JPH0649970Y2 - ハウジングとシール部材との組立体 - Google Patents

ハウジングとシール部材との組立体

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JPH0649970Y2
JPH0649970Y2 JP1988026218U JP2621888U JPH0649970Y2 JP H0649970 Y2 JPH0649970 Y2 JP H0649970Y2 JP 1988026218 U JP1988026218 U JP 1988026218U JP 2621888 U JP2621888 U JP 2621888U JP H0649970 Y2 JPH0649970 Y2 JP H0649970Y2
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JP
Japan
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housing
peripheral surface
seal member
reinforcing ring
wall portion
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JP1988026218U
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JPH01132864U (ja
Inventor
順三 石丸
秀人 寺山
Original Assignee
キーパー株式会社
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気圧シリンダ等のハウジングと、それに装
着されたシール部材との組立体に関するものである。
従来の技術 従来シール部材において、第3図に示したように、環状
の内周面2aと内周面2aから径方向内方へ突出する段面2b
とを有する装着部を備えたハウジング2の上記装着部に
装着されるよう構成され、ゴム等の弾性材料からなる本
体4を有していて、その本体4がハウジング2の内側に
ある被シール部材1に密封状態で係合する弾性シール部
4aを備えるとともに、外周面3aがハウジング2の内周面
2aに嵌合するよう構成されているものが知られている。
このようなシール部材は、例えば上記被シール部材1に
相当するピストンロッドと、上記した如く装着部を有す
るハウジングとを備えた空気シリンダに採用されてい
て、弾性シール部4aをピストンロッドに嵌合させること
によって矢印dで示したように空気が漏洩するのを防止
するために使用されている。そして、一般に空気シリン
ダのシール部材は、第3図に示したように、本体4と一
体成形された金属製の補強環3を有し、その補強環3の
外周面が、ハウジング2の内周面2aに嵌合する上記外周
面3aになっている。
考案が解決しようとする課題 上記従来技術においては、シール部材の外周面3aをハウ
ジングの上記装着部の内周面2aに接触させつつシール部
材を該装着部に圧入していくときに、外周面3aと内周面
2aとの一方、或いは両方に傷が生じる恐れがある。そし
てその傷が生じる恐れは、上記したように補強環3の外
周面がシール部材の、内周面2aに嵌合する上記外周面3a
になっている場合に特に増大する。即ちこのような場合
には、内周面2aと外周面3aとが金属同志の接触を行うこ
とになるために、シール部材を上記装着部に圧入してい
くときに、内周面2aと外周面3aとの一方、或いは両方
に、圧入方向へ延びる傷、即ち縦傷が生じる恐れが高く
なるのである。そして、上記した傷が生じると、上記外
周面3aと内周面2aとの間に間隙が生じて、矢印aで示し
たような流体漏れが生じるという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決するハウジングとシー
ル部材との組立体を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を解決するために、本考案のハウジングとシー
ル部材との組立体は、環状の内周面とその内周面から径
方向内方へ突出する段面とを有する装着部を備えている
ハウジングと、ハウジングの内側にある被シール部材に
密封状態で係合する弾性シール部を有する弾性材料の本
体及び該本体と一体成形された補強環を備えたシール部
材とを具備し、該補強環は、シール部材の軸線方向へ延
びハウジングの前記内周面に嵌合する外周面を有する周
壁部と、周壁部の一端から径方向内方へ延びる端壁部と
を有しており、前記本体は、シール部材がハウジングの
前記装着部に装着されていない状態では側方へ突出して
径方向外方へ傾斜して延び補強環の端壁部の外側に位置
しているサイドリップを有し、シール部材が前記装着部
に装着されていて、補強環の周壁部の外周面がハウジン
グの前記内周面に嵌合し、かつ、サイドリップがハウジ
ングの前記段面と補強環の端壁部の外面との間に緊密に
締付けられている構成を採用している。
実施例 第1図は本考案実施例の組立体におけるシール部材がハ
ウジングに装着されていない状態を示し、また第2図は
そのシール部材がハウジングに装着されてハウジングと
シール部材との組立体を構成している状態を示してい
る。なお、第2図に示されているハウジング2及び被シ
ール部材1は第3図のものと同様のものである。また、
図示実施例のシール部材は金属製の補強環3を有してい
るが、その補強環3も第3図のものと同様である。この
補強環3は、シール部材の軸線方向へ延びハウジングの
内周面2aに嵌合する外周面3a(第3図参照)を有する周
壁部と、周壁部の一端から径方向内方へ延び、外面もし
くは側面3bを有する端壁部とを有している。なお、第1
図及び第2図において、第3図と同様の部分、部材は同
様の符号で示されている。
図示の実施例のシール部材は、補強環3と一体に成形さ
れていてゴム等の弾性材料からなる本体4を備えてい
る。この本体4は、被シール部材1に密封状態で係合す
る弾性シール部4aを有している点においては第3図のも
のと同様であるが、サイドリップ4bを有している点にお
いて、第3図のものと異なっている。このサイドリップ
4bは、シール部材がハウジング2に装着されていない第
1図の状態では側方へ突出して径方向外方へ傾斜して延
び補強環3の端壁部の外側に位置しており、第2図のよ
うにシール部材がハウジング2の装着されたときには、
ハウジングの上記段面2bと補強環3の端壁部の外面3bと
の間に緊密に締付けられるようになっている。
図示実施例のシール部材は上記の如く構成されているた
めに、既述の従来技術のようにハウジング2の装着部の
内周面2aと、シール部材の外周面3a即ち補強環3の周壁
部の外周面とのいずれか一方、或いは両方に傷が生じて
これら内周面2aと外周面3aとの間に間隙が生じた場合に
も、矢印aの如く間隙に入り込む流体はサイドリップ4b
の位置でシールされるため、矢印bのように右方の空間
5内に侵入することがない。従って、従来技術に比して
密封効果を著しく高めることができる。
なお、上記サイドリップ4bを設けずに、例えば第1図に
6で示したようにシール部材の側面、即ち補強環3の端
壁部の外面3bからほぼ水平に突出する複数の小さな弾性
材料の突起を設け、シール部材をハウジング2に装着し
たときにこの突起を段面2bに圧縮状態で係合させること
によって密封作用を高めることも考えられるが、このよ
うな突起をもうける構成は、特に内周面2aの径と被シー
ル部材1の径との寸法差、及び段面2bの径方向寸法(長
さ)が小さな場合に、段面2bに接する突起を成形し難い
点において好ましくない。これに対し、図示実施例のよ
うなサイドリップ4bを設けた構成にすれば、成形が容易
でありしかも密封効果が高いシール部材が得られるもの
である。
考案の効果 以上より明らかなとおり、本考案のハウジングとシール
部材との組立体は、シール部材の製造を困難にする等の
不利益を伴わない構成で密封性を良好にすることができ
るという効果を奏する。本考案の組立体は、サイドリッ
プが、ハウジングの段面と剛性のある材料かたなる補強
環3の端壁部の外面との間に緊密に締付けられているた
めに、密封性が良好であり、シール部材に高い流体圧が
作用するような用途に好適に採用することができ、例え
ば空気圧シリンダのハウジングにシール部材を装着した
組立体として構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のハウジングとシール部材
との組立体に使用されるシール部材を示す断面図、第2
図は上記シール部材をハウジングに装着してハウジング
とシール部材との組立体を構成した状態を示す断面図、
第3図は従来のシール部材をハウジングに装着した状態
を示す断面図である。 1……被シール部材、2……ハウジング、3……補強
環、4……本体、4a……弾性シール部材、4b……サイド
リップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の内周面とその内周面から径方向内方
    へ突出する段面とを有する装着部を備えているハウジン
    グと、ハウジングの内側にある被シール部材に密封状態
    で係合する弾性シール部を有する弾性材料の本体及び該
    本体と一体成形された補強環を備えたシール部材とを具
    備し、該補強環は、シール部材の軸線方向へ延びハウジ
    ングの前記内周面に嵌合する外周面を有する周壁部と、
    周壁部の一端から径方向内方へ延びる端壁部とを有して
    おり、前記本体は、シール部材がハウジングの前記装着
    部に装着されていない状態では側方へ突出して径方向外
    方へ傾斜して延び補強環の端壁部の外側に位置している
    サイドリップを有し、シール部材が前記装着部に装着さ
    れていて、補強環の周壁部の外周面がハウジングの前記
    内周面に嵌合し、かつ、サイドリップがハウジングの前
    記段面と補強環の端壁部の外面との間に緊密に締付けら
    れていることを特徴とするハウジングとシール部材との
    組立体。
JP1988026218U 1988-02-29 1988-02-29 ハウジングとシール部材との組立体 Expired - Lifetime JPH0649970Y2 (ja)

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JPH01132864U JPH01132864U (ja) 1989-09-08
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