JPH064988Y2 - 金型識別装置 - Google Patents

金型識別装置

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JPH064988Y2
JPH064988Y2 JP1989016944U JP1694489U JPH064988Y2 JP H064988 Y2 JPH064988 Y2 JP H064988Y2 JP 1989016944 U JP1989016944 U JP 1989016944U JP 1694489 U JP1694489 U JP 1694489U JP H064988 Y2 JPH064988 Y2 JP H064988Y2
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JP
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mold
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太一 鈴木
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えばタレットパンチプレスのごときパンチプ
レスにおける複数の所定のステーションにそれぞれ取付
けた金型の種類を識別する金型識別装置に関する。
(従来の技術) パンチプレスの一例としてのタレットパンチプレスにお
いては、所定のNCプログラムが作成されており、タレ
ットのステーションナンバーを指定することにより、N
C装置を介してタレットを適宜に回転させて所望の寸法
形状をなした金型を所定位置に位置せしめることができ
る。これは所定のNCプログラムのもとタレットのステ
ーションナンバーと所定の寸法形状をなした金型の金型
ナンバーを対応させた一覧表を予め作成し、この一覧表
に基づいて各所定のステーションに所定の寸法形状をな
した金型を取付けたことによるものである。
しかし、所定の寸法形状をなした金型を所定位置に適宜
に位置せしめるために、ステーションナンバーと金型ナ
ンバーの対応した一覧表を予め作成する必要があり、特
に多数の金型を取付ける場合には金型の数に応じて一覧
表を作成する手間が多大なものになるという問題点があ
った。また、所定のステーションナンバーを有するステ
ーションに、所定の金型ナンバーを有する金型が一覧表
に基づいて取付けられていない場合においては、所定の
寸法形状をなした金型で所定のパンチングの加工を行う
ことができず、不良製品が発生したり、タレットパンチ
プレス自体が故障したりするという問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決するために、予め金型ナン
バーとステーションナンバーを対応させた一覧表を作成
することなく、金型ナンバーを有する複数の金型をタレ
ットの複数の所定のステーションに取付けた後に、各所
定ステーションには如何なる金型ナンバーを有する金型
が取付けられているか識別することにした。このため
に、従来は、金型ナンバーに対応したバーコードを金型
に設けて、センサによりバーコードを検出したり、また
金型ナンバーを金型に付して、CCDカメラにより金型
ナンバーを検出したりして、各所定のステーションに取
付けた金型の識別を行っていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、多数回金型を使用していると、金型のバーコー
ド部分又は符号部分がパンチング加工による振動等によ
って損傷したりしてしまう。そのために、タレットの所
定のステーションに如何なる寸法形状をもった金型が取
付けているか識別することができず、ひいては所定の金
型でパンチング加工を行うことができないために、不良
製品が発生したり、タレットパンチプレス自体が損傷す
ることにもなりかねない。
またCCDカメラを用いて金型を識別する場合において
はコストがかかるという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題点を解決するために耐久性
があって、比較的低コストですむ金型識別装置を提供す
ることを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、タレット
パンチプレスにおける上部タレットに装着した上部金型
の上面に、高さ位置の異なる複数の計測面を円状に配置
して設け、前記上部タレットの上方位置に上下動自在に
設けたハウジングに、前記上部金型の上面中央部に当接
自在の当接部材を設け、前記各計測面に対応して前記ハ
ウジングに垂直にかつ上下動自在に支持された複数の計
測部材を前記当接部材の周囲に配置して設けると共に各
計測部材の下端部を前記各計測面に当接自在に設け、上
記各計測部材の下端部が各計測面に当接した高さ位置を
検出する高さ位置検出装置を前記ハウジングに設けてな
るものである。
(作用) 前記の構成において、金型の上部側に設けた複数の計測
面に、それぞれ計測部材を当接又は近接させる。そし
て、各当接部材によりそれぞれ計測面の基準位置に対す
る深さ位置を検出する。これによって、所定のステーシ
ョンに取付けた金型の識別を行うことができるものであ
る。
(実施例) 以上、本考案に係る実施例について図面に基づいて説明
する。
第3図を参照するに、パンチプレスの一例としてのタレ
ットパンチプレス1は、下部フレーム3の前後(第3図
において左右)に支柱5,7を一体的に立設し、かつ、
支柱5,7に上部フレーム9を取付けて枠体を構成して
いる。
上記上部フレーム9には円盤上の上部タレット11が回
転軸13を介して回転自在に設けてあり、下部フレーム
3には上部タレット11に対向した下部タレット15が
回転軸17を介して回転自在にに設けてある。上記上
部、下部タレット11,15はサーボモータのごとき回
転装置(図示省略)を適宜に操作することにより、同期
して同方向へ所定の角度だけ回動されるものである。
上記上部・下部タレット11,15は多数の金型ステー
ション(図示省略)を備えており、多数の所定の金型ス
テーションには種々の寸法形状の上部金型19,下部金
型21がキー(図示省略)を介して着脱自在に多数取付
けてあり、上下一対の上部、下部金型19,21が同寸
同形状である。なお、各上部金型19はそれぞれ所定の
金型ナンバーを有している。ワークWにパンチング加工
を行うために、上部フレーム9の中央部付近には上下動
自在なラム23が設けてある。したがって回転装置を適
宜に操作して所定の上部,下部金型19,21をラム2
3の垂直下方位置に位置せしめて、ラム23を下降させ
ることにより、所定の上部、下部金型19,21により
所定のパンチング加工を行うことができるものである。
パンチング加工行うワークWの移動位置決めを行うため
に移動位置決め装置25が設けてある。より詳細には、
移動位置決め装置25における第1キャレッジ27が、
下部フレーム3に取付けたレール29を介して前後方向
(第3図において左右方向)へ移動自在に設けてあり、
第1キャレッジ27には、ワークWを把持するクランプ
装置31を備えた第2キャレッジ33が左右方向(第3
図において紙面に向って表裏方向)へ移動自在に取付け
てある。
また前記下部フレーム3の上面にはワークWを移動自在
に支承する固定テーブル35が設けてあり、この固定テ
ーブル35の左右両側には第1キャレッジ27に固定し
た可動テーブル37がそれぞれ配置してある。
上記構成により、第1キャレッジ27を前後方向へ移動
すると共に第2キャレッジ33を左右方向へ移動するこ
とにより、クランプ装置31により把持したワークWを
上部タレット11と下部タレット15の間の所定位置へ
移動位置決めする。また、上述のごとくワークWを移動
位置決めする前又は移動位置決めすると同時に、回転装
置を適宜に操作して所定の上部、下部金型19,21を
ラム23の垂直下方位置へ位置せしめる。そして、ラム
23を下降させて所定の上部金型19を打圧することに
なり、所定のパンチング加工が行われる。
多数の前記所定の金型ステーションにそれぞれ取付けた
上部金型19は金型識別装置39を介して適宜に識別で
きるようになっている。
詳細については、第1図,第2図を参照するに各上部金
型19の上面周縁部には適宜間隔に例えば8つの計測部
が設けてなり、各計測部には計測面41がそれぞれ設け
てある。上記計測面41は、パンチング加工による振動
等によって損傷したりすることは比較的少なく、耐久性
があり、加工する場合においても低コストですむ。
上記計測面41には3つの態様があり、すなわち、パン
チボディー43に螺合したパンチヘッド45のフランジ
部45a(厚さH)設けた貫通穴の底面を計測面41
(上部金型19の上面に対する深さ位置H)とする場
合、フランジ部45aに貫通しないで設けた穴の底面を
計測面41(上部金型19の上面に対する深さ位置1/2
Hとする)場合、穴を設けないでフランジ部45aの上
面所定部分を計測面41(上部金型19の上面に対する
深さ位置0)とする場合である。
したがって、各上部金型19に対して8つの計測部を設
けると共に各計測部に3つの態様をなした計測面41の
うちいずれかの計測面41を設けたことにより、3の8
乗=6561種類の上部金型19を識別することができ
るものである。
なお、各上部金型19の計測面41の数を増やしたり、
計測面41の態様の数を増やすことにより、上部金型1
9の識別種類を増やすことができる。また、計測面41
の数を減らしたり、計測面41の態様を減らしたりする
ことにより、上部金型19の金型種類を減らして簡易化
することができる。
前記上部フレーム9の適宜位置には第1図に示すような
前記金型識別装置39が流体圧シリンダ装置(図示省
略)を介して上下動自在に設けてある。
金型識別装置39の詳細についてはハウジング47の下
側には各上部金型19の計測面41の数に応じて例えば
8つの計測部材49が設けてあり、前記回転装置を適宜
に操作して前記上部タレット11を回動させて所定の上
部金型19を金型識別装置39の垂直下位置に位置せし
めることにより、各計測部材49は計測面41の垂直上
方位置にそれぞれ位置するものである。上記各計測部材
49は上下動自在かつ計測面41に当接自在であり、各
計測部材49の突設部49aとハウジング47との間に
はスプリング51が弾装されている。また、ハウジング
47の下側中央部には当接部材53が取付けてあり、ハ
ウジング47の下側から下方へ突出している当接部材5
3の長さは、ハウジング47の下側から下方へ突出して
いる各計測部材49の長さよりHだけ短い。
上記構成により、所定の上部金型19を金型識別装置3
9の垂直下方位置に位置せしめた後に、流体圧シリンダ
装置を適宜に操作して金型識別装置39を下降させて当
接部材53を所定の上部金型19の上面中央部に当接さ
れる。これによって、各計測部材49は所定の計測面4
1に当接するものである。
このとき上部金型19の上面に対する深さ位置Hに位置
している計測面41に計測部材49が当接した場合にお
いては、計測部材49はハウジング47に対して上昇し
ない。また上部金型19の上面に対する深さ位置H/2
に位置している計測面41に計測部材49が当接した場
合においては、計測部材49はハウジング47に対して
H/2だけ上昇する。更に上部金型19の上面に対する
深さ位置0に位置している計測面41に計測部材49が
当接した場合においては、計測部材49はハウジング4
7に対してHだけ上昇する。すなわち、計測部材49
は、Hと当接する計測面41の深さ位置の差長さだけ上
昇するものである。
各計測面41の深さ位置を検出するために各計測部材4
9の上部適宜位置には上側ドグ55と下側ドグ57が上
下に離隔して設けてあり、ハウジング47の側面適宜位
置には上側ドグ55、下側ドグ57が所定の高さ位置に
それぞれ上昇したことを検知する高さ位置検出装置とし
て上側近接スイッチ59と下側近接スイッチ61がそれ
ぞれ上下に離隔して設けてある。したがって、計測部材
49がハウジング47に対して1/2Hだけ上昇すると、
下側ドグ57が所定位置まで上昇して下側近接スイッチ
61がONとなる。また計測部材49がハウジング47
に対してHだけ上昇すると、下側ドク57、上側ドグ5
5がそれぞれ所定位置まで上昇して下側近接スイッチ6
1、上側近接スイッチ59がそれぞれONとなる。な
お、計測部材49がハウジング47に対して上昇しない
場合には上側,下側近接スイッチ59,61はOFFの
ままである。
前記の構成に基づいて本実施例の作用について説明す
る。
前記回転装置を適宜に操作することにより、上部タレッ
ト11、下部タレット15を同期して同方向へ回動させ
て、所定の上部金型19を金型識別装置39における当
接部材53の垂直下方位置に位置せしめる。
そして、流体圧シリンダ装置を適宜に操作して金型識別
装置39を下方向へ移動させて当接部材53を所定の上
部金型19の上面中央部に当接させる。これによって、
上部金型19の上面に対する深さ位置に応じて計測部材
49はハウジング47に対してHだけ上昇したり、1/2
Hだけ上昇したり、上昇しなかったりする。これらは上
側,下側近接スイッチ59,61に適宜に検出される。
したがって、上部金型19に設けた各計測面41の上部
金型19の上面に対する深さ位置を検出することがで
き、上部金型19の識別を行うことができる。
前述のごとき、本実施例によれば上部金型19の上部側
に設けた計測面41は、パンチング加工による振動等に
よって損傷したりすることが比較的少なく、耐久性があ
るために、所定の上部金型19を多数回識別する場合に
おいても上部金型19を正確に識別することができるも
のである。したがって、所定の上部金型19によりパン
チング加工を行うことができ、不良製品が発生したり、
タレットパンチングプレス1自体が損傷したりすること
は比較的少なくなるものである。
また、上部金型19の上部側に計測面41を加工するこ
とは容易であり、コストが比較的かからない。したがっ
て、金型識別装置1を設けるために、コストが比較的少
なくすむものである。
なお、本考案は前述の実施例の説明に限るものではな
く、例えば上側・下側近接スイッチ55,57を設ける
代わりに、リミットスイッチを設けたり、渦電流方式の
センサ等の距離センサを設けたりする等の適宜の変更を
行うことによりその外種々の態様で実施可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、タレットパンチプレスにおける上部タレ
ットに装着した上部金型の上面に、高さ位置の異なる複
数の計測面を円状に配置して設け、前記上部タレットの
上方位置に上下動自在に設けたハウジングに、前記上部
金型の上面中央部に当接自在の当接部材を設け、前記各
計測面に対応して前記ハウジングに垂直にかつ上下動自
在に支持された複数の計測部材を前記当接部材の周囲に
配置して設けると共に各計測部材の下端部を前記各計測
面に当接自在に設け、上記各計測部材の下端部が各計測
面に当接した高さ位置を検出する高さ位置検出装置を前
記ハウジングに設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、タレ
ットパンチプレス1における上部タレット11の上方位
置に設けたハウジング47は上下動自在に設けてあり、
このハウジング47には、前記上部タレット11に装着
した上部金型19の上面中央部に当接自在の当接部材5
3が設けてある。そして、この当接部材53の周囲に
は、前記上部金型19の上面に設けた複数の高さ位置の
異なる計測面41に下端部が当接自在の複数の計測部材
49が上下動自在に配置してあり、かつ上記各計測部材
49の下端部が各当接面41に当接した高さ位置を検出
する高さ位置検出装置が設けてある。
したがって本考案によれば、タレットパンチプレス1の
上部タレット11に上部金型19を装着した状態のまま
上部金型19の検出を行うことができ、上部タレット1
1の各ステーションに対する上部金型19の装着種別を
容易に検出できるものである。
前述のごとく上部金型19の検出を行うとき、ハウジン
グ47に設けた当接部材53が上部金型19の上面中央
に当接して基準となるから、各計測部材49による各計
測面41の高さ位置(深さ位置)を正確に検出すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を説明するものであり、第1図は
金型識別装置の断面図である。第2図は上部金型の平面
図である。第3図はタレットパンチプレスの側面図であ
る。 1……タレットパンチプレス 19……上部金型、41……計測面 49……計測部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タレットパンチプレス(1)における上部
    タレット(11)に装着した上部金型(19)の上面
    に、高さ位置の異なる複数の計測面(41)を円状に配
    置して設け、前記上部タレット(11)の上方位置に上
    下動自在に設けたハウジング(47)に、前記上部金型
    (19)の上面中央部に当接自在の当接部材(53)を
    設け、前記各計測面(41)に対応して前記ハウジング
    (47)に垂直にかつ上下動自在に支持された複数の計
    測部材(49)を前記当接部材(53)の周囲に配置し
    て設けると共に各計測部材(49)の下端部を前記各計
    測面(41)に当接自在に設け、上記各計測部材(4
    9)の下端部が各計測面(41)に当接した高さ位置を
    検出する高さ位置検出装置を前記ハウジング(47)に
    設けてなることを特徴とする金型識別装置。
JP1989016944U 1989-02-17 1989-02-17 金型識別装置 Expired - Lifetime JPH064988Y2 (ja)

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JP1989016944U JPH064988Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17 金型識別装置

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JP1989016944U JPH064988Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17 金型識別装置

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Publication Number Publication Date
JPH02108526U JPH02108526U (ja) 1990-08-29
JPH064988Y2 true JPH064988Y2 (ja) 1994-02-09

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ID=31230313

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JP1989016944U Expired - Lifetime JPH064988Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17 金型識別装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61252114A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 Japan Steel Works Ltd:The 金型自動確認方法

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JPH02108526U (ja) 1990-08-29

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