JP2521019Y2 - 電話スタンド - Google Patents
電話スタンドInfo
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- JP2521019Y2 JP2521019Y2 JP1990106374U JP10637490U JP2521019Y2 JP 2521019 Y2 JP2521019 Y2 JP 2521019Y2 JP 1990106374 U JP1990106374 U JP 1990106374U JP 10637490 U JP10637490 U JP 10637490U JP 2521019 Y2 JP2521019 Y2 JP 2521019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- telephone
- bar
- locking bar
- pedestal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、会社、事務所等に於て、電話機を載置保持
する電話スタンドに関する。
する電話スタンドに関する。
従来の電話スタンドは、電話受台が360°回転可能の
もの、及び、水平面内で伸縮するものは存在したが、水
平・前傾自在に電話受台の姿勢を変えることが出来なか
った。従って、例えば、机の上方空間に電話機が電話ス
タンドにて保持されている場合、ダイヤル操作等を座っ
たままの楽な姿勢ですることが出来ない等の使い勝手の
悪さが問題であった。また、事務机上に突設された電話
受台に人や物が不意に衝突することがあるが、このとき
電話受台の一部が破壊する虞があった。
もの、及び、水平面内で伸縮するものは存在したが、水
平・前傾自在に電話受台の姿勢を変えることが出来なか
った。従って、例えば、机の上方空間に電話機が電話ス
タンドにて保持されている場合、ダイヤル操作等を座っ
たままの楽な姿勢ですることが出来ない等の使い勝手の
悪さが問題であった。また、事務机上に突設された電話
受台に人や物が不意に衝突することがあるが、このとき
電話受台の一部が破壊する虞があった。
そこで、本考案は、上記問題点を解決し、電話機の操
作が容易に行なえる使い勝手の良い電話スタンドを提供
すると共に、不意に他の物や人が衝突しても破壊しない
で、衝撃力を逃げることの可能な電話スタンドを提供す
ることを目的とする。
作が容易に行なえる使い勝手の良い電話スタンドを提供
すると共に、不意に他の物や人が衝突しても破壊しない
で、衝撃力を逃げることの可能な電話スタンドを提供す
ることを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、複数段階に電
話受台を水平・前傾自在として柱部材に取付けると共
に、水平・前傾各姿勢を保持するロック機構を設け、該
ロック機構は、電話受台の基端部にスライド可能に内設
されるロッキングバーと、該ロッキングバーの先端部に
当接するロッキングサブバーと、該ロッキングサブバー
を上記ロッキングバーから離間する方向へスライドさせ
る操作部材と、上記柱部材の上端部に設けられると共に
上記ロッキングバーの基端部が係脱可能に係止する複数
の係止凹部と、を備え、さらに、上記ロック機構のロッ
ク状態にて過大外力が作用した際に上記電話受台の揺動
が可能となるように、上記ロッキングバーの基端部を、
弾性変形可能な板バネ状係止片部としたものである。
話受台を水平・前傾自在として柱部材に取付けると共
に、水平・前傾各姿勢を保持するロック機構を設け、該
ロック機構は、電話受台の基端部にスライド可能に内設
されるロッキングバーと、該ロッキングバーの先端部に
当接するロッキングサブバーと、該ロッキングサブバー
を上記ロッキングバーから離間する方向へスライドさせ
る操作部材と、上記柱部材の上端部に設けられると共に
上記ロッキングバーの基端部が係脱可能に係止する複数
の係止凹部と、を備え、さらに、上記ロック機構のロッ
ク状態にて過大外力が作用した際に上記電話受台の揺動
が可能となるように、上記ロッキングバーの基端部を、
弾性変形可能な板バネ状係止片部としたものである。
操作部材を人の手で操作してロッキングサブバーをロ
ッキングバーから離間する方向へスライドさせると、ロ
ッキングバーの板バネ状係止片部が柱部材の上端部の係
止凹部から外れるので、電話受台を水平姿勢から前傾姿
勢に、又は、前傾姿勢から水平姿勢に、切換えることが
できる。操作部材を操作してロッキングサブバーをロッ
キングバーに当接させると、ロッキングバーの板バネ状
係止片部が柱部材の上端部の係止凹部に嵌入するので、
電話受台は水平姿勢又は前傾姿勢にロックされる。ロッ
ク状態に於て電話受台に上下へ揺動させる方向の過大な
外力が作用すると、ロッキングバーの板バネ状係止片部
が弾性変形して係止凹部から外れるので、電話受台は上
又は下へ揺動して、衝撃を緩和できる。
ッキングバーから離間する方向へスライドさせると、ロ
ッキングバーの板バネ状係止片部が柱部材の上端部の係
止凹部から外れるので、電話受台を水平姿勢から前傾姿
勢に、又は、前傾姿勢から水平姿勢に、切換えることが
できる。操作部材を操作してロッキングサブバーをロッ
キングバーに当接させると、ロッキングバーの板バネ状
係止片部が柱部材の上端部の係止凹部に嵌入するので、
電話受台は水平姿勢又は前傾姿勢にロックされる。ロッ
ク状態に於て電話受台に上下へ揺動させる方向の過大な
外力が作用すると、ロッキングバーの板バネ状係止片部
が弾性変形して係止凹部から外れるので、電話受台は上
又は下へ揺動して、衝撃を緩和できる。
以下、図示の実施例に基づき、本考案を詳説する。
第1図に本考案に係る電話スタンドの一実施例を示
す。この図は、該電話スタンドが机等の天板11に取付け
られた使用状態を示している。該電話スタンドは、電話
受台1と柱部材2とを備えている。該電話受台1は、電
話機を直接上面に載置する平面視略矩形平板状の電話受
本体26と、該電話受本体26を保持する側面視ヘ字形の揺
動アーム部25とから構成される。該電話受台1を支持す
る柱部材2は、チルトアーム保持部材23と回転継手14と
クランプロータ22とクランプ外筒部材21とクランプ部材
12(第2図参照)とを備えている。
す。この図は、該電話スタンドが机等の天板11に取付け
られた使用状態を示している。該電話スタンドは、電話
受台1と柱部材2とを備えている。該電話受台1は、電
話機を直接上面に載置する平面視略矩形平板状の電話受
本体26と、該電話受本体26を保持する側面視ヘ字形の揺
動アーム部25とから構成される。該電話受台1を支持す
る柱部材2は、チルトアーム保持部材23と回転継手14と
クランプロータ22とクランプ外筒部材21とクランプ部材
12(第2図参照)とを備えている。
第2図〜第6図に於て、クランプ部材12は側面視略コ
字形の形状で、略円盤状の上壁と下壁とを有し、該上壁
にネジ孔28が鉛直方向に貫設されている。該クランプ部
材12は、上記外筒部材21が外嵌されている。上記クラン
プロータ22は上方に軸孔33を有する円筒部31を、下方に
円柱状ネジ部29を、略中央に上記外筒部材21と略同径の
外周面を有する握部32を、備えている。該ロータ22の握
部32を手で握って回転させて、該ネジ部29をネジ孔28に
螺入し、該ネジ部29の螺進退にてクランプ部材12が天板
11に対して上下動する。従って、該柱部材2を天板11に
取付けるには、天板11の端縁を外筒部材21の下端とクラ
ンプ部材12の鈎部12aとの間に挿入し、ロータ22を回転
させて、クランプ部材12を上方へ移動させ、外筒部材21
とクランプ部材12で天板11を挾持させればよい。上記回
転継手14は、電話線接続用であって、略中央に軸心方向
の孔38を有する。上記チルトアーム保持部材23は、下方
に軸孔34を有する鉛直方向の円筒部35を有する。また、
上方に鋏みバネ15,15を内有している。さらに、該チル
トアーム保持部材23の円形外周面の頂部には、三角溝形
の第1の係止凹部36を有し、その前方に順次(所定中心
角をもって)第1位置決め凹部40と第2位置決め凹部41
とを、備えている。該軸孔34と上記軸孔33に丸棒形の軸
8が挿入嵌合されている。27は上記円筒部31の上端と円
筒部35の間に介装されるブッシュである。該円筒部31,3
5は上記回転継手14の孔38に回転自在に挿入嵌合されて
いる。従って、保持部材23は、上記ロータ22に対して軸
8廻りに回転可能である。
字形の形状で、略円盤状の上壁と下壁とを有し、該上壁
にネジ孔28が鉛直方向に貫設されている。該クランプ部
材12は、上記外筒部材21が外嵌されている。上記クラン
プロータ22は上方に軸孔33を有する円筒部31を、下方に
円柱状ネジ部29を、略中央に上記外筒部材21と略同径の
外周面を有する握部32を、備えている。該ロータ22の握
部32を手で握って回転させて、該ネジ部29をネジ孔28に
螺入し、該ネジ部29の螺進退にてクランプ部材12が天板
11に対して上下動する。従って、該柱部材2を天板11に
取付けるには、天板11の端縁を外筒部材21の下端とクラ
ンプ部材12の鈎部12aとの間に挿入し、ロータ22を回転
させて、クランプ部材12を上方へ移動させ、外筒部材21
とクランプ部材12で天板11を挾持させればよい。上記回
転継手14は、電話線接続用であって、略中央に軸心方向
の孔38を有する。上記チルトアーム保持部材23は、下方
に軸孔34を有する鉛直方向の円筒部35を有する。また、
上方に鋏みバネ15,15を内有している。さらに、該チル
トアーム保持部材23の円形外周面の頂部には、三角溝形
の第1の係止凹部36を有し、その前方に順次(所定中心
角をもって)第1位置決め凹部40と第2位置決め凹部41
とを、備えている。該軸孔34と上記軸孔33に丸棒形の軸
8が挿入嵌合されている。27は上記円筒部31の上端と円
筒部35の間に介装されるブッシュである。該円筒部31,3
5は上記回転継手14の孔38に回転自在に挿入嵌合されて
いる。従って、保持部材23は、上記ロータ22に対して軸
8廻りに回転可能である。
上記電話受台1のアーム部25内部には、ノッチボール
24、スプリング16、ロッキングバー9、圧縮バネ17、ロ
ッキングバー9の先端部に当接するロッキングサブバー
10及び、圧縮バネ18等が夫々配設されている。そして、
電話受本体26には、帯板状連結部材13及び操作部材4が
付設され、また、該電話受本体26には一体状に固定取手
部5が手前へ延設され、また、上面の手前寄りには、滑
止用突起片6,6が形成されている。上記ロッキングバー
9は、一部中空の略角柱の形状であり、第3図のように
第1の係止凹部36、及び、第6図のように第1位置決め
凹部40に、選択的に係合する略くの字型の弾性変形可能
な板バネ状係止片部44を有し、揺動アーム部25内を長手
方向にスライド自在である。しかも、第3図のように該
第1位置決め凹部40は円弧状凹部であってノッチボール
24の係止用であると共に、(上述のように)第6図に示
すように該第1位置決め凹部40は、電話受台1の前傾姿
勢時に係止片部44が係合するいわば第2の係止凹部を、
兼用している。
24、スプリング16、ロッキングバー9、圧縮バネ17、ロ
ッキングバー9の先端部に当接するロッキングサブバー
10及び、圧縮バネ18等が夫々配設されている。そして、
電話受本体26には、帯板状連結部材13及び操作部材4が
付設され、また、該電話受本体26には一体状に固定取手
部5が手前へ延設され、また、上面の手前寄りには、滑
止用突起片6,6が形成されている。上記ロッキングバー
9は、一部中空の略角柱の形状であり、第3図のように
第1の係止凹部36、及び、第6図のように第1位置決め
凹部40に、選択的に係合する略くの字型の弾性変形可能
な板バネ状係止片部44を有し、揺動アーム部25内を長手
方向にスライド自在である。しかも、第3図のように該
第1位置決め凹部40は円弧状凹部であってノッチボール
24の係止用であると共に、(上述のように)第6図に示
すように該第1位置決め凹部40は、電話受台1の前傾姿
勢時に係止片部44が係合するいわば第2の係止凹部を、
兼用している。
そして、上記ロッキングバー9はその長手方向中央に
おいて直角方向にバネ受突部42を有し、全体がT字型に
形成される。上記圧縮バネ17が該バネ受突部42に圧接弾
発付勢しているため、該ロッキングバー9は電話受台1
に向かって弾発付勢されているが、ロッキングサブバー
10の圧縮バネ18による弾発力の方が十分大に設定されて
いて、係止片部44は凹部40,41等に係合する。上記ノッ
チボール24は圧縮スプリング16にて弾発付勢され、第3
図と第6図のように、第1・第2位置決め凹部40,41に
係合して、各々、電話受台1の水平姿勢、前傾姿勢を保
つ。鋏みバネ15によって、矢印M方向へアーム部25が弾
発付勢されている。なお、ノッチボール24を短寸の円形
ピンを用いても良い。
おいて直角方向にバネ受突部42を有し、全体がT字型に
形成される。上記圧縮バネ17が該バネ受突部42に圧接弾
発付勢しているため、該ロッキングバー9は電話受台1
に向かって弾発付勢されているが、ロッキングサブバー
10の圧縮バネ18による弾発力の方が十分大に設定されて
いて、係止片部44は凹部40,41等に係合する。上記ノッ
チボール24は圧縮スプリング16にて弾発付勢され、第3
図と第6図のように、第1・第2位置決め凹部40,41に
係合して、各々、電話受台1の水平姿勢、前傾姿勢を保
つ。鋏みバネ15によって、矢印M方向へアーム部25が弾
発付勢されている。なお、ノッチボール24を短寸の円形
ピンを用いても良い。
ここで、アーム部25は(第1図に示すように)一対の
対称な2分割体49,49よりなり、該分割体49,49の夫々の
基端の内側に凹溝が付設されており、保持部材23の円筒
状突部と嵌合して、軸心P廻りに揺動可能である。
対称な2分割体49,49よりなり、該分割体49,49の夫々の
基端の内側に凹溝が付設されており、保持部材23の円筒
状突部と嵌合して、軸心P廻りに揺動可能である。
上記ロッキングサブバー10は、略角柱の形状であり、
基端にテーパ面47を、先端に上方突部48を、有すると共
に、長手方向に長孔46が貫設されている。該長孔46には
上記分割体49,49に固着された(又は一体成形された)
固定ストッパ19が挿通されており、該固定ストッパ19に
一端が圧接された圧縮バネ18にてロッキングサブバー10
は基端方向(第2図の左方向)へ弾発付勢されている。
該ロッキングサブバー10は、そのテーパ面47が上記ロッ
キングバー9の一端面に圧接する。
基端にテーパ面47を、先端に上方突部48を、有すると共
に、長手方向に長孔46が貫設されている。該長孔46には
上記分割体49,49に固着された(又は一体成形された)
固定ストッパ19が挿通されており、該固定ストッパ19に
一端が圧接された圧縮バネ18にてロッキングサブバー10
は基端方向(第2図の左方向)へ弾発付勢されている。
該ロッキングサブバー10は、そのテーパ面47が上記ロッ
キングバー9の一端面に圧接する。
図例では、ロック機構3は、ロッキングバー9とロッ
キングサブバー10と圧縮バネ17,18と第1の係止凹部3
6、及び、(第2の係止凹部36としての)位置決め凹部4
0等にて構成される。なお、係止凹部を3段階以上とす
ることも望ましい(図示省略)が、このときは、係止凹
部の数を3個以上とする必要がある。
キングサブバー10と圧縮バネ17,18と第1の係止凹部3
6、及び、(第2の係止凹部36としての)位置決め凹部4
0等にて構成される。なお、係止凹部を3段階以上とす
ることも望ましい(図示省略)が、このときは、係止凹
部の数を3個以上とする必要がある。
上記帯板状連結部材13は後端部に孔50を、前端部に突
部51を有する。該孔50には上記上方突部48が係止され
る。上記操作部材4は平面視略T字形の形状であって、
後端部に孔54を、前端部に指を掛ける上方引掛部52と下
方引掛部53とを有する(第8図参照)。該操作部材4は
電話受本体26の前端縁に長手方向スライド自在に付設さ
れている。電話受本体26の前縁に設けられたコの字型の
固定取手部5の中に下方引掛部53が配設される。
部51を有する。該孔50には上記上方突部48が係止され
る。上記操作部材4は平面視略T字形の形状であって、
後端部に孔54を、前端部に指を掛ける上方引掛部52と下
方引掛部53とを有する(第8図参照)。該操作部材4は
電話受本体26の前端縁に長手方向スライド自在に付設さ
れている。電話受本体26の前縁に設けられたコの字型の
固定取手部5の中に下方引掛部53が配設される。
第1図と第7図に於て、7,7は横倒J字型の電話押し
フックであり、43は該押しフック7,7の角度調節用係止
部材である。ネジつまみ20を回転させることにより、押
しフック7,7の姿勢を調節できる。
フックであり、43は該押しフック7,7の角度調節用係止
部材である。ネジつまみ20を回転させることにより、押
しフック7,7の姿勢を調節できる。
電話受台1を、第2図と第3図に示す水平姿勢から、
第6図に示す前傾姿勢にするには、上記ロック機構3を
解除する必要がある。該ロック機構3を解除するには (第8図の実線又は一点鎖線の如く、)操作部材4の上
方引掛部52又は下方引掛部53に指を掛けて手前に引け
ば、連結部材13を介してロッキングサブバー10が、圧縮
バネ18に抗して手前に引かれ、そのテーパ面47とロッキ
ングバー9の端面との間に隙間が生じようとするが、圧
縮バネ17の弾発力によりロッキングバー9は矢印B方向
へ移動して、追従してスライドする。そこで、第1の係
止凹部36から係止片部44が離脱するから、電話受台1を
簡単に前方下傾の方向へ揺動する(押し下げる)ことが
でき、操作部材4から指をはなしておけば、自動的に第
6図の位置にて、再ロックされる。このときノッチボー
ル24も第1位置決め凹部40から第2位置決め凹部41へ移
動する。このようにして、電話受台1は前傾姿勢にロッ
クされ保持される。水平姿勢にもどす場合も同様にロッ
ク機構3を解除し、取手部5を持ち上げればよい。従っ
て、第8図のように、操作部材4にて容易にロック機構
3を作動又は解除でき、迅速かつ容易に、水平・前傾い
ずれの姿勢に切替えることができる。
第6図に示す前傾姿勢にするには、上記ロック機構3を
解除する必要がある。該ロック機構3を解除するには (第8図の実線又は一点鎖線の如く、)操作部材4の上
方引掛部52又は下方引掛部53に指を掛けて手前に引け
ば、連結部材13を介してロッキングサブバー10が、圧縮
バネ18に抗して手前に引かれ、そのテーパ面47とロッキ
ングバー9の端面との間に隙間が生じようとするが、圧
縮バネ17の弾発力によりロッキングバー9は矢印B方向
へ移動して、追従してスライドする。そこで、第1の係
止凹部36から係止片部44が離脱するから、電話受台1を
簡単に前方下傾の方向へ揺動する(押し下げる)ことが
でき、操作部材4から指をはなしておけば、自動的に第
6図の位置にて、再ロックされる。このときノッチボー
ル24も第1位置決め凹部40から第2位置決め凹部41へ移
動する。このようにして、電話受台1は前傾姿勢にロッ
クされ保持される。水平姿勢にもどす場合も同様にロッ
ク機構3を解除し、取手部5を持ち上げればよい。従っ
て、第8図のように、操作部材4にて容易にロック機構
3を作動又は解除でき、迅速かつ容易に、水平・前傾い
ずれの姿勢に切替えることができる。
しかして、上記ロック機構3の一部−具体的にはロッ
キングバー9と係止凹部36等との係合部位−に、過大外
力逃げ手段Rが設けられる。即ち、第2図と第3図の水
平姿勢においてロッキングバー9の板バネ状係止片部44
は、保持部材23の第1の係止凹部36に係合している。こ
の状態で、不意に他の物体や人体が電話機や電話受台1
に接触して衝撃的な力が加わったとすると、第5図に示
す如く、係止片部44は矢印Qのように弾性変形し、保持
部材23の外周面に乗り上げることが出来るため、第3図
から第4図のように、電話受台1及び揺動アーム部25
は、揺動して、過大外力を逃げることが出来る。このと
き圧縮バネ18はほとんど又は全く圧縮しないで良い。
キングバー9と係止凹部36等との係合部位−に、過大外
力逃げ手段Rが設けられる。即ち、第2図と第3図の水
平姿勢においてロッキングバー9の板バネ状係止片部44
は、保持部材23の第1の係止凹部36に係合している。こ
の状態で、不意に他の物体や人体が電話機や電話受台1
に接触して衝撃的な力が加わったとすると、第5図に示
す如く、係止片部44は矢印Qのように弾性変形し、保持
部材23の外周面に乗り上げることが出来るため、第3図
から第4図のように、電話受台1及び揺動アーム部25
は、揺動して、過大外力を逃げることが出来る。このと
き圧縮バネ18はほとんど又は全く圧縮しないで良い。
そして、第4図の状態で停止する場合もあり、又は、
第6図の大きく前傾した状態まで揺動してやっと停止す
る場合もある。
第6図の大きく前傾した状態まで揺動してやっと停止す
る場合もある。
また、第3図から逆に上方向へ過大な外力が作用した
場合には、同様に、板バネ状係止片部44が弾性変形(第
5図参照)して、矢印Mのように上方へも揺動して逃げ
ることも可能である。なお、過大外力とは本考案に於て
は電話受台1の中心で5〜15kgが適当である。
場合には、同様に、板バネ状係止片部44が弾性変形(第
5図参照)して、矢印Mのように上方へも揺動して逃げ
ることも可能である。なお、過大外力とは本考案に於て
は電話受台1の中心で5〜15kgが適当である。
上述のように、本考案では、ロック機構3のロック状
態にて電話受台1に過大な外力が作用したときに、過大
外力逃げ手段Rによって、電話受台1は、上方又は下方
へ揺動して、衝撃力が、ロック機構3を構成するロッキ
ングバー9やサブバー10、あるいは、保持部材23の凹部
等に、加わることを防止し、破壊を有効に防いでいる。
態にて電話受台1に過大な外力が作用したときに、過大
外力逃げ手段Rによって、電話受台1は、上方又は下方
へ揺動して、衝撃力が、ロック機構3を構成するロッキ
ングバー9やサブバー10、あるいは、保持部材23の凹部
等に、加わることを防止し、破壊を有効に防いでいる。
なお、本考案は、上述の実施例に限定されず、本考案
の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。
の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。
例えば、第9図のようにロッキングバー9の先端に円
形孔56を設けると共に、ロッキングサブバー10の基端
(同図左端)に長孔57を設け、ロッキングバー9とロッ
キングサブバー10との間に常に微小間隙58を生じるよう
に、第10図に示すような連結部材55の平行な2軸59,60
を、夫々の孔56,長孔57に挿入して、連結する。
形孔56を設けると共に、ロッキングサブバー10の基端
(同図左端)に長孔57を設け、ロッキングバー9とロッ
キングサブバー10との間に常に微小間隙58を生じるよう
に、第10図に示すような連結部材55の平行な2軸59,60
を、夫々の孔56,長孔57に挿入して、連結する。
このようにすれば、前述の実施例におけるテーパ面47
における摩擦抵抗が減少出来て、スムースな作動を実現
する。
における摩擦抵抗が減少出来て、スムースな作動を実現
する。
本考案は、上述のように構成されているので、以下に
記載する著大な実用的効果を奏する。
記載する著大な実用的効果を奏する。
身体がいずれの姿勢をとっていても、電話受台1を水
平・前傾自在に各姿勢に切替えて、保持できるため、電
話の使い勝手が良い。
平・前傾自在に各姿勢に切替えて、保持できるため、電
話の使い勝手が良い。
ロック機構3のロック状態に於て、電話受台1を水平
姿勢又は前傾姿勢に確実に保持することができると共
に、不意に身体が電話受台1等に衝突したとき、電話受
台1は(ロック機構3のロックにかかわらず)上方又は
下方へ揺動して、逃げるため、身体に傷を負わせること
がなくなり安全性が高い。
姿勢又は前傾姿勢に確実に保持することができると共
に、不意に身体が電話受台1等に衝突したとき、電話受
台1は(ロック機構3のロックにかかわらず)上方又は
下方へ揺動して、逃げるため、身体に傷を負わせること
がなくなり安全性が高い。
他の物体や身体が電話受台1等に衝突した場合に、電
話受台1は上方又は下方へ揺動して、過大な外力が作用
するのを有効に逃げることが出来て、電話スタンドの構
成部品が破損・破壊することを、防止出来る。
話受台1は上方又は下方へ揺動して、過大な外力が作用
するのを有効に逃げることが出来て、電話スタンドの構
成部品が破損・破壊することを、防止出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は要部
断面側面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図は作
用説明用拡大断面図、第5図は作用説明簡略図、第6図
は前傾姿勢の拡大断面図、第7図は操作部材の操作説明
図、第8図は側面図、第9図は他の実施例の要部説明
図、第10図は連結部材の一例を示す平面図である。 1……電話受台、2……柱部材、3……ロック機構、R
……過大外力逃げ手段。
断面側面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図は作
用説明用拡大断面図、第5図は作用説明簡略図、第6図
は前傾姿勢の拡大断面図、第7図は操作部材の操作説明
図、第8図は側面図、第9図は他の実施例の要部説明
図、第10図は連結部材の一例を示す平面図である。 1……電話受台、2……柱部材、3……ロック機構、R
……過大外力逃げ手段。
Claims (1)
- 【請求項1】複数段階に電話受台1を水平・前傾自在と
して柱部材2に取付けると共に、水平・前傾各姿勢を保
持するロック機構3を設け、該ロック機構3は、電話受
台1の基端部にスライド可能に内設されるロッキングバ
ー9と、該ロッキングバー9の先端部に当接するロッキ
ングサブバー10と、該ロッキングサブバー10を上記ロッ
キングバー9から離間する方向へスライドさせる操作部
材4と、上記柱部材2の上端部に設けられると共に上記
ロッキングバー9の基端部が係脱可能に係止する複数の
係止凹部36と、を備え、さらに、上記ロック機構3のロ
ック状態にて過大外力が作用した際に上記電話受台1の
揺動が可能となるように、上記ロッキングバー9の基端
部を、弾性変形可能な板バネ状係止片部44としたことを
特徴とする電話スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990106374U JP2521019Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 電話スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990106374U JP2521019Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 電話スタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464844U JPH0464844U (ja) | 1992-06-04 |
JP2521019Y2 true JP2521019Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31852440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990106374U Expired - Lifetime JP2521019Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 電話スタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521019Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001880U (ko) * | 2018-01-16 | 2019-07-24 | 럭키목재 주식회사 | 단말기 수용이 가능한 침대헤드 및 이를 구비한 침대프레임 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2601375B2 (ja) * | 1990-11-06 | 1997-04-16 | コクヨ株式会社 | 電話機などの載置台の角度調整機構 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02228155A (ja) * | 1989-01-04 | 1990-09-11 | Ernst Stadelmann Gmbh | 卓上機器用支持装置 |
JPH0313152A (ja) * | 1989-06-03 | 1991-01-22 | Fritz Straeter | 電話機など用の保持装置 |
JPH0429258B2 (ja) * | 1982-02-18 | 1992-05-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0429258U (ja) * | 1990-07-02 | 1992-03-09 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP1990106374U patent/JP2521019Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0429258B2 (ja) * | 1982-02-18 | 1992-05-18 | ||
JPH02228155A (ja) * | 1989-01-04 | 1990-09-11 | Ernst Stadelmann Gmbh | 卓上機器用支持装置 |
JPH0313152A (ja) * | 1989-06-03 | 1991-01-22 | Fritz Straeter | 電話機など用の保持装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001880U (ko) * | 2018-01-16 | 2019-07-24 | 럭키목재 주식회사 | 단말기 수용이 가능한 침대헤드 및 이를 구비한 침대프레임 |
KR200492030Y1 (ko) * | 2018-01-16 | 2020-07-22 | 럭키목재 주식회사 | 단말기 수용이 가능한 침대헤드 및 이를 구비한 침대프레임 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464844U (ja) | 1992-06-04 |
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