JP2819052B2 - 卓子脚の起倒堅持機構 - Google Patents

卓子脚の起倒堅持機構

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JP2819052B2 JP16533990A JP16533990A JP2819052B2 JP 2819052 B2 JP2819052 B2 JP 2819052B2 JP 16533990 A JP16533990 A JP 16533990A JP 16533990 A JP16533990 A JP 16533990A JP 2819052 B2 JP2819052 B2 JP 2819052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は卓子脚の起倒堅持機構に係り、特に倒伏時
に面板を上にして卓子を持ち上げた時の卓子脚は倒伏状
態に維持させるとともに、起立時には卓子脚を堅固に起
立保持させる卓子脚の起倒堅持機構に関する。
[従来の技術] 一般に、机、テーブル等のいわゆる卓子は、面板とこ
の面板裏面に装着される複数本の脚とにより構成されて
いる。卓子には、不使用時の便宜のために脚を折り畳み
可能に構成したものが種々ある。脚を折り畳み可能に構
成した卓子においては、脚を面板裏面に蝶番あれいはば
ね付蝶番によって装着し、更に脚の起立状態及び倒伏状
態を保持するために脚の起倒機構やロック機構等を備え
たものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の卓子脚の起倒堅持機構においては、
脚間をH字形状に連絡する連結桟に揺動部材の一端たる
先端の断面逆U字形状の係合部を係合させ、脚の起立状
態を維持するものがある。
つまり、起脚する際には、脚を手動によって引き起こ
し、揺動部材先端の係合部に連結桟を係合させて脚を係
止させている。
また、脚の起立状態から脚を倒伏させる際には、揺動
部材の先端側を手動によって持ち上げ、係合部と連結桟
との係合を解除して脚のロック状態を解除し、脚の倒伏
動作を可能としている。
しかし、ロック機構の係合解除動作を行う際の揺動部
材先端の揺動範囲が抑制されていないことにより、揺動
部材先端を手動によって直接持ち上げる場合に、付勢機
構の弾性変形限界を越える量だけ持ち上げられる惧れが
ある。
このため、付勢機構が塑性変形し、脚の起立及び倒伏
状態を維持するロック機構が損壊され、卓子脚の起立あ
るいは倒伏堅持を確実に果たし得ないという不都合があ
る。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するため
に、脚間に連結桟を設け、連結桟に一端の係合部が係合
し脚の起立状態を維持するとともに他端部位が卓子の面
板裏面に当接して損壊を防止する損壊防止機能を有する
揺動部材を設け、揺動部材の一端側を卓子の面板裏面側
に付勢し脚の起立状態及び倒伏状態を堅持する付勢手段
を設け、揺動部材に付勢手段の付勢力に抗して揺動部材
による堅持状態を解除する解除操作部を設けたことによ
り、揺動部材によって機構の損壊を防止し得て、卓子脚
の起立あるいは倒伏堅持を確実に果たし得る卓子脚の起
倒堅持機構を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、卓子の面板裏
面に起倒可能に枢支された脚の起立状態及び倒伏状態を
堅持する卓子脚の起倒堅持機構において、前記脚間に連
結桟を設け、この連結桟に一端の係合部が係合し前記脚
の起立状態を維持するとともに他端部位が卓子の面板裏
面に当接して損壊を防止する損壊防止機能を有する揺動
部材を設け、揺動部材の一端側を前記卓子の面板裏面側
に付勢し脚の起立状態及び倒伏状態を堅持する付勢手段
を設け、前記揺動部材には付勢手段の付勢力に抗して揺
動部材による堅持状態を解除する解除操作部を設けたこ
とを特徴とする。また、卓子の面板裏面に起倒可能に枢
支された脚の起立状態及び倒伏状態を堅持する卓子脚の
起倒堅持機構において、前記脚間に連結桟を設け、これ
らの連結桟に一端の係合部が係合し前記脚の起立状態を
維持するとともに他端部位が卓子の面板裏面に当接して
損壊を防止する損壊防止機能を有する揺動部材を夫々設
け、揺動部材の一端側を前記卓子の面板裏面側に付勢し
脚の起立状態及び倒伏状態を堅持する付勢手段を設け、
前記揺動部材に付勢手段の付勢力に抗して揺動部材によ
る堅持状態を解除する解除操作部を設け、前記連結桟間
を連結する運動伝達手段を設けるとともに前記揺動部材
の後端部位間を連結する操作杆を設けたことを特徴とす
る。
[作用] 上述の如く構成したことにより、卓子脚の起立動作時
には、連結桟に一端の係合部を係合させ、卓子脚の起立
堅持を確実に果たすとともに、卓子脚の倒伏動作時に
は、解除操作部を押圧して揺動部材による起立堅持状態
を解除し、卓子の面板裏面側に付勢する付勢手段によっ
て脚の倒伏堅持を果たしている。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜5図はこの発明の第1実施例を示すものであ
る。第2、3図において、2は卓子である。この卓子2
は、面板4と卓子脚(以下単に「脚」という)6とによ
り構成されている。
すなわち、前記面板4の裏面4aには、4本の脚6−
1、6−2(第2、3図において面板4の左側の脚部分
は、右側の脚部分と対称に形成されており、説明を省略
する。)が蝶番8−1、8−2によって面板4の中心側
である内側方向に折り畳み可能に夫々付設されている。
前記脚6−1と脚6−2間、つまり脚6−1と脚6−
2との夫々基部をH字形状に連結する連結桟10を設け
る。
前記連結桟10には起倒堅持機構12が設けられている。
つまり、連結桟10に一端たる先端が係合し脚6−1、6
−2の起立状態を維持する直線状の揺動部材14を設け
る。この揺動部材14は、他端から揺動部材14の長さの1/
3程度中心側に移動した位置を揺動中心とすべく、前記
面板4の裏面4aに装着される保持部16によって保持され
る。
また、揺動部材14の先端に、連結桟10に係合し脚6−
1、6−2の起立状態を維持する断面逆U字形状の係合
部たる係合金具部18を設けるとともに、揺動部材14の他
端たる後端には、係合金具部18の係合解除時に前記面板
4の裏面4aに当接し、起倒堅持機構12の損壊を防止する
損壊防止部20が形成される。そして、前記保持部16には
揺動部材14の先端を前記面板4の裏面4aに接近させる方
向に付勢し脚6−1、6−2の起立及び倒伏状態を堅持
する付勢手段、例えば2本のコイルばね22−1、22−2
を張設する。
詳述すれば、前記起倒堅持機構12は、第1〜5図に示
す如く、前記揺動部材14と断面逆U字形状の係合金具部
18と損壊防止部20とコイルばね22−1、22−2とによっ
て構成され、起倒堅持機構12により脚6−1、6−2の
起立及び倒伏状態の維持を果たしている。
また、前記揺動部材14の先端に、連結桟10を介して確
実な起脚堅時を実現するために、係合金具部18への係合
動作及び係合金具部18からの係合解除動作を円滑とすべ
く斜面部24が形成されている。
更に、揺動部材14の後端には、2本のコイルばね22−
1、22−2の付勢力に抗して揺動部材14による堅持状態
を解除する解除操作部26が設けられている。
次に作用について説明する。
前記脚6の起立時には、第1図に示す如く、コイルば
ね22−1、22−2の付勢力によって揺動部材14の先端を
前記面板4の裏面4aに接近させる方向に付勢し、連結桟
10への揺動部材14先端の係合金具部18の係合状態を堅固
としている。
そして、起立状態の前記脚6を倒伏させる際には、第
3図に示す如く、解除操作部26をコイルばね22−1、22
−2の付勢力に抗して面板4の裏面4a側に押圧し、揺動
部材14の先端側を面板4の裏面4aから離間させる方向に
引き、起倒堅持機構12の断面逆U字形状の係合金具部18
と連結桟10との係合状態を解除する。そして、係合解除
時には連結桟10が斜面部24によって容易に解除されるも
のである。
このとき、前記損壊防止部20によって揺動部材14の揺
動角度が抑制され、揺動部材14の先端側が面板4の裏面
4aから離間する距離がコイルばね22−1、22−2の弾性
変形限度内に予め設定されている。
また、前記係合金具部18の係合解除後には、脚6を手
動によって倒伏方向、つまり第4図のA方向に回動さ
せ、連結桟10をコイルばね22−1、22−2によって面板
4の裏面4aに接近させる方向に付勢される揺動部材14に
より押圧し、第5図に示す如く、脚6の倒伏状態におけ
る堅持を果たしている。すなわち、第5図の上下を逆に
して面板の下に脚が倒脚状態でいる卓子を移動のためな
どで持ち上げても、脚の自重で先端が面板裏面より離れ
てガタガタしないようになされている。
更に、倒伏状態から脚6を起立させる際には、脚6を
把持して起立方向、つまり第4図のB方向に回動する
と、コイルばね22−1、22−2の付勢力に抗して連結桟
10が揺動部材14を面板4の裏面4aから離間させる方向に
押圧し、連結桟10が揺動部材14内側を先端側に移動し、
連結桟10が斜面部24を経て、脚6が起立した際に連結桟
10に揺動部材14先端の係合金具部18が係合し、起倒堅持
機構12が機能して脚6の起立状態の堅持が果たされる。
これにより、前記揺動部材14後端の損壊防止部20によ
って起倒堅持機構12の係合金具部18の係合解除動作を行
う際の揺動部材14先端の揺動範囲が抑制され、たとえ揺
動部材14先端を手動によって直接持ち上げても、コイル
ばね22−1、22−2の弾性変形限界を越える量だけ持ち
上げることができず、コイルばね22−1、22−2の塑性
変形を確実に防止でき、脚6の起立及び倒伏状態を維持
する起倒堅持機構12が損壊されることがなく、卓子脚の
起立あるいは倒伏堅持を確実に果たし得る。
また、前記損壊防止部20によって卓子脚の起立あるい
は倒伏操作が徒に阻害されることがないことにより、操
作性を良好に維持し得て、実用上有利である。
更に、前記コイルばね22−1、22−2によって揺動部
材14の先端を前記面板4の裏面4aに接近させる方向に付
勢していることにより、起倒堅持機構12の解除時に脚6
を少許倒伏動作させれば、その後の倒伏動作を付勢力に
よって行うことができ、また揺動部材14の斜面部より僅
かに保持部16側に面板側に向けて丸味をもった膨出部25
を設ければ、起脚時連結桟を膨出部25の頂点を僅かに越
える位置迄移動させれば、連結桟10が前記の付勢力に押
されて、自動的に起脚し、係合金具18が嵌合して起脚完
了することが出来、軽い操作で容易に脚の倒伏及び起脚
操作を行い得て、使い勝手を向上し得るものである。
更にまた、前記解除操作部26を揺動部材14の後端に形
成したことにより、保持部16を支点とするてこの原理に
よって解除操作が容易にでき、脚の倒伏操作を迅速に果
たし得て、実用上有利である。
第6〜8図はこの発明の第2実施例を示すものであ
る。この第2実施例において上述第1実施例と同一機能
を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、揺動部材30の
後端側を少許面板4の裏面4aから離間させるべく折曲し
て設けた点にある。
すなわち、第6図を示す如く、保持部32によって保持
される支点C部位よりも後端側の揺動部材30を面板4の
裏面4aから離間させるべく折曲し、この後端側に形成さ
れる解除操作部34の長さを大とするものである。
また、揺動部材30の後端側及び先端部側は、第8図に
示す如く、脚6の倒伏時に揺動部材30の後端側及び先端
部側が脚6から突出せず、積層時や搬送時の便宜を図る
ことができる程度に折曲されているものである。
さすれば、前記脚6の倒伏操作時に、大なる長さの揺
動部材30の後端側を操作することができ、大なる力を要
することなく、婦女子でも倒伏操作を容易に行い得て、
使い勝手を向上させることができる。
また、上述第1実施例と同様に、前記揺動部材30の後
端側によって機構の係合解除動作を行う際の揺動部材30
先端の揺動範囲が抑制されることにより、たとえ揺動部
材30先端を手動によって直接持ち上げても、コイルばね
の弾性変形限界を越える量だけ持ち上げることができ
ず、コイルばねの塑性変形を確実に防止でき、脚の起立
及び倒伏状態を維持する機構が損壊されることがなく、
卓子脚の起立あるいは倒伏堅持を確実に果たすことがで
きる。
更に、前記コイルばねによって揺動部材30の先端を前
記面板4の裏面4aに接近させる方向に付勢していること
と膨出部25を設けていることにより、脚の起倒堅持機構
の解除時に脚を少許倒伏或は起脚動作させれば、その後
の倒伏或は起脚動作を付勢力によって行うことができ、
軽い力で確実容易に脚の倒伏或は起脚操作を行い得て、
使い勝手を向上し得るものである。
更にまた、上述第1実施例と同様に、前記解除操作部
を揺動部材30の後端に形成したことにより、てこの原理
によって解除操作が容易にでき、脚の倒伏操作を迅速に
果たし得て、実用上有利である。
第9〜11図はこの発明の第3実施例を示すものであ
る。
この第3実施例の特徴とするところは、揺動部材40と
保持部42間に第1コイルばね44を張設するとともに、連
結桟46と保持部42間には第2コイルばね48を張設した点
にある。
つまり、脚6を面板4の裏面4aの内側方向に付勢すべ
く第2コイルばね48の一端を連結桟46に接続したもので
ある。
さすれば、脚6の倒伏操作時に揺動部材40の後端を押
圧して係合解除を行った際には、第2コイルばね48の付
勢力によって脚6が自動的に倒伏され、倒伏操作をワン
タッチで行い得る。
また、上述第1、第2実施例と同様に、前記揺動部材
40の後端側によって機構の係合解除動作を行う際の揺動
部材40先端の揺動範囲が抑制されることにより、たとえ
揺動部材40先端を手動によって直接持ち上げても、第1
コイルばね44の弾性変形限界を越える量だけ持ち上げる
ことができず、第1コイルばね44の塑性変形を確実に防
止でき、脚の起立及び倒伏状態を維持する機構が損壊さ
れることがなく、卓子脚の起立あるいは倒伏堅持を確実
に果たすことができる。
更に、前記第1コイルばね44によって揺動部材40の先
端を前記面板4の裏面4aに接近させる方向に付勢してい
ることにより、機構の解除時に脚を少許倒伏動作させれ
ば、その後の倒伏動作に第1コイルばね44と第2コイル
ばね48との夫々の付勢力によって行うことができ、ワン
タッチで容易に脚の倒伏操作を行い得て、使い勝手を向
上し得るものである。
更にまた、上述第1、第2実施例と同様に、前記解除
操作部を揺動部材40の後端に形成したことにより、てこ
の原理によって解除操作が容易にでき、脚の倒伏操作を
迅速に果たし得て、実用上有利である。
なお、この発明は上述第1〜第3実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の第1〜第3実施例においては、面
板裏面の右側の2脚、あるいは左側の2脚のみを同時に
起倒すべく構成したが、第12〜14図に示す如く、連結桟
50−1、50−2間を、運動伝達手段52を形成する第1、
第2腕部材54−1、54−2と回動部材56とにより連結し
て設けるとともに、揺動部材58−1、58−2の夫々の後
端部位間を操作杆60によって連結する構成とすることも
できる。また、第1、第2腕部材54−1、54−2と回動
部材56との接続部位に、操作把手62−1、62−2を夫々
設けている。
さすれば、面板裏面の右側の2脚、あるいは左側の2
脚のいずれか一方の脚を起立させれば、運動伝達杆52を
介して他端の2脚も起立する。
また、起立した4脚も操作杆60を面板裏面側に押さえ
れば、左右の揺動部材58−1、58−2の解除操作部59−
1、59−2を同時に押圧して、全脚を同時に倒脚させ
る。
また、第14図において、操作把手62−1または62−2
のいずれか1つを握って起脚方向へ移動させれば、運動
伝達手段52を介して全脚が同時に起脚するなど迅速且つ
確実な起立操作を行い得て、実用上有利となるものであ
る。
なお、第2コイルばね48は連結桟46と保持部42間だけ
でなく、保持部に代えて面板裏面4aと連結桟46の間でも
あるいは脚6と面板裏面4a間であってもよい。要は倒脚
方向に付勢されれば良いものである。
また、揺動部材14の他端部の損壊防止部20が面板裏面
に当接して損壊防止機能を果たしているが、面板裏面に
代えて例えば揺動部材14を支えている保持部16に関連し
て当接部を設けてもよい。
また、この発明の第1〜第3実施例においては、揺動
部材の後端にコイルばねの付勢力に抗して揺動部材によ
る堅持状態を解除する解除操作部を設ける構成とした
が、揺動部材の先端側に面板裏面から必要以上に突出し
ない程度の解除操作部を設け、揺動部材の先端側の解除
操作部によって堅持状態を解除することも可能である。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、脚間に連
結桟を設け、連結桟に一端の係合部が係合し脚の起立状
態を維持するとともに他端部位が卓子の面板裏面に当接
して損壊を防止する損壊防止機能を有する揺動部材を設
け、揺動部材の一端側を卓子の面板裏面側に付勢し脚の
起立状態及び倒伏状態を堅持する付勢手段を設け、揺動
部材に付勢手段の付勢力に抗して揺動部材による堅持状
態を解除する解除操作部を設けたので、前記揺動部材の
損壊防止部によって起倒堅持機構の係合部の係合解除動
作を行う際の揺動部材先端の揺動範囲が抑制され、たと
え揺動部材先端を手動によって直接持ち上げても、付勢
手段の弾性変形限界を越える量だけ持ち上げることがで
きず、付勢手段の塑性変形を確実に防止し得て、脚の起
立及び倒伏状態を維持する起倒堅持機構が損壊されるこ
とがなく、卓子脚の起立あるいは倒伏堅持を確実に果た
し得る。また、前記損壊防止部によって卓子脚の起立あ
るいは倒伏操作が徒に阻害されることがないことによ
り、操作性を良好に維持し得て、実用上有利である。更
に、前記付勢手段によって揺動部材の先端を面板裏面に
接近させる方向に付勢していることにより、起倒堅持機
構の解除時に脚を少許倒伏動作させれば、その後の倒伏
動作を付勢力によって行うことができ、また起脚時付勢
力に抗して起脚させて、この付勢力が逆に起脚緑に変わ
る所を越すと、以後自動的に起脚する外、一方の脚を起
こすと、全脚が起きて自動的に起脚堅持され、操作杆を
押圧すれば、全脚が同時に倒脚するなどワンタッチで容
易に脚の起脚及び倒伏操作を行い得て、使い勝手を向上
し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の第1実施例を示し、第1図は卓
子脚起立状態の起倒堅持機構の要部拡大断面図、第2図
は卓子脚の起立状態の概略平面図、第3図は卓子脚の倒
伏状態の概略平面図、第4図は卓子脚倒伏過渡時の起倒
堅持機構の要部拡大断面図、第5図は卓子脚倒伏状態の
起倒堅持機構の要部拡大断面図である。 第6〜8図はこの発明の第2実施例に示し、第6図は卓
子脚起立状態の起倒堅持機構の要部拡大断面図、第7図
は卓子脚倒伏過渡時の起倒堅持機構の要部拡大断面図、
第8図は卓子脚倒伏状態の起倒堅持機構の要部拡大断面
図である。 第9〜11図はこの発明の第3実施例を示し、第9図は卓
子脚起立状態の起倒堅持機構の要部拡大断面図、第10図
は卓子脚起立状態の起倒堅持機構の要部拡大平面図、第
11図は卓子脚倒伏状態の起倒堅持機構の要部拡大断面図
である。 第12〜14図はこの発明の他の実施例を示し、第12図は卓
子脚の起立状態の概略断面正面図、第13図は卓子脚の起
立状態の概略断面平面図、第14図は卓子脚の倒伏状態の
概略断面平面図である。 図において、2は卓子、4は面板、4aは裏面、6は卓子
脚(以下単に「脚」という)、8は蝶番、10は連結桟、
12は起倒堅持機構、14は揺動部材、16は保持部、18は係
合金具部、20は損壊防止部、22はコイルばね、24は斜面
部、26は解除操作部である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】卓子の面板裏面に起倒可能に枢支された脚
    の起立状態及び倒伏状態を堅持する卓子脚の起倒堅持機
    構において、前記脚間に連結桟を設け、この連結桟に一
    端の係合部が係合し前記脚の起立状態を維持するととも
    に他端部位が卓子の面板裏面に当接して損壊を防止する
    損壊防止機能を有する揺動部材を設け、揺動部材の一端
    側を前記卓子の面板裏面側に付勢し脚の起立状態及び倒
    伏状態を堅持する付勢手段を設け、前記揺動部材には付
    勢手段の付勢力に抗して揺動部材による堅持状態を解除
    する解除操作部を設けたことを特徴とする卓子脚の起倒
    堅持機構。
  2. 【請求項2】卓子の面板裏面に起倒可能に枢支された脚
    の起立状態及び倒伏状態を堅持する卓子脚の起倒堅持機
    構において、前記脚間に連結桟を設け、これらの連結桟
    に一端の係合部が係合し前記脚の起立状態を維持すると
    ともに他端部位が卓子の面板裏面に当接して損壊を防止
    する損壊防止機能を有する揺動部材を夫々設け、揺動部
    材の一端側を前記卓子の面板裏面側に付勢し脚の起立状
    態及び倒伏状態を堅持する付勢手段を設け、前記揺動部
    材に付勢手段の付勢力に抗して揺動部材による堅持状態
    を解除する解除操作部を設け、前記連結桟間を連結する
    運動伝達手段を設けるとともに前記揺動部材の後端部位
    間を連結する操作杆を設けたことを特徴とする卓子脚の
    起倒堅持機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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