JPH0648572Y2 - 光ピックアップ用対物レンズの固定構造 - Google Patents

光ピックアップ用対物レンズの固定構造

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JPH0648572Y2
JPH0648572Y2 JP6643988U JP6643988U JPH0648572Y2 JP H0648572 Y2 JPH0648572 Y2 JP H0648572Y2 JP 6643988 U JP6643988 U JP 6643988U JP 6643988 U JP6643988 U JP 6643988U JP H0648572 Y2 JPH0648572 Y2 JP H0648572Y2
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JP
Japan
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lens
objective lens
adhesive
outer periphery
standing wall
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JP6643988U
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JPH01170330U (ja
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雄史 松野
貴子 橋本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、光ピックアップ用対物レンズの固定構造に
関するものである。
[従来の技術] 光ピックアップは、高速で回転するCD(コンパクトディ
スク)上の信号の一つ一つに正確に位置決めして、光ス
ポットを照射する必要があり、このため対物レンズを装
着したアクチュエータを高速で運動させて応答させてい
るので、対物レンズには瞬間的に最大300g(g=9.8m/
s)にも及ぶ重力加速度がかかることがある。又、これ
とは別に種々の環境下において相当の力が対物レンズに
加えられることが予想され、対物レンズの固定構造は十
分な強度が必要とされる。
対物レンズの素材にガラスを使用する場合には、ガラス
が材質として十分に硬いので、対物レンズの機械的強度
は高く、このため対物レンズの固定構造も特別な工夫を
必要とせず、金属あるいは合成樹脂でできたホルダへ、
対物レンズの外周部にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布し
て挿入し、接着固定するだけで十分であった。
然しながら近年においてはコストの低減などを主目的と
して、対物レンズの素材に、例えばアクリル系の合成樹
脂が用いられるようになってきており、これらの合成樹
脂はガラスに比べ材質として軟らかく、十分な機械的強
度を有しているとはいえない。
第2図は、このような合成樹脂により一体形成された対
物レンズを固定するための、従来の対物レンズの固定構
造を示す断面図で、図において(1)はアクリル系の合
成樹脂からなる一体形成された対物レンズ、(11)はそ
のレンズ部、(12)はレンズの光軸方向に凸設して設け
られた円筒部で、レンズ部(11)を外力の作用から保護
すると共に、レンズを固定する場合の位置決めの基準と
なるものである。(13)は鍔部で、円筒部(12)とは反
対方向に凸設して設けられ、下面部(14),外周部(1
5),上面部(16)を持つ。また(2)はレンズホルダ
で、トラッキングサーボやフォーカシングサーボを行う
ための制御コイル(図示せず)が装着されている。(2
2)はその第1の受け部で、下面部(14)に接して、レ
ンズホルダ(2)に対してレンズ部(11)の光軸方向の
位置決めの基準となるものである。(23)は第2の受け
部で、円筒部(12)の外径に接して円筒部(12)を遊嵌
状態に保持し、レンズホルダ(2)に対してレンズ部
(11)の半径方向の位置決めの基準となるものである。
(24)は接着剤受け部で、第1の受け部(22)と同一平
面上に形成されている。また(3)は入射光線束を制限
するアパーチャー、(4)は接着剤であり、第2図の矢
印は重力等による接着剤(4)の流れの方向を示す。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の光ピックアップ用対物レンズの固定
構造では、対物レンズ(1)を接着固定させるため接着
剤(4)を塗布すると、接着剤受け部(24)と第1の受
け部(22)とが同一平面上に形成されているため、この
第1の受け部(22)と上面部(14)との間から、余分な
接着剤(4)が浸透し、更に第2の受け部(23)にまで
流れ込む場合があり、接着剤(4)が下面部(14)や円
筒部(12)へ流れ込んで硬化すると、対物レンズ(1)
に歪みが入り、光学特性を劣化させ使用不可能となる。
また従来の固定構造では、接着剤(4)の層とレンズホ
ルダ(2)との固着箇所が接着剤受け部(24)しか持っ
ておらず、固定強度を十分に得られないという問題点が
あった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、接着剤を塗布して対物レンズを接着固定させる場合
にも、レンズに歪みを生じさせることなく、かつ接着後
には十分な固定強度を有する光ピックアップ用対物レン
ズの固定構造を得ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる光ピックアップ用対物レンズの固定構
造は、円筒部が挿入される穴を内径とし、鍔部と同径も
しくはそれより小さな径を外径とする円環状に凸設した
立壁部をレンズホルダに設け、この立壁部で対物レンズ
を固定することとした。
[作用] この発明においては円筒部が挿入される穴を内径とし、
鍔部と同径もしくは小さな径を外径とする円環状に凸設
した立壁部をレンズホルダに設け、この立壁部で対物レ
ンズを固定することとしたので、円筒部を穴に挿入し、
鍔部と立壁部とを接してレンズホルダに対物レンズの位
置決めをして、鍔部外周と立壁部外周と接着剤受け部と
に接着剤の層を固着させることができ、且つ接着剤を塗
布する場合にも、第1の受け部と上面部との間に余分な
接着剤が浸透することを防止できる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図について説明する。第1図
はこの考案の一実施例を示す断面図で、第2図と同一符
号は同一又は相当部分を示し、(21)は立壁部、(25)
は立壁部外周を示す。なお、立壁部(21)はレンズホル
ダ(2)の接着剤受け部(24)を対物レンズ(1)の外
周部(15)と同径もしくはそれより小さく削って作成す
ることができる。
この考案による対物レンズの固定構造は第1図に示すよ
うに、立壁部(21)を設けることによって、第1の受け
部(22)と接着剤受け部(24)との間に大きな段差を持
たせることができ、余分な接着剤(4)が第1の受け部
(22)と下面部(14)との間に流れ込みにくい構造とな
り、対物レンズ(1)を接着剤(4)で接着固定する際
に、対物レンズ(1)に歪みを生じさせることがなくな
り、またレンズホルダ(2)に接着剤(4)の層が固着
する箇所が、接着剤受け部(24)と立壁部外周(25)と
の両方となるので、固着面積が増し光軸方向及び半径方
向に対する対物レンズ(1)の固定強度が増して、十分
な強度を確保できることになる。
なお、第1図に示す実施例では立壁部外周(25)の径を
鍔部(13)外周の径とほぼ同径としているが、立壁部外
周(25)の径を鍔部(13)外周の径より小径とすること
により、更に接着剤(4)の流入を防ぎ、より一層対物
レンズの歪みを生じさせにくい構造とすることができ
る。
[考案の効果] この考案は以上説明したように、接着剤受け部と大きな
段差を有する立壁部を設け、この立壁部の立壁部外周と
接着剤受け部とで接着剤の層をレンズホルダに固着させ
る構造としたので、接着剤を塗布する際でも、対物レン
ズの下面部とレンズホルダの第1の受け部との間に接着
剤が浸透するのを防止して、レンズの歪みが生じるのを
防止し、かつレンズの固定強度を十分に確保できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は従来
の固定構造を示す断面図。 (1)は対物レンズ、(2)はレンズホルダ、(4)は
接着剤、(11)はレンズ部、(12)は円筒部、(13)は
鍔部、(14)は下面部、(15)は外周部、(16)は上面
部、(21)は立壁部、(22)は第1の受け部、(23)は
第2の受け部、(24)は接着剤受け部、(25)は立壁部
外周。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すものと
する。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを集光する対物レンズに形成され
    るレンズ部、 このレンズ部上面外周に上記レンズ部と一体形成された
    鍔部、 上記レンズ部下面外周にこのレンズ部と一体形成された
    円筒部、 上記対物レンズを保持するレンズホルダ上に形成され、
    上記円筒部が挿入される穴を内径とし上記鍔部と同径も
    しくは小さな径を外径とする円環状に凸設した立壁部、 上記レンズホルダ上に形成され、上記立壁部外周周辺の
    接着剤受け部とを備え、 上記穴に上記円筒部を挿入し、上記立壁部と上記鍔部と
    で上記対物レンズを上記レンズホルダに位置決めし、上
    記鍔部外周と上記立壁部外周と上記接着剤受け部とを接
    着剤の層で固着することを特徴とする光ピックアップ用
    対物レンズの固定構造。
JP6643988U 1988-05-20 1988-05-20 光ピックアップ用対物レンズの固定構造 Expired - Lifetime JPH0648572Y2 (ja)

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JPH01170330U JPH01170330U (ja) 1989-12-01
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