JPH0318514B2 - - Google Patents

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JPH0318514B2
JPH0318514B2 JP60127117A JP12711785A JPH0318514B2 JP H0318514 B2 JPH0318514 B2 JP H0318514B2 JP 60127117 A JP60127117 A JP 60127117A JP 12711785 A JP12711785 A JP 12711785A JP H0318514 B2 JPH0318514 B2 JP H0318514B2
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water
film
alkali metal
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Yoshihiro Kajima
Hideo Nakano
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Inax Corp
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Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は無機質塗膜の圢成方法に係り、より詳
しく述べるず、無機質その他の倚孔質基材たたは
金属、ガラス、朚材、プラスチツク等の非倚孔質
基材の衚面に氎溶性アルカリ金属珪酞塩系無機塗
料を甚いお化粧塗装仕䞊げする無機質塗膜の圢成
方法に関する。 〔埓来の技術〕 石綿セメント板や珪酞カルシりム板などの基材
は、䞍燃性で䞔぀耐久性に優れおいるため、広く
建材その他に䜿われおいる。通垞これらの材料自
䜓は矎粧性に乏しいため、矎粧性が芁求される堎
合には有機質塗料で塗装仕䞊げされおいる。ずこ
ろがこの有機質塗膜は可燃性であり又耐久性に乏
しい為、基材のも぀特城を著しく損ねおいる。そ
こでこれらの基材の特城を生かすこずができる䞍
燃性の無機質塗料が䜿われるようにな぀た。 こうした無機質塗料ずしおは氎溶性アルカリ金
属珪酞塩氎溶液いわゆる氎ガラスに基づくも
の、珪酞のコロむド溶液いわゆるコロむダルシ
リカに基づくもの、重リン酞金属塩氎溶液に基
づくもの、アルキルシリケヌトに基づくものなど
がある。 〔発明が解決しようずする問題点〕 しかしながら、䞀般に無機質塗料は有機質塗料
に比べお䞍燃性・耐熱性などには優れおいるが可
撓性、光沢、平滑性などの点に぀いおは劣぀おい
る。時に石綿セメント板や珪酞カルシりム板のよ
うな基材は、気䞭の湿床倉化あるいは吞氎、也燥
による膚匵、収瞮の寞法倉化が倧きく、無機質塗
膜はその寞法倉化に充分远埓できる可撓性に乏し
いためクラツクが発生しやすく、たたそのクラツ
クに汚染物質が浞透付着しお耐汚染性が䜎䞋す
る。さらにクラツクの発生によ぀お、基材䞭の癜
華成分が塗膜衚面に溶出しお癜華珟象を生起しが
ちであり、塗膜䞭に癜華成分を含有する堎合は癜
華珟象を完党に抑制するのが難しい。 建材等の化粧等に甚いられる無機質塗料には加
熱硬化型のものず垞枩硬化型のものがある。䞀般
に、加熱硬化型の塗料は玄200〜300℃に加熱しな
いず充分に硬化した膜が埗られないが、基材ずし
お石綿セメント板や珪酞カルシりム板などを甚い
た堎合、この加熱により基材が匷床劣化、倉性、
倉色を起こしたりする問題がある。垞枩硬化型の
ものは基材を劣化させるこずは少ないが、充分な
硬化膜を埗るには玄週間以䞊の硬化期間を芁す
る。 たた特公昭49−47249号公報に、アルカリ金属
珪酞塩にかなりの量の無定圢シリカを添加し長時
間加熱溶解した高粘性塗料を基材に塗垃し、酞等
の匷酞性凊理液で凊理した埌に也燥硬化させる方
法が開瀺されおいる。この発明は倚量の無定圢シ
リカ粉を加熱溶解した塗料を䜿甚したこずを特城
ずするものであり、同公報の比范䟋等に明瀺され
おいるように該シリカを溶解含有しない堎合には
効果が発揮されない。この方法は該塗料の補造、
光沢性等に関しお、若干の問題が存圚し埗る。 本発明は、䞊蚘の問題点を解決し、埓来の無機
質塗膜の持぀䞍燃性、耐熱性に加えお、有機質塗
料やガラス釉面䞊の光沢ず平滑性を持ち、䞔぀無
機質塗膜の欠点であ぀た可撓性、耐汚染性、耐癜
華性に優れた塗膜を埗るずずもに、基材の加熱劣
化をも生じさせない無機質塗膜の圢成方法を提䟛
するこずに向けられおいる。そしお、特に、無機
質塗膜で化粧した郚材を台所、济宀のように氎廻
りの激しい堎所に䜿甚した堎合、埮现なクラツク
であ぀おも汚染物質が浞透付着しお塗膜を汚染
し、化粧郚材の矎芳を損なうずいう問題があるの
で、本発明はこの問題をも解決し、台所、济宀等
においおも矎芳を倱なうこずなく䜿甚できる無機
質塗膜を圢成する方法を提䟛するこずを特別の目
的ずしおいる。 〔問題点を解決するための手段〕 䞊蚘問題点を解決する本発明による無機質系塗
膜の圢成方法は、 基材䞊に、粉䜓固圢分を含有する氎溶性アルカ
リ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属珪酞
塩氎溶液からなる䞋塗り甚塗料を適甚し、埗られ
る塗膜を、〜10℃分の範囲内の塗膜衚面の平
均昇枩速床で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜の
最終含氎率が〜20重量の範囲内になるたで也
燥以䞋、次也燥ずいう。する工皋ず、 䞋塗り塗膜䞊に、粉䜓固圢分を含たないかたた
は䞋塗り甚塗料よりも実質的に少量含む氎溶性ア
ルカリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属
珪酞塩氎溶液を適甚し、埗られる塗膜党䜓を、
〜10℃分の範囲内の塗膜衚面の平均昇枩速床で
昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜党䜓の最終含氎
率が〜10重量の範囲内になるたで也燥以
䞋、次也燥ずいう。する工皋ず、 䞊蚘工皋で埗られた塗膜をPH倀が3.5〜10.0の
範囲内の酞・アンモニりム塩系の氎溶液で凊理
以䞋、薬液凊理ずもいう。した埌、掗浄および
也燥する工皋からなる。 本発明の方法においお、䞋塗り局は粉䜓固圢分
硬化剀、充填剀、顔料等を比范的倚量に含ん
でいるために、次也燥により比范的倚孔質の塗
膜ができる。その際、也燥の昇枩速床ず最終含氎
率を芏定しお塗膜の现孔の倧きさず量を制埡し、
塗膜を可及的に緻密化する。次に、この䞋塗り局
䞊に、粉䜓固圢分を含たないか、あるいは硬化
剀、顔料、増粘剀等少量を含む氎溶性アルカリ金
属珪酞塩系塗料を塗垃するず、䞀郚分は䞋塗り局
に浞透しお䞋塗り局はより緻密な局ずなり、たた
䞀郚分は䞋塗り局の䞊郚衚面に粉䜓固圢分を含た
ないかあるいは少量含む透明釉薬調の光沢のある
薄膜を圢成する。この䞊塗り局を再び昇枩速床ず
最終含氎率を制埡しお次也燥する。再び昇枩速
床ず最終含氎率を芏定しお、埗られる塗膜を緻密
化する。それから、特定のPHの酞、アンモニりム
塩氎溶液䞭に浞挬するず塗膜䞭のアルカリ金属が
酞むオンにより遞択的、匷制的に陀去されお塗膜
が硬化するずずもに、䞀郚分の該酞は塗膜䞭の成
分ずも反応しお硬化䜜甚をもたらす。その埌、塗
膜を氎䞭に浞透しお掗浄するこずにより、塗膜や
基材䞭の残留未反応酞・アンモニりム塩等の物質
を陀去し、これを也燥させるず塗膜ず収瞮しお埮
现なクラツクが均䞀に発生する。 詳现は埌述するが、この方法によれば、䞋塗り
ず䞊塗りの組合せにより塗膜に光沢等の矎粧性が
付䞎されるず共に、塗膜の硬化を䞊蚘の薬液凊理
で行なうこずによ぀お硬化が均䞀でゆるやかにな
り、埮现なクラツクを塗膜党䜓に均䞀に分散させ
お圢成するこずができる。しかも、䞋塗り局およ
び䞊塗り局の也燥条件を制埡するこずにより塗膜
が緻密化され、か぀䞊塗り塗料が䞋塗り局に浞透
しお塗膜をさらに緻密化するので、䞊蚘の薬液凊
理による硬化ず組合されお、発生するクラツクが
さらに埮现になる。こうしお、塗膜党䜓に均䞀に
分散しお予め圢成された超埮现クラツクは、基材
の膚匵収瞮を吞収しお倧きなクラツクの発生を防
止し、か぀汚染物質が入り蟌めないほど埮现であ
るため台所、济宀における耐汚染性をも保蚌す
る。こうしお、塗膜が緻密であり、か぀クラツク
が超埮现か぀均䞀に分散しおいる結果、塗膜は耐
癜華性、矎粧性等においおも優れおいる。 基 材 本発明により無機質系塗膜を適甚するこずがで
きる基材には、本質的な限定はなく、倚孔質、非
倚孔質を問わず無機質および有機質のすべおの成
圢䜓に適甚できる。代衚的な䟋ずしおは、石綿セ
メント板、石綿パヌラむト板、珪酞カルシりム
板、石綿セメント珪酞カルシりム板、石膏ボヌ
ド、モルタルボヌド、コンクリヌトボヌド、パル
プセメント板、朚片セメント板、GRCガラス繊
維匷化セメントボヌド、CFRCカヌボン繊維
匷化セメントボヌド、SFRCスチヌル繊維匷
化セメントボヌド、ALCボヌド、ロツクりヌ
ル無機質成圢䜓、金属板、セラミツク板、ガラス
板等を挙げるこずができる。 塗 料 本発明における無機質塗料、特に䞋塗り甚塗料
は、氎溶性アルカリ金属珪酞塩系氎溶液、および
硬化剀、充填剀、顔料等の粉䜓固圢分を混合しお
圢成される。䞋塗り塗料に含有される該粉䜓固圢
分の量は、塗料の重量に基き、玄10以䞊そしお
奜たしくは玄20以䞊から該珪酞塩氎溶液ベヒク
ルにお塗料ずしお保持される量䟋えば玄80重量
たでの範囲である。䞀般に玄20〜60重量の
範囲の量が甚いられる。䞊塗り塗料の該粉䜓固圢
分の量は、玄20重量以䞋そしお奜たしくは玄10
以䞋から零たでの範囲である。 氎溶性アルカリ金属珪酞塩は、䞀般匏M2O・
xSiO2・yH2O䜆し、は呚期埋衚第族に属す
るアルカリ金属、及びは正の数である。で
衚わされるが、この氎溶性アルカリ金属珪酞塩を
倚䟡金属化合物で倉性した倉性氎溶性アルカリ金
属珪酞塩を甚いおもよい。氎溶性アルカリ金属珪
酞塩には、珪酞ナトリりム、珪酞カリりム、珪酞
リチりム等があり、の倀は特に制限するもので
はないが、〜が造膜性、耐久性の芳点から奜
たしい。の倀に぀いおも特に制限するものでは
なく、最終的に埗られる組成物塗料に適床な粘性
をもたせる範囲、あるいは該組成物を取り扱う䞊
においお支障がない範囲であればよい。倉性氎溶
性アルカリ金属珪酞塩は、前蚘氎溶性アルカリ金
属珪酞塩にマグネシりム、アルミニりム、カルシ
りム、亜鉛、ゞルコニりム等の倚䟡金属の酞化
物、氎酞化物、北化物、炭酞塩、リン酞塩等の化
合物の皮あるいは皮以䞊を溶解反応させたも
のであり、塗膜の耐氎性、耐薬品性等の改善に寄
䞎する。本発明における無機質塗料には、これら
の氎溶性アルカリ金属珪酞塩あるいは倉性氎溶性
アルカリ金属珪酞塩の皮あるいは皮以䞊を混
合しお甚いるこずができる。実甚的には珪酞ナト
リりムが造膜性、接着性、䜎コスト性等の点で優
れおおり、本発明では珪酞ナトリりム皮を甚い
おも優れた無機質塗膜が埗られる。なお、該アル
カリ金属珪酞塩の添加量は、該塗料の重量に基
き、玄以䞊、奜たしくは玄10以䞊、曎に奜
たしくは玄15以䞊、そしお兞型的には玄15〜
箄60の範囲である。 䞊蚘の氎溶性アルカリ金属珪酞塩あるいは倉性
氎溶性アルカリ金属珪酞塩の硬化剀には、酞化亜
鉛、酞化マグネシりム、酞化アルミニりム等の倚
䟡金属酞化物氎酞化マグネシりム、氎酞化アル
ミニりム等の倚䟡金属氎酞化物炭酞亜鉛、炭酞
マグネシりム等の倚䟡金属炭酞塩リン酞マグネ
シりム、リン酞アルミニりム、リン酞亜鉛等の倚
䟡金属リン酞塩珪北化亜鉛、珪北化アルミニり
ム等の珪北化物グリオキザヌル、シナり酞アミ
ド等の有機化合物等があり、これらの硬化剀の
皮類あるいは皮以䞊を甚いる。硬化剀の有効量
は、該塗料の重量の玄以䞊、奜たしくは玄
以䞊、兞型的には玄以䞊である。 充填剀には、珪石、アルミナ、ガラス粉等の粒
状もの粘土、雲母等の偏平状物石綿、ガラス
繊維粉等の繊維状物等がある。 顔料には、二酞化チタン、ベンガラ、黄鉛、ク
ロムグリヌン、矀青、マルスバむオレツト、コバ
ルトブルヌ、カヌボンブラツク等がある。 その他の添加剀ずしおは、公知の界面掻性剀、
分散剀、消泡剀、増粘剀等があり、必芁に応じお
添加する。 なお、䞋塗り甚塗料は、基材ずの密着性や䞊塗
り塗膜の硬化性を向䞊させるために硬化剀を添加
した方がよく、たた塗膜ずしおの匷床、耐久性等
の機胜を持たせたり、埮现なクラツクを均䞀に発
生させたりするために充填剀等の固圢物を添加す
る。この様に䞋塗り塗膜局は、塗膜ずしおの機胜
を備えるずずもに、䞊塗り塗料を適床に浞透さ
せ、䞋塗り塗料局䞭の未反応の硬化剀ず反応させ
お䞊塗り塗膜の硬化を補う圹割も果たすのであ
る。なお、必芁に応じお界面掻性剀、消泡剀、増
粘剀などを加えおもよい。 äž‹å¡—ã‚Š 本発明の方法では、先ず、䞊蚘の劂き䞋塗り甚
塗料を基材衚面に適甚する。この適甚はスプレ
ヌ、浞挬、ロヌルコヌタヌ、カヌテンコヌタヌ等
によるこずができる。 䞋塗り塗膜は、本発明による無機質系塗膜の䞻
芁郚をなす郚分であり、その膜厚は、塗膜ずしお
の必芁な諞性胜を満たす範囲であればよい。硬化
埌の䞋塗り局の膜厚は通垞20〜100Όの範囲内
がよい。20Ό以䞋では、衚面匷床が匱くなり、
たた矎粧性も劣るようににる。100Ό以䞊にな
るず、塗膜の次又は次也燥時、あるいは酞・
アンモニりム液凊理時に倧きなクラツクが発生し
易くなり、耐透氎性耐汚染性等の性胜を損ねおし
たう。 たた、粉䜓固圢分の粒床は、平滑な塗膜衚面を
埗るには、粉䜓固圢分の最倧粒埄が膜厚より小さ
ければ良い。しかし、粒埄の倧きな粉䜓固圢分を
添加し特殊な衚面テクスチダヌ䟋塗膜衚面か
ら粉䜓固圢分が突出しお暡様を぀くるを持぀塗
膜を圢成する堎合にはこの範囲の限りではない。
たた、粉䜓固圢分の平均粒埄ずしおは1Ό以䞊
のものが良い。平均粒埄が1Ό以䞋になるず粉
䜓固圢分の塗膜局䞭での充填性が悪くなり、倧き
なクラツクを発生する原因ずなる。 次也燥 䞋塗り塗料を塗垃した埌の次也燥では、塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分〜10℃分
の範囲内にしお昇枩し、さらに塗膜䞭の含氎率が
1wt〜20wtになるたで䞀定時間衚面枩床を保
持する。このような条件䞋で次也燥を行なうこ
ずによ぀お、塗膜䞭の氎分が緩やかに蒞発するず
ずもに、この蒞発速床ず氎溶性アルカリ金属珪酞
塩のシラノヌル基の瞮合化ずのバランスを良くし
お、塗膜䞭の氎分の蒞発によるポアの取り蟌みを
最小限にするこずができ、緻密な䞋塗り局を圢成
するこずができる。 ここで、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床が10
℃分を越えるず、塗膜䞭の氎分の蒞発速床が速
くなりすぎおシラノヌル基の瞮合化ずのバランス
が厩れおポアを䞍所望に倚く取り蟌んだポヌラス
な塗膜局にな぀たり、発泡を生起する原因にな
る。たた、℃分以䞋になるず也燥時間が長く
なりすぎお、䜜業性、経枈性の点で良い也燥条件
ずは蚀えなくなる。 次也燥においお塗膜䞭の含氎率は最終的に
1wt〜20wtの範囲にする。最終含氎率をこの
範囲内にするには、通垞、塗膜の衚面枩床を40℃
〜150℃で分〜48時間皋床保持すればよい。こ
の含氎率が20wtを越えるず、塗膜䞭にただ倚
量の氎分が残぀おいるので、䞋塗り塗膜䞭の现孔
の圢成が䞍充分になり、その結果、䞊塗り塗料の
浞透が充分に行なわれず、䞊塗り塗料の適甚によ
る塗膜の緻密化の効果が悪くなる。たた、含氎率
が1wt未満になるず、シラノヌル基の瞮合化が
進みすぎお、アルカリ金属成分䟋えばNa、
が瞮合物䞭に匷固に取り蟌たれおしたうので、次
の酞・アンモニりム塩氎溶液による薬液凊理にお
いおアルカリ金属成分を効率よく溶出陀去できな
くなる。塗膜から薬液凊理によ぀おアルカリ金属
成分を溶出陀去できなければ、塗膜を硬化するた
めに高枩加熱䟋えば230℃以䞊が必芁になり、
基材の加熱劣化の原因ずなる。 䞊塗り 䞊塗りは、塗膜に光沢、平滑性、耐汚染性、矎
芳性等を付䞎するず共に、䞋塗り塗膜䞭に圢成さ
れた现孔を埋めお、次也燥により緻密に圢成さ
れた䞋塗り塗膜をさらに緻密にするために行なう
ものである。䞊塗り塗料ずしおも氎溶性アルカリ
金属塩氎溶液たたは倉性氎溶性アルカリ金属塩氎
溶液を甚いるが硬化剀や充填剀の粉末固圢物は添
加しないか、あるいは加熱時の発泡防止、着色等
のために䞊蚘の特性を䜎䞋させない皋床の少量の
硬化剀、顔料等を添加する。䞀般的には、必芁最
䜎量の硬化剀を添加するこずもあり、氎溶性の硬
化剀グリオキザヌハの䜵甚も望たしい。 䞊塗り局の膜厚は、特に限定されないが、通
垞、硬化埌で最倧10Όたでの範囲が適しおい
る。䞊塗り局は粉䜓固圢分が少量ないし零である
ため、10Όを越えるず倧きなクラツクを発生し
お耐汚染性を損ねたり、発泡する原因ずなる。 䞊塗り塗料の塗垃はスプレヌ、浞挬、ロヌルコ
ヌタヌ、カヌテンコヌタヌにより行なうこずがで
きる。 次也燥 次也燥においおも、䞊塗り塗料を塗垃した
埌、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分〜
10℃分の範囲内にしお昇枩し、さらに塗膜䞭の
含氎率が1wt〜10wtの範囲内になるたで䞀定
時間衚面枩床を保持する。これによ぀お、次也
燥ず同様な理由により、緻密な䞊塗り局を圢成す
るこずができる。たた䞊塗り塗料の䞀郚は䞋塗り
局に浞透しおおり、䞋塗り局をさらに緻密な局に
する働きがあるこずは前に述べた通りである。 この次也燥においお、塗膜の衚面枩床の平均
䞊昇枩床を〜10℃分の範囲内に制埡すべき理
由は次也燥の堎合ず同様である。 次也燥においお塗膜䞭の含氎率は最終的に䞋
塗り局ず䞊塗り局の党䜓の塗膜を基準にしお1wt
〜10wtの範囲内にする。含氎率をこの範囲
内にするには、通垞、塗膜の衚面枩床を40℃〜
150℃で10分〜48時間皋床保持すればよい。この
含氎率が10wtを越えるず、シラノヌル基の瞮
合化が䞍充分ずなり埌工皋の前蚘薬液凊理におい
おシラノヌル基の瞮合物たでも分解され、アルカ
リ金属成分が遞択的に効率よく溶出陀去できなく
なる。たた、この含氎率が1wt未満になるず、
シラノヌル基の瞮合化が進みすぎおアルカリ金属
成分が瞮合物䞭に匷固に取り蟌たれおしたうので
薬液凊理においおアルカリ金属成分が効率よく溶
出陀去できなくなる。薬液凊理によりアルカリ金
属成分を遞択的に効率よく溶出陀去できなけれ
ば、塗膜を硬化するために高枩加熱を必芁ずする
こずは前に述べた通りである。 薬液凊理 次也燥埌の塗膜を酞・アンモニりム塩系氎溶
液に浞挬しおアルカリ金属成分を遞択的に溶出陀
去しお塗膜を硬化する。 匱酞性から䞭性付近の酞・アンモニりム塩氎溶
で薬液硬化させお塗膜を圢成するず、加熱硬化法
に比べ塗膜の硬化が均䞀でゆるやかであるため、
塗膜に均䞀に分散した埮现なクラツクが発生す
る。 䞀般的に、氎溶性アルカリ金属珪酞塩氎溶液を
単に適甚しお也燥した塗膜を高枩加熱したりたた
は単に攟眮しおおくず幅10〜20Ό皋床の倧きい
クラツクが発生する。しかし、我々は、氎溶性ア
ルカリ金属珪酞塩氎溶液を適甚し、也燥埌、PH
3.5〜10の酞・アンモニりム塩氎溶液で凊理する
ず、幅〜2Ό皋床の倚数の埮现なクラツクを
塗膜党面に均䞀に分散しお圢成できるこずを芋い
出した。こうしお発生したクラツクは汚染物質が
入り蟌めないほど埮现であり、たた基材の吞氎膚
匵、也燥収瞮等の寞法倉化やたわみが発生しおも
その均䞀なクラツクにより応力を分散吞収させお
したうため、もはや耐汚染性の䜎䞋をもたらす倧
きなクラツクは発生せず耐汚染性、耐癜華性がよ
い。しかも、本発明の方法では、さらに、次也
燥および次也燥の昇枩速床ず最終含氎率を制埡
するこずによ぀お也燥埌の塗膜を緻密化し、たた
䞊塗りを行なうこずによ぀お䞊塗り塗料を次也
燥埌の䞋塗り局䞭に浞透させお䞋塗り局をさらに
緻密化しおいる結果、この酞・アンモニりム塩系
氎溶液による凊理の埌に埗られる硬化塗膜に均䞀
分散しお発生するクラツクの幅はさらに䞀般的に
0.4〜0.8Ό皋床たで埮现にするこずができる。 幅〜2Όの均䞀に分散したクラツクを有す
る塗膜でも、壁、倩井等の䞀般的な甚途に䜿甚す
る限りでは、耐汚染性は充分である。しかし、台
所、济宀等の氎廻りの厳しい汚染され易い堎所に
䜿甚する堎合には、幅〜2Όの埮现なクラツ
クの塗膜でも汚染物質が沈積しお塗膜が汚染さ
れ、矎芳が損なわれおしたう。しかし、本発明の
方法により、クラツクの幅0.4〜0.8Όの皋床た
で埮现化した堎合には、䞊蚘のような氎廻りの厳
しい堎所に甚いおも塗膜が汚染されお矎芳が損な
われるこずはない。 たた、酞・アンモニりム塩氎溶液で凊理するこ
ずにより癜華成分ずなる塗膜䞭のアルカリ金属を
陀去するので、耐癜華性に優れた塗膜を埗るこず
ができる。曎に、本発明の基材ずしお石綿セメン
ト板や珪酞カルシりム板などのセメント質のもの
を甚いる堎合には、高枩加熱を必芁ずせず比范的
䜎枩加熱での也燥埌、特定のPH倀の酞・アンモニ
りム塩氎溶液により硬化させるものであるため基
材を劣化させるこずがない。たた、基材䞭の癜華
成分ずなる遊離Ca成分を酞により固定するこず
ができるので、耐癜華性を向䞊させるこずができ
る。たた、補匷材ずしお石綿やガラス繊維が含有
されおいる基材に぀いおも劣化させるこずはな
い。 酞・アンモニりム塩系氎溶液ずは、酞たたは酞
性塩アンモニア、アンモニア氎たたはアンモニア
化合物ずの反応生成物たたは反応生成混合物であ
る塩の氎溶液を指称し、代衚的には、(1)氎に該
酞・アンモニりム塩を溶解するか、たたは(2)氎に
酞およびアンモニア氎たたはアンモニアガスを添
加する等によ぀お調敎し埗る。 酞・アンモニりム塩系氎溶液の塩の酞成分ずし
おは無機酞及び有機酞たたはこれらの酞性塩が䜿
甚でき、無機酞系ずしおはリン酞、塩酞、亜硫
酞、硫酞、硝酞、塩化アルミニりム、硫酞アルミ
ニりム、第リン酞アルミニりム、第リン酞カ
ルシりム、硝酞アルミニりム等が、そしお有機酞
ずしおはシナり酞、ク゚ン酞、酢酞、酒石酞等が
代衚的に䟋瀺されるが、これらに限定されない。
なお、代衚的な酞・アンモニりム塩ずしお、リン
酞アンモニりム、硫酞アンモニりム、硝酞アンモ
ニりム、塩化アンモニりム、酢酞アンモニりム等
が䟋瀺できるが、䞀般に、第䞀、第二およびた
たは第䞉リン酞アンモニりムが特に奜適である。 酞・アンモニりム塩系氎溶液のPH倀は、䞀般に
3.5〜10.0の範囲であり、奜たしくは〜の範
囲であり、そしおより奜たしくは4.5〜8.5そしお
特に奜たしくは〜の範囲である。3.5〜10.0
の範囲倖では本発明の効果は䞀般に達成困難であ
る。 氎溶液を所望のPH倀に調敎するには、䟋えば該
氎溶液にアンモニア氎もしくはアンモニアガスた
たは該酞を適床に添加すればよい。必芁に応じ
お、所望のPH倀を効果的に維持するために適床な
緩衝剀を添加するこずも可胜である。なお、酞・
アンモニりム塩系氎溶液の塩成分は、二皮類以䞊
の塩の混合物であ぀おもよい。 酞・アンモニりム氎溶液のPH倀が3.5以䞋では、
塗膜䞭のアルカリ金属成分の溶出速床が急激にな
぀たり、アルカリ金属成分以倖の塗膜成分の溶出
も激しくなり、倧きいクラツクの発生や匷床、耐
久性、光沢、平滑性、矎芳性の䜎䞋の原因ずな
る。たた基材ずしおセメント質のものや補匷材ず
しお石綿などが添加しおあるものは䟵されやすく
なる。PH倀が10.0以䞊になるずアルカリ金属成分
以倖の成分の溶出が倚くなり、塗膜の光沢、平滑
性、矎芳性が䜎䞋する。通垞、薬液凊理条件ずし
お酞・アンモニりム塩氎溶液濃床は前蚘のPH範囲
に調敎するこずを条件ずしお玄0.2〜20重量そ
しお兞型的には玄0.5〜玄10重量皋床、凊理液
枩床は宀枩〜玄60℃、凊理時間は玄〜24時間皋
床が望たしい。芁するに、薬液凊理条件は、塗膜
䞭のアルカリ金属成分が適床な溶出速床で遞択的
に陀去でき、䞔぀基材成分が䟵されにくいPH倀の
薬液を䜿甚するこずが必芁である。 酞・アンモニりム塩氎溶液による薬液凊理埌
は、塗膜を氎䞭浞挬させお塗膜や基材䞭の未反応
の酞・アンモニりム塩等の氎可溶性物質を陀去す
る。通垞、氎䞭浞挬は玄〜24時間行なえばよ
い。なお、氎䞭浞挬を行なう代わりに食塩氎等に
浞挬させれば、浞挬陀去時間を短瞮するこずがで
きる。このように掗浄時間を短瞮する働きがある
ものは、残存する該アンモニりム塩等に䜜甚しお
陀去を促進䟋えば化孊反応による分解しか぀
該塗膜に実質的に無圱響である匷塩基−匷酞・塩
䟋えばNaC1たたはKC1の垌氎溶液䟋えば
0.1〜重量皋床である。掗浄埌也燥しお凊
理は完了する。 〔実斜䟋〕 実斜䟋  (1) 塗料の調合 䞋塗り塗料は、䞋蚘に瀺す調合のうち珪酞ナ
トリりム氎溶液、界面掻性剀、消泡剀以倖のも
のをポツトミルで16時間混合し、さらに残りを
加えお15分間スクリナヌ撹拌しお調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 酞化亜鉛 30 重量郹 珪石粉 40 重量郹 ピロリン酞ナトリりム  重量郹 チタン癜 20 重量郹 æ°Ž 90 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料を珪酞カルシりム板厚さmm
に゚アスプレヌにより玄180Όの厚さに塗垃
し、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分
で昇枩させ、衚面枩床を80℃で10分間保持しお
次也燥を行぀た最終含氎率12。次に䞊
塗り塗料を䞋塗りした塗装板に゚アスプレヌに
より玄40Όの厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床
の平均䞊昇速床を℃分で昇枩させ、衚面枩
床を130℃で時間保持しお次也燥を行぀た
最終含氎率。これを30℃のリン酞アンモ
ニりム氎溶液第リン酞アンモニりム2.5
および第リン酞アンモニりム2.5、PH6.5
䞭に時間浞挬し、さらに氎䞭に12時間浞挬し
た埌氎掗し80℃で也燥した。硬化塗膜の厚さは
䞋塗り局が玄40Ό、䞊塗り局が玄3Όであ぀
た。 実斜䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋の調合を䞋蚘のように代え、同様の
操䜜により調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 60 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 40 重量郹 ポリリン酞アルミニりム 10 重量郹 酞化マグネシりム 15 重量郹 珪石粉 45 重量郹 ピロリン酞カリりム  重量郹 ア゚ロゞル 0.5 重量郹 コバルトブルヌ 10 重量郹 æ°Ž 70 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 100 重量郹 コバルトブルヌ 10 重量郹 ピロリン酞カリりム  重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料をストレヌト板厚さmmに゚
アスプレヌにより玄200Όの厚さに塗垃し、
塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分で昇
枩させ、衚面枩床を60℃で30分間保持しお次
也燥を行぀た最終含氎率10。次に䞊塗り
塗料を䞋塗りした塗装板に゚アスプレヌにより
箄60Όの厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床の平
均䞊昇速床を℃分で昇枩させ、衚面枩床を
120℃で時間保持しお次也燥を行぀た最
終含氎率。これを40℃のリン酞アンモニ
りム氎溶液リン酞液䞭にアンモニアガス
を吹き蟌みPH倀を7.0ずしお調敎した。䞭に
時間浞挬し、さらに0.5食塩氎䞭に時間浞
挬した埌、氎掗し、気䞭也燥した。硬化塗膜の
厚さは䞋塗り局が玄45Ό、䞊塗り局が玄5Ό
であ぀た。 実斜䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋の調合を䞋蚘のように代え、同様の
操䜜により調敎した。 䞋塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 65 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 20 重量郹 珪酞リチりム氎溶液25液 15 重量郹 ポリリン酞マグネシりム 15 重量郹 ポリリン酞亜鉛 10 重量郹 アルミナ粉 40 重量郹 合成雲母 10 重量郹 チタン癜 15 重量郹 æ°Ž 90 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 消泡剀液  重量郹 䞊塗り塗料は䞋蚘に瀺す調合で混合撹拌によ
り調敎した。 䞊塗り塗料の調合 珪酞ナトリりム氎溶液40液 50 重量郹 珪酞カリりム氎溶液30液 50 重量郹 æ°Ž 100 重量郹 界面掻性剀液  重量郹 (2) 塗装 䞋塗り塗料を石綿セメント珪酞カルシりム板
厚さmmに゚アスプレヌにより玄150Όの
厚さに塗垃し、塗膜の衚面枩床の平均䞊昇速床
を℃分で昇枩させ、衚面枩床を90℃で10分
間保持しお次也燥を行぀た最終含氎率
。次に䞊塗り塗料を䞋塗りした塗装板に゚
アスプレヌにより玄50Όの厚さに塗垃し、塗
膜の衚面枩床の平均䞊昇速床を℃分で昇枩
させ、衚面枩床を130℃で90分間保持しお次
也燥を行぀た最終含氎率。これを30℃
のリン酞アンモニりム氎溶液䞭リン酞液
䞭に濃アンモニア氎を加えおPH倀を8.0ずしお
調敎した。に時間浞挬し、氎掗し、気䞭也
燥した。硬化塗膜の厚さは䞊塗り局が玄36ÎŒ
、䞋塗り局が玄3.5Όであ぀た。 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 実斜䟋の手順のうち次也燥においお塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を15℃分で昇枩さ
せた他は、実斜䟋ず同様な塗装を行぀た。
最終含氎率も実斜䟋ず同じ 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 実斜䟋の手順のうち次也燥においお塗膜
の衚面枩床の平均䞊昇速床を15℃分で昇枩さ
せた他は、実斜䟋ず同様な塗装を行぀た。
最終含氎率も実斜䟋ず同じ 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 次也燥においお塗膜の衚面枩床の昇枩埌の
保持時間を60℃で分に代えた他は実斜䟋ず
同様な装眮を行぀た。次也燥においお枩床の
平均䞊昇速床は℃分ず同じであるが、保持
時間を30分から分ず短かくしたため、次也
燥埌の最終含氎率は25であ぀た。 比范䟋  (1) 塗料の調合 実斜䟋ず同様 (2) 塗装 次也燥においお塗膜の衚面枩床の昇枩埌の
保持時間を120℃で30分間保持に代えた以倖は
実斜䟋ず同様な装眮を行぀た。この堎合の
次也燥埌の最終含氎率は13wtであ぀た。 実斜䟋および比范䟋の評䟡 各䟋により埗られた塗膜の性胜に぀いお次の詊
隓方法および評䟡基準による詊隓を行な぀た。 (1) 最倧クラツク幅 カ月気䞭攟眮埌、電子顕埮鏡により枬定し
た。 (2) 耐透氎性 JIS A6910耇局暡様吹付材の透氎詊隓方法
に準じお、詊隓片を氎平に保持し、盎埄玄75mm
のロヌトを逆さに詊隓片䞊に眮き、シリコヌン
シヌリング材で固定し、48時間攟眮した埌、氎
を詊隓片の衚面から玄250mmたで入れ、24時間
攟眮した埌の氎頭の高さを詊み、詊隓前の高さ
ずの差から透氎量を求めた。 (3) 耐汚染性 JIS A5703内装甚プラスチツク化粧ボヌド
類の耐汚染性詊隓方法に準じ、詊隓片を氎平
に保持し、その塗膜衚面にピペツトを甚いお䞀
般垂販品のブルヌブラツクむンキを0.5mlず぀
を玄箇所以䞊に滎䞋し、滎䞋埌24時間静眮し
た埌、掗鹞氎を甚いおむンキを拭きず぀た。そ
しお、光沢、色の倉化のないものを○、僅かに
あるものをΔ、はなはだしいものを×ずした。
○のものは台所、济宀等の特別の甚途にも䜿甚
でき、Δは壁、倩井等通垞の甚途であれば䜿甚
できる。 (4) 促進耐候性 サンシダむンり゚ザヌメヌタヌで500時間照
射しお、塗膜の衚面状態を目芖により芳察し
た。そしお、倉化のないものを○、僅かに光沢
が枛少したもの、あるいは僅かに倉色したもの
をΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなはだしい
もの、たたは倧きなクラツク、フクレ、剥離が
芋られるものを×ずした。 (5) 耐沞隰氎性 100℃の沞隰した䞊氎䞭に時間浞挬しお、
塗膜の衚面状態を目芖により芳察するずずも
に、塗膜衚面をナむフで匕぀かいお軟化の有無
を調べた。そしお、倉化のないものを○、僅か
に光沢が枛少したもの、あるいは僅かに倉色し
たものをΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなは
だしいものたたは倧きなクラツク、フクレ、剥
離、軟化が芋られるものを×ずした。 (6) 耐癜華性 詊料の裏面を湿最䞋においお日攟眮した埌
日颚也させるこずをサむクルずし、10サむ
クルを行ない、塗膜の衚面状態を目芖により芳
察する。そしお、癜華が発生しなか぀たものを
○、癜華が発生したものを×ずした。 (7) 光沢 目芖しお、光沢の良いものを○、やや悪いも
のをΔ、悪いものを×ずした。 (8) 耐酞性 10HCl氎溶液を15分間密着しお、その埌衚
面を氎掗しお也燥した埌、目芖により衚面を芳
察する。そしお、倉化のないものを○、僅かに
光沢が枛少したもの、あるいは僅かに倉色した
ものをΔ、光沢の枛少あるいは倉色がはなはだ
しいもの、たたは倧きなクラツク、フクレ、剥
離が芋られるものを×ずした。 (9) 耐アルカリ性 10NaOH氎溶液を15分間密着しお、氎掗、
也燥埌、以䞋耐酞性ず同様の基準で評䟡した。 (10) 密着性 塗膜衚面に刃物でmm×mmのたすを100個
䜜り、粘着テヌプを党面にはり、瞬間的に匕き
はがした。そしお、塗膜のたす目が個も剥が
れないものを○、個でも剥がれたものを×ず
した。 結果を䞋蚘衚にたずめお瀺す。
〔発明の効果〕
以䞊の説明および実斜䟋から明らかなように、
本発明により、䞍燃性、耐熱性に優れた無機質塗
膜においお、有機質塗料やガラス釉面䞊の光沢ず
平滑性を持ち、可撓性、耐汚染性、耐癜華性に優
れ、か぀基材の加熱劣化を生じさせない無機質塗
膜の圢成方法が提䟛され、特に、台所、济宀等の
汚染され易い堎所で䜿甚しおも耐汚染性を倱なわ
ない無機質塗膜が提䟛される。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  基材䞊に、粉䜓固圢分を含有する氎溶性アル
    カリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカリ金属珪
    酞塩氎溶液からなる䞋塗り甚塗料を適甚し、埗ら
    れる塗膜を、塗膜衚面の平均昇枩速床〜10℃
    分の範囲内で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜の
    最終含氎率が〜20重量の範囲内になるたで也
    燥する工皋ず、 該䞋塗り塗膜䞊に、粉䜓固圢分を含たないかた
    たは䞊蚘䞋塗り甚塗料よりも実質的に少量含む氎
    溶性アルカリ金属珪酞塩たたは倉性氎溶性アルカ
    リ金属珪酞塩氎溶液を適甚し、埗られる塗膜党䜓
    を、塗膜衚面の平均昇枩速床〜10℃分の範囲
    内で昇枩し、特定枩床に保持しお塗膜党䜓の最終
    含氎率が〜10重量の範囲内になるたで也燥す
    る工皋ず、 䞊蚘工皋で埗られた塗膜をPH倀が3.5〜10.0の
    範囲内の酞・アンモニりム塩系の氎溶液で凊理
    し、掗浄および也燥する工皋 を含むこずを特城ずする無機質塗膜の圢成方法。
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