JPH0649947Y2 - ステーダンパ - Google Patents

ステーダンパ

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JPH0649947Y2
JPH0649947Y2 JP1988023955U JP2395588U JPH0649947Y2 JP H0649947 Y2 JPH0649947 Y2 JP H0649947Y2 JP 1988023955 U JP1988023955 U JP 1988023955U JP 2395588 U JP2395588 U JP 2395588U JP H0649947 Y2 JPH0649947 Y2 JP H0649947Y2
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JP
Japan
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elastic cover
stay damper
cylinder
piston rod
cover
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JP1988023955U
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JPH01128038U (ja
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好一 茅野
一男 中村
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KYB Corp
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、その伸切状態を簡単な操作で維持し得るよう
にしたステーダンパに関する。
〔従来の技術〕
伸切状態を保持し得るようにしたステーダンパとして
は、例えば、実公昭60-40916号及び同60-40917号に係る
各提案がなされているが、これらはいずれも、ピストン
ロッドに固定状態に弾性カバーを保持させる一方で、シ
リンダに上記弾性カバーの内径より大なる外径を有する
環状係止片を配設してなる。
そして、通常のストローク、即ち、有効ストロークの範
囲内では、弾性カバーの内周が環状係止片の外周に摺接
したままの状態で該ステーダンパが伸縮されるが、該ス
テーダンパが伸切状態になると、弾性カバー内から環状
係止片が外側に張り出して上記摺接が解除される状況に
なり、弾性カバーの開口端あるいはその近傍が環状係止
片の端面に当接されることになって、該ステーダンパの
伸切状態が維持されるように形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来の提案にあっては、その操
作性に欠けたり、弾性カバーの耐久性に欠ける等の不都
合がある。
即ち、上記した従来提案にあっては、弾性カバーの内周
が環状係止片の外周に摺接する状況にあるので、伸縮作
動に際して不快な摺接音が発生されたり、ステーダンパ
が伸切状態になるには、該ステーダンパ自体がかなり大
きい伸切力を発揮するように形成されている必要がある
反面、該伸切力が過大であると、必要以上に伸切状態が
発現されることになる不都合がある。
そして、伸切状態になったステーダンパを伸縮可能な状
態にするには、弾性カバーを変形させながら該弾性カバ
ー内に環状係止片を挿通させ、上記した摺接状態を再現
しなければならず、この弾性カバーの変形時に、かなり
の操作力が必要になり、非力の者には利用しずらくなる
不都合がある。
また、上記のような弾性カバーは、例えば、薄い鋼板や
プラスチック板等の弾性に富むもので形成されることに
なるが、このような薄い鋼板やプラスチック板等で形成
される場合には、上記した変形の繰り返しで簡単に破断
したりすることになる不都合がある。
さらに、上記の弾性カバーは、これがピストンロッドに
固定、即ち、固設されているので、該弾性カバーのみで
回転操作できず、従って、ピストンロッドあるいはシリ
ンダのいずれかを回転させなければならないことにな
る。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、その操作性に
欠けず、弾性カバーの耐久性も向上されるようにしたス
テーダンパを新たに提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係るステーダンパの
構成はシリンダ内に出没自在に挿通されるピストンロッ
ドの突出端に回転自在に保持された釣支部とカバー部と
からなる筒状の弾性カバーを有し、又上記シリンダの上
端に係止部を有し、ピストンロッドの伸切ストローク時
に回転操作された弾性カバーの開口端あるいはその近傍
に形成された折曲部が係止部に当接されて、その伸切状
態を維持し得るように形成されてなるステーダンパに於
て、ピストンロッドの突出端外周に円板状の偏芯カム板
を偏芯して固定させ、当該偏芯カム板の外周に弾性カバ
ーの釣支部を偏芯して回転自在に嵌合させたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
伸切時にカム板を中心に弾性カバーを回転するとこの弾
性カバーはシリンダと偏芯しているため、ある位置で弾
性カバーの開口端又は折曲部がシリンダの上端係止部に
当接し、伸切り状態が維持される。
〔実施例〕 以下、第1図、第2図に図示した実施例に基いて、本考
案を説明する。
第1図(a)及び第1図(b)に示すように、本考案の
一実施例に係るステーダンパは、シリンダC内に出没自
在に挿通されるピストンロッドRの突出端R1に筒状の弾
性カバー1を保持してなると共に、上記シリンダCの上
端C1は上記弾性カバー1の下端開口端1aが当接される係
止部2として利用される。
弾性カバー1は、カバー部10と釣支部11とを有してな
る。
カバー部10は、その内径が係止部2の外径より大なるよ
うに形成されている。
上記カバー部10は、該ステーダンパの通常の伸縮作動時
には、ピストンロッドR、シリンダCの上端C1及びその
近傍を外部から遮断するに十分な長さを有し、かつ、該
ステーダンパの伸切時には、上記係止部2をその外部に
出現させることになる長さを有するように形成されてい
る。
第1図(a)、第1図(b)及び第2図に示す各ステー
ダンパは、シリンダCの上端C1の端面C2を利用して係止
部2とし、かつ、円筒状に形成された弾性カバー1をピ
ストンロッドRを回転中心にして回転操作するときに、
該弾性カバー1が所謂偏芯回転をするように形成されて
いる。
即ち、各ステーダンパは、カバー部10の端部たる弾性カ
バー1の開口端1a(第1図参照)、あるいはカバー部10
の端部近傍部に形成されている環状折曲部10e(第2図
参照)が、シリンダCの上端C1の端面C2に当接されると
きに、該各ステーダンパの伸切状態が維持されるように
なっている。
そのため、この各ステーダンパにおいては、弾性カバー
1を形成するカバー部10の上端に連設される釣支部11
に、偏芯カム板13が配設されている(第1図参照)。
即ち、該偏芯カム板13は、円板に形成されていると共
に、その偏芯位置にピストンロッドRの突出端R1の挿通
用の穿孔13aを有してなり、かつ、該穿孔13a内に挿通さ
れるピストンロッドRの突出端R1にその回転が阻止され
た固定的状態で保持されている。
そして、該偏芯カム板13は、上記釣支部11の内周におけ
る偏芯位置に嵌合されていて、上記釣支部11が該偏芯カ
ム板13を中心にして、所謂偏芯回転をするようにしてい
るものである。
尚、上記偏芯カム板13と上記釣支部11との間には、ディ
テント機構14が配設されており、該ディテント機構14
は、偏芯カム板13内の半径方向に収装されたコイルバネ
14aと、該コイルバネ14aの附勢力で上記偏芯カム板13の
外周面から突出するスチールボール14bと、上記偏芯カ
ム板13の外周面が対向する上記釣支部11の内周面に形成
された2個の凹穴14cとからなる。
そして、上記凹穴14cは、180度の間隔で上記釣支部11の
内周面に形成されている。
尚、第2図に示す実施例において、カバー部10の端部近
傍部には、環状折曲部10eが形成されているが、この環
状折曲部10eの形成に代えて、その他の折曲変形部であ
っても使用できる。
それ故、上記の第1図(a)、第1図(b)及び第2図
に示す各実施例にあっては、シリンダCの外径が前記し
た各実施例におけるシリンダCの外径と同一とされると
きには、弾性カバー1の内径、即ち、該弾性カバー1の
外径をより小径にすることが可能になり、該ステーダン
パ全体の外径を小さく抑えることが可能になる利点があ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ステーダンパの伸縮作動
時に弾性カバーの内周が係止部の外周に摺接されないか
ら、該ステーダンパの伸縮作動時に係止部が弾性カバー
に摺接することに伴う不快音の発生を予防できると共
に、該ステーダンパの伸切作動が大きな操作力を要せず
容易、かつ、快適に行うことが可能になる利点がある。
また本考案によれば、ステーダンパの伸縮時に弾性カバ
ーの内周が係止部の外周に摺接しないので、該弾性カバ
ーの恒常的な変形が繰り返えされず、その結果、該弾性
カバーの疲労破壊を長期的に防止でき、ステーダンパの
耐久性を向上できる利点がある。
さらに本考案によれば、ステーダンパの伸切時には、弾
性カバーを回動操作してその開口端側を係止部に当接さ
せ、所望の伸切状態を保持することが簡単に可能になる
のは勿論、伸切解除時には、弾性カバーへの所謂戻しの
回動操作で、該弾性カバーの開口端側と係止部との当接
を解除し、該ステーダンパを伸縮可能な状態に簡単に復
帰できる利点がある。
そして、この考案によれば、弾性カバーがピストンロッ
ドの突出端にカム板を介して回転自在に保持されている
ので、ピストンロッドが他部に固定状態に連設される状
態に取り付けられることになっても、該弾性カバーのみ
の回転が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例に係るステーダンパを
一部破断して示す部分正面図、第1図(b)は第1図
(a)に示すステーダンパの弾性カバーの上端面図、第
2図はまたさらに他の実施例に係るステーダンパの一部
を示す部分正面図である。 〔符号の説明〕 1……弾性カバー、1a……開口端 2……係止部、C……シリンダ C1……突出端、R……ピストンロッド 10……カバー部、11……釣支部 13……偏芯カム板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 一男 長野県上田市殿城964―1 (56)参考文献 実開 昭61−11858(JP,U) 実開 昭56−173237(JP,U) 実開 昭58−20740(JP,U) 実公 昭60−40916(JP,Y2) 実公 昭61−26653(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内に出没自在に挿通されるピスト
    ンロッドの突出端に回転自在に保持された釣支部とカバ
    ー部とからなる筒状の弾性カバーを有し、又上記シリン
    ダの上端に係止部を有し、ピストンロッドの伸切ストロ
    ーク時に回転操作された弾性カバーの開口端あるいはそ
    の近傍に形成された折曲部が係止部に当接されて、その
    伸切状態を維持し得るように形成されてなるステーダン
    パに於て、ピストンロッドの突出端外周に円板状の偏芯
    カム板を偏芯して固定させ、当該偏芯カム板の外周に弾
    性カバーの釣支部を偏芯して回転自在に嵌合させたこと
    を特徴とするステーダンパ。
JP1988023955U 1988-02-25 1988-02-25 ステーダンパ Expired - Lifetime JPH0649947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988023955U JPH0649947Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ステーダンパ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988023955U JPH0649947Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ステーダンパ

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JPH01128038U JPH01128038U (ja) 1989-08-31
JPH0649947Y2 true JPH0649947Y2 (ja) 1994-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114135614A (zh) * 2021-12-21 2022-03-04 扬州市德纳机械有限公司 一种自锁式气弹簧

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JPS6349772Y2 (ja) * 1986-05-30 1988-12-21

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