JPH0649706Y2 - 屋根板固着材 - Google Patents

屋根板固着材

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JPH0649706Y2
JPH0649706Y2 JP5307689U JP5307689U JPH0649706Y2 JP H0649706 Y2 JPH0649706 Y2 JP H0649706Y2 JP 5307689 U JP5307689 U JP 5307689U JP 5307689 U JP5307689 U JP 5307689U JP H0649706 Y2 JPH0649706 Y2 JP H0649706Y2
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啓一 藤田
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啓一 藤田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根面を屋上として使用できる屋根に関し、
更に特定すれば、屋根板を固着するための屋根板固着材
に関する。
〔従来の技術〕
従来の此種の屋根は、第2図に示すように、屋根板28の
側端部を板受部材30と板固定子20とにより挾着する際、
板受部材30の条溝24に該溝24の入口の幅より大きな幅を
持った板固定子20の脚部22をはめ込むことにより挾着し
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の場合、板固定子20の脚部22がしっかりと固定せ
ず、板受部材30から抜けやすいという欠陥が存した。特
に、屋根が大きい場合、強風が生じて板固定子20に上向
きの力が働いたときに抜けやすかった。また、屋根板が
直射日光等により膨張した場合、屋根板の側端部が湾曲
して板固定子20を押し上げ、板固定子20が板受部材30の
条溝24より抜ける恐れがあった。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案は第1図に示すよう
に、以下の如き構成を有する。
4は板受部材であり、下面両側に略逆V字状の係合溝7
が形成された引掛爪8、屋根板を受ける板端受部10と側
端部12、及び凹溝13、15とより構成されている。2は板
固定子であり、前記引掛爪8に嵌入するための嵌合凹部
1及び該嵌合凹部1の両側に形成された前記係合溝7に
係合するための係合突起9を有する脚部3と、屋根板6
を押圧すべく端末部14′を湾曲させた板押面14を有す
る。
〔作用〕
本考案は上記構成を有するため、板固定子2の脚部3を
板受部材4の引掛爪8に結合した後は、板固定子2に風
圧等により上向きの力が働いても、引掛爪8と板固定子
2の脚部3の係着部がこの力を押さえるため、板固定子
2は引掛爪8より抜けることがない。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明す
る。36は垂木で、梁35の上に並列状に載置されており、
この垂木36の上には下地板40が平行状に設けられてい
る。上記下地板40の境界には、隣接する垂木36,36間に
相当する空間41が形成されていて、この空間には前記板
受部材4が、側板部12を下地板40と重合せしめて取着さ
れている。上記側板部12と下地板40は間に断熱材37を挟
んで釘又は鋲39により固着されている。上記板受部材4
は、長尺鋼板等より成る屋根板6を板固定子2の板押面
14との間に挟んで、板固定子2の脚部3と引掛爪8によ
り結合している。上記下地板40には屋根板6を接着固定
するために接着剤を塗布した座金38が釘又は鋲39によっ
て固定されている。41は空間である。
以上の処において、板固定子2又は板受部材4はアルミ
ニウム等を用いた一体成型にしてよい。板受部材4は、
第5図に示す如く塩化ビニル等の中に鉄板45を入れて作
ってもよく、また第7図に示す如く板端受部と側板部を
一体化せしめても、図8に示す如く側板部12を板受部材
4から分離した構造としてもよい。
板固定子には第6図に示すようにカバー50を周着せしめ
てもよい。板固定子2の脚部3と板受部材4の引掛爪8
を結合する際には、板固定子2の嵌合凹部1に若しくは
引掛爪8に又はその双方に、接着剤を塗布し、しかる後
に結合させるようにしてもよい。
本考案は上述した如く、板固定子の脚部に嵌合凹部と係
合突起を設け、これを略逆V字状の係合溝を設けた板受
部材の引掛爪に結合せしめて屋根板を挾止したため、次
の如く効果を生ずる。
(1)一度結合したら二度と抜けることがない。屋根板
の膨張等による湾曲に対しても抜ける恐れはない。
(2)結合部の表面積が大きくなるため、結合部のぐら
つきがなくなる。このため、板固定子及び板受部材の耐
久性が向上する。
(3)従来技術の場合、屋根組み立て当初には板固定子
の脚部と板受部材は、はめ込む際に必要な弾性を持って
いるが、年月が経過するにつれて、温度変化、豪雨、強
風、積雪等の荷重変化、サビ等により材質が変化し、こ
の弾性を失う恐れがあった。この弾性が失われると、強
風等により板固定子の脚部が板受部材から抜ける方向に
位置をずらしてもこれを戻すことができなくなり、これ
を何度か繰り返すうちについには抜けてしまうことが考
えられた。本考案では、上記構成より、このようなこと
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案要部を示す分解斜視図、第2図は従来技
術の要部を示す分解斜視図、第3図は実施例を示す縦断
面図、第4図は実施例を示す平面図、第5図は板受部材
の断面図、第6図は板固定子の断面図、第7図は板受部
材の断面図、第8図は板受部材の断面図である。 1…嵌合凹部、2…板固定子、4…板受部材、6…屋根
板、7…係合溝、8…引掛爪、9…係合突起、10…板端
受部、14…押面、15…凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空間を隔てて平行状に配設された下地板に
    屋根板(6)をその側部が空間に突出する様展張し、上
    記空間には細長い板受部材(4)を固定し、上記屋根板
    (6)の側部を上記板受部材(4)と板固定子(2)と
    により連結する様構成した屋根において、上記板受部材
    (4)には、下面両側に略逆V字状の係合溝(7)が形
    成された細長い引掛爪(8)と、該引掛爪(8)の両端
    に形成された凹溝(15)と、この凹溝(15)の両側に板
    端受部(10)とを設けて、上記屋根板(6)の側端部を
    載置する様にし、上記板固定子(2)には、上記引掛爪
    (8)に嵌入するための嵌合凹部(1)及び該嵌合凹部
    (1)の両側に形成された前記係合溝(7)に係合する
    ための係合突起(9)を有する脚部(3)と、上記屋根
    板(6)側端部を上記板端受部(10)に押圧して挾止す
    る押面(14)とを設けたことを特徴とする屋根板固着
    材。
JP5307689U 1989-05-09 1989-05-09 屋根板固着材 Expired - Lifetime JPH0649706Y2 (ja)

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JPH02143419U JPH02143419U (ja) 1990-12-05
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JP2500054B2 (ja) * 1993-10-15 1996-05-29 ヤマキ工業株式会社 屋根材の接続構造

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JPH02143419U (ja) 1990-12-05

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