JPH0649871A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

Info

Publication number
JPH0649871A
JPH0649871A JP22066492A JP22066492A JPH0649871A JP H0649871 A JPH0649871 A JP H0649871A JP 22066492 A JP22066492 A JP 22066492A JP 22066492 A JP22066492 A JP 22066492A JP H0649871 A JPH0649871 A JP H0649871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water discharge
water
temperature
spouting
shower head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22066492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Kimura
安秀 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP22066492A priority Critical patent/JPH0649871A/ja
Publication of JPH0649871A publication Critical patent/JPH0649871A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不適切な温度の吐水を浴びるといった不都合
を回避する。 【構成】 シャワーヘッドに流入する湯水の実際の吐水
温度Tが適正範囲外の温度であると判断すれば、吐水ノ
ズル27が吐水窓73に臨むまで回転制御され、吐水ノ
ズル27以外の吐水ノズルによるシャワー吐水からこの
吐水ノズル27によるシャワー吐水に切り換えられる。
このため、シャワー吐水の吐水方向は、シャワーヘッド
前方の吐水対象物(使用者)に向けた方向(矢印a4)
から、シャワーヘッドA前方の吐水対象物に吐水がかか
らない吐水回避方向(矢印a5)に切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐水口から湯水を吐水
する吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吐水装置は、台所や浴室
のカラン,シャワーヘッド等を吐水口とする家庭用の給
湯システムや、プール等の給水給湯設備に組み込まれて
使用されている。このような吐水装置にあっては、台所
の流しカランやシャワーヘッド等からの吐水量を調整す
るための機構は勿論、次のような吐水方向変更機構が設
けられている。つまり、これらカラン等をその保持具に
おいて回動自在に構成し、カラン等の回動を介してその
吐水方向を変更できるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラン
等の回動を介して吐水方向を変更する上記従来の吐水装
置では、次のような問題点が指摘されている。使用者に
とってなんの違和感のない温度で吐水している最中に何
らかの原因で吐水の温度がこの違和感のない温度から上
下すると、その使用者にとって不都合な場合がある。例
えば、高めの温度で油汚れの食器を洗っていた場合に更
に高い温度で吐水すると、高温の吐水が手にかかったり
する。また、野菜や魚等の生鮮食品を水洗いしている場
合にお湯が吐水されてしまうと、鮮度を低下させてしま
う。
【0004】もっとも、このように吐水温度が変動して
も吐水口が洗い場カランであれば、カラン近傍の吐水量
調整ハンドルを操作して止水したり、当該カランを回動
させて吐水方向を変えることができる。しかし、これら
操作を即座に行なう必要がある。また、シャワー吐水を
浴びながら顔や頭を石鹸,シャンプー等で洗っている最
中に上記したような吐水温度が変動した場合には、石鹸
等の泡により吐水量調整ハンドルやシャワーヘッドを視
認できず、速やかな止水や吐水方向の変更をできない場
合がある。
【0005】止水をする際に、完全に吐水量調整ハンド
ルが止水状態まで操作されればよいがその操作が不十分
で急激に行なわれたような場合には、吐水量の急変に基
づいて、高温の湯を供給する給湯機の失火を招くことが
ある。よって、吐水温度が変動した場合に止水制御をす
ることは現実的ではない。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、不適切な温度の吐水を浴びるといった不都合を回
避することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の採用した手段は、吐水方向を切換可能な吐
水口を有し、該吐水口から湯水を吐水する吐水装置であ
って、前記吐水口における吐水方向を、所定の定位置に
ある吐水対象に向けて吐水する定位置吐水方向と、該定
位置にある吐水対象への吐水を回避する方向に向けて吐
水する吐水回避方向とに切り換える吐水方向切換手段
と、前記湯水の温度を検出する湯水温度検出手段と、該
検出した湯水温度が所定の適正吐水温度範囲外であると
き、前記吐水方向切換手段を制御して前記吐水口におけ
る吐水方向を吐水回避方向とする吐水方向制御手段とを
備えることをその要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成を有する吐水装置は、湯水を吐水口か
ら吐水する際に、湯水温度検出手段により湯水の温度を
検出する。そして、検出した湯水温度が所定の適正吐水
温度範囲外であるときには、吐水方向制御手段により吐
水方向切換手段を制御して、吐水口における吐水方向を
定位置吐水方向(定位置にある吐水対象に向けた方向)
から吐水回避方向(定位置にある吐水対象への吐水を回
避する方向)に切り換える。つまり、所定の定位置にあ
って定位置吐水方向から吐水を浴びている吐水対象は、
湯水の温度が何らかの原因で変動して適正吐水温度範囲
外となると、吐水口からの吐水を浴びなくなる。
【0009】この場合、吐水方向切換手段を、定位置吐
水方向に向けて吐水する吐水ノズルと、吐水回避方向に
向けて吐水する吐水ノズルとを吐水口において切換可能
に備えたものとした。よって、上記両吐水ノズルの切換
制御を介して、吐水口における吐水方向を定位置吐水方
向から吐水回避方向に切り換える。
【0010】更に、吐水方向制御手段を、湯水温度検出
手段の検出した湯水温度の変化状態に基づいて吐水口か
らの吐水温度が所定の適正吐水温度範囲外であるかを推
定する吐水温度推定部と、該推定した吐水温度が適正吐
水温度範囲外であるときには、吐水方向切換手段を制御
して吐水口における吐水方向を吐水回避方向とする吐水
方向制御部とを備えたものとした。よって、検出した湯
水温度の変化状態に基づいて推定した吐水温度により、
吐水口における吐水方向を定位置吐水方向から吐水回避
方向に切り換える。このため、実際の吐水温度が適正吐
水温度範囲外になる以前に、吐水口における吐水方向の
上記切換を行なうことが可能となる。
【0011】この際、適正吐水温度範囲を変更可能とし
た。よって、吐水口における吐水方向の吐水回避方向へ
の切換を、外気温,使用者の好み等を好みに応じて行な
うことができる。
【0012】また、吐水口をシャワーヘッドとすること
で、シャワー吐水の吐水方向を定位置吐水方向から吐水
回避方向に切り換えることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る吐水装置TSを浴室の給
湯システムに適用した実施例について、図面に基づき説
明する。図1は浴室の外観図、図2は吐水装置TSの全
体構成を示す概略ブロック図である。まず、複数の給湯
点を有する浴室Rの構成から説明する。
【0014】図1に示すように、本実施例の吐水装置T
Sは、浴室内の給湯点として、浴槽rに吐水する浴槽カ
ランrkと、浴室壁面のハンガに装着自在で手で持って
使用されるハンドタイプのシャワーヘッドAと、洗い場
に吐水する洗い場カランnとを備える。また、このほか
に、洗い場カラン付近及び浴槽内から操作できる位置の
浴室壁面には、吐水先や吐水量,吐水温度等を設定する
ための操作部Pがその表面を露出して埋設されている。
この操作部Pは、吐水装置全体の各種制御を行なうメイ
ンコントローラ7(図2参照)を内蔵し、その表面には
このメインコントローラ7に吐水先や吐水量等を指示す
るための制御信号を出力する操作パネル部PP(図2,
図3参照)を備える。
【0015】シャワーヘッドAは、後述するように、吐
水形態を切り換える吐水形態切換機構を内蔵し、使用者
の選択に応じて3種類の吐水形態のうちのいずれかの吐
水形態で吐水する。この選択可能な3種類の吐水形態
は、例えば、スプレー状の吐水、ストレート状の吐水、
シャワー孔からの直線水を一点に集めたスポット状の吐
水、シャワー水に気泡を混入した泡沫状の吐水、棒状の
吐水を浴びせるうたせの吐水、霧状に吐水するミストの
吐水、回転羽根を内蔵したマッサージの吐水等の吐水形
態から任意の組み合わせで選択される。なお、本実施例
では、3種類の吐水形態として、棒状の吐水を浴びせる
うたせの吐水形態と、スプレーの吐水形態,スポットの
吐水形態とした。
【0016】次に、吐水装置TSの各機器の詳細な構成
と電気的構成について、順次説明する。洗い場カランn
の根幹部に設けられた湯水混合栓MOは、図2の概略ブ
ロック図に示すように、水の流入管1及び図示しない給
湯機からの高温の湯の流入管2にそれぞれ接続されてお
り、この各管路には、各管路における水及び湯の流量を
調整する流量調整バルブ3,4と、各バルブの上流側で
各管路における流量を検出する流量センサ1a,2a
と、各管路における水温及び湯温を検出する温度センサ
1b,2bを備える。そして、この各流量調整バルブ
3,4には、流量調整を司るアクチュエータ5,6が取
り付けられている。
【0017】各流量調整バルブ3,4の下流は結合され
て湯水吐出接続管10を形成し、各管路の水及び湯はこ
こで合流し混合する。湯水吐出接続管10での湯温は、
水と湯との各温度及びその混合比で定まる。そして、こ
の湯水吐出接続管10には、当該流路における混合湯水
の流量及び温度を検出するための流量センサ8と、温度
センサ9が設けられている。なお、各アクチュエータ
は、ステッピングモータである。
【0018】湯水吐出接続管10の下流には、吐水切換
部11が設けられ、ここにシャワーヘッドA,浴槽カラ
ンrk及び洗い場カランn及び浴室外に湯水を排出する
いわゆるすて水配管12が接続されている。この吐水切
換部11は各吐水口ごとに備えられた電磁弁を内蔵し、
混合水の吐水先を切り換える。つまり、吐水切換部11
の内蔵した各吐水口ごとの電磁弁が後述のメインコント
ローラ7によりオン・オフされることにより、吐水先が
変更される。メインコントローラ7による各電磁弁のオ
ン・オフは、シャワーヘッドAに設けられた後述のオン
・オフボタン85(図4参照)の押圧状態や、後述の操
作パネル部PPにおける各種ボタンの操作に基づいて行
なわれる。なお、上記吐水切換部11へは、洗い場カラ
ンnは直接、浴槽カランrkは浴室壁内に配設された図
示しない配管を介して、シャワーヘッドAはシャワーホ
ースhを介してそれぞれ接続されている。
【0019】湯水混合栓MOの上記各種のセンサやアク
チュエータ並びにシャワーヘッドAに内蔵されたサブコ
ントローラ67は、操作パネル部PPとともにメインコ
ントローラ7に接続されている。このメインコントロー
ラ7は、各センサやサブコントローラ67からの種々の
制御信号に基づきアクチュエータの駆動量(ステッピン
グモータ駆動量),吐水先等を決定して各アクチュエー
タ5,6及び吐水切換部11等を駆動制御したり、シャ
ワーヘッドAのサブコントローラ67に制御信号を出力
したりする。
【0020】メインコントローラ7により各アクチュエ
ータ5,6が駆動すると、各アクチュエータの駆動量で
定まる流量の水及び湯が湯水吐出接続管10に流れ込ん
で混合される。従って、吐水切換部11により吐水先と
して設定されたシャワーヘッドAや各カランからは、水
及び湯自体の温度と流量調整バルブ3,4で規制される
水及び湯の流量比で定まる温度の混合湯水が吐水され
る。
【0021】上記した吐水装置TSのメインコントロー
ラ7及びサブコントローラ67は、周知のように、CP
U,ROM,RAM,バックアップRAM等を中心に論
理演算回路として構成され、これらとコモンバスを介し
て相互に接続された入出力ポートにより外部との入出力
を行なう。入出力ポートに、上記した各センサ等が接続
されている。
【0022】図1に示すように、洗い場カラン付近及び
浴槽内から操作できる操作部Pの操作パネル部PP(図
2,図3参照)は、各吐水先や吐水形態の指定に加え、
各吐水先や吐水形態ごとの単位時間当たりの吐水量(以
下、単に吐水量という)及び吐水温度をその都度変更し
たりするものであり、次のような構成を備える。
【0023】この操作パネル部PPは、図3に示すよう
に、電源投入用の電源ボタン50と、通常は現在時刻を
表示する時計として作動しその都度種々のメッセージを
表示する表示器51と、吐水先からの吐水量を相対表示
する吐水量表示器52と、吐水先からの吐水温度を数値
表示する吐水温度表示器53と、異常報知のためのスピ
ーカ66等を備える。このほか、吐水先を個別に指定す
るための指示ボタン群と、シャワーヘッドAからの吐水
形態を操作パネル部PPから指定するための指示ボタン
群と、吐水温度や吐水量を変更するためのボタン群を備
え、これら各ボタン群でマトリックススイッチを構成す
る。これら各ボタンは押圧式のものであり、押圧操作さ
れる都度、制御信号をメインコントローラ7に出力す
る。なお、上記各ボタン及び以下に説明する各ボタンの
表面には、図示するように、文字列のほか、該当する機
能を図案化した絵が描画されている。
【0024】吐水先を個別に指定するための各種指示ボ
タン群は、吐水先を浴槽カランrk,洗い場カランn,
シャワーヘッドAのいずれかとするための浴槽カラン指
示ボタン54,洗い場カラン指示ボタン55,シャワー
ヘッド指定ボタン56から構成される。シャワーヘッド
Aからの吐水形態を指定するための各種指示ボタン群
は、吐水形態をスポット,うたせ,スプレーのいずれか
とするためのスポット指定ボタン58,うたせ指定ボタ
ン59,スプレー指定ボタン60から構成される。
【0025】吐水温度や吐水量を変更するためのボタン
群は、各吐水先及び吐水形態ごとに吐水温度や吐水量を
予め設定したり、継続中の吐水の吐水量や吐水温度をそ
の都度変更するための次のようなボタンを備える。
【0026】吐水形態を指定するための指示ボタン群の
下段には、適正吐水温度範囲を設定する際に押圧される
設定ボタン61が設けられている。また、その左右に
は、吐水温度増大指示ボタン62,吐水温度低下指示ボ
タン63と、吐水量増大指示ボタン64,吐水量低下指
示ボタン65が設けられている。
【0027】吐水温度増大指示ボタン62及び吐水温度
低下指示ボタン63の吐水温度指示ボタンは、吐水が継
続中に単独操作されれば、継続中の吐水の吐水温度をそ
の都度変更する機能を果たす。つまり、上記両吐水温度
指示ボタンが吐水の継続中に単独で押圧されれば、その
信号がメインコントローラ7に入力され、これを受けた
メインコントローラ7により、その都度、継続中の吐水
の吐水温度が当該ボタンの押圧回数等に応じて変更され
る。この場合、水の温度に加え入浴の際に常用される常
用温度範囲(38〜46度)内で変更可能である。ま
た、上記両吐水温度指示ボタンは、設定ボタン61と併
用されることにより、吐水を浴びる際の吐水温度の適正
範囲を設定する機能を果たす。この適正範囲は、吐水温
度が低すぎて使用者に不快感を与える温度をその下限値
(Tlow )とし、吐水温度が高すぎてやはり使用者に不
快感を与える温度をその上限値(Tup)とする。そし
て、後述の適正吐水温度設定ルーチンにて設定される
が、上記下限値は常用温度範囲の下限値(38度)に固
定されている。
【0028】一方、吐水量増大指示ボタン64及び吐水
量低下指示ボタン65の吐水温度指示ボタンは、継続中
の吐水の吐水量をその都度変更する。つまり、上記両吐
水両指示ボタンが吐水の継続中に単独で押圧されれば、
その信号がメインコントローラ7に入力され、これを受
けたメインコントローラ7により、その都度、継続中の
吐水の吐水量が当該ボタンの押圧回数等に応じて変更さ
れる。この場合、違和感のない吐水量及び給湯機の能力
等を考慮して、各吐水口及び吐水形態ごとに次のように
定められている。
【0029】洗い場カランnについての吐水量可変範
囲:8〜20リットル/分 浴槽カランrkについての吐水量可変範囲:8〜32リ
ットル/分 シャワー吐水におけるうたせの吐水形態についての吐水
量可変範囲:4〜16リットル/分 シャワー吐水におけるスプレーの吐水形態についての吐
水量可変範囲:6〜18リットル/分 シャワー吐水におけるスポットの吐水形態についての吐
水量可変範囲:4〜10リットル/分
【0030】なお、継続中の吐水の吐水温度や吐水量の
変更の様子や吐水温度の適正範囲の設定の様子について
は後述する。
【0031】ここで、上記吐水温度増大指示ボタン62
等の指示ボタン以外のボタンが果たす機能について簡単
に説明する。吐水先を個別に指定するための浴槽カラン
指示ボタン54等や吐水形態を指定するためのうたせ指
定ボタン59等が押圧されると、その信号がメインコン
トローラ7に入力され、これを受けたメインコントロー
ラ7により、吐水先や吐水形態が切り替わる。
【0032】例えば、浴槽カラン指示ボタン54が押圧
されれば、浴槽カランrkから吐水され、同様に、洗い
場カラン指示ボタン55又はシャワーヘッド指定ボタン
56が押圧されると、洗い場カランn又はシャワーヘッ
ドAから吐水される。しかも、ある吐水先から吐水され
ている最中に異なる吐水先を指定する指定ボタンが押圧
されれば、それまで吐水していた上記ある吐水先からの
吐水が中断し、後押しされた指定ボタンに対応する吐水
先から吐水されるよう構成されている。吐水形態を指定
するための各指定ボタン等についても同様に、押圧され
た指定ボタンに対応する吐水形態でシャワーヘッドAか
ら吐水される。
【0033】また、同一のボタンが引き続いて2度押し
されると、当該ボタンに対応する吐水先からはその時点
で止水するよう構成されている。なお、このような吐水
先の変更は、既述したように吐水切換部11における電
磁弁の切換により行なわれる。
【0034】次に、既述したように3種類の吐水形態が
切換可能なシャワーヘッドAについて説明する。シャワ
ーヘッドAは、図2及び図4に示すように、くの字状に
屈曲した外形形状を有する。そして、図4中に矢印a1
に示す如くその末端から流入した湯水を、矢印a2,a
3に示すようにシャワーヘッド内部を通過させ、矢印a
4に示す如くその先端から吐水する。
【0035】そして、図1に示すように、浴室壁面に装
着された際にはシャワーヘッドAの先端が常に一定方向
を向くよう次のように構成されている。シャワーヘッド
Aは、図2及び図4に示すように、吐水流路70とこの
流路以外の機器収納空間71とを確保して形成されたシ
ャワーヘッド本体72の外周部に位置決め用突出部72
aを備える。一方、所定高さの浴室壁面には、図2に示
すように、この位置決め用突出部72aを介してシャワ
ーヘッドAを位置決めし保持するハンガ90が取り付け
られている。
【0036】このハンガ90は、シャワーヘッドAを保
持する保持孔91を有する保持本体92と、浴室壁面に
取り付けるための取付用フランジ93とを備えており、
上記取付用フランジ93にてネジ94で壁面に固定され
ている。保持本体92は、基部側にシャワーヘッドAの
位置決め用突出部72aが入り込む位置決め用凹所95
を有すると共に、その対向する部位にシャワーヘッドA
のシャワーホースhの取り出しを可能とする間隔の開口
部96を有している。
【0037】従って、ハンガ90の位置決め用凹所95
にシャワーヘッドAの位置決め用突出部72aを位置合
わせして入れ込めば、シャワーヘッドAは、その先端を
常に一定方向(壁面から洗い場に向いた方向)を向けて
ハンガ90に保持される。
【0038】次に、シャワーヘッドAの構成について説
明する。シャワーヘッドAは、図4に示すように、側面
に吐水窓73をあけて形成されたキャップ74をシャワ
ーヘッド先端に備え、シャワーヘッド本体72にこのキ
ャップ74を組み付けて構成される。また、吐水切換部
11に接続されたシャワーホースhの末端に、連結金具
76を介して接続されている。
【0039】シャワーヘッド本体72とキャップ74と
で形成される空間には、機器収納空間71に収納された
モータ77の回転軸78がシール円盤40,41を貫通
して本体側から突出している。そして、この回転軸78
に回転吐水体20が軸の面取り部により位置決めされて
ネジ止めされている。回転吐水体20は、周方向に4分
割された吐水ノズル(図には吐水ノズル24,26を示
す)を備え、回転軸78と一体に回転する。なお、回転
吐水体20はキャップ74にてその周囲をほとんど被覆
されているので、外部から手動で回転することはない。
また、この回転吐水体20にはモータ77から回転力が
伝達されるが、その回転方向は一方のみ(キャップ74
から見て反時計回り)である。
【0040】回転吐水体20は、図4のI−I線断面図
である図6に示すように、上記吐水ノズル24,26の
ほか吐水ノズル25,27を吐水窓73の開口位置に合
わせて備える。そして、モータ77の回転軸78と一体
に回転して、各吐水ノズル24〜27の一つを、吐水窓
73に臨ませる。この際の回転吐水体20の回転制御に
ついては後述する。
【0041】上記各吐水ノズル24〜26は、図7に示
すように、使用者が選択可能な上記した各吐水形態での
吐水を実現するためにそれぞれ異なる吐水穴を備え、各
吐水穴を吐水窓73に臨ませてそれぞれの吐水形態(ス
プレー:図7(a),スポット:図7(b),うたせ:
図7(c))で吐水する。
【0042】回転吐水体20に組み込まれた吐水ノズル
27は、上記した各吐水ノズルと異なり吐水方向の切換
のために使用され、次のような構成を備える。この吐水
ノズル27は、図7(d)に示すように、向かって右側
にのみ吐水穴27aを2列に備える。そして、当該ノズ
ルをII−II線で断面視した横断面図(図8)に示す
ように、吐水ノズル27は、他の吐水ノズルの吐水方向
がシャワーヘッドA前方の吐水対象物(使用者)に向け
た方向(矢印a4)であるのに対して、吐水方向をシャ
ワーヘッドA前方の吐水対象物に吐水がかからない吐水
回避方向(矢印a5)とする。
【0043】各吐水ノズル24〜27の背面(図6にお
ける各吐水ノズルの回転軸78側の面)には、回転吐水
体20の底面から各吐水ノズルに連通するノズル連通路
28が形成されている。なお、このノズル連通路28
は、図6に示すように、吐水形態を決定する各吐水ノズ
ルに合わせて適宜な形状で形成されている。
【0044】シール円盤40,41は、上記回転吐水体
20とシャワーヘッド本体72端面との間に介在し、こ
の両者をシールするとともに、シャワーヘッド本体72
の吐水流路70と吐水窓73に臨んだ吐水ノズル(図4
においては、吐水ノズル24)のノズル連通路28と連
通穴42,43を介して連通する。従って、吐水切換部
11によりシャワーヘッドAが吐水先とされ、モータ7
7により所定の吐水ノズルがその吐水穴を吐水窓73に
臨ませると、シャワーホースhから流入した湯水は、図
中矢印で示すように、シャワーヘッド本体72の吐水流
路70,連通穴42,43及びノズル連通路28を通過
して吐水ノズルに到る。そして、当該所定の吐水ノズル
の吐水穴の通過を経て、当該吐水穴に対応する吐水形態
で吐水される。
【0045】例えば、図4に示すように、吐水ノズル2
4が吐水窓73に臨んでいれば、吐水窓73からは、ス
プレーの吐水形態で吐水される。また、吐水ノズル26
が、図示する位置から180度回転して吐水窓73に臨
めば、吐水窓73からは、うたせの吐水形態で吐水され
る。
【0046】シャワーヘッド本体72の機器収納空間7
1内には、モータ77の他、このモータを駆動制御する
ためのサブコントローラ67や、回転軸78の回転位置
を検出して吐水窓73に吐水穴を臨ませている吐水ノズ
ルを判別するための図示しない吐水形態検出センサが収
納されている。また、吐水窓73下方の本体側壁の厚肉
部72bには、吐水穴を吐水窓73に臨ませる吐水ノズ
ルを変更して吐水形態を選択するための吐水形態選択ボ
タン84やシャワーヘッドAからの吐水の開始・停止を
指示するためのオン・オフボタン85等が、防水性の樹
脂シート86に覆われて押圧自在に配設されている。
【0047】このシャワーヘッドA側のサブコントロー
ラ67は、上記センサやボタンと接続されているだけで
はなく、吐水装置TSのメインコントローラ7とも漏電
を考慮した上で接続されている。そして、両コントロー
ラ間での制御信号の授受を行なう。
【0048】具体的には、シャワーヘッドA側のオン・
オフボタン85が押圧されてシャワーヘッドAからの吐
水の開始・停止が指示されると、シャワーヘッドA側の
サブコントローラ67を経てメインコントローラ7に制
御信号が出力される。そして、この信号を受けたメイン
コントローラ7により吐水切換部11が制御されて電磁
弁がオン・オフし、シャワーヘッドAからの吐水の開始
や停止がなされる。この場合、メインコントローラ7に
より、流量調整バルブ3,4のアクチュエータ5,6も
駆動制御される。
【0049】また、操作パネル部PPのスポット指定ボ
タン58,うたせ指定ボタン59,スプレー指定ボタン
60やシャワーヘッドAの吐水形態選択ボタン84が押
圧されて吐水形態の変更が指示されると、後述する吐水
ルーチンの処理を経てメインコントローラ7とシャワー
ヘッドA側のサブコントローラ67とで制御信号が授受
される。つまり、メインコントローラ7から上記各指示
ボタンで指示された吐水形態への切換開始の信号が出力
され、吐水形態の切換がサブコントローラ67に実行さ
れる。
【0050】こうした信号の授受により、シャワーヘッ
ドA側のサブコントローラ67によるモータ77の駆動
制御がなされて吐水ノズルが回転し、選択された吐水形
態に対応する吐水ノズルがその吐水穴を吐水窓73に臨
ませて停止する。なお、操作パネル部PPからは上記各
指示ボタンによりスポット,うたせ,スプレーの吐水形
態がダイレクトに指定されるが、シャワーヘッドAから
は吐水形態選択ボタン84の押圧ごとにこれら3種類の
吐水形態が順次指示されることになる。
【0051】しかしながら、シャワー吐水方向の切換を
行なうための吐水ノズル27は、吐水温度が適正吐水範
囲以外となった特別の状況において使用されるものであ
るので、操作パネル部PPからは勿論シャワーヘッドA
における吐水形態選択ボタン84の操作によって指示す
ることはできない。つまり、後述する吐水方向切換制御
(図11)にて指示されるに過ぎない。
【0052】次に、上記した構成を備える本実施例の吐
水装置TSが行なう種々の制御について、図面に基づき
説明する。図9のフローチャートは、本吐水装置TSの
主要な制御である吐水制御(ルーチン)を示し、図10
のフローチャートは、吐水を浴びる際の吐水温度の適正
範囲を設定する適正吐水温度設定制御(ルーチン)を示
す。また、図11のフローチャートは、シャワー吐水方
向を図8に示すように吐水ノズル27により規制される
方向に切り換える吐水方向切換制御(ルーチン)を示
す。
【0053】まず、図9を用いて吐水ルーチンについて
説明する。吐水ルーチンは、電源が投入されたときから
メインコントローラ7側で繰り返し実行されるものであ
り、まず、電源投入時にのみ実施する初期処理、即ち、
CPUの内部レジスタのクリア等を行なう。その後、図
9に示すように、吐水先を指定する吐水先マップとシャ
ワーヘッドAからの吐水形態を指定する吐水形態マップ
のデータを読み込んで、吐水先及びシャワーヘッドAか
らの吐水形態を判別する(ステップ100:以下、ステ
ップを単にSと表記する)。
【0054】この吐水先マップは、吐水実行,吐水非実
行を意味するコード、例えば1と0を、洗い場カラン
n,浴槽カランrk,シャワーヘッドAに対応させたも
のである。そして、吐水先を決定するための領域として
確保されたメインコントローラ7のバックアップRAM
の所定アドレスに書き込まれている。例えば、シャワー
ヘッドAに対応するコードとして値1が書き込まれてい
れば、シャワーヘッドAを吐水先として判別する。ま
た、洗い場カランn,浴槽カランrk,シャワーヘッド
Aのすべてに対して0が書き込まれていれば、いずれの
吐水先からも吐水しないと判別する。
【0055】なお、この値1のコードの書込は、操作パ
ネル部PPにおける浴槽カラン指示ボタン54等のボタ
ンが押圧されたり、シャワーヘッドAにおけるオン・オ
フボタン等が押圧された時点で割込処理される。また、
同一のボタンが引き続いて2度押圧されれば、該当する
吐水先に関してその時点で0(吐水非実行)のコードが
書き込まれる。更に、初期処理にて各吐水先に対してす
べて0(吐水非実行)のコードが書き込まれる。
【0056】また、吐水形態マップは、上記吐水先マッ
プと同様に、吐水形態選択,吐水形態非選択を意味する
コード、例えば1と0を、シャワーヘッドAからの3つ
の吐水形態(スポット,うたせ,スプレー)及び吐水方
向切換とに対応させてメインコントローラ7のバックア
ップRAMの所定アドレスに書き込まれている。例え
ば、うたせに対応するコードとして値1が書き込まれて
いれば、吐水形態をうたせと判断する。なお、この吐水
形態マップで定まる吐水形態の吐水がシャワーヘッドA
から吐水されるには、上記吐水先マップにおけるシャワ
ーヘッドAに対応するコードへ値1が書き込まれている
ときになされる。なお、吐水方向切換は吐水形態の一つ
として把握できるので、上記したように吐水形態マップ
に選択,非選択を意味するコードが書き込まれている。
【0057】上記した3つの吐水形態に関する吐水形態
マップへの値1のコードの書込は、操作パネル部PPに
おけるスポット指定ボタン58,うたせ指定ボタン5
9,スプレー指定ボタン60やシャワーヘッドAの吐水
形態選択ボタン84が押圧された時点で割込処理され
る。また、初期処理にて使用頻度の高い吐水形態である
スプレーに対してのみ値1(吐水形態選択)のコードが
書き込まれる。しかし、吐水ノズル27を介した吐水方
向切換の吐水形態については、既述した使用目的から、
後述する吐水方向切換制御(図11)により吐水形態マ
ップへ値1或いは0のコードが書き込まれる。
【0058】このS100で読み込んだ4つの吐水形態
(スポット,うたせ,スプレー,吐水方向切換)に関す
るコードを介した選択・非選択の状態は、メインコント
ローラ7からシャワーヘッドA側のサブコントローラ6
7に出力される。具体的には、コード1である吐水形態
に吐水形態を切り換える制御信号を出力する。そして、
これを受けたサブコントローラ67にて、以下のように
して回転吐水体20の回転制御が行なわれ、吐水ノズ
ル、即ち吐水形態が切り換えられる。
【0059】シャワーヘッドA側のサブコントローラ6
7では、吐水窓73に現在臨んでいる吐水ノズルをシャ
ワーヘッドA内蔵の吐水形態検出センサにより常時検出
する。そして、当該現状の吐水ノズルがメインコントロ
ーラ7から出力された制御信号で切換指示される吐水形
態のものと一致しているかを判断し、その判断結果に基
づき、回転吐水体20の回転制御を行なう。つまり、現
状の吐水ノズルからの切換を必要とすれば、切換指示さ
れた吐水形態の吐水ノズルが吐水窓73に臨むに要する
回転吐水体20の回転角度を算出する。そして、算出し
た回転角度に相当する駆動信号をモータ77に出力し、
切換対象の吐水ノズルが吐水窓73に新たに臨んだこと
を吐水形態検出センサにより検出した時点でこの回転駆
動制御を終了する。こうして切換対象の吐水ノズルが吐
水窓73に臨み、吐水形態が切り換えられる。
【0060】次に、S100で読み込んだ吐水先及び吐
水形態(スポット,うたせ,スプレー)に関して、吐水
温度増大指示ボタン62等の単独操作によりその都度割
込処理されて更新された設定吐水温度T0 と設定吐水量
Q0 とをバックアップRAMから読み込む(S11
0)。この設定吐水量Q0 や設定吐水温度T0 は、吐水
開始時又は吐水継続中に調整すべき制御目標値であり、
上記した常用温度範囲(38〜46度)又は吐水量範囲
で変更可能である。
【0061】吐水先等の読み込みに続いては、湯水混合
栓MOにおける流量センサ1a,2aや温度センサ1
b,2b等の各センサから、流入管1及び流入管2にお
ける水自体の温度及び流量と湯自体の温度及び流量を読
み込むとともに、湯水吐出接続管10に設けた温度セン
サ9から混合湯水温度を読み込む(S120)。この
際、湯水吐出接続管10における検出温度に相当する制
御信号を、操作パネル部PPに出力して、その温度を操
作パネル部PPの吐水温度表示器53に表示する。
【0062】次に、S110で読み込んだ設定吐水量Q
0 及び設定吐水温度T0 とS120で読み込んだ各セン
サからの検出値等に基づいて、吐水量が設定吐水量Q0
となり吐水温度が設定吐水温度T0 となるよう、水及び
湯の流量を算出する(S130)。そして、算出した流
量に対応する流量調整バルブ3,流量調整バルブ4の流
量調整量、即ちアクチュエータ5,アクチュエータ6の
駆動量を算出する(S140)。次いで、S100で読
み込んだ吐水先からS110で読み込んだ設定吐水量Q
0 及び設定吐水温度T0 の吐水を実行すべく、各アクチ
ュエータに駆動信号を出力する(S150)。この信号
を受けて各アクチュエータが駆動して各流量調整バルブ
が流量を調整するので、算出流量の水及び湯が湯水吐出
接続管10に流入し、吐水切換部11による切換制御を
通した吐水に備える。
【0063】次いで、S100で読み込んだ吐水先(洗
い場カランn,浴槽カランrk又はシャワーヘッドAの
いずれか)に対応する吐水切換部11の電磁弁に駆動信
号(オン信号)を出力する(S160)。この信号を受
けて吐水切換部11が該当する電磁弁をオンすることに
より、切換制御された吐水先からは、S150で読み込
んだ設定吐水量Q0 及び設定吐水温度T0 に調整済みの
混合湯水が吐水される。例えば、S100で読み込んだ
吐水先が洗い場カランnであれば、この洗い場カランn
に対応する吐水切換部11の電磁弁にオン信号を出力し
て、洗い場カランnから上記調整済みの混合湯水が吐水
される。
【0064】その後、S100に移行して既述した処理
を繰り返すことにより、上記読み込んだ吐水先に関する
吐水先マップのコードが0とされるまで、当該吐水先か
らの吐水はそのままの吐水形態で継続されることにな
る。
【0065】しかし、操作パネル部PPにおける浴槽カ
ラン指示ボタン54等の指示ボタンにより吐水先が変更
指示されれば、当該変更指示された吐水先に関する吐水
先マップのコードの書換,電磁弁のオン等を通して、変
更指示された吐水先からの吐水が設定吐水量Q0 及び設
定吐水温度T0 で行なわれることになる。なお、この変
更指示された吐水先からの吐水は、その吐水先に関する
吐水先マップのコードが0とされるまで、或いは、他の
吐水先への変更指示が再度なされるまで、継続されるこ
とになる。
【0066】また、スポット指定ボタン58等の指示ボ
タンにより吐水形態の切換指示が指示されれば、当該切
換指示された吐水形態に関するコードの書換,サブコン
トローラ67による回転吐水体20の回転制御等を通し
て、切換指示された吐水形態でのシャワー吐水が設定吐
水量Q0 及び設定吐水温度T0 で行なわれる。なお、こ
の切換指示された吐水形態でのシャワー吐水は、シャワ
ーヘッドAに関する吐水先マップのコードが0とされる
まで、或いは、他の吐水形態への切換指示が再度なされ
るまで、継続されることになる。
【0067】次に、吐水を浴びる際の吐水温度の適正範
囲を設定する適正吐水温度設定ルーチンについて、図1
0に示すフローチャートに基づき説明する。この適正吐
水温度設定ルーチンは、操作パネル部PPにおける設定
ボタン61が押圧された時に割込処理される。そして、
既述したようにこの適正範囲の下限値は常用温度範囲の
下限値(38度)に固定されているので、本適正吐水温
度設定ルーチンでは、その上限値を設定する。
【0068】設定ボタン61が押圧されて適正吐水温度
設定ルーチンが実行されると、前回の本適正吐水温度設
定ルーチンにより設定済みの適正範囲の上限値(Tup)
を、バックアップRAMの所定領域から読み込み、これ
を吐水温度表示器53に表示する(S300)。そし
て、吐水温度の指定ボタン(吐水温度増大指示ボタン6
2,吐水温度低下指示ボタン63)の入力を待機する
(S310)。
【0069】ここで、いずれかの上記指定ボタンが入力
されればその押圧回数に応じて設定を所望されている上
限値(Tup1 )を判別するとともに、上限値(Tup)を
判別した上限値(Tup1 )に更新してバックアップRA
Mに記憶する(S320)。こうして、本ルーチンを行
なうことにより、吐水を浴びる際の吐水温度の適正範囲
の上限値(Tup)が新たに設定される。よって、その下
限値(Tlow )が38度に固定されていることと相まっ
て、上記適正範囲が定まる。この上限値(Tup)は、吐
水を浴びる際の安全性を考慮して、既述した常用温度範
囲の上限値(46度)より僅かに高めの48度まで設定
可能である。
【0070】なお、設定ボタン61が押圧されて適正吐
水温度設定ルーチンが実行されてから所定時間内(例え
ば、20秒)にいずれの上記指定ボタンの入力がなけれ
ば、設定ミスとして本ルーチンは強制的に終了するよう
構成されている。
【0071】次に、シャワー吐水方向を切り換える吐水
方向ルーチンについて、図11に示すフローチャートに
基づき説明する。この吐水方向ルーチンは、所定時間ご
とに割込処理されるものであり、まず、吐水先がシャワ
ーヘッドAであるか否かを判断する(S400)。この
際、吐水切換部11における電磁弁のオン・オフ状態か
ら実際に吐水されている吐水先を判断したり、吐水先を
指定する吐水先マップのデータから吐水先を判断する。
そして、吐水先がシャワーヘッドA以外(洗い場カラン
n又は浴槽カランrk)であると判断すれば、吐水を直
接浴びることは無いので吐水方向を切り換える必要がな
いとして、何の処理も行なわず本ルーチンを一旦終了す
る。
【0072】一方、S400で吐水先がシャワーヘッド
Aであると判断すれば、温度センサ9から湯水吐出接続
管10における実際の吐水温度Tを読み込み(S41
0)、次いでこの吐水温度Tが上記適正吐水温度設定ル
ーチンで設定された適正範囲内の温度であるか否かを判
断する(S415)。そして、実際の吐水温度Tが適正
範囲外の温度であると判断すれば、このような適正範囲
外の吐水温度のシャワー吐水をシャワーヘッドA前方の
使用者に浴びさせないよう、以下の処理を行なう。
【0073】この場合、吐水温度が適正範囲内に復帰し
た場合のために、吐水形態の現状の指定状況をRAMに
記憶する(S420)。つまり、各吐水形態(スポッ
ト,うたせ,スプレー)についての吐水形態マップにお
けるコードの値(1或いは0)の状況を記憶する。例え
ば、うたせの吐水形態でシャワー吐水中であれば、うた
せの吐水形態に関しては吐水実行のコード(値1)を、
他の吐水形態に関しては吐水非実行のコード(値0)を
記憶する。
【0074】その後、吐水形態マップを吐水ノズル27
を用いた吐水形態となるよう書き換え(S430)、本
ルーチンを終了する。この結果、吐水ルーチンにおける
S100では、この書換後の吐水形態マップに基づきシ
ャワー吐水の吐水形態が吐水ノズル27を介した吐水方
向切換の吐水形態とされる。よって、吐水ルーチンにお
けるS100以降の処理により、吐水ノズル27が吐水
窓73に臨むまで回転吐水体20が回転制御され、吐水
ノズル27から吐水される。このため、図8に示すよう
に、シャワー吐水の吐水方向は、シャワーヘッドA前方
の吐水対象物(使用者)に向けた方向(矢印a4)か
ら、シャワーヘッドA前方の吐水対象物に吐水がかから
ない吐水回避方向(矢印a5)に切り換えられる。
【0075】一方、S415にて、実際の吐水温度Tが
適正範囲内の温度であると判断すれば、吐水温度が適正
範囲内に復帰したと考えられるので、吐水形態も吐水温
度が適正範囲外となった時点におけるものに復帰させる
べく、S420で記憶した吐水形態の指定状況を読み込
む(S440)。そして、吐水形態マップにおけるコー
ドの値(1或いは0)の状況を読み込んだ指定状況に書
き換え(S450)、本ルーチンを一旦終了する。この
結果、うたせの吐水形態でシャワー吐水中に吐水温度T
が適正範囲外の温度となりその後S440で吐水形態マ
ップが書き換えられた場合には、吐水ルーチンにおける
S100では、この書換後の吐水形態マップに基づきう
たせの吐水形態とされる。よって、吐水ルーチンにおけ
るS100以降の処理により、吐水ノズル26が吐水窓
73に臨むまで回転吐水体20の回転制御され、吐水ノ
ズル26によるうたせの吐水形態での吐水に復帰する。
【0076】以上説明したように本実施例の吐水装置
は、湯水吐出接続管10における実際の吐水温度Tが適
正温度範囲外となれば、シャワーヘッドAにおける吐水
方向を、吐水ノズル27による吐水形態とする。このた
め、図8に示すように、シャワー吐水の吐水方向は、シ
ャワーヘッドA前方の吐水対象物(使用者)に向けた方
向(矢印a4)である定位置吐水方向から、シャワーヘ
ッドA前方の吐水対象物に吐水がかからないよう吐水ノ
ズル27で規制される吐水回避方向(矢印a5)に切り
換えられる。
【0077】この結果、本実施例の吐水装置TSによれ
ば、混合湯水温度が変動してシャワー吐水の吐水温度が
適正吐水温度範囲(上限値(Tup),下限値(Tlow
))外となっても、速やかに吐水方向を切り換えて、
シャワーヘッドA前方の使用者にこのような不適切な温
度のシャワー吐水(高温吐水,低温吐水)を浴びさせな
いようにすることができる。
【0078】しかも、この際、止水制御を必要とせず給
湯機からの高温の湯の流入管2における流量調整バルブ
4は急激な調整量変更のための流量調整(流量ゼロ)を
行なわない。この結果、本実施例の吐水装置TSによれ
ば、給湯機の失火の恐れがなく安全性を向上させること
ができるとともに、高温吐水を浴びるといったシャワー
吐水温度の変動に伴う種々の不都合を容易に回避するこ
とができる。また、本実施例の吐水装置TSによれば、
使用者は通常シャワー吐水を浴びるシャワーヘッドA前
方の被シャワー吐水位置にいる限り、適正吐水温度範囲
外の吐水温度のシャワー吐水を浴びないようにするため
になんらの操作を必要としない。よって、使用者は石
鹸,シャンプー等を用いた洗顔や洗髪に専念でき、使い
勝手が向上する。
【0079】更に、本実施例の吐水装置TSでは、シャ
ワーヘッドA前方に向けて別々の吐水形態で吐水する3
つの吐水ノズルと、シャワーヘッドA前方の使用者にシ
ャワー吐水を浴びさせないようにする方向に向けて吐水
する吐水ノズルとを、シャワーヘッドAにおいて切換可
能に備える。そして、各吐水ノズルの切換制御を介し
て、シャワーヘッドAにおける吐水方向を上記のように
切り換える。よって、本実施例の吐水装置TSによれ
ば、ただ単にシャワーヘッドA前方に向けて吐水するだ
けの既存のシャワーヘッドを本実施例のシャワーヘッド
Aに変更し、各吐水ノズルの切換制御を行なうという比
較的簡単な改造で、上記した吐水温度の変動に伴う種々
の不都合を回避することができる。
【0080】また、本実施例の吐水装置TSによれば、
適正吐水温度範囲の上限値(Tup)の変更を通して適正
吐水温度範囲を適宜変更することができる。この結果、
本実施例の吐水装置TSによれば、シャワーヘッドAに
おける吐水方向の上記した切換を外気温,使用者の好み
等を好みに応じて行なうができ、使い勝手を向上させる
ことができる。
【0081】しかも、本実施例の吐水装置TSによれ
ば、スポット,うたせ,スプレーの3種類の吐水形態の
切換と、上記したシャワー吐水方向の切換とを行なうこ
とができるので、その付加価値を高めることができる。
また、上記したシャワー吐水方向の切換をスポット,う
たせ,スプレーのいずれの吐水形態で吐水していても行
なうようにし、シャワー吐水の温度が適正範囲に復帰し
たときには元の吐水形態での吐水に復帰するよう構成し
たので、その使い勝手を向上させることができる。
【0082】また、本実施例の吐水装置TSでは、シャ
ワーヘッドAをハンガ90に保持して浴室壁面にかけた
場合には、シャワーヘッドAの位置決め用突出部72a
とハンガ90の位置決め用凹所95とを介してシャワー
ヘッドAを位置決めするので、シャワーヘッドA前方の
被シャワー吐水位置に位置してシャワー吐水を浴びるこ
とができる範囲を規制する。よって、吐水ノズル27を
介してシャワー吐水の方向を上記したように切り換えれ
ば、不適切な吐水温度のシャワー吐水を被シャワー吐水
位置の使用者が浴びることを確実に回避することがで
き、好ましい。
【0083】なお、シャワーヘッドAが手で持って扱わ
れていても、手,足,顔等の使用者のシャワー吐水を浴
びる箇所はシャワーヘッドAの前方に位置する。このた
め、上記したシャワー吐水方向の切換を行なうことで、
このような箇所に不適切な温度のシャワー吐水を浴びさ
せないようにすることができる。
【0084】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0085】例えば、上記実施例では、吐水形態をスポ
ット,うたせ,スプレーのいずれかに変更可能なシャワ
ーヘッドAを備えた吐水装置について説明したが、吐水
形態が例えばストレートだけに限られるようなシャワー
ヘッドを備えた吐水装置であってもよいことは勿論であ
る。
【0086】また、吐水ノズル27を用いた吐水方向の
切換に際して、温度センサ9の検出温度を検出時点の実
際の吐水温度Tとし、この温度が適正温度範囲外となっ
た場合に上記したシャワー吐水の吐水方向の切換を行な
ったが、次のように変形することもできる。つまり、温
度センサ9の検出温度の変化状態に基づいてシャワーヘ
ッドAからのシャワー吐水温度が上記適正吐水温度範囲
外であるかを推定する。そして、吐水方向切換ルーチン
におけるS415の処理を、この推定した吐水温度が適
正吐水温度範囲外であるか否かの判断に替え、この判断
に基づきシャワーヘッドAにおける吐水方向を上記した
ように切り換える。このようにすれば、実際の吐水温度
Tが適正吐水温度範囲外になる以前に速やかに吐水方向
を吐水回避方向に切り換えて、シャワーヘッドA前方の
吐水対象に適正吐水温度範囲外の吐水温度のシャワー吐
水を浴びさせないようにすることができる。
【0087】更には、各カランに吐水ノズル27のよう
な吐水方向切換のためのノズルとその他の吐水ノズルと
を切換可能に設けて、各カランにおける吐水方向の切換
を行なうよう構成することもできる。また、適正吐水温
度範囲の下限値(Tlow )を変更できるよう構成するこ
ともできる。また、吐水方向切換ルーチンにおけるS4
15の処理を、吐水温度Tが適正範囲の上限値(Tup)
を越える温度であるか否かの判断に替え、吐水方向の切
換を吐水温度が高温の場合にのみ実行するよう構成する
こともできる。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載した
本発明の吐水装置は、検出した湯水温度が所定の適正吐
水温度範囲外となれば、吐水口における吐水方向を定位
置吐水方向から吐水回避方向に切り換える。この定位置
吐水方向は、所定の定位置にある吐水対象に向けた方向
であり、吐水回避方向は、定位置にある吐水対象への吐
水を回避する方向である。この結果、請求項1に記載し
た吐水装置によれば、湯水温度が変動して適正吐水温度
範囲外となっても、速やかに吐水方向を切り換えて、所
定の定位置にある吐水対象がこのような不適切な温度の
吐水(高温吐水,低温吐水)を浴びることを回避するこ
とができる。しかも、この際、止水制御を必要とせず給
湯機の失火を招くこともない。よって、請求項1に記載
した吐水装置によれば、吐水温度の変動に伴う種々の不
都合を容易に回避することができる。また、換言する
と、請求項1に記載した吐水装置によれば、吐水対象が
所定の定位置にある限り、この吐水対象が適正吐水温度
範囲外の吐水温度の吐水を浴びないようにすることをな
んらの操作を行なうことなく実現できる。
【0089】請求項2に記載した本発明の吐水装置は、
定位置吐水方向に向けて吐水する吐水ノズルと吐水回避
方向に向けて吐水する吐水ノズルとを吐水口において切
換可能に備えるので、両吐水ノズルの切換制御を介し
て、吐水口における吐水方向を定位置吐水方向から吐水
回避方向に切り換える。よって、請求項2に記載した吐
水装置によれば、ただ単に一方向に吐水するだけの既存
の吐水口を上記両吐水ノズルを切換可能に備える吐水口
に変更しその切換制御を行なうという比較的簡単な改造
で、上記した吐水温度の変動に伴う種々の不都合を回避
することができる。
【0090】請求項3に記載した本発明の吐水装置は、
検出した湯水温度の変化状態に基づいて吐水口からの吐
水温度が所定の適正吐水温度範囲外であるかを推定す
る。そして、推定した吐水温度が適正吐水温度範囲外で
あるときには、吐水口における吐水方向を吐水回避方向
とする。よって、請求項3に記載した本発明の吐水装置
によれば、実際の吐水温度が適正吐水温度範囲外になる
以前に速やかに吐水方向を吐水回避方向に切り換えて、
所定の定位置にある吐水対象が適正吐水温度範囲外の吐
水温度の吐水を浴びないようにすることができる。
【0091】請求項4に記載した本発明の吐水装置は、
適正吐水温度範囲を変更可能とすることで、吐水口にお
ける吐水方向の吐水回避方向への切換を、外気温,使用
者の好み等を好みに応じて行なう。よって、請求項4に
記載した本発明の吐水装置によれば、その使い勝手を向
上させることができる。
【0092】請求項5に記載した本発明の吐水装置は、
吐水口をシャワーヘッドとすることで、吐水する湯水の
温度が所定の適正吐水温度範囲外となった時には、シャ
ワー吐水の吐水方向を定位置吐水方向から吐水回避方向
に切り換えることができる。よって、請求項5に記載し
た本発明の吐水装置によれば、吐水対象であるシャワー
使用者はシャワーヘッド前方の所定の定位置(被シャワ
ー吐水位置)にいる限り、適正吐水温度範囲外の吐水温
度の吐水を浴びることはない。また、適正吐水温度範囲
外の吐水温度の吐水を浴びるないようにするためになん
らの操作を必要としないことから、使用者は石鹸,シャ
ンプー等を用いた洗顔や洗髪に専念でき使い勝手が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の吐水装置TSを浴室の給湯システムに
適用した場合における浴室の外観図。
【図2】吐水装置TSの概略的な電気構成と各機器構成
を説明するために用いた概略ブロック図。
【図3】操作部Pに設けた操作パネル部PPを説明する
ための説明図。
【図4】シャワーヘッドAの構成を説明するため縦断面
図。
【図5】ハンガ90によるシャワーヘッドAの保持の様
子を説明するために用いた説明図。
【図6】図4のI−I線断面図。
【図7】回転吐水体20における各吐水ノズル24ない
し27を説明するための説明図。
【図8】吐水ノズル27をII−II線で断面視する断
面図。
【図9】吐水装置TSにおける吐水ルーチンを示すフロ
ーチャート。
【図10】吐水を浴びる際の吐水温度の適正範囲を設定
する適正吐水温度設定ルーチンを示すフローチャート。
【図11】シャワー吐水方向を吐水ノズル27により規
制される方向に切り換える吐水方向切換ルーチンを示す
フローチャート。
【符号の説明】
1b,2b…温度センサ 3,4…流量調整バルブ 5,6…アクチュエータ 7…メインコントローラ 9…温度センサ 10…湯水吐出接続管 11…吐水切換部 20…回転吐水体 24,25,26,27…吐水ノズル 54…浴槽カラン指示ボタン 55…洗い場カラン指示ボタン 56…シャワーヘッド指定ボタン 58…スポット指定ボタン 59…うたせ指定ボタン 60…スプレー指定ボタン 61…設定ボタン 62…吐水温度増大指示ボタン 63…吐水温度低下指示ボタン 64…吐水量増大指示ボタン 65…吐水量低下指示ボタン 67…サブコントローラ 90…ハンガ A…シャワーヘッド MO…湯水混合栓 PP…操作パネル部 TS…吐水装置 h…シャワーホース n…洗い場カラン rk…浴槽カラン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水方向を切換可能な吐水口を有し、該
    吐水口から湯水を吐水する吐水装置であって、 前記吐水口における吐水方向を、所定の定位置にある吐
    水対象に向けて吐水する定位置吐水方向と、該定位置に
    ある吐水対象への吐水を回避する方向に向けて吐水する
    吐水回避方向とに切り換える吐水方向切換手段と、 前記湯水の温度を検出する湯水温度検出手段と、 該検出した湯水温度が所定の適正吐水温度範囲外である
    とき、前記吐水方向切換手段を制御して前記吐水口にお
    ける吐水方向を吐水回避方向とする吐水方向制御手段と
    を備えることを特徴とする吐水装置。
  2. 【請求項2】 前記吐水方向切換手段は、 前記定位置吐水方向に向けて吐水する吐水ノズルと、前
    記吐水回避方向に向けて吐水する吐水ノズルとを前記吐
    水口において切換可能に備えた請求項1記載の吐水装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吐水方向制御手段は、 前記湯水温度検出手段の検出した湯水温度の変化状態に
    基づいて、前記吐水口からの吐水温度が所定の適正吐水
    温度範囲外であるかを推定する吐水温度推定部と、 該推定した吐水温度が前記適正吐水温度範囲外であると
    き、前記吐水方向切換手段を制御して前記吐水口におけ
    る吐水方向を吐水回避方向とする吐水方向制御部とを備
    えた請求項1又は請求項2記載の吐水装置。
  4. 【請求項4】 前記適正吐水温度範囲は変更可能である
    請求項1ないし請求項3いずれか記載の吐水装置。
  5. 【請求項5】 前記吐水口は、シャワーヘッドである請
    求項1ないし請求項4いずれか記載の吐水装置。
JP22066492A 1992-07-27 1992-07-27 吐水装置 Pending JPH0649871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22066492A JPH0649871A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 吐水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22066492A JPH0649871A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 吐水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0649871A true JPH0649871A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16754521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22066492A Pending JPH0649871A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 吐水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649871A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6705534B1 (en) Shower control system
JP3189957B2 (ja) 自動水栓
JPH06121941A (ja) 吐水ヘッド
JP2020143463A (ja) 吐水装置
JPH0649871A (ja) 吐水装置
JPH06108504A (ja) 吐水装置
JPH06108503A (ja) 吐水装置
JPS62280524A (ja) 湯水混合装置
JP3018751B2 (ja) 吐水装置
JP3018760B2 (ja) 吐水装置
JP3018743B2 (ja) 吐水装置
JPH06114296A (ja) 吐水ヘッド
JPH06116997A (ja) 吐水装置
JPH0657792A (ja) 吐水装置
JP3123354B2 (ja) 流体制御弁およびそれを用いた水流制御装置
US20240117616A1 (en) Touchless Bath Faucet
JP3223558B2 (ja) 吐水装置
JPH06116994A (ja) 吐水装置
JPH05322196A (ja) 吐水装置
JPH05165533A (ja) 給湯装置
JP3018698B2 (ja) 吐水装置
JPS61295436A (ja) 給湯装置
JP2663432B2 (ja) 給湯装置
JPH0663457A (ja) 吐水ヘッド
JP3163727B2 (ja) 吐水装置