JPH06500538A - オキサゾリジンジオン誘導体 - Google Patents

オキサゾリジンジオン誘導体

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JPH06500538A JP3513232A JP51323291A JPH06500538A JP H06500538 A JPH06500538 A JP H06500538A JP 3513232 A JP3513232 A JP 3513232A JP 51323291 A JP51323291 A JP 51323291A JP H06500538 A JPH06500538 A JP H06500538A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オキサゾリジンジオン誘導体 本発明はある種の置換オキサゾリジンジオン誘導体、そのような化合物の製法、 そのような化合物を含有する医薬組成物ならびに医薬におけるそのような化合物 および組成物の使用に関する。
欧州特許出願公開番号第0008203号、第0139421号、第01558 45号、第0177353号、第0193256号、第0207581号、第0 208420号および第0306228号はチアゾリジンジオン誘導体(こ関す るものであり、それらの化合物が血糖降下活性および血脂降下活性を有すると開 示シテイル。サラニ、ケム・ファーム・プル(Chem、 Pharm、 Bu ll) 30 (10)3580−3600は、血糖降下活性および血脂降下活 性を有するある種のチアゾリジンジオン誘導体に関する。
今回、意外にも、ある種の新規な置換オキサゾリジンジオン誘導体が血中グルコ ースの改良された低下活性を示し、か(して該誘導体が高血糖症の治療および/ または予防において非常に有用であり、■型糖尿病の治療において特に有用であ ることが判明した。
これらの化合物はまた、高脂質血症、高血圧、心臓血管疾患およびある種の摂食 障害を包含する他の疾患の治療および/または予防において非常に有用であるし たがって、本発明は、式(1)・ [式中、A1は置換または非置換の芳香族ヘテロサイクリル基;R1は水素原子 、アルキル基、アシル基、アラルキル基(ここでアリール基は置換されていても 、または置換されていなくてもよ<)、または置換あるいは非置換アリール基。
A2は合計5個までの置換基を有するベンゼン環であり、およびnは2〜6の範 囲にある整数を意味するコで示される化合物またはその互変異性体形および/ま たはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物を提 慨するものである。
適当な芳香族ヘテロサイクリル基は、各環において、酸素、硫黄または窒素から 選択される4個までのへテロ原子を含有する置換または非置換の単または縮ム環 式芳香族ヘテロサイクリル基を包含する。
有利な芳香族ヘテロサイクリル基は、4ないし7個の環原子、好ましくは、−個 または6個の環原子を有する置換または非置換の単環式芳香族ヘテロサイクリル 基を包含する。
特に、芳香族へテロサイクリル基は、酸素、硫黄または窒素から選択される、1 .2または3個の、とりわけ1または2個のへテロ原子からなる。
A1が5−員の芳香族ヘテロサイクリル基を表す場合、その人1についての適当 な有用な基はチアゾリルおよびオキサシリル、特にオキサシリルを包含する。
AIが6−員の芳香族ヘテロサイクリル基を表す場合、そのAIについての適当 な有用な基はビリノルまたはピリミジニルを包含する。
好ましくは、AIは、式(a)、(b)または(c)[式中、R4およびR5は 、各々独立して、水素原子、アルキル基または置換あるいは非置換アリール基で あるか、またはR4およびR5が各々、隣接する炭素原子に結合している場合、 R4およびR′はそれらが結合している炭素原子と一緒になってベンゼン環(こ こで、R’およびR5が一緒になることによって表される炭素原子は、各々、置 換されていてもまたは置換されていなくてもよい)を形成し:式(a)の基中の Xは酸素または硫黄を意味するコで示される基を表す。
適切には、Alは前記の式(a)の基を表す。
適切には、Alは前記の式(b)の基を表す。
適切には、A1は前記の式(C)の基を表す。
有利な態様において、R4およびR5は一緒になって、式(d):[式中、R6 およびR7は、各々独立して、水素、ハロゲン、置換または非置換アルキルまた はアルコキンを意味する] で示される基を表す。。
適当には、R6およびR7は、各々独立して、水素、ハロゲン、アルキルまたは アルコキンを表す。
有利には、R6は水素を表す。有利には、R7は水素を表す。
好ましくは、R6およびR7は共に水素を表す。
さらに有利な態様において、R4およびR5は、各々独立して、水素、アルキル または置換あるいは非置換フェニル基を、さらに有利には、R4およびR5は、 各々独立して、水素、アルキルまたはフェニルを表す。
好ましくは、式(a)の基について、R4およびR5は−緒になって式(d)の 基を表す。
好ましくは、式(b)または(C)の基について、R’およびR5は共に水素を 表す。
基R2についての適当な置換基は、ハロゲン、置換または非置換アルキルまたは アルコキシを包含する。
有利には、A2は、式(e): [式中、R8およびR9は、各々独立して、水素、)10ゲン、置換また(ま非 置換アルキルまたはアルコキシを意味する] で示される基を表す。
適当には、RoおよびR9は、各々独立して、水素、ハロゲン、アルキルアルコ キノを表す。
好ましくは、RsおよびR9は各々、水素を表す。
有利には、Xは酸素を表す。有利には、Xは硫黄を表す。
1つの好ましい態様において、本発明は、全体として式(1)の範囲内(こ入る 、[式中、A1、R1およびnは式(1)に関する記載と同じ、およびR8およ びR’lt式(e)に関する記載と同じ] で示される一連の化合物またはその互変異性体形および/また(よその医薬上許 容しつる塩および/またはその医薬上許容しつる溶媒和物を提供する。
適当には、nは整数の2、3または4を、特に2または3を、さら(二(′!2 を表す。
適当には、R1は水素、アルキル、アシル、特にアセチルまた(まベンジルを表 す。
好ましくは、R1はメチル基を表す。
前記のように、式(I)の化合物は、そのすべてが本発明により包含される、い くつかの互変異性体形のうちの1つの形態で存在してもよい。本発明が、個々の 異性体としてまたは異性体の混合物としてのいずれであっても、そのいずれの立 体異性体形も包含する、式(1)の化合物およびその医薬上許容しつる塩のすべ ての異性体形を包含することが認識されるであろう。
いずれかのヘテロサイクリル基についての適当な置換基は、アルキル、アルコキ シ、アリールおよびハロゲンからなる群より選択される4個までの置換基を包含 するか、または隣接する炭素原子上にあって、それらが結合する炭素原子と一緒 になってアリール基、好ましくはベンゼン環を形成するいずれか2つの置換基を 包含し、ここで該2つの置換基によって表されるアリール基の炭素原子はそれ自 体置換されていてもまたは置換されていなくてもよい。
本明細書中で用いる場合、「アリール」なる語は、所望により、5個までの、好 ましくは3個までのハロゲン、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル 、ヒドロキシ、アミ八ニトロ、カルボキン、アルコキシカルボニル、アルコキシ カルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシまたはアルキルカルボニル基か ら構成される装置換されていてもよいフェニルまたはナフチルを包含する。
本明細書中で用いる場合、「ハロゲン」なる語は、フ・ノ素、塩素、臭素および ヨウ素をいい:好ましくは塩素をいう。
本明細書中で用いる場合、「アルキル」および「アルコキシ」なる語は、12個 までの炭素原子を含有する直鎖状または分岐状炭素鎖を有する基をいう。
適当なアルキル基は、CI−12アルキル基、特にC1−6アルキル基、例えば 、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまた はtert−ブチル基である。
いずれかのアルキル基についての適当な置換基は、「アリール」なる語との関係 にて前記されているものを包含する。
本明細書中で用いる場合、「アシル」なる語は、アルキルカルボニルオキシ基、 例えば、C1−6アルキルカルボニルオキシ基のような有機アシル基をいう。
適当な医薬上許容しつる塩は、オキサゾリジンジオン基の塩、適当な場合は、カ ルボキン基の塩を包含する。
オキサゾリジンジオン基の適当な医薬上許容しつる塩は、金属塩、特にリチウム 、ナトリウムおよびカリウム塩のようなアルカリ金属塩を包含する。
カルボキン基の適当な医薬上許容しうる塩は、例えば、アルミニウム塩、ナトリ ウムまたはカリウムのようなアルカリ金属塩、カルシウムまたはマグネシウムの ようなアルカリ土類金属塩のような金属塩、およびアンモニウムまたは置換アン モニウム塩、例えば、トリエチルアミンのまうな低級アルキルアミン、2−ヒド ロキシエチルアミン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)−アミンまたはトリー( 2−ヒドロキシエチル)−アミンのようなヒドロキシアルキルアミン、ピンクロ ヘキシルアミンのようなシクロアルキルアミンとの塩、またはプロ力イン、ノペ ンジルピペリシン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、デヒドロアビエチル アミン、N.N’−ビスデヒドロアビエチルアミン、グルカミン、N−メチルグ ルカミンまたはピリジン、コリジンあるいはキノリンのようなピリジン型の塩基 との塩を包含する。
適当な医薬上許容しうる溶媒和物は水和物を包含する。
さらなる態様において、本発明はまた、式(m)[式中、A2は式(1)に関す る記載と同じ、Llは水素原子または保護基であり、Roは式(f) Al−N−(CH2)、−0 (f) (式中、R1、AIおよびnは式(1)に関する記載と同じ)で示される基に変 換しつる基を意味する]で示される化合物を、R“を基(f)に変換する能力を 有する適当な試薬と反応させ、その後、要すれば、1またはそれ以上の以下に示 す任意の工程:(i)式(I)の化合物を式(1)のさらなる化合物に変換し; (ii)式(I)の化合物の医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容 しうる溶媒和物を製造することからなる、式(I)の化合物またはその互変異性 体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しう る水和物の製法を提供するものである。
適当には、RoはR ’ H N ( C H 2 )−−○−(ここで、R1 およびnは式(I)に関する記載と同じである)を表すか、またはRoはヒドロ キシル基を表す。
R1がR’HN (CI(z)。−〇−である場合、R“を基(f)に変換する 能力を有する適当な試薬は、式(■): Al−R” (TV) [式中、A1は式(I)に関する記載と同じ、およびR”は脱離基を意味する] で示される化合物である。
適当な脱離基R”はハロゲン原子、好ましくは塩素または臭素原子、またはチオ アルキル基、例えば、チオメチル基を包含する。
好ましくは、Llは保護基、適当にはベンジル基を表す。
式(I[+)の化合物と適当な試薬の間の反応は、式(m)の個々の化合物と選 択される試薬に適当な条件下で実施することができる。かくして、例えば、式( ■)(式中、RoはR’NH (CHz)− 0−である)の化合物と式(rV )の化合物の間の前記反応は、いずれかの適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフ ラン中、0〜60℃の範囲にある温度で実施することができる。
R’の式(f)の基への変換は、適当な通常の化学操作を用い、単工程または多 段階工程の変換を介して達成することができる。
多段階工程変換の例は、ヒドロキシル基を表す場合、Roを基:R’HN−(C H2)、−0−に変換し、その後、基(f)に変換する工程を包含する。
かくして、RoがOHを表す場合、RoのRIHN−(CH2)、−0−への変 換は、都合よくは、前記の式(III)の化合物を、適当なカップリング剤の存 在下、式(V): R’NR’(CH2)イーOH(V) [式中、R1およびnは式(I)に関する記載と同じ、およびR1は水素または 窒素保護基を意味する] で示される化合物とカンプリングさせ、その後、要すれば、いずれかの窒素保護 基を除去することにより実施できる。
式(m)と(V)の化合物の間のカップリング反応についての適当なカップリン グ剤は、ジエチルアゾジカルボキシラートとトリフェニルホスフィンにより得ら れる。該カップリング反応は、いずれか適当な溶媒中、低ないし中程度の温度で 、例えば、テトラヒドロフラン中、0〜60℃の範囲にある温度で実施すること ができる。
R’HN−(CH2)、O−の式(f)の基への変換は前記のように達成するこ とができる。
また、Roがヒドロキシルである場合、式(f)の基への変換は、適当には、前 記の式(m)の化合物を、式(VI) A’−N−(CH2)、−○R’ (VI)[式中、A1、R1およびnは式( +)に関する記載と同じ、Roは水素またはトノラードまたはメジラード基を意 味する]で示される化合物で処理することにより達成される。
式(III)の化合物(ここで、R“はヒドロキシル基である)と前記の式(V l)の試薬(Roが水素である場合)の間の反応は、適当には、テトラビトロフ ランのような非プロトン性溶媒中、低ないし中程度の温度、例えば、室温で、好 ましくはトリフェニルホスフィンとジエチルアゾジカルボキノラートにより得ら れるようなカップリング剤の存在下で実施することができる。
式(DI[)の化合物(ここで、Roはヒドロキシル基である)と前記の式(V l)の試薬(R’がトノラードまたはメジラードである場合)の間の反応は、ジ メチルホルムアミドのような非プロトン性溶媒中、低ないし高温、例えば、50 ℃〜120℃の範囲で、好ましくは水素化ナトリウムのような塩基の存在下で実 施することができる。
Roがトノラードまたはメンラードである場合の式(V’l)の化合物は、ピリ ジンのような溶媒中、トシルハライドまたはメシルハライドのいずれかとの反応 により、対応する式(Vl)の化合物(R’が水素である)から製造することが できる。
式(VI)の試薬は、適当な通常の条件に従い、前記の式(IV)の化合物を、 前記の式(V)の化合物と反応させ、その後、要すれば、いずれかの窒素保護基 を除去することにより製造することができる。
式(mV)と(V)の化合物の間の反応は、いずれか適当な条件下、例えば、溶 媒、例えば、テトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒中、低ないし中程度 の温度、例えば、0〜60℃の範囲にある温度にて実施することができる。
有利には、R1が水素を表す場合、該反応は、溶媒として式(V)の化合物を用 い、低ないし高温、適当には100℃〜170℃の範囲にあるような高温にて実 式(I[[)の化合物(R’はOHである)は、式(■)(VI11 [式中、A2は式(1)に関する記載と同じ、Rloはヒドロキシル基または保 護されたヒドロキシル基を表し、2口はオキサゾリジンジオン基に変換可能な基 または部分を表わすコ て示される化合物を、基R”をオキサゾリジンジオン基に変換する能力を有する 試薬と反応させ、その後、要すれば、いずれかの保護基を除去することにより製 造することができる。
適当には、RIOは保護ヒドロキシ基、例えば、ベンジルオキシ基を表す。
適当には、R”は、式(g)・ [式中、R12はC1−6アルキル基、適当には、メチル基を表すコで示される 基を表す。
R1+が式(g)の基を表す場合、適当な試薬は尿素である。
式(■)の化合物と試薬の間の反応についての反応条件は、勿論、R”の個々の 特性および試薬に依存し、例えば、R11が式(g)の基で試薬が尿素である場 合には、その反応はエタノールのようなアルカン性溶媒中、所望の生成物にて許 容しつる形成速度を付与するいずれかの温度、例えば、高温で、好ましくはその 溶媒の還流温度で実施してもよく;該反応を、アルカリ金属アルコキシド、例え ばナトリウムメトキッドのような塩基の存在下で行い、つづいて希釈鉱酸、例え ば希塩酸で処理することが好ましい。
式(■)の化合物は公知化合物であるか、または該化合物は公知化合物を製造す るのに用いる方法に従って製造することができる、例えば、R11が基(g)で ある式(■)の化合物は、ケム・ファーム・プル(Chem、Pharm、Bu ll、) 30. (1982)、3563に開示されている方法に従って製造 することができる。
式(1)の化合物を式(1)のさらなる化合物にする変形は、1つの基R1を別 の基R1に変形することを包含する。
式(1)の化合物を式(I)のさらなる化合物にする変形は、いずれか適当な通 常の操作を用いることによって実施することができる。
1つの基R1をさらに別の基R1にする適当な変形は、水素をアシル基に変形す ることを包含する。
式(1)の化合物(R’が水素を表す)を式(1)の化合物(R’がアシルを表 す)にする変形は、適宜保護された式(I)の化合物をアシル化剤で処理するよ うないずれか適当な通常のアシル化操作を用いて実施することができる。例えば 、無水酢酸を用い、R1がアセチルである式(I)の化合物を製造することがで きる。
式(IV)および(V)の化合物は公知な商業上入手しつる化合物であるか、ま たは公知化合物を製造するのに用いる方法に類似する方法を用いて製造される。
いずれかの前記反応における適当な保護基は、その分野において通常用いられる ものである。かくして、例えば、適当な窒素保護基はベンジル基またはベンジル オキシカルボニル基であり、適当なヒドロキシル保護基はベンジル基である。
このような保護基を形成する方法および除去する方法は、保護されるべき分子に 適切な常套手段である。かくして、例えば、ベンジルオキシ基は、ヒドロキシル 基を有する適当な化合物を、臭化ベンジルのようなハロゲン化ベンジルで処理す ることにより製造することができ、その後、必要な場合に、ベンジル基を、有利 にはヨウ化トリメチルンリルのような温和なエーテル切断試薬を用いて除去して もよい。
適当ならば、式(I)の化合物の異性体形およびその医薬上許容しうる塩を、通 常の化学操作を用いて個々の異性体として製造してもよい。
前記のように、本発明の化合物は有用な治療特性を有することが示されている。
したがって、本発明は、活性な治療物質として用いる、式(I)の化合物または その互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医 薬上許容しつる溶媒和物を提供するものである。
かくして、本発明は、高血糖症の治療および/または予防に用いる、式(1)の 化合物またはその互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/ またはその医薬上許容しうる溶媒和物を提供するものである。
さらなる態様において、本発明はまた、高脂質血症の治療および/または予防に 用いる、式(I)の化合物またはその互変異性体形および/またはその医薬上許 容しつる塩および/またはその医薬上許容しつる溶媒和物を提供する。
前記のように、本発明はまた、高血圧、心臓血管疾患およびある種の摂食障害の 治療に用いる、式(I)の化合物またはその互変異性体形および/またはその医 薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物を提供するもの である。
式(I)の化合物またはその互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる 塩および/またはその医薬上許容しつる溶媒和物は、それ自体で投与してもよく 、または好ましくは、さらに医薬上許容しうる担体とからなる医薬組成物として 投与してもよい。
したがって、本発明はさらに、式(I)の化合物、またはその互変異性体形、ま たはその医薬上許容しつる塩、またはその医薬上許容しつる溶媒和物と、その医 薬上許容しうる担体とからなる医薬組成物を提供するものである。
本明細書中で用いる場合、「医薬上許容しつる」なる語は、ヒトおよび獣医学の 両方に用いる化合物、組成物および成分を包含し:例えば、「医薬上許容しうる 塩」なる語は、獣医薬上許容しうる塩を包含する。
その組成物は、所望により、記載または印刷された使用説明書を添付したバック の形態であってもよい。
注射および経皮吸収によるような他の経路によって投与するための組成物も考え られるが、通常、本発明の医薬組成物は経口内投与に適している。
特に適当な経口投与用の組成物は、錠剤およびカプセルのような単位投与形であ る。さらに、サノンエ中にある粉末のような他の固定単位投与形も用いることが できる。
従来の製薬慣習に従って、担体は、希釈剤、充填剤、崩壊剤、湿潤剤、滑剤、着 色剤、フレーバー剤または他の通常のアジュバントを含有していてもよい。
典型的な担体は、例えば、微結晶セルロース、澱粉、ナトリウム澱粉グリコラー ト、ポリビニルピロリドン、ポリビニルポリピロリドン、ステアリン酸マグネシ ウム、ラウリル硫酸ナトリウムまたはンユークロースを包含する。
組成物は単位投与形に処方することが最適である。このような単位用量は、通常 、0.1〜1000mg、さらには0.1〜500mg、さらに言えば01〜2 50mgの範囲にある量の活性成分を含有する。
本発明は、さらには、有効な非毒性量の式(I)の化合物またはその互変異性体 形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しつる 溶媒和物を、高血糖症の治療を必要とする、そのような症状のヒトまたは非−ヒ ト哺乳動物に投与することからなる、ヒトまたは非−ヒト哺乳動物における高血 糖症の治療および/または予防方法を提供する。
本発明は、さらには、有効な非毒性量の式(I)の化合物またはその互変異性体 形および/またはその医薬上許容しつる塩および/またはその医薬上許容しつる 溶媒和物を、高脂質血症の治療を必要とする、そのような症状のヒトまたは非− ヒト哺乳動物に投与することからなる、ヒトまたは非−ヒト哺乳動物における高 脂質血症の治療方法を提供する。
都合がよいことには、活性成分を前記の医薬組成物として投与してもよく、この ことは本発明の個々の態様を形成する。
高血糖症のヒトの治療および/または予防、および/または高脂質血症のヒトの 治療および/または予防において、式(1)の化合物またはその互変異性体形お よび/またはその医薬上許容しつる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒 和物を、−日に1〜6回、70kgの大人で一日の用量合計が一般に0.1〜6 000mg、さらには約1〜1500mgの範囲にあるような様式にて、前記の 単位用量を投与してもよい。
高血糖症の非−ヒト哺乳動物、特にイヌの治療および/または予防において、活 性成分を、経口により、通常−日に1または2回、約0.025mg/kg〜2 5mg/kg、例えば、0.1mg/kg〜20mg/kgの範囲にある量にて 投与してもよい。同様の投与レジメが非−ヒト哺乳動物における高脂質血症の治 療および/または予防に適している。
高血圧、心臓血管疾患および摂食障害の治療についての投与レジメは、一般に、 高血糖症に関する前記方法である。
さらなる態様において、本発明は、高血糖症の治療および/または予防用の医薬 を製造するのに、式(I)の化合物またはその互変異性体形および/またはその 医薬上許容しつる塩および/またはその医薬上許容しつる溶媒和物の使用を提供 する。
さらに、本発明は、高脂質血症、高血圧、心臓血管疾患またはある種の摂食障害 の治療および/または予防用の医薬を製造するのに、式(I)の化合物またはそ の互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬 上許容しうる溶媒和物の使用を提供する。
次の操作および実施例は本発明を説明するが、いずれにしても本発明を限定する ものではない。
水素化ナトリウム(0,85g;油中の60%分散液)を、窒素雰囲気下、乾燥 DMF (65ml)中、5−[(4−ヒドロキシ)ベンジル]オキサジノンン −2,4−フォノ(2g)の撹拌溶液に少しづつ加えた。起沸が止んだ後、2− (N−(2−ヘンズオキサジノル)−N−メチルアミノ)エタノール・メタンス ルホニルエステル(2,73g)を加え、その溶液を一夜80℃に加熱した。冷 却後、その混合物を水(400m l )に加え、中和しく2M HCI) 、 酢酸エチル(3X200ml)で抽出した。合した有機抽出液を水(100ml )、食塩水(2xlOOml)で洗浄し、乾燥(MgSO,) して蒸発乾固さ せた。残渣をコ%メタノール/ノクロロメタンにおけるシリカケル上のクロマト グラフィーに付し、標記化合物(融点173−4°C; Meal)を得た。
IHNMRδ(DMSO−do) 2、9−3.15 (2H,複合) ; 3.2 (3H,s) ; 3.85  (2H,t) ; 4.25 (2H,t) : 5.2@(IH,複 合) ; 6.8−7.4 (8H,複合) ; 11.7 (II(、ブロー ドなs、D20との交換)。
アセトン(120ml) 、1.4−ジオキサン(20ml)および濃塩酸(1 1m])中、(4−ベンジルオキシ)アニリン塩酸塩(12g)の冷却した(5 00以下)撹拌懸濁液に、亜硝酸ナトリウム(4g)の水溶液(10m l ) を10分間にわたって滴下した。その懸濁液を5℃以下でさらに30分間撹拌し 、ついでアクリル酸メチル(28ml)を2分間にわたって滴下し、該懸濁液を 30℃に加温した。ヨウ化銅(I)(0,3g)を該混合物に少しづつ加え、そ れをさらに1時間撹拌した。過剰の溶媒を留去させ、残渣を水(500ml)と 酢酸エチルの間に分配し、その有機抽出液(3X200ml)を合し、希釈アン モニア溶液(2x200ml) 、水(200ml)、食塩水(200ml)で 洗浄し、乾燥(MgSO4) シ、濾過して蒸発乾固させた。標記化合物を油と して得た。
’HNMRδ(CDC13) 3、0−3.45 (2H,複合) ; 3.8 (3B、s) ; 4.45  (IB、t) : 5.1 (2H,s) + 6.95@(2H,d) + 7.25 (2H,d) ; 7.5 (5H,複合)メチル−2−クロロ−3 −(4−ベンジルオキシ)フェニルプロピオナート(9g)、水酸化ナトリウム (1,27g)および炭酸カルシウム(2,95g)を、1.4−ジオキサン( 50ml)と水(80ml)の混合物中で16時間還流した。冷却後、その混合 物を酸性化しく2M BCI; 200m1) 、酢酸エチル(2X200ml )で抽出した。合した有機抽出液を食塩水(2X100ml)で洗浄し、乾燥( MgS04)シ、濾過して蒸発させた。その有機残渣を酢酸エチル/ヘキサンか ら再結晶して標記化合物(融点145〜5℃)を得た。
IHNMRδ(CDC13+DMSO−ds)2、6−3.1 (2H,複合)  :4.2 (IB、複合) :5.0 (2H,s) :6゜8−6.9 ( 21(、d) : 7.1|7゜ 5 (7B、複合):6.7−8.0 (2H,Vブロードなs 、 C20と の交換)2−ヒドロキシ−3−(4−ベンジルオキシ)フェニルプロピオン酸( 4g)および1塩酸(0,1m1)をエタノール(70ml)中にて16時間還 流した。
溶液を冷却し、水(400ml)に加え、酢酸エチル(2X200ml)で抽出 した。合した有機抽出液を食塩水(2X100ml)で洗浄し、乾燥(MgSO 4)し、濾過し、蒸発乾固させて標記化合物を得、それをさらに精製することな く次の段階にて用いた。
’HNMRδ(CDC13) 1.3 (3H,t) :2.8 (IH,ブロードなs 、 C20との交換 ) ; 2.8−3.2 (2+1.複合)、42(2H,q) + 4.35  (IH,多重項) : 5.1 (2H,s) :6.9 (2H,d) ;  7.2 (2H,d) ; V.45 5−[(4−ベンジルオキシ)ペンジルコオキサゾリジン−2,4−ジオンメタ ノール(4ml)およびエタノール(40ml)の混合物中、2−ヒドロキシ− 3−(4−ベンジルオキシ)フェニルプロピオン酸エチル(4,5g)、尿素( 1,62g)およびナトリウムメトキシド(1,13g)の溶液を室温にて2時 間撹拌し、ついで3時間還流した。冷却後、該混合物を塩酸(2M;250m1 )に加え、酢酸エチル(2X250ml)で抽出した。合した有機抽出液を水( 200ml)、食塩水(200ml)で洗浄し、乾燥(MgSO4) L、濾過 して蒸発乾固させた。残渣を5%メタノール/ジクロロメタンにおけるシリカゲ ル上のクロマトグラフィーに付して標記化合物(融点140℃)を得た。
’HNMRδ(CDC13+DMSO−da)2、9−3.3 (2匹複合)  : 5.0 (11(、t) ; 5.05 (2H,s) ; 6.85−7 .0 (2H,d) + V.1−7.2 5 (2H,d) : 7.45 (5H,s) ; 7.2−7.7 (LH ,ブロードなs 、 020との交換)。
5−[(4−ヒドロキシ)ペンジルコオキサゾリジン−2,4−ジオン10%バ ラノウム/チャコール(0,25g)の存在下、乾燥1.4−ジオキサン(70 ml)中、5−[(4−ベンジルオキシ)ペンジルコオキサゾリジンー2.4− ジオン(4,7g)の溶液を、水素摂取が止むまで、水素雰囲気下、室温にて撹 拌した。その溶液を珪藻土を介して濾過し、その濾過パッドをジオキサンで十分 に洗浄し、合した濾液を真空下で蒸発乾固させた。残渣を10%0%メタノール /ジクロロメタンけるノリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、標記化合物( 融点205℃)を得た。
NMRδ(DMSO−d6) 2、8−3.2 (2H,複合) ; 5.2 (IH,t) ; 6.65− 6.75 (2H,d) : 7.0−7.1 (2H,dj + 9.5 (2H,ブロードなs 、 C20との交換)C57bl/6の肥満(Ob/○ b)マウスに粉末オキソイド飼料を与えた。
少なくとも1週間後、そのマウスは粉末オキソイド飼料を継続したか、または試 験化合物含有の粉末オキソイド飼料を与えた。補填飼料を付与して8日後、グル コースの経口的充填(3g/k g)を行う5時間前、すべてのマウスを絶食さ せた。グルコース分析用の血液試料をグルコース投与の0.45.90および1 35分後に摂取し、その結果を、試験化合物処理群を対照群と比較する血中グル コース曲線下の面積のパーセント減少として以下に表す。7匹のマウスを各処理 用に用いた。
飼料中の濃度 血中グルコース曲線下の前記のいずれの試験においても、本発明 の化合物はいずれも何ら毒物学的効果を示さなかった。
国際調査報告 pefm PCTA臀01ml 1m l?ll 1M4+28 M国際調査報 告 GB 9101337 S^ 50128 国際調査報告 CB 9101337 S^ 501213 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号C07D413/12  213 8829−4C2398829−4C 417/12 263 9051−4CI

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、A1は置換または非置換の芳 香族ヘテロサイクリル基;R1は水素原子、アルキル基、アシル基、アラルキル 基(ここでアリール基は置換されていても、または置換されていなくてもよく) 、または置換あるいは非置換アリール基; A2は合計5個までの置換基を有するベンゼン環であり;およびnは2〜6の範 囲にある整数を意味する]で示される化合物またはその互変異性体形および/ま たはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物。
  2. 2.A1が、各環において、酸素、硫黄または窒素から選択される4個までのヘ テロ原子を含有する置換または非置換の単または縮合環式芳香族ヘテロサイクリ ル基である請求項1記載の化合物。
  3. 3.A1がチアゾリル、オキサゾリル、ピリジルまたはピリミジニルである請求 項1記載の化合物。
  4. 4.A1が、式(a)、(b)または(c):▲数式、化学式、表等があります ▼(a)▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学式、表等があり ます▼(c)[式中、R4およびR5は、各々独立して、水素原子、アルキル基 または置換または非置換アリール基であるか、またはR4およびR5が各々、隣 接する炭素原子に結合している場合、R4およびR5はそれらが結合している炭 素原子と一緒になってベンゼン環(ここで、R4およびR5が一緒になることに よって表される炭素原子は、各々、置換されていても、または置換されていなく てもよい)を形成し;式(a)の基中のXは酸素または硫黄を意味する]で示さ れる基である請求項1記載の化合物。
  5. 5.A1が前記の式(a)の基である請求項1記載の化合物。
  6. 6.R4およびR5が一緒になって式(d):▲数式、化学式、表等があります ▼(d)[式中、R6およびR7は、各々独立して、水素、ハロゲン、置換また は非置換アルキルまたはアルコキシを意味する] で示される基を表す請求項1記載の化合物。
  7. 7.A2が、式(e): ▲数式、化学式、表等があります▼(e)[式中、R8およびR9は、各々独立 して、水素、ハロゲン、置換または非置換アルキルまたはアルコキシを意味する ] で示される基を表す請求項1記載の化合物。
  8. 8.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、A1、R1およびnは式( I)に関する記載と同じ、R8およびR9は式(e)に関する記載と同じ] で示される化合物またはその互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる 塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物。
  9. 9.nが整数2、3または4である請求項1記載の化合物。
  10. 10.5−(4−[2−((N−メチル−N−(2−ベンズオキサゾリル)アミ ノ)エトキシ]ベンジル)−2,4−オキサゾリジンジオン;またはその互変異 性体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容し うる溶媒和物である請求項1記載の化合物。
  11. 11.式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III)〔式中、A2は式(I)に関する 記載と同じ、L1は水素原子または保護基であり、Raは式(f): ▲数式、化学式、表等があります▼(f)(式中、R1、A1およびnは式(I )に関する記載と同じ)で示される基に変換しうる基を意味する]で示される化 合物を、Raを基(f)に変換する能力を有する適当な試薬と反応させ、その後 、要すれば、1またはそれ以上の以下に示す任意工程:(i)式(I)の化合物 を式(I)のさらなる化合物に変換し;(ii)式(I)の化合物の医薬上許容 しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物を製造することからなる 、式(I)の化合物またはその互変異性体形および/またはその医薬上許容しう る塩および/またはその医薬上許容しうる水和物の製法。
  12. 12.活性な治療物質として用いる、式(I)の化合物またはその互変異性体形 および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶 媒和物。
  13. 13.高血糖症、高脂質血症、高血圧、心臓血管疾患およびある種の摂食障害の 治療および/または予防に用いる、式(I)の化合物またはその互変異性体形お よび/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒 和物。
  14. 14.式(I)の化合物、またはその互変異性体形、またはその医薬上許容しう る塩、またはその医薬上許容しうる溶媒和物と、その医薬上許容しうる担体とか らなることを特徴とする医薬組成物。
  15. 15.有効な非毒性量の式(I)の化合物またはその互変異性体形および/また はその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上許容しうる溶媒和物を、高 血糖症、高脂質血症、高血圧、心臓血管疾患およびある種の摂食障害の治療およ び/または予防を必要とする、高血糖症のヒトまたは非一ヒト哺乳動物に投与す ることを特徴とする、ヒトまたは非一ヒト哺乳動物における高血糖症、高脂質血 症、高血圧、心臓血管疾患およびある種の摂食障害の治療および/または予防方 法。
  16. 16.高血糖症、高脂質血症、高血圧、心臓血管疾患またはある種の摂食障害の 治療および/または予防用の医薬を製造するための式(I)の化合物またはその 互変異性体形および/またはその医薬上許容しうる塩および/またはその医薬上 許容しうる溶媒和物の使用。
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