JPH0649473B2 - 自動二輪車の自動調速装置 - Google Patents

自動二輪車の自動調速装置

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JPH0649473B2
JPH0649473B2 JP21693785A JP21693785A JPH0649473B2 JP H0649473 B2 JPH0649473 B2 JP H0649473B2 JP 21693785 A JP21693785 A JP 21693785A JP 21693785 A JP21693785 A JP 21693785A JP H0649473 B2 JPH0649473 B2 JP H0649473B2
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accelerator grip
control switch
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switch
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久佳 平岩
山田  晃
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動二輪車の自動調速装置に関し、特に制御
スイッチの操作で増減速する機能を備えた自動二輪車の
自動調速装置に関するものである。
(従来の技術) 自動二輪車においては、手動のアクセルグリップのアク
セル操作に加えて、車両の走行速度を自動的に一定に保
つ自動調速装置を備えたものがある。
この自動調速装置は車速センサの出力に基づいて、手動
のアクセルグリップのアクセル操作により操作される燃
料供給装置を、この手動のアクセル操作機構とは別に設
けた自動調速機構により作動して内燃機関への燃料供給
量を調整し、定速走行させるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、この場合にアクセルグリップでの増減速に加
え、制御スイッチにより自動調速機構を作動させて増減
速するようにすると、この自動調速機構の作動に応じ
て、アクセルグリップが連動して回動することになる。
このように、増減速する制御スイッチの操作によりアク
セルグリップも連動して回動し、しかも制御スイッチの
操作はアクセルグリップを握った手で行なわれるため、
制御スイッチの操作方向をアクセルグリップの作動方向
も考慮して設定しないと、操作性が損なわれる。
この発明はかかる実情を背景にしてなされたもので、自
動調速機構を作動して増減速する制御スイッチの操作性
を一層向上させる自動二輪車の自動調速装置を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は前記の問題点を解決するために、車両を定速
走行させる自動調速機構を備え、この自動調速機構の作
動に応じて、手動で増減速するアクセルグリップが連動
して回動する自動二輪車の自動調速装置において、前記
アクセルグリップ近傍に増減速する制御スイッチを設
け、この制御スイッチをハンドル軸方向に移動して増減
速し、増速時にはアクセルグリップの内方向への回動に
合せてハンドル外方向へ、減速時にはアクセルグリップ
外方向への回動に合せてハンドル内方向へ手動で移動す
るようになしたことを特徴とするものである。
(作用) この発明では、アクセルグリップ近傍に自動調速機構を
作動して増減速する制御スイッチが設けられ、この制御
スイッチは増速時にアクセルグリップの内方向への回動
に合せてハンドル外方向へ移動する。また、減速時には
アクセルグリップ外方向への回動に合せてハンドル内方
向へ手動で移動する。このように、制御スイッチを操作
して自動調速機構による増速又は減速をするとき、アク
セルグリップの回動に伴なう手の移動方向と、制御スイ
ッチの移動方向が一致しているため、制御スイッチの操
作性が一層向上する。
(実施例) 以下、この発明を自動二輪車に適用した一実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図において、自動二輪車のハンドル1の前方には表
示装置2が配置され、この表示装置2には走行速度計、
走行距離積算計、方向指示計等の各種の表示計や警報表
示計等が配置されている。
前記ハンドル1の右側にはアクセルグリップ3と操作ス
イッチ部4が設けられている。
アクセルグリップ3は第2図及び第3図に示すように、
アクセルジョイント5に開作動ケーブル6と閉作動ケー
ブル7とで連結されている。アクセルジョイント5は内
燃機関8に設けられた気化器9のプーリ10に、開作動
ケーブル11と閉作動ケーブル12とで連結されてい
る。
アクセルグリップ3を内方Aへ回動すると、開作動ケー
ブル6によりアクセルジョイント5が反時計方向へ回動
し、これにより開作動ケーブル11を介して気化器9の
プーリ10を反時計方向へ回動して図示しないスロット
ルバルブを開く。従って、燃料の供給量が増加し、内燃
機関8の回転速度が上昇する。
一方、アクセルグリップ3を外方Bへ回動すると、閉作
動ケーブル7がアクセルジョイント5を時計方向へ回動
し、これにより閉作動ケーブル12がプーリ10を介し
てスロットルバルブを閉じる方向へ作動して、内燃機関
8の回転速度を下げる。
前記アクセルジョイント5には自動調速機構を構成する
アクチュエータ13が駆動ケーブル14により連結さ
れ、アクチュエータ13は配管15を介してバキューム
ポンプ16と接続されている。配管15にはソレノイド
バルブ17が接続されている。このバキュームポンプ1
6とソレノイドバルブ17は制御装置18で制御され、
これによりアクチュエータ13を駆動する。
制御装置18には自動調速機構の電源スイッチ19、ヒ
ューズ20、メインスイッチ21を介してバッテリ22
が接続されている。
前記操作スイッチ4には第3図乃至第6図に示すよう
に、内燃機関を非常時に停止するキルスイッチ23、自
動調速の制御を行なう制御スイッチ24及びスタータモ
ータを駆動するスタータスイッチ25が設けられてい
る。
制御スイッチ24は図示しないバネで付勢されて常時中
央に位置しており、手動によりハンドル軸内方イ及び外
方ロへ押動すると、制御信号が出力される。即ち、第6
図に示すように中央位置にある制御スイッチ24をイ方
向へ押し、a,b接点が接触すると、所定の車速で定速
走行を行なう制御信号を出力し、この制御スイッチ24
はバネで中央位置に復帰する。
この定速走行中に、制御スイッチ24をイ方向へ押して
a,b接点を接触していると、その時間減速の制御信号
を出力し、また、制御スイッチ24をロ方向へ押して
a,d接点を接触していると、その時間増速の制御信号
を出力する。
一方、増減速したのちに、制御スイッチ24をロ方向へ
押し、この制御スイッチ24がバネで中央位置に復帰す
ると、その以前にセットした車速に復帰するリジューム
制御の信号が出力される。
さらに、制御スイッチ24を押して、a,c接点を遮断
すると、自動調速の制御が解除される。
制御スイッチ24による制御は、車速センサ26の情報
に基づき、制御装置18がバキュームポンプ16とソレ
ノイドバルブ17を制御して所定の負圧を発生せしめ、
アクチュエータ13を介してアクセルジョイント5を回
動して行なわれる。
この制御において、増速するときはアクセルジョイント
5の回動によりアクセルグリップ3がA方向へ回動する
が、このとき右手の親指にはハンドルの外方へ引く力が
働き易く、制御スイッチ24が親指でロ方向へ押動され
るため操作が容易である。
さらに、減速するときはアクセルジョイント5が反対方
向へ回動してアクセルグリップ3がB方向へ回動する
が、このとき親指にはハンドルの内方へ押す力が働き易
く、制御スイッチ24が親指でイ方向へ容易に押動され
る。
自動調速制御の解除は前記のキルスイッチ23、制御ス
イッチ24の操作による以外に、第3図に示すように、
フロントブレーキレバー27、リヤブレーキペダル28
及びクラッチレバー29の操作によっても行なわれる。
また、自動調速機構の作動状態を示す表示部30は第1
図及び第3図に示すように、ハンドル1の取付部に、メ
インスイッチ21のカバー31と一体的に配置されてい
る。
次に、この実施例の作動を説明する。
自動調速をセットしない状態では、アクセルグリップ3
を操作して増減速すると、アクセルジョイント5を介し
て、気化器9のプーリ10が回動されスロットルバルブ
の開度の調整が行なわれる。
そして、所定の走行速度で制御スイッチ24をイ方向へ
押すとセットの信号を出力し、この制御スイッチ24が
元の中央位置に復帰すると、セットインジケータ31b
が点灯して自動調速にセットされる。これにより、バキ
ュームポンプ16が制御装置18により作動し、アクチ
ュエータ13の負圧を調整して、アクセルジョイント5
を回動しスロットルバルブの開度を設定する。
そして、走行速度が車速センサ27で常に検出され、こ
の実際の速度が制御装置18で設定速度と比較され、常
に設定車速になるようにバキュームポンプ16を制御し
て負圧を増減し、アクチュエータ13の負圧を調節す
る。これにより、駆動ケーブル14がアクセルジョイン
ト5を介して車両が定速走行するようにスロットルバル
ブの開度を調節する。
この制御において、増速するときは右手の親指で制御ス
イッチ24をロ方向へ押し、その状態を維持している
が、このときはアクセルジョイント5を介してアクセル
グリップ3がA方向へ回動する。このアクセルグリップ
3の回動で、右手の親指にはハンドル1の外方向へ引く
力が働き、制御スイッチ24を親指でロ方向へ押動する
操作が容易に行なわれる。
さらに、減速するときは制御スイッチ24をイ方向へ押
し、同様にその状態を維持しているが、このときアクセ
ルジョイント5は前記の増速時とは反対方向へ回動す
る。これにより、アクセルグリップ3がB方向へ回動す
るが、このとき親指にはハンドル1の内方向へ押す力が
働き易く、制御スイッチ24を親指でロ方向へ押動する
操作が容易である。
(発明の効果) この発明は前記のように、アクセルグリップ近傍に設け
た制御スイッチをハンドル軸方向に移動して増減速さ
れ、増速時にはアクセルグリップの内方向への回動に合
せてハンドル外方向へ、減速時にはアクセルグリップ外
方向への回動に合せてハンドル内方向へ手動で移動する
ようになしたから、制御スイッチを操作して増速又は減
速するとき、アクセルグリップの回動に伴なう手の移動
方向と、制御スイッチの移動方向が一致し、制御スイッ
チの移動及び所定の状態に保持する操作が容易であり、
操作性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した自動二輪車の平面図、第2
図は側面図、第3図は自動調速装置の概略図、第4図は
自動調速装置の操作スイッチ部の斜視図、第5図は自動
調速装置の操作スイッチ部の平面図、第6図は制御スイ
ッチの回路図である。 3……アクセルグリップ 4……操作スイッチ部 5……アクセルジョイント 13……アクチュエータ 18……制御装置 23……キルスイッチ 24……制御スイッチ 25……スタータスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を定速走行させる自動調速機構を備
    え、この自動調速機構の作動に応じて、手動で増減速す
    るアクセルグリップが連動して回動する自動二輪車の自
    動調速装置において、前記アクセルグリップ近傍に増減
    速する制御スイッチを設け、この制御スイッチをハンド
    ル軸方向に移動して増減速し、増速時にはアクセルグリ
    ップの内方向への回動に合せてハンドル外方向へ、減速
    時にはアクセルグリップ外方向への回動に合せてハンド
    ル内方向へ手動で移動するようになした自動二輪車の自
    動調速装置。
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