JPH0648407A - 包装機の耳折り装置 - Google Patents

包装機の耳折り装置

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JPH0648407A
JPH0648407A JP19407692A JP19407692A JPH0648407A JP H0648407 A JPH0648407 A JP H0648407A JP 19407692 A JP19407692 A JP 19407692A JP 19407692 A JP19407692 A JP 19407692A JP H0648407 A JPH0648407 A JP H0648407A
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JP
Japan
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folding
flap
side flaps
contents
flaps
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JP19407692A
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English (en)
Inventor
Minoru Sato
実 佐藤
Heiuemon Akiyama
平右衛門 秋山
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 張出し端部の張出し長さが開口する側面の幅
寸法の半分より長くなっても両サイドフラップを互いに
干渉させず下フラップと上フラップを台形状に折り畳
む。 【構成】 一対の横折りガイド1,1を接動して両サイ
ドフラップA2,A2の上下両端近くのどちらか一方と
上下中間部に夫々突き当てることにより、両サイドフラ
ップA2,A2の略全体が夫々内方へ折り込まれて、上
フラップA4及び下フラップA3の両側端が徐々に折り
込まれると同時に、切断刃2,2が両サイドフラップA
2,A2の上下両端近くのどちらか一方の基端付近に圧
接して夫々先端まで略水平状に切断し、上フラップA4
か下フラップA3の両側端の折り込みが止まり、更に両
サイドフラップA2,A2の折り込みタイミングをずら
すことにより、両サイドフラップA2,A2の先端部が
内容物Bの開口する側面B1に沿って重ね合わされるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多数積み重ねら
れた紙や本、又は長手方向へジグザグ形に折り重なった
帯状の布や織物、或いは集積された多数の箱などの略直
方体形状の内容物を包装シートで被包する上包み包装機
の耳折り装置、詳しくは包装シートが胴巻きされた略直
方体形状の内容物の開口する側面と同一平面上に、この
開口する側面から四角筒状に突出する包装シートの張出
し端部の両サイドフラップと夫々対向して一対の横折り
ガイドを接離動自在に配設し、これら横折りガイドの接
動に伴って張出し端部の両サイドフラップを内容物の開
口する側面沿いに夫々内方へ折り込んでから、張出し端
部の下フラップと上フラップを内容物の開口する側面沿
いに夫々折り込むものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装機の耳折り装置とし
て、例えば実開平3−32004号公報に開示される如
く、一対の横折りガイドの上下寸法を夫々内容物の上下
寸法より若干小さく形成して、これらの横折りガイドに
サイドフラップの上下端部近くと夫々対向する突起を突
設し、横折りガイドの接動に伴って上下の突起がサイド
フラップの上下端部近くに夫々突き当たってから、内容
物の開口する側面に沿って水平移動することにより、サ
イドフラップの上下端部が夫々の基端から先端まで直線
状態のまま押圧され、サイドフラップの基端を直角状に
折り曲げてサイドフラップ全体が開口する側面に沿わさ
れると同時に、上フラップ及び下フラップの両側端が夫
々折り込まれて斜め45度に折り畳まれ、更に両サイド
フラップと上フラップ及び下フラップとの間に水平な折
り目を付けて、上下の隙間から水平状に突出させるもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の包装機の耳折り装置では、両サイドフラップの
略全体が開口する側面に沿って折り込まれるため、開口
する側面の幅寸法が内容物の高さ寸法より短くて、張出
し端部の張出し長さが開口する側面の幅寸法の半分より
長くなると、両サイドフラップの折り込む時に夫々の先
端部が略全長に亙って互いに干渉し合い、両サイドフラ
ップの略全体を開口する側面沿いに折り込めず、包装不
能になるという問題がある。
【0004】そこで、これを防止するために両サイドフ
ラップの折り込みタイミングをずらして、両サイドフラ
ップの略全長を開口する側面に沿って重ね合わせること
が考えられるが、しかし、この場合には、両サイドフラ
ップの折り込みにより上フラップと下フラップの両側端
が夫々折り込まれて、これら上フラップと下フラップの
先端が夫々直角以下になってしまい、これらを無理して
折り込むと、上フラップと下フラップの先端が二重に折
り畳まれて、その折り込み端がフラップ外へ突出して外
観が悪くなるという問題がある。
【0005】また、両サイドフラップの折り込みに伴っ
て下フラップ及び上フラップの両側端が夫々斜め45度
に折り畳まれるため、内容物Bの開口する側面Bの幅寸
法が内容物の上下高さ寸法より若干短くて、各張出し端
部の張出し長さが開口する側面の幅寸法の約半分になる
と、両サイドフラップの折り込みによって上フラップと
下フラップが夫々直角三角形に近い形状に折り畳まれて
しまい、予め上フラップの先端中央部か又は下フラップ
の先端中央部となる位置に粘着テープの一部を突出して
貼り付け、この粘着テープを耳折りが終了する時に上フ
ラップと下フラップに亙り貼り付けて封鎖するようにし
た場合には、この予め貼り付けた粘着テープが上フラッ
プ及び下フラップの両側端が夫々斜め45度に折り込ま
れると同時に、折り曲げられて上フラップと下フラップ
の内面に接着し、貼り付け不能になるという問題があ
る。
【0006】本発明は斯かる従来事情に鑑み、張出し端
部の張出し長さが開口する側面の幅寸法の半分より長く
なっても両サイドフラップを互いに干渉させず下フラッ
プと上フラップを台形状に折り畳むことを目的とし、張
出し端部の張出し長さが開口する側面の幅寸法の約半分
になっても上フラップか下フラップの少なくともどちら
か一方を台形状に折り畳むことを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、一対の横折りガイドを
両サイドフラップの上下端部近くのどちらか一方と上下
中間部に夫々対向して設け、両サイドフラップの上下端
部近くのどちらか一方と対向する横折りガイドの折り込
み面に、切断刃を該折り込み面の接動方向先端位置から
適宜間隔を開けて内容物の開口する側面へ向け突設する
と共に、両サイドフラップの折り込みタイミングを時間
的にずらしたことを特徴とするものである。
【0008】そして、一対の横折りガイドを両サイドフ
ラップの上下端部近くに夫々対向して設け、これら両サ
イドフラップの上下端部近くのどちらか一方に対向する
横折りガイドの折り込み面に、切断刃を該折り込み面の
接動方向先端位置から適宜間隔を開けて内容物の開口す
る側面へ向け突設したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、一対の横折
りガイドを接動して両サイドフラップの上下両端近くの
どちらか一方と上下中間部に夫々突き当てることによ
り、両サイドフラップの略全体が内方へ折り込まれて、
上フラップ及び下フラップの両側端が徐々に折り込まれ
ると同時に、切断刃が両サイドフラップの上下両端近く
のどちらか一方の基端付近に圧接して夫々先端まで略水
平状に切断し、上フラップか下フラップの両側端の折り
込みが止まり、更に両サイドフラップの折り込みタイミ
ングをずらすことにより、両サイドフラップの先端部が
内容物の開口する側面に沿って重ね合わされるものであ
る。
【0010】また、一対の横折りガイドを接動して両サ
イドフラップの上下両端近くに夫々突き当てることによ
り、両サイドフラップの略全体が内方へ折り込まれて、
上フラップ及び下フラップの両側端が徐々に折り込まれ
ると同時に、切断刃が少なくとも両サイドフラップの上
下両端近くのどちらか一方の基端付近に圧接して夫々先
端まで略水平状に切断し、上フラップか下フラップの両
側端の折り込みが止まるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】この実施例は図4及び図5に示す如く、包
装シートAの一側端部A5の中央位置及び両端部、詳し
くは両張り出し端部A1,A1の上フラップA4,A4
の先端中央部となる位置に夫々粘着テープC1,C2,
C2の一部を突出して貼着し、この粘着テープC1,C
2,C2が貼着された包装シートAをエレベーターDの
上方に供給し、この供給された包装シートA上に略直方
体形状の内容物Bを載せ、これら包装シートA及び内容
物BをエレベーターDで下降させることにより、包装シ
ートAを内容物Bの両側面B2,B2に沿って略U字形
に折り上げ、その後、胴巻きガイドE,Eを互いに接近
する方向へ接動させることにより、包装シートAの両側
端部A5,A5を内容物Bの上面B3沿いに折り込みな
がら幅方向中央位置で重ね合わせると同時に、これら両
側端部A5,A5に亙り粘着テープC1,C2,C2の
突出した部分を貼り付け封鎖して、胴巻き工程が終了す
るものである。
【0013】そして、上記エレベーターDによる内容物
Bの下降途中には、胴巻きされた包装シートAの各張り
出し端部A1の両サイドフラップA2,A2と夫々対向
する一対の横折りガイド1,1を設け、下降したエレベ
ーターDの上面D1に沿って内容物Bを水平に移送する
プッシャー3を設けると共に、この水平移送した各張り
出し端部A1の下フラップA3を折り上げる上折りガイ
ド4を配設し、この上折りガイド4の上方には、水平移
送された後にエレベーターDで上昇した各張り出し端部
A1の上フラップA4を折り下げる下折りガイド5を設
ける。
【0014】横折りガイド1,1は、その上下寸法を内
容物Bの上下高さ寸法より遥かに小さく形成され、下降
した内容物Bの開口する側面B1と同一平面上に、折り
込み面1a,1aを両サイドフラップA2,A2の上下
端部近くのどちらか一方に、折り込み面1b,1bを両
サイドフラップA2,A2の上下中間部に夫々対向させ
て内容物Bの移送方向へ接離動自在に配設し、夫々に例
えばステッピングモーターなどの駆動部を連設して、こ
れら駆動部により接離動させる。
【0015】横折りガイド1,1の駆動部は、図示しな
い制御部により作動制御され、その初期状態で横折りガ
イド1,1をエレベーターDによる包装シートA及び内
容物Bの下降の邪魔にならない位置に離して待機させ、
胴巻きが終了してから横折りガイド1,1を互いに接近
する方向へ移動(以下接動という)させて、少なくとも
各張り出し端部A1の張出し長さが開口する側面B1の
幅寸法の半分より長い場合には、両サイドフラップA
2,A2の折り込みタイミングを時間的にずらし、更に
後述するプッシャー3の前進と連動して内容物Bの移送
方向下流側に配置される横折りガイド1だけか、又は横
折りガイド1,1の両方を同速度で前進させ、この下流
側に配置される横折りガイド1がその待機位置付近まで
移動してから、下流側の横折りガイド1を後退すること
により、互いに離れる方向へ移動(以下離動という)さ
せて初期状態に戻す。
【0016】本実施例では、内容物Bの開口する側面B
1の幅寸法が内容物Bの上下高さ寸法より短くて、各張
り出し端部A1の張出し長さが開口する側面B1の幅寸
法の半分より長い場合を示し、横折りガイド1,1の待
機位置を内容物Bの開口する側面B1の幅方向中央位置
から異なる距離を開けて配置して、これらの待機位置か
ら横折りガイド1,1を同速度で接動させ、開口する側
面B1の幅方向中央位置から内容物Bの移送方向下流側
へずれた位置で横折りガイド1,1の接動が終了するこ
とにより、各張り出し端部A1の両サイドフラップA
2,A2の折り込みタイミングを時間的にずらしてい
る。
【0017】そして、両サイドフラップA2,A2の上
下端部近くのどちらか一方と対向する横折りガイド1,
1の折り込み面1a,1aに、切断刃2,2を該折り込
み面1a,1aの接動方向先端位置から適宜間隔を開け
て開口する側面B1へ向け突設する。
【0018】図示例では、両サイドフラップA2,A2
の上端部近くと対向する横折りガイド1,1の先端面1
c,1cを、開口する側面B1の通過位置から所定寸法
離れた位置に配置して、この先端面1c,1cに夫々切
断刃2,2を突設すると共に、これら切断刃2,2の先
端と開口する側面B1の通過位置との間に、カバー2
a,2aを横折りガイド1,1の移動方向へ回転自在に
配置して、カバー2a,2aが横折りガイド1,1の接
動方向へ回転した時に、切断刃2,2の先端を覆いなが
ら、カバー2a,2aの先端面を開口する側面B1の通
過位置側へ突出して接近する折り込み面1a,1aと
し、これと逆にカバー2a,2aが横折りガイド1,1
の離動方向へ回転した時に、側面B1の通過位置へ向け
て切断刃2,2を露出させる。
【0019】更に、これらカバー2a,2aの基端に
は、例えばV字形の板バネなどの弾性体2b,2bを配
設して、カバー2a,2aを横折りガイド1,1の接動
方向へ常時付勢する。
【0020】プッシャー3は、上記胴巻きガイドE,E
の下方に、胴巻きした内容物Bの移送方向上流側の側面
B2と対向して内容物Bの移送方向へ往復動自在に配設
し、その押送面3aの高さ寸法を最大サイズの内容物B
の高さ寸法より大きく形成すると共に、例えばステッピ
ングモーターなどの駆動部を連設して、これら駆動部に
より内容物Bの移送方向へ移動させる。
【0021】プッシャー3の駆動部は、制御部により作
動制御され、その初期状態で押送面3aを内容物Bの移
送方向上流側の側面B2と同一垂直面上に待機させ、横
折りガイド1,1の接動が終了した直後に前進して下流
側に配置される横折りガイド1の待機位置より下流位置
まで移動させ、エレベーターDの上昇途中か、又は上昇
終了直後に上流側へ後退させて初期状態に戻す。
【0022】上折りガイド4は、胴巻きした内容物Bの
開口する側面B1と同一水平面上に、しかも下流側に配
置される横折りガイド1の待機位置より下流側に立設さ
れ、下フラップA3と対向する折り上げ辺4aを略水平
に形成して上下動自在に支持して、上記プッシャー3の
前進が終了してからエレベーターDの上昇が開始される
までの間に内容物Bの開口する側面B1に沿って上昇さ
せるか、又は折り上げ辺4aを上り傾斜させて移動不能
に固定し、この折り上げ辺4aにプッシャー3で移送さ
れた下フラップA3が突き当たって、これらを開口する
側面B1沿いに折り上げる。
【0023】下折りガイド5は、上記上折りガイド4の
上方でしかも下フラップA3が折り上げられた内容物B
の開口する側面B1と同一垂直面上に、上フラップA4
と上下方向へ対向して内容物Bの移送方向と直交する左
右水平方向へ往復動自在に配設し、前記エレベーターD
による内容物Bの上昇時に内端5aを内容物Bの開口す
る側面B1へ向けて突出させることにより、上フラップ
A4が突き当たって内容物Bの開口する側面B1沿いに
折り下げ、これら左右の内端5a,5aの間を内容物B
が通過した後に、その下面B4に沿って更に突出させ
る。
【0024】更に、下折りガイド5の近くには、例えば
バネなどの弾性体を介して複数個のラッチ6…を夫々出
没動自在に配設し、その初期状態で弾性体によりラッチ
6…を突出させ、前記エレベーターDによる内容物Bの
上昇時に両側面B2,B2と当接して没入させると共
に、内容物Bの下面B4が通過した後に弾性体でラッチ
6…を突出させる。
【0025】一方、前記制御部は、上述したエレベータ
ーDの駆動部、胴巻きガイドE,Eの駆動部、横折りガ
イド1,1の駆動部、プッシャー3の駆動部、上折りガ
イド4の駆動部、下折りガイド5の駆動部など以外に
も、シート繰り出し開始スイッチS1及び、包装開始ス
イッチS2などと夫々電気的に連通し、このシート繰り
出し開始スイッチS1を手動操作することにより、包装
シートAをエレベーターDの上方に一枚ずつ供給する。
【0026】そして、この状態から包装シートA上に内
容物Bを載せて包装開始スイッチS2を手動操作するこ
とにより、エレベーターDの駆動部、胴巻きガイドE,
Eの駆動部、横折りガイド1,1の駆動部、プッシャー
3の駆動部、上折りガイド4の駆動部、下折りガイド5
の駆動部などを順次作動させて、この内容物Bの包装を
開始すると同時に、次の包装シートAを一枚供給する。
【0027】次に、斯かる包装機の耳折り装置の作動に
ついて説明する。
【0028】先ず、シート繰り出し開始スイッチS1の
手動操作により、粘着テープC1,C2,C2の一部を
突出して貼り付けた包装シートAがエレベーターDの上
方に一枚供給され、この包装シートA上に図4に示す如
く内容物Bを位置決めして載せてから、包装開始スイッ
チS2を手動操作すると、エレベーターDが下降して包
装シートAが内容物Bの両側面B2,B2に沿って略U
字形に折り上げられる。
【0029】これに続いて、胴巻きガイドE,Eが接動
して包装シートAの両側端部A5,A5が内容物Bの上
面B3沿いに折り込まれて重ね合わされると同時に、こ
れら両側端部A5,A5に亙り粘着テープC1,C2,
C2の突出した部分が貼り付けられて封鎖し、胴巻き工
程が終了する。
【0030】その後、図1及び図2に示す如く横折りガ
イド1,1の接動が開始されて、上下の折り込み面1
a,1a、1b,1bを時間的にずらしながら各張り出
し端部A1の両サイドフラップA2,A2の上端部近く
と上下中間部に夫々突き当て、この状態ではカバー2
a,2aが弾性体2b,2bにより切断刃2,2を覆っ
ているため、これら両サイドフラップA2,A2の略全
体が夫々時間的にずれて内方へ折り込まれる。
【0031】これにより下フラップA3及び上フラップ
A4の両側端が徐々に折り込まれると同時に、折り込ん
だ両サイドフラップA2,A2の上端部近くと内容物B
の開口する側面B1との間に空間ができ、そのため両サ
イドフラップA2,A2の上端部近くに折り込み面1
a,1aを構成するカバー2a,2aの先端面が圧接
し、夫々の弾性体2b,2bを変形させて、カバー2
a,2aが横折りガイド1,1の離動方向へ回転し、こ
れにより少し遅れて切断刃2,2の先端が露出し、両サ
イドフラップA2,A2の上端部近くの基端付近に圧接
されて切断を開始する。
【0032】その後の横折りガイド1,1の接動で、図
3に示す如く上流側のサイドフラップA2が先端まで略
水平状に切断すると同時に、下流側のサイドフラップA
2が途中まで略水平状に切断し、これにより上流側のサ
イドフラップA2が内容物Bの開口する側面B1に沿わ
されると共に、上フラップA4の両側端の折り込みが途
中で止まり、横折りガイド1,1の接動が終了する。
【0033】これに続き、プッシャー3が前進して下降
したエレベーターDの上面D1沿いに内容物Bを押送
し、これにより下流側のサイドフラップA2が先端まで
切断され、両サイドフラップA2,A2の先端部が内容
物Bの開口する側面B1に沿って重ね合わされ、その
後、下流側に配置される横折りガイド1だけか、又は横
折りガイド1,1の両方が折り込んだ両サイドフラップ
A2,A2と当接したまま前進し、両サイドフラップA
2,A2が折り込まれた状態を保持して、水平に突出し
た下フラップA3が上折りガイド4に突き当たる。
【0034】これにより両サイドフラップA2,A2の
下部に夫々開口する側面B1の下方の角へ向け斜めの折
り目f1,f1が付けられ、下フラップA3の両側端の
折り込みが途中で止まって台形状に折り畳まれながら開
口する側面B1沿いに折り上げられ、これに続き、エレ
ベーター1が上昇して上フラップA4が下折りガイド5
に突き当たり、これにより図4に示す如く上記切断刃
2,2による切れ目f2,f2に沿って上フラップA4
が台形状に折り畳まれながら開口する側面B1沿いに折
り下げられると同時に、下フラップA3の外側に重ね合
わせる。
【0035】従って、予め上フラップA4の先端中央部
に貼り付けられた粘着テープC2が両サイドフラップA
2,A2の折り込みにより折り曲げられず、直線状に維
持されたまま該粘着テープC2の突出した部分を下フラ
ップA3へ亙り貼り付けて封鎖し、耳折り工程が終了す
る。
【0036】この耳折りが終了した内容物Bは、左右の
下折りガイド5,5とラッチ6…で支持され、次の内容
物Bの包装が開始されてエレベーターDが下降を開始す
ると共に、左右の下折りガイド5,5が互いに離れる方
向へ移動してもラッチ6…により下降せず、包装終了後
の内容物Bを取り除かずに次の内容物Bを包装した場合
には、これら内容物Bがラッチ6…上に積み重ねられ
る。
【0037】また、各張り出し端部A1より突出する粘
着テープC2,C2の先端が耳折り終了後に内容物Bの
下方へ突出する場合には、下折りガイド5により下方へ
突出する粘着テープC2,C2の先端を内容物Bの下面
B4沿いに折り込んで貼り付けられ、そして、各張り出
し端部A1の突出長さが内容物Bの高さ寸法より長い場
合には、下折りガイド5により上フラップA4の先端を
内容物Bの下面B4沿いに折り込むと同時に、これら両
者に亙り粘着テープC2,C2の突出した部分が貼り付
けられて封鎖する。
【0038】更に、内容物Bの外形寸法がサイズ変更に
なってその高さ寸法が変更された時には、エレベーター
Dの下限位置を変え、上折りガイド4の高さ位置と横折
りガイド1,1の高さ位置を変え、内容物Bの幅寸法が
変更された時には、胴巻きガイドE,Eを夫々内容物B
の移送方向へ移動してこれらの間隔を変え、内容物Bの
長さ寸法が変更された時には、左右の上折りガイド4,
4、下折りガイド5,5を夫々左右方向へ移動してこれ
らの間隔を変える。
【0039】一方、図6及び図7に示すものは本発明の
他の実施例であり、このものは、内容物Bの開口する側
面B1の幅寸法が内容物Bの上下高さ寸法より若干短く
て、各張り出し端部A1の張出し長さが開口する側面B
1の幅寸法の約半分に相当する場合を示し、両サイドフ
ラップA2,A2の上端部近くに横折りガイド1,1の
折り込み面1d,1dを、両サイドフラップA2,A2
の下端部近くに折り込み面1e,1eを夫々対向させて
内容物Bの移送方向へ接離動自在に配設し、これら横折
りガイド1,1の折り込み面1d,1d,1e,1eの
上下どちらか一方に、切断刃2,2を該折り込み面1
d,1d,1e,1eの接動方向先端位置から適宜間隔
を開けて開口する側面B1へ向け突設したものである。
【0040】図示例では、両サイドフラップA2,A2
の上端部近くと対向する横折りガイド1,1の先端面
を、開口する側面B1の通過位置から所定寸法離れた位
置に配置して折り込み面1d,1dとし、この折り込み
面1d,1dに夫々切断刃2,2の先端を開口する側面
B1の通過位置から若干離して露出状に突設したもので
ある。
【0041】従って、図6及び図7のものは、横折りガ
イド1,1の接動が開始されると、上下の折り込み面1
d,1d、1e,1eの接動方向先端を各張り出し端部
A1の両サイドフラップA2,A2の上下端部近くに夫
々突き当て、これら両サイドフラップA2,A2の略全
体が夫々内方へ折り込まれると同時に、下フラップA3
及び上フラップA4の両側端が徐々に折り込まれ、これ
より少し遅れて切断刃2,2の先端が両サイドフラップ
A2,A2の上端部近くの基端付近に圧接されて切断を
開始し、その後の横折りガイド1,1の接動で、両サイ
ドフラップA2,A2の上端部近くの先端まで夫々略水
平状に切断し、これにより上フラップA4の両側端の折
り込みが途中で止まって、その後の上フラップA4の折
り下げ時に台形状に折り畳まれる。
【0042】これにより上フラップA4の両側端の折り
込みが途中で止まって、その後の上フラップA4の折り
下げ時に台形状に折り畳まれ、予め上フラップA4の先
端中央部に貼り付けられた粘着テープC2が折り曲げら
れず、直線状に維持されたまま下フラップA3へ亙り貼
り付けて封鎖する。
【0043】尚、前示実施例では、一対の横折りガイド
1,1を夫々接離動自在に設けたが、これに限定され
ず、どちらか一方だけを往復動して接離動させても良
く、また図示例では、両サイドフラップA2,A2の上
端部近くと対向する横折りガイド1,1の折り込み面1
d,1dに切断刃2,2を夫々突設し、下フラップA3
の折り上げ後に上フラップA4を折り下げて、該上フラ
ップA4の先端中央部となる位置に予め貼着した粘着テ
ープC2を下フラップA3に貼り付けたが、これに限定
されず、両サイドフラップA2,A2の下端部近くと対
向する横折りガイド1,1の折り込み面1e,1eに切
断刃2,2を夫々突設し、上フラップA4の折り下げ後
に下フラップA3を折り上げて、該下フラップA3の先
端中央部となる位置に貼着した粘着テープC2を上フラ
ップA4に貼り付けても良い。
【0044】更に、横折りガイド1,1の待機位置と接
動終了位置を内容物Bの開口する側面B1の幅方向中央
位置からどちらか一方へずらして、横折りガイド1,1
を同速度で接動させることにより、各張り出し端部A1
の両サイドフラップA2,A2の折り込みタイミングを
時間的にずらしたが、これに限定されず、横折りガイド
1,1の待機位置を内容物Bの開口する側面B1の幅方
向中央位置から同じ距離をおいて配置し、横折りガイド
1,1を異なる速度で接動させて接動終了位置を側面B
1の幅方向中央位置からどちらか一方へずらしても良
く、また、各張り出し端部A1の張出し長さが開口する
側面B1の幅寸法の約半分に相当する場合には、両サイ
ドフラップA2,A2の折り込みタイミングを時間的に
ずらさなくても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、以下の
利点を有する。
【0046】1.一対の横折りガイドを接動して両サイ
ドフラップの上下両端近くのどちらか一方と上下中間部
に夫々突き当てることにより、両サイドフラップの略全
体が内方へ折り込まれて、上フラップ及び下フラップの
両側端が徐々に折り込まれると同時に、切断刃が両サイ
ドフラップの上下両端近くのどちらか一方の基端付近に
圧接して夫々先端まで略水平状に切断し、上フラップか
下フラップの両側端の折り込みが止まり、更に両サイド
フラップの折り込みタイミングをずらすことにより、両
サイドフラップの先端部が内容物の開口する側面に沿っ
て重ね合わされるので、張出し端部の張出し長さが開口
する側面の幅寸法の約半分になっても両サイドフラップ
を互いに干渉させず下フラップと上フラップを台形状に
折り畳める。
【0047】従って、両サイドフラップの略全体が開口
する側面に沿って折り込まれる従来のものに比べ、張出
し端部の張出し長さが開口する側面の幅寸法の半分より
長くなっても両サイドフラップを折り込めると共に、上
フラップと下フラップを外観良く折り畳められ、その結
果、開口する側面の幅寸法が内容物の高さ寸法より短い
場合でも包装可能となり、しかも、上フラップと下フラ
ップの先端が二重に折り畳まれることがなく、その折り
込み端がフラップ外へ突出せず外観が低下しない。
【0048】2.一対の横折りガイドを接動して両サイ
ドフラップの上下両端近くに夫々突き当てることによ
り、両サイドフラップの略全体が内方へ折り込まれて、
上フラップ及び下フラップの両側端が徐々に折り込まれ
ると同時に、切断刃が少なくとも両サイドフラップの上
下両端近くのどちらか一方の基端付近に圧接して夫々先
端まで略水平状に切断し、上フラップか下フラップの両
側端の折り込みが止まるので、張出し端部の張出し長さ
が開口する側面の幅寸法の半分になっても上フラップか
下フラップの少なくともどちらか一方を台形状に折り畳
める。
【0049】従って、両サイドフラップの折り込みに伴
って下フラップ及び上フラップの両側端が夫々斜め45
度に折り畳まれる従来のものに比べ、張出し端部の張出
し長さが開口する側面の幅寸法のの約半分になっても上
フラップと下フラップが夫々直角三角形に近い形状に折
り畳まれず、予め台形状に折り畳まれる上フラップの先
端中央部か又は下フラップの先端中央部に粘着テープの
一部を突出して貼り付ければ、両サイドフラップの折り
込みにより粘着テープが折り曲げられず、耳折りが終了
する時に粘着テープを上フラップと下フラップに亙り貼
り付けて封鎖できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す包装機の耳折り装置の
部分的な平面図でサイドフラップの折り込み開始時を示
すものである。
【図2】同部分的な拡大正面図で一部切欠して示すもの
である。
【図3】折り込み終了直前の状態を示す部分的な横断平
面図である。
【図4】装置全体を示す縮小縦断正面図で包装開始と包
装終了時を同時に示すものである。
【図5】同縮小平面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す包装機の耳折り装置
の部分的な横断平面図でサイドフラップの折り込み時を
示すものである。
【図7】同部分な拡大正面図で一部切欠して示すもので
ある。
【符号の説明】
A 包装シート A1 張り出し端
部 A2 サイドフラップ A3 下フラップ A4 上フラップ B 内容物 B1 開口する側面 1 横折りガイ
ド 1a 折り込み面 1d 折り込み面 2 切断刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シートが胴巻きされた略直方体形状
    の内容物の開口する側面と同一平面上に、この開口する
    側面から四角筒状に突出する包装シートの張出し端部の
    両サイドフラップと夫々対向して一対の横折りガイドを
    接離動自在に配設し、これら横折りガイドの接動に伴っ
    て張出し端部の両サイドフラップを内容物の開口する側
    面沿いに夫々内方へ折り込んでから、張出し端部の下フ
    ラップと上フラップを内容物の開口する側面沿いに夫々
    折り込む包装機の耳折り装置において、前記一対の横折
    りガイドを両サイドフラップの上下端部近くのどちらか
    一方と上下中間部に夫々対向して設け、両サイドフラッ
    プの上下端部近くのどちらか一方と対向する横折りガイ
    ドの折り込み面に、切断刃を該折り込み面の接動方向先
    端位置から適宜間隔を開けて内容物の開口する側面へ向
    け突設すると共に、両サイドフラップの折り込みタイミ
    ングを時間的にずらしたことを特徴とする包装機の耳折
    り装置。
  2. 【請求項2】 包装シートが胴巻きされた略直方体形状
    の内容物の開口する側面と同一平面上に、この開口する
    側面から四角筒状に突出する包装シートの張出し端部の
    両サイドフラップと夫々対向して一対の横折りガイドを
    接離動自在に配設し、これら横折りガイドの接動に伴っ
    て張出し端部の両サイドフラップを内容物の開口する側
    面沿いに夫々内方へ折り込んでから、張出し端部の下フ
    ラップと上フラップを内容物の開口する側面沿いに夫々
    折り込む包装機の耳折り装置において、前記一対の横折
    りガイドを両サイドフラップの上下端部近くに夫々対向
    して設け、これら両サイドフラップの上下端部近くのど
    ちらか一方に対向する横折りガイドの折り込み面に、切
    断刃を該折り込み面の接動方向先端位置から適宜間隔を
    開けて内容物の開口する側面へ向け突設したことを特徴
    とする包装機の耳折り装置。
JP19407692A 1992-07-21 1992-07-21 包装機の耳折り装置 Pending JPH0648407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155588A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社パックマン 包装装置
JP2016159982A (ja) * 2016-01-12 2016-09-05 株式会社パックマン 包装装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155588A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社パックマン 包装装置
JP2016159982A (ja) * 2016-01-12 2016-09-05 株式会社パックマン 包装装置

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