JPH0649178B2 - 均一塗膜の形成方法 - Google Patents
均一塗膜の形成方法Info
- Publication number
- JPH0649178B2 JPH0649178B2 JP61297299A JP29729986A JPH0649178B2 JP H0649178 B2 JPH0649178 B2 JP H0649178B2 JP 61297299 A JP61297299 A JP 61297299A JP 29729986 A JP29729986 A JP 29729986A JP H0649178 B2 JPH0649178 B2 JP H0649178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- coating
- alkoxide
- paint
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は均一塗膜の形成方法に関する。さらに詳しく
は、建築材料などのようなセメント質基材の表面上に形
成することができる均一塗膜の形成方法に関する。
は、建築材料などのようなセメント質基材の表面上に形
成することができる均一塗膜の形成方法に関する。
[従来の技術] 従来、塗料には耐熱性に優れたアルカリ金属塩含有塗
料、塗布後の塗膜硬度が大きいアルカリ金属塩およびそ
の硬化剤を含有した塗料、耐熱性および耐水性に優れた
酸性金属塩含有量塗料、耐火性に優れた金属酸化物ゾル
含有塗料などが用いられている。
料、塗布後の塗膜硬度が大きいアルカリ金属塩およびそ
の硬化剤を含有した塗料、耐熱性および耐水性に優れた
酸性金属塩含有量塗料、耐火性に優れた金属酸化物ゾル
含有塗料などが用いられている。
これらの塗料にはそれぞれの特性に応じた目的のみに有
用なものであり、たとえば耐熱水性、耐酸性、塗膜硬
度、塗膜の緻密性などの特性をすべて満足するものはな
く、またこれらの特性が要求されるとともに用いる基材
が塩基性を呈する多孔性基材である、たとえばコンクリ
ート製建築物の壁面などに適用したばあい、かかる基材
の細孔に塗料が浸入し、塗膜表面に凹凸が生じたり、腐
食により剥れ落ちるなどの欠点があった。
用なものであり、たとえば耐熱水性、耐酸性、塗膜硬
度、塗膜の緻密性などの特性をすべて満足するものはな
く、またこれらの特性が要求されるとともに用いる基材
が塩基性を呈する多孔性基材である、たとえばコンクリ
ート製建築物の壁面などに適用したばあい、かかる基材
の細孔に塗料が浸入し、塗膜表面に凹凸が生じたり、腐
食により剥れ落ちるなどの欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者らは、前記従来技術に鑑みて耐熱水性、
耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れ、しかも多
孔性基材の表面上に適用したばあいであっても塗膜表面
に凹凸のない均一塗膜を形成することができる形成方法
をうるべく鋭意研究を重ねた結果、かかる均一塗膜を形
成しうる方法を見出し、本発明を完成するに至った。
耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れ、しかも多
孔性基材の表面上に適用したばあいであっても塗膜表面
に凹凸のない均一塗膜を形成することができる形成方法
をうるべく鋭意研究を重ねた結果、かかる均一塗膜を形
成しうる方法を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明はセメント質基材の表面上にアクリル
ウレタン系塗料(ただし、ケイ素化合物を含むものを除
く)またはエポキシ系塗料(ただし、ケイ素化合物を含
むのもを除く)を塗布したのち、アルコキシド系無機塗
料を塗布することを特徴とする2層の塗膜構造を有する
均一塗膜の形成方法に関する。
ウレタン系塗料(ただし、ケイ素化合物を含むものを除
く)またはエポキシ系塗料(ただし、ケイ素化合物を含
むのもを除く)を塗布したのち、アルコキシド系無機塗
料を塗布することを特徴とする2層の塗膜構造を有する
均一塗膜の形成方法に関する。
[作用および実施例] 本発明の均一塗膜の形成方法によれば、セメント質基材
の表面上にアクリルウレタン系塗料(ただし、ケイ素化
合物を含むものを除く)またはエポキシ系塗料(ただ
し、ケイ素化合物を含むものを除く)を塗布したのち、
アルコキシド系無機塗料を塗布することにより、耐熱水
性、耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れた2層
の塗膜構造を有する均一塗膜を形成することができる。
の表面上にアクリルウレタン系塗料(ただし、ケイ素化
合物を含むものを除く)またはエポキシ系塗料(ただ
し、ケイ素化合物を含むものを除く)を塗布したのち、
アルコキシド系無機塗料を塗布することにより、耐熱水
性、耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れた2層
の塗膜構造を有する均一塗膜を形成することができる。
とくに、本発明の塗膜の形成方法は、従来の塗料を用い
たばあいには均一塗膜を形成しえなかった多孔性のセメ
ント質基材に好適に使用しうるものである。
たばあいには均一塗膜を形成しえなかった多孔性のセメ
ント質基材に好適に使用しうるものである。
ここで本明細書にいう均一塗膜とは、塗膜表面に凹凸や
気泡などのワキをはじめとするピンホールなどのない平
滑な塗膜をいう。
気泡などのワキをはじめとするピンホールなどのない平
滑な塗膜をいう。
本発明の塗膜の形成方法を適用しうるセメント質基材と
しては、セラミック、スレート、石綿スレート、コンク
リートやセメントなどのような種々の素材からなるセメ
ント質基材をあげることができる。
しては、セラミック、スレート、石綿スレート、コンク
リートやセメントなどのような種々の素材からなるセメ
ント質基材をあげることができる。
前記アクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗料は、
セメント質基材の表面の孔中に後で詳述するアルコキシ
ド系無機塗料が浸入しないようにし、さらにアルコキシ
ド系無機塗料は耐塩基性が小さいので塩基性を呈するセ
メント質基材に直接塗布した際に発生する腐食や剥離を
抑制するために塗布される。かかるアクリルウレタン系
塗料の具体例としてはVトップ#100 、Vセラン#100
ST(いずれも大日本塗料(株)製)など、かかるエポキ
シ系塗料の具体例としてはエポニックス#10、エポニッ
クス#20、エポニックス#30(以上、大日本塗料(株)
製)などをあげることができる。なお、アクリルウレタ
ン系塗料またはエポキシ系塗料には、塗布時の温度、塗
布方法や塗布されるセメント質基材の種類などによって
異なるが、その粘度が塗布に適した粘度、すなわちフォ
ードカップ#4で5〜25秒(25℃)となるように溶剤の
添加量を加減するなどによってあらかじめ調整されたも
のを用いるのが好ましい。
セメント質基材の表面の孔中に後で詳述するアルコキシ
ド系無機塗料が浸入しないようにし、さらにアルコキシ
ド系無機塗料は耐塩基性が小さいので塩基性を呈するセ
メント質基材に直接塗布した際に発生する腐食や剥離を
抑制するために塗布される。かかるアクリルウレタン系
塗料の具体例としてはVトップ#100 、Vセラン#100
ST(いずれも大日本塗料(株)製)など、かかるエポキ
シ系塗料の具体例としてはエポニックス#10、エポニッ
クス#20、エポニックス#30(以上、大日本塗料(株)
製)などをあげることができる。なお、アクリルウレタ
ン系塗料またはエポキシ系塗料には、塗布時の温度、塗
布方法や塗布されるセメント質基材の種類などによって
異なるが、その粘度が塗布に適した粘度、すなわちフォ
ードカップ#4で5〜25秒(25℃)となるように溶剤の
添加量を加減するなどによってあらかじめ調整されたも
のを用いるのが好ましい。
前記アクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗料を多
孔性のセメント質基材に塗布するばあいには、セメント
質基材の孔中にアクリルウレタン系塗料またはエポキシ
系塗料が浸入するのを防ぐためにセメント質基材をあら
かじめ予熱しておくのが好ましい。該セメント質基材を
予熱したばあい、アクリルウレタン系塗料またはエポキ
シ系塗料は、セメント質基材の孔中に浸入するまえに乾
燥し、その塗膜によって孔が被覆される。セメント質基
材の予熱温度はセメント質基材表面上の孔の数およびそ
の大きさならびに周囲雰囲気の温度および湿度などによ
って異なるので、一概には決定することはできない。
孔性のセメント質基材に塗布するばあいには、セメント
質基材の孔中にアクリルウレタン系塗料またはエポキシ
系塗料が浸入するのを防ぐためにセメント質基材をあら
かじめ予熱しておくのが好ましい。該セメント質基材を
予熱したばあい、アクリルウレタン系塗料またはエポキ
シ系塗料は、セメント質基材の孔中に浸入するまえに乾
燥し、その塗膜によって孔が被覆される。セメント質基
材の予熱温度はセメント質基材表面上の孔の数およびそ
の大きさならびに周囲雰囲気の温度および湿度などによ
って異なるので、一概には決定することはできない。
前記アクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗料の塗
布方法は、従来より一般に行なわれている、たとえばエ
アスプレー法、カーテンフローコーター法、ロールコー
ター法などを適用することができるが、本発明において
はこれらの方法のみに限定されずに他の方法によって塗
布してもよい。また、たとえば表面に孔数の多いセメン
ト質素材に適用するばあいなどのようにその必要性に応
じてさらに1回以上重ね塗りを施してもよい。
布方法は、従来より一般に行なわれている、たとえばエ
アスプレー法、カーテンフローコーター法、ロールコー
ター法などを適用することができるが、本発明において
はこれらの方法のみに限定されずに他の方法によって塗
布してもよい。また、たとえば表面に孔数の多いセメン
ト質素材に適用するばあいなどのようにその必要性に応
じてさらに1回以上重ね塗りを施してもよい。
前記アクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗料の塗
布量およびその乾燥後の膜厚は、上記のように使用され
るセメント質基材の種類などによって異なるので、一概
には決定することはできないが、その塗布量は通常30cm
×30cmあたり5〜20g、その乾燥後の膜厚は30〜75μm
であるのが好ましい。
布量およびその乾燥後の膜厚は、上記のように使用され
るセメント質基材の種類などによって異なるので、一概
には決定することはできないが、その塗布量は通常30cm
×30cmあたり5〜20g、その乾燥後の膜厚は30〜75μm
であるのが好ましい。
かくして形成されたアクリルウレタン系塗膜またはエポ
キシ系塗膜を充分に乾燥させたのち、その塗膜上にアル
コキシド系無機塗料が塗布される。
キシ系塗膜を充分に乾燥させたのち、その塗膜上にアル
コキシド系無機塗料が塗布される。
前記アルコキシド系無機塗料は一般に使用されている他
の無機塗料と異なり、アクリルウレタン系塗料またはエ
ポキシ系塗料とのあいだで強固な化学的結合を形成する
が、さらに該アルコキシド系無機塗料が前記アクリルウ
レタン系塗料またはエポキシ系塗料の塗膜上に塗布され
た塗膜は、耐熱水性、耐酸性、硬度および緻密性に優れ
たものであることが本発明者らによって見出された。
の無機塗料と異なり、アクリルウレタン系塗料またはエ
ポキシ系塗料とのあいだで強固な化学的結合を形成する
が、さらに該アルコキシド系無機塗料が前記アクリルウ
レタン系塗料またはエポキシ系塗料の塗膜上に塗布され
た塗膜は、耐熱水性、耐酸性、硬度および緻密性に優れ
たものであることが本発明者らによって見出された。
すなわち、上記のように本発明の形成方法によって形成
せられた塗膜は以上に述べた諸特性を有するばかりでな
く、多孔性のセメント質基材上に設けられたばあいであ
っても均一塗膜が形成されるのである。
せられた塗膜は以上に述べた諸特性を有するばかりでな
く、多孔性のセメント質基材上に設けられたばあいであ
っても均一塗膜が形成されるのである。
前記アルコキシド系無機塗料は三次元網目構造を有する
オリゴマーであり、その分子量は約 15000をこえるとゲ
ル化をおこし、塗布するのが困難となるので、通常5000
〜 15000、なかんづく7000〜 10000の分子量を有するも
のが用いられる。
オリゴマーであり、その分子量は約 15000をこえるとゲ
ル化をおこし、塗布するのが困難となるので、通常5000
〜 15000、なかんづく7000〜 10000の分子量を有するも
のが用いられる。
本発明に用いられるアルコキシド系無機塗料の分子量は
上記のように低分子量のものであり、一般に使用されて
いるアクリルウレタン系塗料の分子量( 20000〜数十
万)よりもきわめて小さいため、多孔性のセメント質基
材に直接塗布したばあい、該セメント質基材の孔中に短
時間で吸収されてしまうので、アルコキシド系無機塗料
を塗布するまえにアクリルウレタン系塗料またはエポキ
シ系塗料が塗布されるのである。
上記のように低分子量のものであり、一般に使用されて
いるアクリルウレタン系塗料の分子量( 20000〜数十
万)よりもきわめて小さいため、多孔性のセメント質基
材に直接塗布したばあい、該セメント質基材の孔中に短
時間で吸収されてしまうので、アルコキシド系無機塗料
を塗布するまえにアクリルウレタン系塗料またはエポキ
シ系塗料が塗布されるのである。
前記アルコキシド系無機塗料としては一般式 M(OR)
n(式中、M はSi、Ti、Al、Zr、Sn、Pbおよび/または
Fe、R は炭素数1以上のアルキル基、n は1以上の整数
を示す)で表される金属アルコキシドを主成分とする塗
料があげられ、かかる金属アルコキシドの具体例として
は、 Si(OCH3)4、Si(OC2H5)4、Si(OCH(CH3)2)4、 Ti(OC2H5)4、Ti(OCH(CH3)2)4、Ti(OC3H7)4、 Ti(OC4H9)4、Al(OCH3)4、Al(OC2H5)4、 Al(OCH(CH3)2)4、Al(OC3H7)4、Al(OC4H9)4、 Zr(OCH3)4、Zr(OC2H5)4、Zr(OCH(CH3)2)4、 Zr(OC3H7)4、Zr(OC4H9)4、Sn(OCH3)4、 Sn(OC2H5)4)、Sn(OCH(CH3)2)4、Sn(OC3H7)4、 Sn(OC4H9)4、Pb(OCH3)2、Pb(OC2H5)2、 Pb(OCH(CH3)2)2、Pb(OC3H7)2、Pb(OC4H9)2、 Fe(OCH3)4、Fe(OC2H5)4、Fe(OCH(CH3)2)4、 Fe(OC3H7)4、Fe(OC4H9)4、ZrSi(OCH3)4、 ZrSi(OC2H5)4、ZrSi(OCH(CH3)2)4、 ZrSi(OC3H7)4、ZrSi(OC4H9)4などがあげられ、これらの
金属アルコキシドは単独で用いてもよく、また他のもの
と併用してもよい。前記金属アルコキシドのなかでは、
一般式 M(OR)n中、M がSiであるシリコンアルコキシド
は安価であるので、とくに好適に使用することができ
る。
n(式中、M はSi、Ti、Al、Zr、Sn、Pbおよび/または
Fe、R は炭素数1以上のアルキル基、n は1以上の整数
を示す)で表される金属アルコキシドを主成分とする塗
料があげられ、かかる金属アルコキシドの具体例として
は、 Si(OCH3)4、Si(OC2H5)4、Si(OCH(CH3)2)4、 Ti(OC2H5)4、Ti(OCH(CH3)2)4、Ti(OC3H7)4、 Ti(OC4H9)4、Al(OCH3)4、Al(OC2H5)4、 Al(OCH(CH3)2)4、Al(OC3H7)4、Al(OC4H9)4、 Zr(OCH3)4、Zr(OC2H5)4、Zr(OCH(CH3)2)4、 Zr(OC3H7)4、Zr(OC4H9)4、Sn(OCH3)4、 Sn(OC2H5)4)、Sn(OCH(CH3)2)4、Sn(OC3H7)4、 Sn(OC4H9)4、Pb(OCH3)2、Pb(OC2H5)2、 Pb(OCH(CH3)2)2、Pb(OC3H7)2、Pb(OC4H9)2、 Fe(OCH3)4、Fe(OC2H5)4、Fe(OCH(CH3)2)4、 Fe(OC3H7)4、Fe(OC4H9)4、ZrSi(OCH3)4、 ZrSi(OC2H5)4、ZrSi(OCH(CH3)2)4、 ZrSi(OC3H7)4、ZrSi(OC4H9)4などがあげられ、これらの
金属アルコキシドは単独で用いてもよく、また他のもの
と併用してもよい。前記金属アルコキシドのなかでは、
一般式 M(OR)n中、M がSiであるシリコンアルコキシド
は安価であるので、とくに好適に使用することができ
る。
アルコキシド系無機塗料中に含有される前記金属アルコ
キシド以外の成分として、たとえばクロムグリーン、コ
バルトブルー、べんがら、アンバー、チタンイエロー、
鉄黒、亜鉛華、酸化チタン、タルク、シリカ粉などの無
機顔料などをアルコキシド系無機塗料中において60重量
%をこえない範囲で添加してもよい。
キシド以外の成分として、たとえばクロムグリーン、コ
バルトブルー、べんがら、アンバー、チタンイエロー、
鉄黒、亜鉛華、酸化チタン、タルク、シリカ粉などの無
機顔料などをアルコキシド系無機塗料中において60重量
%をこえない範囲で添加してもよい。
なお、前記アルコキシド系無機塗料の溶媒としては、た
とえばイソプロピルアルコール、メチルアルコール、エ
チルアルコール、メチルエチルケトン、トルエン、ブチ
ルセロソルブなどのアルコール類が用いられ、該溶媒ア
ルコキシド系無機塗料の粘度を調整するために適宜添加
される。かかる溶媒の添加量は、前記金属アルコキシド
の分子量や無機顔料の有無などによって異なるので、一
概には決定することはできないが、通常アルコキシド系
無機塗料中に40〜80重量%含有されるように調整して用
いられる。
とえばイソプロピルアルコール、メチルアルコール、エ
チルアルコール、メチルエチルケトン、トルエン、ブチ
ルセロソルブなどのアルコール類が用いられ、該溶媒ア
ルコキシド系無機塗料の粘度を調整するために適宜添加
される。かかる溶媒の添加量は、前記金属アルコキシド
の分子量や無機顔料の有無などによって異なるので、一
概には決定することはできないが、通常アルコキシド系
無機塗料中に40〜80重量%含有されるように調整して用
いられる。
前記アルコキシド系無機塗料の塗布方法は、たとえばエ
アスプレー法、カーテンフローコーター法、ロールコー
ター法などを適用することができるが、本発明において
はこれらのみに限定されずに他の方法を適用してもよ
い。
アスプレー法、カーテンフローコーター法、ロールコー
ター法などを適用することができるが、本発明において
はこれらのみに限定されずに他の方法を適用してもよ
い。
前記アルコキシド系無機塗料の塗布量および乾燥後の塗
膜の厚さは、使用されるセメント質基材の種類などによ
って異なるので、一概には決定することはできないが、
その塗布量は通常50〜 300g/m2、その乾燥後の塗膜の厚
さは15〜90μmであるのが好ましい。
膜の厚さは、使用されるセメント質基材の種類などによ
って異なるので、一概には決定することはできないが、
その塗布量は通常50〜 300g/m2、その乾燥後の塗膜の厚
さは15〜90μmであるのが好ましい。
なお、前記アルコキシド系無機塗料をアクリルウレタン
系塗料またはエポキシ系塗料の塗膜上に形成せしめる際
には、たとえばアクリルウレタン系塗膜またはエポキシ
系塗膜上に前記無機顔料を含有したアルコキシド系無機
塗料を塗布したのち、さらにその上面に無機塗料を含有
しないアルコキシド系無機塗料を塗布してもよい。この
ばあい、前記無機顔料を含有したアルコキシド系無機塗
料および無機顔料を含有しないアルコキシド系無機塗料
の塗布量は、それぞれ50〜 300g/m2および50〜 150g/m2
であるのが好ましい。
系塗料またはエポキシ系塗料の塗膜上に形成せしめる際
には、たとえばアクリルウレタン系塗膜またはエポキシ
系塗膜上に前記無機顔料を含有したアルコキシド系無機
塗料を塗布したのち、さらにその上面に無機塗料を含有
しないアルコキシド系無機塗料を塗布してもよい。この
ばあい、前記無機顔料を含有したアルコキシド系無機塗
料および無機顔料を含有しないアルコキシド系無機塗料
の塗布量は、それぞれ50〜 300g/m2および50〜 150g/m2
であるのが好ましい。
本発明において用いられる、前記一般式 M(OR)nで示さ
れるアルコキシド系無機塗料は、空気中に存在する水蒸
気などによって反応式(I): M(OR)n+nH2O→ M(OH)n+nR(OH) (I) に示される反応によって金属水酸化物 M(OH)nが生成さ
れる。
れるアルコキシド系無機塗料は、空気中に存在する水蒸
気などによって反応式(I): M(OR)n+nH2O→ M(OH)n+nR(OH) (I) に示される反応によって金属水酸化物 M(OH)nが生成さ
れる。
生成された前記金属水酸化物 M(OH)nは加熱されること
により反応式(II): にしたがって金属酸化物MOn/2 が生成される。
により反応式(II): にしたがって金属酸化物MOn/2 が生成される。
かくして生成された金属酸化物MOn/2 は耐熱性、耐水
性、耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れたもの
であるため、本発明においてはアクリルウレタン系塗料
またはエポキシ系塗料の塗膜上にアルコキシド系塗料を
塗布したのち、加熱するのが好ましい。
性、耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れたもの
であるため、本発明においてはアクリルウレタン系塗料
またはエポキシ系塗料の塗膜上にアルコキシド系塗料を
塗布したのち、加熱するのが好ましい。
すなわち、アクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗
料の塗膜上にアルコキシド系無機塗料を塗布し、周囲温
度や湿度などの周囲環境の条件によって異なるが、空気
中で10分〜10時間程度硬化せしめたのち、加熱されるの
が好ましい。なお、該塗膜を短時間で硬化させるばあい
には、塗布後さらに水と接触させるのが好ましい。
料の塗膜上にアルコキシド系無機塗料を塗布し、周囲温
度や湿度などの周囲環境の条件によって異なるが、空気
中で10分〜10時間程度硬化せしめたのち、加熱されるの
が好ましい。なお、該塗膜を短時間で硬化させるばあい
には、塗布後さらに水と接触させるのが好ましい。
前記アルコキシド系無機塗料の塗膜の加熱は、たとえば
温風乾燥機、遠赤外線乾燥機などを用いて60〜 200℃で
5〜30分間行なわれる。
温風乾燥機、遠赤外線乾燥機などを用いて60〜 200℃で
5〜30分間行なわれる。
かくしてアクリルウレタン系塗料またはエポキシ系塗料
の塗膜上にアルコキシド系無機塗料が塗布されてなる塗
膜は、耐熱水性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れた
ものであるので、セメント質基材に適用することができ
る。
の塗膜上にアルコキシド系無機塗料が塗布されてなる塗
膜は、耐熱水性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れた
ものであるので、セメント質基材に適用することができ
る。
つぎに本発明の形成方法を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
実施例1 セメント質基材としてJIS A 5403に規定された塩基性基
板(pH 12〜13)である石綿スレート板(厚さ6mm)を用
い、該石綿スレート板の表面上にアクリルウレタン系塗
料としてアクリルウレタンシーラー(大日本塗料(株)
製、V セラン#100ST)をその塗布量が30cm×30cmあたり
6gとなるようにエアスプレー法により塗布したのち、
室温(約25℃)で24時間乾燥させた。
板(pH 12〜13)である石綿スレート板(厚さ6mm)を用
い、該石綿スレート板の表面上にアクリルウレタン系塗
料としてアクリルウレタンシーラー(大日本塗料(株)
製、V セラン#100ST)をその塗布量が30cm×30cmあたり
6gとなるようにエアスプレー法により塗布したのち、
室温(約25℃)で24時間乾燥させた。
つぎにアクリルウレタン系塗料の塗膜上に無機顔料とし
てベンガラを30重量%含有してなるアルコキシド系カラ
ー無機塗料(金属アルコキシド:Si(OC2H5)4、分子量:
10000)を30cm×30cmあたり10gとなるようにエアスプ
レー法により塗布し、室温(約25℃)で6時間乾燥させ
たのち、さらにアルコキシド系クリアー無機塗料(金属
アルコキシド:Si(OC2H5)4、分子量:10000)を30cm×30
cmあたり10gとなるようにエアスプレー法により塗布
し、室温(約25℃)で1時間乾燥させた。
てベンガラを30重量%含有してなるアルコキシド系カラ
ー無機塗料(金属アルコキシド:Si(OC2H5)4、分子量:
10000)を30cm×30cmあたり10gとなるようにエアスプ
レー法により塗布し、室温(約25℃)で6時間乾燥させ
たのち、さらにアルコキシド系クリアー無機塗料(金属
アルコキシド:Si(OC2H5)4、分子量:10000)を30cm×30
cmあたり10gとなるようにエアスプレー法により塗布
し、室温(約25℃)で1時間乾燥させた。
上記のようにして石綿スレート板に塗布されたアクリル
ウレタン系塗膜およびアルコキシド系無機塗膜を、遠赤
外線乾燥機を用いて 100〜 150℃で10分間加熱、焼成し
てテストピースを作製した。
ウレタン系塗膜およびアルコキシド系無機塗膜を、遠赤
外線乾燥機を用いて 100〜 150℃で10分間加熱、焼成し
てテストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、塗
膜硬度および塗膜の緻密性を下記の方法にしたがって調
べた。その結果を第1表に示す。
膜硬度および塗膜の緻密性を下記の方法にしたがって調
べた。その結果を第1表に示す。
(耐熱水性) テストピースを75mm× 150mmに切断し、7日間連続煮沸
し、ついで乾燥機(内部雰囲気温度:60℃)で3日間乾
燥したのち、JIS K 5400に準拠して碁盤目剥離試験を行
なう。なお、その判定基準はつぎのとおりである。
し、ついで乾燥機(内部雰囲気温度:60℃)で3日間乾
燥したのち、JIS K 5400に準拠して碁盤目剥離試験を行
なう。なお、その判定基準はつぎのとおりである。
(判定基準) ○:剥離なし △:剥離が10〜40個発生 ×:剥離が41個以上発生 (耐酸性) JIS K 5400 7.5耐酸性に準拠して試験を行なう。なお、
その判定基準はつぎのとおりである。
その判定基準はつぎのとおりである。
(判定基準) ○:異常なし △:フクレ、ワレ、ハガレなどが5ケ所以内で発生 ×:フクレ、ワレ、ハガレなどが6ケ所以上発生 (塗膜硬度) JIS K 5400 6.14 鉛筆引っかき試験に準拠して試験を行
なう。
なう。
(塗膜の緻密性) (イ)塗膜の光沢度 テストピースを75mm× 150mmに切断し、JIS Z 8741 5.4
光沢度測定に示された「60゜鏡面光沢」に基づいて光沢
度を測定する。
光沢度測定に示された「60゜鏡面光沢」に基づいて光沢
度を測定する。
(ロ)塗膜の透水性 テストピースを80mm×80mm×60mmに切断し、その表面上
に塩化ビニル製パイプ(内径:51mm、高さ:30mm)を立
てて、100 ℃で2日間乾燥させた後、該塩化ビニル製パ
イプの外周にエポキシ樹脂を塗布し、ついでテストピー
スの外周に塗料(アクローゼスーパー)を塗布した後、
乾燥する。つぎに塩化ビニル製パイプの中に水を注ぎ、
水柱の高さが、約25mmとなるように調整したのち、7日
間放置し、テストピースの試験前後の重量から透水量
(g/cm2)を求める。
に塩化ビニル製パイプ(内径:51mm、高さ:30mm)を立
てて、100 ℃で2日間乾燥させた後、該塩化ビニル製パ
イプの外周にエポキシ樹脂を塗布し、ついでテストピー
スの外周に塗料(アクローゼスーパー)を塗布した後、
乾燥する。つぎに塩化ビニル製パイプの中に水を注ぎ、
水柱の高さが、約25mmとなるように調整したのち、7日
間放置し、テストピースの試験前後の重量から透水量
(g/cm2)を求める。
実施例2 基材としてJIS A 5418に規定された多孔質基板である石
綿セメントケイ酸カルシウム板(厚さ12mm、密度 1.0g/
cm3)を用いたほかは実施例1と同様にしてテストピー
スを作製した。
綿セメントケイ酸カルシウム板(厚さ12mm、密度 1.0g/
cm3)を用いたほかは実施例1と同様にしてテストピー
スを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1で用いたアルコキシド系カラー無機塗料のかわ
りにアルコキシド系カラー無機塗料(金属アルコキシ
ド:Si(OC2H5)4およびZr(OC3H7)4、SiO2/ZrO2はモル比
で7/3)を用いたほかは実施例1と同様にしてテストピ
ースを作製した。
りにアルコキシド系カラー無機塗料(金属アルコキシ
ド:Si(OC2H5)4およびZr(OC3H7)4、SiO2/ZrO2はモル比
で7/3)を用いたほかは実施例1と同様にしてテストピ
ースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例4 実施例2で用いたアルコキシド系カラー無機塗料のかわ
りに実施例3で用いたアルコキシド系カラー無機塗料を
用いたほかは実施例1と同様にしてテストピースを作製
した。
りに実施例3で用いたアルコキシド系カラー無機塗料を
用いたほかは実施例1と同様にしてテストピースを作製
した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例1 アクリルウレタン系塗料を塗布しないほかは実施例1と
同様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコ
キシド系クリアー無機塗料を石綿スレート板に塗布して
テストピースを作製した。
同様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコ
キシド系クリアー無機塗料を石綿スレート板に塗布して
テストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例2 アクリルウレタン系塗料を塗布しないほかは実施例2と
同様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコ
キシド系クリアー無機塗料を石綿スレート板に塗布して
テストピースを作製した。
同様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコ
キシド系クリアー無機塗料を石綿スレート板に塗布して
テストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例2と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例2と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例3および4 セメント質基材として実施例1で用いた石綿ストレート
板を使用し、該基板上に従来より使用されてているアク
リル塗料(大日本塗料(株)製、アクローゼ#100C)また
はアクリルウレタン塗料(大日本塗料(株)製、Vトップ
# 100)をその塗布量が30cm×30cmあたり20gとなるよ
うにエアスプレー法により塗布したのち、約60〜70℃で
15分間乾燥させ、テストピースを作製した。
板を使用し、該基板上に従来より使用されてているアク
リル塗料(大日本塗料(株)製、アクローゼ#100C)また
はアクリルウレタン塗料(大日本塗料(株)製、Vトップ
# 100)をその塗布量が30cm×30cmあたり20gとなるよ
うにエアスプレー法により塗布したのち、約60〜70℃で
15分間乾燥させ、テストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例1は塩基性のセメント質基材上にアクリルウレタ
ン系塗料を塗布し、さらにその上面にアルコキシド系無
機塗料を塗布したばあいであるが、アクリルウレタン系
塗料を塗布しないばあい(比較例1)と比べてきわめて
耐熱水性に優れ、長期間にわたり剥離などが生じないこ
とがわかる。
ン系塗料を塗布し、さらにその上面にアルコキシド系無
機塗料を塗布したばあいであるが、アクリルウレタン系
塗料を塗布しないばあい(比較例1)と比べてきわめて
耐熱水性に優れ、長期間にわたり剥離などが生じないこ
とがわかる。
実施例2は、多孔質のセメント質基材上にアクリルウレ
タン系塗料を塗布し、さらにその上面にアルコキシド系
無機塗料を塗布したばあいであるが、かかる塗膜はアク
リルウレタン系塗料を塗布しないばあい(比較例2)で
は光沢度がわるい、つまり表面が均一でなく、またピン
ホールなどが生じているので吸水性の大きな塗膜となる
のに対し、きわめて光沢度および吸水性に優れているこ
とがわかる。
タン系塗料を塗布し、さらにその上面にアルコキシド系
無機塗料を塗布したばあいであるが、かかる塗膜はアク
リルウレタン系塗料を塗布しないばあい(比較例2)で
は光沢度がわるい、つまり表面が均一でなく、またピン
ホールなどが生じているので吸水性の大きな塗膜となる
のに対し、きわめて光沢度および吸水性に優れているこ
とがわかる。
また、従来より使用されている塗料は耐熱水性、耐酸
性、塗膜強度および塗膜の緻密性をすべて満足しうるも
のではなく、本発明の形成方法によってえられる塗膜は
上記のような物性にきわめて優れていることがわかる。
性、塗膜強度および塗膜の緻密性をすべて満足しうるも
のではなく、本発明の形成方法によってえられる塗膜は
上記のような物性にきわめて優れていることがわかる。
[発明の効果] 本発明の均一塗膜の形成方法によれば、耐熱水性、耐酸
性、塗膜硬度、塗膜の緻密性などの特性をすべて満足し
うるとともに、多孔性のセメント質基材上にピンホール
や凹凸などのない均一な塗膜を形成することができるの
で、従来の塗料を適用することができなかった、たとえ
ばコンクリート製建築物の壁面などのような多孔性のセ
メント質基材をはじめとする種々の用途に好適に使用す
ることができる。
性、塗膜硬度、塗膜の緻密性などの特性をすべて満足し
うるとともに、多孔性のセメント質基材上にピンホール
や凹凸などのない均一な塗膜を形成することができるの
で、従来の塗料を適用することができなかった、たとえ
ばコンクリート製建築物の壁面などのような多孔性のセ
メント質基材をはじめとする種々の用途に好適に使用す
ることができる。
また、本発明の均一塗膜の形成方法によればアルコキシ
ド系無機塗料が塗布されるまえにアクリウレタン系塗料
またはエポキシ系塗料が塗布されるので、塩基性を呈す
るセメント質基材に適用することができる。
ド系無機塗料が塗布されるまえにアクリウレタン系塗料
またはエポキシ系塗料が塗布されるので、塩基性を呈す
るセメント質基材に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 彰子 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番12号 ナショナル住宅産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−221473(JP,A) 特開 昭59−152850(JP,A) 特開 昭59−47266(JP,A) 特公 昭60−5610(JP,B2) 特公 昭60−53679(JP,B2) 特公 昭60−21702(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】セメント質基材の表面上にアクリルウレタ
ン系塗料(ただし、ケイ素化合物を含むものを除く)ま
たはエポキシ系塗料(ただし、ケイ素化合物を含むもの
を除く)を塗布したのち、アルコキシド系無機塗料を塗
布することを特徴とする2層の塗膜構造を有する均一塗
膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61297299A JPH0649178B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 均一塗膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61297299A JPH0649178B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 均一塗膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151388A JPS63151388A (ja) | 1988-06-23 |
JPH0649178B2 true JPH0649178B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=17844711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61297299A Expired - Lifetime JPH0649178B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 均一塗膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649178B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0615065B2 (ja) * | 1988-06-10 | 1994-03-02 | ナショナル住宅産業株式会社 | 均一塗膜の形成方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4057475A (en) * | 1976-06-28 | 1977-11-08 | Trw Inc. | Method of forming a plurality of articles |
EP0101229B1 (en) * | 1982-08-10 | 1989-07-26 | Combined Optical Industries Limited | Coating lacquers for plastics articles |
JPS59152850A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | 田中貴金属工業株式会社 | 窓用透明板 |
JPS605610A (ja) * | 1983-06-23 | 1985-01-12 | Fujitsu Ltd | 電圧制御発振器 |
US4538709A (en) * | 1983-07-11 | 1985-09-03 | The Huntington National Bank | Wheeled garment bag |
JPS6053679A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-27 | Shigemitsu Fujii | 形状記憶合金ポンプ |
JPS60171280A (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-04 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 瓦の塗装方法 |
JPS61250063A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-07 | Yoshio Ichikawa | ケイ酸ジルコニア系のコ−テイング用組成物 |
JPS62221473A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-29 | Matsushita Electric Works Ltd | セメント系硬化体の塗装方法 |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP61297299A patent/JPH0649178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63151388A (ja) | 1988-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04175388A (ja) | 有機溶液型コーティング用組成物、塗装された無機質硬化体およびその製造方法 | |
EP1006094B1 (en) | A method of coating an uncured mineral substrate | |
JPH0318514B2 (ja) | ||
KR101045699B1 (ko) | 적벽돌의 방수 및 오염방지 공법 | |
JPH0649178B2 (ja) | 均一塗膜の形成方法 | |
EP0083867A2 (en) | Method of applying an inorganic paint | |
JPH0613110B2 (ja) | 均一塗膜の形成方法 | |
JPH06128510A (ja) | 物体表面の視覚上の表現型を改善するための方法および塗料 | |
JPH0615065B2 (ja) | 均一塗膜の形成方法 | |
JPH08302239A (ja) | 透明塗装方法 | |
JPS61192771A (ja) | 炭化ケイ素を主成分とするセラミツクコ−テイング剤 | |
JPH0613107B2 (ja) | 均一塗膜の形成方法 | |
JPS58539B2 (ja) | セメント−樹脂仕上材層の施工方法 | |
RU2165948C1 (ru) | Способ получения огнеупорного декоративного покрытия | |
JP3795376B2 (ja) | 被膜積層体 | |
JP4540264B2 (ja) | 被膜積層体 | |
JPH0323230B2 (ja) | ||
JPS63162564A (ja) | 凹凸表面を有するセメント製品の製造方法 | |
JPH0454635B2 (ja) | ||
JP2740450B2 (ja) | 塗装化粧板の製造方法 | |
KR950012487B1 (ko) | 알루미늄 법랑의 제조방법 | |
JP3809793B2 (ja) | 断熱構造体 | |
JPH01164477A (ja) | 無機質化粧板の製造方法 | |
JPH04219174A (ja) | セメント系基材の仕上げ方法 | |
JPS62105983A (ja) | 無機質化粧板の製造方法 |