JPH06295643A - 接地開閉器付断路器の操作機構 - Google Patents

接地開閉器付断路器の操作機構

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Publication number
JPH06295643A
JPH06295643A JP8101793A JP8101793A JPH06295643A JP H06295643 A JPH06295643 A JP H06295643A JP 8101793 A JP8101793 A JP 8101793A JP 8101793 A JP8101793 A JP 8101793A JP H06295643 A JPH06295643 A JP H06295643A
Authority
JP
Japan
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switch
lever
closed
shaft
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP8101793A
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English (en)
Inventor
Isao Akimoto
功 秋元
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉容器壁を貫通する回転軸により前記容器
内の断路器および接地開閉器を安全確実に開閉すること
ができる安価な接地開閉器付断路器の提供。 【構成】 1個の操作箱40により操作される単一の容
器壁4貫通回転軸44に嵌着され、駆動ピン48を有
し、ボス部47bの該駆動ピン48と対向する位置に切
欠47aを設けた駆動レバー47と、前記回転軸44を
中心に対称に配置され、回転軸49a,50aを中心に
回動し、一端に断路器操作棒28を連結したカムレバー
49と、接地開閉器操作棒37を連結したカムレバー5
0とを設け、両カムレバー49,50の他端に前記駆動
ピンが嵌入する凹部49b,50bと駆動レバー47の
ボス部47bと摺接して前記カムレバー49,50の回
動を拘束する円弧面49c,49d,50c,50dを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ガス、又は絶縁油を
封入した開閉装置に使用される接地開閉器付断路器の操
作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接地開閉器付断路器は、図9に示
すように、開閉装置における遮断器1の前後に断路器2
と接地開閉器3を設け、遮断器1の保守点検時には遮断
器1を開いた後各断路器2を開き、各接地開閉器3を閉
じて安全を確保していた。断路器2と接地開閉器3とは
図10に示すように一体のものとして形成され、接地開
閉器付断路器と呼ばれている。
【0003】図10において、4は絶縁ガス又は絶縁油
を封入した密閉容器壁で接地開閉器付断路器が取り付け
られている。断路器2はベース5,二股絶縁台6,該二
股絶縁台6の一方に取り付けられコンタクト7を有する
固定側電極8,二股絶縁台の他方に取り付けられコンタ
クト9を有する可動側電極10,可動接触棒11,断路
器操作軸12,該操作軸12に一端が固着され他端が可
動接触棒11と係合する絶縁レバー13,断路器操作軸
12に固着された断路器操作レバー14によって構成さ
れており、15はベース5上に取り付けられた軸受台で
ある。
【0004】また、接地開閉器3は接地開閉器操作軸1
6、該操作軸16に固着された可動ブレード17、同じ
く操作軸16に固着された接地開閉器操作レバー18、
および前記可動接触棒11の尾端に設けられた接地コン
タクト19によって構成されている。なお17aは前記
可動ブレード17の絶縁部、17bは接地端子に接続さ
れる編組線等の可撓電線の接続部である。
【0005】図11は以上に述べた接地開閉器付断路器
の操作機構図で、密閉容器外に設けられた断路器2用操
作箱と接地開閉器3用操作箱の2個の操作箱によって接
地開閉器付断路器が操作される。
【0006】図11において、20は断路器2用操作
箱、21は手動操作軸、22は出力軸、23は連結軸、
24は回転シール軸受25を介して密閉容器壁4を貫通
する回転軸で、前記出力軸22の回転はベベルギァー2
6、連結軸23を介して回転軸24に伝達される。27
は回転軸24に固着された駆動レバー、28は球接手を
介して駆動レバー27と、断路器操作レバー14と連結
する操作棒である。また、29は接地開閉器3用操作
箱、30は手動操作軸、31は出力軸、32は連結軸、
33は回転シール軸受34を介して密閉容器壁4を貫通
する回転軸で、前記出力軸31の回転はベベルギァー3
5、連結軸32を介して回転軸33に伝達される。36
は回転軸33に固着された駆動レバー、37は球接手を
介して駆動レバー36と接地開閉器操作レバー18とを
連結する操作棒である。38は手動操作ハンドルで2個
の操作箱20,29に対して1個が用意されており、断
路器2と接地開閉器3を同時に操作することがないよう
にしてある。また構造が複雑で図示が困難なために断路
器2と接地開閉器3との間のインタロック装置は省略し
てある。
【0007】手動操作ハンドル38を操作箱29の手動
操作軸30に連結して回転し、駆動レバー36を時計方
向に回動すると、操作棒37,操作レバー18を介して
接地開閉器操作軸16を反時計方向に回動し、可動ブレ
ード17を回動して接地コンタクト19に接続し、接地
開閉器3は閉じられて可動電極10はコンタクト9,可
動接触棒11を介して接地される。手動操作ハンドル3
8を逆回転させて駆動レバー36を反時計方向に回動す
ると接地開閉器3は開かれる。
【0008】手動操作ハンドル38を操作箱20の手動
操作軸21に連結して回転し、駆動レバー27を反時計
方向に回動すると、操作棒28により連結された断路器
操作レバー14は断路器操作軸12を反時計方向に回動
し、絶縁レバー13を反時計方向に回動して可動接触棒
11を固定側電極8に挿入し、断路器2は閉じられて可
動側電極10はコンタクト9,可動接触棒11,コンタ
クト7を介して固定側電極8と接続される。手動操作ハ
ンドルを逆回転させて駆動レバー27を時計方向に回動
すると可動接触棒11は可動側電極10内に引込まれ、
断路器2は開かれる。
【0009】なお、図中黒塗りの矢印は断路器を閉じる
方向を、また白抜きの矢印は接地開閉器を閉じる方向を
示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の接地
開閉器付断路器の操作機構では、断路器用操作箱と接地
開閉器用操作箱がそれぞれ独立して2個設けられている
ために開閉装置のより一層の小形化が困難で、部品点
数,組立工数が増加するとともに保守点検要素が多くな
り運用上不利であるばかりでなく、回転軸が貫通する回
転シール軸受が多くなり、特にガス封入開閉装置では信
頼性の面から好ましくない。
【0011】また、図示ならびに説明を省略したが、断
路器閉入時における接地開閉器の閉入操作の防止,接地
開閉器閉入時における断路器の閉入操作の防止が機器の
保護ならびに危険防止上不可欠であり、そのために複雑
な構造の機械的なインタロック装置が設けられていた。
【0012】本発明は、密閉容器外に設ける操作箱を1
個とし、密閉容器壁を貫通する単一の回転軸により安全
かつ確実に断路器および接地開閉器の開閉操作ができる
接地開閉器付断路器の操作機構を新たに提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明における上記の課
題を解決するための手段は、ガス絶縁又は油絶縁開閉装
置の密閉容器内部に設けられる接地開閉器付断路器の操
作機構において、前記密閉容器の外部に設けられた1個
の操作箱と、該操作箱の出力軸によって駆動され、前記
密閉容器の壁面を回転シール軸受を介して貫通する単一
の回転軸と、該回転軸を中心として対称に配置され、回
動軸を中心に回動する2個のカムレバーそれぞれの一端
部中央に、前記回転軸に回り止め手段を介して嵌着され
ボス部の駆動ピンと対向する位置に切欠を設けた駆動レ
バーの前記駆動ピン嵌入用U字状凹部を設け、該凹部の
両側は前記駆動レバーのボス部外周に摺接する円弧面と
してカムレバーの回動を阻止し、前記2個のカムレバー
の内の1個の他端に球接手を介して断路器操作棒を連結
し断路器用カムレバーとし、他の1個のカムレバーの他
端に球接手を介して接地開閉器操作棒を連結して接地開
閉器用カムレバーとしたレバー機構を設ける。
【0014】または上記レバー機構の代わりに、前記密
閉容器の壁面を回転シール軸受を介して貫通する単一の
回転軸に2枚の駆動レバーを固着し、該2枚の駆動レバ
ー間の前記回転軸の両側に、それぞれ対向する二辺の内
の一辺を突出してストッパ当接部としたコ字状断面のリ
ンクの一端を連結ピンにより回動自在に取り付けるとと
もに、前記リンクの他端に対向する二辺間を挿通して駆
動ピンを設け、片側のリンクの前記駆動ピンに球接手を
介して断路器操作棒を連結し、他側のリンクの前記駆動
ピンに球接手を介して接地開閉器操作棒を連結し、該断
路器操作棒と接地開閉器操作棒間にばねを張設し、ま
た、前記リンクの回動を規制するストッパを設けたリン
ク機構と、断路器および接地開閉器の開位置ストッパを
設けるものである。
【0015】
【作用】断路器および接地開閉器が共に「開」の状態に
あるとき、密閉容器の外部に設けられた操作箱により回
転軸を回転して駆動レバーを接地開閉器が閉じる方向に
回動すると、駆動ピンが接地開閉器用カムレバーの一端
部中央に設けたU字状凹部に嵌入し、駆動レバーのボス
部に設けた切欠が前記カムレバーの回動を可能にする。
駆動レバーをさらに回動すると前記カムレバーは、該カ
ムレバーの回動軸を中心に回動し、他端に連結した操作
棒により接地開閉器を閉じる。操作を完了した駆動ピン
がU字状凹部を離脱する際には摺接面が駆動レバーのボ
ス部外周と摺接して接地開閉器の「閉」状態を保持す
る。回転軸を逆転して駆動レバーを接地開閉器が開く方
向に回動し、駆動ピンがU字状凹部に嵌入すると駆動レ
バーのボス部に設けた切欠が接地開閉器用カムレバーの
回動を可能とし、接地開閉器が開いて駆動ピンがU字状
凹部を離脱する際には摺接面が駆動レバーのボス部外周
と摺接して接地開閉器の「開」状態を保持する。
【0016】さらに駆動レバーを同方向に回動すると、
上記接地開閉器と同様にして断路器は閉じられて「閉」
状態を保持し、回転軸を逆転して駆動レバーを断路器が
開く方向に回動すると断路器は開かれて「開」状態を保
持する。
【0017】上記レバー機構の代わりにリンク機構と、
断路器と接地開閉器の閉位置ストッパを設けたものにあ
っては、断路器および接地開閉器が共に「開」の状態に
あるとき、密閉容器の外部に設けられた操作箱により回
転軸を回転して駆動レバーを接地開閉器が閉じる方向に
回動すると、連結ピンを介して駆動レバーによって引っ
張られたリンクの駆動ピンは操作棒により接地開閉器を
閉じる。その際、リンクの回転規制用ストッパに当接す
るとともに開位置ストッパにより止められた断路器の操
作棒が連結されている他側のリンクは駆動レバーの回動
により連結ピンを中心に回動する。
【0018】回転軸を逆転して駆動レバーを接地開閉器
が開く方向に回動すると、リンクを介して操作棒により
接地開閉器を開き、リンクはリンクの回転規制用ストッ
パに当たって止まる。その間操作棒はばねにより断路器
用操作棒側に引っ張られており、リンクを回動して外側
に飛び出さぬようにしてある。また、断路器の操作棒が
連結されている他側のリンクは駆動レバーの回動ととも
に、連結ピンを中心に回動して復帰し、リンクの回転規
制用ストッパに当たって止まる。
【0019】さらに回転軸を同一方向に回転すると駆動
レバーは前記接地開閉器を閉じる場合と同様にリンクを
介して操作棒により断路器を閉じ、回転軸を逆転すると
前記接地開閉器を開く場合と同様にして断路器を開くこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。なお、図9〜11と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0021】図1は本発明の一実施例を示す説明図で、
断路器2、接地開閉器3は何れも「開」の状態にある。
【0022】図1において、40は密閉容器の外部に設
けられた1個の操作箱、41は手動操作軸、42は出力
軸、43は連絡軸、44は回転軸、45は回転シール軸
受、46はベベルギァーで、回転軸44は回転シール軸
受45を介して密閉容器壁4を貫通し、ベベルギァー4
6,連結軸43により出力軸42の回転が密閉容器内に
伝達される。47は回り止め手段を介して回転軸44に
嵌着された駆動レバー、48は駆動レバー47に設けら
れた駆動ピン、47aは駆動レバー47のボス部47b
の駆動ピン48と対向する位置に設けられた切欠であ
る。
【0023】49は断路器用カムレバー、50は接地開
閉器用カムレバーで、前記回転軸44を中心として対称
に配置され、カムレバー回動軸49a,50aを中心に
回動する。各レバーの一端中央には図2(A)に示すよ
うに前記駆動ピン48が嵌入するU字状凹部49b,5
0bが設けられ、該凹部49b,50bの両側は駆動レ
バー47のボス部47bと摺接する円弧面49c,50
cおよび49d,50dとしてあり、他端部には球接手
を介して断路器操作棒28,接地開閉器操作棒37が連
結されている。51は駆動レバー47,断路器用カムレ
バー49,接地開閉器用カムレバー50からなるレバー
機構である。
【0024】図2は図1のレバー機構51をさらに具体
的かつ詳細に示す説明図で、その(A)は平面図、
(B)は断面図を示す。
【0025】図2において、駆動レバー47は二股にさ
れて駆動ピン48が挿着されている。52は下部取付
板、53は上部取付板、54は取付ボルトで所定の間隔
を保って下部取付板52に上部取付板53を取り付ける
とともに、駆動レバー47のボス部は転がり軸受55を
介して、また、断路器用カムレバー49,接地開閉器用
カムレバー50の各回動軸49a,50aはそれぞれ転
がり軸受56を介して前記下部取付板52と上部取付板
53間に回動自在に挟着されている。57は下部取付板
52を密閉容器壁4の内側に取り付けるためのボルト、
58は球接手である。このようにレバー機構は一体化さ
れ、駆動レバー47は回り止めの手段を介して回転軸4
4に容易に嵌着することができるから密閉容器内部に極
めて容易に取り付けることができる。
【0026】図1,図2において密閉容器の外部に設け
られた1個の操作箱40により、密閉容器壁4を貫通す
る単一の回転軸44を回転して駆動レバー47を反時計
方向に回すと、該駆動レバー47に設けられた駆動ピン
48は、接地開閉用カムレバー50のU字状凹部50b
に嵌入し、切欠47aが駆動レバー47のボス部47b
の中心と接地開閉器用の回動軸50aの中心を結ぶ線よ
り外側にまで達するので摺接面50cによる拘束が解か
れ、接地開閉器用カムレバー50は駆動ピン48により
回動軸50aを中心として時計方向に回動され、さらに
回転軸44を回して駆動レバー47を反時計方向に回動
すると他側の摺動面50dのU字状凹部50b側部分が
切欠47aを通過し、外側部分がボス部47bの外周と
接触して接地開閉器用カムレバー50の回動は止まり、
駆動ピン48がU字状凹部50bを離脱すると図3に示
すように摺接面50dが駆動レバー47のボス部47b
の外周と摺接して接地開閉器用カムレバー50の回動を
阻止する。図3に二点鎖線で示す接地開閉器3の「開」
位置にあった接地開閉器用カムレバー50は実線で示す
「閉」位置まで回動され、球接手58を介して連結され
た接地開閉器用操作棒37により接地開閉器3を閉じ
る。
【0027】回転軸44を時計方向に回して駆動レバー
47を時計方向に回動すると駆動ピン48は上述と逆に
接地開閉器用カムレバー50を回動軸50aを中心に反
時計方向に回動し、図3における実線部分は二点鎖線で
示す位置となり、接地開閉器3が開かれる。さらに回転
軸44を時計方向に回して駆動レバー47をさらに時計
方向に回動すると、断路器用カムレバー49を回動軸4
9aを中心に反時計方向に回動して断路器2を閉じる。
その後、回転軸44を逆転し駆動レバー47を反時計方
向に回動すると、断路器2は開かれ、さらに駆動レバー
47を反時計方向に回動する接地開閉器3を閉じる。
【0028】このようにして単一の回転軸44の正逆転
操作のみにより、断路器2が閉じられている時には接地
開閉器3を閉じることができず、断路器2を開いた後接
地開閉器3が閉じられ、接地開閉器3が閉じられている
時には断路器2を閉じることはできず、接地開閉器3を
開いた後でなければ断路器を閉じることができない。
【0029】図4は本発明の他の実施例を示す説明図
で、上記のレバー機構51の代わりにリンク機構を用い
た例である。
【0030】図4において、58はレバー,59は連結
棒,60は回転軸で、該回転軸60は回転シール軸受4
5を介して密閉容器壁4を貫通し、レバー58,連結棒
59により操作箱40の出力軸42の回動が密閉容器内
に伝達される。61は回転軸60に固着された2枚の同
一形状の駆動レバー、62,63は駆動レバー61の回
転軸60の両側に設けられた連結ピン、64,65は一
端が連結ピン62,63により駆動レバー61に回動自
在に連結され、対向する二辺の内の一辺を突出してスト
ッパ当接部64a,65aとしたコ字状断面のリンク、
66,67はリンク64,65の他端で対向する二辺間
に挿着した駆動ピンで、駆動ピン66には球接手を介し
て接地開閉器操作棒37が、また駆動ピン67には球接
手を介して断路器操作棒28が連結されている。68は
前記操作棒37,28間に張設したばね、69,70は
リンク64,65の回動を規制するストッパで、前記駆
動レバー61以降ストッパ70まででリンク機構71を
形成している。72,73はそれぞれ接地開閉器操作軸
16および断路器操作軸12に固着されたストッパ用ト
グルで、72a,72bは接地開閉器3の閉および開位
置ストッパ、73a,73bは断路器2の閉及び開位置
ストッパである。
【0031】図5はリンク機構71をさらに具体的かつ
詳細に示す平面説明図で、図6(A)は図5におけるA
〜A断面矢視図、図6(B)は図5におけるB〜B断面
矢視図である。
【0032】図5,図6において、74は連結ピン6
2,63のリンク64,65との嵌合部に嵌着されたブ
ッシュ、75はリンク64の、76はリンク65の回動
規制用ピンで、それぞれリンク64,65の対向する二
辺間に挿着されている。77,78は駆動ピン66,6
7に装着されたばねで、リンク64,65を駆動ピン6
6,67を中心に回動して、前記回動規制用ピン75,
76を接地開閉器操作棒37,断路器操作棒28を連結
する球接手58に押し付ける方向に付勢している。7
9,80は駆動ピン66,67のリンク64,65の外
側に緩挿されたコロである。
【0033】図4,図5において、密閉容器の外部に設
けられた1個の操作箱40により、密閉容器壁4を貫通
する単一の回転軸60を回動して駆動レバー61を反時
計方向に回動すると、連結ピン62により駆動レバー6
1に連結されたリンク64は、該リンク64に挿着され
た駆動ピン66に球接手58を介して連結された操作棒
37により接地開閉器操作軸16を回動して接地開閉器
3を閉じる。その際ばね68,ばね77により、リンク
64が連結ピン62を中心に反時計方向に回動するのを
防止している。
【0034】一方連結ピン63は反時計方向に回動する
駆動レバー61により動かされ、ストッパ70に当接し
ているリンク65は駆動ピン67を中心として時計方向
に回されるが、断路器操作軸12は開位置ストッパ73
bに当接しているので、駆動ピン67は操作棒28を断
路器操作レバー14に連結する球接手58の球部中心を
中心とする円弧上を一旦ストッパ70側に移動した後、
連結ピン63に引っ張られてストッパ70から遠ざかり
図7に示す状態になる。この時、何等かの原因でリンク
65を連結ピン63を中心として時計方向に回動し、あ
るいは直接断路器操作棒28を断路器2の閉方向に操作
する力が働いても、断路器2が閉じられることのないよ
うに、駆動レバー61の端部に駆動ピン67に緩挿した
コロ80の当接部61aを設けてリンク65が連結ピン
63を中心として時計方向に回動することがないように
してある。
【0035】図7は接地開閉器3が閉じられている状態
のリンク機構を示し、同図において、回転軸60を回動
して駆動レバー61を時計方向に回動すると、ばね68
および駆動ピン66に装着されたばね77によりリンク
64は連結ピン62を中心に反時計方向に回されること
なく、駆動ピン66を介して操作棒37により接地開閉
器操作軸16を時計方向に回動し、接地開閉器を開く。
【0036】一方連結ピン63は時計方向に回動する駆
動レバー61により動かされて、一旦ストッパ70側に
動かされる駆動ピン67を中心としてリンク65を反時
計方向に回動し、該リンク65はストッパ70に当たっ
て止まり、図4,図5に示す状態となる。
【0037】図4,5において、回転軸60を回動して
駆動レバー61を時計方向に回動すると、連結ピン6
3,駆動ピン67,操作棒28を介して断路器操作軸1
2を反時計方向に回動し、断路器2を閉じる。
【0038】その際、連結ピン62は時計方向に回動す
る駆動レバー61により動かされ、ストッパ69に当接
しているリンク64は駆動ピン66を中心として反時計
方向に回されるが、接地開閉器操作軸16は開位置スト
ッパ72bに当接しているので、駆動ピン66は操作棒
37を接地開閉器操作レバー18に連結する球接手58
の球部中心を中心とする円弧上を一旦ストッパ69側に
移動した後、連結ピン62に引っ張られてストッパ69
から遠ざかり図8に示す状態となる。この時、何等かの
原因でリンク64を連結ピン62を中心として反時計方
向に回動し、あるいは直接接地開閉器操作棒37を接地
開閉器3の閉方向に操作する力が働いても接地開閉器3
が閉じられたり、可動ブレード17と接地コンタクト間
に閃絡を生じたりすることはない。
【0039】断路器2が閉じられ、接地開閉器が開かれ
ているときのリンク機構71の状態を示す図8におい
て、回転軸60を回動して駆動レバー61を反時計方向
に回動すると、連結ピン63,リンク65,駆動ピン6
7,操作棒28,操作レバー14を介して断路器操作軸
12を反時計方向に回動し、断路器2を開く。
【0040】一方連結ピン62は反時計方向に回動する
駆動レバー61により動かされて、一旦ストッパ69側
に動かされる駆動ピン66を中心としてリンク64を時
計方向に回動し、該リンク64はストッパ69に当たっ
て止まり、図4,図5に示す状態となる。
【0041】すなわち、以上に述べたリンク機構を用い
るものも、密閉容器壁を貫通する単一の回転軸の回転
と、断路器,接地開閉器の開閉との関係は、先に述べた
レバー機構を用いるものと同じになっている。
【0042】
【発明の効果】本発明にかかる接地開閉器付断路器の操
作機構は、密閉容器の外部に設けられた1個の操作箱に
より、前記密閉容器の壁面を貫通する単一の回転軸を操
作するものであるから、開閉装置をより小形化すること
ができるとともに、前記密閉容器壁を貫通する回転軸や
回転シール軸受および遠方操作用電動機や減速機等をは
じめとする操作箱の部品点数、それらを組み立てるため
の工数が減り、より製造原価を低減することができるば
かりでなく、保守点検要素が減るので運用上有利とな
る。特に密閉容器壁の貫通軸が減少して絶縁ガスや絶縁
油洩出の可能性を減じ、開閉装置の信頼性が向上する。
【0043】また、複雑な構造の機械的インタロック装
置を設けることなく、断路器が閉じられているときには
接地開閉器を閉じることができず、接地開閉器が閉じら
れているときには断路器を閉じることができないから、
簡単な構造で安全確実に断路器および接地開閉器の開閉
操作ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視説明図。
【図2】同じくレバー機構部平面説明図。
【図3】同じくレバー機構部の動作説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視説明図。
【図5】同上のリンク機構部平面説明図。
【図6】同上のリンクの断面説明図。
【図7】同上のリンク機構部の動作説明図。
【図8】同上のリンク機構部の動作説明図。
【図9】遮断器周囲の単線図。
【図10】接地開閉器付断路器の正面説明図。
【図11】従来例の斜視説明図。
【符号の説明】
4…密閉容器壁 28…断路器操作棒 37…接地開閉操作棒 40…操作箱 42…出力軸 44,60…回転軸 45…回転シール軸受 47,61…駆動レバー 47a…切欠 47b…駆動レバーのボス部 48,66,67…駆動ピン 49…断路器用カムレバー 49a,50a…カムレバーの回動軸 49b,50b…U字状凹部 49c,49d,50c,50d…摺接する円弧面(摺
接面) 50…接地開閉器用カムレバー 51…レバー機構 58…球接手 62,63…連結ピン 64,65…リンク 64a,65a…ストッパ当接部 68…ばね 69,70,72b,73b…ストッパ 71…リンク機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁又は油絶縁開閉装置の密閉容器
    内部に設けられ、該密閉容器外から操作される接地開閉
    器操作棒および断路器操作棒を介して開閉操作される接
    地開閉器付断路器の操作機構において、前記密閉容器の
    外部に設けられた1つの操作箱と、該操作箱の出力軸に
    よって駆動され、前記密閉容器の壁面を回転シール軸受
    を介して貫通する回転軸と、この貫通した内部の回転軸
    にボス部が嵌着された駆動レバーと、この回転軸を中心
    に対象に配設された2つのカムレバー回動軸と、これら
    カムレバー回動軸に回動自在に設けられ、その一端側に
    前記接地開閉器操作棒および断路器操作棒を夫々枢着
    し、他端側の端面にはU字状の凹部とこの凹部の両側に
    前記駆動レバーのボス部と摺動接合する摺接面を設けて
    該ボス部と摺動可能に接合させた接地開閉器用レバーお
    よび断路器用レバーと、前記駆動レバーに設けられ前記
    回転軸の回転によって前記接地開閉器用および断路器用
    レバーの凹部に入り込んで各レバーを回動させる駆動ピ
    ンと、該駆動ピンと対向する位置のボス部に設けられ、
    前記各レバーとの摺接面との接合を解く切欠とを設け、
    接地開閉器は断路器が開のとき、また断路器は接地開閉
    器が開のときのみ閉成可能としたことを特徴とする接地
    開閉器付断路器の操作機構。
  2. 【請求項2】 ガス絶縁又は油絶縁開閉装置の密閉容器
    内部に設けられ、該密閉容器外から操作される接地開閉
    器操作棒および断路器操作棒を介して開閉・操作される
    接地開閉器付断路器の操作機構において、前記密閉容器
    の外部に設けられた1つの操作箱と、該操作箱の出力軸
    によって駆動され前記密閉容器の壁面を回転シール軸受
    を介して貫通する回転軸と、この貫通した内部の回転軸
    に設けられ回転軸の回動操作により前記接地開閉容器棒
    および断路器操作棒を操作するリンク機構とから成り、
    該リンク機構は、回転軸に固着され回転軸の両側に延設
    されるとともに上下に配設された2枚の駆動レバーと、
    該駆動レバーの両端側で2枚の駆動レバーの間に一端が
    連結ピンにより回動自在に設けられるとともに、断面コ
    字状でその一辺側にストッパ当接部を設けたリンクと、
    これら各リンク他端側の対向する二辺間に挿通して設け
    られ球接手を介して一方のリンクは前記接地開閉器操作
    棒に、他方のリンクは断路器操作棒に連結した結合ピン
    と、これら各リンクのストッパ当接部に対向して設けた
    ストッパとで構成し、接地開閉器は断路器が開のとき、
    また断路器は接地開閉器が開のときのみ閉成可能とした
    ことを特徴とする接地開閉器付断路器の操作機構。
JP8101793A 1993-04-08 1993-04-08 接地開閉器付断路器の操作機構 Pending JPH06295643A (ja)

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