JPH0649814Y2 - 建物開口部等のための断熱見切り - Google Patents
建物開口部等のための断熱見切りInfo
- Publication number
- JPH0649814Y2 JPH0649814Y2 JP1989095415U JP9541589U JPH0649814Y2 JP H0649814 Y2 JPH0649814 Y2 JP H0649814Y2 JP 1989095415 U JP1989095415 U JP 1989095415U JP 9541589 U JP9541589 U JP 9541589U JP H0649814 Y2 JPH0649814 Y2 JP H0649814Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal frame
- screw
- engaging
- synthetic resin
- parting
- Prior art date
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物開口部等のための断熱見切りに関するも
のである。
のである。
[従来の技術] 従来、建物開口部等において用いる断熱見切りとして、
比較的硬質の塩化ビニール等の合成樹脂で成形されたも
のは、一般に多用されている。この断熱見切りは、通
常、それをアルミサッシ等の金属枠に係合保持させ、そ
の金属枠と共にクロス下地の木部にビス止めされる。
比較的硬質の塩化ビニール等の合成樹脂で成形されたも
のは、一般に多用されている。この断熱見切りは、通
常、それをアルミサッシ等の金属枠に係合保持させ、そ
の金属枠と共にクロス下地の木部にビス止めされる。
しかしながら、このような断熱見切りを用いた施工は、
その作業が比較的面倒なものである。即ち、上記ビス止
めに際しては、金属枠の各ビス穴に合わせて合成樹脂製
の見切りに対し穴あけを行う必要があり、また断熱見切
りをサッシ等に係合保持させるに際し、その一部に形成
された係合縁を金属枠に圧入して係合させるのが通例で
あり、その係合に比較的大きな力を必要とする、などの
問題があった。
その作業が比較的面倒なものである。即ち、上記ビス止
めに際しては、金属枠の各ビス穴に合わせて合成樹脂製
の見切りに対し穴あけを行う必要があり、また断熱見切
りをサッシ等に係合保持させるに際し、その一部に形成
された係合縁を金属枠に圧入して係合させるのが通例で
あり、その係合に比較的大きな力を必要とする、などの
問題があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の技術的課題は、上述したような断熱見切りを用
いる施工を、できるだけ簡単な作業によって行えるよう
にすることにある。
いる施工を、できるだけ簡単な作業によって行えるよう
にすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の断熱見切りは、建物
開口部におけるアルミサッシ等の金属枠とクロス下地の
木部との間に介設され、該木部に上記金属枠と共にビス
止めされる断熱見切りであって、上記金属枠と係合する
係合縁を有する硬質合成樹脂製の係合部片と、該係合部
片の長手方向に一体に連設された弾性変形可能な軟質合
成樹脂製の可撓部分とからなり、該可撓部分がビス止め
のためのビス螺挿部を兼ねていることを特徴とするもの
である。
開口部におけるアルミサッシ等の金属枠とクロス下地の
木部との間に介設され、該木部に上記金属枠と共にビス
止めされる断熱見切りであって、上記金属枠と係合する
係合縁を有する硬質合成樹脂製の係合部片と、該係合部
片の長手方向に一体に連設された弾性変形可能な軟質合
成樹脂製の可撓部分とからなり、該可撓部分がビス止め
のためのビス螺挿部を兼ねていることを特徴とするもの
である。
[作用] 上記構成を有する断熱見切りは、合成樹脂の断熱性によ
って、従来と同様に断熱できることは勿論であるが、そ
の一部に軟質合成樹脂からなる可撓部分を設けているの
で、該可撓部分において容易に屈曲させることができ、
その屈曲により複数の係合縁を容易に金属枠に係合させ
ることが可能になる。また、上記可撓部分は、軟質合成
樹脂によって形成しているので、ビス穴を開けなくても
容易にビスを螺挿することができ、従ってこの可撓部分
を金属枠のビス穴列に対応して設けておくことにより、
見切りへのビス穴の開設の必要をなくすことが可能にな
る。
って、従来と同様に断熱できることは勿論であるが、そ
の一部に軟質合成樹脂からなる可撓部分を設けているの
で、該可撓部分において容易に屈曲させることができ、
その屈曲により複数の係合縁を容易に金属枠に係合させ
ることが可能になる。また、上記可撓部分は、軟質合成
樹脂によって形成しているので、ビス穴を開けなくても
容易にビスを螺挿することができ、従ってこの可撓部分
を金属枠のビス穴列に対応して設けておくことにより、
見切りへのビス穴の開設の必要をなくすことが可能にな
る。
[実施例] 第1図は、本考案に係る断熱見切りの一実施例の使用態
様を示している。
様を示している。
この断熱見切り1は、比較的硬さのある合成樹脂製の長
尺の係合部片2,3と、それらの係合部片2,3の間に長手方
向に沿って一体的に連設された軟質合成樹脂製の可撓部
分4とによって構成され、全体として断面L型をなして
いる。上記一対の係合部片2,3と可撓部分4は、同質ま
たは接合が容易な硬質と軟質の合成樹脂により一体的に
成形したものであり、例えば一対の係合部片2,3は硬質
の塩化ビニールにより、またそれらの間に位置する可撓
部分4は軟質の塩化ビニールにより形成され、望ましく
は、押し出し成形に際してそれらを一体化させる。
尺の係合部片2,3と、それらの係合部片2,3の間に長手方
向に沿って一体的に連設された軟質合成樹脂製の可撓部
分4とによって構成され、全体として断面L型をなして
いる。上記一対の係合部片2,3と可撓部分4は、同質ま
たは接合が容易な硬質と軟質の合成樹脂により一体的に
成形したものであり、例えば一対の係合部片2,3は硬質
の塩化ビニールにより、またそれらの間に位置する可撓
部分4は軟質の塩化ビニールにより形成され、望ましく
は、押し出し成形に際してそれらを一体化させる。
上記係合部片2,3は、建物開口部に取付けるためのサッ
シ等の金属枠10に一時的に係合保持させるため、その金
属枠10に設けられた凹部または凸部からなる係合部11,1
2と係合させるための係合縁5,6を備えている。これらの
係合縁5,6は、特に金属枠10の係合部11,12に対して密に
嵌合することにより係合部片2,3と金属枠10とを強固に
連結するものである必要はなく、一時的に両者の接合状
態が保たれる程度のものであればよい。
シ等の金属枠10に一時的に係合保持させるため、その金
属枠10に設けられた凹部または凸部からなる係合部11,1
2と係合させるための係合縁5,6を備えている。これらの
係合縁5,6は、特に金属枠10の係合部11,12に対して密に
嵌合することにより係合部片2,3と金属枠10とを強固に
連結するものである必要はなく、一時的に両者の接合状
態が保たれる程度のものであればよい。
また、上記係合部片2,3間に連設された軟質合成樹脂か
らなる可撓部分4は、係合部片2,3を金属枠10に対して
接合させる際に、適宜変形してその接合を容易化すると
同時に、接合後はその弾性により形状が復帰し、接合状
態の保持に有効に作用するものである。さらに、上記可
撓部分4は、金属枠10に適宜間隔で設けたビス穴13の列
に対応させて配設し、ビス穴13を通してビス15をクロス
下地の木部17に螺挿する際に、従来の見切りのように、
その都度穴あけを行う必要をなくすようにしている。即
ち、軟質合成樹脂からなる上記可撓部分4は、ビス螺挿
部を兼ねていて、それ自体にビス15を螺挿しても、割れ
が生じたり、螺挿が困難になるようなことがなく、容易
に変形してビス15の螺挿を容易にするものである。
らなる可撓部分4は、係合部片2,3を金属枠10に対して
接合させる際に、適宜変形してその接合を容易化すると
同時に、接合後はその弾性により形状が復帰し、接合状
態の保持に有効に作用するものである。さらに、上記可
撓部分4は、金属枠10に適宜間隔で設けたビス穴13の列
に対応させて配設し、ビス穴13を通してビス15をクロス
下地の木部17に螺挿する際に、従来の見切りのように、
その都度穴あけを行う必要をなくすようにしている。即
ち、軟質合成樹脂からなる上記可撓部分4は、ビス螺挿
部を兼ねていて、それ自体にビス15を螺挿しても、割れ
が生じたり、螺挿が困難になるようなことがなく、容易
に変形してビス15の螺挿を容易にするものである。
上記構成を有する断熱見切りによれば、それを構成する
合成樹脂の断熱性によって、従来と同様に断熱できるこ
とは勿論であるが、その一部に設けた可撓部分4におい
て容易に屈曲させることができるので、複数の係合縁5,
6を容易に金属枠10に係合させることができ、またその
可撓部分に容易にビス15を螺挿できるため、従来の見切
りのようにビス穴を開けなくても容易にビス15を螺挿す
ることができる。
合成樹脂の断熱性によって、従来と同様に断熱できるこ
とは勿論であるが、その一部に設けた可撓部分4におい
て容易に屈曲させることができるので、複数の係合縁5,
6を容易に金属枠10に係合させることができ、またその
可撓部分に容易にビス15を螺挿できるため、従来の見切
りのようにビス穴を開けなくても容易にビス15を螺挿す
ることができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、断熱見切りを、アルミサッ
シ等の金属枠と係合する係合縁を備えた硬質合成樹脂製
の係合部片と、該係合部片の長手方向に一体に連設され
た弾性変形可能な軟質合成樹脂製の可撓部分とで構成
し、該可撓部分にビス止めのためのビス螺挿部を兼用さ
せたので、該断熱見切りを金属枠に係合させてクロス下
地の木部との間に介設するときは、上記可撓部分の弾性
変形によってその係合及び介設を容易に行うことがで
き、また、該断熱見切りを金属枠と共に木部にビス止め
する際には、上記軟質合成樹脂からなる可撓部分にビス
を螺挿することによって、該ビスのための穴をわざわざ
開けることなく、且つヒビ割れを生じることなく、簡単
且つ安全にビス止めすることができ、この結果、断熱見
切りを用いてサッシ等の金属枠を建物開口部に取付ける
るための施工を、極めて簡単な作業によって実施するこ
とができる。
シ等の金属枠と係合する係合縁を備えた硬質合成樹脂製
の係合部片と、該係合部片の長手方向に一体に連設され
た弾性変形可能な軟質合成樹脂製の可撓部分とで構成
し、該可撓部分にビス止めのためのビス螺挿部を兼用さ
せたので、該断熱見切りを金属枠に係合させてクロス下
地の木部との間に介設するときは、上記可撓部分の弾性
変形によってその係合及び介設を容易に行うことがで
き、また、該断熱見切りを金属枠と共に木部にビス止め
する際には、上記軟質合成樹脂からなる可撓部分にビス
を螺挿することによって、該ビスのための穴をわざわざ
開けることなく、且つヒビ割れを生じることなく、簡単
且つ安全にビス止めすることができ、この結果、断熱見
切りを用いてサッシ等の金属枠を建物開口部に取付ける
るための施工を、極めて簡単な作業によって実施するこ
とができる。
第1図は本考案に係る断熱見切りの一実施例の使用態様
を示す断面図である。 1……断熱見切り、2,3……係合部片、 4……可撓部分、5,6……係合縁、 10……金属枠。
を示す断面図である。 1……断熱見切り、2,3……係合部片、 4……可撓部分、5,6……係合縁、 10……金属枠。
Claims (1)
- 【請求項1】建物開口部におけるアルミサッシ等の金属
枠とクロス下地の木部との間に介設され、該木部に上記
金属枠と共にビス止めされる断熱見切りであって、 上記金属枠と係合する係合縁を有する硬質合成樹脂製の
係合部片と、該係合部片の長手方向に一体に連設された
弾性変形可能な軟質合成樹脂製の可撓部分とからなり、
該可撓部分がビス止めのためのビス螺挿部を兼ねている
ことを特徴とする建物開口部等のための断熱見切り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989095415U JPH0649814Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 建物開口部等のための断熱見切り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989095415U JPH0649814Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 建物開口部等のための断熱見切り |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0335189U JPH0335189U (ja) | 1991-04-05 |
JPH0649814Y2 true JPH0649814Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31644675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989095415U Expired - Lifetime JPH0649814Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 建物開口部等のための断熱見切り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649814Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913632A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-24 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | β二酸化マンガンの製造方法 |
JPS6314157A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-21 | Minolta Camera Co Ltd | 感光体 |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP1989095415U patent/JPH0649814Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0335189U (ja) | 1991-04-05 |
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