JPH0648721Y2 - 開閉器の操作ハンドル - Google Patents

開閉器の操作ハンドル

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JPH0648721Y2
JPH0648721Y2 JP1988119723U JP11972388U JPH0648721Y2 JP H0648721 Y2 JPH0648721 Y2 JP H0648721Y2 JP 1988119723 U JP1988119723 U JP 1988119723U JP 11972388 U JP11972388 U JP 11972388U JP H0648721 Y2 JPH0648721 Y2 JP H0648721Y2
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JP
Japan
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operating
coil spring
bending
switch
handle
Prior art date
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Application number
JP1988119723U
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JPH0241344U (ja
Inventor
伸治 斉藤
Original Assignee
株式会社三英社製作所
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Filing date
Publication date
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、気中多回路型の開閉器(以下、単に開閉器と
いう)の開閉機構の操作に用いる操作ハンドルに関し、
特に回転式の操作ハンドルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、路上設置等の配電塔内に設けられた開閉器には、
工事作業者の感電防止等の安全を図るため、開閉器の自
動・手動双方による開閉状態をロックする開閉機構が備
えられている。そして、開閉機構の手動操作は、配電塔
に設けた差込口から差込む操作ハンドルにて、前記開閉
機構に設けられた開閉シャフトを作動させて行ってい
た。
この開閉シャフトを作動させるには、レバー型の上下動
式の操作ハンドルを採用する場合と、トルクトレンチ型
の回転式の操作ハンドルを採用する場合とがある。しか
し、上下動式の操作ハンドルを採用する場合には、開閉
機構の機構ボックスを気密にする関係から、大きな気密
フランジが必要とする。そこで配電塔の小型化を目的と
する場合には、設計上、回転式の操作ハンドルを使用す
る開閉機構を用いる開閉器を採用することになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような回転式の操作ハンドルを用いる開閉
器においては、操作ハンドルの差込口が、開閉器を収納
した配電塔の扉の近傍にある場合には、操作ハンドルが
扉に引っかかり、操作ハンドルの円滑な操作が妨げられ
る場合がある。また、前記差込口が配電塔の低い位置に
ある場合には、操作ハンドルを回転させる際に、操作者
に不自然な姿勢を強いることになり、操作ハンドルの操
作に困難が伴った。
そこで、本考案は、操作ハンドルの差込口の位置等によ
る操作ハンドルの操作の困難性を解決するとともに、ユ
ニバーサルジョイントへの埃の付着を防止して円滑な操
作を確保した開閉器の操作ハンドルを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、以下の構成を採用
している。
まず、開閉器の開閉機構を作動する作用部と、この作用
部を操作する操作部とからなる開閉器の操作ハンドルに
おいて、その作用部と操作部とをユニバーサルジョイン
トで連結する。
このユニバーサルジョイントには、その折曲部の両側に
適宜な間隔をおいて対向するように、一対の過曲防止用
ストッパーを外嵌し、このストッパーの対向部側の端部
には折曲時の逃げ角となるテーパを形成し、反対向部側
の端部にはフランジを突設する。
そして、この一対のストッパーには、操作ハンドルの圧
縮と、曲げとの両作用に対応するため、操作ハンドルの
直線性を保つことのできる初張力の大きなコイルの密着
巻部と、その両側に連続する初張力の小さなコイル粗着
巻部とを有するコイルスプリングを外嵌して、このコイ
ルスプリングの密着巻部で一対のストッパーの空隙部及
びその前後を囲繞し、また、その両側にある粗着巻部で
ストッパーの残りの外周を囲繞し、かつこの粗着巻部の
端部を前記ストッパーのフランジに当接して配置する。
〔作用〕
このように構成することにより、操作ハンドルは、常時
はコイルスプリングの初張力によって直線性が保たれ
て、配電塔に設けた差込口への挿入が容易となる。ま
た、コイルスプリングの密着巻部によりユニバーサルジ
ョイントへの埃の付着が防止できる。
また、操作ハンドルを差込口に挿入して開閉機構を作動
させるときには、ユニバーサルジョイントが適度に折曲
した状態でも操作部の回転を作用部に伝達でき、差込口
の位置(例えば、配電等の扉近傍位置あるいは配電塔の
低位置)にかかわらず、操作ハンドルの回転操作が容易
となる。
さらに、コイルスプリングの伸縮により、操作ハンドル
の折曲を一定の範囲内に止め、操作部の回転が大きく変
化して作用部に伝わる不完全動作を防止する。
そして、特に、折曲時にはコイルスプリングの粗着巻部
の間隔が詰まって、曲がり過ぎを確実に防止するととも
に、曲がり限度が目視できて操作し易くなる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る開閉器の操作ハンドルの一実施例を
図面に基づいて説明する。
操作ハンドル1は、作用部2と操作部3と、これらを連
結するユニバーサルジョイント4と、これに外嵌される
コイルスプリング5とからなる。
作用部2は断面略矩形の作用シャフト6からなり、この
作用シャフト6の後端はユニバーサルジョイント4の一
端に連結され、先端は、配電塔A内に設けた開閉器(図
示せず)の開閉機構(図示せず)を作動させる開閉シャ
フトBへ差込口Cから挿入可能となっている。
操作部3は、操作者甲が左右両手を添えて回転させるハ
ンドル7,7を後端に備えた操作シャフト8からなり、操
作シャフト8の先端はユニバーサルジョイント4の他端
に連結されている。
そして、作用シャフト6と、操作シャフト8とを連結し
ているユニバーサルジョイント4の外周には、過曲防止
用の一対のストッパー9,9が嵌着され、さらに、このス
トッパー9,9の外周には前記コイルスプリング5が被嵌
されている。
前記ストッパー9,9はそれぞれ、ユニバーサルジョイン
ト4の折曲部において適宜な間隙を置いて設けられ、そ
の過曲時に当接する対向部9a,9aには折曲時の逃げ角と
なるテーパ9b,9bが形成されている。一方、ストッパー
9,9の反対側(反対向部側)の端部には外方に向ってコ
イルスプリング5の外れ止めとなるフランジ9c,9cが突
設されている。
また、コイルスプリング5は、操作ハンドル1の直線性
を保つことができる初張力の大きなコイルの密着巻部5a
と、初張力の小さなコイルの粗着巻部5bとからなり、密
着巻部5aはストッパー9,9の空隙部及びその前後を囲繞
し、粗着巻部5bは、密着巻部5aの両端に、端部をストッ
パー9のフランジ9cに当接して配されている。
したがって、操作ハンドル1は常時にはコイルスプリン
グ5の初張力によって作用部2と操作部3との直線性が
保たれる。そして、密着巻部5aはユニバーサルジョイン
ト4への埃の付着を防ぐ働きを合わせ持つ。
また、操作ハンドル1を折曲した場合には、コイルスプ
リング5は、密着巻部5aと粗着巻部5bとからなるので、
該スプリング9の伸張部側の密着巻部5aが伸張すると、
折曲部側の粗着巻部5bがフランジ9cの押動にて密着巻部
5a側に寄り折曲する。そして、この粗着巻部5bの折曲時
の移動は、コイルスプリング5の間隔を詰めていくの
で、操作ハンドル1の曲がり過ぎでハンドル7,7の回転
が大きく変化して作用シャフト6に伝わる不完全動作の
発生を防止する。
それゆえ、操作ハンドル1は、直線性が保たれた状態は
勿論、折曲した状態においてもハンドル7,7を回転させ
ると、その回転がユニバーサルジョイント4を介して作
用シャフト6に伝達される。
なお、折曲時には粗着巻部5bの間隔が詰まるので、曲り
限度が目視でき操作に好適である。
また、操作ハンドル1の折曲角が約35°以上になると、
前述の不完全動作が発生しやすいので、それ以前に折曲
が停止するようストッパー9の当接する対向部9a,9aの
大きさを調整することが好ましい。
次にこの操作ハンドル1を使用して配電塔A内に設けた
開閉器の開閉機構の開閉シャフトBを作動させる場合を
説明する。
まず、扉Dを開いて開閉器の開閉機構の差込口Cから開
閉シャフトBに操作ハンドル1の作用シャフト6を挿入
する。
ここで、開閉シャフトBが、操作者甲にとって自然な操
作位置にある場合には、操作ハンドル1はコイルスプリ
ング5で、直線性を保った状態で使用することができ
る。
また、開閉シャフトBが配電塔Aの扉Dに近接する場合
では、作用シャフト6を開閉シャフトBに挿入し、操作
ハンドル1を左右いずれかに折曲してハンドル7,7を回
動させて使用することができる。
さらに、開閉シャフトBの位置が配電塔Aの高い位置や
低い位置にある場合であっても、同様に操作ハンドル1
を上下に折曲して、操作者甲に不自然な姿勢を強いるこ
となく使用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、ユニバーサルジョイントにて作
用部と操作部とを連結し、このユニバーサルジョイント
にコイルスプリングを外嵌させた開閉機構の操作ハンド
ルであるから、通常の状態では操作ハンドルの直線性を
保った状態で使用することができ、また、操作ハンドル
の差込口が配電塔の扉の近傍や、低い位置にある場合に
は折曲して使用することができる。したがって、操作ハ
ンドルの差込口の位置等による操作ハンドルの操作の困
難性を解消することができる。
また、ユニバーサルジョイントの折曲部両側に適宜な間
隔をおいて対向する一対の過曲防止用ストッパーを外嵌
し、この一対のストッパーの空隙部及びその前後をコイ
ルスプリングの密着巻部で囲繞するとともに、その両側
にある粗着巻部でストッパーの残りの外周を囲繞したの
で、コイルスプリングの密着巻部によりユニバーサルジ
ョイントが覆われて埃の付着を防止できるとともに、特
に折曲時にはコイルスプリングの粗着巻部の間隔が詰ま
って曲がり過ぎを確実に防止でき、しかもこの粗着巻部
の間隔の詰まりによって、曲がり限度が目視できるため
操作も仕易くなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は操作ハン
ドルの一部断面正面図、第2図は折曲時の状態を示す要
部の一部断面正面図、第3図は操作ハンドルの使用の一
例を示す平面図である。 1…操作ハンドル、2…作用部、3…操作部、4…ユニ
バーサルジョイント、5…コイルスプリング、5a…密着
巻部、5b…粗着巻部、6…作用シャフト、7…ハンド
ル、9…ストッパー、9a…対向面、9b…テーパー、9c…
フランジ、A…配電塔、B…開閉シャフト、C…差込
口、甲…操作者

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器の開閉機構を作動する作用部と、該
    作用部を操作する操作部とからなる開閉器の操作ハンド
    ルにおいて、前記作用部と操作部とをユニバーサルジョ
    イントで連結し、該ユニバーサルジョイントの折曲部両
    側に適宜な間隔をおいて対向する一対の過曲防止用スト
    ッパーを外嵌し、該ストッパーの対向部側の端部には折
    曲時の逃げ角となるテーパを形成し、反対向部側の端部
    にはフランジを突設し、さらに、この一対のストッパー
    には、操作ハンドルの直線性を保つことのできる初張力
    の大きなコイルの密着巻部と、その両側に連続する初張
    力の小さなコイル粗着巻部とを有するコイルスプリング
    を外嵌して、該コイルスプリングの密着巻部で一対のス
    トッパーの空隙部及びその前後を囲繞し、その両側にあ
    る粗着巻部でストッパーの残りの外周を囲繞し、かつこ
    の粗着巻部の端部を前記ストッパーのフランジに当接し
    て配置したことを特徴とする開閉器の操作ハンドル。
JP1988119723U 1988-09-12 1988-09-12 開閉器の操作ハンドル Expired - Lifetime JPH0648721Y2 (ja)

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JPH0241344U JPH0241344U (ja) 1990-03-22
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JPS59194245U (ja) * 1983-06-13 1984-12-24 富士電機株式会社 電動操作器の手動操作装置

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