JPH0649004Y2 - 電話回線の簡易模擬アダプタ - Google Patents

電話回線の簡易模擬アダプタ

Info

Publication number
JPH0649004Y2
JPH0649004Y2 JP4953087U JP4953087U JPH0649004Y2 JP H0649004 Y2 JPH0649004 Y2 JP H0649004Y2 JP 4953087 U JP4953087 U JP 4953087U JP 4953087 U JP4953087 U JP 4953087U JP H0649004 Y2 JPH0649004 Y2 JP H0649004Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone line
telephone
line
circuit
equivalent circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4953087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156148U (ja
Inventor
泰三 鷹取
正昭 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP4953087U priority Critical patent/JPH0649004Y2/ja
Publication of JPS63156148U publication Critical patent/JPS63156148U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0649004Y2 publication Critical patent/JPH0649004Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は電話回線を利用して遠隔地と多人数で会議を
行う電話会議装置等の試験・デモンストレーションに用
いられる電話回線の簡易模擬アダプタに関する。
(b)考案の背景 遠隔の2箇所にいるそれぞれ複数の者が電話回線を介し
て会議を行うための電話会議装置が提案されている。既
に本出願人が提案した電話会議装置(特願昭58−77039
号(特開昭59−202761号公報))についてその概略を説
明する。
電話会議装置は、複数のレシーバと少なくとも1つのマ
イクロホンを備えており、複数の会議者が各々レシーバ
を耳に当てて相手の発言を聞き、マイクロホンを通じて
相手に対して発言する。2か所の会議室にこの装置が各
1台設置され、これが電話回線を介して互いに接続され
る。
第3図は公衆電話回線9を介して2つの電話会議装置を
接続した状態を示す図である。電話会議装置は、マイク
ロホン4,レシーバ6のほか、マイクロホン4から入力さ
れた音声信号を増幅する送話アンプ3,電話回線から入力
されレシーバ6に入力する受話信号を増幅する受話アン
プ5を備え、さらに、受話アンプ5に接続される受話線
および送話アンプ3に接続される送話線を電話回線に結
合する結合回路2からなっている。結合回路2は、いわ
ゆる4線−2線変換回路であり、送話アンプ3から入力
される送話信号を電話回線に送出するとともに電話回線
から受信した受話信号を受話アンプ5に入力するが、送
話信号(マイクロホン4から入力された音声)がそのま
ま受話側(レシーバ6)に回り込むいわゆる側音を防ぐ
ためのバランス回路2aが組み込まれている。
電話会議装置(結合回路2)は切換スイッチ8を介して
電話回線9に接続される。切換スイッチ8は電話回線
を、この電話会議装置または電話機7に切換接続するた
めのスイッチである。
前記結合回路2の概略の回路図を第4図に示す。結合回
路2は、バランス回路2aにIC1を含む受話側結合回路お
よびIC2を含む送話側結合回路を接続した構成になって
いる。受話側結合回路は受話アンプ5(第3図参照)に
接続されている。また、送話側結合回路は送話アンプ3
(第3図参照)に接続されている。
バランス回路2aは電話回線9とバランスインピーダンス
Zb、抵抗r11と抵抗r12で平衡する抵抗ブリッジ回路であ
る。送話信号はIC2から電話回線9−バランスインピー
ダンスZb間および抵抗r11−抵抗r12間に印加される。ま
た、電話回線9から入力される受話信号は電話回線−抵
抗11間およびバランスインピーダンスZb−抵抗r12間か
ら取り出される。このような印加点,取出点を設定する
と、抵抗ブリッジが平衡していれば送話信号は受話信号
の取出点に対して電位差を生じさせず側話が防止され
る。なお公衆電話回線の線路インピーダンスは約800Ω
程度である。また公衆電話回線からは一定電圧の電源が
供給されているがこの電源によって前記IC1およびIC2は
駆動される。
電話回線−抵抗11間およびバランスインピーダンスZb−
抵抗r12間からIC1に取り出された受話信号はIC1に入力
される。IC1はプリアンプ回路であり受話アンプ5が入
力できるレベルまで増幅する。受話アンプ5は入力され
た受話信号を複数のレシーバ6を駆動できる電力まで増
幅する。また、IC2はバッファアンプであり、送話アン
プ3から入力された送話信号のインピーダンス整合をと
って電話回線9−バランスインピーダンスZb間および抵
抗r11−抵抗r12間に印加する。
この電話会議装置を使用する場合、まず切換スイッチ8
を電話機7側に切り換えておき電話機を用いて(ダイヤ
リングして)相手方と電話回線を接続する。電話回線が
接続されたのち両方ともが互いに切換スイッチ8を電話
会議装置側に切り換える。これによって、電話会議装置
同士が電話回線を介して接続され、一方の側のマイクロ
ホン4から入力された音声が相手側のレシーバ6に出力
され互いに複数の参加者による同時通話が可能となり遠
隔地の会議をすることができる。
第5図および第6図に電話会議装置を実際に設置した状
態を表す概略図を示す。第5図はこの装置を1室に設置
した状態を示す。すなわち多人数が着席できる会議机30
に出席者の人数分のレシーバ6および一般のマイクロホ
ン4を設置したものである。会議の出席者が、各々レシ
ーバ6を装着しマイク4に向かって話すことにより、電
話回線を介して接続されている遠隔の出席者と相互に会
話をすることができる。なおこの場合に、バランス回路
2aのインピーダンス整合により同じ会場の出席者の声が
レシーバ6から出力されることはない。
第6図はマイクロホン4およびレシーバ6を分割して別
室に設置した例を示す。この場合各出席者はレシーバお
よびマイクロホン4で各出席者と会話をする。この場合
前記バランス回路2aの平衡を少し崩しておくことにより
同一建物内の出席者の声が側話として聞こえ全員同時に
会議をすることができる。
(c)考案が解決しようとする問題点 ところでこの考案は電話回線を介して使用するものであ
るため、電話回線に接続して使用してみなければ正確な
機能評価をすることができない。このため、商品を見た
だけでは顧客が導入を躊躇することがあった。さらに、
販売促進等のためにデモンストレーションをすることが
あるが、この場合でも電話回線に接続する必要があるた
め事前の準備が必要であり大掛かりな作業になる欠点が
あった。
一方、電話回線に接続しなくても電話回線を模擬するこ
とのできるエミュレータが実用化されているが、この装
置は電話のダイヤリング信号の受発信機能等の付加機能
を備えているため高価であり大型化する問題点があっ
た。
この考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
簡易に電話回線を模擬することのできる電話回線の簡易
模擬アダプタを提供することを目的とする。
(d)問題点を解決するための手段 この考案は、電話機器がそれぞれ接続される2つの端子
を有し、これらの端子間を、端子−等価回路網−マッチ
ングトランス−マッチングトランス−等価回路網−端子
の順で接続した電話回線の簡易模擬アダプタであって、 前記等価回路網は端子とマッチングトランスとの間に挿
入され電話回線の線路抵抗を模した抵抗と、端子間に接
続され電話回線の線路容量を模したコンデンサで構成さ
れ、前記マッチングトランスは、2分割された一次巻線
とこの二分割された一次巻線を接続するコンデンサと、
を有し、一次巻線の両端に前記等価回路網が接続され、
二次巻線は2個のマッチングトランス間で互いに接続さ
れており、さらに、前記2つのマッチングトランスの一
次巻線に、前記電話回線と略等しい電圧を印加する電源
回路を設けたことを特徴とする。
(e)作用 それぞれ電話会議装置等の電話機器が接続される2つの
端子には、電話回線の線路抵抗を模した抵抗と線路容量
を模したコンデンサからなる等価回路網が接続されてい
る。また、この等価回路網には、マッチングトランスが
接続されている。マッチングトランスは2つの端子(等
価回路網)の間に挿入され2つの端子をアイソレートし
ているため、一方の端子に機器が接続されても他方の端
子のインピーダンスが変動しない。また、このマッチン
グトランスの一次巻線は2分割されて中点にコンデンサ
が挿入されており、この一次巻線に電源回路から電圧が
印加される。一次巻線はコンデンサによって交流的に接
続されているが、直流的には遮断されているため、前記
電源回路が短絡することはなく、この電圧は端子に供給
される。
以上により、端子からみたアダプタのインピーダンスお
よび電圧は電話回線と同様になり、これに電話機器を接
続した場合には、電話回線を接続した場合と同様に動作
する。
(f)実施例 第1図はこの考案の実施例である電話回線の簡易模擬ア
ダプタの回路図を示す。この電話回線の簡易模擬アダプ
タは電話会議装置の試験・デモンストレーション用に電
話回線に代えて用いられるものである。
簡易模擬アダプタの両端には2組のモジュラジャックMJ
が設けられており、このモジュラジャックMJのそれぞれ
に電話会議装置が接続される。前記バランス回路2aの電
話回線接続端子L1,L2にこのモジュラジャックMJが接続
される。これら2組のモジュラジャックMJは、モジュラ
ジャックMJ−等価回路−マッチングトランスMT−マッチ
ングトランスMT−等価回路−モジュラジャックMJの順に
互いに結合されている。
前記等価回路は、抵抗R2およびコンデンサC2で公衆電話
回線の線路インピーダンスを模擬したものである。抵抗
R2は両極の線路に直列に挿入され、線路の抵抗成分を模
擬している。また、コンデンサC2は2本の抵抗R2をたす
き掛けするように両極間に接続されている。このコンデ
ンサC2は線路の容量成分を模擬している。
マッチングトランスMTは、2分割された一次巻線と1つ
の二次巻線を有している。2個に分割して巻かれた一次
側巻線は大容量のコンデンサC1で接続され、交流(音声
信号)的には接続された状態になっている。このように
された一次側巻線に前記等価回路の抵抗R2が接続され、
音声信号の伝達が行われる。また、一次側巻線の一方に
は抵抗R1を介して電源回路10が接続されている。また、
他方の一次側巻線は抵抗R1を介して接地される。すなわ
ち、コンデンサC1は、電源回路10が印加する電圧がショ
ートするのを防止するためのものである。マッチングト
ランスMTの二次側巻線は他方のマッチングトランスMTの
二次側巻線に接続されている。これは電話回線が接続さ
れた状態を模擬したものである。また、電源回路10は公
衆電話回線に供給されている電圧と同程度の電圧をこの
回路に印加するもので、公衆電話回線の電圧を模したも
のである。なお、現在多く実用化されている電子化され
た電話機においては、公衆電話回線上の電圧を必要とし
ないものも多いが、この模擬アダプタでは電話回線をよ
く模するため電源回路10が接続されている。また、前記
の電話会議装置においては、公衆電話回線から供給され
る電圧によってIC1,IC2(第4図参照)が駆動される。
なお、模擬アダプタを構成する各素子は、たとえば、抵
抗R2:270Ω、コンデンサC2:0.1μF、抵抗R1:100Ω、コ
ンデンサC1:10μFを用いればよく、前記等価回路で設
定されるインピーダンスは約800Ωである。
第2図はこの簡易模擬アダプタに前記電話会議装置を接
続した状態を表す図である。電話会議装置は、電話回線
から取り外された状態でこの簡易模擬アダプタ1に接続
される。接続は、簡易模擬アダプタ1の両端に設けられ
ている2個のモジュラジャックMJ(第1図参照)にバラ
ンス回路2aの端子L1,L2(第4図参照)を接続すること
によって行われる。簡易模擬アダプタに2個の電話会議
装置を接続したのち電源回路10の電源をオンする。この
ようにすることにより、2つの電話会議装置の電気的な
状態は公衆電話回線を介して接続されたのと同じ状態と
なる。このとき、電話会議装置のIC1,IC2には電源回路1
0から電力が供給される。各電話会議装置には独自に商
用電源から電力が供給されているため、この接続によ
り、各電話会議装置の動作が可能になり、一方の側のマ
イクロホン4から相手側のレシーバ6、および、相手側
のマイクロホン4から前記一方の側のレシーバ6に向け
て互いに通話が可能になる。
上記構成の簡易模擬アダプタ1は、小規模な回路で構成
されるため、バッグに入れて持ち運べる程度の大きさで
あり、何処でも電話会議装置を2個接続してデモンスト
レーションや試験を行うことができる。また、通話状態
は実際に電話回線に接続された状態と略同じであり、そ
の機能を的確に評価することができる。
(g)考案の効果 以上のようにこの考案の電話回線の簡易模擬アダプタ
は、実際の公衆電話回線と略等しいインピーダンスを有
し、また略等しい電圧が印加されているため、電話機器
を接続したときに電話回線に接続したときと同様に機能
させることができる。
これによって、たとえば電話会議装置を接続すれば、電
話回線を用いなくてもどこでもデモンストレーションを
することができ、利用者がその機能を的確に判断するこ
とができる。これによって、電話会議装置の機能試験,
販売促進等を有効に行うことができ、装置の普及に寄与
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である電話回線の簡易模擬ア
ダプタの回路図、第2図は前記簡易模擬アダプタを電話
会議装置に接続した状態を示すブロック図、第3図〜第
6図は一般的な電話会議装置を説明する図であり、第3
図はその接続状態を示し、第4図はその結合回路を示
し、第5図および第6図はその具体的な設置状態を示す
図である。 1……簡易模擬アダプタ、2……結合回路、 2a……バランス回路、4……マイクロホン、 6……レシーバ、9……公衆電話回線、 MJ……モジュラジャック、 Zb……バランスインピーダンス、 MT……マッチングトランス、 R2,C2……等価回路素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機器がそれぞれ接続される2つの端子
    を有し、これらの端子間を、端子−等価回路網−マッチ
    ングトランス−マッチングトランス−等価回路網−端子
    の順で接続した電話回線の簡易模擬アダプタであって、 前記等価回路網は、端子とマッチングトランスとの間に
    挿入され電話回線の線路抵抗を模した抵抗と、端子間に
    接続され電話回線の線路容量を模したコンデンサで構成
    され、 前記マッチングトランスは、2分割された一次巻線と、
    この二分割された一次巻線を接続するコンデンサと、を
    有し、一次巻線の両端に前記等価回路網が接続され、二
    次巻線は2個のマッチングトランス間で互いに接続され
    ており、 さらに、前記2つのマッチングトランスの一次巻線に、
    前記電話回線と略等しい電圧を印加する電話回線を設け
    た ことを特徴とする電話回線の簡易模擬アダプタ。
JP4953087U 1987-03-31 1987-03-31 電話回線の簡易模擬アダプタ Expired - Lifetime JPH0649004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4953087U JPH0649004Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 電話回線の簡易模擬アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4953087U JPH0649004Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 電話回線の簡易模擬アダプタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156148U JPS63156148U (ja) 1988-10-13
JPH0649004Y2 true JPH0649004Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=30872064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4953087U Expired - Lifetime JPH0649004Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 電話回線の簡易模擬アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649004Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156148U (ja) 1988-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1946107B (zh) 交互式电话训练器和练习器
EP0341816B1 (en) Apparatus and method for testing a customer line
US3423532A (en) Intercommunication system for school-to-home teaching
US5357609A (en) Site controller with echo suppression
US2973586A (en) Device for instructing the public in the proper use of dial-equipped telephone station apparatus
JPH0649004Y2 (ja) 電話回線の簡易模擬アダプタ
US5329620A (en) Daisy chainable voice-data terminal
SE9702682D0 (sv) Method and device using mobile telephones
US4567332A (en) Four-wire telephone system with self-test means
JPS62210770A (ja) 空き電話回線を利用したトーキサービス方法
JPS60169262A (ja) 会議用電話装置
US1774653A (en) Waxwork, robot, and like figures
JPH0649005Y2 (ja) 電話会議装置の内線アダプタ
US3184549A (en) Coupling circuit for a communication system
KR20010093604A (ko) 인터넷망을 이용한 가상 폰 보안시스템
US2655557A (en) Apparatus for use in telephone or like communication systems
JPH0715003Y2 (ja) 電話応対練習機
JPH05114956A (ja) 電話を利用したランゲージサービス装置
JP3854759B2 (ja) 電話会議システム
US2529069A (en) School to home system
JPS5841551Y2 (ja) 集団学習装置
US2425187A (en) Intercommunicating system
JP2002209021A (ja) ワイヤレスインターホンシステム
JPH03236658A (ja) コールウェイティングサービス模擬用端末装置
JP2518753Y2 (ja) 電話応対の指導設備