JPH0649933A - 内装壁パネルの施工方法及び内装壁パネルと器具類との固定方法及び内装壁パネル並びに接着ペースト塗布用容器 - Google Patents

内装壁パネルの施工方法及び内装壁パネルと器具類との固定方法及び内装壁パネル並びに接着ペースト塗布用容器

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JPH0649933A
JPH0649933A JP22319792A JP22319792A JPH0649933A JP H0649933 A JPH0649933 A JP H0649933A JP 22319792 A JP22319792 A JP 22319792A JP 22319792 A JP22319792 A JP 22319792A JP H0649933 A JPH0649933 A JP H0649933A
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wall panel
fitting
adhesive paste
edge
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JP22319792A
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Masami Fujisawa
正美 藤沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な強度と仕上げ精度とを確保し、かつ施
工を簡略化して工期の短縮をはかる。 【構成】 建築構造体10の天井面11の所定位置に上
部レ−ル14を固定する。上部レール14に対応する下
部レール18を建築構造体10の床面15の所定位置に
固定する。上部レール14と下部レール18との間に、
肉厚内に連通孔2を有する繊維強化石膏板からなる内装
壁パネル7を取り付ける。内装壁パネルの凹凸接合面
3、5に接着剤を含有した石膏粉末を水で溶いた接着ペ
ースト19を塗布する。次に内装壁パネル7aを順次連
結固着し、内装壁を施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築構造物に間仕切
り壁あるいは表装壁などの内装壁を設置する内装壁パネ
ルの施工方法及び内装壁パネルと器具類との固定方法及
びこの施工方法に使用する内装壁パネル並びに接着ペー
スト塗布用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物その他の建築
構造物に間仕切り壁や表装壁などの内装壁を形成する際
には、内装壁設置位置に軽量鉄骨材あるいは木材で枠を
組み、該枠に各種下地パネル板を固定して内装壁を形成
していた。あるいは、鉄筋入りの気泡コンクリート板を
並列配置してその上下を天井面及び床面に固定して内装
壁を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の内、
前者の方法では、軽量鉄骨材あるいは木材を組み立てる
際に時間を要すると共に、組み立てに熟練技術を必要と
する問題点があった。また、後者の方法では鉄筋を埋設
してあるため容易に切断加工ができず、隣接パネルの接
合面に段差を生じ易く、該部を面一に仕上げる際に手間
を要する問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、中空
部を有する繊維強化石膏板からなる内装壁パネルを使用
すると共に、石膏と接着剤を混合した接着ペーストで接
合したので、前記問題点を解決した。
【0005】即ちこの発明は、建築構造体の天井面の所
定位置に上部レ−ルを固定し、前記上部レールに対応す
る下部レールを建築構造体の床面の所定位置に固定し、
前記上部レールと下部レールとの間に、肉厚内に中空部
を有する繊維強化石膏板からなる内装壁パネルを取り付
け、該内装壁パネルの凹凸嵌合面に接着剤を含有した石
膏粉末を水で溶いた接着ペーストを塗布し、前記内装壁
パネルを順次連結固着することを特徴とした内装壁パネ
ルの施工方法である。
【0006】また、建築構造体の天井面の所定位置と前
記天井面に対応する床面の所定位置との間に、肉厚内に
中空部を有する繊維強化石膏板からなる内装壁パネルを
取り付け、該内装壁パネルの凹凸嵌合面に接着剤を含有
した石膏粉末を水で溶いた接着ペーストを塗布し、前記
内装壁パネルを順次連結固着することを特徴とした内装
壁パネルの施工方法である。
【0007】また、内装壁パネルの上端面と建築構造体
の天井面との間、あるいは内装壁パネルの下端面と建築
構造体の床面との間、の少なくとも一方にくさび状の弾
性金具を介装して、内装壁パネルを仮着する内装壁パネ
ルの施工方法である。
【0008】また、内装壁パネルの2枚を所定角度を持
って接合する際には、一方あるいは両方の内装壁パネル
の接合面に接着ペーストを塗布して相互の内装壁パネル
を連結固着すると共に、接合部外側に薄い鋼板入りテー
プを接着し、接合部内側に紙テープを接着する内装壁パ
ネルの施工方法である。
【0009】また、内装壁パネルに開口を形成する際に
は、所定間隔をおいて取り付けた内装壁パネルの間の所
定高さ位置に、横架材を架設固定し、該横架材の上部に
所定形状の上部内装壁パネルを設置固定する内装壁パネ
ルの施工方法である。また、横架材は棒状材の両端面に
水平方向の溝を設け、該溝内にL型の固定金具の水平部
を嵌挿して構成し、内装壁パネルの中空部の前記横架材
当接側に補強木材を嵌挿し、前記内装壁パネルの間に架
設した横架材の前記L型金具側からねじ類を螺合して内
装壁パネルを貫通し、補強木材に前記ねじ類を固定する
内装壁パネルの施工方法である。
【0010】また、内装壁パネルあるいは上部内装壁パ
ネルの中空部が少なくとも一側に開口し、該開口する面
を合わせて連結する際には、2枚の内装壁パネルの内の
一方の内装壁パネルの中空部に連結材の一側を挿入固着
し、他方の内装壁パネルの前記一方の内装壁パネルの中
空部と対向する中空部に、前記連結材の他側を挿入固着
して、前記2枚の内装壁パネルを連結固着する内装壁パ
ネルの施工方法。
【0011】また、中空部を有する繊維強化石膏板から
なる内装壁パネルの器具類取付位置の中空部内に補強木
材を挿入し、前記補強木材を挿入した内装壁パネルを建
築構造体の天井面と床面との間に設置固定し、該内装壁
パネルの器具類取付位置に器具類を配置し、該器具類側
からの取付ねじ類を螺合し、該ねじ類を内装壁パネルを
貫通させて先端部を前記補強木材内に固定する内装壁パ
ネルと器具類との固定方法である。
【0012】また、肉厚内上下方向全長に亘る長さの繊
維を多数並設し埋設した石膏板の肉厚内に繊維方向の連
通孔を並設し、前記石膏板の一方の接合面に嵌合凸条を
形成し、他方の接合面に前記嵌合凸条と嵌合する嵌合凹
条を形成したことを特徴とする内装壁パネル。
【0013】また、上部に開口部を有し、接着ペースト
を収容する容器の口縁部の一縁及びそれと対向する縁に
内装壁パネルの接合面の嵌合凸条あるいは嵌合凹条のい
ずれか一方と嵌合できる形状の嵌合縁を形成し、該嵌合
縁の両側に接着ペースト塗布用の切り欠きを設けた接着
ペースト塗布用容器である。更に、上部に開口部を有
し、接着ペーストを収容する容器の口縁部の一縁に内装
壁パネルの嵌合凸条と嵌合できる形状の嵌合凹縁を形成
し、前記口縁部の対向他縁に嵌合凹条と嵌合できる形状
の嵌合凸縁を形成し、前記嵌合凹縁及び嵌合凸縁の両側
に接着ペースト塗布用の切り欠きを設けた接着ペースト
塗布用容器である。
【0014】また、前記における内装壁パネルの中空部
は表面に開口を有しない場合、あるいは一方の面に開口
を有する場合、あるいは両側の面に開口を有する連通孔
とする場合がある。
【0015】また、前記における器具類とは流し等の衛
生陶器類、照明器具、鏡、ハンガー、紙巻器、棚等の取
り付け家具類、ドア等建具取り付け枠類等、際野縁、際
根太、廻り縁、巾木、付鴨居などの内装壁パネルに取り
付けられるものを指す。
【0016】また、前記における取付ねじ類とは木ねじ
などのねじ類の他各種釘でも可能である。また、前記に
おける連結材とは、紙管、木材、アルミニウムなどの金
属材などを使用することができる。
【0017】
【作用】内装壁パネルは上部レ−ルと下部レ−ルとの間
に挟まれて掛止される。あるいは内装壁パネルは建築構
造体の天井面と床面との間に挟まれて固定される。繊維
強化石膏板と接着剤を含有した石膏粉末を水で溶いた接
着ペーストにより、内装壁パネルは一体に連結固着され
る。
【0018】内装壁パネルは弾性金具により下方あるい
は下方に押圧されて仮着できる。所定角度を持って接合
した内装壁パネルは外側を薄い鋼板入りのテープを接着
したので、外側での縁欠けを防止できる。所定間隔をお
いて取り付けた内装壁パネルの間に横架材を架設固定
し、横架材上に上部内装壁パネルを設置したので間仕切
りに開口部を形成でき、また、横架設材は中空部に嵌挿
した補強木材と取付ねじ類で固定したので、確実に固定
される。中空部が開口する面を合わせて連結する際に内
装壁パネルを連結材を介して連結するので、内装壁パネ
ルは重量が大きく増加することなく確実に連結される。
【0019】器具類は中空部に嵌挿した補強木材と取付
ねじ類で固定したので、確実に内装壁パネルに固定され
る。
【0020】内装壁パネルは石膏板としたので表面が滑
らかであり、目地止め等の仕上げ処理を不要にできる。
また、隣接する石膏板は嵌合凸条と嵌合凹条で嵌合する
ので確実に連結される。また、中空部を形成したので、
軽量化できると共に繊維を埋設したので十分な強度を有
する。また、石膏板であるので、切断、開口形成等加工
が容易であり、繊維を埋設したので、開口端部の縁欠け
を防止できる。
【0021】接着ペースト塗布用容器は、その口縁部の
嵌合縁を対応する内装壁パネルの嵌合凸条あるいは嵌合
凹条に嵌合し、切り欠きから接着ペーストを出し、内装
壁パネルの所定位置に接着ペーストを塗布できる。
【0022】
【実施例】図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0023】図1(c)において、この発明の内装壁パ
ネルは、石膏板1の肉厚内の図中上下方向全長に亘る長
さのガラス繊維からなる長繊維を埋設してある。また、
前記石膏板1の肉厚内に前記長繊維の方向に直交する方
向(左右方向)に繊維方向を揃えて多数の短繊維を全体
に亘って埋設してある。前記石膏板1の前記繊維方向と
同一の上下方向に連通孔2、2を並設する。また、前記
石膏板1の接合面3に嵌合凸条4を上下方向全長に亘っ
て設け、前記接合面3の対向他側の接合面5に前記嵌合
凸条4と嵌合する嵌合凹条6を設け、内装壁パネル7を
構成する(図1(c))。前記において、嵌合凸条4と
接合面3とで凸嵌合面を構成し、嵌合凹条6と接合面5
とで凹嵌合面を構成する。
【0024】次に前記内装壁パネル7の施工方法につい
て説明する。
【0025】建築構造体10の天井面11、床面15及
び壁などのパネル当接面にパネル施工位置を示す。次
に、天井面11の所定位置に、水平部12の両側縁部1
3、13を直角に屈曲してなる上部レール14の水平部
12をコンクリート釘その他で固定する。前記建築構造
体10の床面15所定位置に、水平部16の両側縁部1
7、17を直角に屈曲してなる下部レール18の水平部
16をコンクリート釘その他で固定する。前記におい
て、前記内装壁パネル7の厚さが63mmの場合に、上部
レール14の水平部12の内法は63mmで、側縁部13
の高さは30mm程度であり、前記下部レール18の水平
部16の内法は63mmで、側縁部17の高さは5mm程度
に形成してある(図1(a)(b))。
【0026】次に、所定高さに切断した前記内装壁パネ
ル7を連通孔2が上下方向となるように、かつ前記嵌合
凹条6が躯体側となるように、前記内装壁パネル7の上
端部8を上部レール14に挿入掛止し、続いて内装壁パ
ネル7の下端部8aを下部レール18に挿入掛止して、
上部レール14と下部レール18との間に内装壁パネル
7を設置する(図1(b)の鎖線図示7)。前記内装壁
パネル7の接合面5に、水溶性の接着剤粉末を含有した
石膏粉末を水で解いた接着ペーストを塗布し、前記建築
構造体10と接合面5とを固着し、内装壁パネル7とを
固定する。
【0027】前記において、建築構造体10と内装壁パ
ネル7とを接着ペーストで接着したが、発泡ウレタンで
接着することもできる。また前記における内装壁パネル
7の上下方向の長さは所定内法より15mm程度短くして
ある。
【0028】次に、帯状の金属板の両端部を屈曲してく
さび状の弾性金具20を形成し(図2(a))、該弾性
金具20を内装壁パネル7の上端部8の縁と上部レール
14の水平部12(即ち天井面11)との間に介装し、
建築構造体10と内装壁パネル7とが固着するまで仮着
する(図2(b))。
【0029】次に、内装壁パネル7の接合面3の嵌合凸
条4の両側に前記接着ペースト19を塗布した後、内装
壁パネル7aを、その嵌合凹条6が前記内装壁パネル7
の嵌合凸条4と嵌合するように(図1(c))、上部レ
ール14と下部レール18との間に設置し、間仕切り
7、7aを連結固着する。同様に内装壁パネル7aの接
合面4に接着ペーストを塗布した後、同様にして内装壁
パネル7bを連結固着する(図1(a))。以下、同様
にして、順次所定数の内装壁パネルを連結固着する。
【0030】次に、前記における、接着ペーストの塗布
方法について説明する。上部に開口部を有する容器21
の対向する口縁部22、22aに前記内装壁パネル7の
嵌合凸条4と嵌合できる嵌合凹縁23を形成する。前記
嵌合凹縁23の両側に切り欠き24、24を形成し、接
合面3用の接着ペースト塗布用容器25を形成する(図
10(a))。同様にして、容器21の対向する口縁部
22、22aに前記内装壁パネル7の嵌合凹条6と嵌合
できる嵌合凸縁26を形成する。前記嵌合凸縁26の両
側に切り欠き27、27を形成し、接合面5用の接着ペ
ースト塗布用容器28を形成する(図10(b))。前
記において、口縁部22側の切り欠き24、24と口縁
部22aの切り欠き24、24とを異なる形状及び大き
さに形成し、接着ペーストの塗布量を変化させることも
できる。また、切り欠き27、27に付いても同様に可
能である。
【0031】次に、接合面3に接着ペーストを塗布する
際には、接着ペーストを所定量(容器の半分程度)入れ
た接着ペースト塗布用容器25を、嵌合凹縁23が嵌合
凸条4に嵌合するように、前記内装壁パネル7の接合面
3の下端部8aに当接させ、接着ペースト塗布用容器2
5を上方(矢示29方向)に上端部8まで摺動させる。
この際切り欠き24から接着ペースト19が吐出され、
嵌合凸条4の両側に接着ペースト19が塗布される(図
10(c)。同様にして、接合面5に接着ペーストを塗
布する際には、接着ペースト塗布用容器28を、嵌合凸
縁26が嵌合凹条6に嵌合するように、前記内装壁パネ
ル7の接合面5の下端部8aに当接させ、接着剤塗布用
容器28を下端部8aから上端部8まで摺動させる(図
示していない)。
【0032】次に、図4において、内装壁パネル7、7
aの接合面どうし以外で、つまり所定角度をもって内装
壁パネル7、7aを連結固着する方法について述べる。
【0033】内装壁パネル7aの正面9に、内装壁パネ
ル7aの接合面5を直角に連結固着する際には、内装壁
パネル7の接合面5に接着ペースト19を前記方法で塗
布し、内装壁パネル7と内装壁パネル7aとを連結固着
する。また、この際に内装壁パネル7aの嵌合凹条6に
接着ペースト19を充填することもできる。また、この
際に、接着ペースト19に代えて発泡ウレタンあるいは
シーリング材を使用することもできる(図4(a))。
【0034】また、既に設置された内装壁パネル7の正
面9に、内装壁パネル7aの接合面3を直角に連結固着
する際には、内装壁パネル7aの接合面3に接着ペース
ト19を塗布し、内装壁パネル7と内装壁パネル7aと
を連結固着する(図4(b))。
【0035】また、既に設置された内装壁パネル7の正
面9の端部に、内装壁パネル7aの接合面3を直角に連
結固着する際には、内装壁パネル7aの接合面3に接着
ペースト19を塗布し、内装壁パネル7aの正面9と内
装壁パネル7の接合面5とが面一になるように連結固着
する。また、内装壁パネル7の嵌合凹条6に接着ペース
トを充填し、接合面5と面一にする(図4(c))。前
記において、接合部の外側に鋼板入りの紙製テープ31
を接着ペーストで接着し、接合部の内側に紙製テープ3
2を同じく接着ペーストで接着することもできる。
【0036】また、既に設置された内装壁パネル7の端
部と内装壁パネル7aの端部とを連結する際について説
明する。内装壁パネル7aの一側の正面9aを切り欠
き、他側の正面9より内装壁パネルの厚さだけ短く形成
する。内装壁パネル9aの端部側の連通孔2aの一部に
上下全長に亘って発泡スチロール34を挿入し、この内
装壁パネル7aを内装壁パネル7aの正面9aの端縁3
3aが内装壁パネル7の正面9と同一面内に位置するよ
うに配置する。次に、内装壁パネル7の端部と内装壁パ
ネル7aの連通孔2aとの間に発泡ウレタン49を充填
する。続いて、内装壁パネル7aの正面9aの端縁33
aと内装壁パネル7の正面9との間に面一となるように
接着ペースト19を塗布し、内装壁パネル7aの正面9
の端縁33と内装壁パネル7の正面9aとの間に接着ペ
ースト19を塗布する。続いて、接続部の外側(出す
み。内装壁パネル7aの正面9と内装壁パネル7の正面
9aとの側)に鋼板入りの紙製テープ31を水で濡らし
た後に、あるいは水で濡らさずに接着ペーストで接着す
る。また、接合部の内側(入すみ。内装壁パネル7aの
正面9aの端縁33aと内装壁パネル7の正面9との
間)に紙製テープ32を水で濡らした後に、あるいは水
で濡らさずに接着ペーストで接着する(図4(d))。
前記における紙製鋼板入り粘着テープ31及び紙製テー
プ32は内装壁パネル7の石膏の色と同一の色(白色)
で着色してあることが望ましい。
【0037】また、既に設置された内装壁パネル7の正
面9に、内装壁パネル7aの端部を直角以外の角度でに
連結固着する際には、内装壁パネル7aの端部を所定形
状となるように切り欠き、正面9a側を33a、正面9
側を33とする。端部側の連通孔2a内に発泡ウレタン
49を充填すると共に、端縁33、33aに接着ペース
ト19を塗布して、内装壁パネル7の正面9に連結固着
する(図4(e))。
【0038】次に、内装壁に開口を形成する場合につい
て説明する。
【0039】断面方形の棒状材35の両端面35a、3
5bに夫々水平方向の溝36、37を設け、該溝36、
37内に断面L型の固定金具38の水平部39を挿入連
結して横架材41を構成する(図5(a))。前記固定
金具38の垂直部40は横架材41の上縁より上方に突
出している。
【0040】端部側の連通孔2a、2a内に全長に亘る
長さの補強木材42を挿入した内装壁パネル7、7aを
所定間隔Dをおいて取り付ける。前記において内装壁パ
ネル7、7aの間では上部レール14は設置してある
が、下部レール18は設置しなくてもよい。次に前記内
装壁パネル7、7a間の所定高さに長さDの前記横架材
41を配置し、前記固定金具38、38の垂直部40側
から夫々ねじ類43を螺合し、接合面3を貫通し、前記
ねじ類43の先端部は前記補強木材42内に定着する。
従って、横架材41は内装壁パネル7、7a間に架設固
定される(図5(b))。次に、前記横架材41の上部
に所定形状に切断加工した上部内装壁パネル44の所定
数を連通孔が縦方向になるように配置し、上部内装壁パ
ネル44の上端縁を上部レール14に嵌合すると共に下
部を前記横架材41の上部に載置する(図5(c))。
以上のようにして、開口45を形成する。
【0041】前記において、上部内装壁パネル44は左
右両側縁を間仕切りパネルに固定されているので、横架
材41上に載置することにより十分な設置強度を有する
が、予め上部内装壁パネル44の連通孔2、2内に補強
木材42を挿入し、横架材41の下面からねじ類を螺合
し、横架材42と補強木材42とを固定することもでき
る(図示していない)。この場合には、上部内装壁パネ
ル44を更に強固に設置できる。
【0042】また、前記において、上部内装壁パネル4
4は連通孔が縦方向になるように設置したが、横方向に
なるように設置することもできる(図5(d))。ま
た、開口45を上部に設ける際には、同様に、内装壁パ
ネル7を加工した下部内装壁パネル(腰壁)を設置して
形成する(図示していない)。
【0043】次に、内装壁パネル7に建具取付枠を固定
する方法に付いて説明する。
【0044】内装壁パネル7の接合面5に建具取付枠4
6を設置する場合には、内装壁パネル7の端部の連通孔
2aに補強木材42を挿入し、接合面5にパッキン48
を介装して、建具取付枠46を配置し、建具取付枠46
側からねじ類43を螺合し、ねじ類43の先端を補強木
材42内に位置させ、建具取付枠46を内装壁パネル7
に設置する。続いて、建具取付枠46と内装壁パネル7
と隙間に発泡ウレタン49を充填すると共に該部に沿っ
てケーシング47を固着する(図7(a)(d))。図
7(d)中、50は建具、50aは幅木である。
【0045】また、内装壁パネル7の切断した端面に建
具取付枠46を設置する場合には、切断した内装壁パネ
ル7の端部の連通孔2a及びそれと隣接する連通孔2に
補強木材42a、42を夫々挿入し、取り付ける面にパ
ッキン48を介装して建具取付枠46を配置し、建具取
付枠46側からねじ類43を螺合して、ねじ類43の先
端を補強木材42aを貫通して補強木材42内に位置さ
せ、建具取付枠46を内装壁パネル7に設置する。続い
て、建具取付枠46と内装壁パネル7と隙間に発泡ウレ
タン49を充填すると共に該部に沿ってケーシング47
を固着する(図7(b))。
【0046】また、内装壁パネル7の正面9に建具取付
枠46を設置する場合には、同様にして、内装壁パネル
7の取り付ける面の連通孔2に補強木材42を挿入し、
取り付ける面にパッキン48を介装して建具取付枠46
を配置し、建具取付枠46側からねじ類43を螺合し、
ねじ類43の先端を補強木材42内に位置させ、建具取
付枠46を内装壁パネル7に設置する。続いて、建具取
付枠46と内装壁パネル7と隙間に発泡ウレタン49を
充填すると共に該部に沿ってケーシング47を固着する
(図7(c))。前記におけるケーシング47とパッキ
ン48との間の発泡ウレタン49は不要とすることもで
きる。
【0047】また、前記において、際野縁、際根太、廻
り縁、幅木、付鴨居などの取り付けも同様に行うことが
できる。
【0048】また、内装壁パネル7の正面9に流し等の
衛生陶器51を設置する場合には、前記建具取付枠46
を設置する場合と同様である。即ち、衛生陶器51の取
り付け孔51aの位置に合わせて、連通孔2、2内に補
強木材42、42を挿入し、衛生陶器51と内装壁パネ
ル7の当接面にパッキン48を介して、あるいはパッキ
ン48を介さずに、衛生陶器51を配置し、衛生陶器5
1側からねじ類43を螺合し、ねじ類43の先端を補強
木材42内に位置させ、衛生陶器51を内装壁パネル7
に設置する(図8(a))。また、前記において、内装
壁パネル7の正面9に取付金具を同様に固定し、取付金
具に衛生陶器を掛止固定する場合もある(図示していな
い)。
【0049】また、内装壁パネル7に棚を取り付ける際
には前記のように補強木材を用いて棚受を内装壁パネル
7に固定する方法(図示していない)の他に、内装壁パ
ネル7の正面9に取付孔56を穿設する方法もある。即
ち、前記取付孔56内に、ばね53でナット54と受け
ナット55を連結した雌ねじプラグ52を挿通し、棚受
58をボルト57で雌ねじプラグ52のナット54、受
けナット55に螺合し、内装壁パネル7に棚受58を固
定することもできる(図8(b))。また、取付孔56
内に、ボード用アンカー、ケミカルアンカーなどを使用
することもできる(図示していない)。
【0050】また、前記において、照明器具、鏡、ハン
ガー、紙巻器などの取り付けも同様に可能である。
【0051】以上のようにして、建築構造体10に内装
壁パネル7、7を設置して間仕切を構成した一例を図3
に示す。同様にして、建築構造体に沿って、前記内装壁
パネル7を設置すれば、表装壁を形成できる(図示して
いない)。
【0052】前記実施例において、内装壁パネル7の表
面に各種表面仕上げ材を施すこともできる(図示してい
ない)。この際に、内装壁パネル面及び接合縁は面一に
仕上げられているので、下地処理を不要とすることがで
きる。また、上部レールと内装壁パネルとの段差部分は
接着ペーストを塗布することによりなくすことができ
る。
【0053】前記の表面仕上げ材として、例えば、布
製、塩化ビニルなどの合成樹脂製、紙製などその材質を
問わず各種クロスを使用することができる。この際に
は、クロスを接着ペーストあるいはその他の接着剤を用
いて貼着する。また、布製または紙製のクロスを使用し
た場合には、内装壁パネル7は石膏製であるので、吸放
湿性があるため、クロス表面での結露を抑えることがで
きる。また、例えば、吹き付け、ローラー、刷毛などで
各種塗料を塗布することもできる。また、接着ペースト
やモルタルを介して各種タイルを圧着することもでき
る。
【0054】また、前記実施例において、内装壁パネル
7の表面に溝、穴、孔など欠損部を生じた場合には、該
部に発泡ウレタンを充填した後、硬練りをした接着ペー
ストを1回あるいは数回塗布して表面を均せば、面一に
仕上げることができる(図示していない)。
【0055】また、前記実施例において、横架材41を
用いたが、上部内装壁パネル44を1枚しか使用しない
場合には、L字型の固定金具38を内装壁パネル7、7
aに固定して、上部内装壁パネル44の端部を固定金具
38の水平部39に掛止固定することもできる(図示し
ていない)。
【0056】また、前記実施例において、図9に示すよ
うに、内装壁パネル7の連通孔2を配線に利用すること
もできる。即ち配線コード60を内装壁パネル7の連通
孔2内を挿通し、正面9の所定位置にコンセント用の方
形孔61を穿設し、該方形孔61にコンセント枠62を
取り付け、配線コード先端にコンセント63を接続し、
該コンセント63をコンセント枠62に固定する。次に
コンセント枠63にコンセントカバー64を装着する
(図9(a)(b))。
【0057】また、前記実施例において、内装壁パネル
を連通孔の開口する面(上面66)を合わせて連結する
こともできる。即ち連結孔の方向(上下方向)に内装壁
パネルを連結する場合に付いて説明する。内装壁パネル
7の両端部の連通孔2a、2aに前記連通孔2より外径
が小さく所定長さを有する紙管65、65の一側65a
を夫々挿入(図6(a))し、紙管65の外周と連結孔
2a内に発泡ウレタン49を充填し、紙管65を内装壁
パネル7に密着固定する。次に前記内装壁パネル7の上
面66に接着ペースト19を塗布すると共に、紙管65
の他側65bに他の補足内装壁パネル67の連通孔2を
嵌装する。次に、連通孔2と紙管65との間に同様に発
泡ウレタン49を充填すると共に、補足内装壁パネル6
7の下面67aを内装壁パネル7の上面66に固着する
(図6(a)(b))。
【0058】前記における紙管の長さは、内装壁パネル
7の材料強度と同程度の接合強度が得られれば適宜選択
でき、従って、内装壁パネル7と補足内装壁パネル67
の全長に亘っても良い。また、紙管67は両端部に2本
使用したが、1本以上であれば本数を問わず、前記接合
強度を得られれば良く、従ってすべての連通孔2、2に
用いることもできるまた、前記における発泡ウレタン4
9に代え接着ペースト19を用いることもできる。ま
た、前記において、連結材として紙管を使用したが、木
材、あるいはアルミニウムなどの金属、あるいは各種合
成樹脂材などを使用することもできる。また、このよう
な内装壁パネルの連結は、所定規格の内装壁パネルより
高さの必要な場合、あるいは、既に上下方向を短く切断
した内装壁パネルの複数を連結して所定高さの内装壁パ
ネルを形成する際に用いる。
【0059】また前記実施例において、接合面3、5に
合わせて夫々接着ペースト塗布用容器25、28の2つ
を使用したが、接合面3、5兼用の接着ペースト塗布用
容器を用いることもできる。即ち、上部に開口部を有す
る容器21の対向する口縁部22、22aの内の一方口
縁部22に前記内装壁パネル7の嵌合凸条4と嵌合でき
る嵌合凹縁23を形成し、該嵌合凹縁23の両側に切り
欠き24、24を形成する。また、口縁部22aに前記
内装壁パネル7の嵌合凹条6と嵌合できる嵌合凸縁26
を形成し、該嵌合凸縁26の両側に切り欠き27、27
を形成する。また、他の口縁部22b、22cは中央部
68を高く形成した斜面を形成し、接合面3、5兼用の
接着ペースト塗布用容器69を構成する(図11
(a))。また、この接着ペースト塗布用容器69を用
いて、内装壁パネル7の接合面5に接着ペースト19を
塗布している状態を図11(b)に示す。更に、前記接
着ペースト塗布用容器25、28、69を使用せず、従
来どうりの刷毛、へら、ローラーなどを使用して塗布す
ることもできる。
【0060】また、前記実施例において、建築構造体と
してコンクリート構造の躯体に施工した例を説明した
が、鉄骨造、木造、ブロック造などでも可能である。
【0061】また、前記実施例において、弾性金具20
は内装壁パネル7の上端部8の縁と上部レール14の水
平部との間に介装したが、弾性金具20は内装壁パネル
7の下端部8aの縁と下部レール18の水平部(即ち床
面15)との間に介装することもでき、更に両方に介装
することもできる。例えば、床面15や天井面11が平
行でない場合や段差を生じている場合には、連結する内
装壁パネルの接合面が互いに合うように、適宜選択して
介装する。
【0062】また、前記実施例において、上部レール1
4及び下部レール18を用いたが、設置強度を確保でき
れば、上部レール14及び下部レール18の一方あるい
は両方を用いないこともできる。例えば、梁下に内装壁
パネルを設置する場合には、上部レール14は不要であ
り、高さが低い場合には上部レール14及び下部レール
18のいずれも不要である。その他、天井面、床面で十
分な強度を持って内装壁パネルを接着すれば上部レール
14及び下部レール18の一方あるいは両方を不要とす
ることもできる。
【0063】更に、前記実施例において、内装壁パネル
7の長繊維はガラス繊維製としたが、鋼細線、炭素繊
維、アラミド繊維、石英繊維などでも可能である。ま
た、長繊維はストレスをかけて石膏板1内に埋設するこ
ともできる。
【0064】
【発明の効果】この発明は、上部レールと下部レールと
の間に石膏板からなる内装壁パネルを取り付け、石膏と
接着剤とを混合した接着ペーストで連結固着したので、
パネルの施工に熟練技術を必要とせず、施工を簡略化で
きると共に、工期の短縮をはかることができる効果があ
る。
【0065】また、石膏板からなる内装壁パネルを用い
たので、表面を面一に形成できるので、表面の仕上げの
手間を省くことができると共に、様々な仕上げ材に対応
できる効果がある。また、石膏板に繊維を埋設したの
で、十分なる強度を有しつつ加工が容易であり、切断面
の仕上げ制度も良く、様々な形状の間仕切りに対応でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例で、(a)は一部正面図、
(b)は側面図、(c)は接合状態を説明する拡大斜視
図である。
【図2】(a)はこの考案の実施例に使用する弾性金具
の斜視図で、(b)は弾性金具の取り付け状態を示す一
部拡大正面図である。
【図3】この発明の実施例により施工した平面図であ
る。
【図4】(a)乃至(d)はこの発明の実施例の連結状
態を示す平面図である。
【図5】(a)はこの発明の実施例に使用する横架材の
拡大斜視図、(b)は横架材の施工状態を示す正面図、
(c)は同じく一部拡大正面図、(d)は他の施工状態
を示す一部拡大正面図である。
【図6】(a)(b)はこの考案の実施例の紙管を用い
た内装壁パネルの連結状態を示す斜視図で、(c)は同
じく拡大横断面である。
【図7】(a)(b)(c)はドア枠の取り付け状態を
示す横断面図、(d)は同じく一部を切断した拡大斜視
図である。
【図8】(a)は流しの取り付け状態を示す横断面図、
(b)は棚取付金物の取り付け状態を示す一部拡大斜視
図である。
【図9】(a)はこの考案のコンセントの取り付け状態
を示す一部拡大斜視図で、(b)は配線状態を示す斜視
図である。
【図10】(a)はこの発明の接着ペースト塗布用容器
の斜視図、(b)は他の接着ペースト塗布用容器の斜視
図、(c)は使用状態を示す斜視図である。
【図11】(a)はこの発明の他の接着ペースト塗布用
容器の斜視図、(b)は使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 石膏板 2 連通孔 3 接合面 4 嵌合凸条 5 接合面 6 嵌合凹条 7 内装壁パネル 10 建築構造体 11 天井面 14 上部レール 15 床面 18 下部レール 19 接着ペースト 20 弾性金具 21 容器 22 口縁部(容器) 23 嵌合凹縁 24 切り欠き 25 接着ペースト塗布用容器 26 嵌合凸縁 27 切り欠き 28 接着ペースト塗布用容器 31 鋼板入り紙製テープ 32 紙製テープ 35 棒状材 36 溝(棒状材) 37 溝(棒状材) 38 固定金具 41 横架材 42 補強木材 43 ねじ類 44 上部内装壁パネル 45 開口 46 建具取付枠 51 衛生陶器 58 棚受 65 紙管 67 補足内装壁パネル 69 接着ペースト塗布用容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】(a)乃至(e)はこの発明の実施例の連結状
態を示す平面図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】次に、接合面3に接着ペーストを塗布する
際には、接着ペーストを所定量(容器の半分程度)入れ
た接着ペースト塗布用容器25を、嵌合凹縁23が嵌合
凸条4に嵌合するように、前記内装壁パネル7の接合面
3の下端部8aに当接させ、接着ペースト塗布用容器2
5を上方(矢示29方向)に上端部8まで摺動させる。
この際切り欠き24から接着ペースト19が吐出され、
嵌合凸条4の両側に接着ペースト19が塗布される(図
10(c)。同様にして、接合面5に接着ペーストを塗
布する際には、接着ペースト塗布用容器28を、嵌合凸
縁26が嵌合凹条6に嵌合するように、前記内装壁パネ
ル7の接合面5の下端部8aに当接させ、接着ペースト
塗布用容器28を下端部8aから上端部8まで摺動させ
る(図示していない)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】内装壁パネル7の正面9に、内装壁パネル
7aの接合面5を直角に連結固着する際には、内装壁パ
ネル7の接合面5に接着ペースト19を前記方法で塗
布し、内装壁パネル7と内装壁パネル7aとを連結固着
する。また、この際に内装壁パネル7aの嵌合凹条6に
接着ペースト19を充填することもできる。また、この
際に、接着ペースト19に代えて発泡ウレタンあるいは
シーリング材を使用することもできる(図4(a))。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/74 561 A 6951−2E B 6951−2E

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造体の天井面の所定位置に上部レ
    −ルを固定し、前記上部レールに対応する下部レールを
    建築構造体の床面の所定位置に固定し、前記上部レール
    と下部レールとの間に、肉厚内に中空部を有する繊維強
    化石膏板からなる内装壁パネルを取り付け、該内装壁パ
    ネルの凹凸嵌合面に接着剤を含有した石膏粉末を水で溶
    いた接着ペーストを塗布し、前記内装壁パネルを順次連
    結固着することを特徴とした内装壁パネルの施工方法。
  2. 【請求項2】 建築構造体の天井面の所定位置と前記天
    井面に対応する床面の所定位置との間に、肉厚内に中空
    部を有する繊維強化石膏板からなる内装壁パネルを取り
    付け、該内装壁パネルの凹凸嵌合面に接着剤を含有した
    石膏粉末を水で溶いた接着ペーストを塗布し、前記内装
    壁パネルを順次連結固着することを特徴とした内装壁パ
    ネルの施工方法。
  3. 【請求項3】 内装壁パネルの上端面と建築構造体の天
    井面との間、あるいは内装壁パネルの下端面と建築構造
    体の床面との間、の少なくとも一方にくさび状の弾性金
    具を介装して、内装壁パネルを仮着する請求項1又は2
    記載の内装壁パネルの施工方法。
  4. 【請求項4】 内装壁パネルの2枚を所定角度を持って
    接合する際には、一方あるいは両方の内装壁パネルの接
    合面に接着ペーストを塗布して相互の内装壁パネルを連
    結固着すると共に、接合部外側に薄い鋼板入りテープを
    接着し、接合部内側に紙テープを接着する請求項1又は
    2記載の内装壁パネルの施工方法。
  5. 【請求項5】内装壁パネルに開口を形成する際には、所
    定間隔をおいて取り付けた内装壁パネルの間の所定高さ
    位置に、横架材を架設固定し、該横架材の上部に所定形
    状の上部内装壁パネルを設置固定する請求項1又は2記
    載の内装壁パネルの施工方法。
  6. 【請求項6】 横架材は棒状材の両端面に水平方向の溝
    を設け、該溝内にL型の固定金具の水平部を嵌挿して構
    成し、内装壁パネルの中空部の前記横架材当接側に補強
    木材を嵌挿し、前記内装壁パネルの間に架設した横架材
    の前記L型金具側からねじ類を螺合して内装壁パネルを
    貫通し、補強木材に前記ねじ類を固定する請求項5記載
    の内装壁パネルの施工方法。
  7. 【請求項7】 内装壁パネルあるいは上部内装壁パネル
    の中空部が少なくとも一側に開口し、該開口する面を合
    わせて連結する際には、2枚の内装壁パネルの内の一方
    の内装壁パネルの中空部に連結材の一側を挿入固着し、
    他方の内装壁パネルの前記一方の内装壁パネルの中空部
    と対向する中空部に、前記連結材の他側を挿入固着し
    て、前記2枚の内装壁パネルを連結固着する請求項1又
    は2又は5記載の内装壁パネルの施工方法。
  8. 【請求項8】 中空部を有する繊維強化石膏板からなる
    内装壁パネルの器具類取付位置の中空部内に補強木材を
    挿入し、前記補強木材を挿入した内装壁パネルを建築構
    造体の天井面と床面との間に設置固定し、該内装壁パネ
    ルの器具類取付位置に器具類を配置し、該器具類側から
    の取付ねじ類を螺合し、該ねじ類を内装壁パネルを貫通
    させて先端部を前記補強木材内に固定する内装壁パネル
    と器具類との固定方法。
  9. 【請求項9】 肉厚内上下方向全長に亘る長さの繊維を
    多数並設し埋設した石膏板の肉厚内に繊維方向の連通孔
    を並設し、前記石膏板の一方の接合面に嵌合凸条を形成
    し、他方の接合面に前記嵌合凸条と嵌合する嵌合凹条を
    形成したことを特徴とする内装壁パネル。
  10. 【請求項10】 上部に開口部を有し、接着ペーストを
    収容する容器の口縁部の一縁及びそれと対向する縁に内
    装壁パネルの接合面の嵌合凸条あるいは嵌合凹条のいず
    れか一方と嵌合できる形状の嵌合縁を形成し、該嵌合縁
    の両側に接着ペースト塗布用の切り欠きを設けた接着ペ
    ースト塗布用容器。
  11. 【請求項11】 上部に開口部を有し、接着剤を収容す
    る容器の口縁部の一縁に内装壁パネルの嵌合凸条と嵌合
    できる形状の嵌合凹縁を形成し、前記口縁部の対向他縁
    に嵌合凹条と嵌合できる形状の嵌合凸縁を形成し、前記
    嵌合凹縁及び嵌合凸縁の両側に接着ペースト塗布用の切
    り欠きを設けた接着ペースト塗布用容器。
JP22319792A 1992-07-30 1992-07-30 内装壁パネルの施工方法及び内装壁パネルと器具類との固定方法及び内装壁パネル並びに接着ペースト塗布用容器 Pending JPH0649933A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020028596A (ko) * 2000-10-11 2002-04-17 이용태 격납고 도어장치
JP2012070870A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Intenza:Kk 収納ユニット及びスペーサ

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KR20020028596A (ko) * 2000-10-11 2002-04-17 이용태 격납고 도어장치
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