JP2541075Y2 - 椅子支柱部の蛇腹取付構造 - Google Patents

椅子支柱部の蛇腹取付構造

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JP2541075Y2 JP10173391U JP10173391U JP2541075Y2 JP 2541075 Y2 JP2541075 Y2 JP 2541075Y2 JP 10173391 U JP10173391 U JP 10173391U JP 10173391 U JP10173391 U JP 10173391U JP 2541075 Y2 JP2541075 Y2 JP 2541075Y2
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隆敏 神野
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガスシリンダー等によ
り座板が高さ調節可能であるとともに、回転可能且つ前
後にロッキングする椅子の支柱部を覆う蛇腹の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、脚部100 に立
設したガスシリンダー等で構成される上下高さ調節可能
な支軸101 の上端に図示しない座板を装着する座受ビー
ム102にロッキング機構103 を介して取付け、前記支軸1
01 を含む支柱部を覆う伸縮自在な蛇腹104 を脚部100
と座受ビーム102 間に取付けた構造の椅子が各種提供さ
れている。前記座受ビーム102 には支軸101 を挿通可能
でロッキング可能なようにやや大きめの開口105 が形成
され、該座受ビーム102 の下面106 であって開口105 の
口縁に金属性のロッキングリング107 を溶接し、該ロッ
キングリング107に合成樹脂製のコネクションリング108
を回動可能に抜止め装着し、そして該コネクションリ
ング108 に前記蛇腹104 の上端を係合させて取付けてい
た。
【0003】しかし、支軸101 に対して座受ビーム102
を回動させると、ロッキングリング107 とコネクション
リング108 との間で摺動音を発生するとともに、前後に
ロッキングした場合には、蛇腹104 とコネクションリン
グ108 との間で無理な曲げが生じ、更には蛇腹自体が屈
曲され、度重なるロッキングによって蛇腹が損傷する恐
れもあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、座板を回動させた際
に摺動音が発生せず、更に座板を前後にロッキングさせ
ても蛇腹自体は変形することがない椅子支柱部の蛇腹取
付構造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、ガスシリンダー等により高さ調節可能な椅
子の支柱部を覆う蛇腹の取付構造において、脚部に立設
し、上端に座板を装着する座受ビームを取付け、上部で
あって該座受ビームの下面より下方に設定した肩部を有
する支軸と、合成樹脂製の環状部材であり、中心部に前
記支軸の肩部に係止する係止縁を形成し、周囲には係合
突縁を形成するとともに、上面には前記座受ビームの下
面に当接する複数の弾片を環状に配列して立設してなる
上部取付部材と、上端に前記上部取付部材の係合突縁に
係合する環状の係合縁を形成し、前記支軸を覆い得る伸
縮自在な蛇腹とよりなる椅子支柱部の蛇腹取付構造を構
成した。
【0006】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の椅子支柱部の
蛇腹取付構造は、上部取付部材をその中心部の係止縁を
脚部に立設した支軸の上部に形成した肩部に係止すると
ともに、上面に環状に配列して立設した複数の弾片を座
板を装着する座受ビームの下面に当接した状態で取付
け、そして該上部取付部材の周囲に形成した係合突縁に
蛇腹の上端の係合縁を係合させて支持してあり、座板を
回動させた際には、前記弾片の先端が座受ビームの下面
を線接触状態で摺動するので摺動音が発生せず、また座
板を前後にロッキングさせた際には、前記弾片が変形し
て蛇腹自体の変形を抑制するものである。
【0007】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
【0008】図1は本考案に係る椅子の省略縦断面図を
示し、図2及び図3はその要部を示し、図中1は支軸、
2は座受ビーム、3は上部取付部材、4は蛇腹をそれぞ
れ示している。
【0009】本考案に係る椅子は、合成樹脂製で一体成
形した放射状の複数の支脚からなる脚部5の中心部に、
金属製の軸筒6を立設し、該軸筒6の上部に合成樹脂製
のスライダー筒7を内嵌し、そして該スライダー筒7に
はガスシリンダー8のシリンダー9を上下摺動可能に挿
入するとともに、該シリンダー9から下方に出没可能に
延びたピストンロッド10の下端を前記軸筒6の下端部に
回動可能若しくは回動不能に取付け、該シリンダー9の
上端部に図示しない座板を装着した座受ビーム2をロッ
キング機構11を介して取付けている。
【0010】本実施例では、支軸1はシリンダー9その
ものであるが、ガスシリンダー8を用いずに上下高さ調
節可能となした構造の椅子、例えば軸筒6に挿入した支
軸1の側面に上下に一定間隔の凹部を形成し、軸筒6の
側方から螺合した調節部材の螺軸先端を前記凹部内に圧
接して固定する構造の椅子における前記支軸1にも同様
に適用できるものである。
【0011】前述のような上下高さ調節可能な構造の椅
子の支軸1と軸筒6とを含む支柱部には、上部取付部材
3及び下部取付部材12を用いて蛇腹4が取付けられて、
その外周を覆っている。
【0012】更に詳しくは、前記支軸1の上端部はロッ
キング機構11に取付けるために、下方の基部13に対して
先細テーパー状に縮径した嵌入部14となし、基部13と嵌
入部14の境界には円弧状の肩部15を形成している。前記
ロッキング機構11は、座受ビーム2の内部に設けられ、
両側の支持部16,16間に揺動可能に連結部材17を取付
け、該連結部材17の中心部に前記支軸1の嵌入部14に受
入れる連結筒18を設け、該連結筒18の下端は座受ビーム
2の下面19に形成した開口20から下方に突出している。
そして、前記連結部材17が揺動(ロッキング)した際に
は、連結筒18の下端部が前記開口20内で移動できるよう
に、該開口20は前後方向に延びた長円形若しくは大きめ
の円形となしている。また、前記肩部15は座受ビーム2
の下面19よりやや下方に位置するように設定している。
【0013】前記上部取付部材3は、図2及び図3に詳
しく示したように、合成樹脂製で環状に一体成形したも
ので、中心部に下方へ縮径したテーパー状の係止縁21を
形成し、周囲には上面に環状の段部22を設けた係合突縁
23を形成するとともに、上面であって前記段部22よりや
や内方に複数の偏平短冊状の弾片24,…を環状に配列し
て立設してあり、該弾片24,…の内の45°間隔に位置す
るものは、他のものより長く且つやや内方から外方へ向
けて傾斜した摺接爪25,…となし、それ以外は先端が同
一高さのカバー爪26,…となしている。ここで、前記係
止縁21の内径は、支軸1の嵌入部14の直径よりも大きく
且つ基部13の直径よりも小さく設定し、即ち肩部15の円
弧状面に当接するように設定している。また、前記弾片
24,…の間のスリットは内部を隠蔽できるようになるべ
く狭く設定している。そして、各弾片24,…は容易に曲
げられ確実に復元し得るように十分に弾力性を有するも
のであり、摺接爪25は先端を更に外方へ断面略く字形に
折曲させている。
【0014】前記蛇腹4は、合成ゴムで中空に形成さ
れ、上端には前記上部取付部材3の係合突縁23に外嵌し
且つ段部22に抜止め係合する係合縁27を形成し、下端は
脚部5の上端部に外嵌し固着した下部取付部材12に同様
に嵌着している。そして、蛇腹4を上部取付部材3と下
部取付部材12との間に装着した際には、常に圧縮状態に
なるように寸法設定し、即ち下端部は下部取付部材12を
介して脚部5に固定しているので、上部取付部材3をそ
の復元力を利用して座受ビーム2の下面19に圧接状態に
維持するのである。
【0015】しかして、前記上部取付部材3を支軸1の
嵌入部14に挿入し、係止縁21をその肩部15に係止した状
態で、該嵌入部14をロッキング機構11の連結筒18に嵌入
して取付け、そして上部取付部材3の係合突縁23と段部
22に、蛇腹4上端の係止縁21を係合させて取付けると、
上部取付部材3の弾片24,…は座受ビーム2の下面19に
圧接される。この場合、四本の摺接爪25,…は変形する
とともに、カバー爪26,…の先端が前記下面19に当接す
る。この状態で、座板即ち座受ビーム2を回動させる
と、前記摺接爪25,…がその下面19を摺動し、そして座
板を前後にロッキングさせると支軸1に対して前記下面
19が揺動し、それに伴って摺接爪25,…及びカバー爪2
6,…が変形されるが、摺接爪25及びカバー爪26によっ
て支軸1は常に略隠蔽されている。
【0016】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の椅子支柱部の蛇
腹取付構造は、ガスシリンダー等により高さ調節可能な
椅子の支柱部を覆う蛇腹の取付構造において、脚部に立
設し、上端に座板を装着する座受ビームを取付け、上部
であって該座受ビームの下面より下方に設定した肩部を
有する支軸と、合成樹脂製の環状部材であり、中心部に
前記支軸の肩部に係止する係止縁を形成し、周囲には係
合突縁を形成するとともに、上面には前記座受ビームの
下面に当接する複数の弾片を環状に配列して立設してな
る上部取付部材と、上端に前記上部取付部材の係合突縁
に係合する環状の係合縁を形成し、前記支軸を覆い得る
伸縮自在な蛇腹とよりなるので、座板を回動させた際に
は、前記弾片の先端が座受ビームの下面を線接触状態で
摺動するので摺動音の発生を防止することができ、また
座板を前後にロッキングさせた際には、前記弾片が変形
して蛇腹自体の変形を抑制して蛇腹の損傷を防ぐととも
に、どのように弾片が変形しても支軸を略隠蔽すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る椅子の一部省略縦断面図
【図2】上部取付部材の斜視図
【図3】同じく中央縦断面図
【図4】従来の蛇腹取付構造を示す椅子の一部省略縦断
面図
【符号の説明】
1 支軸 2 座受ビーム 3 上部取付部材 4 蛇腹 5 脚部 6 軸筒 7 スライダー筒 8 ガスシリンダー 9 シリンダー 10 ピストンロッド 11 ロッキング機構 12 下部取付部材 13 基部 14 嵌入部 15 肩部 16 支持部 17 連結部材 18 連結筒 19 下面 20 開口 21 係止縁 22 段部 23 係合突縁 24 弾片 25 摺接爪 26 カバー爪 27 係合縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスシリンダー等により高さ調節可能な
    椅子の支柱部を覆う蛇腹の取付構造において、 脚部に立設し、上端に座板を装着する座受ビームを取付
    け、上部であって該座受ビームの下面より下方に設定し
    た肩部を有する支軸と、 合成樹脂製の環状部材であり、中心部に前記支軸の肩部
    に係止する係止縁を形成し、周囲には係合突縁を形成す
    るとともに、上面には前記座受ビームの下面に当接する
    複数の弾片を環状に配列して立設してなる上部取付部材
    と、 上端に前記上部取付部材の係合突縁に係合する環状の係
    合縁を形成し、前記支軸を覆い得る伸縮自在な蛇腹と、 よりなる椅子支柱部の蛇腹取付構造。
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