JPH0649367A - 水分散樹脂組成物 - Google Patents

水分散樹脂組成物

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JPH0649367A
JPH0649367A JP24396892A JP24396892A JPH0649367A JP H0649367 A JPH0649367 A JP H0649367A JP 24396892 A JP24396892 A JP 24396892A JP 24396892 A JP24396892 A JP 24396892A JP H0649367 A JPH0649367 A JP H0649367A
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resin
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water
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JP24396892A
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English (en)
Inventor
Reijiro Nishida
礼二郎 西田
Yutaka Inoue
裕 井上
Naozumi Iwazawa
直純 岩沢
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定性が良く、素地との付着性、耐久性に優
れた被膜を形成出来る一液型の水性樹脂組成物を提供す
る。 【構成】 (a)樹脂1Kg中にカルボキシル基0.0
75〜0.35モルおよび水酸基1.5〜5.0モルを
有するアクリル樹脂20〜60重量部、(b)樹脂1K
g中にカルボキシル基0.40〜1.00モルおよび水
酸基1.5〜5.0モルを有するアクリル樹脂5〜25
重量部および(c)水酸基および/またはカルボキシル
基と加熱によって反応可能な官能基を1分子中に2個以
上有する非水溶性化合物または樹脂15〜75重量部の
混合物を塩基で中和、水分散化して得られる水分散樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵安定性がよく、自
己硬化性を有する、特に水性塗料用ビヒクル成分として
適した水分散樹脂組成物および該組成物を用いた水性硬
化型組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】熱硬化性を有する水溶性
または水分散樹脂組成物をビヒクル成分とした水性塗
料、インク、接着剤等が大気汚染防止、作業場の安全性
等の点から広く用いられている。これらの組成物はイオ
ン形成基を有する自己硬化性の樹脂またはイオン形成基
を有する樹脂とアミノ樹脂等の硬化成分とを組み合わせ
水に溶解または分散した樹脂組成物をビヒクル成分とし
ている。しかしながら、これらの水性樹脂組成物は一般
に溶剤型の樹脂組成物に比して形成される膜の親水性が
高く耐水性などの耐久性が充分でないことが多い。ま
た、自己硬化性の樹脂において、特に反応性官能基とし
てエポキシ基を使用した場合には、素地との付着性、耐
久性に優れた被膜が得られるなどの優れた性能を示す
が、溶剤型および水性型のいずれにおいても安定性のよ
い一液型の組成物を得ることは困難であった。そこで本
発明者らは、安定性が良く、素地との付着性、耐久性に
優れた被膜を形成できる一液型の水性樹脂組成物及びそ
れを用いた水性硬化型組成物を得る為に鋭意研究の結
果、上記目的を達成できる組成物を見出し本発明を完成
させたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 「1. (a)樹脂1Kg中にカルボキシル基0.07
5〜0.35モルおよび水酸基1.5〜5.0モルを有
するアクリル樹脂 20〜60重量部、(b)樹脂1K
g中にカルボキシル基0.40〜1.00モルおよび水
酸基1.5〜5.0モルを有するアクリル樹脂 5〜2
5重量部および(c)水酸基および/またはカルボキシ
ル基と加熱によって反応可能な官能基を1分子中に2個
以上有する非水溶性化合物または樹脂15〜75重量部
を含有し、成分(a)、(b)および(c)の合計量が
100重量部であって、成分(a)と成分(b)とにお
ける樹脂1Kg当りのカルボキシル基含有量の差が0.
25〜0.90モルであり、かつ成分(a)、(b)お
よび(c)の合計におけるカルボキシル基の含有量が
0.05〜0.3モル/Kgである樹脂混合物を塩基で
中和、水分散化して得られる水分散樹脂組成物。 2. (c)成分の非水溶性化合物または樹脂は、水1
00重量部に対する溶解度が25℃で5重量部以下であ
る、1項に記載された水分散樹脂組成物。 3. 1項に記載された水分散樹脂組成物に所望に応じ
て界面活性剤、流展性調整剤、キレート化剤などの添加
剤、ノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノー
ル樹脂などの溶解性制御剤、他のアニオン性水性樹脂組
成物、溶剤、顔料、染料等を配合してなる水性硬化型組
成物。 4. 1項記載の水分散樹脂組成物と他のアニオン性水
性樹脂組成物とを樹脂成分とする水性硬化型組成物であ
って、請求項1記載の水分散性樹脂組成物を樹脂固形分
として全樹脂固形分100重量部中10〜80重量部含
有し、かつ該請求項1記載の水分散組成物中の非水溶性
化合物または樹脂に基づく官能基と加熱によって反応可
能な相補的官能基を該他のアニオン性水性樹脂組成物が
有することを特徴とする3項記載の水性硬化型組成物。 5. 他のアニオン性水性樹脂組成物が有する相補的官
能基が、カルボキシル基、水酸基、メチロール基、エー
テル化メチロール基、ブロックイソシアネート基等の基
である4項に記載された水性硬化型組成物。」 に関する。
【0004】
【作用】本発明の水分散樹脂組成物における、成分
(a)であるアクリル樹脂は、樹脂1Kg中にカルボキ
シル基0.075〜0.35モル、好ましくは0.08
〜0.30モル、および水酸基を1.5〜5.0モル、
好ましくは1.5〜4.5モル有するアクリル樹脂であ
ればよいが、一般に数平均分子量2,000〜200,
000程度のものが用いられる。
【0005】上記アクリル樹脂(a)は公知の方法で重
合することによって得ることができる。アクリル樹脂
(a)を重合によって得るためのモノマー成分は、要求
される性能に応じて適宜選択でき、好ましくは、例えば
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、などの炭素数1〜18のアル
キル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、アリルアルコールなどの水酸基含有不飽和単量
体;(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マ
レイン酸などのカルボキシル基含有不飽和単量体;グリ
シジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテ
ル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)ア
クリレート、などのエポキシ基含有不飽和単量体;スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニ
ル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリ
ル、N−メチロール(メタ)アクリルアミドブチルエー
テルなどの、その他の共重合可能なモノマーを挙げるこ
とができる。
【0006】アクリル樹脂(a)は、上記カルボキシル
基含有不飽和単量体および水酸基含有モノマーを必須と
し、他のモノマー成分を配合して、例えば重合触媒およ
び好ましくは有機溶剤の存在下で共重合することによっ
て得ることが出来る。本発明の水分散樹脂組成物におけ
る、成分(b)であるアクリル樹脂は樹脂1Kg中にカ
ルボキシル基を0.40〜1.00モル、好ましくは
0.50〜0.80モル、および水酸基を1.5〜5.
0モル、好ましくは1.5〜4.0モル有するアクリル
樹脂であればよいが、一般に数平均分子量2,000〜
200,000程度のものが用いられる。上記アクリル
樹脂(b)は、前記アクリル樹脂(a)の合成と同様の
方法にて、カルボキシル基および水酸基の量が所定の値
となるようにして、重合することによって得ることが出
来る。
【0007】本発明においては、カルボキシル基の含有
量の異なる2種類のアクリル樹脂を用い、水分散粒子の
芯部分にカルボキシル基含量の低いアクリル樹脂が多く
存在し、この芯部分に後記(c)成分である非水溶性化
合物または樹脂を存在させて(c)成分の分散安定性を
良くするものであり、(b)成分は中和により水溶性ま
たは水分散性を示す樹脂であり、(c)成分を包埋した
(a)成分の粒子に対し保護コロイドとして作用し安定
な分散体を形成する。すなわち2種類のアクリル樹脂の
バランスによって系の安定化を図るものである。(a)
成分と(b)成分とは適切な親和性を有する必要があ
り、このためには両成分におけるカルボキシル基含量、
水酸基含量およびこれら含量を所定範囲内とすることが
必要である。このような構造をとらせることによって
(c)成分を多量に含む粒子を安定に水中に分散せしめ
ることを可能にすると同時に(c)成分が、連続層の
水、外層に多量に存在するカルボキシル基、および他の
水性樹脂組成物と混合使用する場合における、この樹脂
の官能基などと反応するのを有効に妨げる効果を有する
ため、貯蔵中における(c)成分中の官能基の変化を効
果的に抑えることが出来る。
【0008】アクリル樹脂(a)におけるカルボキシル
基の含有量が0.075モル/Kg樹脂より少なくなる
と得られる水分散体の分散粒子の粒径が大きくなって水
分散体の安定性が劣化し、一方、カルボキシル基の含有
量が0.35モル/Kg樹脂より多くなると、(c)成
分を包埋する能力が低下し貯蔵中に(c)成分が連続相
中に析出しやすくなって水分散体の安定性が劣化する。
【0009】アクリル樹脂(b)におけるカルボキシル
基の含有量が0.40モル/Kg樹脂より少なくなると
得られる水分散体の分散粒子の粒径が大きくなって水分
散体の安定性が劣化し、一方、カルボキシル基の含有量
が1.00モル/Kg樹脂より多くなると、水親和性が
高くなりすぎ、水分散体における静電的および立体的保
護相としての効果が低下し水分散体の安定性は低下す
る。
【0010】アクリル樹脂(a)およびアクリル樹脂
(b)は、それぞれ水酸基の含有量が1.5〜5.0モ
ル/Kg樹脂の範囲であることが必要であり、それぞれ
の樹脂において、水酸基の含有量が1.5モル/Kg樹
脂より低い場合には、水分散体の分散粒子の親水性が不
足して安定性が低下し、一方、水酸基の含有量が5.0
モル/Kg樹脂を超える場合には、水親和性が高くなり
過ぎ(c)成分に対する保護相としての効果が低下し安
定性が劣化する。
【0011】本発明の水分散性樹脂組成物における成分
(c)は、水酸基および/またはカルボキシル基と加熱
によって反応可能な官能基を1分子中に2個以上有する
非水溶性化合物または樹脂であって、前記成分(a)お
よび成分(b)と加熱によって反応する。この成分
(c)が1分子中に2個以上有する官能基としては、エ
ポキシ基、メチロール基、メチルエーテル化メチロール
基、ブチルエーテル化メチロール基などのエーテル化メ
チロール基、ブロックイソシアネート基、ジカルボン酸
無水物基などが挙げられる。
【0012】成分(c)の非水溶性化合物または樹脂
は、水100重量部に対する溶解度が25℃で5重量部
以下であって、分子量は特に限定されるものではないが
通常、数平均分子量200〜50,000のものが使用
される。成分(c)の溶解度が上記範囲より大きい場合
には、系の水分散安定性が低下する。
【0013】上記非水溶性化合物または樹脂の具体例と
しては下記のものを挙げることが出来る。官能基がエポ
キシ基:ビスフェノール−A型、ビスフェノール−F
型、ビスフェノール−S型のエポキシ樹脂;グリシジル
(メタ)アクリレートやアリルグリシジルエーテルなど
のグリシジル基を有するビニル単量体を単量体の一成分
とする共重合体;3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル(メタ)アクリレートなどの脂環式エポキシ基を有す
るビニル単量体を単量体の一成分とする共重合体;一分
子中に2個以上の脂環式エポキシ基を有する化合物;脂
肪族ポリオールのポリグリシジルエーテル;フェノール
ノボラック、クレゾールノボラック樹脂のポリグリシジ
ルエーテル。
【0014】官能基がメチロール基またはエーテル化メ
チロール基:メラミンやベンゾグアナミンなどとホルム
アルデヒドとの縮合生成物;該縮合生成物を、メタノー
ル、n−ブタノール、ヘキシルアルコール、エチレング
リコールモノエチルエーテルなどの炭素数1〜12の脂
肪族アルコール、シクロヘキシルアルコールなどの炭素
数6〜12の脂環族アルコール又は下記式[1]で表わ
される炭素数7〜13(置換)ベンジルアルコールで全
てもしくは一部エーテル化したもの 式[1]
【0015】
【化1】
【0016】(式中、Rは炭素数1〜6のアルキル
基、nは0〜3の整数を示す。);Nメチロール(メ
タ)アクリルアミド、炭素数1〜8のアルコールでエー
テル化したN−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミ
ドなどのメチロール基又は炭素数1〜8のアルコールで
エーテル化されたメチロール基を有する(メタ)アクリ
ルアミド誘導体を単量体の一成分とする共重合体。
【0017】官能基がブロックイソシアネート基:トリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、1,3,5−トリイソシアネートベン
ゼンなどのイソシアネート類、これらのイソシアネート
類の重合体、またはこれらのイソシアネート類とトリメ
チロールプロパン、エチレングリコールなどの多価ポリ
オールとをイソシアネート基が過剰量となる条件で反応
させてなる付加物などのイソシアネート基を2個以上有
するポリイソシアネート類のイソシアネート基に、炭素
数4〜8のアルコール、RO(CH2CH2O)m
H(式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、mは1
〜3の整数を示す)で表わされるエーテルアルコール
類、ケトオキシム、フェノール、クレゾール、マロン酸
ジエステルなどの活性水素含有化合物をイソシアネート
基量に対して当量ないしは過剰量となる条件で反応させ
てなるブロックイソシアネート類。
【0018】官能基がジカルボン酸無水物基:スチレン
と無水マレイン酸との共重合体、ブタジエンポリマーの
無水マレイン酸付加物。 本発明の水分散樹脂組成物における(a)、(b)およ
び(c)成分の配合割合は、(a)、(b)および
(c)成分の合計量100重量部中、(a)成分20〜
60重量部,好ましくは30〜50重量部、(b)成分
5〜25重量部、好ましくは7.5〜25重量部、
(c)成分15〜75重量部、好ましくは20〜60重
量部である。
【0019】本発明の水分散樹脂組成物において、
(a)、(b)および(c)成分の合計量100重量部
中、(a)成分が20重量部未満では(c)成分を充分
に包埋することが出来ず分散粒子の安定性が劣化し、一
方(a)成分が60重量部を超えると親水性の低い
(a)成分が分散媒である水に多く接するようになるた
め、(b)成分による分散保護効果が低下し分散粒子の
安定性が劣化する。また(b)成分量が5重量部未満で
は分散保護効果が不充分となって分散粒子の安定性が劣
化し、一方(b)成分量が25重量部を超えると系中の
水溶性成分が多くなり過ぎ、分散粒子同士が溶着しやす
くなり不安定化する。また(c)成分量が15重量部未
満では、架橋度が低下するため硬化後の被膜の耐久性が
低下し、一方(c)成分量が75重量部を超えると分散
粒子の安定性が劣化する。
【0020】また本発明の水分散樹脂組成物において
は、成分(a)と成分(b)とにおける樹脂1Kg当り
のカルボキシル基含有量の差が0.25〜0.90モル
であることが必要である。このカルボキシル基含有量の
差が0.25モル/Kgより小さくなると成分(a)と
成分(b)との水親和性の差が小さくなって系の分散安
定性が低下し、一方この差が0.90モル/Kgより大
きくなると成分(a)及び成分(b)同志の親和性が悪
くなって(b)成分が(a)成分に対する保護コロイド
としての働きが低下する。
【0021】さらに本発明の水分散樹脂組成物において
は、(a)、(b)および(c)成分の合計における、
カルボキシル基の含有量は0.05〜0.3モル/Kg
である。このカルボキシル基の含有量が0.05モル/
Kg未満では系全体の親水性が不足し分散粒子が不安定
となり、一方0.3モル/Kgを超える場合には水溶性
のものが多くなるため分散粒子の溶着が起こりやすく系
の安定性が低下する。本発明の水分散樹脂組成物は、上
記(a)、(b)および(c)成分の混合物を塩基で中
和し水分散化して得ることが出来る。
【0022】中和に用いられる塩基としては、有機アミ
ン、ヒドロキシアンモニウム塩や水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム等の無機塩基を挙げることが出来る。中和
の程度は通常、混合物中のカルボキシル基の50〜10
0%が中和される程度が好ましい。水分散化する方法と
しては、(a)、(b)および(c)成分の混合中和物
を水中に加えて分散させる方法、混合中和物に水を加え
て分散させる方法、(a)、(b)および(c)成分の
混合物を中和用の塩基を含む水中に加えて分散させる方
法および混合物に塩基を含む水を加えて分散させる方法
等を挙げることが出来る。
【0023】上記のようにして得られる水分散樹脂組成
物はそのままで本発明の水性硬化型組成物とすることが
出来るが、必要に応じて、界面活性剤、流展性調整剤、
キレート化剤などの添加剤、ノボラック型フェノール樹
脂、レゾール型フェノール樹脂などの溶解性制御剤、他
のアニオン性水性樹脂組成物、溶剤、顔料、染料等を配
合して本発明の水性硬化型組成物とすることが出来る。
【0024】上記、他のアニオン性水性樹脂組成物とし
ては、アクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系、変性エポ
キシ樹脂系、カルボキシル基官能性ポリアミド系、カル
ボキシル基官能性ポリイミド系などの樹脂組成物が挙げ
られ、樹脂1Kg中にカルボキシル基を0.5〜1.5
モル有する樹脂を中和し水溶化又は水分散化してなる樹
脂組成物であることが好ましい。この他のアニオン性水
性樹脂組成物は、カルボキシル基などのアニオン性基以
外に水酸基、メチロール基、エーテル化メチロール基、
ブロックイソシアネート基などの基を有していても良
く、特に、本発明の水分散性樹脂組成物における(c)
成分中の官能基と加熱によって反応可能な相補的官能基
を有することが好ましい。
【0025】上記、他のアニオン性水性樹脂組成物を本
発明の水性硬化型組成物中に配合する場合には、この配
合量は樹脂固形分として全樹脂固形分100重量部中1
0〜80重量部の範囲であることが好ましい。本発明の
水性硬化型組成物は、基材に塗布し、加熱することによ
って硬化膜を形成することが出来る。この加熱条件は通
常100〜230℃で3〜60分間程度である。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0027】(a)成分 アクリル樹脂の製造 製造例1 スチレン 300重量部 n−ブチルメタクリレート 663重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 350重量部 アクリル酸 13重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 15重量部 上記混合物1341重量部を110℃に加熱した750
重量部のエトキシエタノール中に3時間かけて滴下し
た。滴下終了後、110℃に1時間保持した後、2,
2′−アゾビスイソブチロニトリルを3重量部加え、さ
らに110℃で2時間保持した後、冷却し、固形分約5
7重量%の樹脂溶液(a−1)を得た。得られた樹脂
(固形分)は、数平均分子量(ゲルパーミュエーション
クロマトグラフィーによる、以下同様)約35,00
0、カルボキシル基濃度0.18モル/Kg樹脂、水酸
基濃度3.0モル/Kg樹脂であった。 製造例2 n−ブチルメタクリレート 300重量部 n−ブチルアクリレート 440重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 240重量部 アクリル酸 20重量部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 50重量部 上記混合物1050重量部を125℃に加熱した600
重量部のブトキシエタノール中に3時間かけて滴下し
た。滴下終了後、125℃に3時間保持した後、冷却
し、固形分約62.5重量%の樹脂溶液(a−2)を得
た。得られた樹脂(固形分)は、数平均分子量約12,
000、カルボキシル基濃度0.28モル/Kg樹脂、
水酸基濃度1.9モル/Kg樹脂であった。 製造例3 n−ブチルアクリレート 72重量部 スチレン 400重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 520重量部 メタクリル酸 8重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 25重量部 上記混合物1025重量部を105℃に加熱した800
重量部のメトキシプロパノール中に3時間かけて滴下し
た。滴下終了後、105℃に1時間保持した後、2,
2′−アゾビスイソブチロニトリルを3重量部加え、さ
らに105℃で2時間保持した後、冷却し、固形分約5
5.5重量%の樹脂溶液(a−3)を得た。得られた樹
脂(固形分)は、数平均分子量約21,000、カルボ
キシル基濃度0.09モル/Kg樹脂、水酸基濃度4.
0モル/Kg樹脂であった。
【0028】(b)成分 アクリル樹脂の製造 製造例4 スチレン 235重量部 n−ブチルアクリレート 400重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 300重量部 アクリル酸 65重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 10重量部 上記モノマーと重合開始剤との混合物1010重量部を
105℃に加熱した700重量部のエトキシエタノール
中に3時間かけて滴下した。滴下終了後、105℃に1
時間保持した、次いで2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリルを3重量部加え、さらに105℃で2時間保持し
た後、冷却し、固形分約59重量%の樹脂溶液(b−
1)を得た。得られた樹脂(固形分)は、数平均分子量
約35,000、カルボキシル基濃度0.90モル/K
g樹脂、水酸基濃度2.3モル/Kg樹脂であった。 製造例5 メチルメタクリレート 300重量部 n−ブチルアクリレート 100重量部 n−ブチルメタクリレート 92重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 465重量部 メタクリル酸 43重量部 t−ブチルパーオキシオクトエート 25重量部 上記混合物1025重量部を120℃に加熱した600
重量部のn−ブトキシエタノール中に3時間かけて滴下
した。滴下終了後、120℃に3時間保持した後、冷却
し、固形分約62.5重量%の樹脂溶液(b−2)を得
た。得られた樹脂(固形分)は、数平均分子量約23,
000、カルボキシル基濃度0.50モル/Kg樹脂、
水酸基濃度4.0モル/Kg樹脂であった。 製造例6 メチルメタクリレート 500重量部 エチルメタクリレート 230重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 210重量部 メタクリル酸 60重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 40重量部 上記混合物を110℃に加熱した800重量部のメトキ
シプロパノール中に3時間かけて滴下した。滴下終了
後、110℃に1時間保持した後、2,2′−アゾビス
イソブチロニトリルを3重量部加え、さらに110℃で
2時間保持した後、冷却し、固形分約55.5重量%の
樹脂溶液(b−3)を得た。得られた樹脂(固形分)
は、数平均分子量約9,600、カルボキシル基濃度
0.70モル/Kg樹脂、水酸基濃度1.8モル/Kg
樹脂であった。
【0029】(c)成分 非水溶性樹脂の製造 製造例7 n−ブチルアクリレート 250重量部 スチレン 250重量部 グリシジルメタクリレート 500重量部 2,2′−アゾピスイソブチロニトリル 25重量部 上記混合物を105℃に加熱した600重量部のメトキ
シプロパノール中に3時間かけて滴下した。滴下終了
後、105℃に1時間保持した後、2,2′−アゾビス
イソブチロニトリルを3重量部加え、さらに105℃で
2時間保持した後、冷却し、固形分約62.5重量%の
非水溶性樹脂溶液(c−1)を得た。得られた樹脂(固
形分)は、数平均分子量約24,000であった。
【0030】実施例1 製造例3で得た樹脂溶液(a−3) 811重量部 製造例4で得た樹脂溶液(b−1) 169重量部 EHP−3150(註1) 450重量部 上記混合物にトリエチルアミン14重量部(中和度80
重量%に相当する量)およびHLB16のノニオン系界
面活性剤50重量部を加えて撹拌中和した後、混合物を
撹拌機にて1500rpmで撹拌しつつ徐々に脱イオン
水1368重量部を加えて不揮発分約35重量%の安定
な水分散液を得た。 (註1)EHP−3150:ダイセル化学工業株式会社
製、下記式で表わされる多官能エポキシ化合物。
【0031】
【化2】 (式中、Aは同一又は異なって水素原子又は下記式
[2]で表わされるエポキシ基含有基を表わし、上記式
のうち少なくとも1個のAは下記式[2]で表わされる
エポキシ基含有基である。なお下記式[2]中、kは2
〜4の整数である。) 式[2]
【0032】
【化3】
【0033】実施例2 製造例1で得た樹脂溶液(a−1) 772重量部 製造例5で得た樹脂溶液(b−2) 400重量部 ヘキサキスブトキシメチルメラミン 250重量部 上記混合物にテトラエチルアンモニウムハイドロオキサ
イド25.5重量部(中和度70重量%に相当する量)
を加えて撹拌中和した後、混合物を撹拌しつつ徐々に脱
イオン水1796重量部を加えて不揮発分約30重量%
の安定な水分散液を得た。
【0034】実施例3 製造例2で得た樹脂溶液(a−2) 720重量部 製造例6で得た樹脂溶液(b−3) 360重量部 製造例7で得た樹脂溶液(c−1) 560重量部 n−ブトキシエタノール 200重量部 上記混合物に2−(ジメチルアミノ)エタノール15重
量部(中和度60重量%に相当する量)を加えて撹拌中
和した後、HLB14のノニオン系界面活性剤15重量
部、次いで脱イオン水987重量部を徐々に加えて不揮
発分約35重量%の安定な水分散液を得た。
【0035】実施例4 製造例4で得た樹脂溶液(b−1)1818重量部に上
記混合物にトリエチルアミン73重量部を加え、混合中
和した後、混合物を撹拌しつつ徐々に脱イオン水966
重量部を加えて不揮発分約35重量%の水溶液を得た。
この水溶液50重量部にチタン白70重量部を加えボー
ルミルで20時間分散した後、このものに実施例1で得
た水分散液100重量部を混合し、さらに脱イオン水8
0重量部を加え、不揮発分約40重量%の安定な水分散
液を得た。
【0036】比較例1 製造例4で得た樹脂溶液(b−1) 932重量部 EHP−3150 450重量部 上記混合物にトリエチルアミン45重量部(中和度80
重量%に相当する量)およびHLB16のノニオン系界
面活性剤50重量部を加えて混合中和した後、混合物を
撹拌機にて1500rpmで撹拌しつつ徐々に脱イオン
水1380重量部を加えたが安定な水分散液は得られず
直ちに分離した。
【0037】比較例2 製造例2で得た樹脂溶液(a−2) 240重量部 製造例6で得た樹脂溶液(b−3) 1081重量部 ヘキサキスブトキシメチルメラミン 250重量部 上記混合物にテトラエチルアンモニウムハイドロオキサ
イド47.5重量部(中和度70重量%に相当する量)
を加えて撹拌中和した後、混合物を撹拌しつつ徐々に脱
イオン水1715重量部を加えて不揮発分約30重量%
の水分散液を得た。
【0038】比較例3 スチレン 156重量部 n−ブチルアクリレート 400重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 300重量部 アクリル酸 144重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 25重量部 上記混合物1025重量部を105℃に加熱した700
重量部のエトキシエタノール中に3時間かけて滴下し
た。滴下終了後、105℃に1時間保持し、次いで2,
2′−アゾビスイソブチロニトリルを3重量部加え、さ
らに105℃で2時間保持した後、冷却し、固形分約5
9重量%の樹脂溶液(d−1)を得た。得られた樹脂
(固形分)は、数平均分子量約22,000、カルボキ
シル基濃度2.00モル/Kg樹脂、水酸基濃度2.3
モル/Kg樹脂であった。上記樹脂溶液(d−1)93
2重量部と450重量部のEHP−3150との混合物
にトリエチルアミン89重量部(中和度80重量%に相
当する量)およびHLB16のノニオン系界面活性剤5
0重量部を加えて混合中和した後、このものを撹拌機に
て1500rpmで撹拌しつつ徐々に脱イオン水133
6重量部を加えて、不揮発分約35重量%の安定な水分
散液を得た。
【0039】比較例4 スチレン 400重量部 n−ブチルメタクリレート 476重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 116重量部 メタクリル酸 8重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 25重量部 製造例3において、モノマーと重合開始剤との混合物1
025重量部として上記混合物1025重量部を使用す
る以外は製造例3と同様に行なって固形分55.5重量
%の樹脂溶液(d−2)を得た。得られた樹脂(固形
分)は、数平均分子量約20,000、カルボキシル基
濃度0.09モル/Kg樹脂、水酸基濃度1.0モル/
Kg樹脂であった。 スチレン 385重量部 n−ブチルアクリレート 450重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 100重量部 アクリル酸 65重量部 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル 10重量部 製造例4において、モノマーと重合開始剤との混合物1
010重量部のかわりに上記混合物1010重量部を使
用する以外は製造例4と同様に行なって固形分59重量
%の樹脂溶液(d−3)を得た。得られた樹脂(固形
分)は、数平均分子量約34,000、カルボキシル基
濃度0.90モル/Kg樹脂、水酸基濃度0.77モル
/Kg樹脂であった。 前記樹脂溶液(d−2) 721重量部 上記樹脂溶液(d−3) 254重量部 EHP−3150 450重量部 上記混合物にトリエチルアミン17.3重量部(中和度
100重量%に相当する量)およびHLB16のノニオ
ン系界面活性剤50重量部を加えて撹拌中和した後、混
合物を撹拌機にて1500rpmで撹拌しつつ徐々に脱
イオン水1368重量部を加えて不揮発分約35重量%
の水分散液を得た。実施例1〜4および比較例1〜4で
得た各水分散液を脱イオン水にて不揮発分が15重量%
になるように希釈して希釈液を作成した。
【0040】各水分散液(原液)および希釈液の液安定
性について試験を行なった。試験結果を表1に示す。試
験方法は下記の通りである。液安定性:各原液および希
釈液を密閉し、30℃にて6ヶ月間まで貯蔵した。途中
で液状態を調べた。貯蔵6カ月経過時においても固化、
著しい増粘、沈降、分離などの異常のないものをΟと表
示した。また各原液について貯蔵前および貯蔵6か月後
における、分散しているエマルジョン粒子の粒径をCo
ulter Model NS 4D(Coulter
Electronics Inc.製)にて測定した。
また、上記、貯蔵前および6ヶ月貯蔵後の各希釈液を2
8℃に保持し、この中にリン酸亜鉛処理軟鋼板を被塗物
(陽極)として浸漬し、120Vで約3分間アニオン電
着塗装を行なった後、被塗物を引き出し、水洗後、15
0℃で20分間焼付けた。得られた焼き付け塗板につい
て塗面状態、耐熱水性、耐アルカリ性の試験を行なっ
た。試験結果を表1に示す。試験方法は下記の通りであ
る。
【0041】塗面状態:各焼付け塗板の塗面を目視観察
した。高光沢で異常のないものをΟとした。 耐沸騰水性:JIS K 5400 8.20(199
0)に準じて試験を行なった。沸騰水中での浸漬時間を
1時間とした。試験後の塗板に、しわ、膨れ、割れ、は
がれを認めず、くもり、白化、変色の程度が大きくない
ものを〇と表示した。 耐アルカリ性:JIS K 5400 8.21(19
90)に準じて試験を行なった。5%水酸化ナトリウム
水溶液中に30℃で7日間を浸漬条件とした。試験後の
塗板に膨れ、割れ、はがれ、穴、軟化を認めず、つやの
変化や変色の程度が大きくないものをΟと表示した。 実施例1〜4と比較例2における(a)成分と(b)成
分のカルボキシル基含有量の差と比較例4における樹脂
(d)のカルボキシル基含有量の差および(a)成分、
(b)成分、(c)成分および比較における(d)樹脂
の合計のカルボキシル基含有量を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の水性分散樹脂組成物は貯蔵安定
性が極めて良好であり基体との付着性と耐久性に優れた
被膜を形成することが出来る。また、従来、一液型では
貯蔵安定性の良好な系が得られ難かった酸/エポキシの
官能基の組合せでも容易に貯蔵安定性良好な水分散性樹
脂組成物を得ることが出来る。
【表1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)樹脂1Kg中にカルボキシル基
    0.075〜0.35モルおよび水酸基1.5〜5.0
    モルを有するアクリル樹脂 20〜60重量部、(b)
    樹脂1Kg中にカルボキシル基0.40〜1.00モル
    および水酸基1.5〜5.0モルを有するアクリル樹脂
    5〜25重量部および(c)水酸基および/またはカ
    ルボキシル基と加熱によって反応可能な官能基を1分子
    中に2個以上有する非水溶性化合物または樹脂15〜7
    5重量部を含有し、成分(a)、(b)および(c)の
    合計量が100重量部であって、成分(a)と成分
    (b)とにおける樹脂1Kg当りのカルボキシル基含有
    量の差が0.25〜0.90モルであり、かつ成分
    (a)、(b)および(c)の合計におけるカルボキシ
    ル基の含有量が0.05〜0.3モル/Kgである樹脂
    混合物を塩基で中和、水分散化して得られる水分散樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 (c)成分の非水溶性化合物または樹脂
    は、水100重量部に対する溶解度が25℃で5重量部
    以下である、請求項1に記載された水分散樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された水分散樹脂組成物
    に所望に応じて界面活性剤、流展性調整剤、キレート化
    剤などの添加剤、ノボラック型フェノール樹脂、レゾー
    ル型フェノール樹脂などの溶解性制御剤、他のアニオン
    性水性樹脂組成物、溶剤、顔料、染料等を配合してなる
    水性硬化型組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水分散樹脂組成物と他の
    アニオン性水性樹脂組成物とを樹脂成分とする水性硬化
    型組成物であって、請求項1記載の水分散性樹脂組成物
    を樹脂固形分として全樹脂固形分100重量部中10〜
    80重量部含有し、かつ該請求項1記載の水分散組成物
    中の非水溶性化合物または樹脂に基づく官能基と加熱に
    よって反応可能な相補的官能基を該他のアニオン性水性
    樹脂組成物が有することを特徴とする請求項3記載の水
    性硬化型組成物。
  5. 【請求項5】 他のアニオン性水性樹脂組成物が有する
    相補的官能基が、カルボキシル基、水酸基、メチロール
    基、エーテル化メチロール基、ブロックイソシアネート
    基等の基である請求項4に記載された水性硬化型組成
    物。
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