JPH06503002A - ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体 - Google Patents

ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体

Info

Publication number
JPH06503002A
JPH06503002A JP5505158A JP50515893A JPH06503002A JP H06503002 A JPH06503002 A JP H06503002A JP 5505158 A JP5505158 A JP 5505158A JP 50515893 A JP50515893 A JP 50515893A JP H06503002 A JPH06503002 A JP H06503002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rslo
slo
wild
antibody
animal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5505158A
Other languages
English (en)
Inventor
ダブリュー アダムズ、クレイグ
パング、パティー ピー ワイ
Original Assignee
ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド filed Critical ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド
Publication of JPH06503002A publication Critical patent/JPH06503002A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/12Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria
    • C07K16/1267Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria from Gram-positive bacteria
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/315Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Streptococcus (G), e.g. Enterococci
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 12、骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第9項に記載のハイブリドーマ細胞株。
13、B細胞源動物がマウスであり、骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の範 囲第9項に記載のハイブリドーマ細胞株。
14、ATCC識別番号HB10826によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
15、ATCC識別番号HB10827によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
16、ATCC識別番号HB10828によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
17、ATCC識別番号HB10829によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
18、ATCC識別番号HB10826.HB10827.HB10828及び HB10829によって指定されるハイブリドーマ細胞株からなる群から選ばれ たハイブリドーマ細胞株によって分泌される抗体。
19、野生型SLOに対する抗体を分泌することができるハイブリドーマ細胞株 。
20、ハイブリドーマがrsLoを含むアジュバントで免疫化された動物からの B細胞源と動物骨髄腫細胞とのハイブリッドである請求の範囲第19項に記載の バイブリドーマ細胞株。
21、B細胞源が動物膵臓細胞である請求の範囲第20項に記載のハイブリドー マ細胞株。
22、動物がマウスである請求の範囲第21項に記載のハイブリドーマ細胞株。
23、骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第19項に記載のハイブリドーマ細胞株。
24、B細胞源動物がマウスであり、骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の範 囲第19項に記載のハイブリドーマ細胞株。
25、m5Loの抗体を分泌することができるハイブリドーマ細胞株。
26、ハイブリドーマがrsLoを含むアジュバントで免疫化された動物からの B細胞源と動物骨髄腫細胞とのハイブリッドである請求の範囲第25項に記載の ハイブリドーマ。
27、B細胞源が動物膵臓細胞である請求の範囲第26項に記載のハイブリドー マ。
28、動物がマウスである請求の範囲第27項に記載のハイブリドーマ。
29、骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第26項に記載のハイブリドーマ。
30.3細胞源動物がマウスであり、該骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の 範囲第25項に記載のハイブリドーマ。
31、rsLoに対する抗体。
32、抗体がIgGのアイソタイプである請求の範囲第31項に記載の抗体。
33、m5Loに対する抗体。
34、抗体がIgGのアイソタイプである請求の範囲第33項に記載の抗体。
35、a)野生型SLOを含むソースを得る工程、b)野生型SLOに特異的親 和性を有するrsLoに対する不溶化された抗体へ該ソースを導入して、該野生 型SLOを該不溶化抗体へ結合させる工程、 c)rsLoに対する該不溶化抗体から望ましくない物質を除去する工程、及び d)その溶出液が精製された野生型SLOを含む溶出によって該野生型SLOを 置換する工程 を含んでなる野生型SLOの精製方法。
36、方法が少なくとも一度繰り返される請求の範囲第35項に記載の方法。
37、該野生型SLOを置換できるエルチネータ(elutinator)が脱 イオン水溶液、野生型SLOを含む該ソースのpHより小さいpHを有する溶液 、有機溶媒、カオトロピック剤、解離剤、イオン性洗剤及び高塩濃度含有緩衝液 、からなる群から選択される請求の範囲第35項に記載の方法。
38、a)野生型SLOを含むソースを得る工程、b)野生型SLOに特異的親 和性を有するm5LOに対する不溶化された抗体へ該ソースを導入して、該野生 型SLOを該不溶化抗体へ結合させる工程、 c)msLoに対する該不溶化抗体から望ましくない物質を除去する工程、及び d)その溶出液が精製された野生型SLOを含む溶出によって該野生型SLOを 置換する工程 を含んでなる野生型SLOの精製方法。
39、方法が少な(とも一度繰り返される請求の範囲第38項に記載の方法。
40、該野生型SLOを置換できるエルチネーターが、脱イオン水溶液、野生型 SLOを含む該ソースのpHより小さいpHを有する溶液、有機溶媒、カオトロ ピック剤、解離剤、イオン性洗剤及び高塩濃度含有緩衝液、からなる群から選択 される請求の範囲第39項に記載の方法。
41、該アイソタイプがそのFab’ フラグメント部分を生じるように操作さ れている請求の範囲第27項に記載のIgGアイソタイプ。
42、それに抱合された試剤を含んでなる請求の範囲第41項に記載のFab’  フラグメント。
43、試剤が酵素、ビオチン、フルオロクローム、ラテックス、粒子、放射性同 位元素、化学発光標識、生物発光標識及びその内部に薬剤を取り込むことができ る粒子からなる群から選択される請求の範囲第34項に記載のFab’フラグメ ント。
44、それに抱合された試剤を含んでなる請求の範囲第1.第2及び第3項に記 載のモノクローナル抗体。
45、該試剤が酵素、ビオチン、フルオロクローム、ラテックス粒子、放射性同 位元素、化学発光標識、生物発光標識及びその内部に試剤を取り込むことができ る粒子からなる詳から選択される請求の範囲第44項に記載のモノクローナル抗 体。
46、rsLoに特異的親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法において 、rsLoを高密度リポタンパク質へ複合体化し、動物をrsLo・高密度リポ タンパク質複合体で免疫化することを含んでなる改良方法。
47、m5LOに特異的親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法において 、m5Loを高密度リポタンパク質へ複合体化し、動物をm5Lo・高密度リポ タンパク質複合体で免疫化することを含んでなる改良方法。
48、rsLoに特異的な結合親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法に おいて、rsLo及びシスティンアミノ酸残基を還元することができる試剤を含 むアジュバントで動物を免疫化することを含んでなる改良方法。
49、m5Loに特異的な結合親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法に おいて、m5Lo及びシスティンアミノ酸残基を還元することができる試剤を含 むアジュバントで動物を免疫化することを含んでなる改良方法。
50、該還元剤がメルカプトエタノール、ナトリウムボロ水素化物、ナトリウム シアノボロ水素化物、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アスコルビ ン酸、尿酸、ジチオエリスレイトール及びジチオスレチオールからなる群から選 択される請求の範囲第48項に記載の方法。
51、該還元剤がジチオスレチオールである請求の範囲第48項に記載の方法。
52、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約2.0mMと約8.0mMの間で ある請求の範囲第48項に記載の方法。
53、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約3.0mMと約7.0mMの間で ある請求の範囲第48項に記載の方法。
54、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約5.0mMである請求の範囲第4 8項に記載の方法。
55、該還元剤がメルカプトエタノール、ナトリウムボロ水素化物、ナトリウム シアノボロ水素化物、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アスコルビ ン酸、尿酸、ジチオエリスレイトール及びジチオスレチオールからなる群から選 択される請求の範囲第49項に記載の方法。
56、該還元剤がジチオスレチオールである請求の範囲第49項に記載の方法。
57、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約2.0mMと約8.0mMの間で ある請求の範囲第49項に記載の方法。
58、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約3.0mMと約7.0mMの間で ある請求の範囲第49項に記載の方法。
59、該アジュバント中の該還元剤の濃度が約5.0mMである請求の範囲第4 9項に記載の方法。
60、高密度リポタンパク質分画がウシ及びヒトからなる群から選ばれる嗜乳動 物源からのものである請求の範囲第46項に記載の方法。
61、高密度リポタンパク質分画に対するrsLoの重量比が約10:1と約1 =1の間である請求の範囲第46項に記載の方法。
62、高密度リポタンパク質分画に対するrsLOの重量比が約6:1と約1: 1の間である請求の範囲第46項に記載の方法。
63、高密度リポタンパク質分画に対するrsLoの重量比が約2=1である請 求の範囲第46項に記載の方法。
64、高密度リポタンパク質分画がウシ及びヒトからなる群から選択される哨乳 動物源からのものである請求の範囲第47項に記載の方法。
65、高密度リポタンパク質に対するrsLoの重量比が約10:1と約1;1 の間である請求の範囲第47項に記載の方法。
66、高密度リポタンパク質に対するrsLoの重量比が約6:1と約1:1の 間である請求の範囲第47項に記載の方法。
67、高密度リポタンパク質に対するrsLoの重量比が約2=1である請求の 範囲第47項に記載の方法。
明細書 ストレプトリジンO誘導体及び変異体の抗体関連出頭 本出願はCraig W、 Adams及びEva Y、 Wangによる「ス トレプトリジンO誘導体」と題する米国特許土願第 号(ベックマン処理番号:  128D−104)及びCraig ’li、 Adamsによる「ストレプ トリジン0変異体」と閉する米国特許出願第号(ベックマン処理番号: 128 D−122)に関連するものである。両出願は本願と同時に出願され、また本願 の説明のため参照されている。
発明の技術分野 本発明は、広くはストレプトリジン0、より詳細にはモノクローナル型、ポリフ ローナル型及び組換え型DNA由来型のストレプトリジン0抗体に関する。その 最も詳細な観点において、本発明は組換え型DNA技術によって生産されたスト レプトリジン0誘導体及び変異体への抗体に関する。
発明の背景 工、ストレプトリジンO ストレプトリジンorSLO」は、約65,000と約70.OoOダルトンの 間のおおよその分子量を宵する。SLOは4つの異なる属(ストレプトコッカス 、バチルス、クロストリジウム及びリステリア)に属するグラム陽性細菌種によ って生産される酸素感受性(チオール活性型)の細胞破壊性(細胞溶解性)毒素 (細胞毒)のクラスに属する。
SLOは膜コレステロールと相互作用し、広範囲の嗜乳動物細胞に対して細胞溶 解−細胞毒効果を及ぼす。その上、SLOは非常に強い心臓毒性を持っている。
SLOに関連する毒性及び病原性の一つはその溶血活性であり、すなわちSLO は赤血球を溶解しヘモグロビンの放出を起こす。SLOは比較的少量で実験動物 に致死的である。SLOの動物への注射は一般的にその即時の死を起こす。最も 典型的には、SLOは人間の発熱、大量発汗、炎症痛及び関節の腫脹が特徴の急 性感染症であるリウマチ熱及びしばしば心臓の内膜の炎症(心内膜炎)に関連し ている。
SLOは特定された細菌種によって産生されるため、これらの種が哨乳動物宿主 へ侵入した場合、細菌によって放出されたSLOは宿主により外来性タンパク質 として取り扱われる。故にSLOは抗原である。「抗原」は背椎動物の血流へ侵 入して直ぐB型の小リンパ細胞のリンパ芽球への転換を刺激する高分子量化合物 である。このリンパ芽球は抗原刺激物に特異的な抗体を分泌する。抗体は刺激抗 原に対する反応性又は反応部位を特異的に補う反応部位を有するタンパク質であ る。抗体は一般的に抗原粒子又は分子上の免疫的活性部位又は抗原決定基を占拠 することにより抗原を宿主組織に無害にする特性を持つ。抗SLO抗体(ASO )はそれゆえ により生産され (出願時抜け) SLO分泌細菌による感染の決定、 比濁分析及び濁り測定のプロトコルを含む。
これら免疫診断的検定技術の利用のため、その混合物へ加える十分なSLOの入 手が必要である。SLOの入手源の一つは細菌ストレプトコッカス・ビョージー ンス(Streptococcus pyogenes)(S、 pyOgen es)であり、SLOはS、 pyogenesから培養ブロス中へ分泌される 。経験的に自然の宿主からのSLOの精製は困難かつ高価であることが示されて いる。
モノクローナル抗体は、単一の免疫グロブリンアイソタイプ(免疫グロブリンと 称される抗体活性を有するタンパク質分画)と同様、単一の抗体特異性及び親和 性を有する。他方ポリクローナル抗体は目的の抗原と反応しない抗体と同様に、 目的の抗原を指向する多種の抗体分子を含む。モノクローナル抗体のもつ特異性 及び親和性故に、例えば精製プロトコルでかかる特異性が必要とされる場合、ポ リクローナル抗体以上に一般的に好まれる。モノクローナル抗体の特異性は、目 的の特異的結合特性をもつモノクローナル抗体を同定しスクリーニングすること を可能とする。例えば、同一の抗原の異なる部位へ結合する二種のモノクローナ ル抗体を選抜できる。かかる抗体は、例えばサンドイッチベースの(sandw ich−based)免疫検定において重要な価値を有する。
簡単には、モノクローナル抗体の生産は免疫化;雑種形成;増殖;スクリーニン グ:及びクローニングの工程を含んでなる。
以前全く遭遇したことのない抗原を注射されたマウス等の嗜乳動物の免疫反応は 一次反応(即ち動物の免疫系が抗原に対して少量の抗体を生じる)を引き出す。
もしある期間後、動物をその抗原で再接種すると免疫系は反応がより速(より強 く(より多量の抗体が産生される)かつ−次反応と質的に異なる(抗原と高い親 和性をもって結合する抗体)二次反応を引き出す。一般的に、多数の不要な抗体 が生産されるのを減じるため純粋な抗原が使用されることが好ましい。可溶性抗 原については、抗原とアジュバントの混合液で動物を免疫化することが好ましい 。アジュバントは注射部位に乳化した抗原のプールを与え、これは抗原が長期間 に亘って徐々に放出されることを可能とする。免疫化は腹腔内、静脈、皮下又は 筋肉内ルートによって行える。
雑種形成は骨髄腫細胞株の作製、牌臓細胞及びこれらの細胞株の融合過程から成 る。骨髄腫細胞株は抗体へ「永続性」を与え、この細胞株は無期限に増殖する能 力をもち免疫グロブリンを分泌する。
牌臓細胞は免疫化された動物の膵臓から得られる。融合過程は本質的に永久増殖 骨髄腫細胞を抗体を含んだ膵臓細胞とともに抗原へ溶しづ込ませる。融合過程の 結果物は一般的に「ハイブリッド」 (雑種)又は「ハイブリドーマ」 (融合 細胞腫)と呼ばれる。
増殖段階は本質的にハイブリドーマコロニーの成長を促進する。
典型的にはハイブリドーマだけが成長し、未融合の骨髄腫細胞及び膵臓細胞は増 殖できない。ハイブリドーマコロニーは、成長刺激培地へ入れ十分なコロニーが 増殖するまで培養される。
スクリーニング段階においては、抗原に対して抗体を産生するハイブリドーマコ ロニーが識別される。一般的に抗原に対する抗体の検定法をスクリーニングに使 用できるゆ例えば標識抗免疫グロブリンを免疫グロブリンの存在を検出するため に使用できる。
クローニングは、抗体を産生ずる細胞がモノクローナル集団から成ることを確保 する。即ち、スクリーニング段階において選抜されたハイブリドーマは必要なモ ノクローナル性を欠(抗体を含む。本質的にはクローニングは各細胞が同一細胞 のコロニーへ成長するサンプル細胞培養の確立を含んでいる。三つの異なるアプ ローチ、即ち限界希釈、半固形寒天培養、及びフロー選別による選択分離が用い られる。限界希釈が一般的に好まれる。この方法は特定のウェル中の細胞数が統 計的にOから10細胞となる希釈でハイブリドーマ細胞の懸濁液を個々の培養ウ ェル中へ植えつけることから構成される。再クローニング(即ち前記のくり返し )が一般的にすすめられる。クローンすべてが同一の特異性の抗体を産生ずるこ とを確保するため、抗体は電気泳動又は速度比濁測定等によって分析される。
ポリクローナル抗体の生産は以下の免疫化及び精製の工程から構成される。免疫 化は実質的にはモノクローナル抗体の免疫化と同じである。精製は免疫化された 動物体液サンプルの除去及び適当なアフィニティーゲル上で抗原を不溶化し該ゲ ル上に前記体液を注ぐことによる体液の精製を必要とし、結合した抗体は溶離ク ロマトグラフィー又は置換クロマトグラフィー等によって除去できる。ヒツジ、 ウサギ又はマウスが動物として使用できるが、ウサギが好ましい。
抗体はまた前記概説した組換え型DNA技術によって得ることができる。即ち、 抗原に対して免疫化された細胞の遺伝子又は遺伝子の関連部位を取り除き、適当 なりローニングベクター中へ挿入する。組換え型ベクターは次に組換え型抗体が 分泌される条件下で適当な宿主へトランスフェクションすることができる。
これまで、SLOに対する抗体の意識的な生産は(つまり、SLO分泌細菌によ る感染に対する反応として宿主によって産生されるもの以外のもの)、実験動物 に対する野生型SLOの致死効果によって妨げられてきた。ここで使用されてい る用語「野生型5LOJは、例えばS、 pyogenes等の細胞によって自 然に分泌されるSLOを示すものである。それゆえ、野生型、誘導体又は変異体 SLOの精製、免疫診断的検定、治療目的及び同定目的のために使用できる抗体 の必要性が存在する。
発明の要約 、本発明は前記必要性を満足する。モノクローナル、ポリクローナル及び組換え 体由来抗体は、前記引用の同時係属出願中に開示されたSLO誘導体及び変異体 を用いて生成できる。このような抗体は少なくとも以下の分野で特に利用するこ とができる:抗体が抗原性物質が生成された溶液からのSLOを結合するために 使用される組換え型DNA技術によって得たSLOと同様に細菌源から得た両野 生型SLOの精製、SLOの存在を調べる競争検定、二部位又はサンドイッチ測 定、及び非競争検定を含む免疫反応診断検定、SLO相互作用の個所を決定する ためSLOによって感染を受けた宿主への標識された抗体の導入によるSLO感 染個所の識別及び局部化;SLOの生じた分泌を中和するためS、 pyoge nesの感染を受けた宿玄へ適当な医薬用のキャリアを介して抗体を導入するこ とによる治療分野等である。さらに開示されるように、このようなモノクローナ ル抗体の生成における改善が、免疫化工程前にrsLo又はm5L0が高密度の りボタンバク質と錯体を形成し、又はシスティンアミノ酸残基を減少することが できる1種の物質へ導入されることによって為される。
理想的には、ポリクローナル抗体はS、 pyogenesによって分泌される SLO以外の抗原性物質に実質的に交差反応性がな(、rsL。
及びm5Lo以外の抗原性物質に実質的に交差反応性がないことが最も好ましい 。理想的には、モノクローナル抗体は約10−6以上、好ましくは約10−7以 上、より好ましくは約10−8以上の野生型SLO1msLo及びrsLoに対 して親和性を有する。
これらの及び他の使用及び利点は、本開示が進むにつれて明らかとなるであろう 。
好ましい実施態様の詳細な説明 精製、診断的又は治療的方法論における使用のためのストレプトリジン0に対す る抗体の生産は、これまでこれら抗体が最初に得られた動物(マウス、ウサギ他 )へ少量注射した場合SLOが致死的であるために制限されてきた。それゆえ野 生型SLOを用いてかかる抗体を得ようとする試みは実際的な選択ではない。
前記引用の同時係属出願において、溶血活性を有し野生型SLOに対するASO 抗体によって認識され及び組換え型DNA技術を介して得られた可溶性誘導体( 以下rSL○と称する)、及び溶血活性がな(野生型SLOに対するASO抗体 によって認識され及び組換え型DNA技術を介して得られた可溶性SLO変異体 が開示されている。ここで開示されたこれらの抗体はrsLo及びm5Loに基 礎を置いている。
本開示中で使用されるように、rsLoは前記定義されたとおりのSLO誘導体 であり、及び野生型SL○1mg当たり4X105溶血ユニツトの野生型SLO 特異活性をベースとして約75%以下の、より好ましくは約5%と50%との間 及び最も好ましくは約9%のSLO野生型特異活性パーセントを有することを示 している。
本開示中で使用されるように、m5Loは前記定義した通りのSLO変異体であ り、そして野生型SL01mg当たり4X10’溶血ユニツトの野生型SL○特 異活性をベースとして約1.5%以下の、より好ましくは約0.5%以下の、ま た最も好ましくは約0.11%以下の野生型SL○特異活性を有することを示し ている。これらの値は相対的なものであり、もし野生型SLO特異活性パーセン トがI X 10’溶血ユニット/mgの野生型SLO特異活性をベースとして いるならば、上記値は2.5の因子(即ち75%が30%となり、9%が3.6 %となる等)によって減少される。
商業的に入手可能な野生型SLOは本質的に純粋でないために野生型SLOの実 際の「特異活性」が不明であるので前記で詳述した。再言すれば、野生型SLO の特異活性は分析される物質が正確な特異活性を確立するために十分な純度であ ることを前提しているが、野生型SLOが本質的に純粋でないために、単一の「 正しい」特異活性を確立することはできない。
野生型SLOの特異活性は、4X10’溶血ユニット/mgの特異活性もまた記 載されているけれども、I X I O’溶血ユニット、/mg程度に高いもの として記載されている。Alouf、J、E、 rストレプトコッカス毒素(ス トレプトリジンO、ストレプトリジンS、エリトロゲン毒)J Pharmac 、Ther、:661−717 (1980年)が引用文献として本明細書に含 まれている。我々の同時係属出願中に記されているように、特異型rsLO及び m5Lo (rsLo、3及びm5LO23/6)の特異活性及び溶血活性パー セントは、以下のように野生型SLOの特異活性をベースとした。
第1表 野生型SLOrSL O,3msL O,3/6特異活性 a) lXl0’ (溶血活性、 b) 4X10ゝ 3.6X 10’ 14溶血ユニット/mg ) 野生型SLOの溶血活性% al 100 3.6 1.4X10−”b) 1 00 9 3.5X10−3 変異体m5L0.3/6は誘導体rsL0.3と1個のアミノ酸で相違する。こ のことは精製rsL0.3は野生型SLOより約3.6%溶血活性が低く、生成 m5L0.3/6は野生型SLOより約1.4X10−”%溶血活性が低いこと を示している。
例1 rsLo及びm5LOの生体内毒性効果rsL0.3及びm5L0.3/6の生 体内毒性効果を評価するため、Ba1b/cマウスへrsLo、3及びm5L0 .3/6の無希釈及び希釈静脈注射を行った。無希釈及び希釈の対照懸濁液緩衝 液を同数のマウスへ投与した。静脈注射を容易にするため、マウスを注射前に2 0〜30分間熱ランプ下で温めた。各条件におよそ20頭のマウスを用いた。
無希釈のrsLo、3及びm5L0.3/6のため各マウスへおよそ17 mg / kgの薬量を投薬し、他方希釈のrsLo、3及びm5L0.3/6のため 各マウスへおよそ1000μg/kgの薬量を投薬した。対照の緩衝液は対照区 のマウスに影響を与えなかった。
注射後数分間の若干の毛の逆立ては別として、希釈又は無希釈のrsLo、3又 はm5L0.3/6いずれかの投薬を受けたマウスのいずれもが静脈投与による 病的影響を示さなかった。
前記の毒性結果は、rsLo及びm5LOがSLOに対するモノクローナル、ポ リクローナル及び組換え型DNA由来抗体の生産に利用できることを示している 。
rsLo及びmSL○に対するモノクローナル抗体を生成する過程において、出 願人はかかる抗体の生産のための方法に改良を見8した。その改良は高密度リポ タンパク質へのrsLo又はmS LOの相互作用あるいはシスティンアミノ酸 残基を還元できる試薬へのrsLo又はm5Loの導入に基づいている。これら の改良は例2.ハイブリドーマの製造において詳細に明らかにされる。
例2 ハイブリドーマの製造 rsLO及びm5Loに特異的親和性を有するモノクローナル抗体を作ることが できるハイブリドーマを製造した。利用した材料は以下のとおりである。使用さ れた骨髄腫細胞はKearnyらのムImmuno1.上旦旦:1548 (1 970年)に記載された非分泌性マウス骨髄腫細胞株であるP3X63−AC3 ,653骨髄腫細胞株から得た。骨髄腫細胞は例えばマウス−ヒト異種骨髄融合 相手であるSMH−D33等の種内ハイブリッドから得ることができる。
Tengら、Proc、Natl、Acad、Sci、USA β−0: 73 08 (1983年)。別にヒトから得た骨髄腫細胞株は例えば治療的状況にお いての使用が好ましいヒトモノクローナル抗体を産生ずる機会を与える。ヒト骨 髄腫細胞株はNi1ssonら、J、C11n、Ex 、Immunol、ユニ 477 (1970年)(” U−266” )及びMatsuokaら、Pr oc、 Sac。
匠Bio1.Med、125 : 1246 (1969年)じRP’MI−8 226”)中に記載されている。前記文献は本明細書中に引用して含まれている 。
使用した牌属細胞は以下に開示される手段に従って免疫化されたBa1b/cマ ウスから得た。成育培地は10%子牛血清(GeminiBio Produs ts、Ca1abasas、CA)を追加したDME低グルコース(Irvin e 5cientific、5anta Ana、CA)及び2mMのL−グル タミン(Irvine 5cientific )である。使用した培地は細胞 を除(ため遠心分離し0.22μフイルターを通してろ過した653.1細胞の 培養3日間のものからの成育培地だった。順化ヒボキサンンチンアミノブテリン チミジン(CHAT)培地は、50%が成育培地及び50%が使用後の培地で、 100ユニツト/mlのペニシリン・ストレプトマイシン溶液(rrvine  5cientific ) 、 4 X 10−’Mのアミノプテリン(Sig ma、 St、 Louis、 M、0.)、l0XIO−’Mのヒボキサンチ ン及び1.6X10−’Mのチミジン(両者ともGIBCO。
Grand l5land、 N、 Y、より入手)、及び10ユニット/ml のインシュリン(Eli Li11y、IndianapolisJnd、)を 含んでいる。濁化培地は50%が成育培地、50%が使用後培地及び2.5X1 0−’Mのb−メルカプトエタノール(Sigma)であった。約1300から 1600の間の分子量を有するポリエチレングリコールじPEG”)(Sigm a)が使用された。注射用媒質は100ユニツト/mlのペニシリン・ストレプ トマイシン溶液を含むDME低グルコース(ともにIrvine 5cient ificより入手)であった。0.5mlのブリステンTM(Pristane )溶液(2,6,10,14−テトラメチルペンタデカン; Aldrich) を、ハイブリドーマ注射2週間前の各Ba1b/c?ウスの腹腔内へ注射した。
ハイブリドーマをKohlerとMilstein、 Nature 2旦6: 495(1975年)に記載の方法に従って作成した。膵臓を免疫化したマウス から頚椎脱臼後無菌的に除去し、単一細胞懸濁液が得られるまでテイッシェ・シ ーブ中で磨砕した。洗浄後その細胞を膵臓対骨髄騰細胞比2:1で水洗した65 3.1骨髄腫細胞と混合し、その後ペレットにした。上清を除去しPEGを1分 間かけてゆっくりと加えた。PBSを加えて全量を22m1とし、続いてその細 胞をPEG添加の開始から8分後ペレットとした。このベレットを200m1の CHAT培地中へ再@濁し、10個の96ウ工ル微量滴定プレート(全960ウ エル)の各ウェルへ0.2mlの懸濁液を加えた。各ウェルに、融合後6又は7 回目に新しいC)IAT培地を与えた。
成長についてウェルの試験を10日日月始め、次の3〜4週間にわたって継続し た。115a+lのrsLo、3 (最終濃度:1.5μg/mlの被覆緩衝液 、1.59gのNa2COs 、2.93gのN a HCOs、1リツトルの 3反復蒸留水、pH9,6)を適当な数の微量滴定プレートウェル中へ分散し、 パラフィルムで被われシールされたこれらのプレートを少なくとも使用前3日間 5−10℃に保管した。ハイブリドーマの候補上清をPBS−0,05%TWE EN20 (ポリオキシエチレンソルビクンモノラウレート。
Sigma ) 、pH7,2中で標準化した。抗原で被覆した微量滴定ウェル プレートをPBS−0,05%TWEEN20で洗浄し、次に個々のウェルから 液体すべてを吸引した。それから各ウェルをハイブリドーマ候補からの上清20 0μmで満たし被覆した。次にプレートを被覆し及び37℃の恒温器中で2時間 培養し、PBS−0,05%TWEEN20で(3回)洗浄し、ウサギの抗マウ スコンジュゲー)−(Sigma )の作用希釈液を加えた0次に各ウェルを吸 引乾燥し、次いで200μmのアルカリ性ホスファターゼ基質の添加を行った。
アルカリ性リン酸基質は以下のように調整した。10mgのp−ニトロフェニル リン酸(Sigma )を各1mlのジェタノールアミン緩衝液へ溶解した。ジ ェタノールアミン緩衝液を2回蒸留水100m1中に0.203gのM g C l x (Mallinckrodt)を溶解し、次いで750m1の2回反復 蒸留水中に95.87m1のジェタノールアミン(Mallinckrodt) を溶解して調整した。PhはHCI及びNaOHで9.8へ調整した。2回反復 蒸留水を加えて最終容量を1リツトルとした。作用希釈は1mlのジェタノール アミン緩衝液当たり1mgのリン酸p−ニトロフェニルとして定義サレ、ジェタ ノールアミン緩衝液中でリン酸p−ニトロフェニル−ジェタノールアミン緩衝液 を希釈して調製した。
次にプレートを被覆し、37℃の恒温器中で30分間培養した。
その後50μlの2規定のNaOHを各ウェルへ加え、続いて静かに振とうして 反応を停止させた。その後で微量滴定ウェルからの吸光度の読み取りを405n Mに設定した分子装置リーダーで行っ負の対照より大きい吸光度をもつウェルは 翌日再試験した。もし数値が試験二回目で負の対照より大きいままである場合は 、そのコロニーは正でかつクローン化されたと判断した。
クローニングは限界希釈法によって実施し、そこでは2個の96ウエルプレート を利用し、1つは順化培地中ウェル当たり5細胞としそして1つは順化培地中ウ ェル当たり1細胞とした。クローニング1運間後、単一コロニーを前記酵素免疫 検定法じEIA“)によって試験した。もしすべてのウェルが正ならば、その株 は純粋であると考えられ、安定させるため二回目の再クローン化を行った。
もしすべてのウェルが100%正と判定しなかったならば、正のウェルを二回目 のクローニング用に使用した。このプレートをクローニング7日後に再び試験し た。この手順はすべてのクローンが100%正を示すまで繰り返した。次にこの 細胞を成育堵地中へ拡大しマウス1頭当たり3X10’ハイブリドーマ細胞の濃 度でPristane−primed Ba1b/cマウスの腹膜空隙中へ注射 媒体中に含ませて注射した。
注射の前に培養細胞からの上清をオフタロニー拡散法(閃田工Path、 Mi crobiol、 5cand、旦: 507 (1949年))によってアイ ソタイピングするために使用した。ハイブリドーマ細胞を注射された後約10日 のマウスから腹水液を採取した。この腹水液を次いでEIAによって滴定し、そ してIgG含量をICS”速度比濁計(Becman Instruments 、Inc、、Fullerton、CA)を用いて測定した。
免疫化のプロトコルは以下のようであった。SLOASLI及びSLOAS12 と称されるマウスに対してFreundの完全アジュバントじFCA”)(15 mlのAracel A (マンナイドモノオレエート))中の201tgのr sLo、3−RA (後に記載される);8.5mlのBayol F (パラ フィンオイル);5mgのMycobacterium butyricum  (死菌・乾燥)を腹腔内注射し、6週間後にFreundの不完全アジュバント (”FICA”)中の20μgのrsLo、3−RAの腹腔内注射が行われた。
FICAはMycobacteriumbutyricumを含有しない点でF CAと相違する。およそ1力月後、FICA中の10ugのrsLo、3−RA を腹腔内注射した。3週間後(融合前3日間)、5μgのrsLo、3−RAを PBS中UT腹腔内注射した。SLOAS13〜AS2i包括、AS18は含ま ない)と称されるマウスに対して10μgのrsLo。
3−HDL (後に記載される)をFCA中腹腔内注射し、6週間後に続いて2 0ugのrsLo、3−HDLをFICA中腹腔内注射した。およそ9週間後( 融合前3日間)5μgのrSLo、3−HDLをPBS中腹腔内注射した。
2個のモノクローナル抗体候補がrSLo、3の溶血活性を妨害できることが確 認された。これら2種の抗体はそれぞれ5LOAS16及びSLOAS21から 得られた。同定のプロトコルは以下のとおりであった。0.5mlのPBS ( pH7,0)を0.08μgのrsLo、3及び0.2μmの脱脂された腹水液 へ加えた。脱脂腹水液は前記ハイブリドーマからの腹水液とBeckman脂質 クリーニング溶液(Beckman Instruments、 Inc、 ) を濃度比1:1で混合して調製し、この混合液を少な(とも1分間渦状に攪拌し た。室温で5分後、0.5mlのウサギ赤血球(PBSで一度予洗浄したもの) を前記混合液へ加えた。室温で10分後、この混合液をBeckmanマイクロ 遠沈機中12.OOOrpmで5分間遠沈した。
rsLo、3に対するモノクローナル抗体の結合による溶血活性の妨害を示す正 の結果は、清澄な上清及び赤色のペレット(ペレットが赤血球を含む)によって 示され、溶血活性の妨害を示されない負の結果は赤色の上清(溶解が起こってい る)によって示される。
S、LOAS16及びSLOAS21から分泌された抗体を含有するマイクロカ プセルが清澄な上清、即ち正の効果を明示した。
前記のように、マウスをrsLo、3−RA又はrSLo、3−HDLのいずれ かで免疫化した。免疫化に先立つrSLo、3の操作を野生型SLOの二つの性 質に基づいて実施した。第1に分泌された野生型SLOは最初に宿主中のコレス テロールと結合する傾向がある。第2にSLOは単一のCysアミノ酸を有する 。これらの操作にはrsLo高密度高密度リポタンパ画質分画sLo−HDL” )混合物の生成及び還元剤へのrsLoの導入じrSLO−RA”)が含まれて いる。これらの操作はrSLO及びm5L0゜3/6にも適用できる。
いかなる特別な理論へ結びつけられることを望む訳ではないが、出願人はrSL o、3−HDLによる免疫化は宿主の免疫系が複合体のHDL部分を異物として 認識するよう導き免疫反応を引き起こすと仮定した。HDLに対する反応に伴っ て宿主の免疫系は複合体中のrsLo、3の存在に敏感となり、こうして抗体が またrSLo、3上の抗原決定基部位に関連する宿主によって生成される。出願 人は同様にHDLへのrsLo、3の結合がrsLo、3抗原決定基部位に対す る免疫反応へ導(異なる配座構造へと導くことを仮定した。rsLo−RAに関 して、出願人は還元剤がrsLo、3のCysアミノ酸と相互作用し、かくして 単一のジスルフィド結合を介して結合していた2個のrsLo、3タンパク質構 造の分離及び2個のrsLo、3構造各々へのSH基の形成へと導いていると理 論づけした。これらのrsLo、3構造は続いて単一のrSLo、3タンパク質 構造とSH基を含むアジュバント中の物質量に混合されたジスルフィド結合を形 成することができる。かかるrSLo、3−アジュバント複合体は前記rsLo 、3−HDL複合体と類似するであろう。すなわちそのような複合体のアジュバ ント部位が宿主の免疫系によって異物として認識される意味で「類似」であり、 か(して複合体のrsLo、3部位へのその系の感作へと導(。
高密度リポタンパク質分画はいかなる晴乳動物をも入手源とできるが、哨乳動物 源は免疫化される嗜乳動物と同一でないことが最も好ましい。従っていずれのH DLも本発明に利用できるが牛のHDLコレステロール及びヒトのHDLコレス テロールが特に好ましい。最も好ましいHDLはPentexllヒトコレステ ロール濃縮液II(Miles Laboratories、Kankakee 、Ill、ソース:ヒトのプラズマ、約2嶋 比は、約10:1から約1:1の間であり、好ましくは約6:1から約1:1、 及び最も好ましくは約2:1である。
利用できる還元剤には、メルカプトエタノール、ナトリウムポロ水素化物、ナト リウムシアノボロ水素化物、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アス コルビン酸(ビタミンC)、尿酸、ジチオエリスレイトール及びジチオスレチオ ールがある。これらのうち、ジチオスレチオールが特に好ましい還元剤である。
還元剤の濃度は好ましくは約2.0mMと約8.0mMの間、より好ましくは約 3.0mMと約7.0mMの間、そして最も好ましくは約5、0mMである。
rsLo.3−RAのため、20μgのrsLo.3をPBS中の5.OmMD TT中で溶解した。この混合液と免疫化前に30分間37℃で熱した。
rsLo.3−HDLのため、rsLo.3 (1mg/ml)を免疫化前に容 積比6 : 1 (r S Lo. 3 : Pentexl″)でPente x”ヒトコレステロール濃縮液IIと混合した。
この方法で製造されたハイブリドーマは、rSLoに特別の親和性をもつモノク ローナル抗体を生産することができた。
例3 野生型SLOに対するSL○モノクローナル抗体の結合SLO AS16及びS LO AS21ハイブリドーマから得たモノクローナル抗体はrsLo.3へ結 合できたけれども、これらがまた野生型SLOに結合できるかどうかは絶対的で はない。再言すれば、必要なモノクローナル性を有するモノクローナル抗体がそ れが特異的である抗原性物質に対して特異的な親和性を有することが予想される けれども、かかるモノクローナル抗体がいずれか他の物質に対する特異的親和性 を持つかどうかに保証はない。従ってこれらのモノクローナル抗体が野生型SL Oに対して特異的親和性を宵するかどうを決定するため検討が行われた。
野生型SLOはDIFCOラボラトリーズ(Detroit, Michiga n, Code0482)から入手した。このDIFCO SLOはグループA ストレプトコッカスから製造した還元型のストレプトリジンOの乾燥標準化した ろ液である。D I FCO5LOは使用直前に供給元の指示に従って水中で再 水和した。
0、5mlの再水和したDIFCO SLOへ、PBS中の指定されたモノクロ ーナル抗体を含む脱脂腹水液の100倍希釈液20μmを加えた。この混合物を 少なくとも1分間、渦状に攪拌した。室温で5分後、0.5mlのウサギ赤血球 細胞(PBSで一旦予洗浄したもの)を前記混合物へ加えた.室温で10分後、 混合物をBeckmanマイクロ遠心機中12rpmでS分間遠心した。
正の結果、すなわち野生型SLOへの所定のモノクローナル抗体の結合による溶 血活性の妨害を示す結果は清澄な上清及び赤色のペレットによって示される。負 の結果、溶血活性の妨害を示さない結果は赤色の上清によって示される。所定の モノクローナル抗体を含むマイクロ遠沈管は清澄な上清、つまり正の結果を明示 した。
コノ結果は、SLO AS16及びSLO AS21ハイブリトーマから得られ rsLo.3に関して特異的である所定のモノクローナル抗体が赤血球細胞の分 解を抑制するため野生型SLOへ十分に結合できたことを示している。このよう に、これらのモノクローナル抗体はrsLo.3への特異的親和性を有するだけ でなく、それらは付加的に野生型SLOに対しても特異的親和性を有する。結合 した場合、野生型SL○の溶血活性はモノクローナル抗体により実質的に抑止さ れる。か(して例2において製造されたハイブリドーマは野生型SLOに対する 特異的親和性を有するモノクローナル抗体を生産することができた。
これらの結果は、かかるSLOモノクローナル抗体には多種の用途があることを 示している。例えばかかるSLOモノクローナル抗体は野生型SLOの精製及び SLOを測定する検定において使用できる。以下はSLOモノクローナル抗体の みに限定されることな(、SLOポリクローナル抗体及びSLO抗体由来の組換 え体DNAは同じく利用可能であることが理解されるべきである。最も好ましく はSLO誘導体又はSLO変異体に特異的なモノクローナル抗体が利用され、よ り好ましくはrsLo、3に特異的なモノクローナル抗体、及び最も好ましくは SLOAS16及びSLOAS21ハイブリドーマから由来のモノクローナル抗 体が使用される。
A)」二ュ旦旦旦五」l 野生型SLOの精製は、適当な固形の支持体へモノクローナル抗体を結合するこ とにより、SLO誘導体等に特異的なモノクローナル抗体を用いて達成できる。
新たに調整したもの又は予め凍結し解凍したもののいずれかが使用できる。モノ クローナル抗体はそれ自身がタンパク質に高い親和性を有しない物質へ結合でき るけれども、ガラスピーズ、アガロース及びその誘導体等の物質が好ましい。最 も好ましいのはBio−RadAffi−Get 10 ”である。かかる物質 へモノクローナル抗体を結合する方法が知られている。例えばO,LM MOP S緩衝液pH7゜5中に前記モノクローナル抗体100mgを準備し、そこへ1 0m1の未洗浄Bio−Rad Affi−Gell Oを加える。生じたスラ リーを室温で2時間反応させ、例えばBeckman T J −6遠心機中1 50Orpmで遠心する。次に上清を取り除き、残ったゲルペットを蒸留水及び 次i、: P B Sで徹底的に洗浄する。
親和性ゲルに結合した5mlのモノクローナル抗体を、例えばs、pyogen esの培養ブロスから得た新しい又は再水和した野生型SLOの200m1と4 時間4℃で培養する。親和性ゲルに結合したモノクローナル抗体へ結合した野生 型SLOから成る生成したスラリーを、小さなり1o−Rad Econoカラ ム上に載せ4℃で100m1のPBSで洗浄する。
結合した野生型SLOの除去は溶離クロマトグラフィーが好ましいが、当業者に 周知の方法によって行うことができる。例えば脱イオン水でカラムを流すことに よりカラムのイオン強度が低下し野生型SLOが溶出する。同様に約6.0以上 のpHの緩衝液も類似の結果を与えるけれども約6.0又はそれ以下のpHの緩 衝液が野生型SLOの溶出に使用できる。溶出用の試薬は周知であり、例えば高 pH試薬(100mmトリエチルアミン、pH11,5; 100mmリン酸、 pH12,5);低pH緩衝液(100ma+グリシン、pH2,5;100m mグリシン、pH1,8);高濃度塩緩衝液(5mLiC1,10mmリン酸塩 、pH7,2; 3.5MgC1,10mmI)”、を酸塩、pH7,2);− +’tン性洗剤(1%SDS ; 1%DOC);解離剤(2m vrea;  8m vrea: 2mグアニジンHCI)、カオトロピック剤(3mチオシア ネート);及び有機溶媒(10%ジオキサン;50%エチレングリコール、pH 11,5; 50%エチレングリコール、pH8,0)が含まれる。
超精製のため、生成した精製野性型SLOにを同じ精製プロトコルを再び受けさ せることができる。
B)ストレプトリジン0のレベルを′ る Ha −法免疫診断検定の例には、 SLOの異なる抗原決定基部位に特異的な少なくとも2種のモノクローナル抗体 がビオチン化されている(biotinytated)比濁測定又は濁り測定検 定がある。これらビオチン化されたモノクローナル抗体(又はそのフラグメント )はSLO及びアビジンを含有すると思われるサンプルと混合される。
アビジンは卵白中に見昌された比較的大きな高分子タンパク質で4つのサブユニ ットを有する。ビオチンは比較的小さな安定な水溶性のビタミンである。アビジ ン分子の4つのアビジンサブユニットの各々はビオチンの分子に特異的に結合す ることができる。このようにビオチン化されたSLOモノクローナル抗体接合体 はアビジン分子と結合することができる。
濁り測定においては、粒子又は凝集体の懸濁液を通して送られる光の減少が測定 される。この減少は凝集体による光の反射、散乱あるいは吸収によって生じる。
比濁測定では、測定される光の直接の通路に設置されない検出器に対して光が散 乱され反射される。それゆえもしビオチン化されたSLOモノクローナル抗体、 アビジン及びSLOを含有すると思われるサンプルが混合され、その混合液が濁 り測定あるいは比濁測定プロトコルを受ければ、そのサンプル中に存在するSL O量が測定できる。濁り測定及び比濁測定プロトコルは周知であり、ここでその 詳細について明記はしない。Sternberg、 J、 C,、r免疫沈降反 応による特異タンパク質測定のための速度比濁計J 、C11n、Chem、、 旦:8,1456−1464 (1977fE)を参照。特に有用な比濁計はB eckman I CS ”比濁計(BeckmanInstruments、  Inc、 )である・サンプル中のSLOの存在にかかわりな(、ビオチン化 されたSLOモノクローナル抗体はアビジンに結合する。もしSLOがサンプル 中に存在しないか又は限定された力価で存在する場合、凝集体の形成は制限され るであろう。しかしながら、もしSLOがサンプル中に存在するならば、次いで SLOモノクローナル抗体がそれに結合でき、下記のような凝集体の形成を増大 する。
(アビジン:ビオチン−MAbl :SLO:MAbz−ビオチン)7(式中、 MAb、及びMAb、は異なるSLO抗原決定基部位に特異的なSLOモノクロ ーナル抗体であり、nはかっこ内が連続であることを示す。)前記技術はアビジ ン及びビオチンの使用を必要とせずにもまた実施できることに注目すべきである 。
SLOモノクローナル抗体は例えばラテックス増加比濁測定での使用のためラテ ックス粒子と結合することができる。このようなプロトコルはSLOモノクロー ナル抗体が(ビオチンの代わりに)ラテックス粒子と結合する前記比濁測定検定 法に類似している。これらは次にサンプル中のSLOと結合でき、こうして散乱 中心の数を増加する。例えばその表面にカルボキシル基を有するラテックスビー ズ(17−29nm、IDCより入手可能)は、例えばSLOモノクローナル抗 体に結合できる。カルボキシル基は例えば可溶性のカルボジイミド、1−エチル −3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(”EDC”)とともに 活性化することができ、例えばn−ヒドロキシスクシンアミドじNHS”)によ って安定化でき、その濃度はそれぞれ10mM及び70mMである。過剰の未反 応EDC及びNHSを遠心によって除去し、活性化されたビーズを適当な付着混 合物中で再懸濁する。適当な付着混合物は5 mg/II+1のSLOモノクロ ーナル抗体を含むPBS及び1%(容積百分率)TWEEN’ −20を含むこ とができる。適当な付着期間の後、SLOモノクローナル抗体・ラテックスビー ズを2回遠沈によりPBSで洗浄しPBS中に再懸濁する。
前記のものに類似の比濁測定において、抗ストレプトリジンOのレベルを決定す るための阻害検定もまた実施できる。このようなプロトコルにおいて、固定した 比濁信号がSLO(好ましくはrSLO又はm5Lo)の固定量とSLOモノク ローナル抗体の固定量との組み合わせによって決定される。その後でASOを含 有していると思われる血清サンプルはSLOの固定量と結合され免疫反応が起こ る。その後免疫反応性混合物に加えられるであろうSLOモノクローナル抗体の 固定量の添加を行う。阻害信号は、固定信号とは異なるが、サンプル中にあるA SOの程度まで得られる。即ちサンプル中のASOの量が増加すれば免疫用の信 号は5LO−SLOモノクローナル抗体信号から得た固定信号とは相違するであ ろう。
代わりに、SLOモノクローナル抗体のFab’又はFab部分を取り込みある いはいわゆる”ディツプスティック(dip−stick)”の第1領域上に被 Iできる。これらはディツプスティックの領域に沿って移動することができる0 例えばrsLo、3等のSLO誘導体は第一領域のそれの上の第二領域上に永続 的に付看することができ、SLOモノクローナル抗体に対する標識抗体を第三領 域の上の第三領域上にとり込み被覆され又は永続的に付看されることができる。
キャピラリー動作で操作するディツプスティックをSLOを含有していると思わ れるサンプル中に挿入し、サンプルは第一領域から第二領域を通し次に第三領域 を通って移動することができる。もしSLOがサンプル中にあればそれはSLO モノクローナル抗体との結合に至るであろう。キャピラリー動作は結合及び未結 合のSLOモノクローナル抗体双方を第二領域へ運ぶであろう。しかしながら、 未結合のものは第二領域中で固定化されたSLOと結合し、かくして5LO−S LOモノクローナル抗体複合体のみが第三領域へ移動できるであろう。この領域 では標識抗SLOモノクローナル抗体がそれらの複合体へ結合するので、ラベル (放射性、化学発光、生物発光、酵素的他)に依存して、標識複合体を直接ある いはラベルの読み取り前に別途化学分析を受け取ることにより読み取ることがで きる。かかるモノクローナル抗体との結合に利用できる適当なディツプスティッ クは周知であり、ここで詳細には検討しない。例えば米国特許第5,013,6 69号を参照。
競争的結合測定法もまた実用的であり、これによりSLO(野性型、例えばrs Lo、3等(7)SLO誘導体、又は例えばm5Lo。
3/6等のSLO変形体)を例えば放射能標識、化学発光標識、生物発光標識、 発蛍光団、酵素、ビオチン他を用いる既知の標識方法によって標識する。SLO 誘導体はrsLo、3が好ましい。かがる測定法においては、既知量の標識SL O誘導体を不溶化されたSLOモノクローナル抗体及びSLOを含有していると 思われるサンプルと混合する。これらのパラメーターのもとで、標識SLO及び サンプルSLOが不溶化されたSLOモノクローナル抗体と結合して競合するの で、不溶化された標識の量はサンプル中のSLO量に逆比例する。
以下の試薬グループA、B及びCの各々から少なくとも−が混合されるサンドイ ッチ検定法と称される二部位が同様に利用できる。
グループAは不溶化されたSLOポリクローナル抗体、組換え型DNA技術によ って生産されるSLO抗体あるいは第一のSLO抗原決定基部位に特異的なSL Oモノクローナル抗体を含んでなり;グループBは既知量の標識SLOポリクロ ーナル抗体、第一部位以外の異なるSLO抗原決定基部位に特異的なSLOモノ クローナル抗体あるいは組換え型DNA技術によって生産されたSLO抗体を含 んでなり;グループCはSLOを含有していると思われるサンプルを含んでなる 。不溶化されたSLO抗体、サンプルからのSLO及び標識SLO抗体を含む不 溶化三重複合体が次に生成されるので、不溶化された標識の量はサンプル中のS LO量に直接比例する。
前記は決して徹底したものではない。むしろSLOのために記載された検定法は SLO抗体を利用するSLO検定法の例示である。
類似の検定法が当業者に明らかである。
例4 rsLoに対するポリクローナル抗体の製造rSL○に対する抗体を製造するた め、25μg(7)rsLo、3をウサギの2本の脚の各々の筋肉内へ投薬した 。これは、等量のrsLo、3をリン酸緩衝食塩水じPBS”)中0 、2 m g/diの開始濃度でFCAと混合することにより達成された。この接種源を次 に泡状組織が得られるまで乳液化した。
0.5+++1の接種源を前記のとおり投与した。0.5mlの接種源を同様に ウサギの背部1o箇所の各々へ皮下投与した。
およそ1力月後、一つの例外を除いて同一のプロトコルに従った。第二回目の免 疫化のため、rsLo、3を等量の50%FCA及び50%FICAと混合した 。
25μどのrsLo、3のブースター注射を数カ月間毎月行った。ブースター注 射のプロトコルは前記と同一であるが2つの例外がある。ブースター注射のため rsLo、3を等量のFICAと化合し、0.2mlの接種源をウサギの背部1 5置所へ皮下投与した。
例5 m5LOに対するポリクローナル抗体の製造m5Loに対するポリクローナル抗 体の製造を以下の例外、a)100μgのm5L0.3/6を2匹のウサギの2 本の脚の各々へ筋肉内投与した b)msLo、3/6の開始が7.0mg/d iであった、を除いて例4に記載のプロトコルに従って同様に行った。
例6 rsLoポリクローナル抗体の精製 例4の方法によって製造されたウサギ抗rsLoに対するポリクローナル抗体を 当該技術分野の公知の手段に従って精製した。最も好ましい精製プロトコルは親 和性精製である。
アフィニティーゲルに結合したSLO(野性型、例えばrsL。
等のSLO誘導体又は例えばm5Lo等のSLO変形体)を最初に0.1M M OPJ衝液p87.5 30m1中テ100mg(7)S LOを可溶化するこ とによって調製した。続いてこのSLO溶液へ未洗浄のBio−Rad Aff f−Gel 10 T″アフr−ティーゲル10tnlを加える。生成したスラ リーを室温で2時間反応させる。反応が行われたスラリーを1500rpmで遠 心する。好ましい遠心分離機はBeckman T J −6T′である。その 上清を除去し、残ったゲルベレットを蒸留水と次にPBSで徹底的に洗浄する。
アフィニティーゲルに結合したSL05mlを次に例2の方法から得た200m 1のプールされたウサギ抗rsL0.3抗血清とともに4時間4℃で培養する。
アフィニティーゲルに結合したSLOに結合したウサギ抗rsL0.3抗体から 成る生成したスラリーを小型のBio−Rad Econoカラム上に載せ、4 ℃で100m1のPBSで洗浄する。
結合したポリクローナル抗体を解放する方法は技術分野において周知である。例 3Aにおいて前記したように、溶離クロマトグラフィーが特に好ましい。 前記 方法は、rsLoに対する精製されたポリクローナル抗体を与える。好ましくは rsLoに対するポリクローナル抗体はSL○以外のS−p31ogenes抗 原と実質的に交差反応があってはならず、rsLo以外の抗原と実質的に交差反 応がないことが最も好ましい。
例7 m5Loポリクロ一ナル抗体の精製 例6の精製プロトコルは同様に例5の方法から得たプールされたウサギ抗m5L 0.3/6抗血清に利用できるので、m5LOに対する精製されたポリクローナ ル抗体が提供される。好ましくはm5LOに対するポリクローナル抗体はSLO 以外のS、 pyogenes抗原と実質的に交差反応性があるべきではなく、 実質的にm5Lo以外の抗原と交差反応性がないことが最も好ましい。
例8 組み換え型DNA技術によるSLO抗体SLO抗体は組換え型DNA技術を使い て精製できる。この試みにおいて野性型SLO,SLO誘導体又はSLO変異体 が前記のもの等の標準的免疫化プロトコルを使用してSLO抗体を得るために利 用できる。その後で器官(例えば膵臓、PBL又はリンパ節)生成り細胞が免疫 化のソースから除去される。次にリンパ細胞が単離され、さらにm RN Aが 単離される。その後cDNAが単離されたmRNAから合成されてcDNAライ ブラリが得られる。Sambrook、J、ら、立五2旦二三之j (Mole cular Cloning) ニラポラトリマ三x7)L−2版、コールドハ ーバ−ラボラトリプレス(1989年)第1〜3巻、及びPerbal、Ber nard、r クローニングの立工上」第2版、ジョンウィリーアンドサンズ、 ニューヨーク(1988年)等、本明細書中に引用されているものに明らかにさ れているcDNAクローニングのための方法論が利用できる。一旦cDNAが得 られると、例えばImo+uno Zap”クローニング及び表現システム(S tratacyte、 La Jolla、CA、、 USAから入手可能)を 用いて抗体表現ライブラリを作ることができる。
本文中に引用されている5astry、L、rモノクローナル触媒抗体の生成の ための大腸菌における免疫的レパートリ−のクローニング。
H鎖変動部分特異的cDNAライブラリの構造J、PNAS、USA、1旦:5 728−5732 (1989年)を同様に参照。
代わりの手順を同様に利用することができる。SLO抗体を含めて抗体はおヨソ 約100.00075)ら130.0OOkDの間の分子量を持っている。平均 分子量が約100kDの各アミノ酸により、100,0OOkDタンパク質は約 2727の塩基の長さのメツセージによってエンコードされるおよそ909のコ ドンによってエンコードされ、130,000 KDタンパク質は約3545の 塩基の長さのメツセージによってエンコードされるおよそ1182のコドンによ ってエンコードされる。このように伝統的見通しから、SLO抗体を発現しかつ 約3545塩基対より大きいB細胞生成器官から作られたcDNAの精製が好ま しく、約2727塩基対より大きい精製されたフラグメントが同様に利用できる 。その後単離されたcDNAフラグメントを一般的方法で精製し、かかるフラグ メントヘアニーリングできる対応する末端を有する適当な発現ベクター(例えば λgtl1等)へ連結する。このベクターは次に大腸菌等の1個の適当な細胞へ SLO抗体ゲノムライブラリの成長に適する条件の下で移入される。
スクリーニングは当業者に知られるいかなる方法によっても達成できる。例えば 抗体タンパク質はタンパク質結合フィルター(例えばPVDF膜、Millip ore)を用いてプラークから取り出すことができる。このフィルターを標m5 Lo又はSLOと培養し、その後に洗浄及び櫟識抗SLO抗体との培養を行う。
SLOに対する親和性を荷するSLO抗体を発現するプラークの同定が可能であ る。本スクリーニング方法は腹当たり数千のプラークが篩分けられるので数百刃 台のクローンを比較的短期間内に篩分けられることができる。
例9 酵素、ビオチン、フルオロクローム及び薬物搬送粒子を用いたSLO抗体の変形 記載されたSLO抗体は酵素、ビオチン及びフルオロクロームで標識することが できる。このような標識SLOモノクローナル抗体は例えば診断目的(前記のも の等)、スクリーニング目的又は治療目的に使用することができる。
好ましくはSLOモノクローナル抗体の使用が好ましく、そしてそのIgGアイ ソトープの使用が最も好ましい。その標識前にSLO抗体を精製することが好ま しい。精製はタンパク質A又は結合配位子としてのSLOとのアフィニティーク ロマトグラフィーで行うことができる。高速イオン交換クロマトグラフィーによ る精製も同様に利用できる。Crane、 L、 F、 r高速イオン交換クロ マトグラフィーによるモノクローナル抗体の精製」、第9章、[モノクローナル の ′ と応 J 、L、B、5chook、MMarcel Dekker編 、Inc。
N、 Y、、 N、 Y (1987年)(以下モノクローナル 体 ′と称す る)。この章は本文中に引用されている。精製IgGアイソトープをペプシンで 消化してF (a b’ ) zを生成し、次いで還元してFab’ を生成す る。
このFab’ フラグメントを次に例えばIshikawa、 E、ら、「酵素 、ビオチン及びフルオロクロームを用いたモノクローナル抗体の変形及びその応 用」第8章モノクローナル“ l(MonoclonaLAntibody P roduction Terchniques)に概説された手段に従って標識 した。この童は本文中に引用して含まれている。
重要な薬剤のための貯蔵所又はモノリス型装置として機能している粒子の定めら れた搬送が多数の治療的処置のための主要な目標である、これらの粒子は一般的 にナノメーターからマイクロメーターの大きさのコロイド粒子で、生分解性かつ 無害、生体吸着性で、組織によって保持され、そして薬剤の徐放的又は制御され た放出を行う。モノリス型装置は薬剤が粒子マトリックス中に分散されるもので あり、他方貯蔵型装置は薬剤が粒子によって被包されたものである。粒子の調製 に用いられる天然ポリマーには、デンプン及びセルロース誘導体等の多糖類及び アルブミン、コラーゲン及びゼラチン等のタンパク質がある0合成生分解性ポリ マーにはポリラクチド、ポリアミノ酸及びラクチドーコーグリコリド、ラクチド ーコーE−カプロラクトール、N−(2−ヒドロキシプロピル)−メタクリルア ミドの共重合体、ポリオルジエステル及びポリ無水物がある。リボゾーム及びリ ポタンパク質も同様に搬送ベクターとして有効である。Shaw、 J、 M、 ら、「薬物搬送粒子及びモノクローナル抗体」第15童、モノクローナル ′。
この童は本文中に引用して含まれている。
この粒子はSLO抗体又はそのF (ab’ )−及びFab’ フラグメント へ1接結合することができる。このような結合方法論は当業者には直ちに明らか ではあるけれどもShaw、J、M、(前記)に記載されている。この結合後の 精製が未結合のSLO抗体又はF(ab’)i及びFab’ フラグメントを除 去するために推奨される。精製の後、薬剤は粒子中へ取り込まれる。さらに一般 的に患者の造影処理に使用される放射性同位元素を粒子中に取り込むことができ る。
利用される特異的薬剤はモノクローナル抗体の標的に基本的に依存する。SLO に関して例えばリウマチ熱などを伴うと同様にその心臓に有害な影響が知られて いる。従って放射性同位元素を含む粒子に結合したSLOモノクローナル抗体の 一つの応用は、SLOが特異的に相互作用する特異的区切り及び領域の同定であ る。これはかかる領域への特異的薬剤の搬送を可能にするであろう。例えば、も しSLOの心臓有害毒性効果が心筋組織へのSLOの直接的結合に関連している ならば、薬剤がかかる組織へ運ばれるべ(適切かつ迅速に選択することができる 。さらに、SLOとりウマチ熱の関係を証明する文書が十分提供されているが、 その特異的相互作用は十分に理解されていない、しかしながら、もしリウマチ熱 と関連する関節の炎症が関節の組織及び筋肉と結合するSLOによって生じるな らば、薬剤をかかる部位へ運ぶべく適切かつ迅速に選択する事ができる。SLO の結合部位の同定のための・かかるアイソトープの選択は当業者の知識範囲内に あると考えられる。さらに一旦そのような局部化した領域が識別されると、特定 目的のためかかる領域へ運ばれる特異的薬剤も同様に当業者の知識範囲内にある と考えられる。
本文中の例は好ましい特定のハイブリドーマ細胞株に限定されるものと解釈され てはならないe r S L 05m5Lo及び/又は野性型SLOに親和性を もつモノクローナル抗体を生産することができるハイブリドーマ細胞株を生成す るために記載された方法論は、好ましいハイブリドーマ細胞株のみに限定される ものとして解釈されてはならない、同様に前記好ましいハイブリドーマ細胞株は 、これらが出願人が権利を付与される唯一のハイブリドーマ細胞株であることを 実際にも暗にでも決して認めさせるものではない。彼らは適用可能な特許のもと て十分な幅の保護を受ける資格がある。さらにそのような細胞株から生成された モノクローナル抗体は同様に限定されない。好ましいハイブリドーマ細胞株は出 願人によって5LOASII、SLOASL2.SLOAS16及びSLOAS 21として確認されている。指定により特定の細胞株をクレームする目的のため 、このハイブリドーマ細胞株を1991年7月16日にAmerican Ty pe Cu1ture Co11ection (ATCC) 、12301  Parklawn Drive、 Rockville、Maryland、  20852へ特許手続きの目的で微生物の寄託の国際的承認のためのブタペスト 条約の条項の下で寄託した。このハイブリドーマ培養は1991年7月19日に 試験されすべて活性な培養であると確認された。ATCCはこの4種のハイブリ ドーマ細胞株へATCC寄託番号、HB10826、HB10827.HB10 828及びHB10829をそれぞれ与えた。
本発明をある程度のその好ましい実施態様に関してかなり詳細に記載したけれど も、本発明の教示の範囲内で他の実施態様が可能である。例えば開示された抗体 のい(つかはSLO誘導体のrSLo、3及びSLO変形体のm5L0.3/6 を基礎とするけれども、本発明はそれにより限定されない。このように、これら 特定のSLO誘導体及び変異体へのSLO抗体の生産が詳細に記載されているが 、これらは例示と解釈されるべきであり他のrsLo又はm5LO抗原候補を本 開示の思想及び範囲内でモノクローナル、ポリクローナル及び組換え型DNA由 来抗体の生成のために使用することができる。従って、本開示又は以下のクレー ムは本文中の好ましい実施態様の記載による限定を意図したものではなく、また そのように解釈されるべきではない。
国際!1審磐牛 国@調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号A61K 39/395  Y 9284−4CADZ D 9284−4C CO7K 3/18 15104 8517−4H C12N 5/20 I

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも10−6のrSLOに親和性を有するモノクローナル抗体。
  2. 2.少なくとも10−6のmSLOに親和性を有するモノクローナル抗体。
  3. 3.少なくとも10−6の野生型SLO及びrSLOに親和性を有するモノクロ ーナル抗体。
  4. 4.rSLOに親和性を有するポリクローナル抗体。
  5. 5.mSLOに親和性を有するポリクローナル抗体。
  6. 6.rSLOに対する抗体をエンコードするポリヌクレオチド配列。
  7. 7.mSLOに対する抗体をエンコードするポリヌクレオチド配列。
  8. 8.rSLOの抗体を分泌することができるハイブリドーマ細胞株。
  9. 9.ハイブリドーマがrSLOを含むアジュバントで免疫化された動物からのB 細胞源と動物骨髄腫細胞とのハイブリットである請求の範囲第8項に記載のハイ ブリドーマ細胞株。
  10. 10.B細胞源が動物脾臓細胞である請求の範囲第9項に記載のハイブリドーマ 細胞株。
  11. 11.動物がマウスである請求の範囲第10項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  12. 12.骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第9項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  13. 13.B細胞源動物がマウスであり、骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の範 囲第9項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  14. 14.ATCC識別番号HB10826によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
  15. 15.ATCC識別番号HB10827によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
  16. 16.ATCC識別番号HB10828によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
  17. 17.ATCC識別番号HB10829によって指定されるハイブリドーマ細胞 株。
  18. 18.ATCC識別番号HB10826,HB10827,HB10828及び HB10829によって指定されるハイブリドーマ細胞株からなる群から選ばれ たハイブリドーマ細胞株によって分泌される抗体。
  19. 19.野生型SLOに対する抗体を分泌することができるハイブリドーマ細胞株 。
  20. 20.ハイブリドーマがrSLOを含むアジュバントで免疫化された動物からの B細胞源と動物骨髄腫細胞とのハイブリッドである請求の範囲第19項に記載の ハイブリドーマ細胞株。
  21. 21.B細胞源が動物脾臓細胞である請求の範囲第20項に記載のハイブリドー マ細胞株。
  22. 22.動物がマウスである請求の範囲第21項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  23. 23.骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第19項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  24. 24.B細胞源動物がマウスであり、骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の範 囲第19項に記載のハイブリドーマ細胞株。
  25. 25.mSLOの抗体を分泌することができるハイブリドーマ細胞株。
  26. 26.ハイブリドーマがrSLOを含むアジュバントで免疫化された動物からの B細胞源と動物骨髄腫細胞とのハイブリッドである請求の範囲第25項に記載の ハイブリドーマ。
  27. 27.B細胞源が動物脾臓細胞である請求の範囲第26項に記載のハイブリドー マ。
  28. 28.動物がマウスである請求の範囲第27項に記載のハイブリドーマ。
  29. 29.骨髄腫細胞がマウス及びヒトからなる群から選ばれた動物から得られる請 求の範囲第26項に記載のハイブリドーマ。
  30. 30.B細胞源動物がマウスであり、該骨髄腫細胞源動物がマウスである請求の 範囲第25項に記載のハイブリドーマ。
  31. 31.rSLOに対する抗体。
  32. 32.抗体がIgGのアイソタイプである請求の範囲第31項に記載の抗体。
  33. 33.mSLOに対する抗体。
  34. 34.抗体がIgGのアイソタイプである請求の範囲第33項に記載の抗体。
  35. 35.a)野生型SLOを含むソースを得る工程、b)野生型SLOに特異的親 和性を有するrSLOに対する不溶化された抗体へ該ソースを導入して、該野生 型SLOを該不溶化抗体へ結合させる工程、 c)rSLOに対する該不溶化抗体から望ましくない物質を除去する工程、及び d)その溶出液が精製された野生型SLOを含む溶出によって該野生型SLOを 置換する工程 を含んでなる野生型SLOの精製方法。
  36. 36.方法が少なくとも一度繰り返される請求の範囲第35項に記載の方法。
  37. 37.該野生型SLOを置換できるエルチネータ(elutinator)が脱 イオン水溶液、野生型SLOを含む該ソースのpHより小さいpHを有する溶液 、有機溶媒、カオトロピック剤、解離剤、イオン性洗剤及び高塩濃度含有緩衝液 、からなる群から選択される請求の範囲第35項に記載の方法。
  38. 38.a)野生型SLOを含むソースを得る工程、b)野生型SLOに特異的親 和性を有するmSLOに対する不溶化された抗体へ該ソースを導入して、該野生 型SLOを該不溶化抗体へ結合させる工程、 c)mSLOに対する該不溶化抗体から望ましくない物質を除去する工程、及び d)その溶出液が精製された野生型SLOを含む溶出によって該野生型SLOを 置換する工程 を含んでなる野生型SLOの精製方法。
  39. 39.方法が少なくとも一度繰り返される請求の範囲第38項に記載の方法。
  40. 40.該野生型SLOを置換できるエルチネーターが、脱イオン水溶液、野生型 SLOを含む該ソースのpHより小さいpHを有する溶液、有機溶媒、カオトロ ピック剤、解離剤、イオン性洗剤及び高塩濃度含有緩衝液、からなる群から選択 される請求の範囲第39項に記載の方法。
  41. 41.該アイソタイプがそのFab′フラグメント部分を生じるように操作され ている請求の範囲第27項に記載のIgGアイソタイプ。
  42. 42.それに抱合された試剤を含んでなる請求の範囲第41項に記載のFab′ フラグメント。
  43. 43.試剤が酵素、ビオチン、フルオロクローム、ラテックス、粒子、放射性同 位元素、化学発光標識、生物発光標識及びその内部に薬剤を取り込むことができ る粒子からなる群から選択される請求の範囲第34項に記載のFab′フラグメ ント。
  44. 44.それに抱合された試剤を含んでなる請求の範囲第1,第2及び第3項に記 載のモノクローナル抗体。
  45. 45.該試剤が酵素、ビオチン、フルオロクローム、ラテックス粒子、放射性同 位元素、化学発光標識、生物発光標識及びその内部に試剤を取り込むことができ る粒子からなる群から選択される請求の範囲第44項に記載のモノクローナル抗 体。
  46. 46.rSLOに特異的親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法において 、rSLOを高密度リボタンパク質へ複合体化し、動物をrSLO・高密度リボ タンパク質複合体で免疫化することを含んでなる改良方法。
  47. 47.mSLOに特異的親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法において 、mSLOを高密度リボタンパク質へ複合体化し、動物をmSLO・高密度リボ タンパク質複合体で免疫化することを含んでなる改良方法。
  48. 48.rSLOに特異的な結合親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法に おいて、rSLO及びシステインアミノ酸残基を還元することができる試剤を含 むアジュバントで動物を免疫化することを含んでなる改良方法。
  49. 49.mSLOに特異的な結合親和性を有するモノクローナル抗体の生産方法に おいて、mSLO及びシステインアミノ酸残基を還元することができる試剤を含 むアジュバントで動物を免疫化することを含んでなる改良方法。
  50. 50.該還元剤がメルカプトエタノール、ナトリウムボロ水素化物、ナトリウム シアノボロ水素化物、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アスコルビ ン酸、尿酸、ジチオエリスレイトール及びジチオスレチオールからなる群から選 択される請求の範囲第48項に記載の方法。
  51. 51.該還元剤がジチオスレチオールである請求の範囲第48項に記載の方法。
  52. 52.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約2.0mMと約8.0mMの間で ある請求の範囲第48項に記載の方法。
  53. 53.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約3.0mMと約7.0mMの間で ある請求の範囲第48項に記載の方法。
  54. 54.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約5.0mMである請求の範囲第4 8項に記載の方法。
  55. 55.該還元剤がメルカプトエタノール、ナトリウムボロ水素化物、ナトリウム シアノボロ水素化物、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アスコルビ ン酸、尿酸、ジチオエリスレイトール及びジチオスレチオールからなる群から選 択される請求の範囲第49項に記載の方法。
  56. 56.該還元剤がジチオスレチオールである請求の範囲第49項に記載の方法。
  57. 57.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約2.0mMと約8.0mMの間で ある請求の範囲第49項に記載の方法。
  58. 58.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約3.0mMと約7.0mMの間で ある請求の範囲第49項に記載の方法。
  59. 59.該アジュバント中の該還元剤の濃度が約5.0mMである請求の範囲第4 9項に記載の方法。
  60. 60.高密度リボタンパク質分画がウシ及びヒトからなる群から選ばれる哺乳動 物源からのものである請求の範囲第46項に記載の方法。
  61. 61.高密度リボタンパク質分画に対するrSLOの重量比が約10:1と約1 :1の間である請求の範囲第46項に記載の方法。
  62. 62.高密度リボタンパク質分画に対するrSLOの重量比が約6:1と約1: 1の間である請求の範囲第46項に記載の方法。
  63. 63.高密度リボタンパク質分画に対するrSLOの重量比が約2:1である請 求の範囲第46項に記載の方法。
  64. 64.高密度リボタンパク質分画がウシ及びヒトからなる群から選択される哺乳 動物源からのものである請求の範囲第47項に記載の方法。
  65. 65.高密度リボタンパク質に対するrSLOの重量比が約101と約1:1の 間である請求の範囲第47項に記載の方法。
  66. 66.高密度リボタンパク質に対するrSLOの重量比が約6:1と約1:1の 間である請求の範囲第47項に記載の方法。
  67. 67.高密度リボタンパク質に対するrSLOの重量比が約2:1である請求の 範囲第47項に記載の方法。
JP5505158A 1991-08-30 1992-06-15 ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体 Pending JPH06503002A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75328991A 1991-08-30 1991-08-30
US753,289 1991-08-30
PCT/US1992/005122 WO1993005152A1 (en) 1991-08-30 1992-06-15 Antibodies to streptolysin o derivatives and variants

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06503002A true JPH06503002A (ja) 1994-04-07

Family

ID=25030019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5505158A Pending JPH06503002A (ja) 1991-08-30 1992-06-15 ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0555425A1 (ja)
JP (1) JPH06503002A (ja)
AU (1) AU662917B2 (ja)
CA (1) CA2094242A1 (ja)
WO (1) WO1993005152A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020117470A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 抗体並びに劇症型溶血性レンサ球菌感染症を予防及び/又は治療するための薬剤

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4133707A1 (de) * 1991-10-11 1993-04-15 Behringwerke Ag Verfahren zur reinigung von streptolysin o, intaktes streptolysin o erhaeltlich nach diesem verfahren und seine verwendung
WO1995016711A1 (es) * 1993-12-17 1995-06-22 Universidad De Oviedo Anticuerpos contra la neumolisina y sus aplicaciones
LT5705B (en) 2009-02-23 2011-01-25 Uab Profarma Monoclonal antibodies against vaginolysin

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8827038D0 (en) * 1988-11-18 1988-12-21 Kehoe M Streptolysin o antigens & uses
GB2233977B (en) * 1989-01-04 1993-03-31 Michael Kehoe Cytolytic streptolysin o mutants and uses

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020117470A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 抗体並びに劇症型溶血性レンサ球菌感染症を予防及び/又は治療するための薬剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP0555425A1 (en) 1993-08-18
WO1993005152A1 (en) 1993-03-18
AU2267592A (en) 1993-04-05
CA2094242A1 (en) 1993-03-01
AU662917B2 (en) 1995-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3888224T2 (de) Bestimmung vom Tumornekrosefaktor; monoklonaler Antikörper und Zusammensetzung.
US5698419A (en) Monoclonal antibodies to cachectin/tumor necrosis factor and methods for preparing same
JPH0669371B2 (ja) ヒトーレニンに対するモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマセルライン及びその製造方法
JPH09294584A (ja) ヒト腫瘍壊死因子に対するモノクロナール抗体
JP2001231555A (ja) 抗−プロカルシトニン抗体、その調製および使用
US5403919A (en) Method to control leukocyte extravasation
JP2831352B2 (ja) アポリポタンパク質b特異性単クローン性抗体
JPS6244199A (ja) 糖蛋白質に対するモノクロ−ン抗体およびその製法
WO1986002364A1 (en) Monoclonal antibodies and their use
EP0203088A1 (en) Monoclonal antibodies and their use
EP0131834B1 (en) Monoclonal antibody having specificity to only one type of an isozyme of human cardiac myosin heavy chain
JP2639422B2 (ja) シュードモナスアエルギノーザ鞭毛に対するモノクローナル抗体
JPH06503002A (ja) ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体
JPS60500714A (ja) モノクロ−ナル抗体
EP0303463B1 (en) Method to control leukocyte extravasation
JPS63123395A (ja) 抗pciモノクローナル抗体、これを用いた抗pciの精製法及び免疫学的測定法
JPH02211896A (ja) ミオシン軽鎖に対するモノクローナル抗体
JPS60156383A (ja) 膣トリコモナス決定因子に対して向けられたモノクロ−ナル抗体を産生するハイブリツド細胞系統
JPH05506241A (ja) 35kd腫瘍関連タンパク質抗原および免疫複合体
JP2779193B2 (ja) 抗ヒト組織因子モノクローナル抗体
JP2002502222A (ja) B型肝炎表面抗原に対して活性なヒトモノクローナル抗体の生産
WO1986002365A1 (en) Monoclonal antibodies and their use
Shienvold et al. Human pancreatic cell surface antigens with homologous expression in liver, sweat glands, and other exocrine tissues
JPH0746105B2 (ja) インタ−フエロン−γの免疫化学的測定法および測定用試薬
JP2000060551A (ja) 抗プリオン抗体