JPH0648627Y2 - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH0648627Y2
JPH0648627Y2 JP1984016384U JP1638484U JPH0648627Y2 JP H0648627 Y2 JPH0648627 Y2 JP H0648627Y2 JP 1984016384 U JP1984016384 U JP 1984016384U JP 1638484 U JP1638484 U JP 1638484U JP H0648627 Y2 JPH0648627 Y2 JP H0648627Y2
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JP
Japan
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magnetic disk
case
cartridge
case half
magnetic
Prior art date
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Application number
JP1984016384U
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JPS60150669U (ja
Inventor
裕司 露口
淑晃 坂井
進一 相川
Original Assignee
ティアツク株式会社
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Publication date
Application filed by ティアツク株式会社 filed Critical ティアツク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フレキシブル磁気ディスクカートリッジ(フ
ロッピーディスク)のようにケースに磁気ディスクを収
容したディスクカートリッジに関するものである。
[従来の技術] 例えば直径86mmの可撓性磁気ディスクを剛性を有する一
対の合成樹脂ケース半体から成る四角形のケースに収容
した磁気ディスクカートリッジは既に知られている。こ
の種のカートリッジでは、製造を容易にするために一方
のケース半体と他方のケース半体との突き合せ部分の全
部が接合されておらず、角部分のみが接合されている。
このため、接合されていない部分に微細な間隙が生じる
おそれがある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記の一対のケース半体間の間隙は通常はさ
ほど問題にならない。しかし、10kVのように高く帯電し
た人の手を一対のケース半体の突き合せ部分に接触させ
ると、人体、ケースの間隙、導体とみなせる磁気ディス
ク、磁気ヘッドから成る放電回路が形成され、磁気ヘッ
ドの巻線の絶縁破壊、及び磁気ディスクの損傷が生じる
おそれがあることが本件出願人による磁気ディスク駆動
装置の試験によって判明した。
なお、この種の放電現象は、例えば実公昭49-11933号公
報に記載されているテープカセットのケースにコ字状に
表示紙(ラベル)を貼り付ける技術を磁気ディスクカー
トリッジに転用しても阻止することはできない。即ち、
紙は多くのピンホールを含むので、このピンホールが放
電回路を形成し、人体の帯電に基づく放電現象を防ぐこ
とができない。
[考案の目的] そこで、本考案の目的は、帯電した人が接触しても磁気
ヘッドの巻線の絶縁破壊や磁気ディスクの損傷のような
問題が生じない磁気ディスクカートリッジを提供するこ
とにある。
[考案の構成] 上記目的を達成するための本考案は、記録媒体としての
磁気ディスクと、一方のケース半体と他方のケース半体
との組み合せによって前記磁気ディスクを収容し、少な
くとも磁気ヘッド挿入用開口と回転機構係合用開口とを
有している絶縁性ケースと、ピンホールがなく、耐絶縁
破壊性の合成樹脂で形成され、前記一方のケース半体と
前記他方のケース半体との突き合せ部分を被覆するよう
に前記ケースに対して接着された絶縁性シートと、から
なる磁気ディスクカートリッジに係わるものである。
[考案の作用及び効果] 本考案によれば、一対のケース半体の突き合せ部分を被
覆する絶縁性シートが、帯電した手を接触させても帯電
に基づく絶縁破壊が生じない合成樹脂を使用して形成さ
れていると共にピンホールが生じないように形成されて
いるので、ピンホールに基づく放電現象の問題を容易に
解決することができる。即ち、帯電した手と磁気ディス
クとの間に一対のケース半体の間隙が介在してもピンホ
ールのない合成樹脂を使用した絶縁性シートで上記間隙
を覆うので、帯電に基づく放電回路の形成が阻止され、
磁気ヘッド又は磁気ディスクの破壊を防ぐことができ
る。
[実施例] 次に、第1図〜第6図を参照して本考案の実施例に係わ
るカートリッジ及び磁気ディスク駆動装置について述べ
る。本考案に従う磁気ディスクカートリッジ1は、第1
図〜第5図に示す如く、直径86mmの可撓性磁気ディスク
2を剛性及び絶縁性を有する合成樹脂ケース3に収容す
ることにより構成されている。ケース3の表面4と裏面
5との両方にヘッド挿入用開口6、7が設けられ、非使
用時にはこの開口6、7はスライド式のシッヤッタ8に
よって閉じられている。シッヤッタ8は第1図で右方向
にバネ(図示せず)によって偏倚されており、使用時に
はこの偏倚力に抗してシャッタ8を左に移動させる。こ
のシャッタ8の側面を押圧することによって開放操作を
行うために、ケース3の先端部に凹部9が設けられてい
る。この実施例のディスクカートリッジ1の磁気ディス
ク2は磁気シート部分2aとこの中央に装着された金属性
ハブ2bとから成る。磁気ディスク2はクランプ部材で挾
持して回転させるものではないので、ケース3の裏面5
にのみ回転駆動用の開口10が設けられ、ここからハブ2b
が露出されている。このハブ2bにはスピンドル挿入孔2c
と駆動ピン挿入孔2dとが設けられている。
合成樹脂ケース3は、第3図及び第5図から明らかな如
く、一方のケース半体3aと他方のケース半体3bとを突き
合せたものから成り、第1図に示す如く4つの角に溶着
部11、12、13、14を有し、その内部には第5図に示す如
くライナー15を含む。16は本考案に従う絶縁被覆体とし
ての合成樹脂製ラベルであり、ケース3の表面4と1つ
の側面17と裏面5とに接着剤で貼り付けられている。即
ち、このラベル16は、第6図に示す如くカートリッジ1
を着脱操作する時に手の触れるおそれのあるケース側面
17の突き合せ部分18を被覆するように貼り付けられてい
る。ラベル16には、ディスク2の記録内容のインデック
等を記載するための欄19が第1図に示す如く設けられて
いる。なお、ラベル16はピンホールがなく且つ帯電によ
って破壊されない厚さの合成樹脂シートで形成されてい
る。
磁気ディスク駆動装置は、第6図に示す如く、カートリ
ッジ1内の磁気ディスク2に、センタースピンドルと駆
動ピンを有して係合する回転台20と、これを回転するた
めのモータ21とから成る回転機構を有し、更に、記録再
生用磁気ヘッド22、23と、これを支持するキャリッジ24
と、ヘッド22、23をディスク2の半径方向に移動するた
めの移動機構25とを有する。なお、一方のヘッド22は回
転アーム26に支持され、他方のヘッド23は固定されてい
る。また、第6図には示されていないが、第4図に示す
如く、シャッタ8を開放するためのレバー27が設けら
れ、カートリッジ1を挿入する際にレバー27の先端がシ
ャッタ8を左方向に押圧するように構成されている。そ
して、このレバー27が接地導体に接続されている。
上述の如く、カートリッジ1及び磁気ディスク駆動装置
を構成すると、第6図に示す如く、カートリッジ1を手
28で持ってディスク駆動装置に着脱する際、又は使用中
に手の触れるおそれのあるケースの突き合せ部分18にピ
ンホールのない合成樹脂製の絶縁性ラベル16が貼り付け
られているので、突き合せ部分18に間隙があり且つ手28
に電荷があったとしても、手28と磁気ディスク2との間
がラベル16で絶縁分離され、手28、磁気ディスク2、磁
気ヘッド22、23、そのリード線22a、23aから成る放電回
路の形成が阻止される。従って、ヘッド22、23の巻線の
絶縁破壊、ディスク2の損傷等を防ぐことができる。
また、磁気ディスク駆動装置のシャッタ開放レバー27を
接地したので、何らかの理由でラベル16が損傷しても、
人体の電荷が、カートリッジ1を挿入する際に、手28、
磁気ディスク2、シャッタ8、レバー27の経路で放出さ
れ、ヘッド22、23の損傷が防止される。
[変形例] 本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(a)磁気ディスク駆動装置のカートリッジ挿入口近傍
に金属性シャッタ8に接触して放電経路を形成するため
の専用の部材を配置してもよい。
(b)側面17の突き合せ部分が予め接合されているカー
トリッジ対しても適用可能である。即ち、ピンホールの
ない状態に一対のケース半体3a、3bを例えば溶着させる
ことは困難であり、この様な場合、本考案に従ってラベ
ル16を貼り付けておけば、ピンホールを介しての放電が
阻止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わるディスクカートリッジ
を示す平面図、第2図は第1図のカートリッジの底面
図、第3図は第1図のカートリッジの左側面図、第4図
は第1図のカートリッジのシャッタを開けた状態を示す
平面図、第5図は第1図のカートリッジの一部切欠拡大
断面図、第6図は磁気ディスク駆動装置を示す正面図で
ある。 1……磁気ディスクカートリッジ、2……磁気ディス
ク、3……ケース、3a……一方のケース半体、3b……他
方のケース半体、6,7……ヘッド挿入用開口、16……合
成樹脂製ラベル、16……突き合せ部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相川 進一 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テイ アツク株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−89670(JP,U) 実公 昭49−11933(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体としての磁気ディスクと、 一方のケース半体と他方のケース半体との組み合せによ
    って前記磁気ディスクを収容し、少なくとも磁気ヘッド
    挿入用開口と回転機構係合用開口とを有している絶縁性
    ケースと、 ピンホールがなく、耐絶縁破壊性の合成樹脂で形成さ
    れ、前記一方のケース半体と前記他方のケース半体との
    突き合せ部分を被覆するように前記ケースに対して接着
    された絶縁性シートと、 からなる磁気ディスクカートリッジ。
JP1984016384U 1984-02-08 1984-02-08 磁気ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JPH0648627Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984016384U JPH0648627Y2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 磁気ディスクカートリッジ
KR2019850000371U KR890006306Y1 (ko) 1984-02-08 1985-01-16 자기 디스크 카트리지(disk catridge)
DE3503872A DE3503872C2 (de) 1984-02-08 1985-02-05 Magnetplattenkassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984016384U JPH0648627Y2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 磁気ディスクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60150669U JPS60150669U (ja) 1985-10-07
JPH0648627Y2 true JPH0648627Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=30503106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984016384U Expired - Lifetime JPH0648627Y2 (ja) 1984-02-08 1984-02-08 磁気ディスクカートリッジ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911933U (ja) * 1972-05-09 1974-01-31
JPS6089670U (ja) * 1983-11-26 1985-06-19 松下電器産業株式会社 フロツピ−デイスク

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Publication number Publication date
JPS60150669U (ja) 1985-10-07

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