JPH0648943U - タンディッシュの羽口レンガ清掃装置 - Google Patents

タンディッシュの羽口レンガ清掃装置

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JPH0648943U
JPH0648943U JP9140292U JP9140292U JPH0648943U JP H0648943 U JPH0648943 U JP H0648943U JP 9140292 U JP9140292 U JP 9140292U JP 9140292 U JP9140292 U JP 9140292U JP H0648943 U JPH0648943 U JP H0648943U
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cleaning
tuyere brick
tundish
tuyere
brick
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信之 井上
憲幸 永石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 羽口レンガを損傷させる虞れも少なく、自動
的に清掃部を羽口レンガの清掃位置に位置決めして羽口
レンガの清掃を行えるようにすることで、作業者を高温
環境下で行われる上ノズルの着脱作業から解放する。 【構成】 タンディッシュ14の溶融金属の流出口14
aに装着された羽口レンガ15の内周面を清掃する清掃
装置16の少なくとも清掃部26、27を昇降させる昇
降装置17と、清掃部26、27のフローティング手段
13と、フローティング手段13により清掃部26、2
7と一体的に揺動する昇降可能な一方の位置決め部28
と、タンディッシュ14の流出口14aの周囲に設けら
れて、一方の位置決め部28と結合した際に、清掃装置
16の清掃部26、27を羽口レンガ15のほぼ中心線
S1上に位置決めさせる他方の位置決め部35とを備え
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タンディッシュの羽口レンガ清掃装置に係り、更に詳しくは、自動 的に清掃装置の清掃部を羽口レンガの清掃位置に位置決めしてこの羽口レンガの 内周面を清掃でき、また羽口レンガを損傷させる虞れも少ないタンディッシュの 羽口レンガ清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄鋼の連続鋳造設備には、通常、取鍋と鋳型の中間に、取鍋からの溶鋼流の安 定化や、複数個のストランドへの溶鋼の分配などを行うためにタンディッシュが 配備されている。タンディッシュは、溶鋼の流出口に上ノズルを装着しており、 上ノズルには鋳型側に配置された下ノズルが装着される。次に、従来のタンディ ッシュの上ノズルの取り付け構造を図5を参照して詳細に説明する。 図5に示すように、タンディッシュ100は内張り用の耐火物101を有して おり、耐火物101は鉄皮102により外装されている。タンディッシュ100 の底部には溶鋼の流出口103を設けており、流出口103には羽口レンガ10 4を取り付けている。羽口レンガ104内には、同図鎖線に示すように、下方か らモルタル105を介して上ノズル106が装着され、抜け止め用のピン107 により羽口レンガ104と上ノズル106は固定されている。
【0003】 上ノズル106は、使用時に高温の溶鋼が内部を流れることにより、モルタル 105が焼き付いて羽口レンガ104に堅固に固着される。このため、上ノズル 106を抜き取って新しいものに交換する際には、図6に示すような羽口レンガ 104の内周面に付着したモルタル105などの付着物を取り除く必要がある。 この清掃作業は、作業者が羽口レンガ104の下方からワイヤブラシやプラス チックハンマなどを用いて行っていたが、作業者は高温のタンディッシュ100 の近くで、半腰などの不自然な姿勢で作業をしなければならず、危険、汚い、辛 いという、俗に3K作業という最も作業者が好まない作業が強いられていた。 そこで、これを解消する従来手段として、例えば実開昭63−19965号公 報に記載された溶融金属収納容器のスリーブ煉瓦切削装置などが知られている。 この従来技術は、作業者が目測により、羽口レンガ104の内周面の形状に合 わせた円錐形のカッタードリルを、タンディッシュ100の羽口レンガ104に 位置合わせし、次いでカッタードリルを回転させながら羽口レンガ104内に挿 入して、羽口レンガ104の付着物を切削して除去するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、カッタードリルを羽口レンガ104に位置合わ せするのは作業者の目測に頼っていたので、カッタードリルを正確に羽口レンガ 104に位置合わせするのが難しく、清掃中にカッタードリルの刃が羽口レンガ 104の壁面に当接して、羽口レンガ104を損傷させる虞れがあった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、自動的に清掃装置の清掃部 を羽口レンガの清掃位置に位置決めしてこの羽口レンガの内周面を清掃でき、こ れにより作業者を高温のタンディッシュの近くで行う危険で、汚く、辛い上ノズ ルの着脱作業から解放でき、また羽口レンガを損傷させる虞れも少ないタンディ ッシュの羽口レンガ清掃装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置は、タン ディッシュの溶融金属の流出口に装着された羽口レンガの内周面を清掃する清掃 装置の少なくとも清掃部を昇降させる昇降装置と、前記清掃部のフローティング 手段と、該フローティング手段により前記清掃部と一体的に揺動する昇降可能な 一方の位置決め部と、前記タンディッシュの流出口の周囲に設けられて、前記一 方の位置決め部と結合した際に、前記清掃装置の清掃部を前記羽口レンガのほぼ 中心線上に位置決めさせる他方の位置決め部とを備えて構成される。 また、請求項2記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置は、請求項1記載 の清掃装置において、前記清掃装置の清掃部が、前記羽口レンガの内周面を清掃 するチェーン及び/又はワイヤブラシを有して構成される。
【0006】
【作用】
請求項1、2記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置においては、昇降装 置をタンディッシュの溶融金属の流出口の下方に配置し、次いで一方の位置決め 部を上昇させて他方の位置決め部に接合させると、清掃装置の清掃部が前記羽口 レンガのほぼ中心線上に位置決めされる。この際、仮に清掃部と羽口レンガの間 に位置ずれがあっても、フローティング手段によりその位置ずれは補正される。 すなわち、上昇途中の一方の位置決め部が他方の位置決め部に当接し、その後 、昇降装置の上昇が進むにつれて、フローティング手段により一方の位置決め部 が他方の位置決め部に案内されて位置ずれの補正方向に揺動し、最終的に両位置 決め部が接合されることにより、清掃部と流出口の位置ずれが補正される。 次いで、昇降装置により清掃装置の少なくとも清掃部を昇降させながら、清掃 装置を作動させて清掃部により羽口レンガの内周面を清掃するようにしたので、 自動的に清掃部を羽口レンガの中心線上に位置決めしてこの羽口レンガの内周面 を清掃でき、これにより作業者を高温のタンディッシュの近くで行う危険で、汚 く、辛い羽口レンガの清掃作業から解放でき、また位置決めが正確なので、清掃 部による清掃時に羽口レンガを損傷させる虞れも少ない。 特に、請求項2記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置においては、清掃 装置により可撓性のチェーン及び/又はワイヤブラシを回転させて、羽口レンガ の内周面を清掃するので、過剰に清掃しても清掃部による羽口レンガの研磨力は 比較的弱く、羽口レンガを損傷させる虞れが少ない。
【0007】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係るタンディッシュの羽口レンガ清掃装置 の断面図、図2は同ガイドロッドのストップ装置の断面図、図3(a)は同清掃 部の位置決め作業状態を示す要部断面図、図3(b)は同清掃部の位置決め後の 状態を示す要部断面図、図4は前記実施例の羽口レンガ清掃装置の使用状態を示 す要部断面図を示している。
【0008】 図1に示すように、本考案の一実施例に係るタンディッシュの羽口レンガ清掃 装置10は、大型の移動台車11を有している。移動台車11上には、基板12 をXYθ方向に移動可能なフローティング手段13を設けている。基板12の中 心部上には、タンディッシュ14に設けられた溶融金属の一例としての溶鋼の流 出口14aに装着された羽口レンガ15の内周面に付着したモルタル15aを清 掃する清掃装置16を昇降させる昇降装置の一例としての大型なZ方向シリンダ 17を立設しており、ロッド18の先端には清掃装置16を載置する載置板19 を固着している。なお、タンディッシュ14は耐火物14bの表面に鉄皮14c を外装して設けられている。 基板12の上面のZ方向シリンダ17の周囲には、それぞれ先端部にスライド ブッシュ20が装着された円筒パイプ状の4個の昇降ガイド21を一定角度毎に 立設しており、各昇降ガイド21には、載置板19の下面に垂設された4本のガ イドロッド22を出し入れ自在に挿入している。なお、昇降ガイド21は4個に 限定しなくても、例えば6個、8個などの複数個であればよい。Z方向シリンダ 17によりロッド18を出し入れさせると、載置板19の昇降に伴って各昇降ガ イド21よりガイドロッド22が出し入れされる。
【0009】 載置板19の上面の中央部にはケーシング23を立設しており、ケーシング2 3内には、モータ24を、長尺なシャフト25をケーシング23の上方に突出さ せて収納している。シャフト25の先端部には、羽口レンガ15の内周面を清掃 する清掃部の一例としてのワイヤブラシ26およびチェーン27が上方から順に 固着されている。 載置板19の両側部には、左右一対の貫通孔23aを穿孔しており、載置板1 9のそれぞれの貫通孔23a内には、前記フローティング手段13によりワイヤ ブラシ26およびチェーン27と一体的に揺動する一方の位置決め部の一例とし ての長尺なガイドロッド28を遊挿している。各ガイドロッド28の先端部付近 の周面には環状の凹部28aを設けており、その先端部は尖っている。載置板1 9の各貫通孔23aの形成部上には、各ガイドロッド28をクランプする一対の ストッパ装置29を配設している。ガイドロッド28は、ストッパ装置29によ りクランプされた状態で、清掃装置16と共にZ方向シリンダ17により昇降さ れる。すなわち、Z方向シリンダ17はガイドロッド28の昇降手段を兼務して いる。
【0010】 図2に示すように、ストッパ装置29は、本体ケース30の上下面にロッド孔 30aを穿孔しており、ロッド孔30a内にガイドロッド28が上下動自在に遊 挿されている。ロッド孔30aの周囲には、ガイドロッド28の周面に圧接され て、このガイドロッド28をクランプする可撓性の金属板からなるクランプ材3 1を配置している。クランプ材31の一端部はピン32により本体ケース30の 下壁に固定されており、クランプ材31の他端部は、本体ケース30内に収納さ れたシリンダ33のロッド34に固着されている。シリンダ33のロッド34を 出し入れさせると、クランプ材31がガイドロッド28に圧接または圧接解除さ れ、これによりカイドロッド28がクランプまたはクランプ解除される。 図1に戻って、タンディッシュ14の鉄皮14cの下面には、上昇中のガイド ロッド28が挿入されることにより、フローティング手段13により揺動可能な ワイヤブラシ26およびチェーン27を羽口レンガ15の中心線S1上に位置決 めする他方の位置決め部の一例である一対のガイド筒35が、前記羽口レンガ1 5を跨ぐように配設されている。
【0011】 図1部分拡大図に示すように、ガイド筒35は、下側の開口部の内面に外方に 向かって除々に拡径するテーパ部35aを設けており、ガイド筒35の中間部の 周面には、ガイド筒35の中空部35bに連通する孔部36を穿孔している。孔 部36内には、小孔36aから中空部35b内に突出可能な凸部37を有する掛 止板38が、スプリング39により中空部35b側に付勢されている。孔部36 の外部側の開口部には蓋40を螺合している。ガイドロッド28の先端部がガイ ド筒35の中空部35b内に挿入されると、スプリング39により付勢された凸 部37がガイドロッド28の凹部28aに係合して、ガイドロッド28はガイド 筒35に固着される(図3(b)参照)。次に、図1を参照して、前記フローテ ィング手段13を詳細に説明する。
【0012】 移動台車11の上面には一対のX方向レール41を設けており、X方向レール 41にスライダ42を介してX方向移動台43を取り付けている。移動台車11 の上面の対向する端部には、X方向移動台43の下面の中央部に垂設された取り 付け片44にそれぞれ先端部が固定されたロッドを、内蔵されたスプリングによ り出し入れ可能に付勢する一対のスプリング装置45を配設している。X方向移 動台43にX方向からの力がかかると、X方向移動台43はスプリング装置45 によりX方向レール41に沿って同方向に付勢状態で移動する。
【0013】 X方向移動台43上には一対のY方向レール46を設けており、Y方向レール 46にスライダ47を介してY方向移動台48を取り付けている。X方向移動台 43の上面の対向する端部には、前記スプリング装置45と同じ構造の一対のス プリング装置45′を配設しており、Y方向移動台48の下面の中央部に垂設さ れた取り付け片48aにそれぞれのロッド45aの先端部を固定している。Y方 向移動台48にY方向からの力がかかると、Y方向移動台48はスプリング装置 45′によりY方向レール41に沿って同方向に付勢状態で移動する。 Y方向移動台48の上面の中央部には、基板12の回動軸49を立設しており 、回動軸49の周囲に多数個の回動軸受50を一定間隔毎に配置している。また た、Y方向移動台48の外縁部上にはスプリング装置45″を設けており、ロッ ドの先端部を基板12の下面の外縁部に垂設された取り付け片51に固定してい る。基板12にθ方向からの力がかかると、スプリング装置45″により基板1 2が回動軸49を中心に付勢状態で回動する。
【0014】 続いて、本考案の一実施例に係るタンディッシュの羽口レンガ清掃装置10の 動作を説明する。 図1に示すように、予め、それぞれのガイドロッド28を、各々上方に延びき った位置でストッパ装置29によりクランプしておく。次に、移動台車11によ りZ方向シリンダ17をタンディッシュ14の流出口14aの下方に配置し、そ れから図3に示すように、Z方向シリンダ17のロッド18を突出させて載置板 19を上昇させ、ガイドロッド28の先端部をガイド筒35の中空部35b内に 挿入して両部材28、35を接合させることにより、図3(a)に示すように、 ワイヤブラシ26とチェーン27が羽口レンガ15のほぼ中心線S1上に位置決 めされる。この際、仮にワイヤブラシ26とチェーン27を装着したシャフト2 5の中心線S2と羽口レンガ15の中心線S1の間に位置ずれがあっても、フロ ーティング手段13によりその位置ずれは補正される。 すなわち、図3(a)に示すように、上昇途中のガイドロッド28の先端部が ガイド筒35のテーパ部35aに当接し、その後、Z方向シリンダ17による載 置板19の上昇が進むにつれて、フローティング手段13によりガイドロッド2 8がテーパ部35aに案内されて位置ずれの補正方向に揺動し、最終的にガイド ロッド28の先端部が中空部35b内に挿入されて、スプリング39により付勢 された凸部37がガイドロッド28の凹部28aに係合されることにより、両部 材28、35は接合されて、シャフト25の中心線S2と羽口レンガ15の中心 線S1の位置ずれが補正される(図3(b)参照)。
【0015】 次いで、図4に示すように、それぞれのストッパ装置29によるガイドロッド 28のクランプ状態を解除し、モータ24によりワイヤブラシ26とチェーン2 7を回転させながら、回転するZ方向シリンダ17のロッド18を出し入れさせ ると、ガイド筒35を介してタンディッシュ14に固定された両ガイドロッド2 8に沿って載置板19が昇降し、ワイヤブラシ26により羽口レンガ15の内周 面に付着した細かなモルタル15aが清掃され、また同じく回転するチェーン2 7により塊状のモルタル15aが清掃される。 清掃後は、Z方向シリンダ17のロッド18を引き込ませて、載置板19を図 3(a)に示すガイドロッド28とガイド筒35の結合当初の位置まで下降させ 、次いでストッパ装置29によりガイドロッド28を再びクランプし、それから さらにZ方向シリンダ17のロッド18を下降させて、ガイドロッド28の先端 部をガイド筒35から引き抜く。
【0016】 このように、自動的にワイヤブラシ26やチェーン27を羽口レンガ15の中 心線S1上に位置決めしてこの羽口レンガ15の内周面を清掃できるので、作業 者を高温のタンディッシュ14の近くで行う危険で、汚く、辛い羽口レンガの清 掃作業から解放でき、またワイヤブラシ26などの位置決めが正確なので、清掃 時に清掃装置16により羽口レンガ15を損傷させる虞れも少ない。 また、清掃装置16の清掃部として可撓性を有するワイヤブラシ26およびチ ェーン27を採用しているので、例えば従来技術の欄に記載した実開昭63−1 9965号公報の溶融金属収納容器のスリーブ煉瓦切削装置のように、清掃部と してドリルを用いた場合に比べて、清掃のやり過ぎにより羽口レンガ15を破損 するなどの虞れが少ない。
【0017】 本考案は、この実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での 設計変更があっても本考案に含まれる。 例えば、実施例では、溶融金属として溶鋼を示したが、これに限定しなくても その他どのような溶融金属であってもよい。 また、清掃装置の清掃部の昇降装置としてシリンダ式のものを採用したが、こ れに限定しなくても、例えば電動式の昇降装置などどのような構造のものでもよ い。 さらに、実施例では、一方の位置決め部の昇降手段を清掃部の昇降装置と兼務 させたが、これに限定しなくても位置決め部だけを専用の昇降手段により昇降さ せてもよい。
【0018】 さらにまた、フローティング手段も、実施例のものに限定しなくても、少なく とも清掃部をXY方向に移動可能であれば、その他どのような構造のフローティ ング手段であっても構わない。また、フローティング手段の取り付け位置は、昇 降装置の下部に限定されるものではなく、例えば昇降装置の上部などに設けても よい。要は、少なくとも清掃部をフローティングできる位置に設ければよい。 また、実施例においてフローティング手段を構成するXY方向移動台をX方向 またはY方向に移動させるそれぞれのスプリング装置は、スプリング装置をそれ ぞれのXY方向移動台の台外側に設け、そのロッドを台内側に固定したが、これ とは逆に台内側にスプリング装置を設け、台外側にそのロッドを固定してもよい 。 さらに、位置決め部の構造は、実施例のものに限定しなくても、互いに結合し て位置決めできる形状のものであればよい。
【0019】
【考案の効果】
請求項1、2記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置においては、自動的 に清掃装置の清掃部を羽口レンガの中心線上に位置決めしてこの羽口レンガの内 周面を清掃できるので、作業者を高温のタンディッシュの近くで行う危険で、汚 く、辛い羽口レンガの清掃作業から解放でき、また清掃部の位置決めは正確であ るので、清掃時に清掃装置により羽口レンガを損傷させる虞れも少ない。 特に、請求項2記載のタンディッシュの羽口レンガ清掃装置においては、清掃 部として可撓性のチェーン及び/又はワイヤブラシを採用したので、羽口レンガ の内周面を清掃する際に、過剰に清掃しても清掃部による羽口レンガの研磨力は 比較的弱いので羽口レンガを損傷させる虞れが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るタンディッシュの羽口
レンガ清掃装置の断面図である。
【図2】同ガイドロッドのストッパ装置の断面図であ
る。
【図3】(a) 同清掃部の位置決め作業状態を示す要
部断面図である。 (b) 同清掃部の位置決め後の状態を示す要部断面図
である。
【図4】前記実施例の羽口レンガ清掃装置の使用状態を
示す要部断面図である。
【図5】従来手段に係る上ノズルが装着されたタンディ
ッシュの羽口レンガの要部断面図である。
【図6】従来手段に係る上ノズルが取り外されたタンデ
ィッシュの要部断面図である。
【符号の説明】
10 タンディッシュの羽口レンガ清掃装置 11 移動台車 12 基板 13 フローティング手段 14 タンディッシュ 14a 流出口 14b 耐火物 14c 鉄皮 15 羽口レンガ 15a モルタル 16 清掃装置 17 Z方向シリンダ(昇降装置) 18 ロッド 19 載置板 20 スライドブッシュ 21 昇降ガイド 22 ガイドロッド 23 ケーシング 23a 貫通孔 24 モータ 25 シャフト 26 ワイヤブラシ(清掃部) 27 チェーン(清掃部) 28 ガイドロッド(一方の位置決め部) 28a 凹部 29 ストッパ装置 30 本体ケース 30a ロッド孔 31 クランプ材 32 ピン 33 シリンダ 34 ロッド 35 ガイド筒(他方の位置決め部) 35a テーパ部 35b 中空部 36 孔部 36a 小孔 37 凸部 38 掛止板 39 スプリング 40 蓋 41 X方向レール 42 スライダ 43 X方向移動台 44 取り付け片 45 スプリング装置 45′ スプリング装置 45″ スプリング装置 45a ロッド 46 Y方向レール 47 スライダ 48 Y方向移動台 48a 取り付け片 49 回動軸 50 回動軸受 51 取り付け片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュの溶融金属の流出口に装
    着された羽口レンガの内周面を清掃する清掃装置の少な
    くとも清掃部を昇降させる昇降装置と、前記清掃部のフ
    ローティング手段と、該フローティング手段により前記
    清掃部と一体的に揺動する昇降可能な一方の位置決め部
    と、前記タンディッシュの流出口の周囲に設けられて、
    前記一方の位置決め部と結合した際に、前記清掃装置の
    清掃部を前記羽口レンガのほぼ中心線上に位置決めさせ
    る他方の位置決め部とを備えたことを特徴とするタンデ
    ィッシュの羽口レンガ清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃装置の清掃部が、前記羽口レン
    ガの内周面を清掃するチェーン及び/又はワイヤブラシ
    を有している請求項1記載のタンディッシュの羽口レン
    ガ清掃装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017039143A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 日立金属株式会社 ダイカストスリーブのクリーニング方法
KR20190075643A (ko) * 2017-12-21 2019-07-01 (주)디엠비에이치 집진 청소용 로봇
KR20200082486A (ko) * 2018-12-28 2020-07-08 (주)디엠비에이치 집진 청소용 로봇

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