JPH0649479Y2 - ヘッドランプ昇降装置 - Google Patents

ヘッドランプ昇降装置

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JPH0649479Y2
JPH0649479Y2 JP4715689U JP4715689U JPH0649479Y2 JP H0649479 Y2 JPH0649479 Y2 JP H0649479Y2 JP 4715689 U JP4715689 U JP 4715689U JP 4715689 U JP4715689 U JP 4715689U JP H0649479 Y2 JPH0649479 Y2 JP H0649479Y2
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JP
Japan
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headlamp
hood
link
support arm
pivotally attached
Prior art date
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JP4715689U
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JPH02139135U (ja
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義男 竹内
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えば自動車のヘッドランプを、これを格納
した部分に対向して形成された開口を開閉するヘッドラ
ンプフードの開閉を伴って昇降させるヘッドランプ昇降
装置に関する。
[従来の技術] 従来のヘッドランプ昇降装置には、第4図に例示したよ
うに平行リンク機構を用いて形成されるものがある。
すなわち、第4図中1,2は互いに平行に配設された上下
リンクで、これらの後端部は固定リンクとしての固定部
3に夫々枢着され、かつ、前端部は昇降リンク4に夫々
枢着されている。そして、これら上下リンク1,2、固定
部3、昇降リンク4は平行リンク機構をなしており、そ
の昇降リンク4にはヘッドランプ5が取り付けられてい
る。
平行リンク機構には図示しないモータを駆動源とする昇
降力(第4図の点線矢印で示す)が付与され、それによ
り、第4図中実線で示した位置から二点鎖線で示した位
置へ、およびその逆の位置へ、ヘッドランプ5を平行移
動させながら、これを昇降させるようになっている。
また、上リンク1にはヘッドランプ5が出し入れされる
開口6を開閉するヘッドランプフード7が連結腕8を介
して取り付けられている。このフード7の平面形状は第
3図に示すように四角形となっている。なお、第4図中
9はエンジンフードである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の装置では、ヘッドランプ5を上昇させて
開口6より出す場合に、それと連動して開口6を開くヘ
ッドランプフード7の後部は、第4図中二点鎖線に示す
ようにエンジンフード9の開口6の後縁部裏側に入り込
む。
そのため、ヘッドランプフード7の後部の形状は角型に
制約され、フード5の後部角部に大きな丸みを持たせる
ことができなかった。なぜなら、丸みを持たせることを
考えた場合、それに対応した大きさの丸みが開口6の後
縁にも形成されるため、ヘッドランプフード7の後部が
エンジンフード9の裏側に入り込もうとする際に、上記
開口6の丸みをもった縁部分に、ヘッドランプフード7
の後部が当たってしまう。そうすると、ヘッドランプフ
ード7が正規の状態まで開放されなくなるとともに、ヘ
ッドランプ5も正規の高さまで上昇されなくなる。
本考案の目的は、ヘッドランプの昇降に影響を及ぼすこ
となく、ヘッドランプフードの後部角部に大きな丸みを
持たせることができるヘッドランプ昇降装置を得ること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のヘッドランプ昇降
装置においては、互いに平行に配設される上下リンクの
後端部を固定部に夫々枢着するとともに、これら上下リ
ンクの前端部を昇降リンクに夫々枢着し、この昇降リン
クにヘッドランプを取り付けた平行リンク機構と、上記
固定部に設けられ前後方向に沿うガイド部を有したガイ
ドと、上記ヘッドランプが出し入れされる開口を開閉す
るヘッドランプフードと、このヘッドランプフードの裏
面に突設され上記ガイド部に摺動自在に係合する摺動部
を有した可動支持アームと、この支持アームに上端部を
枢着するとともに、上記支持アームよりも下方において
上記固定部に下端部を枢着して設けられた第1作動リン
クと、この第1作動リンクと上記上下リンクのいずれか
一方とに両端部を夫々枢着して設けられた第2作動リン
クとを具備したものである。
[作用] 平行リンク機構が押し上げられると、それに伴って第2
作動リンクが上向きに移動しながら、第1作動リンクを
その下端部と固定部との間の固定枢軸を中心として前方
に向けて回動させ、この第1作動リンクの上端部が可動
支持アームを前方に運ぼうとする。このため、可動支持
アームがその係合部をガイドのガイド部に沿わせながら
前方に向けて移動される。
したがって、可動支持アームに連結されたヘッドランプ
フードは、前方にせり出しながら上昇して出口を開放
し、このフードの後端部は出口の後部上方に配置され
て、正規の開放状態となる。
それと同時に上記平行リンク機構により、これに支持さ
れたヘッドランプは開放された出口を通過して正規の高
さ位置まで上昇される。
したがって、本考案においては、ヘッドランプフードの
後部がその角部に大きな丸みをもっていても、それに関
係なくヘッドランプに所定の昇降動作を行なわせること
ができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図中11はエンジンルーム内に設けられた固定部材、
12はエンジンルームの開口を開閉するエンジンフード、
13はエンジンフード12の前部に形成された開口である。
固定部材11には平行リンク機構14が取付けられている。
この機構14は、互いに平行に配設された上下リンク15,1
6の一端部を固定部17に夫々枢着するとともに、これら
上下リンク15,16の他端部を昇降リンク18に夫々枢着し
て形成されている。
なお、この平行リンク機構14には図示しないモータを駆
動源とする昇降力(第1図の点線矢印で示す)が付与さ
れるようになっている。また、19a,19bは上下リンク15,
16と固定部17との間に設けられた移動不能な固定枢軸、
20a,20bは上下リンク15,16と昇降リンク18との間に設け
られた移動可能な可動枢軸である。
固定部17は固定リンクをなすものであり、これは固定部
材11に固定されている。なお、固定部17と固定部材11と
は一体にしてもよい。また、昇降リンク18には、ヘッド
ランプ21がその投光面を前方に向けた状態で取り付られ
ている。
そして、固定部17にはガイド22が取り付けられ、このガ
イド22はガイド部23を有している。このガイド部23は上
に凸となるような弧状をなして前後方向に沿って形成さ
れている。したがって、ガイド22は溝カムをなしてい
る。
また、符号24は上記開口13を開閉するヘッドランプフー
ドで、これは閉じ状態においてエンジンフード12と面一
に配置されるようになっている。そして、ヘッドランプ
フード24の後部角部24aは第2図に示すように大きな丸
みをもって形成されている。したがって、開口13の後部
の角部も、図示しないが上記丸みに応じた丸みをもって
形成されていることは勿論である。
このヘッドランプフード24の後部裏面には可動支持アー
ム25が突設されている。このアーム25は例えば略く字形
状をなしている。そして、可動支持アーム25はその先端
部に軸状の摺動部26を有し、この摺動部26は上記ガイド
部23に摺動自在に係合されている。
そして、可動支持アーム25には第1作動リンク27の上端
部が可動枢軸28を介して枢着されている。第1作動リン
ク27の下端部は可動支持アーム25よりも下方において上
記固定部17に固定枢軸29を介して枢着されている。さら
に、この第1作動リンク27と上記上リンク15とは、これ
らに夫々可動枢軸30,31を介して前後両端部を枢着した
第2作動リンク32を介して繋げられている。なお、第2
作動リンク32は上記配置に代えて、第1作動リンク27と
下リンク16とにわたるように、これら上下両端部を夫々
枢着して設けても差支えない。
なお、以上の構成において、平行リンク機構14、ガイド
22、可動支持アーム25、両作動リンク27,32は、夫々左
右一対設けられるものである。
つぎに、この昇降装置の動作について説明する。
平行リンク機構14が押し上力を受けると、この機構14は
固定枢軸19a,19bを中心に第1図中時計回りに回動しな
がら押し上げられる。それに伴って第2作動リンク32が
引き上げられるから、同時に第1作動リンク27が前方に
向けて引っ張られて、その固定枢軸29を中心に第1図中
反時計回りに回動して前方に向けて起きるようになる。
なお、第2作動リンク32をその両端部を第1作動リンク
27と下リンク16とに夫々枢着して設ける場合には、第2
作動リンク32の押上によって第1作動リンク27は、その
固定枢軸29を中心に第1図中反時計回りに回動して前方
に向けて起きるように押し出される。
そして、このような第1作動リンク27の固定枢軸29を中
心とする前方への回動により、可動支持アーム25には前
方への移動力が与えられる。したがって、可動支持アー
ム25がその係合部26をガイド22のガイド部23に沿わせな
がら前方に向けて移動される。
すなわち、以上のような可動支持アーム25の動きに伴っ
て、これに連結されたヘッドランプフード24は、前方に
せり出しながら上昇して出口13を開放し、このフード24
の後端部は出口13の後部上方に配置されて、第1図中二
点鎖線で示すような正規の開放状態となる。
なお、第1図中20a′,20b′,28′,30′,31′は、夫々上
記正規の開放状態における可動枢軸20a,20b,28,30,31の
移動位置を示している。
それと同時に上記平行リンク機構14により、これに支持
されたヘッドランプ21は開放された出口13を通過して正
規の高さ位置まで上昇される。
そして、以上のようにヘッドランプフード24を前方へせ
り出しながら開口13を開くので、ヘッドランプフード24
の後部が開口13の後部裏側に入り込むことがない。その
ため、ヘッドランプフード24の後部角部が大きな丸みを
もっていても、それに関係なくヘッドランプ21に所定の
昇降動作を行なわせることができる。
したがって、ヘッドランプフード24のデザインの自由度
を高めることができる。
[考案の効果] 以上説明した本考案によれば、ヘッドランプを取り付け
た平行リンク機構に、ヘッドランプフードの裏面に突設
した可動支持アームを、第1および第2の各作動リンク
を介して連動させ、この支持アームの動きをガイド部を
有したガイドで案内することにより、ヘッドランプフー
ドを前方へせり出しながら開放させる状態としたから、
ヘッドランプの昇降に影響を及ぼすことなく、ヘッドラ
ンプフードの後部角部に大きな丸みを持たせることがで
きるヘッドランプ昇降装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は昇降装置の構成を示す側面図、第2図はヘッドランプ
フードの平面図である。第3図および第4図は従来例を
示し、第3図はヘッドランプフードの平面図、第4図は
昇降装置の構成を示す平面図である。 13……開口、14……平行リンク機構、15……上リンク、
16……下リンク、17……固定部、18……昇降リンク、21
……ヘッドランプ、22……ガイド、23……ガイド部、24
……ヘッドランプフード、25……可動支持アーム、26…
…摺動部、27……第1作動レバー、32……第2作動レバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に配設される上下リンクの後端
    部を固定部に夫々枢着するとともに、これら上下リンク
    の前端部を昇降リンクに夫々枢着し、この昇降リンクに
    ヘッドランプを取り付けた平行リンク機構と、 上記固定部に設けられ前後方向に沿うガイド部を有した
    ガイドと、 上記ヘッドランプが出し入れされる開口を開閉するヘッ
    ドランプフードと、 このヘッドランプフードの裏面に突設され上記ガイド部
    に摺動自在に係合する摺動部を有した可動支持アーム
    と、 この支持アームに上端部を枢着するとともに、上記支持
    アームよりも下方において上記固定部に下端部を枢着し
    て設けられた第1作動リンクと、 この第1作動リンクと上記上下リンクのいずれか一方と
    に両端部を夫々枢着して設けられた第2作動リンクと を具備することを特徴とするヘッドランプ昇降装置。
JP4715689U 1989-04-21 1989-04-21 ヘッドランプ昇降装置 Expired - Lifetime JPH0649479Y2 (ja)

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JP4715689U JPH0649479Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 ヘッドランプ昇降装置

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JP4715689U JPH0649479Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 ヘッドランプ昇降装置

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Publication Number Publication Date
JPH02139135U JPH02139135U (ja) 1990-11-20
JPH0649479Y2 true JPH0649479Y2 (ja) 1994-12-14

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ID=31562847

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