JPH0649522B2 - 高層倉庫 - Google Patents
高層倉庫Info
- Publication number
- JPH0649522B2 JPH0649522B2 JP61066856A JP6685686A JPH0649522B2 JP H0649522 B2 JPH0649522 B2 JP H0649522B2 JP 61066856 A JP61066856 A JP 61066856A JP 6685686 A JP6685686 A JP 6685686A JP H0649522 B2 JPH0649522 B2 JP H0649522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- forklift
- warehouse
- storage
- floor
- space
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G1/00—Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G1/00—Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
- B65G1/02—Storage devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の利用分野］ 本発明は高層倉庫、とりわけ、倉庫内運搬手段にフォー
クリフトを用いながら倉庫内の階上床を実質的に省略し
た高層ラック倉庫に関する。
クリフトを用いながら倉庫内の階上床を実質的に省略し
た高層ラック倉庫に関する。
［従来の技術］ 物流に於ける多種多様の貨物の受入れ、保管、払出しな
どの業務が複雑化するに伴い、従来のように単なる貨物
の保管を目的とする貯蔵倉庫から貨物の流れに重点を置
いた流通倉庫が注目されている。
どの業務が複雑化するに伴い、従来のように単なる貨物
の保管を目的とする貯蔵倉庫から貨物の流れに重点を置
いた流通倉庫が注目されている。
地価の高騰に伴う格納効率の改善やデッドスペースの削
減、高層化と同時に、人件費の高騰による機械化、高速
化、省力化、自動化が余儀無くされ、保管業務を集中管
理できるコンピュータを導入した立体高層倉庫が脚光を
浴びている。
減、高層化と同時に、人件費の高騰による機械化、高速
化、省力化、自動化が余儀無くされ、保管業務を集中管
理できるコンピュータを導入した立体高層倉庫が脚光を
浴びている。
本発明は、このような自動高層倉庫の提供を目的とする
ものである。
ものである。
従来の倉庫は床上に格納棚を一定間隔を置いて列設し、
それら格納棚列相互の空間にスタッカクレーンやフォー
クリフトなどのフォーク付き昇降体を有する運搬手段を
配置して貨物の搬入・搬出を行っていた。
それら格納棚列相互の空間にスタッカクレーンやフォー
クリフトなどのフォーク付き昇降体を有する運搬手段を
配置して貨物の搬入・搬出を行っていた。
しかしながら、スタッカクレーンは特殊な専用軌条の敷
設が必須となる上に、マストが非常に高いので倉庫を容
易に高層化できるけれども、機動性に劣る。しかも、高
層化された倉庫内を水平方向に補強して耐震強度を高め
るのが難しく、僅かの震動でも揺れが生じてコンピュー
タ制御などに支障をきたすことがあった。加えて、スタ
ッカクレーンは構造上左右折ができないので、例えば、
特開昭49−21875号公報や同55−165805号公報にもある
ように、貨物の搬入・搬出や別の格納棚への移送にベル
トコンベア、トラバーサ、フォークリフトなどの補助運
搬手段が不可欠となり、迅速な貨物の搬入・搬出など望
むべくもなかった。
設が必須となる上に、マストが非常に高いので倉庫を容
易に高層化できるけれども、機動性に劣る。しかも、高
層化された倉庫内を水平方向に補強して耐震強度を高め
るのが難しく、僅かの震動でも揺れが生じてコンピュー
タ制御などに支障をきたすことがあった。加えて、スタ
ッカクレーンは構造上左右折ができないので、例えば、
特開昭49−21875号公報や同55−165805号公報にもある
ように、貨物の搬入・搬出や別の格納棚への移送にベル
トコンベア、トラバーサ、フォークリフトなどの補助運
搬手段が不可欠となり、迅速な貨物の搬入・搬出など望
むべくもなかった。
一方、フォークリフトはスタッカクレーンのように特殊
な専用軌条の敷設を必要とせず、適当な走行路さえあれ
ば格納棚列間を自由に移動できる上に、貨物の受渡しに
補助運搬手段を必要としないなど極めて機動性に富み、
迅速な貨物の搬入・搬出に好適である。半面、フォーク
リフトはその最大揚高が架設可能な格納棚の高さを制限
する上にフォークリフト自体にかなりの重量があるの
で、倉庫を高層化するにはフォークリフトの最大揚高に
応じて倉庫内を鉄筋コンクリート製の階上床により区劃
しなければならず、倉庫の建設費が嵩んだり倉庫内の空
間を効率的に利用できないという重大な欠点があった。
な専用軌条の敷設を必要とせず、適当な走行路さえあれ
ば格納棚列間を自由に移動できる上に、貨物の受渡しに
補助運搬手段を必要としないなど極めて機動性に富み、
迅速な貨物の搬入・搬出に好適である。半面、フォーク
リフトはその最大揚高が架設可能な格納棚の高さを制限
する上にフォークリフト自体にかなりの重量があるの
で、倉庫を高層化するにはフォークリフトの最大揚高に
応じて倉庫内を鉄筋コンクリート製の階上床により区劃
しなければならず、倉庫の建設費が嵩んだり倉庫内の空
間を効率的に利用できないという重大な欠点があった。
このような理由により、倉庫内運搬手段にフォークリフ
トを用いる階上床のない高層ラック倉庫は従来存在しな
かった。
トを用いる階上床のない高層ラック倉庫は従来存在しな
かった。
［発明により解決すべき課題］ 斯かる状況に鑑み、本発明の目的は、倉庫内運搬手段に
フォークリフトを用いながら倉庫内の階上床を実質的に
省略できる高層ラック倉庫を提供することにある。
フォークリフトを用いながら倉庫内の階上床を実質的に
省略できる高層ラック倉庫を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明者等がこの課題を解決する手段について鋭意検討
したところ、床面上に、複数の格納棚をフォークリフト
が走行できる間隔を設けて平行に列設し、これら格納棚
列相互間に設けた間隔を床面から上方に向けた吹抜け空
間として形成すると共に、これら格納棚列の側面に位置
して床面からフォークリフトの最大揚高に対応する高さ
ごとにフォークリフトが自在に走行できるプラットフォ
ームを設け、それらのプラットフォームと連続して格納
棚列相互間の吹抜け空間にフォークリフトが左右の車輪
を乗せて走行できる左右二条とした床面と平行な走行路
を設けることにより課題を解決できることを見出した。
したところ、床面上に、複数の格納棚をフォークリフト
が走行できる間隔を設けて平行に列設し、これら格納棚
列相互間に設けた間隔を床面から上方に向けた吹抜け空
間として形成すると共に、これら格納棚列の側面に位置
して床面からフォークリフトの最大揚高に対応する高さ
ごとにフォークリフトが自在に走行できるプラットフォ
ームを設け、それらのプラットフォームと連続して格納
棚列相互間の吹抜け空間にフォークリフトが左右の車輪
を乗せて走行できる左右二条とした床面と平行な走行路
を設けることにより課題を解決できることを見出した。
即ち、本発明は、床面上に、丈高く左右幅の広い複数の
格納棚をフォークリフトが走行できる間隔を設けて平行
に列設し、これら格納棚列相互間に設けた間隔を床面か
ら上方に向けた吹抜け空間として形成すると共に、これ
ら格納棚列の側面に位置して床面からフォークリフトの
最大揚高に対応する高さごとにフォークリフトが自在に
走行できるプラットフォームを設け、それらのプラット
フォームと連続して格納棚列相互間の吹抜け空間にフォ
ークリフトが左右の車輪を乗せて走行できる左右二条と
した床面と平行な走行路を設けたことを特徴とする高層
倉庫の構造を要旨とするものである。
格納棚をフォークリフトが走行できる間隔を設けて平行
に列設し、これら格納棚列相互間に設けた間隔を床面か
ら上方に向けた吹抜け空間として形成すると共に、これ
ら格納棚列の側面に位置して床面からフォークリフトの
最大揚高に対応する高さごとにフォークリフトが自在に
走行できるプラットフォームを設け、それらのプラット
フォームと連続して格納棚列相互間の吹抜け空間にフォ
ークリフトが左右の車輪を乗せて走行できる左右二条と
した床面と平行な走行路を設けたことを特徴とする高層
倉庫の構造を要旨とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。
［実施例］ 第１〜３図は本発明による一実施例を示す。
第１図に於て、Ｈは倉庫建屋であり、内部の床面上には
フォークリフトが走行できる間隔Ｓを残して丈高く、左
右幅を長く延長する幅広の格納棚(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)、(8)が列設されている。これら格納棚列
相互間に設けた間隔Ｓは、床面から上方に向けた吹抜け
空間となっている。各格納棚の適所には仕切り(9)が垂
直に設けられ、一つ一つの格納部Ａ1、Ａ2などに区分・
形成している。格納棚は、第２図及び第３図に示すよう
に床(20)上に垂直支柱(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、
(26)、(27)、(28)、(29)を立設するとともに、それら垂
直支柱の適所に板部材などからなる棚(30)を水平に取付
けて貨物Ｇを格納する格納棚(31)、(32)、(33)、(34)を
設けて構成されている。また、これら垂直支柱には、フ
ォークリフトの転倒を防止し、フォークリフトを安全確
実に案内走行させるために、第３図に示すようなフォー
クリフトの両側に設けられたガイドローラに対応する案
内部材(38)、(39)、(40)が設けられている。これら案内
部材は、通常、Ｌ字型綱、コ字型綱などで構成される。
フォークリフトが走行できる間隔Ｓを残して丈高く、左
右幅を長く延長する幅広の格納棚(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)、(8)が列設されている。これら格納棚列
相互間に設けた間隔Ｓは、床面から上方に向けた吹抜け
空間となっている。各格納棚の適所には仕切り(9)が垂
直に設けられ、一つ一つの格納部Ａ1、Ａ2などに区分・
形成している。格納棚は、第２図及び第３図に示すよう
に床(20)上に垂直支柱(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、
(26)、(27)、(28)、(29)を立設するとともに、それら垂
直支柱の適所に板部材などからなる棚(30)を水平に取付
けて貨物Ｇを格納する格納棚(31)、(32)、(33)、(34)を
設けて構成されている。また、これら垂直支柱には、フ
ォークリフトの転倒を防止し、フォークリフトを安全確
実に案内走行させるために、第３図に示すようなフォー
クリフトの両側に設けられたガイドローラに対応する案
内部材(38)、(39)、(40)が設けられている。これら案内
部材は、通常、Ｌ字型綱、コ字型綱などで構成される。
格納棚(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)相互の
空間には、これら格納棚に沿ってフォークリフトが左右
の車輪を乗せて走行する左右二条の走行路(11)・(12)、
(13)・(14)、(15)・(16)、(17)・(18)が設けられてい
る。これら走行路は床面から上方に向い、フォークリフ
トの最大揚高に応じて床面と平行に設けられ、左右二条
の走行路の間は吹抜けになっており、格納棚列相互間に
形成されている吹抜け空間をそのまま維持するようにな
っている。走行路と床面との間隔は使用するフォークリ
フトの最大揚高に応じて決めればよく、もし、走行路と
天井との間隔が階上層を担当するフォークリフトの最大
揚高を上回る場合にはその走行路の上部にさらに別の走
行路を設ければよい。
空間には、これら格納棚に沿ってフォークリフトが左右
の車輪を乗せて走行する左右二条の走行路(11)・(12)、
(13)・(14)、(15)・(16)、(17)・(18)が設けられてい
る。これら走行路は床面から上方に向い、フォークリフ
トの最大揚高に応じて床面と平行に設けられ、左右二条
の走行路の間は吹抜けになっており、格納棚列相互間に
形成されている吹抜け空間をそのまま維持するようにな
っている。走行路と床面との間隔は使用するフォークリ
フトの最大揚高に応じて決めればよく、もし、走行路と
天井との間隔が階上層を担当するフォークリフトの最大
揚高を上回る場合にはその走行路の上部にさらに別の走
行路を設ければよい。
左右二条の走行路としては、フォークリフトが左右の車
輪を乗せて走行できればよく、スタッカクレーンのよう
に特殊な軌条を必要としない。例えば、フォークリフト
の前輪と後輪とで左右の車輪幅が相違する場合には、左
右二条の走行路を左或は右の前後輪を共に乗せることの
できる比較的幅の広い板部材により、または、左或は右
の前輪、後輪を別々に乗せる比較的幅の狭い板部材によ
り、それぞれ組合せて構成すればよい。
輪を乗せて走行できればよく、スタッカクレーンのよう
に特殊な軌条を必要としない。例えば、フォークリフト
の前輪と後輪とで左右の車輪幅が相違する場合には、左
右二条の走行路を左或は右の前後輪を共に乗せることの
できる比較的幅の広い板部材により、または、左或は右
の前輪、後輪を別々に乗せる比較的幅の狭い板部材によ
り、それぞれ組合せて構成すればよい。
本例では、第２図に示すように格納棚(31)、(32)、(3
3)、(34)にフォークリフトの最大揚高に応じて棚(30)を
形成する板部材の一端若しくは両端がフォークリフトの
車輪を乗せて走行できる程度に格納棚列相互間に形成さ
れた吹抜け空間に対し水平に突出させて走行路(35)、(3
6)としている。
3)、(34)にフォークリフトの最大揚高に応じて棚(30)を
形成する板部材の一端若しくは両端がフォークリフトの
車輪を乗せて走行できる程度に格納棚列相互間に形成さ
れた吹抜け空間に対し水平に突出させて走行路(35)、(3
6)としている。
他の方法としては、例えば、第４図に示すように掛止部
(41)を有する適宜形成の支持部材(42)を格納棚の垂直支
柱(43)に設け、掛止部(41)上に板部材を水平に載置して
走行路(44)とすることもできる。
(41)を有する適宜形成の支持部材(42)を格納棚の垂直支
柱(43)に設け、掛止部(41)上に板部材を水平に載置して
走行路(44)とすることもできる。
さらには、第５図に示すように第４図の例に於ける支持
部材(42)に代え、隣接する格納棚をそれら格納棚に於け
る垂直支柱(45)の適所に鋼材などの連結部材(46)を水平
に取付けて連結し、その連結部材(46)上に成形鋼材など
の板部材を各格納棚に平行載置して走行路(47)とするこ
ともできる。この方法は、倉庫の耐風、耐震強度を著し
く高めるという特徴がある。
部材(42)に代え、隣接する格納棚をそれら格納棚に於け
る垂直支柱(45)の適所に鋼材などの連結部材(46)を水平
に取付けて連結し、その連結部材(46)上に成形鋼材など
の板部材を各格納棚に平行載置して走行路(47)とするこ
ともできる。この方法は、倉庫の耐風、耐震強度を著し
く高めるという特徴がある。
第１図に示すように、これら左右二条の走行路(11)・(1
2)、(13)・(14)、(15)・(16)、(17)・(18)の各終端であ
る各格納棚列の側面に位置して、床面からフォークリフ
トの最大揚高さにフォークリフトが自在に走行できる庇
状のプラットフォーム(19)が格納棚列相互の空間外に水
平に張出して幅広く設けられ、各格納棚列相互間の吹抜
け空間に設けられた各走行路が連絡されている。フォー
クリフトの操縦士はこのプラットフォーム(19)を経由し
て適宜の格納棚列にフォークリフトを進入させることが
できるので、貨物を迅速に搬入・搬出することができ
る。本例では走行路の片側終端だけにプラットフォーム
を設けたが、階上層の貨物保管容量、配置するフォーク
リフトの種類及び台数、立地条件などに応じて走行路の
両側終端にプラットフォームを設けたり、階層毎に交互
の方向に張出して設けることもできる。
2)、(13)・(14)、(15)・(16)、(17)・(18)の各終端であ
る各格納棚列の側面に位置して、床面からフォークリフ
トの最大揚高さにフォークリフトが自在に走行できる庇
状のプラットフォーム(19)が格納棚列相互の空間外に水
平に張出して幅広く設けられ、各格納棚列相互間の吹抜
け空間に設けられた各走行路が連絡されている。フォー
クリフトの操縦士はこのプラットフォーム(19)を経由し
て適宜の格納棚列にフォークリフトを進入させることが
できるので、貨物を迅速に搬入・搬出することができ
る。本例では走行路の片側終端だけにプラットフォーム
を設けたが、階上層の貨物保管容量、配置するフォーク
リフトの種類及び台数、立地条件などに応じて走行路の
両側終端にプラットフォームを設けたり、階層毎に交互
の方向に張出して設けることもできる。
また、走行路と地上との間にトラックなどの運送手段が
走行できるランプウェイ（傾斜路）を設けるときには、
ランプウェイを経由してプラットフォーム(19)に運送手
段を横付けでき、より迅速に貨物の受渡しができること
となる。ランプウェイを設けない場合でも、フォークリ
フトのフォーク付き昇降体を利用すれば地上に待機する
運送手段との貨物の受渡しは容易である。
走行できるランプウェイ（傾斜路）を設けるときには、
ランプウェイを経由してプラットフォーム(19)に運送手
段を横付けでき、より迅速に貨物の受渡しができること
となる。ランプウェイを設けない場合でも、フォークリ
フトのフォーク付き昇降体を利用すれば地上に待機する
運送手段との貨物の受渡しは容易である。
なお、本例では一階層と二階層とで格納棚を同一方向に
列設したが、格納棚の列設方向は各階層で同一方向であ
る必要はなく、たとえば、一階層と二階層は東西に列設
し、三階層では一階層、二階層の列設方向と直交する南
北方向に列設することも自由である。
列設したが、格納棚の列設方向は各階層で同一方向であ
る必要はなく、たとえば、一階層と二階層は東西に列設
し、三階層では一階層、二階層の列設方向と直交する南
北方向に列設することも自由である。
次に、第１図に於ける格納部Ａ1、Ａ2内の貨物を搬出す
ると仮定して本発明の倉庫の使用方法について説明す
る。特に図示していないフォークリフトの操縦士はフォ
ークリフトを先ず走行路(11)・(12)を有する通路に進入
させ、走行移動して格納棚Ａ1から貨物を受出した後、
同走行路をプラットフォーム(19)へと返し、プラットフ
ォーム(19)に待機する特に図示していないトラックの荷
台に移載する。次いで走行路(17)・(18)を有する通路に
進入し、同様にして格納棚Ａ2内の貨物をトラックの荷
台に移載すればよい。
ると仮定して本発明の倉庫の使用方法について説明す
る。特に図示していないフォークリフトの操縦士はフォ
ークリフトを先ず走行路(11)・(12)を有する通路に進入
させ、走行移動して格納棚Ａ1から貨物を受出した後、
同走行路をプラットフォーム(19)へと返し、プラットフ
ォーム(19)に待機する特に図示していないトラックの荷
台に移載する。次いで走行路(17)・(18)を有する通路に
進入し、同様にして格納棚Ａ2内の貨物をトラックの荷
台に移載すればよい。
このように本発明の高層倉庫に於ては、貨物の倉庫外か
らの搬入、倉庫外への搬出、さらには各格納棚に対する
格納、取り出しの全てはフォークリフトだけで事足り、
しかもフォークリフト自体が機動性に優れていることか
ら貨物を迅速に搬出・搬入するのが極めて容易となる。
らの搬入、倉庫外への搬出、さらには各格納棚に対する
格納、取り出しの全てはフォークリフトだけで事足り、
しかもフォークリフト自体が機動性に優れていることか
ら貨物を迅速に搬出・搬入するのが極めて容易となる。
本例に於て、倉庫建屋やフォークリフトの点険・整備、
貨物の店卸、警備などの目的で、作業員が倉庫内で作業
する際に於ける落下防止などのための安全対策の一つと
して、左右二条の走行路間の吹抜け部分に、例えば、安
全ネット、グレーチング、格子状パネルなどの安全手段
を設けることもできる。これらの安全手段は着脱自在に
配設するのが好ましい。殊に、左右二条の走行路間にグ
レーチングの格子状パネルなどを嵌め込んで安全手段と
する場合には、作業者がその上を自由に通行したりその
上で作業したりすることができるので、前記作業を極め
て容易に遂行できる。勿論、これら安全手段は照明効
果、冷暖房効果を妨げることなく、万一、倉庫内に火災
などが発生しても消火活動を妨げることがない。
貨物の店卸、警備などの目的で、作業員が倉庫内で作業
する際に於ける落下防止などのための安全対策の一つと
して、左右二条の走行路間の吹抜け部分に、例えば、安
全ネット、グレーチング、格子状パネルなどの安全手段
を設けることもできる。これらの安全手段は着脱自在に
配設するのが好ましい。殊に、左右二条の走行路間にグ
レーチングの格子状パネルなどを嵌め込んで安全手段と
する場合には、作業者がその上を自由に通行したりその
上で作業したりすることができるので、前記作業を極め
て容易に遂行できる。勿論、これら安全手段は照明効
果、冷暖房効果を妨げることなく、万一、倉庫内に火災
などが発生しても消火活動を妨げることがない。
また、第２図に於ける垂直支柱(24)に、例えば、断熱材
などを取付けて倉庫内を仕切ることにより、倉庫の一部
を低温保管用とし、残りの部分を常温保管用として使用
することもできる。
などを取付けて倉庫内を仕切ることにより、倉庫の一部
を低温保管用とし、残りの部分を常温保管用として使用
することもできる。
［発明の効果］ 本発明は斯く構成されているので、倉庫内運搬手段にフ
ォークリフトを用いるにも拘らず階上床を実質的に省略
することができる。従って、鉄筋コンクリート製などの
階上床を設けたり、その階上床を支える構造主体を耐火
被覆することなくラック倉庫を高層化できることとな
り、単位面積当たりの貨物（パレット）格納能力が従来
倉庫の約二倍以上となるなどパレット当たりの倉庫建設
費を大幅に低減できるという経済的利点がある。
ォークリフトを用いるにも拘らず階上床を実質的に省略
することができる。従って、鉄筋コンクリート製などの
階上床を設けたり、その階上床を支える構造主体を耐火
被覆することなくラック倉庫を高層化できることとな
り、単位面積当たりの貨物（パレット）格納能力が従来
倉庫の約二倍以上となるなどパレット当たりの倉庫建設
費を大幅に低減できるという経済的利点がある。
また、本発明の高層倉庫内には、その内部を吹抜け空間
として各階に区切る階上床がないので、照明装置、火災
警報装置、冷暖房装置などの設備も床から吹抜けの空間
内に数少なく設ける事によって事足りるという他の経済
的利点もある。
として各階に区切る階上床がないので、照明装置、火災
警報装置、冷暖房装置などの設備も床から吹抜けの空間
内に数少なく設ける事によって事足りるという他の経済
的利点もある。
さらに、列設する格納棚相互に連結部材を水平に取付け
て連結し、その連結部材上に平板材、成形鋼材などの板
部材を二条載置して走行路とする方式を採用するときに
は、倉庫に高い耐風・耐震強度を付与することができ
る。このような倉庫は強風や地震に対して安全であるば
かりではなく、従来倉庫のように強風や地震により倉庫
が揺れて倉庫管理用のコンピュータが誤動作するという
ことがない。
て連結し、その連結部材上に平板材、成形鋼材などの板
部材を二条載置して走行路とする方式を採用するときに
は、倉庫に高い耐風・耐震強度を付与することができ
る。このような倉庫は強風や地震に対して安全であるば
かりではなく、従来倉庫のように強風や地震により倉庫
が揺れて倉庫管理用のコンピュータが誤動作するという
ことがない。
加えて、本発明の高層倉庫に於ては、同一階層の走行路
同士をプラットフォームで連結したので、同一階層に於
ける各格納棚に対する貨物の格納、取り出し、さらには
倉庫外からの貨物の搬入、倉庫外への貨物の搬出を一台
のフォークリフトに担当させることができるという特徴
を有する。
同士をプラットフォームで連結したので、同一階層に於
ける各格納棚に対する貨物の格納、取り出し、さらには
倉庫外からの貨物の搬入、倉庫外への貨物の搬出を一台
のフォークリフトに担当させることができるという特徴
を有する。
さらには、プラットフォームと地上との間にランプウェ
イを設けるときには、フォークリフトとプラットフォー
ムに待機しているトラックなどの運送手段との間で直接
貨物を受渡しできるので、従来倉庫に不可欠であったフ
ォークリフトやスタッカクレーンなどの運搬手段とトラ
ックなどの運送手段とを連絡するためのベルトコンベ
ア、トラバーサ、フォークリフトなどの補助運搬手段を
省略できるという特徴がある。
イを設けるときには、フォークリフトとプラットフォー
ムに待機しているトラックなどの運送手段との間で直接
貨物を受渡しできるので、従来倉庫に不可欠であったフ
ォークリフトやスタッカクレーンなどの運搬手段とトラ
ックなどの運送手段とを連絡するためのベルトコンベ
ア、トラバーサ、フォークリフトなどの補助運搬手段を
省略できるという特徴がある。
因に、フォークリフトはスタッカクレーンのようにエレ
ベータとしての定期点検を必要としないので、倉庫内運
搬手段を維持する上で極めて有利である。
ベータとしての定期点検を必要としないので、倉庫内運
搬手段を維持する上で極めて有利である。
図面は本発明の実施例にして第１図は全体の平面図、第
２図及び第３図は第１図の実施例に於けるそれぞれ一部
分を示す正面図及び側面図、第４図は支持部材と板部材
とを用いて形成した走行路の例、第５図は連結部材と板
部材とを用いて形成した走行路の例である。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(31)、(3
2)、(33)及び(34)は格納棚 (9)は仕切り (11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(3
5)、(36)、(37)、(44)及び(47)は走行路 (19)はプラットフォーム (20)は床 (21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(2
9)、(43)及び(45)は垂直支柱 (30)は棚 (38)、(39)及び(40)は案内部材 (40)は掛止部 (42)は支持部材 (46)は連結部材
２図及び第３図は第１図の実施例に於けるそれぞれ一部
分を示す正面図及び側面図、第４図は支持部材と板部材
とを用いて形成した走行路の例、第５図は連結部材と板
部材とを用いて形成した走行路の例である。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。 (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(31)、(3
2)、(33)及び(34)は格納棚 (9)は仕切り (11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(3
5)、(36)、(37)、(44)及び(47)は走行路 (19)はプラットフォーム (20)は床 (21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(2
9)、(43)及び(45)は垂直支柱 (30)は棚 (38)、(39)及び(40)は案内部材 (40)は掛止部 (42)は支持部材 (46)は連結部材
Claims (4)
- 【請求項１】床面上に、丈高く左右幅の広い複数の格納
棚をフォークリフトが走行できる間隔を設けて平行に列
設し、これら格納棚列相互間に設けた間隔を床面から上
方に向けた吹抜け空間として形成すると共に、これら格
納棚列の側面に位置して床面からフォークリフトの最大
揚高に対応する高さごとにフォークリフトが自在に走行
できるプラットフォームを設け、それらのプラットフォ
ームと連続して格納棚列相互間の吹抜け空間にフォーク
リフトが左右の車輪を乗せて走行できる左右二条とした
床面と平行な走行路を設けたことを特徴とする高層倉
庫。 - 【請求項２】格納棚の棚を形成する板部材をその一端を
格納棚列相互間の吹抜け空間に対し水平に突出して左右
二条の走行路となしたことを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項記載の高層倉庫。 - 【請求項３】格納棚相互に連結部材を水平に取付けて連
結するとともに、その連結部材上に板部材を左右二条に
載置して走行路となしたことを特徴とする特許請求の範
囲第(1)項記載の高層倉庫。 - 【請求項４】プラットフォームと地上とをランプウェイ
により連絡したことを特徴とする特許請求の範囲第(1)
項、第(2)項又は第(3)項記載の高層倉庫。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61066856A JPH0649522B2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 高層倉庫 |
| KR1019870002462A KR970007122B1 (ko) | 1986-03-24 | 1987-03-18 | 고층 창고 |
| GB8706849A GB2189779B (en) | 1986-03-24 | 1987-03-23 | A warehouse for utilizing a forklift truck |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61066856A JPH0649522B2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 高層倉庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62222904A JPS62222904A (ja) | 1987-09-30 |
| JPH0649522B2 true JPH0649522B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=13327909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61066856A Expired - Fee Related JPH0649522B2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 高層倉庫 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649522B2 (ja) |
| KR (1) | KR970007122B1 (ja) |
| GB (1) | GB2189779B (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10108944A1 (de) * | 2001-02-23 | 2002-09-12 | Siemens Production & Logistics | Regallager |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1800966A1 (de) * | 1968-10-03 | 1970-05-21 | Stahl Und Maschb Ges Buettner | Regalbedienungseinrichtung fuer Hochregallager |
| JPS5250432B2 (ja) * | 1972-06-28 | 1977-12-24 | ||
| US3880299A (en) * | 1972-07-17 | 1975-04-29 | Rapistan Inc | Warehousing system |
| JPS49132567U (ja) * | 1973-03-14 | 1974-11-14 | ||
| JPS55165805A (en) * | 1979-06-11 | 1980-12-24 | Kito Corp | Shelf stacker |
| FR2510974B1 (fr) * | 1981-08-04 | 1986-10-17 | Equip Telemeca App Ma | Installation de stockage pour charges a fond rigide |
| JPS6033760A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-21 | Amada Co Ltd | スタ−ル−プ型ロ−カルネットワ−クシステム |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP61066856A patent/JPH0649522B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1987
- 1987-03-18 KR KR1019870002462A patent/KR970007122B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-03-23 GB GB8706849A patent/GB2189779B/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR870009091A (ko) | 1987-10-23 |
| GB2189779B (en) | 1990-07-11 |
| KR970007122B1 (ko) | 1997-05-02 |
| GB2189779A (en) | 1987-11-04 |
| JPS62222904A (ja) | 1987-09-30 |
| GB8706849D0 (en) | 1987-04-29 |
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