の減速比となり、上死点において最大の
増速比となるように噛合わせたものである。
ら減速歯車列を介して減速される主軸に偏心円盤を取付
け、偏心円盤の外側に連接棒を回動自在に設け、その連
接棒にスライドを装着した折曲加工用機械式プレスにお
いて、減速歯車列の最終段には対をなす同一歯数、同一
ピッチの偏心歯車を設け、両偏心歯車はスライドの下死
点において最大の減速比となり、上死点において最大の
増速比となるように噛合わせたものである。
【0006】
【作用】主軸を上記のように減速歯車列の最終段に設け
た偏心歯車で主軸を回しても、スライドのストローク長
さおよび下死点位置は変わらない。しかし、偏心歯車に
よってスライドが下死点に近ずくに従って減速の度合い
が大きくなるから、モーター容量が比較的小さくても、
対をなす工具(金型)間に置いた被加工材を充分な折曲
加工が可能となる。
た偏心歯車で主軸を回しても、スライドのストローク長
さおよび下死点位置は変わらない。しかし、偏心歯車に
よってスライドが下死点に近ずくに従って減速の度合い
が大きくなるから、モーター容量が比較的小さくても、
対をなす工具(金型)間に置いた被加工材を充分な折曲
加工が可能となる。
【0007】
【実施例】図1は、本考案になる機械プレスの駆動機構
を示している。図1を図2と対比して相違している一つ
の点は、減速歯車列3の最終段に対をなす同一歯数、同
一ピッチの偏心歯車7,7が加えられていて、主軸2が
一回転の間に、その回転速度は変化する点である。もう
一つの相違点は、例示の如く、両偏心歯車7,7は偏心
円盤4換言すれば連接棒5およびスライド6の下死点に
おいて最大の減速比となり、上死点において最大の増速
比となるように噛合わせている点である。
を示している。図1を図2と対比して相違している一つ
の点は、減速歯車列3の最終段に対をなす同一歯数、同
一ピッチの偏心歯車7,7が加えられていて、主軸2が
一回転の間に、その回転速度は変化する点である。もう
一つの相違点は、例示の如く、両偏心歯車7,7は偏心
円盤4換言すれば連接棒5およびスライド6の下死点に
おいて最大の減速比となり、上死点において最大の増速
比となるように噛合わせている点である。
【0008】主軸2が一定回転する従来例の場合でも、
偏心円盤4と、偏心円盤4の外側に回動自在に設けた連
接棒5とによって構成される変換手段を採用する限り、
偏心円盤4は下死点に向けて減速されることになるが、
ストローク長さの関係でその度合いは僅かでしかなかっ
た。本考案では偏心歯車7,7によって偏心円盤4換言
すればスライド6の上死点において最大の増速比、下死
点において最小の減速比となるようにしたので、下死点
に向けての減速を大きくすることができる。
偏心円盤4と、偏心円盤4の外側に回動自在に設けた連
接棒5とによって構成される変換手段を採用する限り、
偏心円盤4は下死点に向けて減速されることになるが、
ストローク長さの関係でその度合いは僅かでしかなかっ
た。本考案では偏心歯車7,7によって偏心円盤4換言
すればスライド6の上死点において最大の増速比、下死
点において最小の減速比となるようにしたので、下死点
に向けての減速を大きくすることができる。
【0009】
【考案の効果】上記の構成からなる本考案は、対をなす
同一歯数、同一ピッチの偏心歯車を従来の減速歯車列の
最終段に設けるという比較的簡単な改造で済むものであ
るが、上記した偏心歯車を設けたことによって、スライ
ドが下死点に近ずくに従って減速する度合いを大きくで
きるので、モーターの容量が比較的小さくても、対をな
す工具(金型)間に置いた被加工材を充分に折曲加工す
るできるようにする点で優れている。
同一歯数、同一ピッチの偏心歯車を従来の減速歯車列の
最終段に設けるという比較的簡単な改造で済むものであ
るが、上記した偏心歯車を設けたことによって、スライ
ドが下死点に近ずくに従って減速する度合いを大きくで
きるので、モーターの容量が比較的小さくても、対をな
す工具(金型)間に置いた被加工材を充分に折曲加工す
るできるようにする点で優れている。
【図1】本考案になる折曲加工用機械式プレスの駆動機
構の要部を示す斜視図である。
構の要部を示す斜視図である。
【図2】従来の折曲加工用機械式プレスの概略を示す斜
視図である。
視図である。
1はモーター軸 2は主軸 3は減速歯車列 4は偏心円盤 5は連接棒 6はスライド 7は偏心歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 モーター軸1から減速歯車列3を介し
て減速される主軸2に偏心円盤4を取付け、偏心円盤4
の外側に連接棒5を回動自在に設け、その連接棒5にス
ライド6を装着した折曲加工用機械式プレスにおいて、
減速歯車列3の最終段には、対をなす同一歯数、同一ピ
ッチの偏心歯車7,7を設け、両偏心歯車7,7はスラ
イド6の下死点において最大の減速比となり、上死点に
おいて最大の増速比となるように噛合わせたことを特徴
とする折曲加工用機械式プレスの駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019993U JP2568644Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 折曲加工用機械式プレスの駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019993U JP2568644Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 折曲加工用機械式プレスの駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737414U JPH0737414U (ja) | 1995-07-11 |
JP2568644Y2 true JP2568644Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=13424612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019993U Expired - Lifetime JP2568644Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 折曲加工用機械式プレスの駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568644Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100964547B1 (ko) * | 2008-04-17 | 2010-06-21 | 주식회사 삼도인더스트리 | 편심기어형 프레스 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7019993U patent/JP2568644Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737414U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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