JPH0649239Y2 - ベッド - Google Patents
ベッドInfo
- Publication number
- JPH0649239Y2 JPH0649239Y2 JP4665392U JP4665392U JPH0649239Y2 JP H0649239 Y2 JPH0649239 Y2 JP H0649239Y2 JP 4665392 U JP4665392 U JP 4665392U JP 4665392 U JP4665392 U JP 4665392U JP H0649239 Y2 JPH0649239 Y2 JP H0649239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- ratchet
- bed frame
- bed
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はベッド特に使用中、上半
身部或いは下半身部の底板の傾斜を変えることが出来る
形状変形ベッドに関する。
身部或いは下半身部の底板の傾斜を変えることが出来る
形状変形ベッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】ベッドはベッドフレーム上の底板にマッ
トレス等を載置し、マットレスを覆ってパット等を敷き
使用者はその上に寝ている。そして、マットレスを水平
位置のみでなく、脚部即ち下半身部或いは頭部即ち上半
身部を起すため、底板をベッドフレームに対し傾斜させ
ることも常に行なわれている。
トレス等を載置し、マットレスを覆ってパット等を敷き
使用者はその上に寝ている。そして、マットレスを水平
位置のみでなく、脚部即ち下半身部或いは頭部即ち上半
身部を起すため、底板をベッドフレームに対し傾斜させ
ることも常に行なわれている。
【０００３】しかし、上記の傾斜は例えばウォーム軸を
ハンドルで回し、ウォームと噛み合うピニオンを介して
底板を上昇させるアームを旋回動するなどの手段を用い
ているため、寝台に就寝している者は操作することが出
来ず、また電動式にしたような場合就寝者が自由に操作
することは出来るが、構造が複雑となり、また電力が必
要となり設備も増大するという事態を招いている。
ハンドルで回し、ウォームと噛み合うピニオンを介して
底板を上昇させるアームを旋回動するなどの手段を用い
ているため、寝台に就寝している者は操作することが出
来ず、また電動式にしたような場合就寝者が自由に操作
することは出来るが、構造が複雑となり、また電力が必
要となり設備も増大するという事態を招いている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
みて、就寝者自身が特に設備を要することなく平面にな
っているベッドの底板を上げ下半身或いは上半身を起す
ことの出来るベッドを得ることを目的としている。
みて、就寝者自身が特に設備を要することなく平面にな
っているベッドの底板を上げ下半身或いは上半身を起す
ことの出来るベッドを得ることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】マットレス載置用の頭部
底板と足部底板とをそれぞれ先端を上拳出来るよう基部
端をベッドフレームに枢支し、ベッドフレームと各両底
板との間に、スプリングを介在させ底部先端を上拳する
方向に付勢すると共に、底板に設けた爪に向け当接する
よう付勢されたラチエットをベッドフレームに支持し、
上記ラチエットと爪との係合を解くラチエット開放部材
をベッドフレームに設けた。
底板と足部底板とをそれぞれ先端を上拳出来るよう基部
端をベッドフレームに枢支し、ベッドフレームと各両底
板との間に、スプリングを介在させ底部先端を上拳する
方向に付勢すると共に、底板に設けた爪に向け当接する
よう付勢されたラチエットをベッドフレームに支持し、
上記ラチエットと爪との係合を解くラチエット開放部材
をベッドフレームに設けた。
【０００６】
【作用】ベッドフレームのほぼ中央に位置して設けた支
持部材によって端部を上拳可能に支持された上半身用底
板と下半身用底板とを、その端部が上昇する方向にスプ
リングで常に付勢している。しかし、ベッドフレームに
枢支したラチエットが、上記底板に設けられている爪と
係合しているので各底板は端部を上拳できないで水平状
態を保っている。
持部材によって端部を上拳可能に支持された上半身用底
板と下半身用底板とを、その端部が上昇する方向にスプ
リングで常に付勢している。しかし、ベッドフレームに
枢支したラチエットが、上記底板に設けられている爪と
係合しているので各底板は端部を上拳できないで水平状
態を保っている。
【０００７】就寝者が底板を起そうとするときは、ラチ
エット開放部材であるレバーを引くとラチエットはその
支持軸を中心にして先端を旋回し底板に設けられている
爪とラチエットの係合は外れ、底板はスプリングの弾発
力によって端部を上拳する。この端部の上拳はスプリン
グの弾発力によるが、スプリングは適宜手段により徐々
に伸長し急激な底板の上昇はない。
エット開放部材であるレバーを引くとラチエットはその
支持軸を中心にして先端を旋回し底板に設けられている
爪とラチエットの係合は外れ、底板はスプリングの弾発
力によって端部を上拳する。この端部の上拳はスプリン
グの弾発力によるが、スプリングは適宜手段により徐々
に伸長し急激な底板の上昇はない。
【０００８】そこで上拳した角度が求める角度となった
ときにレバーを元位置に戻せばラチエットはラチエット
を元位置に復帰させる方向に付勢させているスプリング
の弾発力により揺動し、再度底板の爪と係合し、底板の
それ以上の上昇はなく底板の目的の傾斜角度が得られ
る。底板を水平にするには就寝者以外の者の力により底
板端部をスプリングの弾発力に抗して下方に押し下げ
る。
ときにレバーを元位置に戻せばラチエットはラチエット
を元位置に復帰させる方向に付勢させているスプリング
の弾発力により揺動し、再度底板の爪と係合し、底板の
それ以上の上昇はなく底板の目的の傾斜角度が得られ
る。底板を水平にするには就寝者以外の者の力により底
板端部をスプリングの弾発力に抗して下方に押し下げ
る。
【０００９】
【実施例】本考案ベッドの実施の一例を図面と共に次に
説明する。
説明する。
【００１０】図示の例は、ベッドフレーム１にヘッドボ
ード，フットボードの取り付けがなく、また、脚も有し
ていないが、これらは適宜装着されてもされなくても良
い。
ード，フットボードの取り付けがなく、また、脚も有し
ていないが、これらは適宜装着されてもされなくても良
い。
【００１１】ベッドフレーム１の上面中央寄りに、上半
身用底板２と下半身用底板３の支持部材４を設け、上記
両底板２，３の一端を軸５により揺動自在に支持し、他
端にはベッドフレーム１との間にスプリング６，７を介
在させてその弾発力により両底板２，３の端部を上拳で
きるようにしている。スプリング６，７は、開放された
ときに瞬時に伸長するタイプではなく、徐々にその長さ
を延ばす動作を行なうものであればどのようなものでも
差し支えない。
身用底板２と下半身用底板３の支持部材４を設け、上記
両底板２，３の一端を軸５により揺動自在に支持し、他
端にはベッドフレーム１との間にスプリング６，７を介
在させてその弾発力により両底板２，３の端部を上拳で
きるようにしている。スプリング６，７は、開放された
ときに瞬時に伸長するタイプではなく、徐々にその長さ
を延ばす動作を行なうものであればどのようなものでも
差し支えない。
【００１２】ベッドフレーム１の上半身用底板２側の端
部には支持軸８によってラチエット９を揺動自在に設け
る。ラチエット９は図示しないスプリングで図上反時計
針方向に旋回するよう付勢され、その旋回側の側縁に設
けたラチエット歯１０を上半身用底板２の側面に設けた
爪１１に係合している。これにより上半身用底板２はス
プリング６の弾発力に抗して上拳するのを阻止されてい
る。
部には支持軸８によってラチエット９を揺動自在に設け
る。ラチエット９は図示しないスプリングで図上反時計
針方向に旋回するよう付勢され、その旋回側の側縁に設
けたラチエット歯１０を上半身用底板２の側面に設けた
爪１１に係合している。これにより上半身用底板２はス
プリング６の弾発力に抗して上拳するのを阻止されてい
る。
【００１３】同様に、ベッドフレーム１の下半身用底板
３側の端部には支持軸１２によってラチエット１３を揺
動自在に設ける。ラチエット１３は図示しないスプリン
グで図上時計針方向に旋回するよう付勢され、その旋回
側の側縁に設けたラチエット歯１４を下半身用底板３の
側面に設けた爪１５に係合している。これにより下半身
用底板３はスプリング７の弾発力に抗して上拳するのを
阻止されている。
３側の端部には支持軸１２によってラチエット１３を揺
動自在に設ける。ラチエット１３は図示しないスプリン
グで図上時計針方向に旋回するよう付勢され、その旋回
側の側縁に設けたラチエット歯１４を下半身用底板３の
側面に設けた爪１５に係合している。これにより下半身
用底板３はスプリング７の弾発力に抗して上拳するのを
阻止されている。
【００１４】ベッドフレーム１の中央部には、ラチエッ
ト開放部材１６としてレバー１７及びそれに連なるワイ
ヤー１８，１９を設け、ワイヤー１８をラチエット９に
ワイヤー１９をラチエット１３にそれぞれ連結する。こ
れによりレバー１７を反時計針方向に倒せばワイヤー１
８が引かれラチエット９が爪１１との係合を外し、レバ
ー１７を時計針方向に倒せばワイヤー１９が引かれラチ
エット１３のラチエット歯１４と爪１５との係合を外し
底板２，３の固定が開放される。
ト開放部材１６としてレバー１７及びそれに連なるワイ
ヤー１８，１９を設け、ワイヤー１８をラチエット９に
ワイヤー１９をラチエット１３にそれぞれ連結する。こ
れによりレバー１７を反時計針方向に倒せばワイヤー１
８が引かれラチエット９が爪１１との係合を外し、レバ
ー１７を時計針方向に倒せばワイヤー１９が引かれラチ
エット１３のラチエット歯１４と爪１５との係合を外し
底板２，３の固定が開放される。
【００１５】図１のＢ（左右ラチエット及びラチエット
開放部材は省略して図示されている）に示す如く上半身
用底板２と下半身用底板３とを上拳する操作につき説明
する。
開放部材は省略して図示されている）に示す如く上半身
用底板２と下半身用底板３とを上拳する操作につき説明
する。
【００１６】上半身用底板２を上拳するにはレバー１７
を反時計針方向に倒しワイヤー１８を引きラチエット９
を図示しないスプリングの付勢力に抗して時計針方向に
旋回する。これによりラチエット歯１０は爪１１と離れ
るので上半身用底板２は固定を開放されスプリング６の
弾発力によって上拳する。しかし、その上拳動作は、ス
プリング６が急激には伸長しない構造としてあるため緩
やかに上昇するので、必要な角度まで上拳したのを確認
したときにレバー１７を時計針方向に戻せば、ラチエッ
ト９のラチエット歯１０は支持軸８に巻回した図示しな
いスプリングにより反時計針方向に旋回し、爪１１と係
合し上半身用底板２の上拳は停止される。下半身用底板
３の場合も同様にレバー１７の操作によるがレバー１７
を時計針方向に倒しワイヤー１９を介しラチエット１３
を反時計針方向に旋回することによりラチエット歯１４
と爪１５の係合を解き、上半身用底板２の場合と同様に
下半身用底板３の固定を開放し適宜角度上拳した後レバ
ー１７を反時計針方向に戻しラチエット歯１４と爪１５
とを符合することにより下半身用底板３を固定する。
を反時計針方向に倒しワイヤー１８を引きラチエット９
を図示しないスプリングの付勢力に抗して時計針方向に
旋回する。これによりラチエット歯１０は爪１１と離れ
るので上半身用底板２は固定を開放されスプリング６の
弾発力によって上拳する。しかし、その上拳動作は、ス
プリング６が急激には伸長しない構造としてあるため緩
やかに上昇するので、必要な角度まで上拳したのを確認
したときにレバー１７を時計針方向に戻せば、ラチエッ
ト９のラチエット歯１０は支持軸８に巻回した図示しな
いスプリングにより反時計針方向に旋回し、爪１１と係
合し上半身用底板２の上拳は停止される。下半身用底板
３の場合も同様にレバー１７の操作によるがレバー１７
を時計針方向に倒しワイヤー１９を介しラチエット１３
を反時計針方向に旋回することによりラチエット歯１４
と爪１５の係合を解き、上半身用底板２の場合と同様に
下半身用底板３の固定を開放し適宜角度上拳した後レバ
ー１７を反時計針方向に戻しラチエット歯１４と爪１５
とを符合することにより下半身用底板３を固定する。
【００１７】図１のＣに示す実施例では、ラチエット及
びラチエット開放部材の記載を省略しているが、上半身
用底板２とベッドフレーム１の間及び下半身用底板３と
ベッドフレーム１の間にパンタグラフ状に支持腕２０，
２１を設け各底板２，３を支えている。この支持腕２
０，２１により構造が強化される一方、支持腕２０，２
１の屈曲した蝶番部分２２，２３の屈伸に抵抗を付与し
ておくことによりスプリング６，７は通常のものを用い
ても、上記抵抗により各底板２，３の上拳を緩やかにす
ることができる。尚、２４はマットレスである。
びラチエット開放部材の記載を省略しているが、上半身
用底板２とベッドフレーム１の間及び下半身用底板３と
ベッドフレーム１の間にパンタグラフ状に支持腕２０，
２１を設け各底板２，３を支えている。この支持腕２
０，２１により構造が強化される一方、支持腕２０，２
１の屈曲した蝶番部分２２，２３の屈伸に抵抗を付与し
ておくことによりスプリング６，７は通常のものを用い
ても、上記抵抗により各底板２，３の上拳を緩やかにす
ることができる。尚、２４はマットレスである。
【００１８】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成したため
に、就寝者自身が単にレバーを引きラチエットを外すだ
けでベッドの底板に傾斜を作り上半身或いは下半身を起
すことが出来、また電気的に動作を行なう部分もないか
らベッドは構造的に簡易となり、費用がかかる点も少な
い。
に、就寝者自身が単にレバーを引きラチエットを外すだ
けでベッドの底板に傾斜を作り上半身或いは下半身を起
すことが出来、また電気的に動作を行なう部分もないか
らベッドは構造的に簡易となり、費用がかかる点も少な
い。
【図１】本考案ベッドを示すものでＡは側面図である。
Ｂは底板を上拳した例の側面図でラチエット開放部材及
びラチエットは省略してある。Ｃは他の実施例の側面図
でラチエット開放部材及びラチエットは省略してある。
Ｂは底板を上拳した例の側面図でラチエット開放部材及
びラチエットは省略してある。Ｃは他の実施例の側面図
でラチエット開放部材及びラチエットは省略してある。
１ ベッドフレーム ２ 上半身用底板 ３ 下半身用底板 ４ 支持部材 ６，７ スプリング ９，１３ ラチエット １１，１５ 爪 １６ ラチエット開放部材 １７ レバー １８，１９ ワイヤー
Claims (1)
- 【請求項１】 マットレス載置用の頭部底板と足部底板
とをそれぞれ先端を上拳出来るよう基部端をベッドフレ
ームに枢支し、ベッドフレームと各両底板との間に、ス
プリングを介在させ底部先端を上拳する方向に付勢する
と共に、底板に設けた爪に向け当接するよう付勢された
ラチエットをベッドフレームに支持し、上記ラチエット
と爪との係合を解くラチエット開放部材をベッドフレー
ムに設けてなるベッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4665392U JPH0649239Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4665392U JPH0649239Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ベッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06197U JPH06197U (ja) | 1994-01-11 |
| JPH0649239Y2 true JPH0649239Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=12753283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4665392U Expired - Lifetime JPH0649239Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ベッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649239Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP4665392U patent/JPH0649239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06197U (ja) | 1994-01-11 |
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| JPH0421329Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950530 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |