JPH0649681B2 - 3‐シアノ‐4‐アリールピロールの製造法 - Google Patents

3‐シアノ‐4‐アリールピロールの製造法

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JPH0649681B2
JPH0649681B2 JP63328084A JP32808488A JPH0649681B2 JP H0649681 B2 JPH0649681 B2 JP H0649681B2 JP 63328084 A JP63328084 A JP 63328084A JP 32808488 A JP32808488 A JP 32808488A JP H0649681 B2 JPH0649681 B2 JP H0649681B2
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    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、殺菌剤として知られている3-シアノ-4-アリ
ールピロールの新規製造法に関する。
3-シアノ-4-アリールピロールは、水素化ナトリウムの
存在下においてシンナモニトリルをp-トルエンスルフォ
ニルメチルイソシアニドと反応させることにより得られ
ることは公知である(西ドイツ特許公開明細書第2,927,
480号参照)。しかしこの方法の結果は、収率が約35%
と、あまり満足できるものではない。他の欠点としは、
この方法で得られる化合物の精製が複雑なことである
(J6-1030-571参照)。最後に、試薬として使用される
水素化ナトリウムは、非常に加水分解し易く、またその
際に発生するガス状の水素による発火の危険性を伴なう
ために、工業的合成法としては不適当である。
さらに、3-シアノ-4-アリールピロールは、塩基及び随
時銅(II)塩の存在下において、α−シアノ桂皮酸エステ
ルまたはα−シアノ桂皮酸をp−トルエンスルフォニル
メチルイソシアニドと反応させても得られることが知ら
れている(J6-1030またはJ6-1200-984及び米国特許第4,
680,413号参照)。この方法の欠点は、原料として必要
なα−シアノ桂皮酸エステルを複雑な方法でつくらなけ
ればならないことである[ジャーナル・オヴ・ザ・ケミ
カル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.)誌1961年683頁参
照]。
またさらに、3-シアノ-4-アリールピロールは水素化ナ
トリウムの存在下においてα−置換シンナモニトリルを
イソシアノ酢酸エチルで環化させ、得られたピロール-2
-カルボン酸エステルを塩基で加水分解した後熱的に脱
カルボキシル化することによっても得られることが知ら
れている(特許59/212 468号参照)。この場合も、水素
化ナトリウムのもつ不利な性質のためにこの方法の工業
化が妨げられている。また環化工程の収率は44%であ
り、満足すべき値ではない。
また、3-シアノ-4-アリールピロールは、フェナシルア
ミン誘導体を適当な置換アクリロニトリル誘導体と反応
させても得られることが知られている(ヨーロッパ特許
第174,910号参照)。しかし原料として必要なフェナシ
ルアミンは、複雑な多段合成工程を経て始めて得られ、
その工程には特に厄介なシアン化合物を使用しなければ
ならない。
さらにまた、3-シアノ-4-アリールピロールは、対応す
る3-トリフルオロメチル-4-アリールピロールを高温、
高圧においてアンモニアと反応させることにより得られ
ることが知られている(ヨーロッパ特許第182,738号参
照)。しかし、この方法においても原料として必要な3-
トリフルオロメチル-4-アリールピロールは、複雑な多
段合成工程を経てのみ得られ、この工程において水分に
敏感な「ウィッティヒ(Wittig)試薬」及び高価なトリル
フオロ酢酸無水物が使用されるために、工業的に適用す
ることは困難である。
最後に、3-シアノ-4-アリールピロールは、3-シアノ-4-
アリール−Δ−ピロリンを銅(II)塩または鉄(III)塩
の存在下において酸化することによっても得られること
が知られている(ヨーロッパ特許第183,217号参照)。
この方法においても、原料として必要な化合物は複雑な
多段工程でつくられる。
本発明よれば、一般式(I) 但し式中Arは随時置換基をもったヘテロアリールまたは
アリールを表わす、 の3-シアノ-4-アリールピロールは、一般式(II) 但し式中Arは前記意味を有する、 のα−シアノシンナムアミドを式(III) R-SO2-CH2-NC (III) 但し式中Rはアルキル、随時置換基を有するシクロアル
キルまたは随時置換基を有するアリールを表す、 と塩基及び稀釈剤を存在させて反応させることにより得
られることが見出だされた。
本発明により一般式(I)の3-シアノ-4-アリールピロール
が91〜94%の高収率で、しかも高純度において得られる
ことは、非常に驚くべきことと考えなければならない。
何故ならば、公知方法に従えば、最終生成物に到達し得
る両方の可能な反応経路は決して予期し得るものではな
いからである。他方、アミド基の加水分解とその後にお
ける脱カルボキシル化がこのような温和な条件で進行す
ることも予想できることではない。[例えばジャーナル
・オヴ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)誌4
6巻5351〜5353頁(1981)参照]。また別法として行われ
るカーボン・アミド基を直接離脱させ、イソシアン酸を
遊離させる方法は従来文献には記載されてはいない。
従来法からは、式(IV) 但し式中R及びArは前記と同じ意味を有する、の中間体
として生じる陰イオンはスルフィネートを離脱して安定
化し、式(V) 但し式中Arは前記と同じ意味を有する の3-H-ピロールを生じ、これからはアミド基がさらに
選択的に離脱することはないことが予想される(米国特
許第4,680,413号参照)。
最も類似した従来法(米国特許第4,680,413号)と比較
すると、本発明方法は、原料として使用される式(II)の
α−シアノシンナムアミドが例えば対応するα−シアノ
桂皮酸エステル(例えばジャーナル。オヴ・ザ・ケミカ
ル・ソサイアティ誌1961年683頁参照)に比べ遥かに温
和な条件で得られ、また従来法においては生成するα−
桂皮酸エステルまたは対応する遊離酸が高温において早
期に脱カルボキシル化をし易いのに対し、遥かにその傾
向が少ないという利点をもっている。
式(I)は本発明方法により得ることができる3-シアノ-4-
アリールピロールの一般的な定義を与える。
好適に製造し得る式(I)の化合物は、Arがピリジル、フ
リルまたはチエニルを表わし、その各々が随時ハロゲン
及び炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキルから成
る群から選ばれた1個または同一または相異る2個以上
の置換基で置換されているもの、或いはArがフェニル基
を表し、随時1個または同一または相異る2個以上の置
換基で置換されたものであり、後者の場合適当な置換基
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、炭素数1〜4の直鎖ま
たは分岐したアルキル、アルコキシ、アルキルチオまた
はアルコキシカルボニル、炭素数1〜4で同一または相
異るハロゲン原子を1〜9個置換した直鎖または分岐し
たハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲ
ノアルキルチオ基、及び随時フッ素で置換された炭素数
1または2の2価のジオキシアルキレン基である。
特に好適に製造し得る式(I)の化合物は、Arが随時フッ
素、塩素、臭素、メチル及びエチルから成る群から選ば
れた同一または相異る置換基でモノ、ジまたはトリ置換
された2-ピリジル、4-ピリジル、2-フリルまたは2-チエ
ニル基を表すもの、或いはArが随時フッ素、塩素、臭
素、メチル、エチル、n-またはi-プロピル、メトキシ、
エトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフル
オロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、ニト
ロ、ジオキシメチレン及びジオキシジフルオロメチレン
から成る群から選ばれた同一または相異る置換基でモ
ノ、ジまたはトリ置換されたフェニル基を表すものであ
る。
さらに極めて好適に製造し得る式(I)の化合物は、Arが
随時フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、
エトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフル
オロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ及びジ
オキシジフルオロメチレンから成る群から選ばれた同一
または相異る置換基でモノ、ジまたはトリ置換されたフ
ェニル基を表すものである。
もし例えば2-(2,4−ジクロロフェニルメチリデン)−
シアノアセトアミドとp-トルエンスルフォニルメチルイ
ソシアニドが原料として使用された場合、本発明の反応
過程は下記式で表すことができる。
式(II)は、本発明方法を実施するのに必要な原料のα−
シアノシンナムアミドの一般的な定義を与える。式(II)
においてArは、好ましくは本発明の目的とする化合物に
対する式(I)において好適な置換基としてすでに上記に
示した基を表していることが好ましい。
式(II)のα−シアノシンナムアミドは公知であるか、ま
たは公知方法と類似の方法で得ることができる(例えば
ジャーナル・オヴ・ザ・ケイカル・ソサイアティ誌1961
年683頁参照)。例えば式(VI) Ar-CHO (VI) 但し式中Arは前記と同じ意味を有する のアルデヒドを式(VII) のα−シアノアセトアミドと、温度+20〜+150℃におい
て、随時例えばエタノールのような稀釈剤を存在させ、
また随時塩基、例えば水酸化カリウムまたはピペリジン
を存在させて縮合させることにより得ることができる。
式(VI)のアルデヒド及び式(VII)のα−シアノアセトア
ミドは、有機化学において一般に公知の化合物であるか
または公知方法と類似の方法でつくることができる。
式(III)は、本発明方法を実施するためにさらに必要な
他の原料であるスルフォニルメチルイソシアニドの一般
的定義を与える。この式(III)においてRは、好ましく
は炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル、または
炭素数3〜7のシクロアルキルを表し、炭素数1〜4の
直鎖または分岐したアルキル及び/又はハロゲンでモノ
置換または多置換されていることができ、或いは炭素数
6〜10のアリールを表し随時同一または相異る置換基で
モノ置換または多置換されていることができる。この際
の適当な置換基としてはハロゲン、シアノ、ニトロ、炭
素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル、アルコキ
シ、アルキルチオまたはアルコキシカルボニル、炭素数
1〜4で同一または相異るハロゲン原子を1〜9個置換
した直鎖または分岐したハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオ基である。Rはメ
チル基、シクロヘキシル基、或いは随時フッ素、塩素、
臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n-及びi-プロ
ピル、n-、i-、s-またはt-ブチル、メトキシ、エトキ
シ、n-またはi-プロポキシ、メチルチオ、トリフルオロ
メチル、トリフルオロメトキシ、及びトリフルオロメチ
ルチオから成る群から選ばれた同一または相異る置換基
でモノ、ジまたはトリ置換されたフェニル基であること
が特に好適である。
式(III)のスルフォニルメチルイソシアニドは公知であ
るか、または公知方法と類似の方法で得ることができる
[例えばドイツ特許公開明細書第3,601,285号、米国特
許第4,680,413号、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahed
ron Lett.)誌1972年2367〜2368頁、ジャーナル・オヴ・
オーガニック・ケミストリー誌42巻1153〜1159頁(197
7)、シンセシス(Synthesis)1985年400〜402頁、オーガ
ニック・シンセシス(Organic Synthesis)57巻102〜106
頁(1977)参照]。
本発明を実施するのに適した稀釈剤は、不活性有機溶媒
である。これらの稀釈剤は、特に脂肪族、脂環式または
芳香族炭化水素及びそのハロゲン化物であり、例えばベ
ンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジ
クロロメタン、クロロフォルム、四塩化炭素、エーテ
ル、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、またはエチレングリコールジメチルエーテル
またはジエチルエーテル、或いはアルコール、例えばメ
タノール、エタノール、プロパノールまたはブタノール
が含まれる。
本発明方法は、適当な塩基の存在下において実施され
る。適当な塩基は、通常使用されるすべての有機または
無機の塩基である。アルカリ金属の水素化物、水酸化
物、アミド、アルコキシド、炭酸塩または重炭酸塩、例
えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナト
リウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt-ブトキシド、炭酸ナトリウムまたは重炭
酸ナトリウムが好適に使用される。
本発明方法を実施する場合、反応温度は比較的広い範囲
で変えることができる。一般に本発明方法は、温度-30
〜+100℃、好ましくは-10〜+40℃の温度で行われる。
本発明方法を実施するためには、一般に式(II)のα−シ
アノシンナムアミド1モル当り式(III)のスルフォニル
メチルイソシアニド1.0〜2.0モル、好ましくは1.0〜
3.0モル、及び塩基1.0〜6.0モル、好ましくは1.0〜
3.0モルを使用する。この方法において式(II)のα−シ
アノシンナムアミドを最初塩基とともに適当な溶媒に溶
解し、次に適当な溶媒に溶解した式(III)のスルフォニ
ルメチルイソシアニドを滴下し、この混合物を反応温度
において数時間攪拌し、真空中で有機溶媒を除去し、残
留物を水で処理し、所望の3-シアノ-4-アリールピロー
ルを沈澱として得る。すべての副成物は溶媒中に残る。
濾過し乾燥すると、非常に純粋な生成物が高収率で得ら
れる。
得られた3-シアノ-4-アリールピロールは、公知の殺菌
剤である(ヨーロッパ特許第236,272号参照)かまたは
殺菌剤の重要な中間体である(米国特許第4,680,413
号、西ドイツ特許公開明細書第2,927,480またはまたは
ヨーロッパ特許第182,737号参照)。
製造例 実施例1 20mlのエタノール中に0.95g(0.041モル)のナトリウ
ムを含む溶液を、0〜5℃において40mlのエタノール中
に6.75g(0.03モル)の2-(2-フルオロ-3-クロロフェ
ニルメチリデン)−シアノアセトアミドを加え、次に50
mlのジクロロメタン中に7.0g(0.036モル)のp-トルエ
ンスルフォニルメチルイソシアンドを含む溶液をやはり
0〜5℃において攪拌しながら滴下する。滴下完了後、
反応バッチを0℃で1時間、次いで室温において3時間
攪拌し、次に30mlの水を加え、1規定の塩酸を用いてpH
を3に調節し、有機溶媒を真空中で除去し、さらに60ml
の水を加え、この混合物を室温で30分間攪拌し、得られ
た固体分を吸引濾過し、乾燥する。
融点180〜181℃の3-シアノ-4-(2-フルオロ-3-クロロフ
ェニル)−ピロール6.2g(理論値の94%)を得た。
原料の製造 シアノアセトアミド52.3g(0.62モル)及び水酸化カリ
ウム3g(0.05モル)を、500mlのエタノール中に2-フ
ルオロ-3-クロロベンズアルデヒド(ドイツ特許公開明
細書第3,129,277号参照)98.3g(0.62モル)を含む溶
液中に順次加え、この混合物を室温で15時間攪拌する。
沈澱した固体分を吸引濾過し、乾燥する。
融点160〜162℃の2-(2-フルオロ-3-クロロフェニルメ
チリデン)−シアノアセトアミド91.6g(理論値の66
%)を得た。
一般的な製造データを用い対応する方法で一般式(I)の
下記3-シアノ-4-アリールピロールを得た。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1.一般式(I) 但し式中Arは随時置換基をもったヘテロアリールまたは
アリールを表わす、 の3-シアノ-4-アリールピロールの製造法において、一
般式(II) 但し式中Arは前記意味を有する、 のα−シアノシンナムアミドを式(III) R-SO2-CH2-NC (III) 但し式中Rはアルキル、随時置換基を有するシクロアル
キルまたは随時置換基を有するアリールを表す、 と塩基及び稀釈剤を存在させて反応させる方法。
2.式(I)においてArがピリジル、フリルまたはチエニ
ルを表わし、その各々が随時ハロゲン及び炭素数1〜4
の直鎖または分岐したアルキルから成る群から選ばれた
1個または同一または相異る2個以上の置換基で置換さ
れているもの、或いはArがフェニル基を表し、随時1個
または同一または相異る2個以上の置換基で置換された
ものであり、後者の場合適当な置換基としてはハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、炭素数1〜4の直鎖または分岐し
たアルキル、アルコキシ、アルキルチオまたはアルコキ
シカルボニル、炭素数1〜4で同一または相異るハロゲ
ン原子を1〜9個置換した直鎖または分岐したハロゲノ
アルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキル
チオ基、及び随時フッ素で置換された炭素数1または2
の2価のジオキシアルキレン基である上記第1項記載の
3-シアノ-4-アリールピロールの製造法。
3.式(I)においてArが随時フッ素、塩素、臭素、メチ
ル及びエチルから成る群から選ばれた同一または相異る
置換基でモノ、ジまたはトリ置換された2-ピリジル、4-
ピリジル、2-フリルまたは2-チエニル基を表すもの、或
いはArが随時フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n-
及びi-プロピル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、ト
リフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオ
ロメチルチオ、シアノ、ニトロ、ジオキシメチレン及び
ジオキシジフルオロメチレンから成る群から選ばれた同
一または相異る置換基でモノ、ジまたはトリ置換された
フェニル基を表すものである上記第1項記載の3-シアノ
-4-アリールピロールの製造法。
4.温度-30〜+100℃で反応を行う上記第1項記載の3-
シアノ-4-アリールピロールの製造法。
5.温度-10〜+40℃で反応を行う上記第1項記載の3-シ
アノ-4-アリールピロールの製造法。
6.式(II)のα−シアノシナムアミド1モル当り式(II
I)のスルフォニルメチルイソシアニド1.0〜2.0モル及び
塩基1.0〜6.0モルを使用する上記第1項記載の3-シアノ
-4-アリールピロールの製造法。
7.式(II)のα−シアノシナムアミド1モル当り式(II
I)のスルフォニルメチルイソシアニド1.0〜1.3モル及び
塩基1.0〜3.0モルを使用する上記第6項記載の3-シアノ
-4-アリールピロールの製造法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/40 101 M 9159−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 但し式中Arは随時置換基をもったヘテロアリールまたは
    アリールを表わす、 の3-シアノ-4-アリールピロールの製造法において、一
    般式(II) 但し式中Arは前記意味を有する、 のα−シアノシンナムアミドを式(III) R-SO2-CH2-NC (III) 但し式中Rはアルキル、随時置換基を有するシクロアル
    キルまたは随時置換基を有するアリールを表す、 と塩基及び稀釈剤を存在させて反応させることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】温度-30〜+100℃で反応を行う特許請求の
    範囲第1項記載の3-シアノ-4-アリールピロールの製造
    法。
  3. 【請求項3】式(II)のα−シアノシナムアミド1モル当
    り式(III)のスルフォニルメチルイソシアニド1.0〜2.
    0モル及び塩基1.0〜6.0モルを使用する特許請求の範
    囲第1項記載の3-シアノ-4-アリールピロールの製造
    法。
JP63328084A 1988-01-09 1988-12-27 3‐シアノ‐4‐アリールピロールの製造法 Expired - Fee Related JPH0649681B2 (ja)

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