JPH06502087A - 非トロンボゲン形成表面 - Google Patents

非トロンボゲン形成表面

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JPH06502087A
JPH06502087A JP3516920A JP51692091A JPH06502087A JP H06502087 A JPH06502087 A JP H06502087A JP 3516920 A JP3516920 A JP 3516920A JP 51692091 A JP51692091 A JP 51692091A JP H06502087 A JPH06502087 A JP H06502087A
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イアンニ, イアナキス・ペトロウ
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バイオコンパテイブルズ・リミテツド
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    • A61L33/00Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 非トロンボゲン形成表面 本発明は、血液に接触する材料の表面処理、およびこれらの材料が示すトロンボ ゲン形成を低(した装置に関する。
数多くの現代外科および他の医学操作、サンプリング技術および試験操作は、血 液接触装置、例えばカテーテル、ドレインおよび体外循環などの使用を伴ってい る。このような装置は1回のみ用いられた後、衛生的な理由で廃棄されており、 従って利用できる最も経済的な材料、通常ポリマープラスチックまたはガラスな どから作られている必要がある。
しかしながら、ガラスおよび大部分の合成および天然ポリマー類は、血小板凝固 を誘発してフィブリン溶解凝固カスケードを開始させ、管の遮断、および他の装 置、例えば濾過および透析膜などの詰まりをもたらす傾向を示すと共に、試験操 作を妨害し、そしである場合には、患者にひどい結果をもたらす可能性がある。
現存技術を用いた場合、血液透析のための体外循環、ひどい呼吸器官損傷段階に おける長期の気体交換、および例えば心臓手術後の心臓支持体などは全て、全身 的ヘパリン投与を必要としている。全身的抗凝固処理を行った後の多くの患者は 、過剰な出血が生じる危険性のため、可能な治療学的手段を受けることができな くなっている。同様に、例えば危篤的病気にかかっている患者の動脈酸素、二酸 化炭素圧力、およびpHを連続測定するための商業的カテーテルセンサーは、セ ンサー膜の上の投与を必要としている。
特にヘパリンフラグメントの末端点付着を伴う、装置のヘパリン化を行うことで 、表面に抗トロンボゲンコーティングを生じさせ、それによって全身的ヘパリン 投与を行うことの必要性に打ち勝つ、ことが提案された。このように、末端点付 看によってヘパリンを連成させる方法が開発された[Hoffman、 J、他 、Carbohyd、 Res、、117:32g (1983)、Larm、  O。
他、Biomat、 Wed、Dev、 Art、 Org、、11:161  (1983) ] 、この得られる表面は、アンチトロンビンと多量のトロンビ ンを吸着し、このトロンビンがアンチトロンビンの存在下で急速に阻害される[ Pa5che、 B、他、Thromb、 Res、、44739 (1986 ) ] 、末末端点着したヘパリンおよび内皮は、定量的および定性的の両方で 、血漿の存在下、トロンビンの阻害に関して同様な挙動を示し[Arnande r C,他、J、 Bioi+ed、 Mat、 Res、、20:235 ( 1986) ] 、そして末末端付付着パリンで仕上げしたポリエチレン表面は 、第Xa因子の阻害に対してかなりの能力を示した[Kodama。
K、他、Thromb、Haemostas、 (1987) ]。
末末端付付着パリンが備わっている硬質ポリエチレン管状部分は、ブタの胸大動 脈内で、4力月に及んで保持された[Arnander C,、他、Bioma t、 Res、、(1987)] 、発泡ポリテトラフルオ(+エチレン(PT FE)の血管移植片およびポリウレタン類に取り付けた後、ヒツジの動脈内に移 植したとき[Esquivel、 C,0,他、Surgery、 95:10 2 (1984) ] 、この末末端付付着パリン表面は、本質的に、血小板お よびフィブリンの堆積を低くした。
凝固システムとを区別することが可能になった。これらの実験において、他の硫 酸化ポリマー類を用いたコーテイング物は、ヘパリンコーテイング物と同等な血 小板適合性を示すが、まだトロンボゲン形成を示す、ことが示された。フィブリ ノペプチドAに関するラジオイムノアッセイ[No5se1. H,L他、J、  C11n、 Invest、、54:43 (1974) ]を用いて、血液 と接触したときヘパリン分子が血漿構成要素と相互作用できるコーテイング物の みが、フィブリノーゲンからフィブリンへの変換を防止することができる、こと が示された[Larsson RおよびLindahl U、Artif。
Org、、3巻、5upp1. Proc、of the 5econd me eting of the Intern、 Sac。
Artif、 Org、、(1979): Larsson R,他、Thro mb、 Res、、19:43 (1980):Larm、 O,他、Biom at、 Med、 Dev、 Art、 Orgo、11:161 (1983 ) ]。
従って、凝血耐性を達成するには、その固定化したヘパリンの上の官能基が無傷 のまま存在していることが必須であると考えられ、そして血液に接触する医学用 装置に対するヘパリンコーテイング物は、有害な全身的抗凝固治療をなくさせる ことを可能にした。
イヌを用い、全身的ヘパリン投与無しで、末端点付看ヘパリン表面が備わってい る酢酸セルロース中空繊維フィルターを用いた実験的血液透析が行われた。透析 した動物におけるフィブリノペプチドAのレベルは、外科手術を行わないで麻酔 をかけた対照動物中よりも高くないことから、この全体的体外システムに対する 該コーテイング物の効力が示された[Arnander C,他、Proc、  Eur、 Sac、Art、 Org、、9:312 (1982) 、Lin 5゜L、−E他、Proc、 EDTA−ERA、 21:270 (1984 ) ] 。末末端付付着パリン表た。ヘパリンが若干放出された後、循環してい る血液内のフィブリノペプチドAのレベルを測定して、この凝固システムは影響 を受けていないようであった[Larm、 0他著[表面改質による抗血栓に対 するアプローチ。人工器官における進展J (An approach to  antithrombosisi bysurface modificati onoProgress in artificial organs) 、l 5AIOPress、 C1eveland 1986.313頁。Inaci o、 J池著「表面ヘパリン化した静脈から静脈へのバイパス系を用いた、二酸 化炭素の体外除去。体外気体交換の設計および技術に対するEUI?OXYワー クショップJ (Extracorp。
real elimination of carobn dioxide u sing a 5urface heparinizedvein−to−ve in bypass 5ysteIIIoEUROXY forkshop o n design and tech獅■ ques of extracorporeal gas exchange)  、Paris、1985年6月20日、Bindsley L、他、Tran s、 Aa+、 Soc、 Art、 Int、 Org、 32:530 ( 1986) ]。
ヘパリン化でフィブリン溶解による詰まりを低下させるか或は防止することは可 能であるが、これは、血液の生化学、例えばアンチトロンビンの錯体形成および 他の捕え難い変化を伴う干渉を犠牲にしている。ヘパリン化した表面は、抗凝固 薬として投与された時、ヘパリンが示す数多くの影響を及ぼし、従って、血液に 接触する装置の血液適合性を改良する目的でこの技術を用いる場合、ヘパリンが 示す副作用を考慮する必要がある。
特に、血液に接触する表面の生適合性を改良する血液適合性有機基を共有結合的 に結合させることによる表面処理方法を開発すること、そして血液に接触する装 置、例えば外科用移植片、人工器官および人工心臓0157496参照)。しか しながら、長期の生適合性を得ることを意図した場合、これらは比較的高価であ り、従って低コストで単一使用の使い捨て装置で用いるには適していない。
本発明は、容偽に入手可能な材料を用い、血液に接触する装置のトロンボゲン形 成を低くするための簡潔でコスト効果を示す手段を提供するものである。
本発明のコーテイング物は、如何なる様式でも血液生化学を害することなく、従 って抗トロンボゲン形成よりもむしろ非トロンポゲン形成と見なされる。本処置 法は、ヘパリン投与に関する副作用を回避することに加えて、そのコートした表 面の湿潤性および潤滑性が改良されている点で、数多くの用途で更に一層の利点 を与える。これは、例えば管状物中で気泡が生じないようにすると共に、外科切 開によるカテーテル挿入を容易にする。
本発明に従い、有機溶媒中のホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステルの溶液を 表面に塗布した後、この溶媒を除去することを含む、血液接触表面のコーティン グ方法を提供する。
図1は、本発明の方法を用いて処理した医学用管状物性と未処理の医学用管状物 の同様な管との開の比較を示している。
コーティングを行う目的で、表面の汚染物質を除去してこのコーテイング物の接 着を改良するための洗浄を行うか、この表面をシリル化するか、或はこの表面の 疎水性を上昇させることによって、この処理すべき表面を任意に調製してもよい 。
状物などには、一般に、静的用途、例えばサンプル小びんまたはホルダーなどの 表面に比べて、より厚いコーテイング物を取り付ける。このコーテイング物の厚 さはまた、より厚いコーテイング物はより高い耐久性を示すため、このコートさ れた装置の意図した使用期間に従って選択される。本発明に従うコーテイング物 に適していると考えられる典型的な厚さは、1から1000ナノメートルの位、 好適には10から500ナノメートル、最も好適には約100ナノメートルの位 である。
この血液接触表面は、仕上げされた血液接触装置の表面であるか、或は血液接触 装置を製造する目的で用いられる材料の表面であってもよい。
後者の場合、次の製造段階は、この装置の血液接触部分内の、本発明の方法で生 じさせたコーテイング物を崩壊させないようにすると共に、例えばこのホスファ チジルコリンエステルに高温をかけることによる化学的損傷が生じるのを避ける ように選択される。この処理すべき表面を、以後「基質」と呼ぶ。
本発明に従ってコートされ得る基質には、ガラス類(例えばソーダガラスおよび シリカガラス)、銀の如き金属、天然ポリマー類、例えばセルロースなど、およ び半合成セルロース誘導体、並びに人工ポリマー類、例えばポリウレタン類(例 えばPe1lethane) 、ポリ塩化ビニル(PVC)の如きビニルポリマ ー類、ポリエチレンテレフタレート(例えばDacron)の如きポリエステル 類、ポリエチレンおよびポリプロピレンの如きポリアルカン類、ポリカーボネー ト類、並びにフルオロポリマー類、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF E) 、およびテトラフルオロエチレンとへキサフルオロプロピレンのコポリマ ーであるフッ素化エチレン本発明の方法で用いられ得るホスファチジルコリンの 脂肪酸ジエステル類には、飽和および不飽和脂肪酸のエステル類が含まれ、そし てこれらは純粋な単一化合物、例えばジパルミトイルホスファチジルコリン(D PPC)およびシミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、上記化合物 の混合物、並びに精製した天然産物、例えば卵黄または大豆のレクチンから得ら れるホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステルなどであってもよい。ホスファチ ジルコリンの混合ジエステル類も使用できる。好適には、この脂肪酸の側鎖は、 分枝ではなく直鎖であり、12から20個の炭素原子を有している。精製した天 然の産物は、ホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステル以外の成分を少量含んで いてもよいが、これらは、このコーテイング物が有する、トロンボゲン形成を低 下させる効果を悪化させる程の量で存在しているべきではない。特に、ホスファ チジルセリン、および詰まりを生じさせる他のアニオン系燐脂質は避けるべきで ある。
この溶媒は、ホスファチジルコリンの飽和脂肪酸ジエステルが溶解する如何なる 通常の有機溶媒であってもよい。好適には、この溶媒は、毒性がなくそして環境 を害さず、除去が簡単であり、処理すべき材料に適合性を示し、そして薬学的許 容性を示すように選択される。この溶媒は、ポリマー基質を膨潤させるものであ ってもよく、これは、この基質の表面に該ホスファチノルコリンジエステルが浸 透するのを可能にすることにより、この処理工程の助けとなる。二者択一的に、 特に微細な寸法耐性を維持すべきか、或はこのポリマーの池の有効な特性がそれ によって好適な溶媒には、低級アルカノール類、例えばメタノール、エタノール およびイソ−もしくはn−プロパツールなど、ハロゲン化アルカン類、例えばク ロロホルムなど、およびそれらの混合物が含まれる。特に好適な溶媒は、エタノ ールとクロロホルムの混合物、例えば20:1から80:L好適には40:1( 体積)のエタノール:クロロホルムである。他の好適な溶媒は、フレオン(Fr eon)とエタノールの混合物、例えば50 : 50から99:1、好適には 90:10(体積)のフレオン:エタノールである。
この溶媒中のホスファチジルコリンジエステル濃度は、不必要に多量の溶媒を用 いること(そしてその後のそれを除去することに伴う技術的困難さおよび経済的 不利益)を避けると共に、この基質の有効なコーティングを可能にするように選 択される。好適な濃度は、0.5から20mg/mLの範囲、好適には2.5ま たは10mg/mLである。
このホスファチジルコリンエステル溶液は、通常のコーティング技術、例えばコ ーティング浴への浸漬、噴霧、塗装などによるか、或は平らな基質に関しては、 スピンコーティングによって塗布されてもよく、これらのコーティング条件は、 コーティングの所望厚および基質の疎水性に従って変化する、と言うのは、この ホスファチジルコリンジエステル類は、疎水性が高い基質に、より強力に接着す るからである。好適には、適当な濃度と温度を有する適切な溶媒中のホスファチ ノルコリン脂肪酸ジエステル溶液が入っている浴の中に、コートすべき表面を覆 うに充分な時間、この基質を浸漬することによってコーティングを達成する。
媒を注意深く選択し、そしてこの溶液の濃度とコーティングおよび溶媒除去技術 を注意深く選択することにより、このホスファチジルコリンジエステルコーテイ ング物の厚さを所望範囲内に制御することが可能である。
特に好適な溶媒、濃度、並びにコーティングおよび溶媒除去技術を以下に記述し 、そして実施例を用いて説明する。
適切な溶媒、例えば上lこ記述した溶媒(これは、このコーテイング物を塗布す る目的で用いた溶媒もしくは溶媒系と同じか或は異なっていてもよい)を用いて 、この表面の前洗浄を行ってもよい。好適には、ハロシランの如き反応性を示す アルキルシラン、例えばヘキサンまたはクロロホルムなどの如き適切な溶媒中の トリクロロオクタデシルシランまたはクロロツメチルオクタデシル7ランなどを 用いて、シリル化による表面の前処理を行う。更に一層の洗浄段階で過剰の試薬 を除去してもよい。
ある種の表面、例えばガラスなどでは、このホスファチジルコリンの脂肪酸ジエ ステルが接着する表面を得る目的で、例えばシリル化による表面の航処理を行う 必要がある、ことは理解されるであろう。
本発明は更に、表面の上にホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステルのコーテイ ング物を生じさせることを含む、血液接触表面のトロンボケン形成を低下させる 方法も提供する。
本発明はまた、その表面の少なくとも一部にホスファチジルコリンの脂肪酸ジエ ステルの非トロンポゲン形成コーティング物が備わっている管状物、例えば中心 静脈カテーテル、胸のドレインカテーテル、および血管形成バルーンカテーテル など、体外盾環で用いる管状物、例えば心臓および/または肺のバイパスで用い る管状物、並びに体外回路全体、例えば全血オキ/ジェネーター(oxygen ator) 、カニユーレ、血管移植片、縫合糸、そして血液分離、語頭音消失 およびドノルフエレシス(donorpheresjsi)装置で用いる如き膜 、全血オキシジエネーターで用いる如き気体交換膜、ポリカーボネート膜および 血液透析膜、並びに診断およびバイオセンサー装置で用いる膜、診断で用いるバ イオセンサーおよび他の装置、例えば血液凝固時間を測定する時に用いるキュベ ツトなどが含まれる。本発明に従って処理され得る血液接触装置の特別な例は、 PVC製胸ドレインカテーテルである。
図1は、本発明の方法で処理した医学用管状物性と処理していない同様な管状物 性との間の比較を示すものである。この管状物は、各場合共、血液の流れに暴露 したものである。この未処理の管の場合、この管の遮断をもたらす管中の血塊形 成が見られ、−力木発明に従って処理した管には血塊が見られない。従って、本 発明に従って処理した管の内側に非トロンボゲン形成表面が存在していることを 明らかに示している。
以下に示す実施例は本発明を説明するためのものであり、如何なる方法でも本発 明を制限することを意図したものではない。
体外回路で用いられている種類の硬質および軟質P■C管状物のサンプルを、温 エタノールまたは濾過した脱イオン水で洗浄した後、コーティングに先立って完 全に乾燥した。
汚染を回避する目的で埃の無い所で、コーティング溶液(エタノール(Anal ar)中5mg/mLまたは10mg/mLのDPPC)を中空管の中にピペッ トで入れた後、この管状物の内側全体が均一にコートされるまで、この溶液を前 後方向(長さが120cmに及ぶ部分)に穏やかに動かすことによって、上記両 方の種類の管状物のコーティングを行った。
次に、過剰のコーティング溶液を採取用浴の中に排出させた後、この管状物を室 温で乾燥させた。
実施例2 胸のドレインカテーテルの処理 この実施例で用いる種類の胸ドレインカテーテルには、曇った部分と透明な部分 とが備わっており、そしてこれはPVCで作られていた。この透明な部分は、8 膜の中に通常挿入されそして体組織に接触する該カテーテルの一部であるっ下記 の如き個々の工程を用いて、2つの領域のコーティングを行った。
(a)曇った部分のコーティング エタノール中のDPPCもしくはDPMCどちらかの10mg/mL溶液を調製 した後、これの3mLをピペットでカテーテルの内部表面の中に入れた。二のコ ートすべき全ての領域が該溶液に接触するように、このカテーテルを手で回転さ せた。過剰の溶液を排出させた後、これらのカテーテルを更に以下の工程(b) で処理した。
(b)透明な部分のコーティング クロロホルム中のDPPCもしくはDP〜ICどちらかの10mg/次に、この カテーテルを垂直に24時間吊すことによって、空気乾燥した。
実施例3 ポリエステル糸縫合材料のコーティング編んだポリエステル糸縫合材料の染色し たサンプルと染色していないサンプルを、温エタノールの中で洗浄した後、コー ティングに先立って空気乾燥した。この洗浄し乾燥したサンプルの全体を、エタ ノール中10mg/mLのDPPC溶液の中に浸漬した後、このコーティング溶 液を除去し、そして室温で空気乾燥することにより、これらのコーティベトリ皿 (無菌で製造した5terilinポリスチレン微生物学用プレート)を150 0r、p、tで回転させた後、この回転させた皿に、G11sonの1mLピペ ットで、エタノール中IQmg/mL!度のDPPCもしくはDMPC溶液1溶 液1塗Lした。サンプルを30秒間回転させ続けた後、空気中室温で乾燥させた 。
上記方法を用いたコーテイング物は、表面分析技術で判定して均一でポリエチレ ン製リボンのコーティング ポリエチレン(PE)リボンを最初にエタノールで洗浄した後、乾燥した。次に 、DPPCまたはDMPCのエタノール溶液(10mg/実施例6 ポリエチレン製リボンのコーティング DPPCまたはDMPCで処理するに先立って、PEをシリル化することでその 表面を非常に高い疎水性を示すようにすることにより、非常に安定なコーテイン グ物を与えるシラン層を生じさせた。オクタデ/ルトリクロロシランの溶液(ヘ キサン中o、oi%W/V)の中にPEリボンを10秒間浸漬した後、空気乾燥 することによって、シリル化を行う。次に、実施例5に従って、DPPCもしく はDMPCのコーチインポリプロピレン製中空繊維膜の処理 オキシジエネーターで用いられている種類のポリプロピレン製中空繊維膜を最初 にフレオンで洗浄した炭、コーティングに先立って乾燥した。
2および10mg/mLのDPPC溶液を用いて、上記材料にコーティングを施 した。この場合、このDPPCをフレオン/エタノール混合物(90:10体体 積体積)の中に溶解させた。
このDPPC溶液を充填したし型ガラス管を通してこれらの繊維をゆっ(つと引 き抜くことによって、これらのコーティングを行った後、空気乾燥した。
浸漬技術を用いて、FEP (フッ素化エチレンポリマー)製のIVカ潰した。
カテーテルを空気乾燥した。
実施例9 中心静脈カテーテルの処理 ポリウレタン(Pellethane)中心静脈カテーテルを処理する目的で、 実施例8と同じ方法を用いた。
実施例10 処理した材料に関するインビトロ血液適合性試験新しくクエン酸塩を添加したヒ ト全血の中にサンプルを室温で30分間浸漬することによって、血小板接着に関 する定量試験を行った。長さが3cmの管状物サンプルの両末端を密封(皮下用 針を用いてこのサンプルの中に血液を導入)することで管状サンプルを調製し、 そして渦巻きミキサーを用いて一定に混合した(試験を3回実施した)。このア ッセイで用いた血液は、ダブルンリンジ方法を用いて得たものである。
培養後、これらのサンプルを、等浸透圧性燐酸塩M断食塩水(PBS)の中で洗 浄した後、2mMのエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)中1%のトリクロ ロアセテート(TCA)(w/v)の中に抽出させることで、この管状物の壁に 接着した全ての血小板からATPを遊離させた。
この抽出物の中に存在しているATPの量を、LKB PharmaciaA  T Pアッセイキットおよびルミノメータ−で見積もった。
これらのサンプルに接着する血小板の数を、公知数の血小板に関連させたATP レベルを用いた標準曲線から見積もった。
実施例1に従ってコートした管状物に関する結果を表1に記録する。
表1 (a)硬質PVC 未コート対照 5.62 19.54 1,32 8.83 −5mg/mLの DPPCでコート 0.72 0,13 0.19 0.35 9410mg/ mLのDPPCでコート 0.51 0.14 0,10 0.25 97(b )軟質PVC 未コート対@15.01 26.51 0.58 14.13 −5mg/mL のDPPCでコート 0.76 0.72 0,30 0.59 9610mg /mLのDPPCでコート 0.97 1,89 1.25 1.37 90結 果を、長さが3cmの管状物に対する血小板の数(xlO’)として表す。
コートしたPVCに対する血小板の接着が本質的に低下することが観察され、こ のことは、DPPCでコートした後のPVC管状物が示すトロンボゲン形成が大 きく低下したことを示している。
実施例2に従ってコートしたカテーテルに関する結果を表2に記録する。
表2 結果を、長さが3cmのカテーテルに対する接着した血小板(xlo’)として 表す。
実施例4に従ってコートしたペトリ皿に関する結果を表3に記録する。
(xlO’)として表す。
実施例5に従ってコートしたPEリボンに関する結果を表4に与える。
未コートPE 32.89 25.04 55.87 37.93 −結果を、 材料面積22mm2当たりの血小板数(xlO’)として表す。
実施例7に従って処理した膜に関する結果を表5に示す。
未処理 4.08 4.07 16.95 8.36. −DPPCO,910 ,890,530,7891@2mg/mL DPPCO,4110,08車 0.52 3.67 56@10mg/mL *結果は概略であり、完結する目的で含めたものであると考えるべきである。結 果を、長さが20cmの繊維当たりの血小板数(xlO’)として表す。
実施例8に従って処理したカテーテルに関する結果を表6に示す。
表6 未処理カテーテル 4,10 9.36 11.98 8.48 −DPPC処 理した 1,89 1.24 5.84 2.99 6510mg/mL) 結果を、長さが5cmのカテーテル当たりの血小板(xlO’)として表す。
実施例9に従って処理した中心静脈カテーテルは、血小板接着で90%の減数を 示したつ 実施例11 使用に関するシミュレ−7ヨン エソペンドルフ管を用いてシールした末端が備わっている、実施例2に従ってコ ートしたカテーテル(曇った部分)の15cmセグメントを3MTA製した。ダ ブルシリンジ技術を用いて、女性の成人志願者から40mLの血液を採取してク エン酸三ナトリウム(32g/L)の中に入れた(最初の5mLは廃棄した)。
クエン酸塩を加えた血液10mLに、0.15M塩化ナトリウム中の0.025 M塩化カルシウムを2mL加えた。次に、再石灰化した血液4mLを、その3つ のカテーテルセグメントの各々に加えた。これらの管を、37℃の培養装置中に 150分間置装た。これらのサンプルを30分毎に裏返した。この培養後、各々 のカテーテノυ髪ら血液を排出させた。次に、これらをPBSで濯ぐことにより 、弱く粘合している如何なる材料も除去した。これらの結果を以下に示す。
未処理の曇った部分 排出させた時、少量の血漿が得られた。このカテーテルの長さに沿って強力に接 着している血塊が存在していた。
DPPC処理カテーテルの曇った部分 血液全体が容易に排出した。小さい1つの血塊が表面に付着したままであった。
D M P C処理カテーテルの曇った部分血液全体が容易に排出した。小さい 1つの血塊が表面に付着したまま実施例3に従って処理した編んだ材料のサンプ ルを、上記実施例10に記述したのと同様に、新しくクエン酸塩を添加した全血 の中で保温した。これらの材料を、この血液から取り出した後、PBSで洗浄し 、そして下記の溶液の一定分量の中で固定化することによって、走査電子顕微鏡 測定を行う準備をした。
2mLの25%グルタルアルデヒド 83mLの0.15〜I PBS (pH7,4)15mLの飽和ピクリン酸。
これらのサンプルをPBSで洗浄した後、70%のエタノールそして無水エタノ ールを用いて脱水した。最後に、サンプルに金をスパッターコーティング(30 m、Aで3分間)した後、電子顕微鏡で観察した。
処理材料よりも少なく、そしてこれらの処理した材料によって血小板細飽が活性 化されることはない、ことを示している。従って、これらのDPPCをコートし た材料は、未処理の編んだ糸よりも明らかに低いトaンボゲン形成を示す。
実施例13 処理した表面上での水拡散試験 ピペットを用いて、脱イオン水の数滴を、そのコートした表面に付けた。実施例 4に従ってコートしたベトリ皿を用いた場合、この付けた水滴がその表面の上を 完全に広がり、このことは、このコーティングによって、通常は非常に高い疎水 性を示すポリスチレンが極めて高い湿潤性を示すようになった、ことを示してい る。
実施例14 処理した材料の湿潤性 蒸留水の水滴を5分間表面に接触させることによって静的接触角を測定すること により、先に示した実施例に従ってDPPCをコートした材料が示す湿潤性を評 価した。これらの結果は表7に示す如くであった。
試験材料 接触角(0)(平均) 結 論軟質pvc管状物 77.71 g4 、(77) 非湿潤性表面(対照) 軟質pvc管状物 9、く5.10、(8) 湿潤性表面(実施例1でコート) PVC製胸ドレイン 26.26.19、(24) 湿潤性のカテーテル(実施 例2で 際だった上昇10mg/mLのDPPC をコート) ポリエチレン 67.80.78.76、(75) 非a潤性表面(対照) ポリエチレン(実施例5で 12.12.21、(15) 湿潤性表面10mg /mLのDPPC をコート) 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成5年4月21日

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有機溶媒中のホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステルの溶液を表面に塗布 した後、この溶媒を除去することを含む、血液に接触する表面をコーティングす る方法。
  2. 2.該脂肪酸ジエステルをコートするに先立って、該表面を洗浄して表面汚染物 質を除去する、請求の範囲1記載の方法。
  3. 3.該脂肪酸ジエステルをコートするに先立って、該表面をシリル化する、請求 の範囲1または請求の範囲2記載の方法。
  4. 4.低級アルカノールまたはハロゲン化アルカンまたはそれらの混合物中の該脂 肪酸ジエステルの溶液で該表面をコートする、請求の範囲1から3いずれか1項 記載の方法。
  5. 5.該溶媒がメタノール、エタノール、イソ−プロパノールまたはn−プロパノ ールを含んでいる請求の範囲4記載の方法。
  6. 6.該溶媒がクロロホルムまたはフレオンを含んでいる請求の範囲4または請求 の範囲5記載の方法。
  7. 7.該溶媒が20:1から80:1体積の比率でエタノールとクロロホルムを含 んでいる請求の範囲6記載の方法。
  8. 8.該溶媒が40:1体積の比率のエタノールとクロロホルムの混合物である請 求の範囲7記載の方法。
  9. 9.該溶媒が50:50から99:1体積の比率でフレオンとエタノールを含ん でいる請求の範囲5記載の方法。
  10. 10.該溶媒が90:10体積の比率のフレオンとエタノールの混合物である請 求の範囲9記載の方法。
  11. 11.該溶液が該脂肪酸ジエステルを0.5から20mg/mL含んでいる請求 の範囲1から10いずれか1項記載の方法。
  12. 12.該溶液が該脂肪酸ジエステルを2から10mg/mL含んでいる請求の範 囲11記載の方法。
  13. 13.該溶液が該脂肪酸ジエステルを2mg/mL、5mg/mLまたは10m g/mL含んでいる請求の範囲11記載の方法。
  14. 14.該脂肪酸ジエステルが、飽和および不飽和脂肪酸の純粋なエステル類、そ れらの混合物、およびホスファチジルコリンの精製天然脂肪酸ジエステルから選 択される、請求の範囲1から13いずれか1項記載の方法。
  15. 15.該脂肪酸ジエステルが、ジバルミトイルホスファチジルコリン、ジミリス トイルホスファチジルコリン、および卵黄または大豆レクチンから精製したホス ファチジルコリンの脂肪酸ジエステル類から選択される、請求の範囲14記載の 方法。
  16. 16.コーティング浴への浸漬、噴霧、塗装またはスピンコーティングによって 該溶液を塗布する、請求の範囲1から15いずれか1項記載の方法。
  17. 17.減圧下または周囲圧力下、ガス流中または上昇させた温度で蒸発させるこ とによって該溶媒を除去する、請求の範囲1から16いずれか1項記載の方法。
  18. 18.該コーティング物が1から1000nmの厚さを有する請求の範囲1から 17いずれか1項記載の方法。
  19. 19.該コーティング物が10から500nmの厚さを有する請求の範囲18記 載の方法。
  20. 20.該コーティング物が100nmの厚さを有する請求の範囲19記載の方法 。
  21. 21.該装置またはそれの一部のガラス、金属、或は天然、半合成または人工の ポリマー表面をコートすることを含む、血液に接触する装置またはそれの一部の 表面をコートするための請求の範囲1から20いずれか1項記載の方法。
  22. 22.該装置またはそれの一部のソーダガラス、シリカガラス、銀、セルロース 、半合成セルロース誘導体、ポリウレタン、ビニルポリマー、ポリエステル、ポ リアルケン、ポリカーボネートまたはフルオロポリマー表面をコートすることを 含む、請求の範囲21記載の方法。
  23. 23.該装置またはそれの一部のポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン テレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリテト ラフルオロエチレンまたはフッ素化エチレンポリマー表面をコートすることを含 む、請求の範囲22記載の方法。
  24. 24.該表面の上にホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステルのコーティング物 を生じさせることを含む、血液に接触する表面のトロンボゲン形成を低下させる 方法。
  25. 25.この表面の少なくとも一部の上にホスファチジルコリンの脂肪酸ジエステ ルの非トロンボゲン形成コーティング物が備わっている、血液に接触する装置で 用いる材料。
  26. 26.この表面の少なくとも血液に接触する部分の上にホスファチジルコリンの 脂肪酸ジエステルの非トロンボゲン形成コーティング物が備わっている、血液に 接触する装置。
  27. 27.管状物;カテーテル;中心静脈カテーテル;胸ドレインカテーテル;血管 形成バルーンカテーテル;体外循環、心臓および/または肺バイパスのための管 状物;体外回路全体;全血オキシジェネーター;カニューレ;血管移植片;縫合 糸;血液分離、語頭音消失またはドノルフェレシスのための膜;気体交換膜;ポ リカーボネート膜;血液透析膜;診断およびバイオセンサー装置で用いる膜;バ イオセンサー;診断装置;および血液凝固時間を測定するためのキュベット;か ら選択される請求の範囲26記載の装置。
  28. 28.ポリ塩化ビニル製の胸ドレインカテーテルである請求の範囲27記載の装 置。
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