JPS6223992B2 - - Google Patents

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JPS6223992B2
JPS6223992B2 JP56057801A JP5780181A JPS6223992B2 JP S6223992 B2 JPS6223992 B2 JP S6223992B2 JP 56057801 A JP56057801 A JP 56057801A JP 5780181 A JP5780181 A JP 5780181A JP S6223992 B2 JPS6223992 B2 JP S6223992B2
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JP
Japan
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compound
double bond
resin
reaction
glycidyl ether
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Application number
JP56057801A
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English (en)
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JPS56163167A (en
Inventor
Ramaiyaa Teii Suburamaniamu Arutei
Shureedaa Manfureeto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ratsukuberuke Uirufuinku Unto Co GmbH
Original Assignee
Ratsukuberuke Uirufuinku Unto Co GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Ratsukuberuke Uirufuinku Unto Co GmbH filed Critical Ratsukuberuke Uirufuinku Unto Co GmbH
Publication of JPS56163167A publication Critical patent/JPS56163167A/ja
Publication of JPS6223992B2 publication Critical patent/JPS6223992B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4407Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications with polymers obtained by polymerisation reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09D5/4415Copolymers wherein one of the monomers is based on an epoxy resin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S524/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S524/901Electrodepositable compositions

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、酸で部分中和すると、水で稀釈で
き、陰極(cathode)上に電気的に析出させ得
る、そしてまた単独あるいはアミノ樹脂および/
またはフエノール樹脂と併用して熱で硬化させ得
る窒素含有塩基性バインダーすなわちフイルム形
成ベース、およびそのバインダーの製造法並びに
用途に関する。 合成樹脂および他合成材料の電気泳動的析出は
電気被覆とも称され、長年にわたつて知られてい
た。過去数年間商業目的に陽極電気被覆
〔“Process in Organic Coatings”、、1〜60
(1976)におけるFritz Beck(BASF AG、
Ludwigshafenの主研究所)の報告参照〕が殆ん
どもつぱら使用されてきたが、最近、いわゆる陰
極電気被覆がますますその重要性を増してきた。
これに適した一連のバインダーが文献〔例えば、
“Process in Organic Coatings”、、1〜77
(1979)、特にpp.57〜66におけるH.U.Schenck、
H.SpoorおよびM.Marx(BASF AG、
Ludwingshafenの合成材料研究所)の報告参照〕
から知れている。これら既知のバインダーは、酸
で中和し得る基を持つていて、部分ないし完全中
和すると、水で稀釈することができる。このバイ
ンダーは、その水溶液中で直流を作用させると、
陰極として設置した電導性のあるいは電導性にし
た金属片上に、塩基性の不溶性沈澱物として析出
する。 陽極電気被覆と比較して、陰極電気被覆の有利
性は、一方では析出プロセスそれ自体の観点か
ら、他方では相当するバインダーの化学的性質の
点から、説明することができる。例えば、バイン
ダーの腐蝕保護作用並びに化学的安定性は、陰極
電気被覆法により著しく改良される。また、陽極
電気被覆の場合に起る金属工作片からの金属イオ
ンの放出も、陰極電気被覆法を用いることにより
無くなる。このことにより、被覆液中に相当する
金属イオンを持つことに起因する不利な影響、例
えば白色および鮮明な析出物の変色および汚染並
びに溶液あるいはバインダーの流れの不規則さお
よび被覆液の安定特性の低下が避けられる。 陰極に析出可能な電気被覆用塗料に現在まで使
用された窒素含有塩基性バインダーが特許文献に
頻繁に記載されてきた。適当な窒素含有塩基性バ
インダーを製造するには、一連の別個の操作が使
用された。こゝで、エポキシ基を持つ化合物およ
び/または樹脂を第二級アミンと反応させて第三
級アミノ基を持つ樹脂あるいはオリゴマーを作
る。これら樹脂あるいはオリゴマーの、硼酸エス
テルあるいは部分的にキヤツプされたイソシアネ
ートを用いる如き多数の変成が、例えば西独国特
許公開公報20 03 123および22 52 536に記載され
ている。 いま1つの変成が例えば西独国特許公告公報15
46 840および西独国特許公開公報20 02 756に記
載されている。こゝには各種モノマーと第3級ア
ミノ基を持つモノマー、例えばN−ターシアリー
アミノアルコールのアクリル酸あるいはメタクリ
ル酸エステルあるいは第1級あるいはN−ターシ
ヤリージアミンのアクリル酸あるいはメタクリル
酸アミド、あるいはグリシジル(メタ)アクリレ
ートとの共重合と、それに続く、得られた共重合
体のグリシジルエポキシ基と第2級アミンとの反
応が記載されている。 さらにそれ以外の方法、例えばマンニツヒベー
ス縮合フエノールとエポキシ樹脂との反応が、西
独国特許公開公報25 41 801に記載されている。 アメリカ特許4033917、4036800並びに西独国特
許公開公報26 20 612には、さらに別法として、
グリシジルエポキシ樹脂より出発して、不飽和第
1級アミンあるいは不飽和ウレタン/モノイソシ
アネートの付加を経てプレポリマーを作り、次い
でこのプレポリマーと、アクリル酸およびメタク
リル酸エステルおよびアクリル酸およびメタクリ
ル酸アミドからなる群から選ばれたモノマーとの
共重合により所要のバインダーが得られるという
製造法が記載されている。上記モノマーは第3級
アミノ基を持ち、これを酸で中和することによ
り、水で稀釈することのできる完全な共重合体が
得られる。 陰極電気被覆法を使用する場合の上述の有利性
にも拘らず、現在公知のバインダー/塗料系は、
実質的な欠陥を呈する。このいくつかを次に説明
する。 中和は水で稀釈される充分な能力を得るのに必
要であつて殆んどの場合酢酸および/あるいは乳
酸を用いて行なわれ、中和の度合は殆んどの場合
バインダーの第3級アミノ基に対し50%乃至100
%の間であるが、この場合にはPH6以下の塗料が
生ずる。この効果、特にアミノ樹脂および/ある
いはフエノール樹脂を含むバインダーの場合に
は、不安定な塗料を生ずる。さらに、25℃乃至30
℃という比較的低い作業温度にも拘らず、塗料相
並びに蒸気相の両面において、著しい腐蝕は避け
られない問題であつた。 上で明らかにした既知の陰極電気被覆用塗料あ
るいはバインダーは、析出後、180℃乃至200℃と
いう所要の温度での熱硬化の結果、実質的に高い
重量損失を生ずる。この重量損失は、105℃で脱
溶媒し予備ゲル化した塗膜に対し重量で略20±5
%に達する。 前から使用されている陰極析出性バインダー/
塗料系には、通常の陰極電気被覆塗料に比べて、
三乃至四層塗膜の砂利安定性(gravel
stability)が悪いという、さらに重大な欠点のあ
ることが、自動車工業において長年知られてき
た。そのように機械的性質が悪いということは、
本質的には、陰極に析出した塗料皮膜と、それが
硬化中に示す上述の挙動とに、さかのぼつてその
原因を求めることができる。 アメリカ特許4033917、4036800並びに西独国特
許公開公報26 20 612に記載された窒素含有塩基
性バインダーは異つた欠陥を持つているが、その
中の数種だけを次に述べる。 水可溶性および水分散性は、最終共重合工程で
メルカプタン連鎖切断剤を共存させることによ
り、窒素含有塩基性アクリルモノマーによつての
み得られる。これらは次いで、塗料製造者にとつ
てのみならず最終需要家にとつても、悪臭の問題
を生ずる。さらに、有機酸による中和の所要程度
は、共重合樹脂のアミン数に対して少くとも60%
乃至90%の範囲内であるので、殆んどの場合、水
性分散液のPHは明らかに6以下である。これに起
因する欠点は、特に共重合樹脂とアミノ樹脂およ
び/あるいはフエノール樹脂との組合せの場合に
は、上に述べた通りで、これは長年にわたりよく
知られていた。 この発明の主な目的は、既知の陰極析出性バイ
ンダーに関連する上述の欠点の、全部ではないに
しても多くを無くすることであり、また水による
稀釈能力が改良されていると同時に既知のバイン
ダーに比べて明らかに低い中和度が要求される窒
素含有塩基性バインダーを入手可能にすることで
ある。さらに、そのバインダーを含む水性塗料か
ら誘導される陰極析出後熱硬化した塗膜は、既知
の水性塗料と比較して、その性質全般にわたつて
優れているのである。 この発明に従えば、上述の問題および欠点は、
第3級アミノ基を含む水で希釈でき、陰極に析出
させることができ、そしてまた熱硬化できる窒素
含有塩基性バインダーの製造のためこゝに提供し
た方法により、殆んど無くなる。この方法の発明
上の特徴は、少くとも1個の第2級アミノ基を持
つ化合物あるいは樹脂を、1個のエポキシ基と1
個の共重合可能なオレフイン二重結合を持つ少く
とも1つの化合物と反応させ、得られた反応生成
物を次いで、エチレン性二重結合を持つ少くとも
1個の重合性モノマーと共重合させるという事実
である。 本発明による窒素含有塩基性バインダーにおい
て塩生成や水による稀釈性のために必要な第3級
アミノ基は、共重合段階前の出発樹脂あるいは化
合物中に存在する。 この発明の方法に用いるのに特に適切な化合物
あるいは樹脂は、好ましくは、1つ以上のエポキ
シ基を持つ化合物および樹脂を飽和第1級アミン
と反応させることにより得られる。 使用できる特に適当な飽和第1級アミンは、1
つ以上のエポキシ基を持つ化合物あるいは樹脂と
反応すると、所要の化合物を生ずる第3級アミノ
基を持つ飽和第1級アミンである。 エポキシ基と共重合可能なオレフイン二重結合
を持つ好ましい化合物はアリルグリシジルエーテ
ルである。 この発明により得られるバインダーは、共重合
段階で適当なモノマーを入れることにより、硬化
すなわち内部内にあるいは外部的に架橋させるこ
とができる。 本発明に従つてバインダーから製造される水性
塗料、およびその塗料から生成される、陰極に析
出後熱硬化した塗膜は、非常に良好な機械的性
質、顕著な薬品、水およびアルカリ安定性および
耐腐蝕性を持つという特徴がある。 本発明により得られる被覆材料は、従来技術と
比較して、さらにいくつかの長所を持つ。かくし
て、例えば適切なフオーミユーレーシヨンと、第
3級アミノ基を持つ成分または出発化合物の選択
とにより、そのバインダーは、塩基性、分子量分
布および極性に関連して、またその反応性基との
関連で、酸による単に部分的な中和の場合でも、
6乃至7.5の範囲にPHがあり、また良好な水によ
る稀釈性および電導性基体上への陰極析出性を持
つバインダーが得られるようにコントロールでき
る。このようにして、浴安定性の問題が避けられ
るし、また例えば酢酸の如き酸のあまり高すぎる
濃度により、析出装置および焼付装置の腐蝕が起
り得るという問題も避けられる。さらに、本発明
により得られるバインダーを用いた水性塗料から
陰極析出および熱硬化によつて得られる皮膜は、
既知の陰極電気被覆用塗料のうちの多くのものよ
り重量損失が低い。 本発明の好ましい態様では、エポキシ基を持つ
化合物あるいは樹脂から出発する。特に有用なの
はフエノールのグリシジルエーテル、例えば、
2・2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパ
ン(ビスフエノールA)およびビスフエノールF
あるいはノボラツク型のグリシジルエーテル、お
よび脂肪族あるいは環式脂肪族モノアルコール、
ジオールおよびポリオールのグリシジルエーテル
である。さらに、脂肪族、環式脂肪族および/あ
るいは芳香族の一−および二−塩基カルボン酸も
使用できる。特に有用な脂肪族アルコールおよび
カルボン酸はC4乃至C14の炭素鎖をもつものであ
る。 ビスフエノールA、ビスフエノールFおよびそ
の混合物に基くエポキシ樹脂の場合には、エポキ
シ当量が約150〜4000、好ましくは約200〜1000の
範囲にあるものが好ましく使用される。 グリシジルウレタン基を含むエポキシ化合物あ
るいはエポキシ樹脂も適当に使用され、また本発
明の範囲内にある。これらは、グリシドールある
いは2−メチルグリシドールと、適当な低あるい
は高分子量モノあるいはポリイソシアネートとの
反応によつて得られる。このようなグリシジルウ
レタンの製造は長年公知であつて、例えばドイツ
特許862888にも記載されている。その分子の大き
さおよびエポキシ機能性を考慮して、これらは単
独で、あるいは他のエポキシ化合物あるいはエポ
キシ樹脂との併用で使用できる。 本発明では、例えばアメリカ特許2795572に記
載された所謂グリシジルカーボネート型のエポキ
シ化合物あるいは樹脂も有用である。 本発明の範囲内で、出発原料のエポキシ化合物
あるいは樹脂による変性のそれ以上の可能性は、
複素環式ヒドロキシ含有化合物、例えばイソシア
ヌル酸から誘導される化合物のポリグリシジルエ
ーテルである。 また変成成分として特に有用なのは、腐蝕に対
する保護を促進するエポキシ化合物および樹脂で
あつて、その中にはとりわけ、アニリン、アルキ
ルアニリン類あるいは4・4′−ジアミノジフエニ
ルメタンとエピクロロヒドンとの反応生成物で次
の式で表わされるものがある: さらに、エポキシ化した1・3−ジエン液状重
合物(単独および共重合物)も、エポキシ基含有
プレポリマーとして一部使用してもよい。これら
は好ましくは、500乃至4000の平均分子量(
ω)を持ち、また存在する全二重結合の少くとも
20%は次式に示す如きビニル(1・2)二重結合
であるブタジエン重合物から誘導される: さらに、アルケン類、アルカジエン類、シクロ
アルケン類、シクロアルキルジエン類並びにビニ
ルシクロアルケン類およびビニルシクロアルカン
類のエポキシ化生成物もまたエポキシ化合物の一
部として使用することができる。 上で明らかにしたエポキシ基含有化合物あるい
は樹脂を用いることにより、第2級アミノ基を持
つ上述のベース樹脂あるいはベース化合物を得る
には、第1級アミンを使用するが、これは脂肪族
性、環式脂肪族性、芳香族性あるいは複素環式性
であつてもよい。好ましく使用されるものは第1
級アミノ基と第3級アミノ基を同時に含む脂肪族
アミンあるいはジアミンである。これに関連し
て、次の例を挙げることができる:ジメチルアミ
ノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミ
ノエチルアミン、ジエチルアミノブチルアミン、
ジエチルアミノ−4−アミノペンタンおよびN−
メチル−(3−アミノプロピル)エタノールアミ
ン。 本発明方法の好ましい態様では、適当なアミン
あるいはアミン混合物を仕込み、100℃以上の温
度に加熱する。エポキシ化合物あるいは樹脂、あ
るいはそのような化合物および/あるいは樹脂の
混合物を滴下することにより、反応混合物のエポ
キシ価が零になるまで反応を実施する。このよう
な方法で、少くとも1個の第2級アミノ基を持つ
相当するベース樹脂あるいはベース化合物が得ら
れる。 アミン化合物の第1級アミノ基対エポキシ基の
比は≧0.6:1でなければならない。過剰のアミ
ンを使用しその比が1:1以上の場合には、未反
応の過剰アミンは次の真空蒸溜によつて除くこと
ができる。 本発明方法の次の段階で、1つ以上のモノオレ
フインモノエポキシ化合物を、上記ベース樹脂あ
るいはベース化合物のフリーの反応性第2級アミ
ノ基と反応させる。 使用し得るモノオレフインモノエポキシ化合物
の代表的なものとしては、例えば、A.M.Paquin
の本、エポキシ化合物とエポキシ樹脂、
Springer Verlag、1958、pp.342−345、352/
353および358/359に記載された化合物が挙げら
れる。なおこの部分の開示内容も本明細書の一部
とする。 付加反応は室温で、好ましくは100℃以上を行
なうのが望ましく、この温度で、モノオレフイン
モノエポキシ化合物を、適当な反応温度に予備加
熱したベース樹脂あるいは化合物に滴下する。こ
の反応には、モノオレフインモノエポキシ化合物
の約0.05〜1モル、特に0.1〜1モル、好ましく
は0.2〜0.5モルを、存在する各第二級アミノ当量
に対して使用する。高粘度あるいはハイソリツド
出発材料は一部溶解して稀釈した形態で加えるこ
とができる。現在好ましいモノオレフインモノエ
ポキシ化合物はアリルグリシジルエーテルであ
る。 アリルグリシジルエーテルの代りに、メタリル
アルコール、エチルアリルアルコール、クロロア
リルアルコールのグリシジルエーテル並びに1−
ブテン−3−オール、1−ペンテン−3−オー
ル、1−ヘキセン−3−オール、3−メチル−1
−ブテン−3−オールおよび3−メチル−1−ペ
ンテン−3−オールのグリシジルエーテルを使用
してもよい。さらに、α−、β−およびγ−メチ
ルグリシジルアリルエーテル並びに混合α−グリ
シジル−ω−アリルジエーテル化合物も使用でき
る。これらは、例えば、ビスフエノールAあるい
はFに基く低分子量ジグリシジル化合物すなわち
オリゴマーとアリルアルコールとを、三弗化硼素
の存在下に反応させることにより得られる。 アリルグリシジルエーテルの代りに、ビニルグ
リシジルエーテルも使用できる。ビニルグリシジ
ルエーテルの製造法としては、例えば、グリシド
ールあるいは2−メチルグリシドールからエーテ
ル生成を経由する方法がアメリカ特許3414334に
記載された。 さらに、エポキシ化アルケニルカルボン酸およ
びモノシクロ−あるいはジシクロ−アルケニルカ
ルボン酸それぞれのアリルエステルも、本発明で
有用なモノエポキシモノオレフイン化合物であ
る。 また、適当なモノエポキシモノオレフイン化合
物は、例えば、アメリカ特許2795572に記載され
た如きアリルグリシジルカーボネートである。 次いで、第1工程(第2級アミン化合物あるい
は樹脂とモノエポキシモノオレフイン化合物との
反応)で得られた反応生成物と、次式で示す重合
性エチレンモノマーとの共重合を、不活性ガスの
もと、100℃以上の温度で、フリーラジカル触媒
すなわち開始剤の存在下に実施する: こゝで、Xは水素、メチルの如き低級アルキ
ル、ジメチルアミノの如きジ−低級アルキルアミ
ノ基、フエニルあるいはトリルの如き低級アルキ
ル置換フエニルを表わし、Yは水素、ニトリル、
−COOR(ここでRはC1〜C6アルキル特にメチ
ルあるいはエチル、ヒドロキシエチルの如きC2
〜C6ヒドロキシアルキル、ヒドロキシメチルジ
メチルアミノの如きC2〜C4ヒドロキシアルキル
低級ジアルキルアミノを表わす)、
【式】 〔ここで、R1は水素、C1〜C4アルキル、−
CH2OH、あるいは−CH2OR3(ここで、R3はメ
チルの如き低級アルキル)を表わし、R2は水
素、C1〜C4アルキルあるいはジメチルアミノエ
チルの如きN・N−ジアルキルアミノアルキル
(ここでアルキルはC1〜C6)を表わす〕を表わ
し、Zは水素あるいは低級アルキル特にメチルを
表わすが、X、YおよびZは同時には水素でな
い。この反応に使用する触媒は、溶液重合に通常
使用するものである。 この共重合を実施するには、モノマーを、好ま
しくは最適触媒系と混合して、滴下するのが好ま
しい。その反応は次いで完結させる。モノマーと
しては、例えば次のものが好ましく使用される: 1 アクリル酸および/あるいはメタクリル酸の
アルキルエステル、例えばC1〜C8アルキルエ
ステルにして、特に、アクリル酸のエチル、n
−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−
ブチル、t−ブチルおよび2−エチルヘキシル
エステル、およびメタクリル酸のメチルエステ
ルが挙げられる。特に有用である(アルキル)
ビニルベンゼン(即ち、ビニルベンゼンおよ
び/あるいは少くとも1つのアルキルビニルベ
ンゼン)は、スチレン並びにα−位にC1−C3
アルキル置換基を持つo−、m−およびp−ア
ルキルスチレンである。 2 特に適した他のコモノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸(即ち、アクリル酸および/あ
るいはメタアクリル酸)のモノヒドロキシC2
〜C6アルキルエステル、例えば、2−ヒドロ
キシメチルエステル、2−ヒドロキシプロピル
エステルおよび4−ヒドロキシブチルエステ
ル、並びに、例えばC1〜C12脂肪族カルボン酸
のビニルエステルおよび(メタ)アクリル酸
(即ち、アクリル酸および/あるいはメタクリ
ル酸)のニトリルが挙げられる。 3 (メタ)アクリル酸(即ち、アクリル酸およ
び/あるいはメタアクリル酸)のアミノアルキ
ルエステルとしては、例えばアミノメチル、ア
ミノプロピルおよびアミノヘキシルエステルの
如きアミノC1〜C6アルキルエステルが適して
いる。特に適しているのは、対称および非対称
のモノ(N・N−ジC1−C6アルキルアミノ)
C1−C6アルキルエステル例えば、モノ−(N・
N−ジメチルアミノ)エチルエステル、モノ
(N・N−ジブチルアミノ)エチルエステルお
よびモノ(N・N−ジメチルアミノ)ヘキシル
エステルである。 4 (メタ)アクリル酸(即ち、アクリル酸およ
び/あるいはメタアクリル酸)のアミド、アル
キルアミド、オキシアルキルアミドおよびオキ
サアルキルアミドも有用である。これらの例と
しては例えばアクリル酸アミドおよびメタクリ
ル酸アミド;メチルアミドおよびブチルアミド
の如きC1〜C6アルキルアミド;オキシメチル
アミドの如きオキシアルキルアミド;およびオ
キサアルキルアミド、特に2−オキサプロピル
アミドおよび2−オキサヘキシルアミドの如く
オキサアルキル部分に2〜5個の炭素原子を持
つ2−オキサアルキルアミドが挙げられる。特
に望ましいのは2−オキサエチルアミドであ
る。さらに、西独国特許公開公報27 07 482に
記載のモノマーも使用できる。 個々のモノマー相互の比、触媒濃度並びにモノ
マー混合物の各オレフイン予備生成物に対する全
体的比を選択するには、アミン数が40〜400の範
囲内にあるゲル化しない、均一の、溶解した共重
合物が生じるような風に実施する。なおここで、
その共重合物は、酢酸による部分中和後、水で稀
釈できねばならないし、また部分中和後は、10%
水性稀釈液のPHが約5〜8、好ましくは約6〜7
の範囲内になければならない。 オレフイン予備生成物をAとし、モノマー混合
物をBとする場合、両成分の相互に対する比は、
次の重量百分率部の中にあるように選択する。す
なわち: A=95〜5重量部、好ましくは80〜20重量部。 B=5〜95重量部、好ましくは20〜80重量部。 本発明に従つて得られる重合物バインダーは、
使用する出発原料であるベースに応じて、内部的
にあるいは外部的に架橋するようにフオーミユー
レートしてもよい。その結果、電気的析出皮膜を
非硬化状態、または特に技術的に有用な広範囲の
性質を持つた熱硬化状態で提供することが可能で
ある。 陰極に析出可能であり、熱あるいは熱的に硬化
する電気被覆塗料として使用するのに好ましい形
態で、その共重合物は、熱硬化するアミノ樹脂お
よび/あるいはフエノール樹脂と組合せて使用さ
れる。この点で、メチロール基が全くエーテル基
に変えられていない、あるいはその内のいくらか
だけがエーテル基に変えられた反応性アミノ樹脂
および/あるいはフエノール樹脂を使用すること
が特に有利である。 本発明に従う重合物とアミノ樹脂および/ある
いはフエノール樹脂との間の相溶性を向上させる
目的で、その混合物を60℃以上の温度で予備縮合
する。このようにして、とりわけ、その混合物の
水で稀釈される能力が向上する。またこのことに
より、本発明で得られる共重合物とアミノ樹脂お
よび/あるいはフエノール樹脂との混合比と同等
の析出物を、陰極として設置した工作片上に確実
に得ることができる。 本発明により得られる共重合体樹脂およびアミ
ノ樹脂および/あるいはフエノール樹脂を共に混
合するには、この比は、固体樹脂部に基く次の重
量比が存在するように選ばなければならない: 共重合物……40〜95重量部、好ましくは40〜65重
量部 アミノ樹脂および/あるいはフエノール樹脂……
60〜5重量部、好ましくは60〜35重量部。 アミノ樹脂および/あるいはフエノール樹脂と
組合わせた、あるいは内部的に架橋するようなフ
オーミユーレーシヨンを加えた、析出後乾燥した
皮膜状の本発明により得られる共重合物を熱硬化
するのに適した焼付温度は150〜200℃で約10〜60
分である。 本発明によるバインダーは、有機酸および/あ
るいは無機酸で水で稀釈された形態に変え得る。
好ましく使用されるものは、例えば蟻酸、酢酸お
よび乳酸の如き低分子量有機酸である。 本発明に従うバインダーは、着色しない形態並
びに着色した形態で、陰極析出性電気被覆塗料に
使用できる。水性電気被覆塗料中の共重合体樹脂
あるいは適当な樹脂混合物あるいは予備縮合物の
濃度は、好ましくは5〜20重量%に達する。これ
らは、その電気被覆塗料から、50〜500ボルト、
好ましくは100〜400ボルトの範囲内の電圧で析出
する。 本発明をさらに次の実施例で説明する。 実施例 アリルグリシジルエーテルを用いる共重合性付
加樹脂の製造 撹拌器、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を
取付けた4つ口フラスコ内で、ジメチルアミノプ
ロピルアミン224g(2.2モル)を不活性ガス(窒
素)のもと、130℃に加熱する。エポキシ当量525
(Dow Chemicalの製品DER 671)のエポキシ樹
脂の75%キシレン溶液1400gramを、2〜3時間
以内で撹拌しながら滴下する。反応混合物は、エ
ポキシ値が零になるまで130℃に保持する。次い
で、過剰のアミンとキシレンを真空下に溜出さ
せ、ここでアリルグリシジルエーテル52g(0.4
モル)を、140℃で半時間以内に滴下する。混合
物を、150℃でさらに1時間撹拌しながら反応さ
せ、ここでその付加樹脂を、その固型分が70重量
%になるようエチレングリコールエチルエーテル
で調製する。 実施例 アリルグリシジルエーテル付加樹脂から各種
共重合体の製造 −1 実施例で得た70%付加樹脂572gを、四
つ口フラスコ中、不活性ガス(窒素)のもと、
130℃に加熱する。単に撹拌だけしながら、エ
チルヘキシルアクリレート80g、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート20g、並びにジ−ターシ
ヤリー−ブチルパーオキサイド2gからなる混
合物を2時間以内で滴下し、その混合物を、さ
らに3時間撹拌しながら、130℃に保つ。 固型分約74%の共重合樹脂が得られる。エチ
レングリコールエチルエーテル中50%溶液の粘
度は20℃で1360mm2/Sに達する。固体樹脂のア
ミン数は120である。 10%酢酸で部分中和(アミン数の25%)した
後、その樹脂は水で無限に稀釈可能であり、ま
た10%水溶液中ではPHは6.5である。その樹脂
を電気被覆用セルに入れた後、150ボルトで陰
極の鋼板上に析出物が得られるが、これは180
℃まで熱硬化することができず。また容易に溶
媒に溶解する。 −2 モノマー混合物がエチルヘキシルアクリレー
ト80g、ヒドロキシプロピルメタクリレート10
gおよびN・N−ジメチルアミノエチルメタク
リレート10gからなる以外は、実施例−1の
方法に従つて操作する。 得られた74%共重合体樹脂は、粘度(エチレ
ングリコールエチルエーテル中50%溶液)は
1450mm2/Sであり、またアミン数は135であ
る。 酢酸でアミン数の25%まで中和したその樹脂
の10%水溶液は6.7のPHを持つ。 鋼板上に析出した樹脂の陰極塗膜は、実施例
−1と同様、熱あるいは熱的に硬化できな
い。 −3 モノマー混合物がスチレン20gとエチルヘキ
シルアクリレート80gを使用する以外は、実施
例−1の方法に従つて操作する。共重合体樹
脂は次のパラメーターを持つ: 固形分74%;粘度(50%)1550mm2/S;アミ
ン数122。 水溶液から析出した樹脂の陰極塗膜は、オー
ブン中で空気循環により加熱した後では、実施
例−1および−2の塗膜より多少硬いが、
依然として容易に溶解する。 −4 70%付加樹脂676gを、エチレングリコー
ルエチルエーテル324gでさらに稀釈し、エチ
ルヘキシルアクリレート600g、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート200gおよびスチレン200
gで共重合する以外は、実施例−1の方法に
従つて操作する。 共重合物固形分は75%、粘度(エチレングリ
コールエチルエーテル中50%溶液)は1240mm2
Sで、アミン数は50である。 酢酸でアミン類の30%まで中和したその樹脂
の10%水溶液は5.8のPHを持つ。 鋼板上に析出したこの樹脂の陰極塗膜は、実
施例−1乃至−3の塗膜と丁度同じで、熱
硬化後も依然として多少軟かい。また塗膜は容
易にアセトンおよびキシレンに溶解する。 −5 70%付加樹脂572gを4つ口フラスコ内
で、不活性ガス(窒素)のもと、120℃に加熱
する。次いで、撹拌しながら、適当な過化合物
(per−compound)触媒を含む3つの異つたモ
ノマーを2つの別々の滴下ロートから滴下す
る。 最初の滴下ロートからは、ターシヤリー・ブ
チルパーベンゾエート1.2gを含むエチルヘキ
シルアクリレート60gからなる混合物を滴下
し、第2の滴下ロートからは、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート20g、N−メチロールアク
リルアミド(水中60%溶液)33gおよびターシ
ヤリー・ブチルパーベンゾエート0.8gからな
る混合物を滴下する。滴下は2時間の間で行な
う。次に、さらに3時間120℃に加熱するが、
この間撹拌と水分離器による水の分離除去を実
施する。 得られた重合物の固形分は74%、粘度(エチ
レングリコールエチルエーテル中50%溶液)は
1050mm2/Sおよびアミン数は122である。 酢酸でアミン数の25%まで中和したこの樹脂
の10%水溶液は6.2のPHを持つ。樹脂の溶液か
ら鋼板上に析出した陰極皮膜は、空気循環オー
ブン中180℃に加熱すると20分後に硬化する、
また実施例−1乃至−4の塗膜より有機溶
媒に溶解しにくい。 実施例 フエノール樹脂とアミン樹脂による各種予備縮
合物の製造 −1 74%共重合物−1 674gと熱反応性フエ
ノール樹脂(メチロン75108、ジエネラルエレ
クトリツク社の商品;フエノール性OH基をア
リルアルコールでエーテル化してフエノール樹
脂としたもの)400gとを、不活性ガス(窒
素)のもと、120℃で2時間予備縮合し、次い
でエチレングリコールエチルエーテルで固形分
約75%に調節する。樹脂溶液の粘度は1450mm2
Sに達し、また樹脂固形分のアミン数は約70で
ある。 予備縮合物を10%酢酸でアミン数の25%まで
中和し、固形分が10%になるまで水で稀釈す
る。溶液のPHは6.3である。 水溶液から鋼板上に析出したその樹脂の陰極
皮膜は、180℃で20分以内に完全に硬化する。
その後硬化した塗膜はなめらかで硬く、有機溶
媒にはきわめて緩慢にしか攻撃されない。 −2 74%共重合物−3 674gを−1に記載
したメチロン75108と反応させる。生成物の固
形分含量が75%であるエチレングリコールエチ
ルエーテル溶液の粘度は1650mm2/Sで、固形樹
脂のアミン数は約74である。 酢酸で中和した(PH6.1)予備縮合物樹脂の
10%水溶液は、陰極である鋼板上に皮膜として
析出する。180℃で20分加熱後の皮膜特性は
−1に記載した皮膜の特性に類似する。 −3 共重合物−4 1000gを70%反応性メラミ
ン樹脂(ヘキストAG社のMaprenal VMF52/
7)250gと、120℃で2時間予備縮合する。得
られた74%樹脂溶液の粘度は1050mm2/Sであ
る。−1および−2で記載した如く、この
予備縮合物を10%酢酸10gで中和し、水で固形
分含量10%まで稀釈する(PH5.8)。 陰極である鋼板上に析出したこの樹脂の皮膜
は160〜180℃の温度で硬化し、極めて耐溶剤性
の強い皮膜を生ずる。 実施例 着色塗料 −1・1 顔料ペースト/ブラツク 乳酸でアミン数の80%まで中和した74%共重
合物−1 100gを、蒸溜水で固形分含量20
%まで希釈する。この溶液を、黒色顔料と充填
材の混合物370gと共に、高速撹拌機中で予備
分散し、さらにフアインミルで分散する。形分
含量60%の水性顔料ペーストのPHは5.6であ
る。 −1・2 黒色電気被覆用塗料−プライマー 顔料ペースト−1・1 280gを、予備縮
合体樹脂−1/75%655gと共に、高速撹拌
機中約40℃で20分混合する。次いで、10%酢酸
水溶液65gで中和し、蒸溜水で塗料固形分含量
16%まで稀釈する。 電気被覆セル中で激しく撹拌されて安定化さ
れたこの塗料のPHは6.3である。 陰極である燐酸亜鉛処理した鋼板(フランク
フルト、メタルゲゼルシヤフトのボンダー
130)を、25℃で300Vの直流下、120秒間塗装
する。塗膜は蒸溜水で洗滌し、次いで循環オー
ブン中180℃で20分加熱する。このようにし
て、20μmの厚みの塗膜が得られるが、これは
なめらかで、よく硬化し、また優れた耐腐蝕性
を持つ。 比較例 1 顔料ペースト−1・1を西独国特許公開公報
25 41 801、実施例C−3に従うバインダーと、
顔料対バインダー比0.27対1の割合で混合する。
得られたものは酢酸では殆んど僅かしか中和され
ない。これを最終的に塗料固形分16%になるまで
蒸溜水で稀釈する(PH7.6)。 この樹脂で塗装した陰極である燐酸亜鉛処理鋼
板(ボンダー130)を、空気循環オーブン中180℃
で20分加熱する。厚み18μmのプライマー塗膜上
に、アルキツド−メラミン樹脂をベースにした通
常のライトグレーのオートフイラーをスプレーす
る。空気循環オーブン中165℃で加熱すると、17
分後にそのフイラーは約35μmの乾燥皮膜厚みを
持つ。 上記2つの塗装鋼板の中の1つに、さらに、同
じくアルキツド−メラミン樹脂をベースにした白
色の自動車用塗料(仕上塗料)をスプレーし、
130℃で17分加熱する。乾燥塗膜厚は約35μmに
達する。両鋼板とも、Ford gravelometerテスト
(FLPM−EU−BI7−1)で、その下塗りに対し
て不満足な接着性を示す。 本発明に従う実施例 燐酸亜鉛処理した金属板2板を、上記の本発明
により得られた−1・2のブラツクプライマー
で塗装し、さらに2〜3層塗装法で塗装する。両
板とも、Ford gravelometerテストで、金属板に
塗布された塗料に対して優れた接着性を示す。 比較例 2 西独国特許公開公報22 52 536の実施例5に従
つて作られたバインダー−ペイント系を蒸溜水で
塗料固形分16%になるまで稀釈する(PH6.0)。 電気被覆セルを用いて、陰極である鋼板をその
樹脂で塗装し、空気循環オーブン中で105℃で1
時間脱溶媒し、秤量する。塗膜を次に空気循環オ
ーブン中で180℃で20分硬化する。皮膜の厚みは
約15μmである。これは脱溶媒後の塗膜に対し約
18〜20%の重量損失である。 本発明に従う実施例 黒色電気被覆用塗料−1・2で塗装した鋼板
を、空気循環オーブン中105℃で1時間脱溶媒
し、秤量する。次いで空気循環オーブン中、180
℃で20分加熱すると、塗膜は硬化して厚みが約18
〜20μmとなる。これは、脱溶媒後の塗膜に対
し、約10〜11%の重量損失である。 実施例 −2 白色単層電気被覆用塗料 −2・1 白色顔料ペースト 乳酸でアミン数の80%まで中和した実施例
−4の74%共重合体樹脂100gを蒸溜水で固形
分20%まで稀釈する。 この溶液をルチル型酸化チタン顔料370gと
高速撹拌機中で混合し、次いでフアインミルで
分散させる。得られた水性顔料ペーストの固形
分はPH5.5で60%である。 −2・2 白色電気被覆用塗料 60%顔料ペースト−2・1 72gを、74%
予備縮合体樹脂−3 120gと共に、高速撹
拌機中で、40℃で20分撹拌する。次いで10%酢
酸8gで中和し、その塗料の固形分を蒸溜水で
15%に調節する。この塗料のPHは6.0である。 この塗料の塗膜を陰極である鋼板上に、240
〜270V、塗料温度25℃、120分以内で析出させ
る。この塗膜は、空気循環オーブン中で180℃
で20分加熱すると、乾燥塗膜厚約25μmで、硬
くかつ極めて耐溶剤性の強い満足すべき光沢の
ある白色皮膜を生ずる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つまたはそれ以上のエポキシ基を持つ化合
    物と飽和第1級アミンとの反応(反応)により
    得られる生成物である少くとも1つの第2級アミ
    ノ基を持つ化合物もしくは樹脂と、1つのエポキ
    シ基および1つの共重合性オレフイン二重結合を
    含む化合物とを反応させ(反応)、次いで得ら
    れた生成物をエチレン性二重結合を持つ少くとも
    1種の重合性モノマーと共重合させることを特徴
    とするアミン数が約40〜400であり、水で稀釈で
    き、陰極に析出できる、第3級アミノ基を含む、
    熱硬化性窒素含有塩基性バインダーの製造法。 2 1つのエポキシ基および1つの共重合性オレ
    フイン二重結合を含む化合物がグリシジルエーテ
    ル基を持つフエノール性化合物である請求の範囲
    1記載の方法。 3 1つのエポキシ基および1つの共重合性オレ
    フイン二重結合を含む化合物がグリシジルエーテ
    ル基を持つ脂肪族あるいは環式脂肪族化合物であ
    る請求の範囲1記載の方法。 4 グリシジルエーテル基を持つフエノール性化
    合物が反応中に包含される請求の範囲3記載の
    方法。 5 1つまたはそれ以上のエポキシ基を持つ化合
    物がグリシジルウレタンである請求の範囲1記載
    の方法。 6 グリシジルエーテル基を持つフエノール性化
    合物が反応中に包含される請求の範囲5記載の
    方法。 7 グリシジルエーテル基を持つ脂肪族あるいは
    環式脂肪族化合物が反応中包含される請求の範
    囲5記載の方法。 8 1つまたはそれ以上のエポキシ基を持つ化合
    物がグリシジルカーボネートである請求の範囲1
    記載の方法。 9 次の化合物の1つまたはそれ以上が反応中
    に包含される請求の範囲1記載の方法。 (1) グリシジルエーテル基を持つフエノール性化
    合物、 (2) グリシジルエーテル基を持つ脂肪族あるいは
    環式脂肪族化合物および (3) グリシジルウレタン。 10 飽和第1級アミンが第3級アミノ基をも含
    む第1級アミンである請求の範囲1記載の方法。 11 1つのエポキシ基および1つの共重合性オ
    レフイン二重結合を含む化合物がアリルグリシジ
    ルエーテルである請求の範囲1記載の方法。 12 エチレン性二重結合を持つ重合性モノマー
    が次式に示す化合物である請求の範囲1記載の方
    法: こゝで、 Xは水素、低級アルキル、ジ低級アルキルアミ
    ノ、フエニルあるいは低級アルキル置換フエニル
    を示し、 Yは水素、ニトリル、−COOR(こゝでRは低
    級アルキル、C2〜C6ヒドロキシアルキル、C2
    C4ヒドロキシアルキル低級ジアルキルアミノを
    表わす)、【式】〔こゝでR1は水素、C1〜 C4アルキル、−CH2OHあるいは−CH2OR3(こゝ
    で、R3は低級アルキル)を表わし、R2は水素、
    C1〜C4アルキル、あるいはN・N−ジアルキル
    アミノアルキル(こゝで各アルキルはC1〜C6
    ルキル)を表わす〕を表わし、 Zは水素あるいは低級アルキルを表わすが、 X、YおよびZは同時には水素ではない。 13 エチレン性二重結合を持つ重合性モノマー
    がアクリル酸あるいはメタクリル酸のアルキルエ
    ステル、ヒドロキシアルキルエステル、アミノア
    ルキルエステルあるいはアミドもしくは置換アミ
    ド誘導体である請求の範囲12記載の方法。 14 1つまたはそれ以上のエポキシ基を持つ化
    合物と飽和第1級アミンとの反応により得られる
    生成物である少くとも1つの第2級アミノ基を持
    つ化合物もしくは樹脂と、1つのエポキシ基およ
    び1つの共重合性オレフイン二重結合を含む化合
    物とを反応させ、次いで得られた生成物をエチレ
    ン性二重結合を持つ少くとも1種の重合性モノマ
    ーと共重合させることによつて得られるアミン数
    が約40〜400であり、水で稀釈でき、陰極に析出
    できる、第3級アミノ基を含む、熱硬化性窒素含
    有塩基性バインダー。 15 酸で部分中和後PH5〜8の範囲内で水で稀
    釈することのできる請求の範囲14記載のバイン
    ダー。
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