JPH06500001A - Pacapに対する抗体およびその用途 - Google Patents

Pacapに対する抗体およびその用途

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (23) rl請求項16記載モノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細 胞。
(24) 請求項17記載のモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞 。
(25) HN請求項18記載モノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細 胞。
(26) 請求項19記載のモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞 。
(27) 請求項20記載のモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞 。
(28)PACAPとP A CA P @夏休に対する抗体と、被検液および 標識化PACAPとを競合的に反応させ、該抗体に結合した標識化PACAPの 割合を測定することを特徴とする、被検液中のPACAP、PACAP部分ペプ チドあるいはPACAP前駆体の定量法。
(29)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 に被検液を接触させた後、標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に 対する抗体を接触させ、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とす る、被検液中のPACAP、PACAP部分ペプチドあるいはPACAP前駆体 の定量法。
(30)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体、請求項7記載の抗体あるいは請求項8記載の抗体に属す るポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体あるいは、それらの複合物で あり、他方が請求項9記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノグロ ーナル抗体である、請求項29記載の定量法。
(31)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体あるいは請求項7記載の抗体に属するポリクローナル抗体 あるいはモノクローナル抗体あるいは、それらの複合体であり、他方が請求項8 記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求 項29記載の定量法。
(32)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノクローナル−ナ ル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求項29記載の定量法。
(33)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 あるいは標識化されたPACAPあるし)はPACAP前駆体に対する抗体の一 方が請求項6記載の抗体あるいは請求項7記載の抗体に属するポリグローナル抗 体あるいはモノクローナル抗体であり、他方が請求項14記載の抗体に属するポ リクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求項29記載の定量法。
(34)担体上に不溶化したPACAPあるいはP’ACAP前駆体に対する抗 体、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一 方がPA−INa、PA−3Na、PA−5Na、PA−6Na、PA−2Ca のいずれか、あるいはそれらの複合物であり、他方がPA−ICaである請求項 30記載の定量法。
(35)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−INa。
PA−3Na%PA−5Na、PA−6Naのいずれか、あるいはそれらの複合 物であり、他方がPA−2Caである請求項31記載の定量法。
(36)担体上に不溶化したPACAPあるいはP A、 CA P前駆体に対 する抗体、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗 体の一方がPA−5Naであり、他方がPA−6Naである請求項32記載の定 量法。
(37)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−INa、PA−3Na%PA−5Na、PA−6Naのいずれか、ある いはそれらの複合物であり、他方が請求項14記載の抗体に属するポリクローナ ル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求項33記載の定量法。
(38)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 がPA−2Caであり、標識化されたPACAPあるいはP A CA P 前 駆体に対する抗体がPA−6N aである請求項35記載の定量法。
明細書 PACAPに対する抗体およびその用途且ユニ亙糞 本発明はPACAPに結合特異性を有する点で有用かつ新規な抗体に関する。更 に詳しくは、抗原抗体反応に基づくPACAPの測定法の開発、あるいはPAC APが関与する疾患の診断、治療に有用な抗体に関する。
脳の視床下部、下垂体から分泌されるホルモンには種々のものが知られている。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(Thyrotropin releasin g hormone)や黄体形成ホルモン放出ホルモン(Leutenizin g hormone releasing hormone)、ソマトスタチン (Somatostatin)、副腎皮質刺激ホルモン(Adrenocort icotropic hormone)、成長ホルモン(Growth hor mone)、プロラクチン(Prolactin)などがその例で、これらの作 用については詳細な研究がなされている。最近、これら以外の新しい視床下部由 来の生理活性物質が、アデニレートサイクラーゼアクティヴイティ(adeny late cyclase activity)を指標にして探索され、その結 果、ヒツジ視床下部より、これまでには報告されていない、38個のアミノ酸残 基からなるペブタイドが発見された。このペブタイドはPACAP38NH3と 命名され、下記の構造を有する。
His Ser Asp Gly Ile Phe Thr Asp Ser  Tyr Ser Arg TyrArg Lys Gln Met Ala V al Lys Lys Tyr Leu Ala Ala ValLeu Gl y Lys Arg Tyr Lys Gin Arg Val Lys As n Lys−NH。
また、ヒツジ、ヒト両者のPACAP38NH,の成熟部分のアミノ酸配列は同 一、前駆体においてはアミノ酸の置換があることがヒツジPACAP38NH, のcDNAの特許出願(特願平1−155791号、同1−284771号)、 およびヒトPACAP38NH,のcDNAの部分構造の特許出願(特願平1− 259924号)から明らかにされている。PACAP38NH,のcDNAの 配列中に示される連続した塩基性アミノ酸の位置から、前駆体から切り出される ペプチドとしてPACAP38NI(、の他にもPACAP27NH,が存在す ると推測される。
事実、その後の研究から、羊視床下部よりPACAP38NH,以外にもPAC AP27NH,が単離された。構造を以下に示す。
PACA、P27NH t(is Ser Asp Gly Ile Phe Thr Asp Ser  Tyr Ser ArgTyr Arg Lys Gin Met Ala  Val Lys Lys Tyr Leu AlaAla Val Leu−N H。
以下、PACAP38NH,とPACAP27NH,とを総称してPACAPと 表わす。
PACAP27NH,を含むPACAP38NH,のN端部の28アミノ酸残基 は脳腸管ペブタイドとして有名なバソアクティブ・インテステイナル・ポリペプ チド(V I P : vasoactive 1ntestinal pol ypeptide)と68%の相同性を示す。しかしながら、PACAPのアデ ニレートサイクラーゼ活性化能は、VIPのそれを少なくとも1000倍を上ま わると報告されている。
このように、PACAPの作用はVIPと異なることが予想され、その生理的役 割、病態との関連に深い関心が寄せられている。
上述したように、PACAPに対する関心が高まっているにもかかわらず、これ まで、PACAPの視床下部以外の存在部位、血漿レベル等、基本的な生理的情 報はほとんど得られておらず、病態との関連も不明である。この主たる原因とし て、これまでPACAPを特異的に認識するモノクローナル抗体が作製されてお らず、さらにPACAPを特異的かつ高感度に測定する免疫学的測定法が開発さ れていないことが挙げられる。これらの免疫学的手法は、PACAPの研究。
特に代謝経路、分泌機構、リセプターシステム、病態との関連等に関する研究を 総合的に行う上で最も有効な手段の一つと考えられ、該手法の確立が各界から切 望されていた。
また、これまで、PACAPのような低分子ペプタイドの測定には、通常1種類 の抗体を用いる競合法のラジオイムノアッセイ(RI A)あるいは、エンザイ ムイムノアッセイ(EIA、酵素免疫測定法)が開発され、用いられてきた。
一方、2種類の抗体を用いるサンドイツチ法による免疫測定法は、競合法と比較 し、(1)2種類の抗体を月いるため、測定系の特異性が向上し、(2)被測定 物質に対し、大過剰の抗体を用いるため非特異的妨害因子の影響を受けにくい等 の利点を有している。しかしながら、これまで、PACAPのような、ジスルフ ィド結合を有さない低分子量のベブタイドがサンドイツチ法により高感度に測定 されるかどうか、全く不明であった。即ち、PACAPのようなジスルフィド結 合を有さない低分子の場合、2組の抗体の結合部位が互いに立体障害等、影響を 及ぼす程近傍であり、高感度なサンドイツチ法を設定することが困難である可能 性が考えられた。
且豆辺l且 本発明者等は、PACAPに結合し、P A CA’Pの部分ペブタイドおよび VIPに対し異なる反応特異性を有するポリクローナルおよびモノクローナル抗 体を作製し、該抗体を用いてPACAPを高感度にかつ特異的に検出し、がっP ACAP38NH,とPACAP27NH,、!:を分別室JiL得6免疫測定 法を開発した。
すなわち、本発明はPACAP、PACAP部分ペブ部分ドブタイドAP前駆体 、あるいはVIPに結合性を有するモノクローナル抗体、該モノクローナル抗体 を産生ずるハイブリドーマ細胞、および該抗体を用いた競合法あるいはサンドイ ツチ法によるPACAPの免疫測定法に関する。
璽工五交皇皇盈ユ 第1図はマウス抗血清中のPACAP38NH,に対する抗体価を測定したグラ フである。
第2図は家兎抗血清中のPACAP(11−27)NH,に対する抗体筒を測定 したグラフである。
第3図は本発明抗体を用いた競合法−酵素免疫測定法にょるPACAP38なら びに関連ペブタイドの測定結果を示したグラフであり、本発明抗体の認識部位が 明らかにされたグラフである。
第4図、第5図および第6図は本発明抗体を用いたサンドイッチ法−酵素免疫測 定法によるPACAP、38NH,の検出結果を示したグラフである。
第7図は本発明のサンドイッチ法−酵素免疫測定法におけるPACAPならびに 関連ペプタイドの反応性をみたグラフである。
第8.9、lOおよび11図は本サンドイツチ法−酵素免疫測定法におけるPA CAP27NH,ならびに関連ペプタイドの反応性をみたグラフである。
第12図はPACAP38NH,4m対スル抗PACAP抗体の中和能を培養細 胞を用いて調べた結果を示している。
第13図はヒト・ブレプローPACAP cDNAを含有する発現プラスミドで 形質転換した大腸菌の生産物のイムノプロット分析を示す図である。
丘工旦旦1上里見 PACAPの部分ペブタイドとしては、PACAPの部分配列を有するものであ ればどのようなペプタイドでもがまゎないが、例えば、PACAPのN端部分に 相当するベプタイド、例えば、以下の配列を有するPACAP (1−13)H is Ser Asp Gly lie Phe Thr Asp Ser T yr Ser ArgTyr あるいは、PACAPのN端部分から中央部分に相当するペプタイド、例えば PACAP (4−27) Gly Tie Phe Thr Asp Ser Tyr Ser ArgT yr Arg Lys Gin Met Ala Val Lys Lys T yr Leu AlaAla Val Leu あるいは、PACAP38NH,のC端部分がら中央部分に相当するベブタイド 、例えば、以下の配列を有するPACAP (14−38) Arg Lys Gln Met Ala Val Lys Lys TyrL eu Ala Ala Val Leu Gly Lys Arg Tyr L ys Gln ArgVal Lys Asn Lys あるいは、PACA P 38 NH,のC端部分に相当するペブタイド、例え ば、以下の配列を有するPACAP (31−3Tyr Lys Gin Ar g Val Lys Asn LysあるいはPACAP27の中央部分がらC 端部分に相当するペブタイド、例えば、以下の配列を有するPACAP (11 Ser Arg Tyr Arg Lys Gin Met Ala Val  Lys Lys TyrLeu Ala Ala Val Leu−NH。
等が挙げられる。これらのベプタイドのうち、PACAP(31−38)および PACAP (11−27) のC末端はアミド体であることが好ましく、他の ベプタイドのC末端は、アミド体でも、遊離カルボン酸体でもかまわない。アミ ド体についてはPACAP (31−38)NH,のようにNH,を付けて表わ しており、また遊離カルボン酸体については何も付けなイカ、PACAP (3 1−38)OH(7)J:うにoHを付けて表わしている。
PACAP前駆体の例としては次の式で表わされるアミノ酸もしくはその一部の アミノ酸からなるヒトPACAPの前駆体が含まれる: Met Thr Met Cys Ser Gly Ala Arg Leu  Ala LeuLeu Val Tyr Gly Ile Ile Met H is Ser Ser Val TyrSer Ser Pro Ala Al a Ala Gly Leu Arg Phe Pro Glylle Arg  Pro Glu Glu Glu Ala Tyr Gly Glu Asp  GlyAsn Pro Leu Pro Asp Phe Gly Gly  Ser Glu Pro Pr。
Gly Ala Gly Ser Pro Ala Ser Ala Pro  ArgAla AlaAla Ala Trp Tyr Arg Pro Al a Gly Arg Arg Asp ValAla His Gly Ile  Leu Asn Glu Ala Tyr Arg Lys ValLeu  Asp Gin Leu Ser Ala Gly Lys His Leu  Gin 5erLeu Val Ala Arg Gly Vat Gly G ly Ser Leu Gly GlyGly Ala Gly Asp As p Ala ’Glu Pro Leu Ser Lys ArgHis Se r Asp Gly lie Phe Thr Asp Ser Tyr Se r ArgTyr Arg Lys Gln Met Ala Vat Lys  Lys Tyr Leu AlaAla Val Leu Gly Lys  Arg Tyr Lys Gin Arg Val LysAsn Lys G ly Arg Arg Ile Ala Tyr Leu本発明者等はPACA Pに対するモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を作製すべく種々研究 の結果、大きくは5つのクラスに分類される抗体を確立した。
クラス■に分類される抗体は、PACAPのN端部分を認識する、即ち、PAC AP38NH,、PACAP27NHオ、PACAP (1−13)、PACA P (4−27)と反応し、且つPACAP (14−38)NH,、PACA P (31−38)NH,とは反応しない。
クラス■に分類される抗体は、PACAPのN端部分から中央部分に至る領域と 認識する、即ち、PACAP38、PACAP27NH,、PACAP (4− 27)と反応し、且つPACAP (1−13)、PACAP (14−38) NH,、PACAP (31−38)NH,とは反応しない。
クラス■に分類される抗体は、PACAP38NH,のC端部分から中央部分に 至る領域と認識する、即ち、PACAP38N、H,、PACAP (14−3 8)NH,と反応し、且つPACAP27NH,、PACAP (1−13)、 PACAP(4−27)、PACAP (31−38)NH,とは反応しない。
クラス■に分類される抗体は、PACAP38NH,のC端部分を認識する、即 ち、PACAP38NH,、PACAP (14−38)NH,、PACAP  (31−38)NH,と反応し、且つPACAP27NH,、PACAP (4 −27)、PACAP (1−13)とは反応しない。
クラスVに分類される抗体は、PACAP27NH,のC端部分を認識する、即 ち、PACAP (11−27)NH。
に対する抗体である。
クラスIに属する抗体は、さらに、Ia、およびrbに分類される。即ち、Ia は、VIPと 0.5%以下の交差反応性しか示さず、Ibは、VIPと0.5%以上の交差反 応性を示す。
クラス■の抗体の多くはVIPと0.5%以下の交差反応性しか示さず、クラス m、クラス■およびクラスVの抗体の多くは、VIPと0.01%以下の交差反 応性しか示さない。
これらの抗体は、通常の組織染色あるいは競合法の免疫測定法に用いることがで きる。さらに、本発明者らは、優れた免疫測定法を開発すべく種々研究の結果、 これらのモノクローナル抗体、あるいはポリクローナル抗体2種類を組み合わせ るサンドイツチ法による免疫測定法を開発した。
本発明のサンドイツチ法によるPACAPの免疫測定法においては、1次反応( 固相用抗体と被検物質との反応)および2次反応(標識化抗体と被検物質との反 応)に用いられる抗体は、それぞれポリクローナル抗体またはモノクローナル抗 体であってもよいが、好ましくは、その一方がPACAP38NH,のN端部分 (クラス■)、N端部分から中央部分に至る領域(クラスn)、C端部分から中 央部分に至る領域(クラスm)、あるいはC端部分(クラス■)を認識する抗体 であって、他方が、その抗体が認識する領域以外を認識する抗体が用いられる。
即ち、本発明者らは、本発明のサンドイツチ法による免疫測定法において、クラ スIとグラス■、クラス■とクラス■、グラスIとクラス■の抗体の組み合わせ 、即ち、1次配列上隣接しない抗体と組みあわせるサンドイツチ法においてPA CAP38NH,が高感度に検出されることを見い出した。さらに、本発明者ら は、クラスIとクラス■、クラス■とクラス■、クラスmとクラス■の抗体の組 みあわせ、即ち、互いに1次配列上隣接する抗体を組みあわせるサンドイツチ法 においても、PACAP38NH,が検出され、特に、クラス■とクラスmの抗 体を組みあわぜるサンドイツチ法において、PACAP38NH,が高感度に検 出されることを見い出した。さらに、該サンドイツチ法による免疫測定法は、P ACAP38NH,に特異的であり、例えば、クラスHに属するモノクローナル 抗体の1種であるPA−6Naおよびクラスmに属するモノクローナル抗体の1 種であるPA−2Caを用いるサンドイツチ法による免疫測定法においては、V IPおよびPACAP38NH,と相同性を有する他のベブタイド、たとえば以 下の配列を有する生長ホルモン放出ホルモン(GRF) Tyr−A l a−As p−A 1 a−I l e−Phe−Thr−A sn−5e r−Ty’r−Arg−Lys−Va 1−Leu−G l y− Gl n−Leu−3er−A ] ]a−Arg−Lys−Leu−LeuG l n−As p−I l e−Me t−5er−Arg−Gl n−G1  n−G l y−G l u−5er−As n−G 1 n−Glu−Arg −Gly−Ala−Arg−Ala−Arg−Leu−NH。
や以下の配列を有する代表的消化管ホルモンであるセクレチン Hi 5−Se r−Asp−G l y−Thr−Phe−Thr−3er− G l u−Leu−Se r−Arg−Leu−Arg−Gl u−G l  y−A 1 a−Arg−Leu−G l n−Arg−Leu−Leu−Gl  n−Gly−Leu−Val−NH。
(M、W、 3039.4) に対する交差反応性はいずれも0.001%以下であることが見い出された。
本発明のサンドイツチ法によるPACAP27NH,の免疫測定法においては、 1次反応および2次反応に用いられる抗体は、それぞれポリクローナル抗体また はモノクローナル抗体であってもよいが、好ましくは、その一方がPACAP2 7NH,のN端部分(クラス■)、N端部分から中央部分に至る領域(クラス■ )、あるいはC端部分(クラスV)を認識する抗体であって、他方が、その抗体 が認識する領域以外を認識する抗体が用いられる。本発明のサンドイツチ法によ る免疫測定法ニオイテモ、PACAP27NH,をVIP。
GRFあるいはセクレチンとの交差反応なく(交差反応性0゜001%以下)検 出し得る。
さらにクラス■および■のいずれかと、クラスmおよびクラス■のいずれかとを 組み合わせるサンドイツチ法による免疫測定法はPACAP38NH,に特異的 で、PACAP27NH,とは交差反応せず、一方、クラスrあるいはHのいず れかとクラスVとを組み合わせるサンドイツチ法によるPACAP27NH,の 免疫測定法はPACA P 38 NH,とそれぞれ重量比では0.22〜3. 6%、モル比では0.31〜5%の交差反応性しか示さないことから、これらの 測定法を用いることにより、PACA P 38 NH,とPACAP27NI (、とを分別定量することが可能である。
本発明のポリクローナル抗体の調製は一般に免疫抗原のPACAPまたはPAC APの部分ペプタイドとキャリアー蛋白との複合体をつくり、このものを動物に 接種して免疫を行い、該免疫動物から抗PACAPまたはPACAPの部分ペブ タイド抗体含有物を採取、抗体の分離精製を行うことによる。
本発明のモノクローナル抗体の調製に当っては、上記免疫動物から抗体価の高い 個体を選び、最終免疫2〜5日後に膵臓あるいはリンパ節を採取、それらに含ま れる抗体産生細胞を骨髄腫細胞と融合させ、安定的に力価の高い抗体を産生ずる ハイブリドーマを選択し、モノクローナルなハイブリドーマを得ることによる。
免疫抗原としては、天然精製標品、合成標品等いずれも使用でき、PACAPお よびそれらの一部分が用いられる。また免疫抗原として、PACAPの構造を含 む化合物、あるいはPACAPの一部分の構造を含む化合物が用いられる場合も ある。
本発明に記載されている種々のペプチドは、ペプチド合成の公知の常套手段で製 造しうるものであり、固相合成法、液相合成法のいずれによってもよい。ペプチ ド合成の方法としては、例えば以下の報告に記載された方法がある。B、 Me rrifield [ジャーナルオブアメリカンケミカルソサイエティ(J、A m、 Chem、 Soc、)、85 2149(1963)コ、 M、 Bo danszky及びM、 A、0ndetti [ペプチドシンセーシス(Pe ptide 5ynthesis)、Interscience Publis hers、NeW York、1966年コ、5chroder及びLubke  [ザペプチド(The Peptide)、 Acade+uic Pres s。
New York、 1965年]、泉屋信夫他[ペプチド合成の基礎と実験、 丸善■、■985年コ矢島治明及び榊原俊平[生化学実験講座1、タンパク質の 化学IV、 205.1977年]等。
例えば固相法によりPACAP38NH,あるいはPACAP38NH,の部分 ペプチドを合成する場合には、不溶性樹脂として当該技術分野で知られたもの、 例えばグロロメチル樹脂、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、4−オキシメ チルフェニルアセタミドメチル樹脂等これら何れかの樹脂を用い、PACAP3 8NH,あるいはPACAP38NH。
の部分ペプチドのC末端側から保護アミノ酸を常法に従って順次縮合する。次い でフッ化水素処理で全保護基を除去して、高速液体グロマトグラフィー等のそれ 自体公知の方法による精製後、目的とするPACAP38NH,あるいはPAC AP38NH,の部分ペプチドを得ることが出来る。
例えば、N−保護アミノ酸としては、α−アミノ基をBOC基で保護し、セリン およびスレオニンの水酸基はBzl基で、グルタミン酸、アスパラギン酸のω− カルボン酸はOB21基、リジンのε−アミノ基はCI−Z基で、チロシンの水 酸基はBr−Z基でアルギニンのグアニド基はTos基で、ヒスチジンのイミダ ゾール基はTos基で保護する方法で製造することが出来る。
本発明明細書においてアミノ酸等を略号で表示する場合、I U P A C− I U B Comm1sion on Biochemical Nomen clatureによる略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくものであ り、その例を下記する。アミノ酸に関し光学異性体があり得る場合は、特に明示 しなければL一体を示すものとする。
PAM :フェニルアセタミドメチル BHA :ベンツヒドリルアミン Boc :t−ブチルオキシカルボニルC1−Z:2−クロロ−ベンジルオキシ カルボニルBr−Z:2−プロモーベンジルオキシカルボニルBzl :ベンジ ル 0Bzl:ベンジルエステル Tos:p−)ルエンスルホニル HOBt:1−ベンゾトリアゾール DCC:N、N’ −ジシクロへキシルカルボジイミド11e :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Phe :フェニルアラニン Asn :アスパラギン Gin :グルタミン 哺乳動物を免疫するために用いられる免疫抗原とキャリアー蛋白との蛋白複合体 に関し、キャリアー蛋白の種類およびキャリアーとハブテンとの混合比は、キャ リアーにカプリングさせて免疫したハブテンに対して抗体が効率よく出来れば、 どの様なものをどの様な比率でカプリングさせてもよいが、例えば、牛血清アル ブミンや牛サイログロブリン、ヘモシアニン等を重量比でハブテン1に対し0. 1〜20.好ましくは1〜5の割合でカブルさせる方法が用いられる。
またハブテンとキャリアーのカプリングには、種々の縮合剤を用いることが出来 るが、グルタルアルデビトやカルボジイミド、マレイミド活性エステル、チオー ル基、ジチオピリジル基を含有する活性エステル試薬等が好都合に用いられる。
縮合生成物は温血動物に対して投与により抗体産生が可能な部位にそれ自体ある いは担体、希釈剤とともに投与される。
投与に際して抗体産生能を高めるため、完全フロインドアジュバントや不完全フ ロインドアジュバントを投与してもよい。
投与は通常2〜6週毎に1回ずつ、計3〜10回程度行われる。
用いられる温血動物としては、たとえばサル、ウサギ、イヌ、モルモット、マウ ス、ラット、ヒツジ、ヤギ、ニワトリがあげられる。
抗体は上記の方法で免疫された温血動物の血液、腹水(好ましくは血液)などか ら採取される。抗血清中の抗PACAP抗体価の測定は、例えば後記の標識化P ACAPと抗血清とを反応させたのち、抗体に結合した標識剤の活性を測定する ことによりなされる。抗体の分離精製は免疫グロブリンの電気泳動法、イオン交 換体(例、DEAE)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ適法、抗原抗体結合物 あるいはプロティンAあるいはプロティンGなどの活性吸着剤により抗体のみを 採取し、結合を解離させて抗体を得る特異的精製法〕に従って行われる。
このようにして作製された抗体は、IgGを主たる成分とし、IgM% IgA 等、他の免疫グロブリンも含む。
一方、上記のポリクローナル抗体の調製法と同様に免疫された温血動物、たとえ ばマウスから抗体価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後に膵臓また はリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞を骨髄腫細胞と融合させる ことにより、抗PACAP抗体産生ハイブリドーマを調製することができる。融 合操作は既知の方法、たとえばケーラーとミルスタインの方法〔ネイチャー(N ature)、里、495(1975) ]に従い実施できる。融合促進剤とし てはポリエチレングリコール(PEG)やセンダイウィルスなどが挙げられるが 、好ましくはPEGが用いられる。
骨髄腫細胞としてはたとえばN5−1.P3U1,5P210などがあげられる が、特にP3Ulが好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞(肺臓細胞) 数と骨髄細胞数との好ましい比率は1.1〜20:1程度であり、PEG(好ま しくはPEG100O〜P E G6000)が10〜80%程度の濃度で添加 され、20〜40℃、好ましくは30〜37℃で1〜IO分間インキュベートす ることにより効率よく細胞融合を実施できる。
抗PACAP抗体産生ハイブリドーマのスクリーニングには種々の方法が使用で きるが、たとえばPACAPあるいはPACAP部分ベブ部分ドブタイドせた固 相(例、マイクロプレート)にハイブリドーマ培養上清を添加し、次に西洋ワサ ビペルオキシダーゼ(HRP)で標識した抗免疫グロブリン抗体(細胞融合に用 いられる細胞がマウスの場合、抗マウス免疫グロブリン抗体が用いられる)また はプロティンAを加え、固相に結合した抗PACAPモノクローナル抗体を検出 するEIA法、抗免疫グロブリン抗体またはプロティンAを吸着させた固相にハ イブリドーマ培養上清を添加し、HRPで標識したPACAPを加え、固相に結 合した抗PACAPモノクローナル抗体を検出するEIA法などがあげられる。
抗PACAPモノクローナル抗体の選別、育種は通常HAT(ヒボキサンチン、 アミノプテリン、チミジン)を添加して、10〜20%牛脂児血清を含む動物細 胞用培地(例、RPM11640)で行われる。ハイブリドーマ培養上清の抗体 価は、上記の抗血清中の抗PACAP抗体価の測定と同様にして測定できる。
抗PACAPモノクローナル抗体の分離精製は上記のポリクローナル抗体の分離 精製と同様に免疫グロブリンの分離精製法に従って行われる。
PACAPの一部領域と反応する抗PACAPポリクローナル抗体は、その一部 領域に相当するペプチドをハブテンとして免疫し上記の方法で調製することもで きるが、PACAPをハブテンとして用いて調製された抗PACAPポリクロー ナル抗体から、その一部領域に相当するペプチドを結合したカラムによるアフィ ニティクロマトグラフィを用いて調製することもできる。
また、PACAPの一部領域と反応する抗PACAP抗体を産生ずるハイブリド ーマおよび、PACAPとは反応するがその一部領域とは反応しない抗PACA Pモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマの選別はたとえばその一部領域 に相当するペプチドとハイブリドーマが産生ずる抗体との結合性を測定すること により行うことができる。
上記で得られた抗PACAPモノクローナルおよびポリクローナル抗体を用いて 、PACAPの測定ないし組織染色等を行ない得る。これらの目的には、抗体分 子そのものを用いてもよく、また、抗体分子のF(ab’)いFab’、あるい はFab画分を用いてもよい。
PACAPの測定法には通常、以下に述べる競合法が用いられるが、前述した理 由によりサンドイツチ法を用いるのが好ましい。
競合法においては、本発明で得られた抗PAC’AP抗体と、被検液および標識 化PACAPとを競合的に反応させたのち、抗体に結合した標識化PACAPの 割合を測定することにより、被検液中のPACAPを定量する。
該PACAPの標識剤あるいは後記の抗体の標識剤としては、放射性同位元素、 酵素、蛍光物質、発光物質などが挙げられる。放射性同位元素としては、例えば °”■、“”I、”H1+4cなどが、上記酵素としては、安定で比活性の大き なものが好ましく、例えばβ−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、アルカ リフォスファターゼ、パーオキシダーゼ、リンゴ酸脱水素酵素等が、蛍光物質と しては、フルオレスカミン、フルオレラセンイソチオシアネートなどが、発光物 質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ルシフェリン、ルシゲニンなどが それぞれ挙げられる。さらに、抗体あるいはPACAPと8(識剤との結合にビ オチン−アビジン系を用いることもできる。
上記の標識剤の活性の測定に当っては、抗体に結合した標識化PACAPと遊離 の標識化PACAPとを分離(以後B/F分離と略す)する必要があるが、標識 剤として酵素を用いた場合には、このための試薬に不溶化した抗PACAP抗体 に対する抗体あるいは不溶化したプロティンA等の活性吸着剤が有利に用いられ る。例えば、抗IgG抗体(抗PACAP抗体に対する抗体に相当)を固相とし て用い、これと反応性のある上記抗体を介して標識化PACAPを固相にある抗 IgG抗体に結合させ、該固相上の標識剤を測定することによって行なうことが できる。標識剤として酵素を用いた場合には、不溶化担体上の酵素活性の測定に は通常の比色法あるいは蛍光法が用いられる。標識剤にラジオアイソトープ等を 用いた場合には、B/F分離に上記の試薬以外にも不溶化しない抗PACAP抗 体に対する抗体、硫酸ナトリウム、デキストラン炭末、ポリエチレングリコール 等の試薬が用いられる。いずれの方法においても上清中あるいは沈降物中の標識 剤の活性を測定する。
上記の不溶化に当っては、物理吸着を用いてもよく、また通常蛋白質あるいは酵 素等を不溶化、固定化するのに用いられる化学結合を用いる方法でもよい。担体 としては、アガロース、デキストラン、セルロースなどの不溶性多糖類、ポリス チレン、ポリアクリルアミド、シリコン等の合成樹脂、あるいはガラス等が挙げ られる。
競合法においては、抗PACAP抗体、被検液、標識化PACAP、およびB/ F分離用試薬は、どのような順序に反応させることも可能であり、また全部ある いは一部を同時に反応させてもよいが、少なくとも標識化PACAPは、被検液 と抗PACAP抗体との反応と同時に、あるいは反応後に遅れて反応系に加えら れることが好ましい。
ただし硫酸ナトリウム、デキストラン炭末、ポリエチレングリコール等のB/F 分離試薬は主として反応系の最後に用いられる。
一方、サンドイツチ法においては不溶化した抗PACAP抗体に被検液を接触( 反応)させ(1次反応)、さらに標識化抗PACAP抗体を反応させ(2次反応 )だのち、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することにより被検液中のPAC ’AP量を定量することができる。1次反応と2次反応は同時に行なってもよい し時間をずらして行なってもよい、標識化剤および不溶化の方法は前記のそれら に準じることができる。
2次反応に用いられる抗PACAP抗体としては、1次反応に用いられる抗PA CAP抗体とはPACAPの該抗体と結合する部位が相異なる抗体が好ましく用 いられる。
即ち、1次反応および2次反応に用いられる抗体はそれぞれポリクローナル抗体 またはモノクローナル抗体であってもよいが、例えば、1次反応で用いられる抗 体が、PACAP38NH,のC端部を認識する(クラス■)場合、2次反応で 用いられる抗体は、好ましくはC端部以外、即ち、N端部(クラスI)、N端部 から中央部分に至る領域(クラス■)、あるいはC端部から中央部分に至る領域 (クラス■)を認識する抗体が用いられる。
サンドイツチ法による免疫測定法においては、固相用抗体および標識用抗体いず れもいかなるクラス、サブクラスのものでもよく、また、抗体活性が保持されて いるなら、それらからFc’ あるいはFc領域を除去したF(ab’)、画分 、Fab’ 画分あるいは、Fab画分でもよい。
サンドイツチ法による免疫測定法において、モノクローナル抗体を用いる場合、 固相用抗体あるいは標識用抗体に用いられる抗体は必ずしも1種類である必要は なく、測定感度を向上させる等の目的で2種類以上の抗体の混合物を用いてもよ い。 また、本発明で得られた抗体を用いる免疫測定法は、PACAPが関与す る疾患の診断および予後管理に使用し得る。
被検試料としては、血漿、血清、尿、脳を髄液、腹水、胸水、羊水等の体液や、 痰、便などが使用し得る。これらの試料は、そのまま、あるいは各種緩衝液で希 釈あるいは抽出後濃縮し、イムノアッセイの試料とし得る。試料の希釈あるいは 抽出に用いられる溶媒としてはどのような緩衝液あるいは有機溶媒を用いてもよ いが、好ましくはイムノアッセイ用緩衝液、水、生理食塩水、酢酸緩衝液、アセ トン、グロロホルムーメタノールあるいは、界面活性剤を含むこれらの溶液が用 いられ、抽出後、加熱処理される場合もある。また、濃縮は、試料を直接減圧下 、あるいは常圧、窒素気流下濃縮してもよいし、また試料をイオン交換あるいは 逆相クロマトグラフィー用担体あるいは抗PACAP抗体結合担体に添加したの ち、適当な溶出液で溶出後、減圧下あるいは常圧、窒素気流下濃縮しても良い。
逆相クロマトグラフィー用担体としてはC2、C8、C18あるいはフェニルカ ートリッジが用いられるが、濃縮用担体として特に好ましくは、抗PACAP抗 体結合担体が用いられる。濃縮物はイムノアッセイ用緩衝液に溶解後、イムノア ッセイの試料とする。
さらに、本発明で得られた抗PACAP抗体はPACAPの免疫組織染色法等に も用いる事ができる。その方法は、例えば標識化抗PACAP抗体を用いる直接 法、抗PACAP抗体および抗PACAP抗体に対する抗体の標識化されたもの を用いる間接法等に準することができる。
また、さらに本発明で得られた抗PACAP抗体のうちPACAPのアデニレー トサイクラーゼ活性化能を中和し得る抗体は、PACAPの特異的中和抗体とし て使用し得る。
抗PACAP抗体の中からPACAPの作用を特異的に抑制する抗体をスクリー ニングする方法としては、PACAPの薬理作用を検出するいかなる方法を用い ることも可能であり、例えば、下垂体の初代培養や褐色細胞腫細胞株PCI2h を含む各種細胞培養系において、PACAPのアデニレートサイクラーゼ活性化 能を指標とする生体外の測定系、あるいは、PACAPの実験動物の血圧降下活 性を指標とする生体内の測定系などが挙げられる。
得られたPACAPの作用を特異的に抑制する抗体はIgG、IgA、IgMい かなるクラスのものでもよく、またそれらからFc’ あるいはFc領域を除去 したFab’ あるいはFab画分あるいはその重合体でもよい。また、PAC APの作用を特異的に抑制し得るモノクローナル抗体の可変遺伝子部と、ヒトイ ムノグロブリン定常遺伝子部とを融合させ、組み換え体として発現させたキメラ 抗体を用いることもできる。
なお、後述の実施例8で得られたハイブリドーマ細胞は平成2年2月27日から 財団法人発酵研究所(IF○)に、そして平成2年3月16日から通商産業省工 業技術院微生物工業技術研究所(FRI)に以下の受託番号で寄託されている。
ハイブリドーマ細胞 I F OFERM−BP(FRI)PA−IN 502 25 2811 PA−3N 50226 2812 PA−5N 50227 2813 PA−6N 50228 2814 PA−2C502292815 PA−IC502302816 なお以下の実施例では、各ハイブリドーマ細胞から得られる抗体については細胞 名の後にaを付けた形で表している。
参 I PACAP38NHのム 市販のp−メチルBHA樹脂(アブライドバイオシステムズ社製) 1.04g  (0,5m mole)を用い、ペプチド合成機(アブライドバイオシステム ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。
最初のアミノ酸、Boc−Lys(C1−Z)をHOBt/DCCで活性化し、 樹脂に縮合した後、樹脂上のBoa基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレン で処理し、アミノ基を遊離させ、このアミノ基に、Boa−Asn、Boa−L ys(C1−Z)、 Boc−Val、 Boc−Arg(Tos)、 Boc −Gin、 Boc−Tyr(Br−Z)、 Boc−Gly、 Boa−Le u−、Boc−Ala、 Boc−Met、 Boc−5er(Bzl)、 B oc−Asp(OBzl)。
Boa−Thr(Bzl)、 Boa−Phe、 Boc−11e、 Boa− His(Tos)をPACAP38のアミノ酸配列通り順にHOBt/DCCで 活性化し縮合した。さらにDCCまたは、HOBt/DCCで活性化した同じア ミノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化し 、保護PACAP38NH,樹脂2.42 gを得た。
この保護PACAP38NH,樹脂0.51gをp−クレゾール0.6g共存下 無ホフッ化水素5mΩで0℃、60分間処理した後、フッ化水素を減圧留去し、 残渣をエチルエーテル5mffで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水6mΩ で抽出した。
不溶物を濾去し、50%−酢酸水5+++Q、で洗浄した。濾液、洗液を合し、 2〜3mQに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X90cm)のカラム に付し、50%−酢酸で溶出した。
主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水Loom  Qに溶解し、YMC−ODS AM12O5−50樹脂カラム(+、6X7c m)に付し、0.1%トリフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0,1%ト リフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。
主要画分を合し、凍結乾燥し、60■の白色粉末を得た。これを0.05M−酢 酸アンモニア水20m Qに溶解し、CM−セルロファインの樹脂カラム(IX 6cm)に付し、0.05 MからI。
OM−酢酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合し、再度Y MC−ODSカラム(2,6X7cm)に付し、0〜40%までのアセトニトリ ル水溶液(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾配溶出を行い、アセ トニトリル28〜30%の区分を集め凍結乾燥し、白色粉末21.6■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 2.90(3)、 Thr O,84(1)、 Ser 2,10(3 )、 Glu 2.21(2)、 Gly 2,00(2)、 Ala 3.2 9(3)、 Val 3.19(3)、 Met 1.01(1)、 l1eO ,87(1)、 Leu 2,09(2)、 Tyr 3.94(4)、 Ph e 0192(1)、 Lys 7゜18(7)、 His 0.96(1)、  Arg 4,19(4)質量分析による(M+H)4530 HPLC溶出時間 19.6分 カラム条件 カラム: YMC−ODS (AM−301,S−512OA)溶離液:A液( 0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセト ニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(50分)流速 :1、OmQ/分 2 PACAP27NHのム 市販のp−メチルBHA樹脂(アブライドバイオシステムズ社製) 1.04g  (0,5m mole)を用い、ペプチド合成機(アブライドバイオシステム ズ社製モデル430A)を使用し、合成した。
最初のアミノ酸、Boc−LeuをHOBt/DCCで活性化し、樹脂に縮合し た後、樹脂上のBoC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、ア ミノ基を遊離させ、このアミノ基に。
Boc−Lys(C1−Z)、Boc−Val、 Boa−Arg(Tos)、  Boc−Gin、 Boc−Tyr(Br−Z)、 Boa−Gly、 Bo C−Leu、 Boa−Ala、 Boc−Met、 Boc−3er(Bzl )、 Boa−Asp(OBzl)、 Boa−Thr(Bzl)、 Boc− Phe、 Boc−11e、 Boc−His(Tos)をPACAP27NH ,のアミノ酸配列通り順にHOBt/DCCで活性化し縮合した。さらにDCC または、HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後 、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP27NH,樹脂 2.31gを得た。
この保護PACAP27NHヨ樹脂0.79gをp−クレゾール1.2g共存下 無水フッ化水素1(inQで0℃、60分間処理した後、フッ化水素を減圧留去 し、残渣をエチルエーテル5n+Qで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5 mQで抽出した。
不溶物を濾去し、50%−酢酸水5+nQで洗浄した。濾液、洗液を合し、2〜 3+nQに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X75cm)のカラムに 付し、50%−酢酸で溶出した。
主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100m Qに溶解し、YMC−ODS AM120 5−50樹脂カラム(2,6X7a n)に付し、0.1%トリフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0,1%ト リフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合し、再 度YMC−ODSカラム(2,6%7cm)に付し、15〜35%までのアセト ニトリル水溶液(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の直線型濃度勾配溶出を行い 、アセトニトリル30〜32%の区分を集め凍結乾燥した。これを0.05M− 酢酸アンモニア水20m2に溶解し、CM−セルロファインの樹脂カラム(IX 6cm)に付し、水から0.33M−酢酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶出 した。主要画分(0,18〜0.22 M)を合して凍結乾燥し、白色粉末20 ■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 1.96(2)、 Thr O,94(1)、 Ser 2.57(3 )、 Glu 1.07(1)、 GlyO,95(1)、 Ala 3.00 (3)、 Val 1.96(2)、 Met 0.88(1)、 l1eO, 88(1)、 Leu 1,93(2)、 Tyr 2.87(3)、 Phe  0090(1)、 Lys 2゜9+(3)、 His O,94(1)、  Arg 2.17(2)質量分析による(M + H) 3146.7HPLC 溶出時間 21.2分 カラム条件 カラム: YMC−○D S (AM−301,S−512OA)溶離液:A液 (0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセ トニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(50分)流速 : 1.OmQ/分 # 3 PACAP270HHisSerAs Gl 1lePheThr A s Ser T r Ser Ar T r Ar L s Gin Met  Ala Vat L sL s T r Leu Ala Ala Val L eu−OHのム市販のBoc−Leu−OCH,−PAM樹脂(アプライドバイ オシステムズ社製) 0.60g (0,5m mole)を用い、ペプチド合 成機(アプライドバイオシステムズ社製モデル43OA )を使用し、合成した 。
樹脂上のBoC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基 を遊離させた後、このアミノ基に、各2mmoleのBoc−Val、 Boc −Lys(CI−Z)、Boc−Arg(Tos)、 Boc−Gin、 B。
c−Tyr(Br−Z)、 Boc−Gly、 Boa−Leu、 Boa−A la、 Boa−Met、 Boc−5er(Bzl)、 Boc−Asp(O Bzl)、 Boc−Thr(Bzl)、 Boa−Phe、 Boc−1ie 。
Boc−His (Tos) をPACAP27のアミノ酸配列通り順にHOB t/DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、HOBt/DCCで活性 化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応のアミノ基は無水酢酸で アセチル化し、保護PACAP27−OCH,−PAM樹脂1.25 gを得た 。
この保護PACAP27−OCH,−PAM樹脂0.65 gをp−クレゾール 1.0g共存下無水フッ化水素6mQで0℃、60分間処理した後、フッ化水素 を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5+++Qで2回洗浄した後、残渣を50 %−酢酸水5mαで抽出した。不溶物を濾去し、50%−酢酸水5mQで洗浄し た。
濾液、洗液を合し、2〜3mQ、に減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2 %75cm)のカラムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留 去の後、残留物を、0.1%トリフルオロ酢酸水100m Qに溶解し、YMC −ODS AMI2O5−50樹脂カラム(2,6X 7 cm) 4.、付し 、0.1%トリフルオロ酢酸水と50%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ 酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、 白色粉末90 mgを得た。再度YMC−〇DSカラム(2,6%7cm)に付 し、15〜40%までのアセトニトリル水溶液(0,1%トリフルオロ酢酸含有 )の直線型濃度勾配溶出を行い、アセトニトリル25〜28%の区分を集め凍結 乾燥した。これを0.05M−酢酸アンモニア水20m Qに溶解し、CM−セ ルロファインの樹脂カラム(IX6cm)に付し、0゜05Mから0.33M− 酢酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、 白色粉末20■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 2.03(2)、 Thr 0.96(1)、 Ser 2.66(3 )、 Glu 1.08(1)、 GIV 1.01(1)、 Ala 3.0 5(3)、 Val 1.98(2)、 Met 0.94(1)、l1eO, 94(1)、 Leu 2.00(2)、 Tyr 2.96(3)、 Phe  O,95(1)、 Lys 2゜99(3)、 His 1,03(1)、  Arg 2.25(2)質量分析による(M + H)3147.9HPLC溶 出時間 18.69分 カラム条件 カラム: YMC−ODS (AM−301,S−5+20A)(4,6X 1 00) 溶離液:A液(0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ 酢酸含有アセトニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分)流速 : 1.OmQ/分 1−I PACAP 14−38 NHのム市販のp−メチルBHA樹脂(アブ ライドバイオシステムズ社製) 1.04g (0,5m mole)を用い、 ペプチド合成機(アブライドバイオシステムズ社製モデル430A)を使用し、 合成した。
最初のアミノ酸、Boc−Lys (CI−Z)をHOBt/DCCで活性化し 、樹脂に縮合した後、樹脂上のBoC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレ ンで処理し、アミノ基を遊離させ、このアミノ基に、Boc−Asn、Boa− Lys(C1−Z)、 Boc−Val、 Boc−Arg(Tos)、 B。
c−Gin、 Boa−Tyr(Br−Z)、 Boc−Gly、 Boc−L eu、 Boa−Ala、 Boa−MetをPACAP (14−38)NH ,のアミノ酸配列通り順ニHOBt/DCCテ活性化シ縮合した。さら4:DC Cまたハ、 HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をし た後、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP(14−3 8) NH,樹脂2.00 gを得た。 コノ保護PACAP (14−38) NH,樹脂0.48gをp−クレゾー/L、0.48g共存下無水フッ化水素5 mQ、でO’C160分間処理した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチル エーテル5mQで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5mΩで抽出した。不 溶物を濾去し、50%−酢酸水5mΩで洗浄した。濾液、洗液を合し、2〜3m Qに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X75cm)のカラムに付し、 50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0.1%ト リフルオロ酢酸水loom Qに溶解し、YMC−ODS AM12’O5−5 0樹脂カラム(2,6X7CII+)に付し、0.1%トリフルオロ酢酸水と3 0%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配 で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、白色粉末20.2■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 1.01(1)、 Glu 2.01(2)、 Gly 1.00(1 )、 Ala 3.01(3)、 Val 2.85(3)、 Met 0.8 6(1)、 Leu 2.08(2)、 Tyr 1.98(2)、 Lys6 .37(7)、 Arg 3.24(3)質量分析による(M + H) 3o o3.6HPLC溶出時間 13.1分 カラム条件 カラム: YMC−ODS (AM−301,S−5120A)溶離液:A液( 0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセト ニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分)流速 : 1.OmQ/分 1−2 PACAP 1−13 0Hのム市販のBoa−Tyr(Br−Z)− 0CH,−PAN樹脂(アブライドバイオシステムズ社製) 0.87g (0 ,5m mole)を用い、ペプチド合成機(アブライドバイオシステムズ社製 モデル430A )を使用し、合成した。
樹脂上のBoC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基 を遊離させた後、このアミノ基に、Boc−Arg(Tos)、 Boc−Ty r(Br−Z)、 Boa−Gly、 Boa−5er(Bzl)’、 Boc −Asp(OBzl)、 BoC−Thr(Bzl)、 Boa−Phe、 B oc−11e、 Boc−His(Tos)をPACAP (1−13)(7) 7ミ/酸配列通U 順ニHOBt/DCCテ活性化し縮合した。さらにDCCま たは、HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後、 未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP(1−13)OC H,−PAM樹脂1.86gを得た。
この樹脂0.70 gをp−クレゾール0.81 g共存下無水フッ化水素10 mQで0℃、60分間処理した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエー テル5mffで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5InQで抽出した。不 溶物を濾去し、50%−酢酸水5mQで洗浄した。濾液、洗液を合し、2〜3m Qに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X75cm)のカラムに付し、 50%−酢酸水で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0.1% トリフルオロ酢酸水100m f2に溶解し、YMC−ODS AM120 5 −50樹脂カラム(2,6×7cm)に付し、0.1%トリフルオロ酢酸水と3 3%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配 で溶出した。主要画分を合し、再度同じカラム条件で精製、主要画分を集め凍結 乾燥し、白色粉末38■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 2.00(2)、 Thr 0193(1)、 Ser 2.43(3 )、 Glu 1.05(1)、 Gly I、00(1)、 Tyr 1,8 2(2)、 Phe 1.02(1)、 His 1,13(+)、 Argl 、12(1) 質量分析による(M + H) 1547.5HPLC溶出時間 12.3分 カラム条件 カラム: YMC−ODS (AM−301,S−5120A)溶離液:A液( 0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセト ニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分)流速 : 1.0m27分 1−3 PACAP 4−27 0HのA市販のBoc−Leu−OCH,−P AM樹脂(アプライドバイオシステムズ社製) 0.60g (0,5rn m ole)を用い、ペプチド合成機(アプライドバイオシステムズ社製モデル43 0A)を使用し、合成した。
樹脂上のBoC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、アミノ基 を遊離させた後、このアミノ基に、Boc−Lys(C1−Z)、 Boc−V al、 Boc−Arg(Tos)、 Boc−Gin、 Boc−Tyr(B r−Z)。
Boc−Gly、 Boc−Leu、 Boc−Ala、 Boc−Met、  Boc−Ser(Bzl)、 Boa−Asp(OBzl)、 Boc−Thr (Bzl)、 Boo−Phe、 Boa−1ie、をPACAP (4−27 )のアミノ酸配列通り順にHOBt/DCCで活性化し縮合した。さらにDCC または、HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後 、未反応のアミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP (4−27) OCH。
−PAM樹脂1.08gを得た。
この保護PACAP (4−27)OCH,−PAM樹脂0.29gをp−クレ ゾール0.49g共存下無水フッ化水素5++lIで0℃、60分間処理した後 、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5mQで2回洗浄した後、残 渣を50%−酢酸水5+nQで抽出した。不溶物を濾去し、50%−酢酸水5+ ++Qで洗浄した。濾液、洗液を合し、2〜3maに減圧濃縮し、セファデック スLH−20(2X75cm)のカラムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要 画分を集め減圧留去の後、残留物を、O11%トリフルオロ酢酸水100mQに 溶解し、YMC−ODSAM120 5−50樹脂カラム(2,6X7cm)に 付し、15%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)と50%アセト ニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の間での直線型濃度勾配で溶出した 。主要画分を集め凍結乾燥し、白色粉末33■を得た。これを0.05M−酢酸 アンモニア水20m Qに溶解し、CM−セルロファインの樹脂カラム(IX6 cm)に付し、水から0.30 M−酢酸アンモニア水の直線型濃度勾配で溶出 した。主要画分(0,18〜0.22M)を合して凍結乾燥し、白色粉末33■ を得た。
アミノ酸分析値 Asp 1,02(1)、 Thr 0.98(1)、 Ser 1.78(2 )、 Glu 1,07(1)、 GIV 1.02(1)、 Ala 3.0 4(3)、 Val 1.89(2)、 Met 0.81(1)、 l1eO 189(1)、 Leu 2,00(2)、 Tyr 2.91(3)、 Ph e O,90(1)、 Lys 2゜89(3)、 Arg 2.20(2)質 量分析による(M+H) 2808.5HPLC溶出時間 14.5分 カラム条件 カラム: YMC−○D S (AM−301,S−512OA)溶離液:A液 (0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセ トニトリル) を用いA液からB液のl]I線型濃度勾配溶出(35分)流速 : 1.OmQ /分 1−4 PACAP 31−38 NHのム市販のp−メチルBHA樹脂(アブ ライドバイオシステムズ社製) 0.98g (0,5m mole)を用い、 ペプチド合成機(アプライドバイオシステムズ社製モデル430A)を使用し、 合成した。
最初のアミノ酸、Boc−Lys(CI−Z)をHOBt/DCCで活性化し、 樹脂に縮合した後、樹脂上のBoa基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレン で処理し、アミノ基を遊離させ、このアミノ基に、Boa−Asn、Boc−L ys(CI−Z)、 Boa−Val、 Boc−Arg(Tos)、 Boc −Gln、 Boc−Tyr(Br−Z)をPACAP(31−38) NH, (7)7; /酸配列通り順ニHOBt/DCCテ活性化し縮合した。さらにD CCまたは、HOBt/DCCで活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をし た後、未反応の7ミノ基は無水酢酸でアセチル化し、保護PACAP (31− 38)NH,樹脂2.00 gを得た。
この保護PACAP (31−38)NH,樹脂0.43 gをp−クレゾール 0.6g共存下無水フッ化水素5mQで0℃、60分間処理した後、フッ化水素 を減圧留去し、残渣をエチルエーテル5IIIQで2回洗浄した後、残渣を50 %−酢酸水5mQで抽出した。不溶物を濾去し、50%−酢酸水5mΩで洗浄し た。
濾液、洗液を合し、2〜3mQに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X 75cm)のカラムに付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去 の後、残留物を、O01%トリフルオロ酢酸水loomαに溶解し、YMC−〇 DS AMI20 5−50樹脂カラム(2,6X7cm)に付し、0.1%ト リフルオロ酢酸水と33%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の 間での直線型濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、白色粉末45 ■を得た。
アミノ酸分析値 Asp 1,02(1)、 Glu 1.05(1)、 Vat 1.00(1 )、 Tyr O,90(1)、 Lys 2.98(3)、 Arg 1.1 2(1)質量分析による(M 十H) 1062.7HPLC溶出時間 11. 6分 カラム条件 カラム: YMC−〇D S (AM−301,S−5120A)溶離液:A液 (0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセ トニトリル)を用いA液からA:B(4:1)混合液へ直線型濃度勾配溶出(2 0分) 流速 : 1.O+nQ/分 1−5 Cs” PACAP I l−27NHの皇亘 市販のp−メチルBHA樹脂(アプライドバイオシステムズ社製) 0.66g  (0,5m mol)を用い、ペプチド合成機(アプライドバイオシステムズ 社製モデル430A)を使用し、合成した。
最初のアミノ酸、Boc−LeuをHOBt/DCCで活性化し、樹脂に縮合し た後、樹脂上のBOC基を50%トリフルオロ酢酸/塩化メチレンで処理し、ア ミノ基を遊離させ、このアミノ基に、Boc−Val、 Boc−Ala、 B oa−Tyr(Br−Z)、 Boa−Lys(C1−Z)、 Boa−Met 、 Boc−Gin、 Boa−Arg(Tos)、 Boa−3er(Bzl )、 Boa−Cys(MeBzl)を目的ペプチドのアミノ酸配列通り順にH OBt/DCCで活性化し縮合した。さらにDCCまたは、I(OBt/DCC で活性化した同じアミノ酸誘導体で再度縮合をした後、未反応のアミノ基は無水 酢酸でアセチル化し、保護[Cys”] PACA P (11−27)NH, 樹脂1.20gを得た。
この保護樹脂0.60 gをp−クレゾール1,0g共存下無水フッ化水素10 mQで0℃、60分間処理した後、フッ化水素を減圧留去し、残渣をエチルエー テル5mfiで2回洗浄した後、残渣を50%−酢酸水5+++Qで抽出した。
不溶物を濾去し、50%−酢酸水5IIIQで洗浄した。濾液、洗液を合し、2 〜3mQに減圧濃縮し、セファデックスLH−20(2X75an)のカラムに 付し、50%−酢酸で溶出した。主要画分を集め減圧留去の後、残留物を、0. 1%トリフルオロ酢酸水100@Aに溶解し、YMC−00S AM120 5 −50樹脂カラム(2゜6X 7 cTll)に付し、0.1%トリフルオロ酢 酸水と50%アセトニトリル(0,1%トリフルオロ酢酸含有)の間での直線型 濃度勾配で溶出した。主要画分を合して凍結乾燥し、白色粉末70■を得た。ア ミノ酸分析値 Set 0.92(1)、 Glu 1.07(1)、 Ala 2.00(2 )、 Val 1.96(2)、 Met 0.88(1)、 Leu 1.9 3(2)、 Tyr 1.87(2)、 Lys 2,91(3)、 Arg2 .17(2) 質量分析による(M 十H) 2127.9HPLC溶出時間 20.8分 カラム条件 カラム: YMC−〇D S (AM−301,S−5120A)溶離液:A液 (0,1%−トリフルオロ酢酸水)B液(0,1%−トリフルオロ酢酸含有アセ トニトリル) を用いA液からB液へ直線型濃度勾配溶出(50分)流速 :1.釦Q/分 ’ 2−I PACAP38NHむ の 1上記参考例1で得られたPACAP 38NH,と牛チログロブリン(BTG)との複合体を作製し、免疫原とした。
即ち、PACA P 38 NH,2,8mgとB T C8,4mgとを1m gの0.1Mリン酸緩衝液、pH6,9に溶解させ、最終濃度、0゜04%のグ ルタルアルデヒドを加え、室温で2時間反応させた。
反応後、生理食塩水に対し、4℃で2日間透析した。
実施例2−2 PACAP 11−27 NH’の 上記実施例1−5で得られた[Cys”)PACAP (11−27)NH,と BTGとの複合体を作製し免疫原とした。
即ち、BTG20mgを、0.1Mリン酸緩衝液(p H6,9) 1.4ml に溶解させ、N−(γ−マレイミドブチリロキシ)サクシニミド(G M B  S )2.2mg(8μmol)を含むDMF溶液100μmと混合し、室温で 40分反応させた。反応後、セファデックスG−25カラムで分画したのち、マ レイミド基の導入されたBTG12n+gと [Cy s”IPACAP (1 1−27)NH,3,0+ogとを混合し、4℃で3日間反応させた。反応後、 生理食塩水に対し、4℃で2日間透析した。
3−I PACAP38NH−BTGムの6〜8週令のBALB/C雌マウスに 上記実施例2−1記載の免疫原PACAP38NH,−BTG複合体80μg/ 匹を完全フロインドアジュバントとともに皮下免疫した。以後4週問おきに同量 の免疫原を不完全フロインドアジュバントとともに2〜3回追加免疫した。
実施例3−2 PACAP 11−27 NH−BTG皇左二A反 雄性家兎に、上記実施例2−2記載のPACAP (11−27)NH,−BT G複合体400μg/羽を完全フロインドアジュバントとともに皮下免疫した。
以後4週問おきに同量の免疫原を不完全フロインドアジュバントとともに6回追 加免疫した。
4−1 ワサビバーオ シダーゼ HRPPACAP38NHの 上記参考例1で得られたPACAP38NH,とHRPとを架橋し、酵素免疫測 定法(E I A)の標識体とした。
即ち、PACAP38NH,180n mol をsooμgの0.1Mリン酸 緩衝液、pH6,8に溶解させ、G M B S 450n +uol を含む DMF溶液50μ2と混合し、室温で30分反応させた。反応後、セファデック スG−15カラムで分画を行ないマレイミド基の導入されたポリペプチド100 n molを得た。
一方、HRP7.9mg (200n mol)を0.15M食塩を含む0.0 2Mリン酸緩衝液、pH6,8,0,95+++Qに溶解させ、5PDP〔N− スクシニミジル−3−(2−ピリミジルジチオ)プロピオネート) 1,54m g (4,9μmol) を含むDMF溶液501.tL2と混合したのち室温 40分間反応させた。反応後、ジチオスレイトール8.2mg (53μmol )を含むO,1M酢酸緩衝液、p H4,5,0、33m Qを加え、室温20 分反応させたのち、セファデックスG−25カラムで分画を行ない、SH基の導 入された酵素6■(100n mol)を得た。
次に、マレイミド基導入PACA P 38 NH,100n molとSH基 導入HRP 1oon molとを混合し、4℃、■6時間反応させた。反応後 ウルトロゲルAcA44(LKB−ファルマシア社製)カラムで分画し、HRP 標識化PACAP38を得た。
4−2 HRP 化PACAP’ 11−27 NHJ針甑製 HRP 8 mg (200n mol) を950μmの0.1Mリン酸緩衝 液、pH6,8に溶解させ、G M B S 1.4mg (5μmol)を含 むDMF溶液50μQと混合し、室温で40分間反応させたのち、セファデック スG−25カラムで分画した。このようにして作製した、マレイミド基の導入さ れたH RP 3,3mg(78n mol)と実施例1−5で作製された[C ys”IPACAP (11−27)NH,0,65+ng(310nmol) とを混合し、4℃で1日反応させた。
反応後ウルトロゲルAcA44 (LKB−ファルマシア社製)カラムで分画し 、HRP標識化(Cy s”IPACAP (11−27)NH,を得た。
5−1 マウス 血゛ の の マウス抗血清中の抗体価を以下の方法により測定した。抗マウスイムノグロブリ ン抗体結合マイクロプレートを作製するため、まず抗マウスイムノグロブリン抗 体(I gG画分、カッペル社製)を100μg/mα含む0,1M炭酸緩衝液 、pH9゜6溶液を96ウエルマイクロプレートに100μΩずつ分注し、4℃ で24時間放置した。次に、プレートをPBSで洗浄したのち、ウェルの余剰の 結合部位をふさぐため25%ブロックエース(雪印乳業社製)を含むPBSを3 00μΩずつ分注し、少なくとも4℃で24時間処理した。
上記、抗マウスイムノグロブリン抗体結合マイクロプレートの各ウェルにバッフ ァーE[10%ブロックエース、2■/mQ牛血清アルブミン(BSA)、0. 4M NaC1,2mMEDTAおよび0,1% NaN、を含む0.02Mリ ン酸緩衝液、p H7,0] 50μαおよびバッファーEで希釈したマウス抗 PACA P 38 NH,抗血清50μΩを加え4℃で16時間反応させた。
次に、該プレートをPBSで洗浄したのち、上記実施例4−1で作製したHRP 標識化PACAP38NH,[2mg/+QB S A、 0.15M N a  Clを含む0.02Mリン酸緩衝液、pH7,0(バッファーH)で200倍 希釈]100μΩを加え、室温で6時間反応させた。反応後PBSで洗浄したの ち、固相上の酵素活性を測定するため0.2%オルソフェニレンジアミン、0. 02%過酸化水素を含む0.1Mクエン酸緩衝液、pH5,5を100μΩずつ 分注し、室温で10分間反応させた。4規定硫酸100μαを加え、反応を停止 させたのち、492nmの吸収をプレートリーダー(MTP−32、コロナ社製 )で測定し結果を第1図に示す。免疫した8匹のマウスのうち4匹に抗PACA P38抗体価の上昇が認められた。
5−2 血′ の の 家兎抗血清中の抗体価を同様の方法により測定した。抗ウサギイムノグロブリン 抗体(I gG画分、カッペル社製)結合マイクロプレートを、上記実施例5− 1記載の方法により作製した。該プレートに、バッファーE 50μαおよびバ ッファーEで希釈した家兎抗PACAP (11−27)NH。
抗血清50μ2を加え4℃で16時間反応させた。次に、該プレートをPBSで 洗浄したのち、上記実施例4−2で作製したHRP標識化PACAP (11− 27)NH,(バッファーHで200倍希釈) 100μαを加え、室温で6時 間反応させた。
反応後PBSで洗浄したのち、固相上の酵素活性を、TMBマイクロウェルパー オキシダーゼ基質システム(KIRKEGAARD& PERRY LAB、  rNc、フナコシ薬品(株)取扱い)を用いて測定した。吸光度(450nm) の測定にはプレートリーダー(MTP−32、コロナ社製)を用いた。結果を第 2図に示す。免疫した総ての家兎に高い抗体価が検出されたゆ6ム 比較的高い抗体価を示したマウス庖5に対して200μgの免g!原を生理食塩 水0.25m Qに溶解させたものを静脈内に接種することにより最終免疫を行 なった。最終免疫4日後のマウスから膵臓を摘出し、ステンレスメツシュで圧迫 、ろ過し、イーグルス・ミニマム・エッセンシャルメデイウム(MEM)に浮遊 させ、膵臓細胞浮遊液を得た。細胞融合に用いる細胞として、BALB/Cマウ ス由来ミエローマ細胞P3−X63゜Ag8.01 (P3U1)を用いた〔カ レント トピックスインマイグロバイオロジーアンドイムノロジー、旦、1(1 978)]、細胞融合は、原注〔ネイチャー、て匝、495(1957)]に準 じて行なった。即ち、肺臓細胞およびP3U1をそれぞれ血清を含有しないME Mで3度洗浄し、肺臓細胞とP3U1数の比率を5:1になるよう混合して、8 00回転で15分間遠心を行なって細胞を沈澱させた。上清を充分に除去した後 、沈殿を軽くほぐし、45%ポリエチレングリコール(PEG) 6000 ( コツ本ライト社製)を0.3mQ加え、37℃温水槽中で7分間静置して融合を 行なった。融合後細胞に毎分2mQの割合でMEMを添加し、合計12tx Q のMEMを加えた後600回転15分間遠心して上清を除去した。この細胞沈殿 物をlO%牛脂児血清を含有するGITメディウム(和光紬薬)(GIT−10 FC3) にP3U1が1IIIQ当す2 XIO’fil、−す6.J。
うに浮遊し、24穴マルチデイシユ(リンプロ社製)にlウェルlaQずつ12 0ウエルに播種した。播種後、細胞を37℃で5%炭酸ガスフラン器中培養した 。24時間後HAT (ヒボキサンチンlXl0”M、アミノプテリン4xlO −”M、チミジン1゜6xto−”M)を含んだGIT−10FC3培地(HA T培地)をlウェル当り1m12ずつ添加することにより、HAT選択培養を開 始した。HAT選択培養は、培養開始3.6.9日後に旧液を1rsQ捨てたあ と、1+nQのHAT培地を添加することにより継続した。ハイブリドーマの増 殖は、細胞融合後9〜14日で認められ、培養液が黄変したとき(約1xto’ セル/ m Q )、上清を採取し、抗体価を測定した。
7 ハ ブリ゛−マのスクリーニング 抗マウスイムノグロブリン抗体結合マイグロブレートにバッファーE50μαと ハイブリドーマ培養上清50μCとを加え、室温で6時間反応させた。プレート をPBS″C−洗浄したのち、上記4で作製したHRP標識化PACAP38N H,[バッファーHで200倍に希釈]100μαを加え、4℃で16時間反応 させた。次に、プレートをPBSで洗浄したのち、固相上の酵素活性を上記実施 例5−1記載の方法により測定した。
このようにして、ハイブリドーマの増殖が認められた全120ウエルの上清を調 べたところ、18ウエルに抗体価が認められた。
8 クローニング 抗体活性が陽性を示したウェルのうち、No、44、No、49、No。
97、No、113の各ハイブリドーマを限界希釈法によるクローニングに付し た。即ち、ハイブリドーマが1.5個/mΩになるようRPM I 1640− 20F CSに浮遊させ、96穴マイクロプレート(ヌンク社製)にlウェル当 り0.2mβずつ分注した。分注する際、フィーダー細胞としてBALB/Cマ ウスの胸腺細胞をウェル当り5×lO°個になるように加えた。約1週間後には 細胞の増殖が認められるようになり、上清中の抗体価を上記実施例5記載のEI A法により調べたところ、N’o、44のハイブリドーマでは30クローン中2 8クローンが、No、49のハイブリドーマでは50クローン中47クローンが 、No、97のハイブリドーマでは50クローン中49クローンが、 No、1 13のハイブリドーマでは50クローン中48クローンが抗体を産生じていた。
これらのクローンのうち、No、44−2より得られたクローンPA−6Nおよ びその産生ずるモノクローナル抗体PA−6N a 、 No、49−3より得 られたクローンPA−I Nおよびその産生ずるモノクローナル抗体PA −I  Na、 ’No、97−2より得られたクローンPA−2Cおよびその産生ず るモノクローナル抗体PA −2Ca、 No、113−5より得られたクロー ンPA−5Nおよびその産生ずるモノクローナル抗体PA−5Naに注目し、以 下の実験を実施した。
また、同様にして、免疫中の他のマウスの肺臓細胞を用いて細胞融合実験を実施 し、No、28−12より得られたクローンPA−ICおよびその産生するモノ クローナル抗体PA−ICaおよびNo、10−3より得られたクローンPA− 3Nおよびその産生ずるモノクローナル抗体P A −3N aにも注目し、以 下の実験を実施した。
9 のモノクローナル の 1 ミネラルオイル0.5a+Aを腹腔内投与されたマウス、あるいは未処置マウス (BALB/C)に上記ハイブリドーマ 1〜3X]O”セルフ匹を腹腔的注射 したのち、6〜20日後に抗体含有腹水を採取した。
ス1 lOモノ ローナル の 上記実施例9調製腹水よりプロティン−Aカラム、あるいはジエチルアミノエチ ル(DEAE)−セルロースカラムによりモノクローナル抗体を精製した。
即ちPA−INの腹水6mΩを等量の結合緩衝液(3,5MNaC1,0,05 %N a N、を含む1.5Mグリシン、p H9,0)で希釈したのち、あら かじめ結合緩衝液で平衡化したプロティン−A−セファロース(ファルマシア製 )カラムに供し、特異抗体を溶離緩衝液(0,05%NaN、を含む0,1Mク エン酸緩衝液、p H3,0)で溶出した。以上の操作により、28■の特異抗 体を得た。
同様にして、PA−5Nの腹水5+nfiより23■の特異抗体を、PA−6N の腹水7.5mαより13■の特異抗体を、また、PA−ICの腹水+4m Q より、45■の特異抗体を得た。
一方、PA−3Nの腹水20m Qに最終濃度45%の飽和硫安溶液を加え塩析 後、遠心分離(20,000g、30分)し、沈殿画分を0.15MのNaCl を含む0.02Mホウ酸緩衝液、pH8(BBS)G、、対し透析し、さらに、 0.OIM(7)N a Clを含む0.01 Mリン酸緩衝液に対し透析した 。該抗体画分をDEAEセルロースカラム(2,5X10an、ワットマン社製 DE−52)に供し、NaC1濃度の直線勾配(0,OIM−0,35M) 1 00m12で溶出した。以上の操作により特異抗体136■を得た。
同様にして、PA−2Gの腹水7.5mQから特異抗体57■を得た。
11 モノクローナル のクラス・サブクースの上記調製PACAP38NH, を5μg/mR1を含ムo、IM炭酸緩衝液、pH9,6溶液を96ウエルマイ クロプレートに100μαずつ分注し、4℃で24時間放置した。上記実施例5 −1で述べた方法に従って、ウェルの余剰の結合部位をブロックエースでふさぎ PACAP38NH,結合プレートを作製した。次に該プレートに、PA−IN 、PA−3N、PA−5N、PA−6N、PA−2CおよびPA−ICの培養上 清100μgを加え、室温で3時間反応させたのち、アイソタイプタイピン グキット(Mouse−TyperTMSub−1sotyping Kitバ イオラッド社製)を用いるエンザイムーリンクトイムノソーペントアッセイ(E LISA)によってクラス、サブグラスを調べた。
その結果PA−]、Na、PA−6Na、PA−2Ca、およびPA−ICaは IgG1、に、PA−5NaはIgG2a。
に、PA 3NaはIgG2b、にであった。
12Fab′画の1 上記実施例1O記載のPA−6Naをコロジオンバッグ(エムニス機器社製)で 8■7500μ0にまで濃縮したのち、0.1MNaC1を含む0.1M酢酸緩 衝液に対し透析した。該抗体溶液にペプシン(シグマ社、2回結晶)0.4■を 加え、37℃、16時間反応させたのち、0,1Mリン酸緩衝液、pH6,8で 平衡化したスーパーロース12カラムを用いるFPLC(ファルマシア社製)で F(ab’)、画分を精製した。
同様の手法により、上記実施例10記載のPA−ICa8,9■に0.445■ のペプシンを加え、F(a b’) 、画分を調製した。
13 HRP PACAPモノクロ−ル の上目1 (1)PA−6Na F(ab’)、−HRP上記実施例12記載PA−6Na  F(ab’)、画分2.2■(22nmol)/mQ、1mQにG M B  S 、 260 nmolを含むDMF50μmを加え、室温で40分反応させ た。反応液をセファテックスG−25カラム(IX30cm、溶離液、0.1M リン酸緩衝液、p H6,7)で分離し、得られたマレイミド基の導入されたF (ab“)、両分1.5■と、上記実施例4−1記載の方法により調製されたS H基の導入されたHRP5.5■とを混合し、コロジオンバッグで約0.3++ +Ωにまで濃縮したのち、4℃で16時間放置した。反応液を溶離液に0.1M リン酸緩衝液、pH6,5を用いるクルトロゲルAcA34カラム(10mmφ X40M)に供し、F(ab’)、 −HRP複合体画分を精製した。 280 nmと403nrnの吸光度から、F(a b’)、 1分子あたり2.4ケの HRPが導入されたことが確認された。
(2)PA−ICa F(ab’)、−HRP同様の方法により、上記実施例1 2に記載PA−1caF(ab’)、画分2.9■を用いて、F(ab’)、− HRP複合体を作製した。
(3)PA−2Ca IgG−HRP 上記実施例10記載のPA−2Ca精製画分6.4mg (43n molに1 5倍molのGMBSを加え、マレイミド基を導入後同様の方法により、SH基 を導入されたHRPと反応させ、IgG1分子あたり、2.4ケのHRPが導入 された標識体を作製した。
14 ムーEIA (1)PA−INaを用いる競合法−EIA上記実施例5記載の抗マウスイムノ グロブリン抗体結合マイグロブレートに、バッファーHで50倍に希釈したPA −IN培11上15oμff、およびPACAPtp、るいはPACAPH分ペ ブタイド、即ち、PACAP38NH,、PACA P 27NH,、PACA P (4−27)、PACAP (1−13)、PACAP (14−38)N H,、PACAP (31−38)NH,、あるいはVIPのバッファーH溶液 50μΩを加え、室温で2時間反応させたのち、上記実施例4−1記載HRP標 識化PACA P 38 NH,(バッフ7’−HテlOO倍希釈)を50μC 加え、4℃で16時間反応させた。反応後、PBSで洗浄したのち固相上の酵素 活性を上記実施例5記載の方法により測定した。結果を第3図(a)に示す。
図中、−〇−がPACAP38NH,を、−・−がPACAP27NHJ、−ム 一がPACAP (4−27)OHを、−履一がPACAP (2−13)OH を、−△−がPACAP (14−38)NH,を、−ローがPACAP (3 1−38)NH,を、またー×−がVIPの標準曲線を示す。
第3図(a)の結果から、PA−INaがPACAP38NH,、PACAP2 7NH,、PACAP (1−13)OH。
PACAP (4−27)OHと反応し、PACAP (14−38)NH,、 PACAP (31−38)NH,と反応せず、また、VIPとも反応しない( 交差反応性0.1%以下、対PACAP38NH,)ことから、PACAP38 NH,のN端部分を認識する、クラスIaの抗体であることが分った。
(2)PA−5Naを用いる競合法−EIA上記実施例14−(1)記載の方法 により、PA−5Naを用いる(PA−5Nの培養上清70倍希釈)競合法−E IAを実施した。結果を第3図(C)に示す。この結果から、PA−5N aが 、PACA P 38 NH,、PACAP27NH,、PACAP (1−1 3)OH,PACAP (4−27)OHと反応し、PACAP (14−38 )NH,、PACAP (31−38)NHおと反応せず、また、VIPとも反 応しない(交差反応性0.1%以下)ことから、PACAP38NH,のN端部 分を認識するクラスIaの抗体であることが分った。
なお、PA−INaとPA−5Naとは、PA’CAP(1−13)OHとの交 差反応性(対PACAP38NH,)において異っており、該交差反応性は前者 が後者の10倍以上強い。
(3)PA−3Naを用いる競合法−EIA上記実施例+4−(1)記載の方法 により、(PA−3Nの培養上清50倍希釈)PA−3Naを用いる競合法−E IAを実施した。結果を第3図(b)に示す。この結果から、PA−3NaがP ACAP38NH,、PACAP27NH,、PACAP(1−13)○H,P ACAP(4−27)OHと反応し、PACAP (14−38)NH,、PA CAP (31−38)NH,と反応せず、一方、VIPとは1%の交差反応性 を示す(対PACAP38NH,)ことから、PACAP38NH,のN端部分 を認識するクラスIbの抗体であることが分った。
(4)PA−6Naを用いる競合法−EIA上記実施例14−(1)記載の方法 により、(PA−6Nの培養上清40倍希釈)PA〜6Naを用いる競合法−E IAを実施した。結果を第3図(d)に示す。この結果から、PA−6NaがP ACAP38NH,、PACAP27NH,、PACAP (4−27)OHと 反応し、PACAP (1−13)OH,PACAP (14−38)NH,、 PACAP (31−38)NH,と反応せず、また、VIPとも反応しない( 交差反応性0.1%以下、対PACAP38NH,)ことから、PACAP38 NH,のN端部分から中央部分に至る領域を認識するクラス■の抗体であること が分った。
(5)PA−2Caを用いる競合法−EIA上記実施例14−(1)記載の方法 により、(PA−2Cの培養上清340倍希釈)PA−2Caを用いる競合法− EIAを実施した。結果を第3 [11(e )に示す。この結果から、PA− 2CaがPACAP38NH,、PACAP (14−38)NH,と反応し、 PACAP 27 NH,、PACAP (4−27)○H,PACAP (1 −13)OH,PACAP (31−38)NH,と反応せず、また、VIPと も反応しない(交差反応性0.1%以下、対PACAP38NH,)ことから、 PACAP38NH,のC端部分から中央部分に至る領域を認識するクラス■の 抗体であることが分った。
(6)PA−ICaを用いる競合法−EIA上記実施例14−(1)記載の方法 により、(PA−ICの培養上清35倍希釈)PA−ICaを用いる競合法−E IAを実施した。結果を第3図(f)に示す、この結果から、PA−ICaがP ACAP38NH,、PACAP (14−38)NH,、PACAP (31 −38)NH,と反応し、PACAP27NH,、PACAP (4−27)○ H,PACAP (1−13)OHと反応せず、また、VIPとも反応しない( 交差反応性0.1%以下、対PACAP38NH,)ことから、PACAP38 NH,のC端部分を認識するクラス■の抗体であることが分った。
以上、PA−INa、PA−5Na、PA−3Na、PA−6Na、PA−2C aおよびPA−ICaを用いる競合法−EIAにより、それぞれ少なくとも40 0.100.200.200.20および200+) g /ウェルのPACA P38NH,を検出する(B/Bo=80%を与えるPACAP濃度)ことが可 能であった。
15 サン1イツチ −EIA (1)PA−6Na F(ab’)、−HRPを用いるサンドイッチ法−EIA 上記実施例10記載の精製したモノクローナル抗体PA−]Na、PA−3Na 、PA−5Na、PA−6Na、PA−2CaあるいはPA−1ca15μg/ mQを含む0,1M炭酸緩衝液、pH9,6溶液を96ウエルマイグロプレート に100μΩずつ分注し、4℃で24時間放置した。ウェルの余剰の結合部位を PBSで4倍希釈したブロックエース300μαを加え不活化した。
以上のように調製したプレートに、バッファーEで希釈したPACAP38NH ,標準液100μαを加え、4℃で24時間反応させた。PBSで洗浄したのち 、上記実施例+3−(1)で作製したHPR標識化PA−6Na F(ab’) 、(バッファーCで100倍希釈)100μαを加え、4℃で24時間反応させ た。PBSで洗浄したのち、上記実施例5記載の方法により固相上の酵素活性を 測定した。結果を第4図に示す。
PA−6Na(クラスn)F(a b’)、 −HRPを用いるサンドイッチ法 −EIAにおいては、固相用抗体としてPA−2Ca (クラス■)を用いた場 合が最も高感度であり、少なくとも0.4p g /ウェルのPACA P 3 8 Nf(、を検出することが可能であった。また、固相用抗体としてPA−I Ca(クラス■)を用いた場合2pg/ウェルの、また、PA−5Na (クラ スIa)を用いた場合40p g /ウェルのPACAP38NH,が検出され た。
以上の結果から、クラス■の抗体であるPA−6Naを標識体として用いた場合 、他のいずれのクラス(1次配列上隣接するクラスも含む)の抗体を固相用抗体 としてもサンドイッチ法−EIAが設定されること、とりわけ、クラスmの抗体 であるPA−2Caを固相用抗体とするサンドイッチ法−EIAが高感度である ことが分った。
(2)PA−I Ca F(a b’)、−HRPを用いるサンドイッチ法−E IA 上記(1)記載の各種抗体を感作したマイクロプレートと上記実施例13−(2 )記載のHRP標識化PA−ICaF(ab’)、とを用いるサンドイッチ法− EIAを上記(1)記載の方法により実施した。結果を第5図に示す。
PA−ICa(クラスrV) F(a b’)、 −HRPを用いるサンドイッ チ法−EIAにおいては、固相用抗体としてPA−3Na (クラスIb)を用 いた場合が最も高感度であり、少なくともlpg/ウェルのPACAP38NH ,を検出することが可能であった。また、固相用抗体として、PA−INa(ク ラスIa)、PA−5Na(クラスIa)、PA−6Na(クラス■)を用いた 場合、少なくとも2pg/ウェルのPACAP38NH,が検出された。さらに 、1次配列上隣接するクラス■の抗体を固相用抗体としても少なくとも8pgの PACAP38NH,が検出された。
以上の結果から、クラス■の抗体であるPA−1caを標黒体として用いた場合 、他のいずれのクラス(1次配列上隣接するクラスも含む)の抗体を固相用抗体 としてもサンドイッチ法−EIAが設定されること、とりわけ、クラスIbの抗 体であるPA−3Naを固相用抗体とするサンドイッチ法−EIAが高感度であ ることが分った。
(3)PA−2C:a IgG−HRPを用いるサンドイッチ法−EIA 上記(1)記載の各種抗体を感作したマイクロプレートと上記実施例+3−(3 )記載のHRP標識化PA−2CaIgGとを用いるサンドイッチ法−EIAを 上記(1)記載の方法により実施した。結果を第6図に示す。
PA−2Ca(クラスIll)IgG−HRPを用いるサンドイッチ法−EIA においては、固相用抗体としてPA−3Na(クラスIb)を用いた場合が最も 高感度であり、少なくとも2pg/ウェルのPACAP38NH,を検出するこ とが可能であった。また、固相用抗体として、PA−INa、PA−5Naおよ びP A −6N aを用いた場合には、4pg/ウェルの、またPA−ICa を用いた場合には80p g /ウェルのPACAP38NH,が検出された。
以上の結果から、クラスmの抗体であるPA−2Caを標識体として用いた場合 、他のいずれのクラス(1次配列上隣接するクラスも含む)の抗体を固相用抗体 としてもサンドイッチ法−EIAが設定されること、とりわけ、クラスIbの抗 体であるPA−3Naを固相用抗体とするサンドイッチ法−EIAが高感度であ ることが分った。
16 サンドイッチ −EIAの 上記実施例15−(1)記載の、PA−2Caを固相用抗体とし、PA−6Na  F(ab’)、−HRPを標識用抗体とするサンドイッチ法−EIAにおいて 、PACAP’38NH,、VIP、GRF、およびセクレチンに対する反応性 を検討した。結果を第7図に示す。
図中、−o −h<、PACA P 38 NH,(7)、−@ −カP AC AP27NH,の、−ム−がVIPの、−△−がGRFの、またー■−がセクレ チンの濃度依存曲線を示す。
該測定法ニオイテハ、PACAP27NH,、VIP、GRF、およびセクレチ ンに対する交差反応性はいずれも0.001%であり、該測定法がPACAP3 8NH,に特異的であることが分った。
実施例17 PACAP 11−27 NHの家兎PACAP(11−27)N H,を精製するためのアフイニテイ固相を作製した。すなわち、[Cys”IP ACAP(11−27)NH,4,5mgを20m1の0.5M食塩を含む0. 1M炭酸水素ナトリウムに溶解させ、3gのCNBr活性化セファロース4Bと 室温3時間反応させた0次に、未反応の活性基を001Mトリス−塩酸緩衝液、 pH8で処理したのち、PBSに分散させ、カラムに充填した。
高い抗体活性が認められた家兎PACA P(11−27)NH1抗血清IC8 ml、2C8mlおよび3C16ml(第2図参照)を混合し、PBS32+u lを加えたのち、さらに52m1の飽和硫安を徐々に撹拌したのち、12,0O OX gで20分間遠心し、沈殿を0.15M食塩を含むホウ酸緩衝液、pH8 (以下BBSと略す) 25m1に溶解させたのちBBSに対し4℃、2日間透 析した。透析後、上記カラムに付し、BBSで十分に洗浄したのち特異抗体を0 .5M食塩を含む0.1M酢酸緩衝液、pH4,5で溶出し、さらに0.1M食 塩を含む0.05Mグリシン−塩酸緩衝液、pH2,0で溶出した。その結果p  H4,5およびpH2で溶出された画分にそれぞれ特異抗体5.4mgおよび 6.7mgが得旦ヱニエ盃 上記実施例17記載の抗PACAP(11−27)NH,抗体より、石川らの方 法[ジャーナルオブアプライドバイオケミストリ−(J、 Appl、Bioc hem、)、 6 : 56−63(1984)]に従ってFab’ −ペルオ キシダーゼ標識体を作製した。
即ち、0.1M酢酸緩衝液、pH4,5に溶解した特異抗体5.6mgにペプシ ン(シグマ社、2回結晶)160μgを加え、37℃、200時間反応せたのち 、0.1M酢酸緩衝液、pH5で平衡化したスーパーロース12カラムを用いる FPLC(ファルマシア社製)でF(ab’)、画分2.2mgを得た。該両分 に、最終20mMのβ−メルカプトエチルアミンを加え、37℃で90分放置し たのち、反応液を5mMEDTAを含む0.1Mリン酸緩衝液、pH6,0で平 衡化したセファデックスG−25カラムで分離し、Fab’ 画分を得た。
一方、上記実施例4−2記載の方法に従って調製したマレイミド化HRP6mg と、上記抗PACAP(11−27)NH,Fab’ 画分全量とを混合し、4 ℃で2日間反応させたのち、0,1Mリン酸緩衝液、pH6,5で平衡化したク ルトロゲルAcA44カラムで分画し、HRP標識化抗PACAP(11、−2 7)NH,F a b’ を精製した。
(1)上記実施例15記載のPA−INaを固定したマイクロプレートに、バッ ファーEで希釈したPACAP27NH6、PACAP(1−27)OH,PA CAP38N)(、標準液lOOμαを加え、4℃で24時間反応させた。PB Sで洗浄したのち、上記実施例18記載HPR標識化抗PACAP(11−27 )NH,F a b’ (バッフy−Cで400倍希釈)を加え、4℃で24時 間反応させた。PBSで洗浄したのち、上記実施例5−2記載の方法により固相 上の酵素活性を測定した。結果を第8図に示す。
図中、−・−がPACAP27NH,を、−ム−がPACAP (1−27)O Hを、−■−がPACAP38NH,を、−〇−がVIPの標準曲線を示す。第 8図の結果から、この測定法により、0.2pg/wellのPACAP27N H,を、PACAP (1−27)OHと11.5%の、またPACAP38N H,と重量比では0.97%、モル比では1.3%の交差反応性で検出し得るこ とがわかった。
(2)上記実施例15記載のPA−3Naを固定したマイクロプレートと、上記 実施例18記載HRP標識化PACAP(11−27)NH,F a b’とを 用いて、上記記載の方法によりサンドイッチ法−EIAを実施した。結果を第9 図に示す。
この測定法により、0.2pg/wellのPACAP27NH,を、PACA P (1−27)OHと11%の、またPACAP38NH,と重量比で0.2 2%、モル比で0.31%の交差反応性で検出し得ることがわかった。
(3)上記実施例15記載のPA−5Naを固定したマイクロプレートと、上記 実施例18記載HRP標識化PA’CAP(1127)NH,F a b’とを 用いて、上記記載の方法によりサンドイッチ法−EIAを実施した。結果を第1 0図に示す。
この測定法により、0.2pg/wellのPACAP27NH,を、PACA P (1−27)O’Hと4.1%の、またPACAP38NHヨと重量比で0 .40%、モル比で0.56%の交差反応性で検出し得ることがわかった。
(4)上記実施例15記載のPA−6Naを固定したマイクロプレートと、上記 実施例18記載HRP標識化PACAP(11−27)NH,Fab’とを用い て、上記記載の方法によりサンドイッチ法−EIAを実施した。結果を第11図 に示す。
この測定法により、0.8pg/wettのPACAP27NH,を、PACA P (1−27)○Hと5.4%の、またPACAP38NH,と重量比で3. 6%、モル比で5.00%の交差反応性で検出し得ることがわかった。
なお、いずれの測定法もVIPと0.001%以下の交差反応性しか示さなかっ た。
以上の結果から、これらの測定法を用いることにより、PACAP27NH,を 、PACAP 38NH,と重量比テo、22〜3.6%、モル比で0.31〜 5.0%の交差反応性で検出し得ることから、これらの測定法と、上記実施例1 6記載の測定法とを組み合わせることにより、PACAP27NH,とPACA P38NH,とを分別定量することが可能である。
実施例20 PACAP の の ・ ラット副腎褐色細胞腫株PC−12h(大阪大学、蛋白研究所、車中博士より供 与)をコラーゲン処理した48ウエルマルチウエルプレート(住友ベークライト 社製)上に、5×10°セル/ウエルの割合で播き、10%のFe2を含むダル ベツコ改変イーグル培地(DMEM)中で7〜IO日間培養した。
該プレートの培地を0.05%のBSAを含むハンクス液(HBS S : H anks’ balanced 5alt 5olution)に変換し、30 分間培養したのち、抗PACAP抗体(最終濃度2.20あるいは200nM) とあらかじめ4℃で1時間反応させたPACAP38NH,(最終濃度2 nM )を加えた。さらに2時間培養したのち、培養上清中のcAMP濃度をcAMP 測定キット(アマジャム社製)で測定した。結果を第12図に示す。図中、−〇 −がPA−INaを、−△−がPA−3Naを、−ローがPA−5Naを、−■ −がPA−6Naを、−ム−がPA−2Caを、−・−がPA−ICaを表わす 。この結果から、これら6種類のモノクローナル抗PACAP抗体のうち、4種 類はPACAP38NH,に対して中和能を有しており、その強さは、PA−2 Ca(クラスmの抗体) )PA−I N>PA−3Na(クラス1bの抗体) の順であることがわかった。
本発明のPACAPの一次配列上連続した部位を認識する種々のモノクローナル 抗体を用いることにより、PACAPの免疫化学的な性質が明らかにされた。ま た、これらの抗体を用いることにより、PACAPあるいはその関連ペプタイド に対し特異性の異なる種々の競合法あるいはサンドイツチ法による測定系を設定 することが可能であり、とりわけ、種々のサンドイツチ法を組み合わせることに より、PACAP38NH,とPACAP27NH,とを高感度に分別定量する ことが可能となった。
実施例21 ヒトPACAP前駆体に対する抗PACAPモノクローナル抗体の 反応性に関する検討ヒトP A CA P #J駆夏体伝子を組み込んだプラス ミドpTS401を持つ大腸菌をl OmlのM9培地(0,1% NZアミン 、o、4% グルコース、 Ampicillin を50μg/m1およびC hloramphenicolを25μg/ml含む)で37℃下に培養し、6 00nmにおける吸光度が0.7まで菌体が増殖した時、終濃度0.4mMとな るようにイソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシドを添加してさらに3時 間培養を続けた後、5000g 10分間の遠心で集菌した。
イソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド添加直前の菌体をコントロール として集菌した。
菌体に1mlのLaemmliのSDS含有sample bufferを加え 、100℃で5分間沸騰させ、16%のポリアクリルアミドゲル電気泳動を行っ た。Western blotting法により、ニトロセルロースフィルター へ蛋白を電気的に移し、抗PACAP?ウスモノクローナル抗体(PA−’I  Na、 −I Caおよび一2Ca)をそれぞれ反応させた後、二次抗体(抗マ ウスIgG−パーオキシダーゼ、CAPPEL社製)を反応させた。和光紬薬P ODイムノスティンセットにより目的とする蛋白のバンドを発色、固定した。抗 PACAPマウスモノクローナル抗体PA−INaおよびPA−2Caと反応す るバンドは分子量約18,000ダルトン付近に確認された。このバンドはヒト PACAPをコードするcDNAから予想されるヒトPACAP的夏体の分子量 とほぼ一致しており、抗PACAPマウスモノクローナル抗体PA−INaおよ びPA−2CaがヒトPACAPfn夏体と反応することが明らかとなった。
■ 625 125 25 5 1 抗血清希釈倍数 希釈倍数 第3図−1 PACAPおよびPACAP関連ベプタイド(M)第3図−2 PACAPtaよびPACAP関連ベデ関連ビデタイト第4図 第5図 PACAP38 NH2(P9/mJ)第6図 PACAP 38NH2(1)9/mj)第8図 PACAP (p97m夕) 第9図 PACAP (pc+/m7) 第10図 PACAP (pc+/mJ) 第11図 PACAP (pg/mj) 第12図 モ/ りo−ナルKPACAPK体 (oM)第13図 平成4年9月79日

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)PACAPあるいはPACAP前駆体に結合性を有する抗体。
  2. (2)PACAPが[式1]のアミノ酸配列を有するPACAP38NH,であ る、請求項1記載の抗体。 [式1] 【配列があります】〔1〕
  3. (3)PACAPの前駆体が[式2]のアミノ酸配列で表わされるヒトPACA P前駆体あるいはその一部である、請求項1記載の抗体。 [式2] 【配列があります】〔2〕
  4. (4)PACAPが[式3]のアミノ酸配列を有するPACAP27NH2であ る、請求項1記載の抗体。 [式3] 【配列があります】〔3〕
  5. (5)[式3]で表わされるPACAP27および[式4]、[式5]、[式6 ]もしくは[式7]で表わされるPACAPの部分ペプタイドおよび[式8]で 表わされるバンアクテイブ・インチステイナル・ポリペプチド(VIP)の少な くとも1種類に結合性を有する請求項1記載の抗体。 [式4]PACAP(4−27) 【配列があります】〔4〕 [式5]PACAP(1−13) 【配列があります】〔5〕 [式6]PACAP(14−38)NH2【配列があります】〔6〕 [式7]PACAP(31−38)NH2【配列があります】〔7〕 [式8]VIP(ヒト) 【配列があります】〔8〕
  6. (6)PACAP38NH2、PACAP27NH2、PACAP(1−13) 、PACAP(4−27)と反応し、且つPACAP(14−38)NH2、P ACAP(31−38)NH2とは反応しない、PACAPのN端部分を認識す る請求項1記載の抗体。
  7. (7)PACAP38NH2、PACAP27NH2、PACAP(4−27) と反応し、且つPACAP(1−13)、PACAP(14−38)NH2、P ACAP(31−38)NH2とは反応しない、PACAPのN端部分から中央 部分に至る領域を記載する請求項1記載の抗体。
  8. (8)PACAP38NH2、PACAP(14−38)NH2と反応し、且つ PACAP27NH2、PACAP(4−27)、PACAP(1−13)、P ACAP(31−38)NH2、VIPとは反応しない、PACAP38の中央 部分からC端部に至る領域を認識する請求項1記載の抗体。
  9. (9)PACAP38NH2、PACAP(14−38)NH2、PACAP( 31−38)NH2と反応し、且つPACAP27NH2、PACAP(4−2 7)、PACAP(1−13)、VIPとは反応しない、PACAP38のC端 部分を認識する請求項1記載の抗体。
  10. (10)VIPと0.5%以下の交差反応性を示す請求項6記載の抗体。
  11. (11)VIPと0.5%以上の交差反応性を示す請求項6記載の抗体。
  12. (12)VIPと0.5%以下の交差反応性を示す請求項7記載の抗体。
  13. (13)VIPと0.5%以上の交差反応性を示す請求項7記載の抗体。
  14. (14)PACAP27のC端部分ペプチド、即ち[式9]で表わされるPAC AP(11−27)に結合性を有する請求項4記載の抗体。 [式9] 【配列があります】〔9〕
  15. (15)PA−1Naで標示される請求項10記載のモノクローナル抗体。
  16. (16)PA−5Naで標示される請求項10記載のモノクローナル抗体。
  17. (17)PA−3Naで標示される請求項11記載のモノクローナル抗体。
  18. (18)PA−6Naで標示される請求項12記載のモノクローナル抗体。
  19. (19)PA−2Caで標示される請求項8記載のモノクローナル抗体。
  20. (20)PA−1Caで標示される請求項9記載のモノクローナル抗体。
  21. (21)PACAPあるいは、PACAP前駆体に結合性を有するモノクローナ ル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  22. (22)請求項15記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  23. (23)請求項16記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  24. (24)請求項17記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  25. (25)請求項18記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  26. (26)請求項19記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  27. (27)請求項20記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞。
  28. (28)PACAPとPACAP前駆体に対する抗体と、被検液および標識化P ACAPとを競合的に反応させ、該抗体に結合した標識化PACAPの割合を測 定することを特徴とする、被検液中のPACAP、PACAP部分ペプチドある いはPACAP前駆体の定量法。
  29. (29)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 に被検液を接触させた後、標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に 対する抗体を接触させ、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とす る、被検液中のPACAP、PACAP部分ペプチドあるいはPACAP前駆体 の定量法。
  30. (30)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体、請求項7記載の抗体あるいは請求項8記載の抗体に属す るポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体あるいは、それらの複合物で あり、他方が請求項9記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノクロ ーナル抗体である、請求項29記載の定量法。
  31. (31)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体あるいは請求項7記載の抗体に属するポリクローナル抗体 あるいはモノクローナル抗体あるいは、それらの複合体であり、他方が請求項8 記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求 項29記載の定量法。
  32. (32)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体 であり、他方が請求項7記載の抗体に属するポリクローナル抗体あるいはモノク ローナル抗体である請求項29記載の定量法。
  33. (33)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 あるいは標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 が請求項6記載の抗体あるいは請求項7記載の抗体に属するポリクローナル抗体 あるいはモノクローナル抗体であり、他方が請求項14記載の抗体に属するポリ クローナル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求項29記載の定量法。
  34. (34)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−1Na、PA−3Na、PA−5Na、PA−6Na、PA−2Caの いずれか、あるいはそれらの複合物であり、他方がPA−1Caである請求項3 0記載の定量法。
  35. (35)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−1Na、PA−3Na、PA−5Na、PA−6Naのいずれか、ある いはそれらの複合物であり、他方がPA−2Caである請求項31記載の定量法 。
  36. (36)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−5Naであり、他方がPA−6Naである請求項32記載の定量法。
  37. (37)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 、および標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体の一方 がPA−1Na、PA−3Na、PA−5Na、PA−6Naのいずれか、ある いはそれらの複合物であり、他方が請求項14記載の抗体に属するポリクローナ ル抗体あるいはモノクローナル抗体である請求項33記載の定量法。
  38. (38)担体上に不溶化したPACAPあるいはPACAP前駆体に対する抗体 がPA−2Caであり、標識化されたPACAPあるいはPACAP前駆体に対 する抗体がPA−6Naである請求項35記載の定量法。
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