JPH0648589A - 用紙収納カセット - Google Patents

用紙収納カセット

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JPH0648589A
JPH0648589A JP4203801A JP20380192A JPH0648589A JP H0648589 A JPH0648589 A JP H0648589A JP 4203801 A JP4203801 A JP 4203801A JP 20380192 A JP20380192 A JP 20380192A JP H0648589 A JPH0648589 A JP H0648589A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
moisture absorption
image
entire surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4203801A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Nishio
辰夫 西尾
Keiichi Nomura
啓一 野村
Akihiro Tsuno
昭弘 津野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4203801A priority Critical patent/JPH0648589A/ja
Publication of JPH0648589A publication Critical patent/JPH0648589A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機等の用紙収納カセットについて、構造
を単純化及び小型化して、収納した用紙束を均等に吸湿
させ、画像歪の縮小と画像ボケを無くすことである。 【構成】 用紙収納カセット100の用紙束上面を覆う
領域に通気穴103を複数個設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の画像形成装置の用紙収納カセットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、用紙収納カセット内の用紙は、
図4に示すように湿度が上昇するにつれて用紙の伸びも
増大するという関係にあり、高湿度環境の下では収納カ
セットに納められた用紙は収納カセットに形成される給
紙口より吸湿膨張してしまう。例えば、広巾ジアゾ複写
機のA−1、A−2など大判サイズにおいて、図5に示
すように用紙収納カセット内の用紙51(ジアゾ複写機
の場合は感光紙)は、給紙口による露出部分51bが吸
湿膨張し、非露出部分51aは膨張しないので、境界5
1cが生じて画像歪や画像ボケとなる不具合があった。
【0003】この画像形成例を図面に基づいて説明する
と、図6は収納カセット内にあり吸湿膨張部51bと非
吸湿部51aをもち、境界51cのある感光紙51であ
る。この状態で原稿と重ね合わされ露光された感光紙の
画像(以下現像前の画像は潜像という)は、図7に示す
ように感光紙51が変形していても潜像61は正常に形
成される。潜像が形成された感光紙51は、図8に示す
ように、現像直後は全面吸湿により非吸湿部51aも吸
湿部51bと同じに膨張するが、可視像となった画像6
1に関しては吸湿膨張部51bに形成された画像部分6
1bに比べ、非吸湿部51aに形成された画像部分61
aのほうが相対的により大きく膨張するので、画像の歪
がおきてしまう。その後図9に示すように乾燥した感光
紙51は収縮し平常な状態に戻るが、画像は歪んだまま
収縮し、歪んだ画像61cが形成されてしまう。
【0004】また、図6の状態の感光紙51は、吸湿部
分51bが膨張し波打ち状態、非吸湿部分51aは平滑
状態となり、境界51cが生じる。この状態で原稿と重
ね合わされ露光されると、境界51c付近に波打ちのシ
ワ寄せが及び、原稿に対し感光紙51が部分的にわずか
にズレを生じ、画像ボケを起こすことになる。
【0005】以上説明したことは、PPC複写機の場合
も同様であり、図10は収納カセット内にあり部分的に
吸湿膨張したコピ−用紙、図11はその状態で潜像が形
成された様子、図12は加熱定着後の画像の歪を表して
いる。
【0006】従来、プリンタ−、複写機、ファクシミリ
等の給紙装置に関し用紙の吸湿膨張を防止するために、
用紙収納カセットとしては、本体機械に取付け後、用紙
給送時のみ給紙口を開く収納カセット(特開昭61−1
62432号公報)が既に周知である。
【0007】この収納カセットについて説明すると、収
納カセットの給紙口に開閉する上蓋を設け、本体機械に
上蓋を駆動する手段と上蓋の位置を検出する手段を取付
け、この検出上蓋位置信号に基づいて前記駆動手段を作
動する制御手段を本体機械に内装し、収納カセットを本
体機械に挿入後、コピ−動作実施中のみ駆動手段の動作
により給紙口を開き、コピ−動作終了後、給紙口を閉じ
るようにして用紙の吸湿膨張を防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
用紙収納カセットは、構造が複雑になり部品点数が増
え、大型化するなどの欠点があった。
【0009】本発明の課題は、構造を単純化及び小形化
して用紙収納カセット内の用紙束に均等に吸湿させ、画
像歪の縮小と画像ボケを無くすことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の用
紙収納カセットは、収納された用紙束上面を覆う領域に
複数の通気穴を設けた。
【0011】
【作用】用紙収納カセット上面に複数の通気穴を設ける
ことにより、用紙全面に均等な吸湿を可能とし、さらに
構造を単純化している。
【0012】
【実施例】以下本発明を適用したジアゾ複写機を図面に
より説明する。
【0013】図1において、給紙テ−ブル3より原稿1
を複写機に挿入すると、常時回転している駆動側ロ−ラ
4aと、予め離間状態にある従動側ロ−ラ4bよりなる
接離可能な第1の送りロ−ラ対4を通過した原稿1は、
原稿検知手段6により検知され、「出」状態で待ち受け
る出没自在な第1のストッパ−5を「没」状態にすると
ともに、離間状態にあった第1の送りロ−ラ対4の従動
側ロ−ラ4bを駆動側ロ−ラ4aに接合し原稿1の搬送
を開始する。
【0014】それと同時に、用紙収納カセット100内
に納められた感光紙束2の最上に位置する感光紙2aと
給紙ロ−ラ7が当接し、予め設定された所定の距離だけ
搬送すべく、感光紙2aの搬送を開始し、原稿1と感光
紙2aは合流する。
【0015】合流し搬送されてきた原稿1と感光紙2a
を、「出」状態で待機する出没自在な第2のストッパ−
9に当接させ、原稿1と感光紙2aの先端を合致させた
後、第2のストッパ−9を「没」状態にし、第2の送り
ロ−ラ対8の従動側ロ−ラ8bを駆動側ロ−ラ8aに接
合させ、重合状態となった原稿1と感光紙2aの搬送を
継続して露光部へ送り込む。
【0016】露光部は、駆動ロ−ラ10、引張りロ−ラ
11、アイドルロ−ラ12間に掛けわたされた無端ベル
ト13と、シリンダ−受けコロ14により回転可能に位
置決め支持される透明なシリンダ−ガラス15と、シリ
ンダ−ガラス15の内側に図示しない保持手段により保
持される螢光ランプ16から構成される。
【0017】露光部では、搬送されてきた重合状態の原
稿1と感光紙2aを無端ベルト13とシリンダ−ガラス
15の間に挾み込み、図示しない螢光ランプ点灯手段に
より螢光ランプ16を点灯させ、螢光ランプの光エネル
ギ−により感光紙2aを露光し潜像を形成する。
【0018】ピックオフ板17が図示しない接圧手段に
よりシリンダ−ガラス15に所定の圧力をもって接触さ
れ、重合状態の原稿1と感光紙2aを分離させる機能を
持つ分離部へと導入する。
【0019】分離部の原稿吸着側は、原稿吸着板18
と、それにより軸支される駆動ロ−ラ19、従動ロ−ラ
20とそれらに掛けわたされた搬送ベルト21により構
成される。
【0020】分離部の感光紙吸着側は感光紙吸着板22
と、感光紙2aを感光紙吸着板22から任意の微小距離
に保持する図示しない感光紙側中立保持部材により構成
される。
【0021】原稿吸着板18及び感光紙吸着板22に
は、図示しない吸引ファンにより予め設定した負圧が発
生し、原稿1、感光紙2aをそれぞれ吸着することによ
り分離が行われ、原稿1、感光紙2aを搬送部へ導く。
【0022】搬送部では、原稿1は、分離部の搬送ベル
ト21に当接する原稿搬送ロ−ラ24と補助ロ−ラ23
により、機体外に排出され、感光紙2aは感光紙吸着板
22に当接する感光紙搬送ロ−ラ25、中継搬送ロ−ラ
対26、リタ−ンロ−ラ対27及びそれらのロ−ラ間を
埋めるガイド部材群により現像部へと導かれる。
【0023】現像部では、現像皿28内の現像液が、塗
布ロ−ラ29によって現像ロ−ラ30に塗布され、感光
紙2aが現像ロ−ラ30、加圧ロ−ラ31の間を通過す
るときに微量塗布される現像液により顕像化され、排紙
ロ−ラ対32によりコピ−トレイ33に排出され、コピ
−動作を完了する。
【0024】図2において、用紙収納カセット100
は、収納された感光紙の上面を覆う蓋部101と、給紙
ロ−ラ7が最上位の感光紙に接合して所望の給紙作用を
行うための開口部102を備えている。前記蓋部101
は、その全面に亘りほぼ均一に分布した通気穴103を
備えている。従って、収納された感光紙は、開口部10
2の範囲のみならず、その全表面に亘り外気に常時接す
ることとなり、吸湿も全表面に亘り一様に行われる。従
って、従来の用紙収納カセットにおける、感光紙の吸湿
部と非吸湿部の差がなくなり、よって境界の生ずること
もない。
【0025】図3において、用紙収納カセット104
は、開口部106及び取外し可能な蓋部105を備えて
おり、蓋部105はその全面に通気穴107を備えてい
る。蓋部105を取外し可能としたので、通気穴107
の加工形成が容易であり、また、A−1、A−2等大判
サイズの感光紙の収納補給を容易にすることができる。
【0026】
【発明の効果】用紙収納カセット上面に複数の通気穴を
設けることにより、用紙収納カセット内の用紙が給紙口
の露出部分だけでなく、用紙全面に均等な吸湿が可能と
なり、用紙の変形及び、吸湿部分と非吸湿部分の境界の
発生を防ぎ、画像歪や画像ボケを無くすことが出来、さ
らに構造が単純であるため構成部品の削減、省スペ−ス
化が可能となる。
【0027】請求項2に従って用紙収納カセットを構成
することにより、カセットの製作及び用紙の収納を容易
にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例をあらわすジアゾ複写機
の断面図である。
【図2】図2は請求項1により構成した用紙収納カセッ
トの斜視図である。
【図3】図3は請求項2により構成した用紙収納カセッ
トの斜視図である。
【図4】図4は吸湿による用紙の伸び率を示す図であ
る。
【図5】図5は吸湿膨張部と非吸湿部のある用紙の状態
を示す図である。
【図6】図6は収納カセット内にあり吸湿膨張部と非吸
湿部のある感光紙を示す図である。
【図7】図7は図6に示した感光紙に露光形成された潜
像を示す図である。
【図8】図8は現像直後の感光紙と顕像の形状を示す図
である。
【図9】図9は乾燥後の感光紙と顕像の形状を示す図で
ある。
【図10】図10はPPC複写機の用紙収納カセット内
にあり、吸湿膨張部と非吸湿部のあるコピ−用紙を示す
図である。
【図11】図11は図10に示したコピ−用紙に形成さ
れた潜像を示す図である。
【図12】図12は加熱定着後のコピ−用紙と顕像の形
状を示す図である。
【符号の説明】
100 用紙収納カセット 101 上蓋 102 給紙口 103 通気穴 105 取外し可能な上蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙束を収納し1枚ずつ送り出す、画像
    形成装置の用紙収納カセットにおいて、収納された用紙
    束上面を覆う領域に複数の通気穴を設けたことを特徴と
    する用紙収納カセット。
  2. 【請求項2】 用紙束上面を覆う領域が用紙収納箱本体
    から取外し可能な蓋部材としたことを特徴とする、請求
    項1に記載の用紙収納カセット。
JP4203801A 1992-07-30 1992-07-30 用紙収納カセット Pending JPH0648589A (ja)

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JP4203801A JPH0648589A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 用紙収納カセット

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JPH0648589A true JPH0648589A (ja) 1994-02-22

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JP4203801A Pending JPH0648589A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 用紙収納カセット

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