JPH0657792A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JPH0657792A
JPH0657792A JP22808292A JP22808292A JPH0657792A JP H0657792 A JPH0657792 A JP H0657792A JP 22808292 A JP22808292 A JP 22808292A JP 22808292 A JP22808292 A JP 22808292A JP H0657792 A JPH0657792 A JP H0657792A
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JP
Japan
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water
water discharge
drive
shower head
spouting
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JP22808292A
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English (en)
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Yasuhide Kimura
安秀 木村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐水口に内蔵されて流体の経路で駆動する駆
動部の駆動動作の円滑化を図る。 【構成】 シャワーヘッドSが止水状態になってからの
経過時間Tstopを計時し、その値が所定の時間Tm以上
となった場合には、モータ77に一回転の回転駆動量に
相当する駆動信号を出力しこれを回転させる。そして、
モータ77の回転が伝達される回転吐水体80を、止水
状態にも拘らず1回転させる。その後、止水状態が継続
していれば、上記所定の時間Tmごとに、モータ77を
介した回転吐水体80の回転を実施し、シャワーヘッド
Sが止水状態にある間に亘って、回転吐水体80を定期
的に間欠駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流入する流体の経路に
おいて駆動される駆動部を内蔵した駆動部内蔵吐水口を
備えた吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吐水装置は、浴室やプール等に
設置されて用いられており、その吐水形態の多様化を通
した高付加価値なものが提案されている。例えば、浴室
内におけるシャワーヘッドにあっては、湯水混合栓から
流入した混合湯水の出口に異なる吐水形態での吐水を実
現する吐水ノズルを駆動自在に複数配置し、各吐水ノズ
ルを湯水経路において切り換えるよう構成されている。
従って、各吐水ノズルが適宜選択されて切り換えられる
と、その吐水形態は、吐水ノズルにおける穴形状で定ま
る吐水形態、例えばストレート状に吐水する吐水形態
(ストレート)を始め、泡を含ませて泡沫状に吐水する
吐水形態(泡沫)やある程度の落差をもって棒状に吐水
する吐水形態(うたせ)となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】吐水形態を選択するた
めの機構、即ち各吐水ノズルを駆動する切換機構として
は、手動レバー又はモータ等の駆動源を併用した吐水ノ
ズルの切換機構が考えられる。しかしながら、このそれ
ぞれの切換機構について次のような問題点が指摘されて
いる。
【0004】手動レバーを併用した切換機構では、吐水
形態の変更を所望する都度レバーを操作する必要があ
り、操作性に欠ける。一方、モータ等の駆動源を併用し
たものでは、この駆動源を遠隔操作することにより操作
性を向上させることができる。しかし、シャワーヘッド
に内蔵された吐水ノズル等の駆動部の駆動源を確保し、
延いては駆動源の駆動力を駆動部へ伝達する都合上、次
のような特有の問題点が残されている。
【0005】駆動源を小型のモータとし、吐水ノズル等
の駆動部とともにシャワーヘッドに内蔵すれば、駆動部
と駆動源とを直結或いはごく小さな伝達機構を用いて連
結することができる。このため、シャワーヘッドを手で
持ってシャワーを浴びるような場合にも、比較的操作性
を損なうことがない。換言すれば、駆動源としては、小
型のモータを使わざるを得ない。
【0006】ところで、このように駆動部を内蔵したシ
ャワーヘッド等の吐水口から吐水を行なっていると、流
入する水や湯に混入している微細なゴミや湯中成分等
が、流入する水や湯とともに駆動部の駆動箇所に行き渡
る。そして、水や湯の流入がなされなくなるとこれらの
ゴミ等がいわゆる湯垢として駆動部の駆動箇所に付着
し、付着部分にて固化することがある。このような事態
に到ると、湯垢の固化によって駆動部の駆動が阻害され
る。このため、駆動部の駆動源が小型のモータであるこ
とから、駆動部の駆動時に負荷過大となりモータの作動
不良が起きがちである。よって、駆動部を必要時に、例
えば上記吐水ノズルの切換機構であれば吐水形態切換時
に、この作動不良に起因して正常な吐水ノズルの切換駆
動ができない場合がある。
【0007】なお、流体の経路においてその流路を切り
換えるような切換機構の駆動部にあっても、上記吐水ノ
ズルの切換機構と同様な問題が生じる。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、吐水口に内蔵されて流体の経路で駆動される駆動
部の駆動動作の円滑化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の採用した手段は、吐水口から流体を吐水す
る吐水装置であって、前記吐水口として、流入する流体
の経路において駆動される駆動部を内蔵した駆動部内蔵
吐水口を備え、該駆動部内蔵吐水口における駆動部の駆
動制御を、所定の外部操作がなされたとき該操作を開始
指示として実行する駆動制御実行手段と、前記駆動部内
蔵吐水口から吐水されていない止水期間に亘って、前記
駆動部の駆動制御の開始指示を、前記所定の外部操作に
よらず間欠的に前記制御手段に出力する制御開始間欠指
示手段とを備えることをその要旨とする。
【0010】
【作用】上記構成を備える吐水装置は、所定の外部操作
がなされるとその操作を開始指示として、駆動制御実行
手段により、駆動部内蔵吐水口が内蔵した駆動部の駆動
制御を実行する。つまり、駆動部は、通常、この外部操
作によりその都度駆動される。一方、駆動部内蔵吐水口
から吐水されていない止水期間に亘っては、制御開始間
欠指示手段により駆動部の駆動制御の開始指示を外部操
作によらず間欠的に制御手段に出力する。そして、駆動
部の駆動を本来必要としない止水期間においては、駆動
部を間欠的に駆動する。
【0011】よって、流入する流体中に混入している微
細なゴミや溶解成分等が駆動部の駆動箇所に付着して固
化することが起きがちな止水期間にあっても、駆動部を
駆動することで、微細なゴミや溶解成分等の固化を未然
に回避して駆動部の駆動が阻害されないようにすること
が可能となる。
【0012】この場合、駆動部内蔵吐水口が流入する流
体の経路において内蔵する駆動部を、異なる吐水形態で
吐水する複数の吐水ノズルを流入する流体の経路におい
て切換駆動可能に備え、その複数の吐水ノズルの一つに
流入する流体を導入するよう構成した。このため、吐水
口からの吐水を吐水ノズルの切換駆動を介した異なる吐
水形態での吐水に切り換えるに当たって、吐水形態の切
換が阻害されないようにすることが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る吐水装置1を給湯システ
ムに適用した実施例について、図面に基づき説明する。
図1は浴室の外観図、図2は吐水装置1の全体構成を示
すブロック図である。まず、複数の給湯点を有する浴室
の構成から説明する。
【0014】図1に示すように、本実施例の吐水装置1
は、浴室内の給湯点として、バスタブに吐水するバスカ
ランBKと、昇降自在に構成されたシャワーヘッドSを
有するシャワータワーSTと、洗い場に吐水する洗い場
カランAKとを備える。シャワータワーSTは、吐水装
置全体の各種制御を行なう電子制御装置40(図2参
照)を内蔵し、シャワータワーSTのパネル表面にはこ
の電子制御装置40に制御信号を出力するための操作パ
ネルPを備える。また、バスカランBK及び洗い場カラ
ンAKは、浴室壁内に配設された配管により、湯水混合
栓UMに接続されている。バスカランBK及び洗い場カ
ランAKの浴室内に露出した部分には、吐水温度を変更
するための後述する吐水温設定パネルが設けられてい
る。
【0015】シャワーヘッドSは、後述するように、吐
水形態を切り換える吐水形態切換機構を内蔵し、棒状の
吐水を浴びせるうたせの吐水形態とその他の3種類の吐
水形態で吐水する。この3種類の吐水形態は、種々の吐
水形態から適宜選択されるが、本実施例では、ストレー
トの吐水形態,泡沫の吐水形態,霧状に吐水するミスト
の吐水形態とした。
【0016】次に、吐水装置1の電気的構成と各機器の
構成について説明する。図2のブロック図に示すよう
に、湯水混合栓UMは、水の流入管3及び図示しない給
湯機からの高温の湯の流入管5にそれぞれ接続されてお
り、この各管路には、流量を検出する流量センサ7,9
と、各管路における水温及び湯温を検出する温度センサ
11,13とを備える。
【0017】湯水混合栓UMの水及び湯の管路には、各
管路における水及び湯の流量を調整する流量調整バルブ
15,17が設けられ、この各流量調整バルブ15,1
7には、流量調整を司るアクチュエータ19,21が取
り付けられている。各流量調整バルブ15,17の下流
は結合されて合流流路23を形成し、各管路の水及び湯
はここで合流し混合する。合流流路23での湯温は、水
と湯との各温度及びその混合比で定まる。合流流路23
には、当該流路における混合湯水の温度を検出する温度
センサ25が設けられている。
【0018】合流流路23の下流には、吐水切換部27
が設けられ、ここにシャワーヘッドS,バスカランBK
及び洗い場カランAK等が接続されている。この吐水切
換部27は、混合水の吐水先を切り換えものであり、各
吐水口ごとに備えられた図示しない電磁弁が電子制御装
置40によりオン・オフされることにより、吐水先を変
更する。電子制御装置40による各電磁弁のオン・オフ
は、シャワーヘッドSの使用状態や、洗い場カランAK
及びバスカランBKに設けられた吐水温設定パネル3
5,37の操作に基づいて行なわれる。洗い場カランA
K及びバスカランBKのカラン部31,33には、吐水
温設定パネル35,37の他、電磁弁が開弁した場合の
吐水量を調整する機構が設けられている。
【0019】湯水混合栓UMの上記各流量センサ,温度
センサ,アクチュエータ並びに吐水切換部27と、各カ
ランのカラン部31,33及び吐水温設定パネル35,
37と、吐水量を調整する機構を備えたシャワーヘッド
Sとは、操作パネルPとともにシャワータワーSTの電
子制御装置40に接続されている。この電子制御装置4
0は、各センサやパネルから入力された信号に基づきア
クチュエータの駆動量,吐水先等を決定し、アクチュエ
ータ19,21や吐水切換部27等を駆動制御する。
【0020】電子制御装置40により各アクチュエータ
19,21が駆動すると、各アクチュエータの駆動量で
定まる流量の水及び湯が合流流路23に流れ込んで混合
される。従って、吐水切換部27により吐水先として設
定されたシャワーヘッドSや各カラン部からは、水及び
湯自体の温度と流量調整バルブ15,17で規制される
水及び湯の流量比で定まる温度の混合湯水が吐水され
る。
【0021】上記した吐水装置1のシャワータワーST
における電子制御装置40は、図2に示すように、周知
のCPU41,ROM42,RAM43,バックアップ
RAM44,タイマ45を中心に論理演算回路として構
成され、これらとコモンバス46を介して相互に接続さ
れた入出力ポート47により外部との入出力を行なう。
この入出力ポート47に、上記した各センサ等が接続さ
れている。
【0022】操作パネルPは、各吐水先や吐水形態の指
定に加え、各吐水先や吐水形態ごとの単位時間当たりの
吐水量(以下、単に吐水量という)及び吐水温度を設定
したりするものであり、図1に示すように使用者が立っ
た姿勢のままで操作できる高さに設置されている。
【0023】この操作パネルPは、図3に示すように、
電源投入用のボタン50と、通常は現在時刻を表示する
時計として作動しその都度種々のメッセージを表示する
文字列表示器51と、吐水先からの吐水量を相対表示す
る吐水量表示器52と、吐水先からの吐水温度を数値表
示する吐水温度表示器53等を備える。このほか、吐水
先を個別に指定するための指示ボタン群と、シャワーヘ
ッドSからの吐水形態を操作パネルPから指定するため
の指示ボタン群と、吐水温度や吐水量を変更するための
ボタン群を備え、これら各ボタン群でマトリックススイ
ッチを構成する。これら各ボタンは押圧式のものであ
り、押圧操作される都度、制御信号を電子制御装置40
に出力する。なお、上記各ボタンの表面には、図示する
ように、文字列のほか、該当する機能を図案化した絵が
描画されている。
【0024】吐水先を個別に指定するための各種指示ボ
タン群は、吐水先を洗い場カランAK,バスカランB
K,シャワーヘッドSのいずれかとするためのバスカラ
ン指示ボタン54,洗い場カラン指示ボタン55,シャ
ワーヘッド指定ボタン56から構成される。シャワーヘ
ッドSからの吐水形態を指定するための各種指示ボタン
群は、吐水形態をうたせ,ストレート,泡沫,ミストの
いずれかとするためのうたせ指定ボタン57,ストレー
ト指定ボタン58,泡沫指定ボタン59,ミスト指定ボ
タン60から構成される。
【0025】吐水温度や吐水量を変更するためのボタン
群は、各吐水先及び吐水形態ごとに吐水温度や吐水量を
予め設定したり、継続中の吐水の吐水量や吐水温度をそ
の都度変更するための次のようなボタンを備える。
【0026】吐水形態を指定するための指示ボタン群の
下段には、吐水を行なう際の適正な吐水量や吐水温度を
各吐水口や各吐水形態ごとに設定する際に押圧される設
定ボタン61が設けられている。また、その左右には、
吐水温度増大指示ボタン62,吐水温度低下指示ボタン
63と、吐水量増大指示ボタン64,吐水量低下指示ボ
タン65が設けられている。
【0027】吐水温度増大指示ボタン62及び吐水温度
低下指示ボタン63の吐水温度指示ボタンは、吐水が継
続中に単独操作されれば、継続中の吐水の吐水温度をそ
の都度変更する機能を果たす。つまり、上記両吐水温度
指示ボタンが吐水の継続中に単独で押圧されれば、その
信号が電子制御装置40に入力され、これを受けた電子
制御装置40により、その都度、継続中の吐水の吐水温
度が当該ボタンの押圧回数等に応じて変更される。この
場合、水の温度に加え入浴の際に常用される温度や安全
性を考慮した適正温度範囲(38〜46度)内で2度単
位で変更可能である。
【0028】同様に、吐水量増大指示ボタン64及び吐
水量低下指示ボタン65の吐水温度指示ボタンは、継続
中の吐水の吐水量をその都度変更する。つまり、上記両
吐水量指示ボタンが吐水の継続中に単独で押圧されれ
ば、その信号が電子制御装置40に入力され、これを受
けた電子制御装置40により、その都度、継続中の吐水
の吐水量が当該ボタンの押圧回数等に応じて変更され
る。この場合、違和感のない吐水量及び給湯機の能力等
を考慮して、各吐水口及び吐水形態ごとに次のように定
められている。
【0029】洗い場カランAKについての吐水量可変範
囲:8〜20リットル/分 バスカランBKについての吐水量可変範囲:8〜32リ
ットル/分 シャワー吐水におけるうたせの吐水形態についての吐水
量可変範囲:4〜16リットル/分 シャワー吐水におけるストレートの吐水形態についての
吐水量可変範囲:6〜18リットル/分 シャワー吐水における泡沫の吐水形態についての吐水量
可変範囲:2〜14リットル/分 シャワー吐水におけるミストの吐水形態についての吐水
量可変範囲:2〜14リットル/分
【0030】一方、吐水温度と吐水量についての上記各
指示ボタンは、設定ボタン61と併用されることによ
り、吐水を浴びる際の適正な吐水温度や吐水量を上記し
た吐水温度と吐水量の範囲のうちで設定する機能を果た
す。つまり、これらの指示ボタンが設定ボタン61と併
用されて押圧されると、その信号が電子制御装置40に
入力され、これを受けた電子制御装置40により、次の
ようにして適正吐水温度や適正吐水量が各吐水口及び各
吐水形態ごとに設定される。
【0031】まず、設定ボタン61に引き続いて設定対
象となるボタン、例えばうたせ指定ボタン57が押圧さ
れると、うたせの吐水形態に関する適正吐水温度又は適
正吐水量の設定ができる状態となる。その後、吐水温度
増大指示ボタン62等が操作されるとその操作回数によ
り適正吐水温度や適正吐水量が上記範囲内で変更され
る。次いで、設定ボタン61が再度押圧されると、変更
後の適正吐水温度や適正吐水量が、バックアップRAM
44の所定アドレスに書き込まれる。このような吐水温
度,吐水量の適正値の設定は、各吐水先ごとにさなれる
ばかりか、各吐水形態についても行なわれる。
【0032】よって、吐水先や吐水形態が指定されて吐
水する際には、上記のようにして設定された適正吐水量
かつ適正吐水温度の吐水がなされる。そして、吐水の継
続中に上記各指示ボタンが押圧されるとその都度吐水温
度や吐水量が変更されることになる。なお、継続中の吐
水の吐水温度や吐水量の変更や適正吐水温度及び適正吐
水量の設定は、本発明の要旨とは直接関係しないのでそ
の説明は省略する。
【0033】ここで、上記吐水温度増大指示ボタン62
等の指示ボタン以外のボタンが果たす機能について簡単
に説明する。吐水先を個別に指定するためのバスカラン
指示ボタン54等や吐水形態を指定するためのうたせ指
定ボタン57等が設定ボタン61と併用されることなく
単独で押圧されると、その信号が電子制御装置40に入
力され、これを受けた電子制御装置40により、吐水先
や吐水形態が切り替わる。
【0034】例えば、バスカラン指示ボタン54が押圧
されれば、バスカランBKから吐水され、同様に、洗い
場カラン指示ボタン55又はシャワーヘッド指定ボタン
56が押圧されると、洗い場カランAK又はシャワーヘ
ッドSから吐水される。しかも、ある吐水先から吐水さ
れている最中に異なる吐水先を指定する指定ボタンが押
圧されれば、それまで吐水していた上記ある吐水先から
の吐水が中断し、後押しされた指定ボタンに対応する吐
水先から吐水されるよう構成されている。吐水形態を指
定するための各指定ボタン等についても同様に、押圧さ
れた指定ボタンに対応する吐水形態でシャワーヘッドS
から吐水される。
【0035】また、同一のボタンが引き続いて2度押し
されると、当該ボタンに対応する吐水先からはその時点
で止水するよう構成されている。なお、このような吐水
先の変更は、既述したように吐水切換部27における電
磁弁の切換により行なわれる。
【0036】洗い場カランAKやバスカランBKの吐水
温設定パネル35,37(図2)は、水,温度調整され
た混合湯水,湯のうちで吐水を切り換えるための吐水指
定ボタンや混合湯水吐水時における吐水温度を変更する
ための温度変更用ボタンを備えるが、本発明の要旨とは
直接関係しないので、その説明は省略する。
【0037】次に、シャワーヘッドSについて説明す
る。うたせを始めとする4種類の吐水形態が切換可能な
シャワーヘッドSは、図4に示すように、吐水流路70
とこの流路以外の機器収納空間71とを確保して形成さ
れたシャワーヘッド本体72と、側面に吐水窓73をあ
けて形成されたキャップ74とを備え、シャワーヘッド
本体72にキャップ74を組み付けて構成される。ま
た、吐水切換部27に接続されたシャワーホース75の
末端に、連結金具76を介して接続されている。
【0038】シャワーヘッド本体72とキャップ74と
で形成される空間には、機器収納空間71に収納された
モータ77の回転軸78がシール材79a,79bを貫
通して本体側から突出しており、この回転軸78に回転
吐水体80が固定されている。回転吐水体80は、周方
向に4分割された吐水ノズル(図には吐水ノズル80
a,80bを示す)を備え、回転軸78と一体に回転す
る。各吐水ノズルは、その底面に吐水流入穴81を備
え、その側面には、上記した各吐水形態での吐水を実現
するための吐水穴(図には吐水穴82a,82bを示
す)を備える。また、シール材79a,79bは、吐水
窓73に吐水穴を臨ませた吐水ノズル(図においては、
吐水窓73に吐水穴82aを臨ませた吐水ノズル80
a)の吐水流入穴81と吐水流路70との間に介在しこ
れらを連通する連通穴83を備える。
【0039】従って、吐水切換部27によりシャワーヘ
ッドSが吐水先とされ、モータ77により所定の吐水ノ
ズルがその吐水穴を吐水窓73に臨ませると、シャワー
ホース75から流入した湯水は、図中矢印で示すよう
に、シャワーヘッド本体72の吐水流路70,連通穴8
3,吐水流入穴81を通過して吐水ノズルに到る。そし
て、当該所定の吐水ノズルの吐水穴の通過を経て、当該
吐水穴に対応する吐水形態で吐水される。例えば、吐水
ノズル80aがストレートの吐水形態の吐水に対応する
吐水穴82aを備える吐水ノズルであり、図示するよう
に、吐水穴82aを吐水窓73に臨ませていれば、吐水
窓73からは、ストレートの吐水形態で吐水される。ま
た、吐水ノズル80bがうたせの吐水形態の吐水に対応
する吐水穴82bを備える吐水ノズルであり、図示する
位置から180度回転して吐水穴82bを吐水窓73に
臨ませれば、吐水窓73からは、うたせの吐水形態で吐
水される。
【0040】シャワーヘッド本体72の機器収納空間7
1内には、モータ77の他、このモータを駆動制御した
りする電子制御装置90や、回転軸78の回転位置を検
出して吐水窓73に吐水穴を臨ませている吐水ノズルを
判別するための吐水形態検出センサ91が収納されてい
る。また、シャワーヘッドSからの吐水状態を検出する
ための圧力センサ92が、その受圧面を吐水流路70に
臨ませて機器収納空間71内に収納されている。この圧
力センサ92は、吐水流路70における湯水の通過状態
に応じた圧力変化を電子制御装置90に出力し、電子制
御装置90にてシャワーヘッドSからの吐水状態が判別
される。なお、この電子制御装置90は、シャワータワ
ーSTにおける電子制御装置40と同様にCPU等を有
するが、その詳細についての説明は省略する。
【0041】更に、モータ77やこの電子制御装置90
等に電源電圧を常時供給するための図示しない電池も、
機器収納空間71内に収納されている。よって、操作パ
ネルPのボタン50がオフ状態であっても、この電池に
よりシャワーヘッドSでは、電子制御装置90によるモ
ータ77の駆動制御や吐水形態検出センサ91を介した
吐水ノズルの判別並びに圧力センサ92を介したシャワ
ーヘッドSからの吐水状態の判別がなされる。
【0042】また、吐水窓73下方の本体側壁の厚肉部
72aには、吐水穴を吐水窓73に臨ませる吐水ノズル
を変更して吐水形態を選択するための吐水形態選択ボタ
ン84やシャワーヘッドSからの吐水の開始・停止を指
示するためのオン・オフボタン85等が、防水性の樹脂
シート86に覆われて押圧自在に配設されている。
【0043】このシャワーヘッドS側の電子制御装置9
0は、上記センサやボタンと接続されているだけではな
く、シャワータワーSTにおける電子制御装置40とも
漏電を考慮した上で接続されている。そして、両電子制
御装置間での制御信号の授受を行なう。
【0044】具体的には、シャワーヘッドS側のオン・
オフボタン85が押圧されてシャワーヘッドSからの吐
水の開始・停止が指示されると、電子制御装置90を経
てシャワータワーSTにおける電子制御装置40に制御
信号が出力される。そして、この信号を受けた電子制御
装置40により吐水切換部27が制御されて電磁弁がオ
ン・オフし、シャワーヘッドSからの吐水の開始や停止
がなされる。
【0045】また、シャワータワーST付属の操作パネ
ルPのうたせ指定ボタン57,ストレート指定ボタン5
8,泡沫指定ボタン59,ミスト指定ボタン60やシャ
ワーヘッドSの吐水形態選択ボタン84が押圧されて吐
水形態の変更が指示されると、電子制御装置40と電子
制御装置90とで制御信号が授受される。つまり、電子
制御装置40からモータ回転開始の信号が出力された
り、吐水形態の変更完了の信号が電子制御装置40に出
力される。こうした信号の授受により、電子制御装置9
0によるモータ77の駆動制御がなされて回転吐水体8
0が回転し、選択された所望の吐水形態に対応する吐水
ノズルがその吐水穴を吐水窓73に臨ませて停止する。
【0046】ここで、本実施例の吐水装置1がうたせ指
定ボタン57等の通常の操作により、回転吐水体80の
回転制御を介して吐水ノズルの切換、即ち吐水形態の切
換を行なう場合について、簡単に説明する。この通常操
作による吐水形態の切換は、シャワータワーST付属の
操作パネルPのうたせ指定ボタン57等の各吐水形態指
定ボタンやシャワーヘッドSの吐水形態選択ボタン84
が操作されたときに次のようになされる。
【0047】電子制御装置90は、吐水形態検出センサ
91の検出結果から吐水窓73に吐水穴を臨ませている
現状吐水ノズルを常時認識している。そして、この状態
でシャワーヘッドSの吐水形態選択ボタン84が押圧さ
れると、電子制御装置90はその押圧回数Nにより使用
者が所望する所望吐水形態の吐水ノズルを判別し、当該
判別した吐水ノズルが吐水窓73に吐水穴を臨ませるに
必要なモータ77の駆動量(90度×N)を算出する。
一方、うたせ指定ボタン57等が押圧されて所望吐水形
態が直接指示されれば、この所望吐水形態に関する信号
が電子制御装置40から電子制御装置90に出力され
る。このため、この信号と現状吐水ノズルに関する吐水
形態検出センサの検出結果とから、やはり電子制御装置
90が上記必要なモータ77の駆動量を算出する。
【0048】そして、算出された駆動量に相当する駆動
信号がモータ77に電子制御装置90から出力され、モ
ータ77の回転を通した回転吐水体80の回転により、
所望する吐水形態の吐水ノズルが吐水窓73に吐水穴を
臨ませて停止する。こうして、吐水流路70において駆
動する回転吐水体80の回転駆動を介して、現状吐水形
態から所望吐水形態への切換が完了する。
【0049】次に、上記した構成を備える本実施例の吐
水装置1が行なう種々の制御のうち、本発明の要旨に関
する制御について、図面に基づき詳細に説明する。本発
明の要旨に関する制御は、シャワーヘッドSからの吐水
状態を判別するシャワー吐水状態判定制御(ルーチン)
と、吐水流路70において駆動する回転吐水体80を間
欠的に回転駆動する間欠駆動制御(ルーチン)である。
この両ルーチンは、ボタン50による操作パネルP側の
電源のオン・オフ状態に拘らず、シャワーヘッドS側の
90にて処理される。これは、シャワーヘッドSに内蔵
された電池から、上記各センサを始め電子制御装置90
が独自に電源電圧を印加されていることに基づく。
【0050】まず、シャワー吐水状態判定ルーチンにつ
いて、図5のフローチャートに基づき説明する。このシ
ャワー吐水状態判定ルーチンは、既述したように操作パ
ネルP側の電源のオン・オフ状態に拘らずシャワーヘッ
ドS側の電子制御装置90にて所定時間ごとに繰り返し
実行される。そして、当該ルーチンが開始されると、圧
力センサ92からの吐水流路70における検出圧力を読
み込む(ステップ100:以下、ステップを単にSと表
記する)。その後、読み込んだ検出圧力に基づきシャワ
ーヘッドSからシャワー吐水がなされているか止水され
ているかを判断する(S110)。
【0051】ここで、止水状態であると判断すれば、止
水がなされてからの経過時間の計時等を行なうために、
以下に記すS120,S130の処理を行なう。S12
0では、後述する処理でセット(値1のセット)・リセ
ット(値0のセット)されシャワーヘッドSから吐水さ
れていない止水状態にあることを意味する止水フラグF
stopの値が0か否かを判断する。
【0052】止水フラグFstopの値が0であると判断す
れば、S110で止水状態であると判断したことに基づ
いて、今回の本ルーチンの処理はシャワーヘッドSが止
水状態となって最初の処理であると判断できる。よっ
て、この場合には次のS130にて以下の処理を行な
う。つまり、シャワーヘッドSが止水状態となってから
の経過時間を計時すべく、止水タイマTstopに値0をセ
ットする。更に、シャワーヘッドSが止水状態にあるこ
とを記憶すべく、その旨を意味する止水フラグFstopに
値1をセットする。そして、一旦本ルーチンを終了す
る。
【0053】一方、S120で止水フラグFstopの値が
1であると判断すれば、何の処理も必要ないとして本ル
ーチンを終了する。これは、前回以前の本ルーチンの処
理にて既にシャワーヘッドSが止水状態にあることが記
憶されているので、今回の本ルーチンの処理の時点では
シャワーヘッドSにおける止水状態が継続していると判
断できることに基づく。また、上記S110で、シャワ
ーヘッドSからシャワー吐水がなされていると判断した
場合には、止水フラグFstopに値0をセットし(S14
0)、本ルーチンを終了する。
【0054】よって、本ルーチンを実行することによ
り、シャワーヘッドSが止水状態になってからの経過時
間が計時される。なお、この経過時間は、シャワーヘッ
ドSにおける止水状態が解除されシャワー吐水が開始さ
れた以後も計時されるが、再度止水状態となれば止水タ
イマTstopに値0が新たにセットされるので、シャワー
ヘッドSが止水状態になってからの経過時間の計時にな
んら支障はない。
【0055】次に、間欠駆動ルーチンについて、図6の
フローチャートに基づき説明する。この間欠駆動ルーチ
ンも、シャワー吐水状態判定ルーチンと同様、操作パネ
ルP側の電源のオン・オフ状態に拘らずシャワーヘッド
S側の電子制御装置90にて所定時間ごとに繰り返し実
行されるものである。なお、上記両ルーチンの実行タイ
ミングが重なったときに備え、優先順位がつけてある。
【0056】この間欠駆動ルーチンが開始されると、ま
ず、上記したシャワー吐水状態判定ルーチンにてセット
・リセットされる止水フラグFstopの値が1か否かを判
断する(S200)。この止水フラグFstopへの値0の
セットはシャワーヘッドSからシャワー吐水がなされて
いるときに既述したS140にて実行される。このた
め、止水フラグFstopの値が0である場合には、今回の
本ルーチンはシャワー吐水中の処理であると判断でき
る。また、シャワー吐水中であれば、使用者が吐水形態
選択ボタン84,うたせ指定ボタン57等により吐水形
態を任意の時期に切り換えると考えられる。よって、S
200で止水フラグFstopの値が0であると判断すれ
ば、回転吐水体80の間欠駆動のためには何の処理も必
要ないとして本ルーチンを終了する。
【0057】一方、S200で止水フラグFstopの値が
1であると判断すれば、止水タイマTstopのタイマ値を
読み込んでそのタイマ値をシャワーヘッドSが止水状態
になってから計時された経過時間Tstopとし(S21
0)、その読み込んだ経過時間Tstopが所定の時間Tm
以上であるか否かを判断する(S220)。つまり、こ
のS220では、シャワーヘッドSが止水状態になって
から所定の時間Tmが経過したか否かを判断する。
【0058】そして、S220で、読み込んだ経過時間
Tstopが所定の時間Tmを下回ると判断すれば、本ルー
チンを終了する。これは、シャワーヘッドSが止水状態
になってから所定の時間Tmが経過していないために、
S200と同様に回転吐水体80の間欠駆動のためには
何の処理も必要ないことに基づく。
【0059】このS220で肯定判断し、シャワーヘッ
ドSが止水状態になってから所定の時間Tmが経過した
判断すれば、モータ77に一回転の回転駆動量に相当す
る駆動信号を出力する(S230)。そして、モータ7
7の回転が伝達される回転吐水体80が1回転したこと
を吐水形態検出センサ91により検出するまで待機する
(S240)。その後、止水タイマTstopに値0をセッ
トし(S250)、本ルーチンを終了する。このように
してシャワーヘッドSが止水中における回転吐水体80
の回転駆動後に止水タイマTstopに値0をセットするこ
とで、本ルーチンが繰り返されて次回の回転吐水体80
の回転駆動を行なうまでの間隔は上記所定の時間Tmと
なる。
【0060】以上説明したように本実施例の吐水装置1
は、シャワーヘッドSの吐水形態選択ボタン84や操作
パネルPにおけるうたせ指定ボタン57等の吐水形態切
換のための押圧操作がなされるとその操作を開始指示と
して、シャワーヘッドSが内蔵した回転吐水体80の回
転駆動を実行する。そして、この回転吐水体80を構成
する各吐水ノズルの回転切換を介して、シャワー吐水中
に吐水形態の切換を行なう。
【0061】一方、シャワーヘッドSからシャワー吐水
がなされていない止水期間に亘っては、回転吐水体80
の回転駆動の開始指示を上記したボタンの操作によらず
所定の時間Tstopごとに間欠的に出力する(S23
0)。そして、回転吐水体80の回転駆動を本来必要と
しない止水期間においては、回転吐水体80の回転駆動
を一定期間ごとに間欠的に実行する。
【0062】つまり、本実施例の吐水装置1は、回転吐
水体80の駆動箇所に湯水が留まり湯水中の微細なゴミ
等が湯垢として付着して固化することが起きがちな止水
期間にあっても、回転吐水体80を一定期間ごとに間欠
的に回転駆動する。このように湯垢の固化が起きる箇所
は、例えば回転吐水体80とシール材79a,79bと
の接触部位や、回転軸78の周面とその周囲のシャワー
ヘッド本体72壁面との接触部位の僅かな隙間等であ
る。この結果、本実施例の吐水装置1によれば、このよ
うな止水期間に亘って回転吐水体80を回転駆動するこ
とで、微細なゴミや溶解成分等の固化を未然に回避し
て、回転吐水体80の回転駆動が阻害されないようにす
ることができる。よって、吐水形態選択ボタン84等が
操作されるシャワー吐水時における回転吐水体80の回
転駆動に伴うモータ負荷をほぼ初期のまま維持でき、支
障無く常時回転吐水体80を回転させることができる。
【0063】また、本実施例の吐水装置1では、上記し
たように回転吐水体80の回転駆動に伴うモータ負荷を
ほぼ初期のまま維持することを通して、うたせ,ストレ
ート,泡沫,ミストのうちのいずれかの吐水形態への切
換を極めて円滑に行なうことができる。しかも、モータ
負荷をほぼ初期のまま維持することにより、回転吐水体
80の駆動源であるモータ77の小型化を図ることがで
きる。また、モータの小型化を通して、シャワーヘッド
Sを小さくしその使い勝手を向上させることができる。
【0064】加えて、止水期間に回転吐水体80を回転
駆動するに際して、回転吐水体80を1回転駆動するよ
う構成した。このため、本実施例の吐水装置1によれ
ば、シャワー吐水の再開時には前回のシャワー吐水の際
の吐水ノズルを吐水窓73に臨ませて、前回のシャワー
吐水と同一の吐水形態で吐水することができる。換言す
れば、前回のシャワー吐水と同一の吐水形態で吐水を浴
びる際には、吐水形態の切換操作を省略することができ
る。
【0065】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0066】例えば、上記実施例では、止水期間に亘る
回転吐水体80の間欠的な回転駆動を、所定の時間Tst
opごとに行なうよう構成したが、止水期間における経過
時間に応じて、回転吐水体80の間欠的な回転駆動の周
期を変更するよう構成することもできる。具体的には、
止水期間の初期にあっては、上記周期を長周期に設定
し、止水期間の経過時間が長くなるほど短周期とする。
このようにすれば、湯水中のゴミ等は止水期間の経過時
間が長くなるほど水分の蒸発により固化しやすいが、回
転吐水体80の回転駆動を頻繁に行なうことで、ゴミ等
の固化をより効果的に回避できる。
【0067】また、流体の経路において駆動される駆動
部として吐水形態を切り換えるための複数の吐水ノズル
を有する回転吐水体80を備えたシャワーヘッドSにつ
いて説明したが、これに限るわけではない。例えば、複
数の吐水ノズルを予めシャワーヘッドの吐水窓に備え、
各吐水ノズルとヘッド内の吐水流路との連通をオン・オ
フしてその流路を切り換える切換弁等を有するシャワー
ヘッドであってもよい。また、シャワーヘッドに限ら
ず、流体の経路において駆動される駆動部を有する吐水
口であればよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の吐
水装置は、駆動部の駆動箇所に流体が留まりその流体中
の微細なゴミ等が付着して固化することが起きがちな止
水期間にあっては、所定の外部操作によらないで、駆動
部を間欠的に駆動する。この結果、請求項1記載の吐水
装置によれば、このような止水期間に亘って駆動部を間
欠的に駆動することで、駆動部の駆動箇所における微細
なゴミや溶解成分等の固化を未然に回避して、駆動部の
駆動が阻害されないようにすることができる。よって、
請求項1記載の吐水装置によれば、所定の外部操作を経
て駆動部を駆動する際には、この駆動部の駆動に伴うそ
の駆動源負荷をほぼ初期のまま維持でき、支障無く駆動
部を円滑に駆動させることができる。
【0069】また、請求項2記載の吐水装置は、止水期
間にあっても流体の経路で間欠的に駆動される駆動部
を、異なる吐水形態で吐水する複数の吐水ノズルを流入
する流体の経路において切換駆動可能に備え、その複数
の吐水ノズルの一つに流入する流体を導入するよう構成
した。このため、請求項2記載の吐水装置によれば、吐
水口からの吐水を吐水ノズルの切換駆動を介した異なる
吐水形態での吐水に切り換えるに当たって、吐水ノズル
の切換駆動の阻害回避及びその駆動に伴う駆動源負荷を
ほぼ初期のまま維持することを通して、異なる吐水形態
のうちのいずれかの吐水形態への切換を極めて円滑に行
なうことができる。しかも、駆動源負荷をほぼ初期のま
ま維持することにより、吐水ノズルの駆動源の小型化を
図ることができる。また、当該駆動源をも内蔵した場合
の吐水口にあっては、その小型化を通して手で扱う際の
使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐水装置1を浴室の給湯システムに適用した場
合における浴室の外観図。
【図2】吐水装置1の電気的構成と各機器構成を説明す
るために用いたブロック図。
【図3】シャワータワーSTに付属した操作パネルPを
説明するための説明図。
【図4】シャワーヘッドSの構成を説明するための概略
断面図。
【図5】シャワーヘッドS側の電子制御装置90で行な
われるシャワー吐水状態判定ルーチンを表わすフローチ
ャート。
【図6】シャワーヘッドS側の電子制御装置90で行な
われる間欠駆動ルーチンを表わすフローチャート。
【符号の説明】
1…吐水装置 15,17…流量調整バルブ 27…吐水切換部 40…電子制御装置 54…バスカラン指示ボタン 55…洗い場カラン指示ボタン 56…シャワーヘッド指定ボタン 57…うたせ指定ボタン 58…ストレート指定ボタン 59…泡沫指定ボタン 60…ミスト指定ボタン 70…吐水流路 73…吐水窓 77…モータ 78…回転軸 80…回転吐水体 84…吐水形態選択ボタン 90…電子制御装置 91…吐水形態検出センサ 92…圧力センサ AK…洗い場カラン BK…バスカラン P…操作パネル S…シャワーヘッド ST…シャワータワー UM…湯水混合栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水口から流体を吐水する吐水装置であ
    って、 前記吐水口として、流入する流体の経路において駆動さ
    れる駆動部を内蔵した駆動部内蔵吐水口を備え、 該駆動部内蔵吐水口における駆動部の駆動制御を、所定
    の外部操作がなされたとき該操作を開始指示として実行
    する駆動制御実行手段と、 前記駆動部内蔵吐水口から吐水されていない止水期間に
    亘って、前記駆動部の駆動制御の開始指示を、前記所定
    の外部操作によらず間欠的に前記制御手段に出力する制
    御開始間欠指示手段とを備えることを特徴とする吐水装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動部は、異なる吐水形態で吐水す
    る複数の吐水ノズルを流入する流体の経路において切換
    駆動可能に備え、該複数の吐水ノズルの一つに前記流入
    する流体を導入するよう構成してなる請求項1記載の吐
    水装置。
JP22808292A 1992-08-03 1992-08-03 吐水装置 Pending JPH0657792A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6361848B1 (en) 1994-12-19 2002-03-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Organic and inorganic complex compound and switch using same

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6361848B1 (en) 1994-12-19 2002-03-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Organic and inorganic complex compound and switch using same
US6414067B2 (en) 1994-12-19 2002-07-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Organic and inorganic complex compound and switch using same

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