JPH064996U - 扉の支持構造 - Google Patents

扉の支持構造

Info

Publication number
JPH064996U
JPH064996U JP4426292U JP4426292U JPH064996U JP H064996 U JPH064996 U JP H064996U JP 4426292 U JP4426292 U JP 4426292U JP 4426292 U JP4426292 U JP 4426292U JP H064996 U JPH064996 U JP H064996U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
shaft
front plate
locking projection
support column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4426292U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2564970Y2 (ja
Inventor
義則 加賀屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP4426292U priority Critical patent/JP2564970Y2/ja
Publication of JPH064996U publication Critical patent/JPH064996U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564970Y2 publication Critical patent/JP2564970Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な構成で開口部の扉を取付け、確実に支
持する。 【構成】 前面板22の挿入口23の内方には扉24が
配され、扉24に挿通された軸25の一方の端部25a
は軸受26の挿通孔26aに嵌め込まれ、他方の端部2
5bは、前面板22から立設された弾発性を有する挟持
部材28を押し上げるようにして同じく前面板22から
立設された支持柱27の係止突起27aの係止面27b
を乗り越えて、挟持部材28と支持柱27との間に嵌め
込まれる。前面板22から延びた支持柱27の軸線方向
Fと、係止突起27aの係止面27bとの角度θ2が鋭
角に形成されており、軸25の端部25bは磁気テープ
カセット30の挿入または排出が行われても、係止突起
27aの係止面27bに沿って上方に移動してしまうこ
ともなく、支持柱27の係止突起27aと挟持部材28
との間に嵌まり込んで挟持されているので、扉24が外
されることなく保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気テープの再生装置やビデオテープレコーダなどの電子機器にお いて、記録媒体の挿入口などに好適に用いられる扉の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、典型的な従来技術の電子機器1の扉4付近の拡大斜視図であり、図6 はその電子機器1の前面板2付近の断面図である。この電子機器1は、車載用の 磁気テープカセットの再生装置であり、カセット挿入口3には防塵などのために 扉4が取付けられている。前記扉4の幅方向の一端部4aは折返されて、収納孔 4bが形成されている。この収納孔4b内には軸5が挿通して収納されている。 この軸5の扉4から突出している両端部5a,5bのうちの一方の端部5aは、 前面板2に固定されている軸受6の挿通孔6a内に嵌め込まれている。また、前 面板2からは支持柱9と挟持部材7とが立設されており、前記軸5の他方の端部 5bは該支持柱9と挟持部材7との間に挟み込まれ、支持柱9の遊端部に形成さ れた係止突起9aによって係止され、脱落が防止されている。
【0003】 また、扉4の一端部4aにおいて長手方向の中央部付近には切欠き4cが形成 されており、前記軸5のこの切欠き4c内に露出している部分には巻きばね8が 巻回されている。巻きばね8の一端部8aは前面板2に当接し、他端部8bは扉 4の裏面4d側に当接し、扉4を矢符A方向にばね付勢する。こうして扉4は、 挿入口3の外周縁部3aに当接し、電子機器1内への塵や埃の侵入を防いでいる 。したがって、磁気テープカセット12が挿入されていない状態では、扉4は挿 入口3を塞いでいる。
【0004】 また、前記扉4および巻きばね8は導電性の材料から成り、これに対応して、 前面板2において巻きばね8の前記一端部8aが当接する部分には、アルミ箔な どの導電性シート10が貼付けられている。この導電性シート10は、該電子機 器1が組立てられた状態で、再生機構や電子回路基板などを収納している筺体1 1と接触する。したがって、人体から扉4に放電された静電気は、巻きばね8お よび導電性シート10を介して、筺体11に流入し、除去される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来技術では、前記図6(1)に示されるように挿入口3に磁気 テープカセット12が挿入されていない状態では、扉4は挟持部材7と支持柱9 とによって摺動変位自在に挟持され、支持部材9に形成された係止突起9aの係 止面9bによって脱落しないように保持されている。しかしながら、前面板2か ら延びた支持柱9の軸線方向Hと、係止突起9aの係止面9bとの角度θ1が鈍 角に対向しており、したがって、図6(2)に示されるように、挿入口3から磁 気テープカセット12の挿入方向B側先端部12aが扉4に当接し、扉4を押し 開けることによって軸5の端部5bが係止面9bに沿って上部に移動してしまい 、挟持部材7側へ押し上げられるような力が作用する。軸5の端部5bが挟持部 材7側に押し上げられると、挟持部材7側からは反対に軸5の端部5bを押し戻 そうとする力が働き、この力によって支持柱9がたわみ、軸5が支持柱9から外 れて扉4が脱落しやすくなる。
【0006】 本考案の目的は、簡便な構成で開口部の扉を取付け、確実に支持する扉の支持 構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、部材の壁面に形成された開口に開閉自在に扉を支持するための構造 において、 前記扉の一端部において相互に離反する方向に延びて形成され、該扉を揺動自 在に支持する一対の軸と、 前記壁面から立設され、前記軸が摺動変位自在に載置される支持部材と、 支持部材の遊端部に形成され、該支持部材から離反してゆくにつれて前記壁面 に近接してゆく係止面を有する係止突起と、 前記支持部材の係止突起側に対向するように前記壁面から立設され、弾発性を 有する材料から成り、前記支持部材とともに前記軸を摺動変位自在に挟持する挟 持部材とを含むことを特徴とする扉の支持構造である。
【0008】
【作用】
本考案に従えば、電子機器などの部材において、前面板などの壁面に形成され る記録媒体の挿入口などの開口に扉を開閉自在に支持するにあたって、前記開口 の周縁部付近には、一対の支持部材と挟持部材とが立設される。
【0009】 一方、扉の一端部には相互に離反する方向に延びて一対の軸が形成されており 、これらの軸がそれぞれ対応する一対の支持部材と挟持部材との間に摺動変位自 在に挟み込まれて、こうして扉は揺動変位自在に支持される。
【0010】 前記支持部材の遊端部には、係止突起が形成されており、この係止突起は該遊 端部から立上がって延びるにつれて、前記壁面に近接してゆく係止面を有する。 また、挟持部材は弾発性を有する材料によって形成され、したがって、挟持部材 をその弾発力に抗して支持部材から離反変位した状態で前記係止突起を乗り越え て軸が支持部材と挟持部材との間に嵌め込まれ、挟持部材の変位を解除すると、 軸は支持部材と挟持部材との間に挟持される。こうして簡便に扉を取付けること ができる。
【0011】 また、前記記録媒体の挿入などに伴って扉が押し込まれても、軸は挟持部材に よって支持部材上を摺動変位し、前記係止面に鋭角に対向する支持部材の面との 間に嵌まり込んで係止される。これによって扉を外れることなく確実に支持する ことができる。
【0012】 なお、対をなす支持部材と挟持部材とは一対の軸のうち少なくともいずれか一 方に関してのみ設けられ、いずれか他方に関しては壁面から立設された支持板に 挿通孔が設けられているだけでもよく、この場合にはまずその挿通孔に他方の軸 が嵌め込まれた後、一方の軸を支持部材と挟持部材との間に嵌め込むようにすれ ばよい。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の電子機器21の前面板22付近の分解斜視図であ り、図2は扉24付近の拡大斜視図である。前面板22には飾り板31に形成さ れた突起33が前面板22に形成された挿通孔32に挿通された後、加熱されて 飾り板31と溶着される。この電子機器21は、車載用の磁気テープ再生装置と して用いられ、したがって前面板22に形成された挿入口23からは、磁気テー プカセット30の挿入または排出が行われる。
【0014】 前記挿入口23の内方には、アルミなどの導電性材料から成る板状の扉24が 配置されている。この扉24の幅方向の一端部24aは折返されて、収納孔24 bが形成されている。収納孔24b内には、金属製の軸25が挿通されている。 軸25の両端部25a,25bはそれぞれ扉24の長手方向両端部24e,24 fから相互に離反する方向に突出しており、一方の端部25bは前面板22に立 設された軸受26の挿通孔26aに嵌め込まれる。また、軸25の他方の端部2 5aは、前面板22から立設された支持柱27上に乗載される。支持柱27の遊 端部には係止突起27aが形成されており、この係止突起27aによって前記端 部25bの脱落が防止されている。
【0015】 前記支持柱27の近傍には、挟持部材28が前面板22から立設されており、 該挟持部材28は弾発性を有する材料によって形成されている。したがって、挟 持部材28の弾発力に抗して、該挟持部材28を押し上げるような状態で支持柱 27の係止突起27aの係止面27bを乗り越えて、軸25が支持柱27と挟持 部材28との間に嵌め込まれる。
【0016】 また、前記扉24の一端部24aにおいて、長手方向の中央付近には、切欠き 24cが形成されており、この切欠き24c内で露出している軸25には、巻き ばね29が巻回されている。巻きばね29の一端部29aは、扉24の裏面24 dに当接しており、他端部29bは前面板22に当接している。この巻きばね2 9は、その両端部29a,29bが相互に離反する方向に弾発力を発生しており 、したがって扉24を矢符C方向すなわち該扉24が閉じる方向にばね付勢して いる。
【0017】 図3は、前面板22付近の断面図である。図3(1)で示されるように、軸2 5に一体化された扉24が、挿入口23付近に取付けられていない状態では、前 記挟持部材28と係止突起27aとの間隔W1は、軸25の直径D1よりも小さ くなるように形成されている。したがって図3(2)で示されるように、軸25 が係止突起27aと挟持部材28との間に嵌め込まれると、挟持部材28の弾発 力によって軸25はがたつきなく保持される。
【0018】 またこのように扉24が挿入口23の背後側に取付けられると、前面板22に は、飾り板31に形成された突起33が該前面板22に形成された挿通孔32に 挿通された後、加熱されて飾り板31と溶着される。また、前記巻きばね35の 弾発力によって、扉24は前記矢符C方向にばね付勢され、該扉24の少なくと も一部分が挿入口23の外周縁部23aに当接して、挿入口23は塞がれている 。
【0019】 これに対して図3(3)で示されるように、矢符D方向に前記磁気テープ30 が挿入されると、扉24は巻きばね35のばね力に抗して前記矢符C方向とは反 対方向に角変位する。このように扉24が開かれた状態で磁気テープカセット3 0の挿入または排出操作が行われても、前面板22から延びた支持柱27の軸線 方向Fと、係止突起27aの係止面27bとの角度θ2が鋭角に形成されており 、したがって軸25の端部25bが係止突起27aの係止面27bに沿って上方 に移動してしまうようなことはなく、支持柱27の係止突起27aと挟持部材2 8との間に嵌り込んで挟持されているので、扉24はがたつきなく保持される。
【0020】 このように本考案に従う電子機器21では、軸25のがたつきを抑えて扉24 の開閉状態にかかわりなく、該扉24を安定して保持することができる。
【0021】 また、前面板22において巻きばね29の一端部28aが当接する部分には、 アルミ箔などの導電性シート34が貼付けられている。この導電性シート34は 、該電子機器21が組立てられた状態で、再生機構や電子回路基板などを収納し ている筺体35と接触する。したがって、人体から扉24に放電された静電気は 、巻きばね29および導電性シート34を介して筺体35に流入し除去される。
【0022】 次に図4は、本考案の他の実施例の前面板22付近の断面図である。本件は前 面板22の天井部の磁気テープカセット30の挿入方向D下流側に支持柱27を 設け、この下方に前面板22から立設された挟持部材28との間に軸45を挟持 して扉24を保持する。この場合、金型抜方向は矢符Gのようになり、扉24の 開閉によっても支持柱27にたわみを生じることもなく、したがって軸25が支 持柱27と挟持部材28との間から外れ、扉24が脱落することを防ぐことがで きる。また前面に支持柱27が露出しないので、飾り板31を取付ける必要がな い。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、開口の周縁部付近から立設された一対の支持部 材と挟持部材との間に、扉を揺動自在に支持するための軸を嵌め込むだけの簡便 な作業で扉を取付けることができる。また開口への記録媒体の挿入などによって 扉が押し込まれても、前記軸は支持部材と挟持部材との間を摺動変位した後、係 止面と該係止面に鋭角に対向する支持部材の該係止面側の面との間に嵌まり込ん で係止され、これによって扉をはずれることなく確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電子機器21の前面板22
付近の分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の扉24付近の拡大斜視図で
ある。
【図3】本考案の一実施例の前面板22付近の断面図で
ある。
【図4】本考案の他の実施例の前面板22付近の断面図
である。
【図5】従来技術の扉4付近の拡大斜視図である。
【図6】従来技術の前面板2付近の断面図である。
【符号の説明】
22 前面板 23,23a 挿入口 24,24a,24b,24c,24d,24e,24
f 扉 25,25a,25b 軸 27 支持部材 27b 係止面 27a 係止突起 28 挟持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材の壁面に形成された開口に開閉自在
    に扉を支持するための構造において、 前記扉の一端部において相互に離反する方向に延びて形
    成され、該扉を揺動自在に支持する一対の軸と、 前記壁面から立設され、前記軸が摺動変位自在に載置さ
    れる支持部材と、 支持部材の遊端部に形成され、該支持部材から離反して
    ゆくにつれて前記壁面に近接してゆく係止面を有する係
    止突起と、 前記支持部材の係止突起側に対向するように前記壁面か
    ら立設され、弾発性を有する材料から成り、前記支持部
    材とともに前記軸を摺動変位自在に挟持する挟持部材と
    を含むことを特徴とする扉の支持構造。
JP4426292U 1992-06-25 1992-06-25 扉の支持構造 Expired - Lifetime JP2564970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4426292U JP2564970Y2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 扉の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4426292U JP2564970Y2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 扉の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH064996U true JPH064996U (ja) 1994-01-21
JP2564970Y2 JP2564970Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=12686603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4426292U Expired - Lifetime JP2564970Y2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 扉の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564970Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49141690U (ja) * 1973-03-30 1974-12-06

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49141690U (ja) * 1973-03-30 1974-12-06

Also Published As

Publication number Publication date
JP2564970Y2 (ja) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11185433A (ja) 磁気テープカートリッジ
JP2626129B2 (ja) テープカセット
JPH064996U (ja) 扉の支持構造
EP0676522B1 (en) Lock mechanism and latch device
US6628479B1 (en) Door assembly for a data storage cartridge
JPS6316065Y2 (ja)
JP3750142B2 (ja) 蓋体のクリック機構及び電子機器
JPH0648947Y2 (ja) 電子機器の扉構造
JP3098379B2 (ja) 収納体
JP3073058U (ja) 扉の取付構造及びこれを用いた記録媒体再生装置
JPS6312467Y2 (ja)
JP2573112Y2 (ja) テープカセット
JPH0441501Y2 (ja)
JPS599368Y2 (ja) 磁気記録再生装置のブラインド装置
JP3154203B2 (ja) テープ駆動装置
JPS6331264Y2 (ja)
JPH0424543Y2 (ja)
JPH0315737Y2 (ja)
JPS6316064Y2 (ja)
JP2001184763A (ja) テープ駆動装置
JPH0544938Y2 (ja)
JP2529401Y2 (ja) 車載用カセットボックス装置
JPH0611667Y2 (ja) イヤホ−ン収納構造
JP2606966Y2 (ja) 車載用スピーカの取付け装置
JPS6319996Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971111

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

Year of fee payment: 10